JP2000104831A - 密封装置 - Google Patents
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7816—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
- F16C33/783—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material of the mounting region
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- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7846—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C43/00—Assembling bearings
- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
- F16C43/045—Mounting or replacing seals
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 相手部品２２の内周側に嵌着される板状のシ
ール部材１を備えた密封装置において、シール部材１の
相手部品２２に対する密接圧力を高め、もってシール性
を向上させることが可能な密封装置を提供する。 【解決手段】 相手部品２２の内周側に嵌着されたとき
に径方向に圧縮されるとともに軸方向に弾性変形して相
手部品２２のシール面２５に密接する板バネ部２が、板
状のシール部材１の外周部１ａに設けられている。
ール部材１を備えた密封装置において、シール部材１の
相手部品２２に対する密接圧力を高め、もってシール性
を向上させることが可能な密封装置を提供する。 【解決手段】 相手部品２２の内周側に嵌着されたとき
に径方向に圧縮されるとともに軸方向に弾性変形して相
手部品２２のシール面２５に密接する板バネ部２が、板
状のシール部材１の外周部１ａに設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置に係り、
更に詳しくは、相手部品の内周側に嵌着される板状のシ
ール部材を備えた密封装置に関するものである。
更に詳しくは、相手部品の内周側に嵌着される板状のシ
ール部材を備えた密封装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図８に示す密封装置が知られ
ており、以下のように構成されている。
ており、以下のように構成されている。
【０００３】すなわち先ず、装着ないしシールについて
の相手部品であるベアリング２１のアウターレース２２
の内周側に嵌着される板状のシール部材５１が備えられ
ており、このシール部材５１がその外周部において、ア
ウターレース２２の内周面に形成された環状の装着溝２
３に嵌着されるとともに、その内周部においてインナー
レース２４に摺動自在に密接している。板状のシール部
材５１は、環状ないし蛇の目状を呈する金属板５２にゴ
ム状弾性体５３を加硫接着したものであって、このゴム
状弾性体５３が、アウターレース２２の装着溝２３の内
面に密接する外周シール部５４と、インナーレース２４
に摺動自在に密接するリップ状の内周シール部５５と、
両シール部５４，５５を連結する連結部５６とを一体に
備えている。
の相手部品であるベアリング２１のアウターレース２２
の内周側に嵌着される板状のシール部材５１が備えられ
ており、このシール部材５１がその外周部において、ア
ウターレース２２の内周面に形成された環状の装着溝２
３に嵌着されるとともに、その内周部においてインナー
レース２４に摺動自在に密接している。板状のシール部
材５１は、環状ないし蛇の目状を呈する金属板５２にゴ
ム状弾性体５３を加硫接着したものであって、このゴム
状弾性体５３が、アウターレース２２の装着溝２３の内
面に密接する外周シール部５４と、インナーレース２４
に摺動自在に密接するリップ状の内周シール部５５と、
両シール部５４，５５を連結する連結部５６とを一体に
備えている。
【０００４】しかしながら、上記従来の密封装置におい
ては、板状のシール部材５１と相手部品であるアウター
レース２２との間のシールが、装着溝２３の内面に密接
するゴム状弾性体５３の外周シール部５４の弾性のみを
利用して行なわれる構造であるために、密接圧力を大き
く設定することができず、よってシール性に支障を来す
ことがある。
ては、板状のシール部材５１と相手部品であるアウター
レース２２との間のシールが、装着溝２３の内面に密接
するゴム状弾性体５３の外周シール部５４の弾性のみを
利用して行なわれる構造であるために、密接圧力を大き
く設定することができず、よってシール性に支障を来す
ことがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、相手部品の内周側に嵌着される板状のシール部材を
備えた密封装置において、シール部材の相手部品に対す
る密接圧力を高め、もってシール性を向上させることが
可能な密封装置を提供することを目的とする。
み、相手部品の内周側に嵌着される板状のシール部材を
備えた密封装置において、シール部材の相手部品に対す
る密接圧力を高め、もってシール性を向上させることが
可能な密封装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項１による密封装置は、相手部品の内
周側に嵌着されたときに径方向に圧縮されるとともに軸
方向に弾性変形して前記相手部品のシール面に密接する
板バネ部が、板状のシール部材の外周部に設けられてい
ることにした。
め、本発明の請求項１による密封装置は、相手部品の内
周側に嵌着されたときに径方向に圧縮されるとともに軸
方向に弾性変形して前記相手部品のシール面に密接する
板バネ部が、板状のシール部材の外周部に設けられてい
ることにした。
【０００７】また、本発明の請求項２による密封装置
は、上記した請求項１の密封装置において、板状のシー
ル部材が、相手部品の内周側に嵌着される金属板と、前
記金属板の少なくとも片面に被着されたゴム状弾性材製
のシール材とを備えていることにした。
は、上記した請求項１の密封装置において、板状のシー
ル部材が、相手部品の内周側に嵌着される金属板と、前
記金属板の少なくとも片面に被着されたゴム状弾性材製
のシール材とを備えていることにした。
【０００８】また、本発明の請求項３による密封装置
は、上記した請求項１または２の密封装置において、嵌
着により径方向内方に向けて作用する嵌合荷重が板状の
シール部材の内周部に及んだときに前記内周部が変形し
ないように、前記内周部または板バネ部の内周側に補強
部が設けられていることにした。
は、上記した請求項１または２の密封装置において、嵌
着により径方向内方に向けて作用する嵌合荷重が板状の
シール部材の内周部に及んだときに前記内周部が変形し
ないように、前記内周部または板バネ部の内周側に補強
部が設けられていることにした。
【０００９】上記構成を備えた本発明の請求項１による
密封装置のように、相手部品の内周側に嵌着されたとき
に径方向に圧縮されるとともに軸方向に弾性変形して相
手部品のシール面に密接する板バネ部が板状のシール部
材の外周部に設けられていると、この板バネ部の弾性に
より、シール部材の外周部が相手部品のシール面に対し
て比較的強く密接する。
密封装置のように、相手部品の内周側に嵌着されたとき
に径方向に圧縮されるとともに軸方向に弾性変形して相
手部品のシール面に密接する板バネ部が板状のシール部
材の外周部に設けられていると、この板バネ部の弾性に
より、シール部材の外周部が相手部品のシール面に対し
て比較的強く密接する。
【００１０】また請求項２のように、シール部材が金属
板およびゴム状弾性材製のシール材を備えていると、金
属板に設けられる板バネ部の弾性により、金属板に被着
されたシール材が相手部品のシール面に対して比較的強
く密接する。
板およびゴム状弾性材製のシール材を備えていると、金
属板に設けられる板バネ部の弾性により、金属板に被着
されたシール材が相手部品のシール面に対して比較的強
く密接する。
【００１１】また請求項３のように、嵌着により径方向
内方に向けて作用する嵌合荷重が板状のシール部材の内
周部に及んだときに内周部が変形しないように内周部ま
たは板バネ部の内周側に補強部が設けられていると、こ
の補強部の補強作用により内周部が変形せず、この分、
板バネ部が軸方向に大きく弾性変形する。したがって相
手部材に対する密接圧力を一層大きくすることが可能と
なる。
内方に向けて作用する嵌合荷重が板状のシール部材の内
周部に及んだときに内周部が変形しないように内周部ま
たは板バネ部の内周側に補強部が設けられていると、こ
の補強部の補強作用により内周部が変形せず、この分、
板バネ部が軸方向に大きく弾性変形する。したがって相
手部材に対する密接圧力を一層大きくすることが可能と
なる。
【００１２】本発明の対象は、上記したように相手部品
の内周側に嵌着される板状のシール部材を備えた密封装
置であり、この密封装置には、その種類として多様なも
のが含まれる。上記したベアリングシールや、ハードデ
ィスクドライブ（ＨＤＤ）用のスピンドルシールガスケ
ット、または内周部にシールリップを備えたその他のオ
イルシール等もその一例である。
の内周側に嵌着される板状のシール部材を備えた密封装
置であり、この密封装置には、その種類として多様なも
のが含まれる。上記したベアリングシールや、ハードデ
ィスクドライブ（ＨＤＤ）用のスピンドルシールガスケ
ット、または内周部にシールリップを備えたその他のオ
イルシール等もその一例である。
【００１３】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
したがって説明する。
【００１４】図１は、当該実施形態に係る密封装置の要
部断面を示しており、その構成要素である板状のシール
部材１が相手部品であるベアリング２１のアウターレー
ス２２の内周側（図上左側）に嵌着された状態を示して
いる。
部断面を示しており、その構成要素である板状のシール
部材１が相手部品であるベアリング２１のアウターレー
ス２２の内周側（図上左側）に嵌着された状態を示して
いる。
【００１５】当該密封装置は先ず、板状のシール部材１
を備えており、このシール部材１の外周部１ａに板バネ
部（板バネ状のシール部とも称する）２が一体成形され
ている。またこのシール部材１は、金属板３と、この金
属板３の片面（図上下面）に塗布またはコーティング等
の手段により略均一な厚さに被着されたゴム状弾性材製
のシール材４とを備えている。
を備えており、このシール部材１の外周部１ａに板バネ
部（板バネ状のシール部とも称する）２が一体成形され
ている。またこのシール部材１は、金属板３と、この金
属板３の片面（図上下面）に塗布またはコーティング等
の手段により略均一な厚さに被着されたゴム状弾性材製
のシール材４とを備えている。
【００１６】金属板３は、ＳＵＳ、ＳＰＣＣまたはアル
ミニウム等の剛性材料ないしソフトメタルによって環状
ないし蛇の目状に成形されており、その外周部に、同じ
く環状ないし蛇の目状に成形された上記板バネ部２が設
けられている。この板バネ部２は、アウターレース２２
の内周面に形成された環状の装着溝２３に所定の嵌合代
をもって嵌着されるものであって、その自由状態におけ
る外径寸法が装着溝２３の内径寸法よりやや大きく設定
されており、これによりこの板バネ部２が装着溝２３に
嵌着されると、径方向内方（矢印ａ）に向けて圧縮され
るとともに軸方向一方（矢印ｂ）に向けて弾性変形して
同方向に膨出変形し、これによりこの板バネ部２の片面
に設けられたゴム状弾性材製のシール材４が、装着溝２
３の内面に設けられたテーパ状のシール面２５に比較的
強く密接する。
ミニウム等の剛性材料ないしソフトメタルによって環状
ないし蛇の目状に成形されており、その外周部に、同じ
く環状ないし蛇の目状に成形された上記板バネ部２が設
けられている。この板バネ部２は、アウターレース２２
の内周面に形成された環状の装着溝２３に所定の嵌合代
をもって嵌着されるものであって、その自由状態におけ
る外径寸法が装着溝２３の内径寸法よりやや大きく設定
されており、これによりこの板バネ部２が装着溝２３に
嵌着されると、径方向内方（矢印ａ）に向けて圧縮され
るとともに軸方向一方（矢印ｂ）に向けて弾性変形して
同方向に膨出変形し、これによりこの板バネ部２の片面
に設けられたゴム状弾性材製のシール材４が、装着溝２
３の内面に設けられたテーパ状のシール面２５に比較的
強く密接する。
【００１７】したがって、この嵌着構造によれば、ゴム
状弾性材製のシール材４の弾性の他に板バネ部２の弾性
によって、シール部材１の外周部１ａが相手部品である
アウターレース２２のシール面２５に対して比較的強く
密接するために、密接圧力を大きくすることができ、こ
れによりシール性能を向上させることができる。
状弾性材製のシール材４の弾性の他に板バネ部２の弾性
によって、シール部材１の外周部１ａが相手部品である
アウターレース２２のシール面２５に対して比較的強く
密接するために、密接圧力を大きくすることができ、こ
れによりシール性能を向上させることができる。
【００１８】また、剛性素材をプレス加工して金属板３
を成形し、この金属板３に均一な厚さのシール材４を塗
布またはコーティングするか、または予め剛性素材に均
一な厚さのシール材４を塗布またはコーティングし、こ
の剛性素材をプレス加工してシール部材１を成形するだ
けで製造することが可能であるために、その製作が容易
である特徴がある。
を成形し、この金属板３に均一な厚さのシール材４を塗
布またはコーティングするか、または予め剛性素材に均
一な厚さのシール材４を塗布またはコーティングし、こ
の剛性素材をプレス加工してシール部材１を成形するだ
けで製造することが可能であるために、その製作が容易
である特徴がある。
【００１９】板バネ部２は、図１に示したように、その
断面形状を略円弧形に形成されているが、嵌着時におけ
る膨出方向を軸方向の一方に特定できるものであれば、
その形状は特に限定されず、例えば図２に示すように、
断面略く字形を呈するものであっても良い。また図３に
示すように、一辺の斜面のみを備えてテーパ状を成すも
のであっても良い。
断面形状を略円弧形に形成されているが、嵌着時におけ
る膨出方向を軸方向の一方に特定できるものであれば、
その形状は特に限定されず、例えば図２に示すように、
断面略く字形を呈するものであっても良い。また図３に
示すように、一辺の斜面のみを備えてテーパ状を成すも
のであっても良い。
【００２０】また、自由状態における外径寸法が装着溝
２３の内径寸法より大きく設定されたシール部材１を装
着溝２３に装着するには、図４（Ａ）および（Ｂ）に示
すように、締め具２７および押し具２８を備えた装着治
具（圧入治具とも称する）２６を使用して装着作業を行
なうのが好適である。締め具２７は筒状部２９を備えて
おり、この筒状部２９の端部に複数のスリット３０が放
射状ないし等配状（図では三等配）に形成されており、
またこの筒状部２９の先端に、その縮径後、アウターレ
ース２２の小径部３１の内周側に挿抜自在に差し込まれ
るガイド部３２が設けられている。押し具２８はピスト
ン状を成しており、締め具２７の筒状部２９の内周側に
軸方向にスライド自在に収容されている。そして、装着
に際しては、締め具２７の筒状部２９の内周側にシール
部材１を保持させ、筒状部２９に径方向内方に向けて荷
重をかけてこの筒状部２９をシール部材１とともに縮径
させ、この状態で押し具２８をスライドさせてシール部
材１を筒状部２９の内周からアウターレース２２の内周
へ押し出すことにより、装着作業をワンタッチで行なう
ことができる。
２３の内径寸法より大きく設定されたシール部材１を装
着溝２３に装着するには、図４（Ａ）および（Ｂ）に示
すように、締め具２７および押し具２８を備えた装着治
具（圧入治具とも称する）２６を使用して装着作業を行
なうのが好適である。締め具２７は筒状部２９を備えて
おり、この筒状部２９の端部に複数のスリット３０が放
射状ないし等配状（図では三等配）に形成されており、
またこの筒状部２９の先端に、その縮径後、アウターレ
ース２２の小径部３１の内周側に挿抜自在に差し込まれ
るガイド部３２が設けられている。押し具２８はピスト
ン状を成しており、締め具２７の筒状部２９の内周側に
軸方向にスライド自在に収容されている。そして、装着
に際しては、締め具２７の筒状部２９の内周側にシール
部材１を保持させ、筒状部２９に径方向内方に向けて荷
重をかけてこの筒状部２９をシール部材１とともに縮径
させ、この状態で押し具２８をスライドさせてシール部
材１を筒状部２９の内周からアウターレース２２の内周
へ押し出すことにより、装着作業をワンタッチで行なう
ことができる。
【００２１】図５ないし図７に示す他の実施形態に係る
密封装置においては、金属板３の両面にそれぞれゴム状
弾性材製のシール材４が被着されている。
密封装置においては、金属板３の両面にそれぞれゴム状
弾性材製のシール材４が被着されている。
【００２２】また、この例では、装着ないしシールの相
手部品であるアウターレース２２の内周側への嵌着によ
り径方向内方に向けて作用する嵌合荷重がシール部材１
の内周部１ｂに及んだときにこの内周部１ａが弾性変形
しないように、この内周部１ｂにリブ状を呈する補強部
５が所要数、放射状ないし等配状（図では四等配）に設
けられている。したがって、この構造によれば、嵌合荷
重がシール部材１の内周部１ｂに及んでもこの内周部１
ｂが弾性変形せず、この分、板バネ部２が軸方向に大き
く弾性変形するために、アウターレース２２に対する密
接圧力を一層大きくすることが可能となり、これにより
シール性能を一層向上させることができる。
手部品であるアウターレース２２の内周側への嵌着によ
り径方向内方に向けて作用する嵌合荷重がシール部材１
の内周部１ｂに及んだときにこの内周部１ａが弾性変形
しないように、この内周部１ｂにリブ状を呈する補強部
５が所要数、放射状ないし等配状（図では四等配）に設
けられている。したがって、この構造によれば、嵌合荷
重がシール部材１の内周部１ｂに及んでもこの内周部１
ｂが弾性変形せず、この分、板バネ部２が軸方向に大き
く弾性変形するために、アウターレース２２に対する密
接圧力を一層大きくすることが可能となり、これにより
シール性能を一層向上させることができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【００２４】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項１による密封装置においては、相手部品の内周側
に嵌着されたときに径方向に圧縮されるとともに軸方向
に弾性変形して相手部品のシール面に密接する板バネ部
が板状のシール部材の外周部に設けられているために、
この板バネ部の弾性により、シール部材の外周部が相手
部品のシール面に対して比較的強く密接する。したがっ
てシール部材の相手部材に対する密接圧力を大きくする
ことが可能となり、これによりシール性を向上させるこ
とができる。
請求項１による密封装置においては、相手部品の内周側
に嵌着されたときに径方向に圧縮されるとともに軸方向
に弾性変形して相手部品のシール面に密接する板バネ部
が板状のシール部材の外周部に設けられているために、
この板バネ部の弾性により、シール部材の外周部が相手
部品のシール面に対して比較的強く密接する。したがっ
てシール部材の相手部材に対する密接圧力を大きくする
ことが可能となり、これによりシール性を向上させるこ
とができる。
【００２５】また、上記構成を備えた本発明の請求項２
による密封装置においては、板状のシール部材が相手部
品の内周側に嵌着される金属板と、この金属板の少なく
とも片面に被着されたゴム状弾性材製のシール材とを備
えているために、シール材の弾性の他に、金属板に設け
られた板バネ部の弾性によりシール材が相手部品のシー
ル面に対して比較的強く密接する。したがってシール部
材の相手部材に対する密接圧力を大きくすることが可能
となり、これによりシール性を向上させることができ
る。
による密封装置においては、板状のシール部材が相手部
品の内周側に嵌着される金属板と、この金属板の少なく
とも片面に被着されたゴム状弾性材製のシール材とを備
えているために、シール材の弾性の他に、金属板に設け
られた板バネ部の弾性によりシール材が相手部品のシー
ル面に対して比較的強く密接する。したがってシール部
材の相手部材に対する密接圧力を大きくすることが可能
となり、これによりシール性を向上させることができ
る。
【００２６】また、上記構成を備えた本発明の請求項３
による密封装置においては、嵌着により径方向内方に向
けて作用する嵌合荷重が板状のシール部材の内周部に及
んだときに内周部が変形しないように内周部または板バ
ネ部の内周側に補強部が設けられているために、この補
強部の補強作用により内周部が変形せず、この分、板バ
ネ部が軸方向に大きく弾性変形する。したがって相手部
材に対する密接圧力を一層大きくすることが可能とな
り、これによりシール性を一層向上させることができ
る。
による密封装置においては、嵌着により径方向内方に向
けて作用する嵌合荷重が板状のシール部材の内周部に及
んだときに内周部が変形しないように内周部または板バ
ネ部の内周側に補強部が設けられているために、この補
強部の補強作用により内周部が変形せず、この分、板バ
ネ部が軸方向に大きく弾性変形する。したがって相手部
材に対する密接圧力を一層大きくすることが可能とな
り、これによりシール性を一層向上させることができ
る。
【図１】本発明の第一実施形態に係る密封装置の装着状
態を示す要部断面図
態を示す要部断面図
【図２】本発明の第二実施形態に係る密封装置の装着状
態を示す要部断面図
態を示す要部断面図
【図３】本発明の第三実施形態に係る密封装置の装着状
態を示す要部断面図
態を示す要部断面図
【図４】本発明の実施形態に係る密封装置の装着方法を
示す説明図であって、（Ａ）はシール部材、アウターレ
ースおよび治具の概略的な断面図、（Ｂ）は治具の概略
的な底面図
示す説明図であって、（Ａ）はシール部材、アウターレ
ースおよび治具の概略的な断面図、（Ｂ）は治具の概略
的な底面図
【図５】本発明の第四実施形態に係る密封装置の正面図
【図６】図５におけるＣ−Ｃ線拡大断面図
【図７】図５におけるＤ方向矢視図
【図８】従来例に係る密封装置の装着状態を示す一部断
面図
面図
１ シール部材 １ａ 外周部 １ｂ 内周部 ２ 板バネ部 ３ 金属板 ４ シール材 ５ 補強部 ２１ ベアリング ２２ アウターレース（相手部品） ２３ 装着溝 ２５ シール面 ２６ 装着治具 ２７ 締め具 ２８ 押し具 ２９ 筒状部 ３０ スリット ３１ 小径部 ３２ ガイド部
Claims (3)
- 【請求項１】 相手部品（２２）の内周側に嵌着された
ときに径方向に圧縮されるとともに軸方向に弾性変形し
て前記相手部品（２２）のシール面（２５）に密接する
板バネ部（２）が、板状のシール部材（１）の外周部
（１ａ）に設けられていることを特徴とする密封装置。 - 【請求項２】 請求項１の密封装置において、 板状のシール部材（１）が、相手部品（２２）の内周側
に嵌着される金属板（３）と、前記金属板（３）の少な
くとも片面に被着されたゴム状弾性材製のシール材
（４）とを備えていることを特徴とする密封装置。 - 【請求項３】 請求項１または２の密封装置において、 嵌着により径方向内方に向けて作用する嵌合荷重が板状
のシール部材（１）の内周部（１ｂ）に及んだときに前
記内周部（１ｂ）が変形しないように、前記内周部（１
ｂ）または板バネ部（２）の内周側に補強部（５）が設
けられていることを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27474698A JP2000104831A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27474698A JP2000104831A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 密封装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000104831A true JP2000104831A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17546021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27474698A Pending JP2000104831A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 密封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000104831A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002023058A1 (fr) * | 2000-09-14 | 2002-03-21 | Uchiyama Manufacturing Corp. | Structure d'installation de joint de roulement |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP27474698A patent/JP2000104831A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002023058A1 (fr) * | 2000-09-14 | 2002-03-21 | Uchiyama Manufacturing Corp. | Structure d'installation de joint de roulement |
| US6814356B2 (en) | 2000-09-14 | 2004-11-09 | Uchiyama Manufacturing Corp. | Installation structure of bearing seal |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060310 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060816 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061213 |