JP2000102931A - 容器状食器の成形型及び容器状食器の製造方法 - Google Patents

容器状食器の成形型及び容器状食器の製造方法

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JP2000102931A
JP2000102931A JP10289985A JP28998598A JP2000102931A JP 2000102931 A JP2000102931 A JP 2000102931A JP 10289985 A JP10289985 A JP 10289985A JP 28998598 A JP28998598 A JP 28998598A JP 2000102931 A JP2000102931 A JP 2000102931A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食べ物の落下を防止することができる容器状
食器の成形型及び容器状食器の製造方法を提供する。 【解決手段】 雌型22の凹部24に、皿の底面を形成
する雌側底面形成部26を、型抜き方向27に対して傾
斜して形成する。凹部24に、皿の周壁を形成する雌側
周壁形成部31を形成し、雌側周壁形成部31の雌側短
辺形成部32,32の一方に、雌側底面形成部26に対
して鋭角を成す雌側鋭角部35を、他方に鈍角を成す雌
側鈍角部36を形成する。雄型21の凸部25に、雌側
底面形成部26に対向する雄側底面形成部42と、雌側
周壁形成部31に対向した雄側周壁形成部43を形成
し、雄側周壁形成部43の雄側短辺形成部44,44の
一方に、雄側底面形成部42に対して鋭角を成す雄側鋭
角部45を、他方に鈍角を成す雄側鈍角部46を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食物が収容され
る容器状の食器を成形する容器状食器の成形型及び容器
状食器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サラダ等の食べ物を盛りつける際
には、例えば、皿が使用されていた。
【0003】この皿に盛りつけられた食べ物を食する際
には、健常者においては、箸を使用することにより、皿
に盛りつけられた食べ物を容易に取ることができるが、
手の不自由な身障者にあっては困難であるため、スプー
ンを使用することが多い。
【0004】しかし、通常の皿にあっては、平たく形成
されているため、皿に盛りつけられた食べ物をスプーン
で掬おうとした場合、食べ物が皿の縁から落ちてしまう
ことがある。これを防止するために、周壁が所定の高さ
有する容器状食器としての深皿が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た深皿にあっては、その周壁が、上方へ向かうに従って
外方へ広がるように形成されているため、スプーンで掬
おうとする食べ物が、皿の周壁に沿って上方へ移動して
しまうことがある。この場合、スプーンで掬おうとした
食べ物が、周壁を越えて深皿から落ちてしまうことがあ
る。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、食べ物の落下を防止することがで
きる容器状の食器を成形する容器状食器の成形型及び容
器状食器の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の容器状食器の成形型においては、底面及び該
底面より起立した周壁を有する容器状食器を、対をなす
雄型と雌型とにより成形する成形型であって、前記容器
状食器の前記底面を形成する底面形成部と、前記容器状
食器の前記周壁を形成する周壁形成部とを、前記雄型及
び前記雌型に形成するとともに、前記底面形成部を、前
記雄型を前記雌型から抜く型抜き方向に対して傾斜して
設定し、前記周壁形成部における対向した部位に、前記
底面形成部に対して鋭角を成す鋭角部と鈍角を成す鈍角
部とを形成した。
【0008】すなわち、雄型及び雌型からなる成形型に
は、容器状食器の底面を形成する底面形成部が、前記雄
型を前記雌型から抜く型抜き方向に対して傾斜して設定
されている。これにより、前記周壁を形成する周壁形成
部における対向した部位に、前記底面形成部に対して鋭
角を成す鋭角部と、鈍角を成す鈍角部との形成が可能と
なり、この成形型を用いて成形される容器状食器の周壁
には、前記底面に対して鋭角に起立する鋭角部が形成さ
れる。
【0009】また、本発明の容器状食器の製造方法にお
いては、容器状食器の底面と該底面より起立した周壁と
が、対をなす雄型及び雌型からなる成形型により成形さ
れる製造方法であって、前記底面を形成する底面形成部
が、前記雄型を前記雌型から抜く型抜き方向に対して傾
斜して設定されるとともに、前記周壁を形成する周壁形
成部における対向した部位に、前記底面形成部に対して
鋭角を成す鋭角部と鈍角を成す鈍角部とが形成された成
形型を用いて成形する。
【0010】すなわち、雄型及び雌型からなる成形型に
は、容器状食器の底面を形成する底面形成部が、前記雄
型を前記雌型から抜く型抜き方向に対して傾斜して設定
されており、前記周壁を形成する周壁形成部における対
向した部位に、前記底面形成部に対して鋭角を成す鋭角
部と、鈍角を成す鈍角部との形成が可能となる。そし
て、この成形型を用いて成形される容器状食器の周壁に
は、前記底面に対して鋭角に起立する鋭角部が形成され
る。
【0011】
【実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発明の第
1の実施の形態を図面にしたがって説明する。図1は、
本実施の形態にかかる容器状食器としての皿1を示す図
であり、該皿1は、合成樹脂により形成されている。
【0012】この皿1は、長方形状に形成された底面5
と、該底面5の周縁より起立した周壁6と、該周壁6の
上縁より側方へ延出した縁部7とにより形成されてい
る。前記周壁6は、前記底面5の短辺より起立した相対
向する短辺起立部8,8と、前記底面5の長辺より起立
した相対向する長辺起立部9,9とからなり、前記両短
辺起立部8,8は、図2にも示すように、前記底面5に
対して一方へ向けて傾斜して形成されている。これによ
り、両短辺起立部8,8の一方には、前記底面5に対し
て鋭角を成す鋭角部11が形成されており、他方には、
前記底面5に対して鈍角を成す鈍角部12が形成されて
いる。そして、前記両長辺起立部9,9は、図3にも示
すように、上方へ向かうに従って外方へ広がるように形
成されている。
【0013】この皿1は、図4に示すように、雄型21
及び雌型22からなる成形型としての成形金型23を用
いた射出成形により形成されている。前記雌型22に
は、前記皿1の形状に合わせた凹部24が形成されてお
り、前記雄型21には、前記皿1の形状に合わせて突出
するとともに、前記雌型21に前記雄型22が型合わせ
された際に、前記凹部24へ挿入される凸部25が形成
されている。前記雌型22の凹部24には、前記皿1の
底面5を形成する雌側底面形成部26が形成されてお
り、該雌側底面形成部26は、型合わせされた前記雄型
21を前記雌型22から抜く型抜き方向27に対して傾
斜して設定されている。
【0014】また、前記雌型22の凹部24には、前記
皿1の周壁6を形成する雌側周壁形成部31が形成され
ており、該雌側周壁形成部31は、前記周壁6における
前記短辺起立部8,8に対応した雌側短辺形成部32,
32と、前記周壁6の前記長辺起立部9,9に対応した
雌側長辺形成部とにより構成されている(雌側短辺形成
部32,32のみ図示)。前記両雌側短辺形成部32,
32は、前記型抜き方向27に沿って平行に、あるい
は、やや広がるように設定されており、前記雄型21の
前記型抜き方向27への移動が容易となるように構成さ
れている。これにより、前記雌側周壁形成部31におい
て対向した前記雌側短辺形成部32,32の一方は、前
記雌側底面形成部26に対して鋭角を成すとともに、他
方は、雌側底面形成部26に対して鈍角を成しており、
前記雌型22の凹部24には、前記雌側底面形成部26
に対して鋭角を成す雌側鋭角部35と、前記雌型底面形
成部26に対して鈍角を成す雌側鈍角部36とが形成さ
れている。そして、前記雌型21には、前記皿1の前記
縁部7を形成する雌側縁形成部37が、前記雌側周壁形
成部31に連続して形成されている。
【0015】一方、前記雄型21の凸部25は、前記雌
型22の凹部24に適合した形状に形成されており、前
記雄型21を前記雌型22に型合わせした状態で、前記
雄型21及び該雄型21の凸部25と、前記雌型22及
び該雌型22の凹部24との間に、前記皿1を形成する
樹脂が圧入される圧入空間41が形成されるように構成
されている。すなわち、前記凸部25には、前記雌側底
面形成部26に対向する雄側底面形成部42が形成され
ており、該雄側底面形成部42も、前記型抜き方向27
に対して傾斜して設定されている。また、前記雄型21
の凸部25には、前記雌側周壁形成部31に対向した雄
側周壁形成部43が形成されており、該雄側周壁形成部
43は、前記雌側短辺形成部32,32に対向した雄側
短辺形成部44,44と、前記雌側長辺形成部に対向し
た雄側長辺形成部とにより構成されている(雄側短辺形
成部44,44のみ図示)。前記両雄側短辺形成部4
4,44は、前記雌側短辺形成部32,32に平行して
形成されており、前記雄側周壁形成部43において対向
した前記雄側短辺形成部44,44の一方は、前記雄側
底面形成部42に対して鋭角を成すとともに、他方は、
前記雄側底面形成部42に対して鈍角を成し、前記雄型
21の凸部25には、前記雄側底面形成部42に対して
鋭角を成す雄側鋭角部45と、前記雄型底面形成部42
に対して鈍角を成す雄側鈍角部46とが形成されてい
る。そして、前記雄型21には、前記雌側縁形成部37
に対向する雄側縁部形成部47が、前記雄側周壁形成部
43に連続して形成されている。
【0016】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、容器状食器としての皿1を成形する際には、先ず、
図4に示したように、雌型22に雄型21を型合わせす
るとともに、両型21,22の間に形成された圧入空間
41に樹脂を圧入する。このとき、前記雄型21及び雌
型22からなる成形金型23には、前記皿1の底面5を
形成する雌側及び雄側底面形成部26,42が、前記雄
型21を前記雌型22から抜く型抜き方向27に対して
傾斜して設定されている。これにより、前記皿1の周壁
6を形成する雌側及び雄側周壁形成部31,43におい
て対向した雌側及び雄側短辺形成部32,32,44,
44には、前記雌側及び雄側底面形成部26,42に対
して鋭角を成す雌側及び雄側鋭角部35,45と、鈍角
を成す雌側及び雄側鈍角部36,46との形成が可能と
なり、この成形金型23を用いて成形される皿1の周壁
6に、前記底面5に対して鋭角に起立する短辺起立部8
を形成することができる。
【0017】これにより、スライド中子を用いることな
く、前記皿1の周壁6に鋭角部11を形成することがで
きるので、図2に示したように、この皿1に収容された
食べ物61をスプーン62で掬う際に、前記食べ物61
を、前記スプーン62にて前記周壁6における短辺起立
部8の鋭角部11側へ寄せることにより、スプーン62
上へ戻すことができる。
【0018】したがって、前記雌側及び雄側底面形成部
26,42が、前記型抜き方向27に対して直角に設定
された場合のように、前記皿1の周壁6を形成する雌側
及び雄側周壁形成部31,43を、前記雌側及び雄側底
面形成部26,42に対して直角あるいは鈍角に設定し
なければ、前記雌型22から前記雄型21を抜くことが
できなくなるため、皿1の周壁6を、上方へ向かうに従
って外方へ広がるように形成しなければならなかった従
来のように、スプーン62で掬おうとする食べ物61
が、皿1の周壁6に沿って上方へ移動してしまい、周壁
6を越えて落下してしまうような不具合を未然に防止す
ることができる。
【0019】なお、本実施の形態にあっては、雄型21
及び雌型22からなる成形金型23を用いて皿1を射出
成形する場合を例に挙げて説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば、前記成形金型23により形成
した粘土を焼いて陶器の皿1を形成したり、前記成形金
型23により金属板をプレスして金属製の皿1を形成し
ても良い。
【0020】また、本実施の形態においては、成形型と
して金属製の成形金型23を例に挙げて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、石膏型や木型で
あっても良い。
【0021】さらに、本実施の形態では、長方形状の皿
1を成形した場合を例に挙げて説明したが、この形状に
限定されるものではなく、楕円形や円形に成形しても良
い。
【0022】(第2の実施の形態)すなわち、図5は、
本発明の第2の実施の形態を示す図であり、円形の容器
状食器としての皿71が示されている。
【0023】この皿71は、円板状の底面72と、該底
面72の周縁より傾斜して起立した周壁73と、該周壁
73の上縁より側方へ延出した縁部74とにより形成さ
れている。前記周壁73における所定の部位には、図6
にも示すように、前記底面72に対して一方へ向けて傾
斜して形成されており、前記皿71には、前記底面72
に対して鋭角を成す鋭角部75と、鈍角を成す鈍角部7
6とが形成されている。そして、前記鋭角部75を前記
鈍角部76とを結ぶ線に直交する前記周壁73の部位
は、図7にも示すように、前記底面72に対して垂直に
起立するように形成されている。
【0024】この皿71は、図8に示すように、雄型8
1及び雌型82からなる成形型としての成形金型83を
用いた射出成形により形成されている。前記雌型82に
は、前記皿71の形状に合わせた凹部84が形成されて
おり、前記雄型81には、前記皿71の形状に合わせて
突出する凸部85が形成されている。前記雌型82の凹
部84には、前記皿71の底面72を形成する雌側底面
形成部86が形成されており、該雌側底面形成部86
は、型合わせされた前記雄型81を前記雌型82から抜
く型抜き方向87に対して傾斜して設定されている。
【0025】また、前記雌型82の凹部84には、前記
皿71の周壁73を形成する雌側周壁形成部91が形成
されており、該雌側周壁形成部91は、前記型抜き方向
87に沿って平行に、あるいは、やや広がるように設定
され、前記雄型81の前記型抜き方向87への移動が容
易となるように構成されている。これにより、前記雌側
周壁形成部91にて対向した一方側は、前記雌側底面形
成部86に対して鋭角を成すとともに、他方側は、雌側
底面形成部86に対して鈍角を成しており、前記雌型8
2の凹部84には、前記雌側底面形成部86に対して鋭
角を成す雌側鋭角部95と、前記雌型底面形成部86に
対して鈍角を成す雌側鈍角部96とが形成されている。
そして、前記雌型82には、前記皿71の前記縁部74
を形成する雌側縁形成部97が、前記雌側周壁形成部9
1に連続して形成されている。
【0026】一方、前記雄型81の凸部85は、前記雌
型82の凹部84に適合した形状に形成されており、前
記雄型81を前記雌型82に型合わせした状態で、前記
雄型81及び該雄型81の凸部85と、前記雌型82及
び該雌型82の凹部84との間に、前記皿71を形成す
る樹脂が圧入される圧入空間101が形成されるように
構成されている。すなわち、前記凸部85には、前記雌
側底面形成部86に対向する雄側底面形成部102が形
成されており、該雄側底面形成部102も、前記型抜き
方向87に対して傾斜して設定されている。また、前記
雄型81の凸部85には、前記雌側周壁形成部91に対
向した雄側周壁形成部103が形成されており、該雄側
周壁形成部103における対向した部位の一方側は、前
記雄側底面形成部102に対して鋭角を成すとともに、
他方側は、前記雄側底面形成部102に対して鈍角を成
し、前記雄型81の凸部85には、前記雄側底面形成部
102に対して鋭角を成す雄側鋭角部105と、前記雄
型底面形成部102に対して鈍角を成す雄側鈍角部10
6とが形成されている。そして、前記雄型81には、前
記雌側縁形成部97に対向する雄側縁部形成部107
が、前記雄側周壁形成部103に連続して形成されてい
る。
【0027】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、容器状食器としての皿71を成形する際には、図8
に示したように、雌型82に雄型81を型合わせすると
ともに、第1の実施の形態と同様に、両型81,82の
間に形成された圧入空間101に樹脂を圧入する。この
とき、前記雄型81及び雌型82からなる成形金型83
には、前記皿71の底面72を形成する雌側及び雄側底
面形成部86,102が、前記雄型81を前記雌型82
から抜く型抜き方向87に対して傾斜して設定されてい
る。これにより、前記皿71の周壁73を形成する雌側
及び雄側周壁形成部91,103における対向した部位
には、前記雌側及び雄側底面形成部86,102に対し
て鋭角を成す雌側及び雄側鋭角部95,105と、鈍角
を成す雌側及び雄側鈍角部96,106との形成が可能
となり、この成形金型83を用いて成形される皿71の
周壁73に、スライド中子を用いることなく、前記底面
72に対して鋭角を成す鋭角部75を形成することがで
きる。
【0028】したがって、図6に示したように、この皿
71に収容された食べ物111をスプーン112で掬う
際に、前記食べ物111を、前記スプーン112にて前
記周壁73における前記鋭角部75側へ寄せることによ
り、スプーン112上へ戻すことができるので、第1の
実施の形態と同様に、前記皿71からの食べ物111の
不用意な落下を防止することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の容器状食器
の成形型にあっては、雄型及び雌型からなる成形型に、
容器状食器の底面を形成する底面形成部を、前記雄型を
前記雌型から抜く型抜き方向に対して傾斜して設定する
ことによって、前記容器状食器の周壁を形成する周壁形
成部の対向した部位に、前記底面形成部に対して鋭角を
成す鋭角部の形成が可能となり、この成形型を用いて成
形される容器状食器の周壁に、スライド中子等を用いる
ことなく、前記底面に対して鋭角に起立する鋭角部を形
成することができる。
【0030】これにより、この容器状食器に収容された
食べ物をスプーンで掬う際に、前記食べ物を、前記スプ
ーンにて前記周壁の鋭角部側へ寄せることにより、スプ
ーン上へ戻すことができるので、前記容器状食器からの
食べ物の不用意な落下を防止することができる。
【0031】また、本発明の容器状食器の製造方法にあ
っても前述と同様に、雄型及び雌型からなる成形型に、
容器状食器の底面を形成する底面形成部を、前記雄型を
前記雌型から抜く型抜き方向に対して傾斜して設定する
ことにより、前記容器状食器の周壁を形成する周壁形成
部の対向した部位に、前記底面形成部に対して鋭角を成
す鋭角部の形成が可能となり、この成形型を用いて成形
される容器状食器の周壁に、スライド中子等を用いるこ
となく、前記底面に対して鋭角に起立する鋭角部を形成
することができる。
【0032】よって、この容器状食器に収容された食べ
物をスプーンで掬う際に、前記食べ物を、前記スプーン
にて前記周壁の鋭角部側へ寄せることにより、スプーン
上へ戻すことができるので、前記容器状食器からの食べ
物の不用意な落下を防止することができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における皿を示す斜
視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】同実施の形態にかかる皿を成形する状態を示す
要部の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における皿を示す斜
視図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】図5のD−D断面図である。
【図8】同実施の形態にかかる皿を成形する状態を示す
要部の断面図である。
【符号の説明】
1 皿(容器状食器) 5 底面 6 周壁 11 鋭角部 12 鈍角部 21 雄型 22 雌型 23 成形金型(成形型) 24 凹部 25 凸部 26 雌側底面形成部 27 型抜き方向 31 雌側周壁形成部 35 雌側鋭角部 36 雌側鈍角部 42 雄側底面形成部 43 雄側周壁形成部 45 雄側鋭角部 46 雄側鈍角部 71 皿(容器状食器) 72 底面 73 周壁 75 鋭角部 76 鈍角部 81 雄型 82 雌型 83 成形金型(成形型) 84 凹部 85 凸部 86 雌側底面形成部 87 型抜き方向 91 雌側周壁形成部 95 雌側鋭角部 96 雌側鈍角部 102 雄側底面形成部 103 雄側周壁形成部 105 雄側鋭角部 106 雄側鈍角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 1/34 B65D 1/34 // B29L 31:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面及び該底面より起立した周壁を有す
    る容器状食器を、対をなす雄型と雌型とにより成形する
    成形型であって、 前記容器状食器の前記底面を形成する底面形成部と、前
    記容器状食器の前記周壁を形成する周壁形成部とを、前
    記雄型及び前記雌型に形成するとともに、前記底面形成
    部を、前記雄型を前記雌型から抜く型抜き方向に対して
    傾斜して設定し、前記周壁形成部における対向した部位
    に、前記底面形成部に対して鋭角を成す鋭角部と鈍角を
    成す鈍角部とを形成したことを特徴とする容器状食器の
    成形型。
  2. 【請求項2】 容器状食器の底面と該底面より起立した
    周壁とが、対をなす雄型及び雌型からなる成形型により
    成形される製造方法であって、 前記底面を形成する底面形成部が、前記雄型を前記雌型
    から抜く型抜き方向に対して傾斜して設定されるととも
    に、前記周壁を形成する周壁形成部における対向した部
    位に、前記底面形成部に対して鋭角を成す鋭角部と鈍角
    を成す鈍角部とが形成された成形型を用いて成形するこ
    とを特徴とする容器状食器の製造方法。
JP28998598A 1998-09-28 1998-09-28 容器状食器の成形型及び容器状食器の製造方法 Expired - Fee Related JP3834156B2 (ja)

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