JP2000102362A - 食品添加物及びこれを含有する食品組成物 - Google Patents

食品添加物及びこれを含有する食品組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】より美容効果に優れた機能性食品を提供し得る
鍵となる食用成分を見出し、この食用成分が食品添加物
として添加された、体調調整機能を伴うことは勿論のこ
と、特に美容効果に優れる機能性食品として好適な食品
を提供すること。 【解決手段】重量平均分子量が10,000〜500,000 のヒア
ルロン酸を含有する、好ましくは、高温・高圧処理を施
した鶏冠の蛋白分解酵素消化物からなる、食品添加物及
びこの食品添加物を含有する食品組成物は、ヒアルロン
酸の腸管吸収性に優れ、その摂取により優れた便秘解消
等の体調調整機能や美肌効果等を発揮し得ることを見出
し、上記の課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品に関する技術
分野の発明である。より具体的には、主に機能性食品に
おける添加物及びこの添加物を含有する食品組成物に関
する発明である。
【0002】
【従来の技術】近年の健康ブームにより、様々な体調調
整機能を有する特定保健用食品、特別用途食品等(いわ
ゆる機能性食品)が提供されている。かかる食品におけ
る体調調整機能には、ダイエット機能や便秘解消機能等
の、使用者の健康と共に美容に大きく係わる機能が数多
く認められる。このような機能性食品の体調調整機能の
うち、さらに美容に深く係わる機能が付加されている機
能性食品も提供されつつある。
【0003】
【発明が解決すべき課題】機能性食品を開発するにあた
って、最も重要なことは、食用に耐え得る程に安全性に
優れ、かつ、優れた効果を有する食用成分を見出すこと
であることは言うまでもない。
【0004】本発明において解決すべき課題は、より美
容効果に優れた機能性食品を提供し得る鍵となる食用成
分を見出し、この食用成分が食品添加物として添加され
た、体調調整機能を伴うことは勿論のこと、特に美容効
果において優れる機能性食品として好適な食品を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この特に美
容効果に優れた機能性食品として好適な食品を提供する
ための鍵となる成分を見出すために、鋭意検討を重ね
た。その結果、現在、医薬の分野や化粧品の分野で用い
られている酸性ムコ多糖(グリコサミノグリカン)の一
種であるヒアルロン酸のうち、特に低分子のものを選択
して食品の成分とすることにより、美肌や便秘解消等と
して現れる体調調整機能や美容効果に優れる、機能性食
品として好適な食品が提供され得ることを見出し、本発
明を完成した。
【0006】ヒアルロン酸には、その物理的・生理的作
用として、(a) 細胞外液の電解質と水分の調節作用,
(b)瘢痕形成抑制作用,(c) 潤滑作用,(d) 保水作用,
(e) 粘弾性等が認められ、これらの作用に着目した、ヒ
アルロン酸を有効成分とする整形外科や眼科領域におけ
る医薬品や、ヒアルロン酸を配合した化粧料が、既に提
供されている。
【0007】すなわち、皮膚や関節の老化または病的状
態により細胞機能が低下してくると、生体ヒアルロン酸
量は減少し、その結果、皮膚の乾燥、肌荒れ、ハリ、弾
力性の減少、シミ、シワの増加、あるいは関節の湿潤性
悪化による関節痛等を引き起こす。そして、このような
状態を改善すべく、皮膚にヒアルロン酸や自然保湿因子
等の生体成分を配合した化粧料を塗布したり、関節に直
接ヒアルロン酸を注入する等の方法がとられている。
【0008】本発明者は、このような優れた作用を有す
るヒアルロン酸を、食品添加物として用いることによ
り、体調調整機能だけではなく、特に、美肌作用等が認
められる美容目的を達成し得る機能性食品として好適な
食品を提供し得ることに想到した。
【0009】しかしながら、従来の医薬品や化粧品等の
用途において用いられているヒアルロン酸は高分子量で
あるため、経口摂取しても、腸管吸収させることが困難
であると考えられる。つまり、従来から上記の分野にお
いて用いられているヒアルロン酸を、そのまま食品添加
物として用いても、これを添加した機能性食品に、生体
内部からの根本的な改善効果、例えば、体調調整機能や
美肌効果等を期待することができなかった。
【0010】また、従来から上記の分野において用いら
れているヒアルロン酸は、医薬品や化粧品に配合するこ
とを目的として製造されているために、高度に精製され
ており、食品添加物として用いるには高価に過ぎること
は否めない。
【0011】そこで、本発明者は、腸管吸収性が向上し
たヒアルロン酸の供給源として、例えば、食用に供さ
れ、かつ、入手が比較的容易なニワトリ等の体の一部で
ある「鶏冠」を選択し、さらに、この中に含まれるヒア
ルロン酸を低分子化する手段を施し、これを食品添加物
とすることにより、上記の課題を解決することを見出し
た。
【0012】すなわち、本発明は、重量平均分子量が1
0,000〜500,000 のヒアルロン酸を含有する、ヒアルロ
ン酸の腸管吸収性が向上した食品添加物(以下、本発明
食品添加物ともいう)、好ましくは高温・高圧処理を施
した鶏冠の蛋白分解酵素消化物からなる本発明食品添加
物、及びこの本発明食品添加物を含有する食品組成物
(以下、本発明食品組成物ともいう)を提供する発明で
ある。
【0013】また、本発明食品添加物は、好ましくは、
少なくとも下記の工程を含む製造方法(以下、本発明製
造方法ともいう)により製造される食品添加物である。 工程1:鶏冠を蛋白分解酵素で消化し、この消化物を取
得する工程。 工程2:工程1で得られた鶏冠の蛋白分解酵素消化物
に、オートクレーブ処理等の高温・高圧処理を施し、こ
の処理物を取得して、上記食品添加物とする工程。
【0014】なお、本発明において、「鶏冠」とは、ニ
ワトリ等ある種のキジ目の鳥の頭上にある肉質の突起を
意味するものである。
【0015】また、本発明において「食品」とは、食物
として摂取し得るものを意味し、固形物や液状物等、そ
の具体的な形態を問う概念ではない。
【0016】ここで、本発明の内容に最も近いと思われ
る先行技術について説明する。特開平5−111367
号公報には、蛋白質分解酵素で酵素分解してペプタイド
状にした蛋白質とヒアルロン酸を有する食品が記載され
ており、その製法として、鳥の鶏冠を蛋白質分解酵素で
分解する方法を含む工程が記載されている。しかしなが
ら、ヒアルロン酸の重量平均分子量を、10,000〜500,00
0 に調節して、ヒアルロン酸の腸管吸収性を高めた食品
添加物や、鶏冠の蛋白分解酵素消化物の高温・高圧処理
について、この公報中には、何らの記載も示唆もなされ
ていない。
【0017】また、特開平3−35774号公報には、
動物性粘性物質を添加してなる飲食物が記載されてお
り、その起源として鶏冠が例示されている。また、この
粘性物質の調製法として、軟骨を用い、これをアルカリ
存在下で蒸煮して加水分解する方法が記載されている。
さらに、この調製法により、ヒアルロン酸を約1%含有
する粘性物質(おおよその分子量20,000〜100,000 )製
造された旨が記載されている。しかしながら、ヒアルロ
ン酸の重量平均分子量を10,000〜500,000 に調節して、
ヒアルロン酸の腸管吸収性を高めた食品添加物や、鶏冠
の高温・高圧処理については、何らの記載も示唆もされ
ていない。
【0018】また、特開昭61−47418号公報に
は、コンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸含有健康増進・
維持剤について記載されており、ヒアルロン酸、コンド
ロイチン硫酸、レシチン及び大豆等の蛋白質を含有する
組成物が記載されている。また、原料として鳥類の鶏冠
等が例示されており、酵素法、オートクレーブ法等の方
法による抽出についても例示されている。しかしなが
ら、ヒアルロン酸の重量平均分子量を10,000〜500,000
に調節して、ヒアルロン酸の腸管吸収性を向上させた食
品添加物や、鶏冠の蛋白分解酵素消化物を高温・高圧処
理することによって、この食品添加物を製造することに
ついては、何らの記載も示唆も認められない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。上述のように、本発明食品添加物は、重量
平均分子量が10,000〜500,000 、好ましくは同10,000〜
100,000 、より好ましくは同60,000〜80,000であるヒア
ルロン酸を含有する、ヒアルロン酸の腸管吸収性が向上
した食品添加物であり、好適には、鶏冠の蛋白分解酵素
消化物からなり、かつ、この消化物に含まれるヒアルロ
ン酸の重量平均分子量が、上記の重量平均分子量である
食品添加物である。
【0020】本発明食品添加物として用いられる、腸管
吸収性が向上したヒアルロン酸を含む素材は、特に限定
されるものではないが、その安全性と経済性を鑑みる
と、ヒアルロン酸を非常に豊富に含有し、かつ、食用可
能な、鳥類の「鶏冠」を選択することが好ましい。この
「鶏冠」の供給源となる鳥類は、上述のようにある種の
キジ目に属する鳥類であり、ニワトリに限定されるもの
ではないが、その入手の圧倒的な容易性を鑑みると、ニ
ワトリを鶏冠の供給源とすることが好ましい。
【0021】この鶏冠には、ヒアルロン酸が非常に豊富
に含まれているが、その重量平均分子量は、100万〜
200万という高分子量であり、これをそのまま経口摂
取しても、腸管吸収は殆どなされない。
【0022】しかしながら、本発明においては、鶏冠を
蛋白分解酵素で消化処理して、この消化物に、さらに高
温・高圧処理を施すことによって、上記の高分子量のヒ
アルロン酸を低分子化することができる。
【0023】上記の蛋白分解酵素による消化処理を行う
前提として、鶏冠に対して公知の前処理を施すことが好
ましい。この前処理は、一般的な動物組織処理と同様
に、例えば、鶏冠を水に浸し、可能な限り血液を除去
し、一旦、熱水で煮沸する等により完了することができ
る。この前処理により、次の工程における蛋白分解酵素
による消化処理を容易に行うことができる。
【0024】このように、好ましくは上述のような前処
理を施した鶏冠に、蛋白分解酵素を作用させることによ
り、所望する鶏冠の蛋白分解酵素による消化物を得るこ
とができる。
【0025】この蛋白分解酵素処理工程において用いら
れ得る蛋白分解酵素は、通常公知の蛋白分解酵素を、単
独で又は組み合わせて用いることができる。かかる蛋白
分解酵素としては、例えば、プロナーゼ、アクチナー
ゼ、サモアーゼ、ペプシン、トリプシン等を例示するこ
とが可能であるが、基質特異性ができる限り広い蛋白分
解酵素を選択することが好ましい。この点において、上
記のプロナーゼ、アクチナーゼ、サモアーゼは、基質特
異性が広く、かつ、市販もされており、入手が比較的容
易であるという点において、本発明製造方法における蛋
白分解酵素処理工程において選択するのに好ましい蛋白
分解酵素である。
【0026】また、上記の蛋白分解酵素処理工程におい
ては、選択した蛋白分解酵素の至適条件において、消化
処理を進行させることが好ましいことは勿論である。よ
り具体的には、選択した蛋白分解酵素の性質に応じた、
温度設定、pH設定等を行うことが好ましい。
【0027】このようにして、蛋白分解処理工程を経た
鶏冠の消化物において、元来の蛋白質は、アミノ酸やペ
プチドに分解され、組織からヒアルロン酸をほぼ完全に
分離することが可能であり、後述する鶏冠中のヒアルロ
ン酸の低分子化処理の効率を向上させることができる。
かかる蛋白質処理工程は、効率的に鶏冠のヒアルロン酸
を抽出し、低分子化することを可能にするために必須の
工程である。
【0028】本発明製造方法においては、この蛋白分解
酵素処理工程に次いで、上述のように、ヒアルロン酸の
低分子化工程を行うことが必要である。上記の蛋白分解
酵素処理工程が終了した時点においても、鶏冠の消化処
理物におけるヒアルロン酸の重量平均分子量は、100
万〜200万であり、既報(特公昭60-9042 号公報、特
公昭61-21241号公報)通り、この時点においては、ヒア
ルロン酸の低分子化は起こっていない。
【0029】ヒアルロン酸の低分子化手段としては、酸
処理、アルカリ処理又はヒアルロニダーゼ等の特定の酵
素処理等が既に知られている。しかしながら、これらの
低分子化処理工程においては、本品に多くの塩が混入し
たり、着色したり、さらにはヒアルロン酸の分子量を一
定の分子量にコントロールしにくい等の問題が認められ
る。
【0030】本発明製造方法においては、このヒアルロ
ン酸の低分子化手段として、高温・高圧処理を選択する
ことにより、ヒアルロン酸の分子量を調節することが容
易である等、上記の他の手段によるヒアルロン酸の低分
子化工程における不都合を回避することが可能になる。
また、高温・高圧処理を施すことにより、滅菌処理を同
時に行うことができる(上記の高温・高圧処理以外の方
法を選択する場合には、別個に滅菌処理を行う必要があ
る)。
【0031】かかる高温・高圧処理の条件は、処理する
鶏冠の消化物の量や濃度等に応じて適宜選択するべきも
のであり、特に限定されるものではないが、概ね、処理
温度が110〜130℃、処理圧力が1〜2kg/cm2、処
理時間が10〜600分程度が好ましい。これらの条件
よりも処理条件が過酷であると、ヒアルロン酸が過度に
分解して、目的とする重量平均分子量よりも低分子化す
る傾向や着色する傾向が強くなり好ましくなくなる場合
が多く、逆にこれらの条件よりも緩和した条件である
と、ヒアルロン酸の低分子化が十分に進行しない傾向が
強くなり好ましくなくなる場合が多い。
【0032】また、この高温・高圧処理を、鶏冠の消化
物に施す具体的な手段は、所望する高温・高圧処理条件
を与え得る手段であれば特に限定されず、例えば、オー
トクレーブ処理、圧力窯処理等を選択することができる
が、条件設定が容易である点や装置の取扱いが比較的簡
単である点、大量処理が容易である点等を鑑みるとオー
トクレーブ処理を選択することが好ましい。このように
して、上記の蛋白分解酵素処理によって得られた、鶏冠
の消化物におけるヒアルロン酸の低分子化処理工程を完
了することができる。
【0033】好ましくは、これらの2工程(蛋白分解酵
素工程及びヒアルロン酸低分子化工程)を少なくとも含
む工程によって鶏冠を処理することにより得られる、含
有されるヒアルロン酸の重量平均分子量が、10,000〜50
0,000 、好適には同10,000〜100,000 、より好適には同
60,000〜80,000である生成物が、本発明食品添加物であ
る。そして、かかる本発明食品添加物を製造する、この
2工程を少なくとも含む製造方法が、本発明製造方法で
ある。なお、生成物中のヒアルロン酸の重量平均分子量
は、通常公知の方法、例えば、ゲルクロマトグラフィ
ー、粘度の測定等により容易に行うことができる。
【0034】上述のように、好適には、本発明製造方法
によって得られる本発明食品添加物は、これをヒトが経
口摂取した場合に、この添加物中に含まれるヒアルロン
酸が容易に腸管吸収され、このヒアルロン酸の作用によ
る、便秘解消等という形で現される体調調整機能や、美
肌作用等が容易に発揮され得る。
【0035】本発明食品添加物は、後述するように、文
字通り、食品組成物中に含有される「食品添加物」とし
て用いることの他に、本発明食品添加物を、そのまま食
品として用いることも可能である。
【0036】本発明食品添加物は、具体的に用いられる
態様に応じて、通常食品において施される公知の処理、
例えば、凍結乾燥処理、エタノール添加による沈澱法や
噴霧乾燥等による粉末化処理、液状化処理等を施すこと
ができる。また、本発明食品組成物の1日当り摂取量
は、本発明食品組成物の安全性が非常に高度であるため
に、特に限定されるものではなく、任意に選択され得
る。
【0037】本発明は、さらに上記の本発明食品添加物
を含有する本発明食品組成物を提供する。本発明食品組
成物における、本発明食品添加物の添加量は、本発明食
品組成物の具体的な形態や目的等に応じて適宜選択され
るべきものであり、特に限定されないが、ヒアルロン酸
換算で、概ね組成物全体に対して0.5〜30.0重量
%が好ましく、特に好ましくは、同1.0〜5.0重量
%である。
【0038】この配合量が、ヒアルロン酸換算で組成物
全体の0.5重量%未満であると、通常人が摂取する食
品の量を勘案すると、期待される美肌効果、体調調整機
能等を実質的に発揮させることが困難になり、好ましく
なく、逆に、同30.0重量%を超えて配合すると、ヒ
アルロン酸の吸湿性が顕在化し、種々の加工がしづらく
なる傾向が強くなる。しかしながら、ヒアルロン酸換算
で組成物全体の30.0重量%を超えてヒアルロン酸を
配合することは、本発明食品組成物の体調調整機能や美
肌作用に何らの悪影響を与えるものではなく、かえっ
て、これらの機能や作用を増強する場合もあることか
ら、本発明は、同30.0重量%を超えるヒアルロン酸
の配合を、何ら排除するものではない。
【0039】このようにして、経口摂取することで、本
発明食品添加物に配合されているヒアルロン酸の作用に
より、便秘解消等という形で現される体調調整機能や、
美肌作用等を容易に発揮し得る、本発明食品添加物を含
有する本発明食品組成物が提供される。
【0040】本発明食品組成物においては、その所期の
効果を妨げない限り、通常、食品において添加される、
一般的成分、例えば、充填剤、増量剤、結合剤、崩壊
剤、滑沢剤、調味剤、香料、甘味料、酸味料、食塩、各
種栄養成分、防腐剤、着色剤、保存剤等を配合すること
が可能である。また、本発明食品組成物の採り得る形態
は、特に限定されるものではなく、米飯、パン、麺、菓
子、飲料、スープ、錠剤状食品、顆粒状食品、液状食
品、カプセル状食品や、その他の形態を採ることが可能
である。
【0041】なお、本発明食品組成物において、所望さ
れる体調調整機能や美肌効果等の一層の向上を図る等の
理由から、現在、医薬品や化粧品において用いられてい
るヒアルロン酸の精製品を添加することも可能である。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに具体的
に説明するが、かかる実施例により、本発明の技術的範
囲が限定されるものではない。また、本実施例において
配合量は、特に断わらない限り、配合される成分の配合
される対象に対する重量%で表示される。
【0043】〔試験例〕分子量が異なるヒアルロン酸に
おける腸管吸収試験14 Cで標識したヒアルロン酸(重量平均分子量100 万)
14C-HA100と称する)と、14Cで標識したヒアルロン
酸(重量平均分子量10万)(14C-HA10 と称する)を調
製し、2mg/kgの割合でゾンデを使用して、体重2.6 〜2.
8Kg の日本白色在来種ウサギ(雌)3匹ずつに強制的に
経口投与した。投与後6時間に、頸動脈からできるだけ
採血し、この血液から血清を分離した。この血清は、分
析するまで-80 ℃で凍結保存した。
【0044】14C-HA100及び14C-HA10 はそれぞれ21.3
kBq/mg dry wt.(576nCi/mg dry wt.) であった。なお、
ウサギの回腸及び盲腸内容物からヒアルロン酸分解菌を
3株分離し、Bacterroides属に属する菌株として同定し
た。これらの3株は、いずれも24時間で培地中のヒアル
ロン酸を完全に分解すること、6時間で低分子化は起こ
すがヒアルロン酸としてまだ確認されることが判明した
ので、上記の採血は、標識したヒアルロン酸の投与6時
間後に行った。血清中の放射能の測定は、0.5mL の血清
を20mLのハイオニックフロー(パッカードジャパン株式
会社、東京)と混合し、37℃で24時間インキュベーショ
ンすることにより、化学発光を減衰させることにより行
った。次に、放射能を液体シンチレーション計測器(ト
リカーブ4640、パッカードジャパン株式会社)で測定し
た。その結果を第1表に示す。
【0045】 第 1 表 ─────────────────────────────────── ヒアルロン酸 血清中放射能濃度(μg Eq.of 14C-HA/mL) ─────────────────────────────────── 14C-HA100 0.334 ± 0.028 14C-HA10 1.553 ± 0.123 ───────────────────────────────────
【0046】この結果により、重量平均分子量が100
万の高分子のヒアルロン酸は、容易に腸管吸収されない
が、同分子量が10万の低分子のヒアルロン酸は、容易
に腸管吸収されることが明らかになった。
【0047】〔実施例1〕本発明食品添加物の製造
(1) ニワトリの鶏冠15kgに、水30L を加え、30分煮沸した。
その後、ミンチにかけてサモアーゼ(大和化成製)を30
g 加えて、65℃で1晩、上記鶏冠に蛋白分解酵素である
サモアーゼによる消化処理を施した。得られた消化液の
一部を採取し、濾過して、ゲルクロマトグラフィ〔カラ
ム:TSK gel G6000PWXL(東ソー製)〕で、かかる消化
液に含まれているヒアルロン酸の分子量を測定すると、
重量平均分子量で、110万であった。
【0048】次いで、上記の消化液に対して、オートク
レーブを用いて、121 ℃で1時間(1Kg/cm2)の高温・
高圧処理を行った。かかる高温・高圧処理後、消化液中
の不溶物を濾過して、得られた濾液をスプレードライで
乾燥した。
【0049】このようにして得られた本発明食品添加物
の内容を解析したところ、第2表に示す結果が得られ
た。なお、ヒアルロン酸含量の解析は、Bitter-Muir に
よるカルバゾール硫酸法で行った(Analytical Biochem
istry 4, 330-334,1962)。
【0050】 第 2 表 ───────────────────────── 項目 結果 ───────────────────────── 収量 1800g pH 6.0 重金属 20ppm以下 砒素 2ppm以下 ヒアルロン酸含量 6.5% ヒアルロン酸重量平均分子量 60,000 ─────────────────────────
【0051】〔実施例2〕本発明食品添加物の製造
(2) ニワトリの鶏冠15kgに、水30L を加え、30分煮沸した。
その後、ミンチにかけてサモアーゼ(大和化成製)を30
g 加えて、65℃で1晩消化した。次いで、この消化液を
オートクレーブで、121 ℃で1時間の高温・高圧処理を
行った。この高温・高圧処理後、消化液中の不溶物を濾
過して、得られた濾液30L に、食塩3%を含むエタノー
ル60L を添加して、沈澱を得た。この沈澱を遠心して、
取り出し水5L に溶解後、エタノール22.5L を添加して
白色沈澱を得た。この沈澱物を濾過して、減圧下で乾燥
した。このようにして得られた本発明食品添加物の内容
を解析したところ、第3表に示す結果が得られた。
【0052】 第 3 表 ───────────────────────── 項目 結果 ───────────────────────── 収量 150g pH 5.9 重金属 20ppm以下 砒素 2ppm以下 ヒアルロン酸含量 76.9% ヒアルロン酸重量平均分子量 80,000 ─────────────────────────
【0053】これらの実施例の結果により、本発明食品
添加物におけるヒアルロン酸の重量平均分子量は、10,0
00〜500,000 であり、上述の試験例の結果を鑑みると、
本発明食品添加物を摂取した場合の、ヒアルロン酸の腸
管吸収が良好であることは明らかである。
【0054】〔実施例3〕本発明食品組成物の製造例及
びこれを用いたパネルテスト (1)本発明食品組成物の調製 以下の内容の本発明食品組成物〔検体A,検体B及び検
体C(対照)〕を調製した(各配合成分をそれぞれ混和
後、これを常法により顆粒化し、これをカプセルに充填
した)。
【0055】 検体A 配合成分 配合量(mg) 実施例1で製造した本発明食品添加物 500 (ヒアルロン酸として30mg) レシチン 200 大豆蛋白 800
【0056】 検体B 配合成分 配合量(mg) 実施例2で製造した本発明食品添加物 39 (ヒアルロン酸として30mg) レシチン 292 大豆蛋白 1169
【0057】 検体C 配合成分 配合量(mg) レシチン 300 大豆蛋白 1200
【0058】(2)パネルテスト 本発明食品組成物が経口摂取された後、いかなる経過を
経て美肌効果を示すことになるのかについての詳細は知
られていない。しかしながら、この美肌効果には、少な
くとも、第一に、体調調整機能(ヒアルロン酸の組織修
復作用、鎮痛作用、保湿・保護作用等による便秘解消機
能)が向上すること、第二に、ヒアルロン酸が体内で吸
収され、血中に入ることによる細胞及び組織機能の活性
化が大きく関与していることは確実視されている。そこ
で、これら2種類の作用について、上記の検体におい
て、パネルテストを行った。
【0059】便秘に関するパネルテスト 便秘で苦しんでいる年齢18〜60歳の女性で、便通が
週1回の人15人及び同週2回の人15人に、それぞれ
1回当り1500mgの上記の検体を、1日に3回、連続
7日間服用させた。その結果を、第4表に示す。
【0060】 第 4 表 ──────────────────────────────────── 週1回の人 週2回の人 ────────────────────────────── 検体A 検体B 検体C 検体A 検体B 検体C ──────────────────────────────────── 5人 5人 5人 5人 5人 5人 ──────────────────────────────────── 改善*1 4 2 0 3 1 0 ──────────────────────────────────── 改良*2 1 2 1 1 2 0 ──────────────────────────────────── 変化なし 0 1 4 1 2 5 ──────────────────────────────────── 注) *1:服用開始2〜3日目から毎日通じがある人 *2:服用開始3日目から隔日又は毎日通じのある人
【0061】美肌効果に関するパネルテスト 上記の便秘に関するパネルテストを行った後、同じパネ
ルに、同じ検体を、同じ服用条件で、引き続いて8週間
摂食させた。この試験期間終了後、パネル全員に対して
アンケート調査を試みた。その結果を、第5表に示す。
【0062】 第 5 表 ──────────────────────────────────── 肌の状態が良い 8人 肌の状態がやや良い 28人 変化なし 5人 わからない 4人 ──────────────────────────────────── 肌の状態が良いと回答したパネルと、肌の状態がやや良
いと回答したパネルを合わせて、パネル全体の80%で
あった。
【0063】この実施例3の結果により、本発明食品組
成物を摂取することにより、体内にヒアルロン酸が効率
良く吸収され、かかるヒアルロン酸の作用により、便秘
解消機能等の体調調整機能と、美肌機能が発揮されるこ
とが明らかになった。 また、この結果により、本発明
食品添加物自体にも、同様の体調調整機能と、美肌機能
が発揮されることは明らかである。
【0064】
【発明の効果】本発明により、ヒアルロン酸の腸管吸収
が良好な、その摂取により優れた便秘解消等の体調調整
機能や美肌効果等を発揮し得る食品添加物、及びこの食
品添加物の製造方法、並びにこの食品添加物を含有す
る、美肌効果等を発揮し得る食品組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 1/10 A61K 31/00 601F A61K 31/728 31/715 611 Fターム(参考) 4B018 LE03 MD10 MD27 MD69 MF01 MF04 MF12 4B042 AC04 AD39 AE01 AG07 AH02 AP02 AP06 AP27 4C083 AA071 AA072 AD331 AD332 AD412 AD471 AD472 AD572 CC50 EE12 4C086 AA01 AA02 AA04 EA25 MA41 MA52 NA11 ZB21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量平均分子量が10,000〜500,000 のヒア
    ルロン酸を含有する、ヒアルロン酸の腸管吸収性が向上
    した食品添加物。
  2. 【請求項2】鶏冠の蛋白分解酵素消化物からなる、請求
    項1記載の食品添加物。
  3. 【請求項3】少なくとも下記の工程を含む製造方法によ
    り製造される、請求項2記載の食品添加物: 工程1:鶏冠を蛋白分解酵素で消化し、この消化物を取
    得する工程; 工程2:工程1で得られた鶏冠の蛋白分解酵素消化物を
    高温・高圧処理し、この処理物を取得して、上記食品添
    加物とする工程。
  4. 【請求項4】高温・高圧処理がオートクレーブ処理であ
    る、請求項3記載の食品添加物。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかの請求項記載の
    食品添加物を含有する食品組成物。
  6. 【請求項6】少なくとも下記の工程を含む請求項2記載
    の食品添加物の製造方法: 工程1:鶏冠を蛋白分解酵素で消化し、この消化物を取
    得する工程; 工程2:工程1で得られた鶏冠の蛋白分解酵素消化物を
    高温・高圧処理し、この処理物を取得して、上記食品添
    加物とする工程。
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