JP2000101894A - 画像データ管理装置、画像データ管理方法および画像データ管理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

画像データ管理装置、画像データ管理方法および画像データ管理プログラムを記録した媒体

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JP2000101894A
JP2000101894A JP10266943A JP26694398A JP2000101894A JP 2000101894 A JP2000101894 A JP 2000101894A JP 10266943 A JP10266943 A JP 10266943A JP 26694398 A JP26694398 A JP 26694398A JP 2000101894 A JP2000101894 A JP 2000101894A
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Kaoru Nakabayashi
薫 中林
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Seiko Epson Corp
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AI SOFT KK
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じコメントでありながら、それぞれの画像
データに対して個別に入力していくのは非常に手間であ
った。 【解決手段】 画像データとともにコメントのようなリ
マーク情報を対応づけて管理するような場合、撮影条件
が一致する複数の画像データに対して同じコメントを付
す必要性が高いが、従来は、既に付されているコメント
を活かしながら新たに付すコメントとをどのように付し
ていくかは操作者が判断しなければならず、一括処理は
できなかったが、予め両者の対応を更新条件として設定
しておくことにより、かかる要求を満足しつつコメント
の入力などを極めて容易に行えるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像データ
を管理する画像データ管理装置、画像データ管理方法お
よび画像データ管理プログラムを記録した媒体に関し、
特に、それぞれの画像データにおけるコメントなどのリ
マーク情報を合わせて管理する画像データ管理装置、画
像データ管理方法および画像データ管理プログラムを記
録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルスチルカメラが急速に利
用されはじめている。ディジタルスチルカメラで撮影し
た場合、画像をデータとして管理できるようになり、撮
影時の情報を併せて管理することもできるようになる。
【0003】このような付記的な情報として、デジタル
スチルカメラが自動的に付す日付などの情報もあるが、
撮影場所などのようにデジタルスチルカメラでは自動的
に付すことができないようなものも残しておきたいと思
うことがある。通常、このようなコメントは画像データ
をコンピュータなどで管理するような場合に、画像デー
タのそれぞれごとにコメントを入力していくことにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像デ
ータ管理装置においては、次のような課題があった。家
族で遊園地に行った場合のコメントは、それぞれの画像
に対して異なるものを付したいと思う一方で、コンピュ
ータの検索機能を利用して画像データベースとして利用
しようとするならば、「遊園地」という情報を全ての画
像データの情報として加えたい。このようにしておけ
ば、遊園地に行ったときの写真を全て見てみたいと思う
ような場合に便利だからである。
【0005】しかしながら、同じコメントを、それぞれ
の画像データに対して個別に入力していくのは非常に手
間である。一方、複数の画像データに対するコメントを
一括して付すことになると、既に付してあるコメントは
消えてしまうのが通常である。本発明は、上記課題にか
んがみてなされたもので、複数の画像データを管理する
際にコメントのような付記的な情報を用意に付すことが
可能な画像データ管理装置、画像データ管理方法および
画像データ管理プログラムを記録した媒体の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数の画像データについ
てそれぞれにリマーク情報を対応づけて記憶しつつ同リ
マーク情報について適宜更新管理可能なデータ記憶手段
と、新規に付すリマーク情報を生成するリマーク情報生
成手段と、新規に付すリマーク情報と既に付されている
リマーク情報との更新条件を設定する更新条件設定手段
と、リマーク情報を更新する画像データを選択する画像
データ選択手段と、この画像データ選択手段にて選択さ
れた画像データのリマーク情報に対して上記更新条件設
定手段にて設定された更新条件に基づいて上記リマーク
情報生成手段にて生成したリマーク情報で更新するリマ
ーク情報更新手段とを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、データ記憶手段によって複数の画像デー
タとリマーク情報とを対応づけて記憶しており、かつ、
同リマーク情報について適宜更新管理可能となってい
る。この状態でリマーク情報生成手段によって新規に付
すリマーク情報を生成するとともに、更新条件設定手段
によって新規に付すリマーク情報と既に付されているリ
マーク情報との更新条件を設定する。この更新条件は、
例えば、既に付されているリマーク情報に代えて新規の
リマーク情報で更新するのか、両方を混在して更新する
のかというようなものである。その上で、画像データ選
択手段によってリマーク情報を更新する画像データを選
択すると、リマーク情報更新手段はこの画像データ選択
手段にて選択された画像データのリマーク情報に対して
上記更新条件設定手段にて設定された更新条件に基づい
て上記リマーク情報生成手段にて生成したリマーク情報
で更新する。
【0008】すなわち、所望の画像データだけを対象と
しつつ、既に付されているリマーク情報を考慮しなが
ら、新たに付すリマーク情報で自動的に更新していくこ
とになる。データ記憶手段は、画像データと対応づけて
リマーク情報を記憶できればよく、この場合、データベ
ース構造として画像データとリマーク情報とを管理する
ものでも良いが、必ずしもデータベース構造である必要
もない。例えば、画像データにはそのフォーマット形式
によっては内部にリマーク情報のエリアが確保されてお
り、このエリアへの書き込みを行うことによっても画像
データと対応づけてリマーク情報を記憶するものといえ
る。むろん、コンピュータシステムであれば、ハードデ
ィスクなどの外部記憶領域へ書き込めばオペレーティン
グシステムを介在させてファイルとして管理でき、それ
だけでも十分と言える。むろん、データベース構造とす
ればより管理は容易になるし、画像データはファイルと
して管理し、リマーク情報はデータベース構造で管理す
るというものでもよい。
【0009】リマーク情報生成手段は新規に付すリマー
ク情報を生成するものであり、各種の構成が可能であ
る。一般には画像データに対して撮影場所などのコメン
ト付けが想定され、そのような場合には非定型な文字デ
ータとなる。但し、撮影条件などは画一的なリマークも
必要であり、その一例として、請求項2にかかる発明
は、請求項1に記載の画像データ管理装置において、上
記リマーク情報生成手段は、複数の画一的なリマーク情
報を生成する画一的リマーク情報生成手段と、この画一
的リマーク情報生成手段にて生成可能なリマーク情報を
選択する画一的リマーク情報選択手段とを備え、画一的
なリマーク情報の中から選択したリマーク情報を生成す
る構成としてある。
【0010】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、画一的リマーク情報生成手段によって複
数の画一的なリマーク情報を生成可能となっており、画
一的リマーク情報選択手段によってこの画一的リマーク
情報生成手段にて生成可能なリマーク情報を選択する。
すると、選択されたリマーク情報が画一的リマーク情報
選択手段によって生成されるとともにそのリマーク情報
によってリマーク情報更新手段は画像データのリマーク
情報を更新する。
【0011】例えば、日付や時間は本来の画像データに
付されていることが多いものの、管理方法によっては日
付が変化することもある。例えば、通信回線を介して転
送したりすると、受け取った側で受け取った時点の日付
や時間となってしまうことがある。このような場合に画
一的リマーク情報生成手段が日付や時間といった画一的
な情報を生成可能としておき、リマーク情報選択手段に
よって選択できるようにする。この場合の選択操作は、
コンピュータシステムの操作機器などを利用すればよ
い。
【0012】既に付されているリマーク情報と新規に付
すリマーク情報については置き換えを含めて各種の更新
条件が可能である。その一例として、請求項3にかかる
発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の画
像データ管理装置において、上記更新条件設定手段は、
既存のリマーク情報と新規に付すリマーク情報とを所定
の順序で連結させる更新条件を設定可能であり、上記リ
マーク情報更新手段は、この更新条件が選択されている
場合に上記データ記憶手段にて記憶されている既存のリ
マーク情報を読み込むとともに新規に付すリマーク情報
と上記順序で連結して新たなリマーク情報を生成して更
新する構成としてある。
【0013】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記更新条件設定手段によって所定の順
序で連結させる更新条件を設定した場合に、上記リマー
ク情報更新手段は上記データ記憶手段にて記憶されてい
る既存のリマーク情報を読み込むとともに新規に付すリ
マーク情報と上記順序で連結し、連結した新たなリマー
ク情報を生成して更新する。このような場合の順番に
は、新規に付すリマーク情報を既に付してあるリマーク
情報の前に連結するとか、後に連結するとか、間に連結
するということが考えられる。
【0014】むろん、更新条件としては、これ以外に
も、既にリマーク情報が付されているものについては書
き換え、リマーク情報が付されていないものについては
リマーク情報を追加しないというような条件なども可能
である。画像データ選択手段は、リマーク情報を更新し
たい画像を選択するものであり、各種の構成が可能であ
る。例えば、画像データの一覧を表示しつつチェックボ
ックスでチェック入力可能としておき、チェックの有無
で選択か否かを判断すれば作業が容易となる。しかし、
オペレーティングシステムが記憶領域に階層構造を採用
しているような場合、特別の階層構造に記憶させたもの
を選択対象とするように判断するようなものでも構わな
い。従って、この場合にはオペレーティングシステムを
介して必要な画像データをこの階層構造に複写しておく
ような作業が必要になる。また、画像データを直に選択
するのではなく、他の条件に基づいて画像データを間接
的に選択するようなものでも良い。その一例として、請
求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の画像データ管理装置において、上記画像データ
選択手段は、検索条件を入力する検索条件入力手段と、
この入力された検索条件に基づいて上記データ記憶手段
にて記憶されている既存のリマーク情報を対象として検
索を実行して更新対象となる画像データを選択する検索
実行手段とを具備する構成としてある。
【0015】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、検索条件入力手段によって検索条件を入
力すると、検索実行手段はこの入力された検索条件に基
づいて上記データ記憶手段にて記憶されている既存のリ
マーク情報を対象として検索を実行し、更新対象となる
画像データを選択する。すなわち、既に付されているリ
マーク情報を検索条件として利用し、必要な画像データ
を間接的に指定する。
【0016】このように、画像データに対応するリマー
ク情報について更新条件を指定して一括して更新する手
法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はなく、そ
の方法としても機能することは容易に理解できる。この
ため、請求項5にかかる発明は、複数の画像データにつ
いてそれぞれにリマーク情報を対応づけて記憶しつつ同
リマーク情報について適宜更新管理可能な画像データ管
理方法であって、新規に付すリマーク情報を生成するリ
マーク情報生成工程と、新規に付すリマーク情報と既に
付されているリマーク情報との更新条件を設定する更新
条件設定工程と、リマーク情報を更新する画像データを
選択する画像データ選択工程と、この画像データ選択工
程にて選択された画像データのリマーク情報に対して上
記更新条件設定工程にて設定された更新条件に基づいて
上記リマーク情報生成工程にて生成したリマーク情報で
更新するリマーク情報更新工程とを具備する構成として
ある。すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、そ
の方法としても有効であることに相違はない。
【0017】ところで、このような画像データ管理装置
は単独で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれ
た状態で利用されることもあるなど、発明の思想として
はこれに限らず、各種の態様を含むものである。従っ
て、ソフトウェアであったりハードウェアであったりす
るなど、適宜、変更可能である。発明の思想の具現化例
として画像データ管理装置のソフトウェアとなる場合に
は、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上において
も当然に存在し、利用されるといわざるをえない。
【0018】その一例として、請求項6にかかる発明
は、コンピュータにて複数の画像データについてそれぞ
れにリマーク情報を対応づけて記憶しつつ同リマーク情
報について適宜更新管理可能な画像データ管理プログラ
ムを記録した媒体であって、新規に付すリマーク情報を
生成するリマーク情報生成ステップと、新規に付すリマ
ーク情報と既に付されているリマーク情報との更新条件
を設定する更新条件設定ステップと、リマーク情報を更
新する画像データを選択する画像データ選択ステップ
と、この画像データ選択ステップにて選択された画像デ
ータのリマーク情報に対して上記更新条件設定ステップ
にて設定された更新条件に基づいて上記リマーク情報生
成ステップにて生成したリマーク情報で更新するリマー
ク情報更新ステップとを具備する構成としてある。
【0019】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。その
他、供給方法として通信回線を利用して行なう場合でも
本発明が利用されていることにはかわりない。さらに、
一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実
現されている場合においても発明の思想において全く異
なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて
必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとして
あってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、予め過去
のリマーク情報に対する更新条件を指定しておくことに
より、過去のリマーク情報を消すことなく、一括してリ
マーク情報を付すことが可能な画像データ管理装置を提
供することができる。また、請求項2にかかる発明によ
れば、コメントなどの自由なリマーク情報に加えて画一
的なリマーク情報を容易に付加でき、画像データの管理
を行いやすくなる。
【0021】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
指定された順序で連結して更新するので、比較的簡易に
リマーク情報の更新をイメージできる。さらに、請求項
4にかかる発明によれば、ある条件に含まれる画像デー
タを間接的に指定できるため、手軽に漏れなく画像デー
タを選択できるようになる。さらに、請求項5にかかる
発明によれば、同様の効果を奏する画像データ管理方法
を提供でき、請求項6にかかる発明によれば、画像デー
タ管理プログラムを記録した媒体を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる画像データ管理装置をクレーム対応図により示して
いる。デジタルスチルカメラなどで撮影した画像データ
は、コンピュータなどの外部記憶装置などを利用して管
理することになる。かかる外部記憶装置などに該当する
データ記憶手段A1が複数の画像データとともにそれぞ
れに対応づけられるリマーク情報を記憶する。この場
合、画像データとリマーク情報とはコンピュータによる
データベース管理などによって適宜変更、追加、削除な
どといった管理が行われる。コメントなどのリマーク情
報を一括して更新する際には、コンピュータにおける操
作入力機器などに対応するリマーク情報生成手段A2に
よって新規に付すリマーク情報を生成するとともに、同
じく操作入力機器などに対応する更新条件設定手段A3
によって新規に付すリマーク情報と既に付されているリ
マーク情報との更新条件を設定する。また、このような
リマーク情報を更新すべき画像データについても操作入
力機器などに対応する画像データ選択手段A4によって
選択する。すると、コンピュータのアプリケーションな
どに対応するリマーク情報更新手段A5は、選択された
画像データに付されているリマーク情報に対して上述し
た更新条件に従い新たなリマーク情報を連続して付加す
ることになる。
【0023】本実施形態においてはこのような画像デー
タ管理装置を実現するハードウェアの一例としてコンピ
ュータシステム10を採用している。図2は、同コンピ
ュータシステム10をブロック図により示している。本
コンピュータシステム10は、画像データを直接的に入
力する画像入力デバイスとして、スキャナ11aとデジ
タルスチルカメラ11bとビデオカメラ11cとを備え
ており、コンピュータ本体12に接続されている。それ
ぞれの入力デバイスは画像をドットマトリクス状の画素
で表現した画像データを生成してコンピュータ本体12
に出力可能となっており、ここで同画像データはRGB
の三原色においてそれぞれ256階調表示することによ
り、約1670万色を表現可能となっている。
【0024】コンピュータ本体12には、外部補助記憶
装置としてのフロッピーディスクドライブ13aとハー
ドディスク13bとCD−ROMドライブ13cとが接
続されており、ハードディスク13bにはシステム関連
の主要プログラムが記録されており、フロッピーディス
クやCD−ROMなどから適宜必要なプログラムなどを
読み込み可能となっている。また、コンピュータ本体1
2を外部のネットワークなどに接続するための通信デバ
イスとしてモデム14aが接続されており、外部のネッ
トワークに同公衆通信回線を介して接続し、ソフトウェ
アやデータをダウンロードして導入可能となっている。
この例ではモデム14aにて電話回線を介して外部にア
クセスするようにしているが、LANアダプタを介して
ネットワークに対してアクセスする構成とすることも可
能である。
【0025】ここで、外部補助記憶装置のうち、フロッ
ピーディスクドライブ13aやCD−ROMドライブ1
3cについては、記録媒体自身が交換可能であり、この
記録媒体に画像データが記録された状態で供給されるこ
とにより、画像入力デバイスの一手段ともなりうる。ま
た、モデム14aやLANアダプタを介してネットワー
クにアクセスした場合、このネットワークから画像デー
タが供給されることもあり、このような場合も画像入力
デバイスの一手段となりうる。
【0026】この他、コンピュータ本体12の操作用に
キーボード15aやポインティングデバイスとしてのマ
ウス15bも接続され、さらに、マルチメディア対応の
ためにスピーカ18aやマイク18bを備えている。一
方、画像出力デバイスとして、ディスプレイ17aとカ
ラープリンタ17bとを備えている。ディスプレイ17
aについては水平方向に800画素と垂直方向に600
画素の表示エリアを備えており、各画素毎に上述した1
670万色の表示が可能となっている。むろん、この解
像度は一例に過ぎず、640×480画素であったり、
1024×768画素であるなど、適宜、変更可能であ
る。
【0027】また、印刷装置としてのカラープリンタ1
7bはインクジェットプリンタであり、CMYKの四色
の色インクを用いて記録媒体たる印刷用紙上にドットを
付して画像を印刷可能となっている。画像密度は360
×360dpiや720×720dpiといった高密度
印刷が可能となっているが、階調表限については色イン
クを付すか否かといった2階調表現となっている。色イ
ンクについては、かかる四色のものに限らず、色の薄い
ライトシアンやライトマゼンタを加えた六色によってド
ットの目立ちを低減させることも可能であるし、インク
ジェット方式に限らずカラートナーを利用した静電写真
方式などを採用することも可能である。
【0028】このような画像入力デバイスを使用して画
像を入力しつつ、画像出力デバイスに表示あるいは出力
するため、コンピュータ本体12内では所定のプログラ
ムが実行されることになる。そのうち、基本プログラム
として稼働しているのはオペレーティングシステム(O
S)12aであり、このオペレーティングシステム12
aにはディスプレイ17aでの表示を行わせるディスプ
レイドライバ(DSPDRV)12bとカラープリンタ
17bに印刷出力を行わせるプリンタドライバ(PRT
DRV)12cが組み込まれている。これらのドライ
バ12b,12cの類はディスプレイ17aやカラープ
リンタ17bの機種に依存しており、それぞれの機種に
応じてオペレーティングシステム12aに対して追加変
更可能である。また、機種に依存して標準処理以上の付
加機能を実現することもできるようになっている。すな
わち、オペレーティングシステム12aという標準シス
テム上で共通化した処理体系を維持しつつ、許容される
範囲内での各種の追加的処理を実現できる。
【0029】この基本プログラムとしてのオペレーティ
ングシステム12a上でアプリケーション12dが実行
される。アプリケーション12dの処理内容は様々であ
り、操作デバイスとしてのキーボード15aやマウス1
5bの操作を監視し、操作された場合には各種の外部機
器を適切に制御して対応する演算処理などを実行し、さ
らには、処理結果をディスプレイ17aに表示したり、
カラープリンタ17bに出力したりすることになる。
【0030】かかるコンピュータシステム10では、画
像入力デバイスであるスキャナ11aなどで写真などを
読み取って画像データであるとか、デジタルスチルカメ
ラ11bで撮影した画像データであるとか、ビデオカメ
ラ11cで撮影した動画をキャプチャした画像データな
どは、ハードディスク13bなどに記憶可能である。こ
のとき、各画像データに対してコメントのようなリマー
ク情報を対応づけて同ハードディスク13bに記憶させ
る。このような対応付けの管理は、コンピュータ本体1
2でデータベース用のアプリケーション12dを実行し
て画像データとリマーク情報を取り込んで管理したり、
あるいは画像データのリマーク情報エリアに対して直接
に書き込んだりして実行可能である。この意味で、アプ
リケーション12dとコンピュータシステム10とが有
機一体化してデータ記憶手段A1を構成する。
【0031】また、アプリケーション12dは、ディス
プレイ17aに対して操作入力画面を表示しつつキーボ
ード15aやマウス15bによる操作入力を受け付け、
新たに付すリマーク情報を取得したり、既に付してある
リマーク情報に対してどういう条件で更新するかといっ
た条件入力を取得することになる。さらに、どの画像に
対してリマーク情報を変更するか、画像データを表示し
つつ選択させることになる。従って、これらの意味でア
プリケーション12dや各種のハードウェア構成がリマ
ーク情報生成手段A2や更新条件設定手段A3や画像デ
ータ選択手段A4を構成する。
【0032】そして、以上のような入力や選択が行われ
た上でアプリケーション12dはハードディスク13b
に記憶されているリマーク情報を更新していくことにな
り、アプリケーション12dやハードディスク13bな
どがリマーク情報更新手段A5を構成する。なお、これ
らのソフトウェアは、ハードディスク13bに記憶され
ており、コンピュータ本体12にて読み込まれて稼働す
る。また、導入時にはCD−ROMであるとかフロッピ
ーディスクなどの媒体に記録されてインストールされ
る。従って、これらの媒体は画像データ管理プログラム
を記録した媒体を構成する。
【0033】図3は以上のような画像データ管理プログ
ラムによる制御内容をブロック化して表しており、各種
の総合的な制御を行うメイン制御部60と、各種の共通
的な制御を行う共通機能部20と、画像データの管理を
行うフィルムデータ管理部30と、各画像データについ
て画像修正を実行する画像修正制御部40と、一連の印
刷処理を実行するDPE印刷制御部50から構成されて
いる。メイン制御部60は、後述する各種フローを適宜
選択して実行するものであり、その他、他に分類されな
い各種の機能も実行する。そのうちの一つが環境設定部
60aであり、本画像データ管理プログラムにおいて共
通の設定などを設定情報ファイル60bとしてハードデ
ィスク13b上に記録し、適宜他の機能部から読み出し
可能としている。この設定情報ファイル60bは、各種
のデフォルト指定、例えば、新たな画像データの取り込
み元の指定であるとか、後述するような印刷処理で次回
に引き継ぐためのページのパラメータであるといったよ
うな類のものが記録されることになる。
【0034】共通機能部20については、図4にその詳
細ブロックを示しており、そのいくつかは他の機能部か
らも共通して呼び出せるようになっている。例えば、画
像選択部20aはサムネール作成部20iにて各画像デ
ータについてサムネールを作成させつつ画像表示部20
mにてディスプレイ17aに複数のサムネール画像を表
示させ、その状態でキーボード15aやマウス15bに
よる選択操作を受け付けることによって各画像について
の選択の有無を入力する。むろん、選択操作に伴って表
示を変えたりする場合には適宜画像表示部20mにて表
示を変更させるし、選択の結果は他の機能部に受け渡す
ことになる。また、表示指定部20bは画面上での表示
を指定するものであり、GUI操作に応じてウィンドウ
領域の大きさなどを変更したときに対応して画像の表示
を適宜指定することになる。
【0035】ファイル編集部20cは画像データの保存
領域を適宜変更する操作などを実行し、検索部20dは
画像ファイルと併せて管理されるパラメータに基づいて
コメントであるとか日付などによって検索を実行するも
のである。一括コメント部20eでは複数の画像データ
に対するコメント付けを一括して処理するものであり、
一括整理部20fは画像データやパラメータを一括して
同時に処理するものである。
【0036】画像処理部20gと画像編集部20hは、
画像修正制御部40が主に画像処理の自動実行をするに
あたって各種のパラメータを生成するのに対して、実際
に画像処理を実行する部分であり、さらに手動にて指定
される画像処理も実行する。この処理結果は原則的に仮
のデータとして扱われ、実際の処理時にオリジナル画像
データに変更を加える指定がなされている場合は元の画
像データに反映される。また、表示や処理時間の便宜上
から必ずしも元の画像データに基づいて実行する必要は
なく、操作中はサムネールの画像データに基づいて画像
処理部20gや画像編集部20hが各種の処理を実行す
る。
【0037】画像入力部20jは画像データの記憶領域
がファイル編集部20cによって既に登録されている場
合に、画像処理や印刷処理の際に同画像データを読み込
んでくる処理を行い、また、画像データとして各種のデ
ータフォーマットが存在するのに対応し画像出力部20
kは形式を変換して出力するといった処理を実行する。
次に、フィルムデータ管理部30について説明する。図
5は、本フィルムデータ管理部30が管理する画像デー
タである画像ファイル30aと、パラメータを含む写真
データ30bと、画像データのグループ化において利用
するフィルムデータ30cの管理構造をブロック図によ
り示している。ここで、画像データはコンピュータシス
テム10においてファイルとして扱われることにより、
画像ファイルとして示しているし、パラメータはそれぞ
れの画像データに対応する各種の情報とともに写真デー
タ30bとして示している。また、フィルムデータ30
cは画像データをグループ化して管理するための情報で
あり、図6にはフィルムメタファとして示している。こ
こで写真データ30bのデータベースは、コンピュータ
システム10上における書き換え可能な記憶領域に保存
されるものとし、また、複数存在するフィルムメタファ
に関わらず一定の領域に保存される。むろん、物理的に
複数のデータベースとすることは可能であるが、要は必
ずしも画像データが現実に記憶されている媒体に形成さ
れる必要はないということである。
【0038】同図では、画像ファイルの物理的記録形態
を同図の左方に示しており、オペレーティングシステム
12aによってフォルダ単位で階層構造が形成され、各
フォルダの中に画像ファイルを記憶するようになってい
る。本実施形態における画像データのグループ化は、物
理的にはまさにこのフォルダ単位の階層構造を利用して
おり、このフォルダ単位で情報を付加して管理してい
る。すなわち、フィルムデータ30cを構成する最低限
の情報は、任意につけることが可能なフィルム名、この
フォルダの物理的配置情報としての実際の記憶領域を示
すリンク先、作成した日付、コメント、媒体属性、媒体
ラベル、フィルム属性、収容画像ファイル数などであ
る。
【0039】また、図に示すように各フォルダは管理上
においてフィルムのパトローネと同視しており、別の視
点からすれば実際の記憶領域を個別に意識することなく
パトローネとして同一視してしまうので、エリアス管理
にも近くなっている。なお、パトローネには物理的な記
憶領域が交換可能な媒体であるか否かを示すマークを表
示して利用者に分かりやすくしている。すなわち、画像
ファイルがCD−ROMによって供給されているような
場合は交換可能であるが、この場合はCD−ROMを交
換することによって実際のCD−ROMドライブ13c
に装着されていない場合もあり得る。このような場合に
そのCD−ROMが装着されていなければ非表示としま
うのではなく、フィルムデータ30cとして登録した以
上は同データに基づいて表示が行われるし、その場合に
は交換可能なマークがあることによって操作者はCD−
ROMをセットしなければ参照できないことが容易に理
解できるようになる。この例では、交換可能なマークを
示しているだけであるが、このようなマークを適宜変更
して情報を表示するようにしても良い。例えば、交換可
能な記憶領域であるとしてそのCD−ROMが装着され
ている場合と装着されていない場合とでマークを変えて
も良い。また、ネットワークで複数人が共有する記憶領
域に画像データが保存されている場合には、各人で勝手
に書き換えてしまうと収拾がつかなくなってしまうた
め、ネットワークドライブを表すマークを表示するよう
にしても良い。むろん、ネットワークドライブであれば
書き込み可能であっても書き込み不能の扱いをするよう
にしても良い。なお、マークを変化させるのではなく、
パトローネ自体の形状を変更するようにしても良い。
【0040】写真データ30bの具体的構成は、図5お
よび図6に示している。ここで、索引情報はファイル名
とファイル日時とファイルサイズと撮影日時とから構成
されており、画像ファイルを縮尺したサムネールデータ
をサムネールとして表示している。コメントは各画像フ
ァイル毎に付すことができるようにしており、上述した
索引情報やサムネールデータが画像データに基づいてい
ほぼ一義的に決定される情報であるのに対して、コメン
トは任意の情報を設定することができる。多くの場合
は、撮影地であるとか、被写体であるというように画像
データのままでは検索しにくいものを補完するための文
字情報による索引情報が該当する。しかし、上述した撮
影日時が画像ファイルに付される情報であるために、デ
ータ転送などによっては当該ハードディスク13b上に
複写された際の日付などになることもあり得る。従っ
て、本来の撮影日時というような画一的な情報を含めた
ものであっても良い。むろん、撮影日時に限らず、天気
の情報、室内か室外かの情報、というように、複数の画
像データに対して画一的に付すことが適当な情報なども
有効である。この他、写真データ30bは、分類などを
表す整理情報や、実際の記憶領域を示す位置情報や、マ
イク18bなどを介して付された音声情報も含まれてい
る。
【0041】本画像データ管理プログラムでは、メイン
制御部60による一連の画像データ処理として同時プリ
ント処理を一つの機能としており、このためにも画像デ
ータをより管理しやすくすることを目的としている。図
7はこの同時プリント処理における画面表示を示してい
る。この場合、メイン制御部60は共通機能部20の表
示指定部20bに対して適宜指令を出力してディスプレ
イ17a上に同画面を表示させつつ、キーボード15a
やマウス15bの操作入力を受け付けることになる。
【0042】この同時プリント処理画面においては、画
面上の左寄り部分が操作表示エリアとなっており、ここ
には一連のデータ処理の流れに沿ってタブが表示されて
いる。この例では「写真の入力」、「写真の修整」、
「プリント指定」、「印刷」というタブが表示され、そ
れぞれの間に下向きの「△」マークを表示している。む
ろん、データ処理は「写真の入力」処理、「写真の修
整」処理、「プリント指定」処理、「印刷」処理という
順序を経て、所望の画像データを綺麗に印刷できるよう
になる。従来でも、同様の処理を実行することは当然に
可能であったのだが、その場合には自分自身で手続の流
れを想定して作業を進めていかなければならない。
【0043】すなわち、1:ファイルメニューの中から
画像データをオープンし、2:ツールメニューの中から
画像修正操作を指定して必要なパレットなどを表示させ
つつ所望の修正を行った後で保存し、3:ファイルメニ
ューの中の印刷レイアウトで印刷したいフォーマットを
指定し、4:ファイルメニューの中の印刷プレビューで
確認し、5:最後にファイルメニューの中の印刷を実行
する。むろん、複数の画像データを印刷したい場合に
は、この処理の中でファイルメニューの中から印刷対象
を決定するという作業が必要になる。
【0044】これに対して、デジタルスチルカメラ11
bで撮影した写真を印刷しようとするのは通常の写真撮
影の場合と比較するとDPEにて同時プリントを指定す
ることに対応するわけであり、一連のデータ処理を同時
プリントの作業に対応させて進行させるようにし、アプ
リケーションに精通していなくても一連のデータ処理を
実行可能となる。図7の同時プリント処理画面では「写
真の入力」という表示をしているが、実質的にはフィル
ムデータ管理部30による画像データ管理を行うことに
なる。表示エリアの内の左寄り部分は操作表示エリアと
なっているが、残りの表示エリアは主表示エリアとな
り、さらにそのうちの左寄り部分が画像データをグルー
プ化して表示するためのグループ表示領域となってお
り、残りの部分はあるグループが選択された場合にその
グループに属する画像データをサムネールで表示するた
めの画像表示領域となっている。
【0045】このグループ表示領域は上述したようなフ
ォルダ単位に対応したフィルムメタファを表示するため
の領域であり、フィルムのパトローネを枠として表示し
つつ、その中にフィルム名とコメントと日付と収容画像
ファイル数を表示している。むろん、各フィルムメタフ
ァのプロパティを表示させれば、フィルム名、リンク
先、日付、コメント、媒体属性、媒体ラベル、フィルム
属性、収容画像ファイル数といった全ての情報を表示す
ることになる。また、グループ表示領域はGUIを使用
して適宜表示領域を増減させることができ、表示領域に
表示しきれなくなればスクロール表示を付加したり、縮
小表示するようになる。むろん、表示された複数のフィ
ルムメタファの内のいずれか一つを選択操作することに
より、画像表示領域には選択されたフィルムメタファに
対応するフォルダ内に保存された画像ファイル30aが
サムネール表示されることになる。また、フィルムの管
理をパトローネで実現するだけでなく、さらにフィルム
ケースという上位概念の階層を用意しておき、フィルム
ケースに対してパトローネを収容することによってグル
ープ管理できるようにしても良い。この場合、必ずしも
一つのパトローネは一つのフィルムケースに収容しなけ
ればならないというわけではなく、各パトローネに対し
て収容すべきフィルムケースを特定するデータを用意し
ておくとともに、このデータを複数個保持できるように
しておく。そのようにすれば、物理的には不能であるに
もかかわらず、視点の異なる管理区分に応じて複数のフ
ィルムケースに同一のパトローネを収容するということ
が可能となる。
【0046】本実施形態においては、オペレーティング
システム12aが採用しているフォルダの階層構造を利
用して画像データの管理を行っているため、操作者がコ
ンピュータシステム10を直に操作してフォルダ内に画
像ファイル30aを収容することも可能であり、この場
合にはフォルダ内の画像ファイル30aの有無と写真デ
ータ30bとにずれが生じる場合があるが、この場合に
はフォルダ内の画像ファイル30aの有無を優先して写
真データ30bを適宜増減させることにする。
【0047】この意味でもフィルムメタファに対応する
フォルダ内に存在する画像ファイル30aに基づいて対
応する写真データ30bがあるか否かを判断し、写真デ
ータ30bがあればそのサムネイルデータを使用して表
示を行うし、写真データ30bがなければサムネール作
成部20iにてサムネールデータを作成後、表示を行
う。写真自体は縦長あるいは横長であり、一つのサムネ
ール表示領域は両方を収容可能な正方形であるとともに
その枠外には連番と実際のファイル名を表示している。
【0048】このような状態で、操作者はグループ表示
領域に表示されるパトローネ内の表示を見てグループを
判断しつつその画像データを画像表示領域に表示させ、
さらに印刷対象としたい画像データを選択する。この選
択操作は画像選択部20aによって受け付けられる。選
択された画像データについてはそのサムネール表示領域
の枠部分の色を変えて表示することにより、選択の有無
が容易に判断できる。そして、選択結果は以後の「写真
の修整」はもとより、「プリント指定」を経て「印刷」
の処理での出力対象として反映されることになる。な
お、これらの場合に各処理で参照されるのは物理的配置
情報であり、選択対象とした画像データを仮領域に移動
させて実際の処理を行うわけではない。
【0049】「写真の入力」において印刷したい画像デ
ータを選択したとして、操作表示エリアでの表示に依れ
ば次の処理が「写真の修整」であることが一目瞭然であ
る。この「写真の修整」では選択された画像データだけ
について画像修正を実行することができる。画像修正
は、対象となる画像データを選択した状態で図4に示す
画像処理部20gあるいは図8に示す画像修正制御部4
0が実行する。画像修正は操作者の好みに応じて明るさ
やコントラストを変化させたり、特定の色成分を強調す
るといった色強調を行う手動画像調整や、画像データを
構成する各画素について統計的集計処理を経て自動的に
修正を行う自動画像修正が可能である。前者の手動画像
修正では、キーボード15aやマウス15bを利用しつ
つ図9に示すようなメニュー操作で手動画像調整を選択
すると、画像処理部20gが対応する画像処理を実行す
ることになる。同図に示すメニュー操作では、画像修正
をクリックしつつドロップダウンメニューの手動画像修
正を選択すると、「明るさ・コントラスト」についての
修正か「色強調」の修正かを選択可能となる。
【0050】手動画像修整では修整度合いをGUIを利
用して指示することになる。すなわち、GUI表示をマ
ウス15bで操作して手動修整の結果を反映させる。本
実施形態においては、画像処理部20gにおいて明るさ
とコントラストについて段階的な強調処理を実行可能
で、その前提のもとに各強調程度を表すパラメータを用
意してあり、選択された修整結果を表すパラメータを明
るさ成分の強調度(m_nBrightness)の管
理パラメータと、コントラストの強調度(m_nCon
trast)の管理パラメータとに反映させるようにし
ている。手動画像修整は、明るさとコントラストに限ら
れるものではなく、赤成分と緑成分と青成分とにおいて
それぞれ強調処理を実行可能であり、それぞれの強調程
度を表すパラメータが赤成分の強調度(m_nRed)
の管理パラメータと、緑成分の強調度(m_nGree
n)の管理パラメータと、青成分の強調度(m_Blu
e)の管理パラメータとにそれぞれ反映されるようにな
っている。
【0051】一方、自動画像修正は画像修正制御部40
が実行する。より具体的には、画像特徴抽出部40aが
画像データに基づいて画像の特徴を抽出すると、修正情
報作成部40bが修正に必要なパラメータを作成し、修
正指定部40cは同パラメータを使って上述した画像処
理部20gに対して実際の処理を実行させることにな
る。図10はメニュー操作で自動画面修正を行う際の表
示画面を示しており、図11は自動画像修正を行う場合
の主表示エリアでの表示を示している。同図に示すよう
に、選択された画像データについて修正前の画像をサム
ネールで上段に表示し、上述した自動修正を施した修正
後の画像をサムネールで下段に表示している。操作者は
両者を見て比較し、どちらが良いか選択する。むろん、
選択は好みの側のサムネールをマウス15bでクリック
することにより行え、クリックした側については表示指
定部20bが枠部分を反転表示するなどして判別できる
ようにする。なお、デフォルトは修正前を選択状態とし
ておき、マウスでクリックした側についてだけ修正後の
ものを選択状態としても良いし、殆どの場合は画質を修
正されたものについて選択されるであろうとの想定のも
とでデフォルトを修正後のものを選択状態とするように
しても良い。
【0052】これらの場面において、最下部には「実
行」のコマンドボタンと、「キャンセル」のコマンドボ
タンが用意されており、「実行」のコマンドボタンをマ
ウスでクリックすると、各画像データごとに用意されて
いる写真データ30bの修正情報が更新される。この
他、画像修正は広い意味で画像データの表示に反映され
る各種の処理を含むものであり、広義の意味で画像のト
リミングや回転も含めている。この例では、自動画像修
整を選択的に実施するようにしているものの、かかる機
能を利用しない手はなく、特に操作の未熟なものにおい
てはかかる機能があっても選択操作を知りえないという
問題もある。従って、写真の入力時にデフォルトで自動
画像修整を行ってしまい、写真の修整という処理を表さ
ないようにすることも便利である。図12は、そのよう
な場合の画面表示の一例を示している。同図に示すもの
では、操作として「写真の入力」の前に「フィルムの選
択」という処理を加えるとともに、「写真の入力」の後
は「プリント指定」の処理を実行するようにしている。
図7に示すもののように「写真の入力」の処理で新しい
フィルムを選択できるようにしつつ、写真を選択するよ
うにしても良いが、図12に示すものでは最初に「フィ
ルムの選択」の画面表示を行うことにより、パトローネ
単位での写真データの選択であるとか新しいフィルムの
選択を先に実行して分かりやすくしている。また、この
画面表示では処理を進めたり戻したりするための指示を
行うために画面右寄り部分の上段に「前のステップ」と
「次のステップ」というコマンドボタンを用意し、「前
のステップ」を実行させると処理を戻し、「次のステッ
プ」を実行させると処理を先に進めるようにしている。
さらに、画面上段部分には各段階の処理の簡単な説明を
表示できるようにしている。例えば、「フィルム選択」
の段階では「フィルムを選んで次に進んで下さい。新し
いフィルムは『フィルムの追加』で作れます」と表示し
ている。
【0053】図7に示す同時プリントの処理の説明に戻
ると、写真の修整の次に行われるのは「プリント指定」
の処理である。既に、「写真の入力」と「写真の修整」
を経ており、印刷したい画像データの選択と、それに施
すべき画像処理が選択されている。この「プリント指
定」では選択されている画像データをどのようなレイア
ウトで印刷するかを指定する。図13はこの「プリント
指定」と、次の「印刷」の処理を実行するDPE印刷制
御部50の具体的構成を示している。印刷画像指定部5
0aは上述したようにして選択された画像データの指定
を受け継ぐものであり、フレーム指定部50bとレイア
ウト指定部50cとによって「プリント指定」の処理を
実行し、プリント指定部50dによる制御の下で印刷ス
タイル作成部50eと印刷画像処理部50fとで実際の
印刷データを生成する。
【0054】図14は「プリント指定」での主表示エリ
アでの表示を示しており、上段部分には横方向にスクロ
ール可能な表示エリアを配してレイアウトのパターンを
表示可能となっている。同図においては、「4枚ずつの
レイアウト」、「アルバム印刷」、「シール印刷」のレ
イアウトが表示されている。むろん、これ以外にもレイ
アウトのパターンを実装することは可能である。また、
オプションとして、切断する際の位置の目安となるトン
ボを印刷したり、日付を印刷したり、タイトルを印刷さ
せるのを選択できるようにチェックボックスを設けてい
る。さらに、用紙については「A4」、「B5」、「シ
ール」などに対応しており、これらについてはいずれか
だけを排他的に選択できるラジオボタンを設けてある。
【0055】印刷する際には、カラープリンタ17bの
機種に応じて印刷データを生成させる必要があるから、
下段左方にはプリンタ装置の選択表示エリアを設けてあ
る。ここでプリンタ装置を選択することにより、それぞ
れに対応した設定情報が読み出され、上述した色ずれを
修正したり、出力解像度を一致させることになる。レイ
アウトの中には「アルバム印刷」のレイアウトが用意さ
れており、「アルバム詳細」のコマンドボタンをクリッ
クすると主表示エリアには図15に示す操作画面が表示
される。この表示画面においても上段部分には横方向に
スクロール可能な表示エリアを配してアルバムのパター
ンを表示可能となっており、この例ではA4用紙を横二
列縦四段に配して市松様に画像を印刷するものと、左側
半分に縦四段に配して画像を印刷するものと、上下に二
段に分けて画像を印刷するものとを示している。また、
アルバム印刷用のオプションとして、上述したコメント
を印刷したり、日付を印刷したり、ページタイトルを印
刷させるのを選択できるようにチェックボックスを設け
てあるとともに、アルバム印刷においては日をおいて順
次印刷していくことから通しのページ番号を印刷できる
ようにページ番号の指定覧も設けてある。なお、このペ
ージ番号は前回のアルバム印刷の後続ページ番号を自動
的にセットするようにしても良い。また、画像にコメン
トがある場合にはアルバム印刷におけるコメント表示の
デフォルトにセットされるようになっている。そして、
この表示通りで良ければ「OK」のコマンドボタンをク
リックすればよいし、気に入らなければ「キャンセル」
のコマンドボタンをクリックすればよい。なお、各種の
設定処理を行うにあたり、その設定内容を記憶するよう
にし、次回の実行時には前回の設定内容をデフォルト値
として読み出して設定するようにしている。従って、毎
回指定する必要のない処理、例えば、プリント指定など
の処理については適宜飛ばせるステップを飛ばせるよう
にしている。この逆に、まだ設定したことのない処理に
ついては飛ばせなくしつつ、警告表示をするようにして
も良い。むろん、これらの設定は選択した印刷処理ごと
に保存するようにしている。このため、各印刷処理で選
択した用紙選択などが他形態の印刷処理の設定内容へ反
映されてしまうことはなく、予想外の用紙が選択されて
しまったまま処理を飛ばしてしまうといった悪影響を及
ぼすこともない。
【0056】図7に示す同時プリントの最後の処理は
「印刷」であるが、この主表示エリアには図16に示す
ように現在指定されているプリンタ装置の機種と、印刷
する用紙のサイズと、必要な枚数を含めて確認用のメッ
セージを表示し、さらに印刷を開始させるための「実
行」のコマンドボタンと、「キャンセル」のコマンドボ
タンを用意してある。むろん、この状態で「実行」のコ
マンドボタンをクリックすれば印刷が開始される。
【0057】DPE印刷制御部50の印刷画像指定部5
0aは上述したようにして選択された画像データの指定
を受け継ぐものであり、フレーム指定部50bとレイア
ウト指定部50cとによって「プリント指定」の処理を
実行し、プリント指定部50dによる制御の下で印刷ス
タイル作成部50eと印刷画像処理部50fとで実際の
印刷データを生成する。一般に画像データはRGBの多
階調表示で表されている反面、印刷はCMYKの二階調
表示が多い。このため、印刷画像処理部50fは上述し
た指定に応じた画像処理を実行させた上でRGB→CM
YKの色空間の変更ととともに多階調→二階調の階調変
換処理も併せて実行する。
【0058】上述したように、「写真の修整」処理では
各画像データについて個別に手動画像修正を行うことが
可能である。この際、各画像データを選択してダブルク
リックするか、図9に示すポップアップメニューから
「コメント入力・修整」を選択すると、図17に示すよ
うなコメント入力修正用の画面表示を行うことができ
る。同図において、画面上方部分にはコメント入力枠2
1が設けられており、この枠内で当該画像データに付す
コメントを入力する。このコメントはキーボード15a
の操作によって入力する。コメント入力枠21の下には
コメントスタンプ22の操作枠が表示されている。コメ
ント入力枠21による入力が自由な文字入力であるのに
対し、このコメントスタンプ22は予め用意されている
画一的な文字情報を付加するものである。この例では、
「日付」、「天気」、「被写体」、「状況」、「修
正」、「保存」という項目について、それぞれ個別の画
一的な文字情報が用意されており、表示欄右側に付され
た矢印をクリックして文字情報を選択し、ダブルクリッ
クすることによってコメント入力枠21に複写される。
この場合、既に入力されているコメントの後に付加され
ていくことになる。
【0059】「日付」の場合、任意の日付を選べるほ
か、西暦表示であるとか和暦表示なども選択できるよう
にしている。「天気」は、「晴れ」、「雨」、「曇り」
などを選択できる。被写体は、「お父さん」、「お母さ
ん」、「お姉ちゃん」、「お兄ちゃん」、「子供」など
を選択できる。「状況」は、「夏休み」、「運動会」、
「ドライブ」などを選択できる。「修正」は、画像修正
が「必要」か、画像修正を「済」んでいるか、画像修正
が「未」だ行われていないかといった事項を選択でき
る。「保存」は、「永久」保存か、「一時」保存かを選
択できる。
【0060】コメントスタンプ22を使うか否かは自由
であり、最終的にコメント入力枠21での入力が完了し
たら、「実行」コマンドボタンをクリックすると、選択
されている画像データについての上述した写真データ3
0bのコメントとして書き込まれる。また、既にコメン
トが付されている場合にコメント入力修正用の画面表示
が行われた場合には既存のコメントをコメント入力枠2
1に表示させた状態で修正操作を受け付けることにな
る。
【0061】なお、コメントスタンプ22の下方にはフ
ラグによる分類入力枠23が設けられており、写真デー
タの中の整理情報を利用して8種類の分類ができるよう
になっている。この分類入力枠23では8つのチェック
ボックスを設けてあり、それぞれ個別に設定できるよう
になっている。通常であれば、このように一つの画像デ
ータ毎にコメントを入力していくことになる。しかし、
デジタルスチルカメラ11bで撮影してきた画像データ
を自宅のハードディスク13bに複写したような場合、
まとまった数の画像データが一度に入力される。この場
合、通常であれば共通のコメントを付すことが多い。例
えば、ドライブに行ってきたものとすると、それぞれの
被写体は子供であったり、母親であったとしても、「ド
ライブ お兄ちゃん」となったり「ドライブ お母さ
ん」となったりする。従って、全ての画像データに対し
て同じコメントの「ドライブ」を入力しなければならな
い。
【0062】図18はコメント一括入力を行う場合のフ
ローチャートを示しており、図19はその場合の画面表
示を示している。処理としては、ステップ100にてコ
メントを一括して整理しようとする画像データを選択す
る。画像データの選択は、自動画像修正の場合と全く同
様である。すなわち、図7に示す「写真の入力」の画面
表示と同様にして画像データが主表示エリアに表示さ
せ、所望の画像のサムネールをクリックすると、反転表
示となって選択状態となる。次の、ステップ105では
図19に示すコメント一括入力の画面表示を行ない、動
作モードなどの指示を入力する。
【0063】このコメント一括入力の画面表示は、上述
した図17に示すコメント入力修正用の画面表示と共通
するところがあり、コメントを付すという意味でコメン
ト入力枠21とコメントスタンプ22が表示されてい
る。また、コメント入力修正用の画面表示に付加されて
いるのは更新条件設定枠24が付加され、フラグによる
分類を一括して整理するためのフラグ整理入力欄25を
設けてある。更新条件は新たに付すコメントと既に付し
てあるコメントとをどのような関係で更新していくかを
指示するものであり、新たに付すコメントを既に付して
あるコメントの前に挿入したい場合には「前に」を選択
すればよいし、逆に新たに付すコメントを既に付してあ
るコメントの後に挿入したい場合には「後に」を選択す
ればよい。また、新たに付すコメントで既に付してある
コメントを書き換えてしまいたい場合には「上書き」を
選択する。この場合、コメント入力枠21に何も入力さ
れていなければその状態と置き換えることになるから、
全削除の指定とみなされる。
【0064】また、既に付してあるコマンドのうち、一
部を置き換えたいということがある。例えば、一度は
「ドライブ」というコメントを付けておいたものの、後
で「穂高旅行」の方が分かりやすいと思ったような場合
である。このような場合は、更新条件として「置換」を
選択しつつ置換元となる文字列を置換文字列入力枠24
a内に記入する。さらに、このコメント一括入力の画面
表示では整理情報として付すフラグも一括して整理でき
る。一つ一つの画像データについて個別に修正しなけれ
ばならない場合、文字情報のコメントならば入力が煩わ
しいという問題があるが、フラグの分類は途中で混乱す
ることがある。例えば、画像データのピクセルサイズに
基づいてフラグの分類を変えておいたりした場合に、途
中までは正しいフラグを設置していたにも関わらず、途
中から混乱して違うフラグをセットしてしまったような
場合である。なお、各フラグ毎に用意されているのは3
ポジションのトグルスイッチを実現しており、入力ボッ
クスをチェックするごとに「ON」→「OFF」、「N
O CHANGE」と変化する。むろん、それぞれは
「オンにする」、「オフにする」、「何もしない」とい
う意味を表している。
【0065】コメント入力枠21を初めとして各入力欄
に所望の情報を指示したら、「実行」のコマンドボタン
をクリックする。すると、図18のフローチャートにお
いてステップ110以下の実行を開始し、ステップ19
5にて対象となる画像データがなくなるまでループ処理
する。このループ処理では、ステップ110において次
の画像データの索引情報を読み込み、ステップ115に
てワーク用のポインタを「0」クリアする。ステップ1
20では動作モードを判断するが、この動作モードは図
19に示す更新条件設定枠24で指定した更新条件であ
る。すなわち、既に付してあるコメントを活かしたま
ま、その前後に新たに付すコメントを連結させるのが追
加モードであり、「前に」であれば先頭へ挿入するべく
挿入位置を表すポインタを「0」のままとしておくし、
「後に」であれば既存のコメントの最後尾へ挿入するた
めに既存のコメントの終了位置をポインタに設定する。
この処理をステップ125とステップ130にて実行し
たら、ステップ135にてそのポインタ位置へ新たに付
すコメントを挿入する。この結果、新たに付すコメント
と既に付してあるコメントが所定の順序で並べられたも
のが新たなコメントとなって付されることになる。
【0066】一方、更新条件設定枠24で「上書き」を
選択しておいたときにはステップ120の判断を経てス
テップ140にて既に付してあるコメントを削除する。
上述したように、コメント入力枠21などを空欄にした
状態で上書きを指定すれば全削除を指定しているものと
見なすが、ステップ145でこの判断を行い、コメント
入力枠21にコメントが入力されていれば上書きと判断
してステップ135にて「0」クリアされているポイン
タの示す位置に新たに付すコメントを挿入する。また、
ステップ145にてコメント入力枠21にコメントが入
力されていないと判断したときは全削除と見なしてコメ
ントを付さない。むろん、「全削除」について更新条件
設定枠24に明示的に表示することも可能であり、その
場合にはステップ120における動作モードで「上書
き」あるいは「全削除」の場合にステップ140を実行
し、ステップ145では「全削除」の指示であるか否か
を判断する。
【0067】更新条件設定枠24では「置換」を選択す
ることも可能であり、「置換」を選択していた場合には
ステップ120の判断を経てステップ150にて既に付
してあるコメントの中に置換文字列があるか否かを検索
する。なければステップ155の判断を経てそのまま終
了するが、一致するデータがある場合には、ステップ1
60にて一致部分を削除してからポインタに削除開始位
置をセットする。置換の場合、コメント入力枠21に新
たに付すコメントが入力されているのであればステップ
165の判断を経てステップ135にてそのコメントを
入力することになるが、何も入力されていない場合には
部分削除の指定であると判断し、そのまま何もすること
なく処理を終了する。
【0068】以上は写真データにおけるコメントデータ
の更新処理であり、次に、フラグによる分類入力の一括
整理について更新処理を実行する。フラグ整理入力欄2
5では8つの分類についてそれぞれ「オンにする」か
「オフにする」か「何もしない」かを指示しているが、
ステップ170にて「オンにする」ものだけを抽出し、
対象となるフラグのマスクMASKを用意する。例え
ば、3番目と8番目の分類をオンにするのであれば、
「00100001」というマスクを用意する。整理情
報のフラグも同様に8ビットのビット列からなり、ステ
ップ175ではこのビット列FLAGとマスクMASK
で論理和を取る。すると、それ以前の他のフラグには全
く影響を与えることなく3番目と8番目の分類に対応す
るビットだけが「1」に変更され、「ON」へと変換さ
れたことになる。
【0069】同様にして、ステップ180では「オフに
する」ものだけを抽出し、対象となるフラグのマスクM
ASKを用意して反転させる。例えば、3番目と8番目
の分類をオンにするのであれば、反転前は「00100
001」であり、反転後は「11011110」という
マスクとなる。次のステップ185ではこのビット列F
LAGとマスクMASKで論理積を取る。すると、3番
目と8番目の分類に対応するビット以外は「1」となる
ので論理積を取った場合にそれ以前のビットの状況を保
持し、3番目と8番目の分類に対応するビットだけは
「0」と論理積を取ることになって「OFF」へと変換
されることになる。
【0070】この後、ステップ190にて更新した索引
情報を書き込み、ステップ195にて未処理の画像デー
タがあるか否かを判断し、あればステップ110以下を
繰り返すことになるし、なければこの一括処理を終了す
る。以上の処理においては、画像データを分類するのに
フラグを利用しているが、フラグの利用可能性は様々で
ある。例えば、上述した例ではコメントに対して文字情
報をスタンプのようにして利用しているが、画像データ
にスタンプを押してしまう画像処理を行うものとし、こ
のフラグで8つのスタンプを付すか否かをコントロール
するようにしても良い。例えば、「花丸」のスタンプで
あるとか、キャラクターのスタンプなどを用意してお
き、画像データに対してスタンプ画像を付してしまうの
ではなく、フラグがONになっていれば表示上でだけス
タンプを付すといった利用をしても良い。
【0071】また、この例では先に画像データを全て選
択しておいて一括して実行したが、更新情報を予め入力
しておき、画像データを確かめながら順次連続して更新
していくような処理としても良い。図20はこのように
画像データを選択しながら更新していくか否かを決定す
るためのフローチャートを示している。このフローチャ
ートでは、パトローネ単位でフィルムデータを選択して
おくものとし、画像データを選択することなく、ステッ
プ105にて図19に示すコメント一括入力の画面表示
を行なうとともに、動作モードなどの指示を入力する。
次に、ステップ106では選択されたパトローネに属す
る画像データの一つを選び出し、図21に示すように、
その画像データについての更新前のコメントとフラグ
を、更新後のコメントとフラグと並べて表示する。ま
た、このように更新することを望む場合に選択するコマ
ンドボタンとして「更新」コマンドボタンを用意してあ
る。また、次の画像データを対象とさせるために「次
へ」のコマンドボタンを用意し、前の画像データを対象
とさせるために「前へ」のコマンドボタンを用意し、更
新処理を終了させるための「終了」コマンドボタンを用
意してある。そして、ステップ107〜ステップ109
にて操作されたコマンドボタンに応じて処理を分岐して
いる。
【0072】また、この例では画像データがある基準に
従って順に表示させ、操作者が個別に判断するものであ
るが、更新する画像データについての条件を設定して一
括整理するようにしても良い。図22はそのような検索
条件を設定する画面表示を示しており、「ファイル名」
や、「コメント」、「撮影日」などについて条件を設定
して選択対象とする。むろん、この場合には文字列を含
む場合とか、完全に一致する場合とかを選択できるよう
にしても良いし、また、分類に利用したフラグを検索条
件に含めるようにしても構わない。そして、図20に示
すステップ106では検索条件に合致する画像データを
検索し、図21に示すようにして更新前後のコメントを
表示する。
【0073】このように、画像データとともにコメント
のようなリマーク情報を対応づけて管理するような場
合、撮影条件が一致する複数の画像データに対して同じ
コメントを付す必要性が高いが、従来は、既に付されて
いるコメントを活かしながら新たに付すコメントとをど
のように付していくかは操作者が判断しなければなら
ず、一括処理はできなかったが、予め両者の対応を更新
条件として設定しておくことにより、かかる要求を満足
しつつコメントの入力などを極めて容易に行えるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像データ管理装
置のクレーム対応図である。
【図2】同画像データ管理装置の具体的ハードウェアの
ブロック図である。
【図3】同画像データ管理装置の機能ブロック図であ
る。
【図4】共通機能部のブロック図である。
【図5】フィルムデータ管理部の機能ブロック図であ
る。
【図6】同フィルムデータ管理部が管理するデータ構造
を示す概略説明図である。
【図7】同時プリントの処理の操作画面を示す図であ
る。
【図8】画像修正制御部の機能ブロック図である。
【図9】手動画像調整の処理を行う場合の操作画面を示
す図である。
【図10】自動画像調整の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図11】自動画像修正の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図12】自動画像修整をデフォルトで実行するように
した場合の操作画面を示す図である。
【図13】DPE印刷制御部の機能ブロック図である。
【図14】プリント指定の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図15】アルバム印刷の処理を行う場合の操作画面を
示す図である。
【図16】印刷の処理を行う場合の操作画面を示す図で
ある。
【図17】コメント入力・修正の操作画面を示す図であ
る。
【図18】一括整理のフローチャートである。
【図19】コメント一括入力の操作画面を示す図であ
る。
【図20】コメント連続整理のフローチャートである。
【図21】連続整理の操作画面を示す図である。
【図22】検索条件の入力の操作画面を示す図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム 11a…スキャナ 11b…デジタルスチルカメラ 11c…ビデオカメラ 12…コンピュータ本体 12a…オペレーティングシステム 12b…ディスプレイドライバ 12c…プリンタドライバ 12d…アプリケーション 13a…フロッピーディスクドライブ 13b…ハードディスク 13c…CD−ROMドライブ 14a…モデム 15a…キーボード 15b…マウス 17a…ディスプレイ 17b…カラープリンタ 18a…スピーカ 18b…マイク 20…共通機能部 20a…画像選択部 20b…表示指定部 20c…ファイル編集部 20d…検索部 20e…一括コメント部 20f…一括整理部 20g…画像処理部 20h…画像編集部 20i…サムネール作成部 20j…画像入力部 20k…画像出力部 20m…画像表示部 30…フィルムデータ管理部 30a…画像ファイル 30b…写真データ 30c…フィルムデータ 40…画像修正制御部 40a…画像特徴抽出部 40b…修正情報作成部 40c…修正指定部 50…DPE印刷制御部 50a…印刷画像指定部 50b…フレーム指定部 50c…レイアウト指定部 50d…プリント指定部 50e…印刷スタイル作成部 50f…印刷画像処理部 60…メイン制御部 60a…環境設定部 60b…設定情報ファイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像データについてそれぞれにリ
    マーク情報を対応づけて記憶しつつ同リマーク情報につ
    いて適宜更新管理可能なデータ記憶手段と、 新規に付すリマーク情報を生成するリマーク情報生成手
    段と、 新規に付すリマーク情報と既に付されているリマーク情
    報との更新条件を設定する更新条件設定手段と、 リマーク情報を更新する画像データを選択する画像デー
    タ選択手段と、 この画像データ選択手段にて選択された画像データのリ
    マーク情報に対して上記更新条件設定手段にて設定され
    た更新条件に基づいて上記リマーク情報生成手段にて生
    成したリマーク情報で更新するリマーク情報更新手段と
    を具備することを特徴とする画像データ管理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像データ管理装
    置において、上記リマーク情報生成手段は、複数の画一
    的なリマーク情報を生成する画一的リマーク情報生成手
    段と、この画一的リマーク情報生成手段にて生成可能な
    リマーク情報を選択する画一的リマーク情報選択手段と
    を備え、画一的なリマーク情報の中から選択したリマー
    ク情報を生成することを特徴とする画像データ管理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の画像データ管理装置において、上記更新条件設
    定手段は、既存のリマーク情報と新規に付すリマーク情
    報とを所定の順序で連結させる更新条件を設定可能であ
    り、上記リマーク情報更新手段は、この更新条件が選択
    されている場合に上記データ記憶手段にて記憶されてい
    る既存のリマーク情報を読み込むとともに新規に付すリ
    マーク情報と上記順序で連結して新たなリマーク情報を
    生成して更新することを特徴とする画像データ管理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像データ管理装置において、上記画像データ選択
    手段は、検索条件を入力する検索条件入力手段と、この
    入力された検索条件に基づいて上記データ記憶手段にて
    記憶されている既存のリマーク情報を対象として検索を
    実行して更新対象となる画像データを選択する検索実行
    手段とを具備することを特徴とする画像データ管理装
    置。
  5. 【請求項5】 複数の画像データについてそれぞれにリ
    マーク情報を対応づけて記憶しつつ同リマーク情報につ
    いて適宜更新管理可能な画像データ管理方法であって、 新規に付すリマーク情報を生成するリマーク情報生成工
    程と、 新規に付すリマーク情報と既に付されているリマーク情
    報との更新条件を設定する更新条件設定工程と、 リマーク情報を更新する画像データを選択する画像デー
    タ選択工程と、 この画像データ選択工程にて選択された画像データのリ
    マーク情報に対して上記更新条件設定工程にて設定され
    た更新条件に基づいて上記リマーク情報生成工程にて生
    成したリマーク情報で更新するリマーク情報更新工程と
    を具備することを特徴とする画像データ管理方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータにて複数の画像データにつ
    いてそれぞれにリマーク情報を対応づけて記憶しつつ同
    リマーク情報について適宜更新管理可能な画像データ管
    理プログラムを記録した媒体であって、 新規に付すリマーク情報を生成するリマーク情報生成ス
    テップと、 新規に付すリマーク情報と既に付されているリマーク情
    報との更新条件を設定する更新条件設定ステップと、 リマーク情報を更新する画像データを選択する画像デー
    タ選択ステップと、 この画像データ選択ステップにて選択された画像データ
    のリマーク情報に対して上記更新条件設定ステップにて
    設定された更新条件に基づいて上記リマーク情報生成ス
    テップにて生成したリマーク情報で更新するリマーク情
    報更新ステップとを具備することを特徴とする画像デー
    タ管理プログラムを記録した媒体。
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