JP2000101751A - 通信制御システム及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御システム及び通信制御方法

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JP2000101751A
JP2000101751A JP10286098A JP28609898A JP2000101751A JP 2000101751 A JP2000101751 A JP 2000101751A JP 10286098 A JP10286098 A JP 10286098A JP 28609898 A JP28609898 A JP 28609898A JP 2000101751 A JP2000101751 A JP 2000101751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印鑑の押捺や身分証明書の提示が不要で、事
前審査を待つ必要もなく移動通信端末の利用を開始で
き、通話料の貸し倒れが発生する危険性も生じないシス
テムの実現。 【解決手段】 携帯電話13と中継機構100を備え、携帯
電話13には中継機構100以外に直接電話を掛けられない
よう発信規制が施され、発信者12の予納金額を発信者番
号毎に格納する残高データベース18、携帯電話13の料金
体系を格納する料金データベース20、発信者番号で残高
データベース20を検索し残高を確認する残高確認部26、
残高に基づき通話の可否を決する通話可否決定部28、着
信側端末32の番号及び残高を料金体系に当てはめ通話可
能時間を算出する通話可能時間算出部30、携帯電話13と
着信側端末32を接続させる回線切替装置16及び回線制御
部24、通話時間を計測する通話時間計測部34、通話時間
と料金体系から通話料を算出する通話料算出部36、発信
者12の残高から通話料を減じる残高更新部38を備えた通
信制御システム10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信制御システ
ム及び通信制御方法に係り、特に、携帯電話やPHS等
の移動通信端末の利用促進を企図した通信制御システム
及び通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話やPHS等の移動通信端
末の利便性が広く認識され、新規加入者の増加傾向が続
いている。この移動通信端末を利用するには、複数存在
する移動通信事業者の中から一社を選択し、当該移動通
信事業者との間で加入契約を締結する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この加
入契約に際しては、所定の加入申込用紙に自己の氏名、
住所、支払方法等を記入した上で印鑑を押捺することが
必要となる。この際に、運転免許証や健康保険証などの
身分証明書の提示が義務付けられる。また、加入可否の
審査結果が出るまで、数時間も待たされることとなる。
【0004】このため、若年層を中心に、より簡便に移
動通信端末を利用したいという要望が存在した。また、
例えばビジネスや観光目的で一時的に日本国内に滞在し
ている外国人などは、日本国内に住所を有しないため移
動通信端末を利用できないという不便が生じる。このよ
うな問題に対応するため、一時的な利用希望者には移動
通信端末をレンタルするという方法もある。すなわち、
レンタル業者側で予め移動通信事業者から購入し、加入
契約を締結しておいた複数の移動通信端末を、一時的に
利用したい外国人等にレンタルするわけである。この場
合、直接の加入者はレンタル業者ということになるた
め、国内に住所を有していない者であっても移動通信端
末を利用できることとなる。また、基本料金や使用料の
直接の支払責任はレンタル業者が負うこととなるため、
実際の利用者が国内において信用力のない者であって
も、移動通信事業者にとって不利益は生じない。
【0005】しかしながら、レンタル業者にとっては、
利用者が高額の使用料を残したまま移動通信端末と共に
行方をくらます危険性が常に存在する。このいわゆる
「掛け捨て」の危険性を緩和するためには、予め高額の
保証金を供出させる必要があり、善良な利用者の利便性
を損ねることとなる。また、例え一定の保証金を確保し
ていても、それを越える使用料が発生することを抑制す
る手段がないため、貸し倒れが発生する危険性を完全に
排除することはできない。
【0006】この発明は、従来の上記問題点を解決する
ために案出されたものであり、その目的とするところ
は、印鑑の押捺や身分証明書の提示が不要で、事前審査
を待つまでもなくすぐに利用でき、しかも通話料の貸し
倒れが発生する危険性の一切ない通信制御システム及び
通信制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明に係る通信制御システムは、発信側端末と
しての移動通信端末と、該移動通信端末と着信側端末と
の間に介在し、移動通信端末と着信側端末との間の回線
接続処理等を行う中継機構とを備えた通信制御システム
であって、上記移動通信端末の発信先を、少なくとも上
記中継機構を含む一定範囲の電話番号に制限する発信規
制手段と、上記移動通信端末を所持する発信者の予納金
額を、当該移動通信端末の発信者番号に対応させて記憶
しておく残高記憶手段と、当該移動通信端末の料金体系
を記憶しておく料金記憶手段と、上記移動通信端末から
上記中継機構に接続された場合に、当該発信者番号をキ
ーとして上記残高記憶手段を検索し、当該発信者の予納
金残高を確認する残高確認手段と、上記予納金残高に基
づき、当該発信者の通話を許可するか否かを決定する通
話可否決定手段と、通話可能の場合に、上記移動通信端
末から入力された着信側の電話番号に基づいて、当該移
動通信端末と着信側端末との接続を実現させる回線制御
手段と、上記移動通信端末と着信側端末間の通話時間を
計測する通話時間計測手段と、上記通話時間を当該移動
通信端末の料金体系に当てはめて通話料を算出する通話
料算出手段と、上記残高記憶手段内における当該発信者
の予納金残高から上記通話料を減じる残高更新手段とを
備えたことを特徴としている。上記移動通信端末から入
力された着信側の電話番号及び上記予納金残高を上記移
動通信端末の料金体系に当てはめ、通話可能時間を算出
する通話可能時間算出手段を設けると共に、上記回線制
御手段に、上記通話可能時間を経過した時点で、移動通
信端末と着信側端末間の接続を解除する機能を持たせる
ことが望ましい。
【0008】上記「移動通信端末の料金体系」とは、携
帯電話やPHSを用いた移動通信サービスの料金体系を
意味しており、通常は当該移動通信端末を提供する移動
通信事業者が設定する。この料金体系としては、「月額
基本料金+従量制の通話料」を基本としたものに限定さ
れず、「従量制の通話料」のみを基本としたものも含ま
れる。
【0009】上記発信規制手段としては、例えば、少な
くとも上記中継機構に接続するための電話番号を発信規
制対象外として格納しておく設定番号記憶手段と、上記
移動通信端末から入力された電話番号を一時的に格納す
る入力番号記憶手段と、該入力番号記憶手段に格納され
た電話番号と上記設定番号記憶手段に格納された電話番
号とを比較し、両者が一致する場合に当該入力電話番号
による発信を許可すると共に、不一致の場合に発信を拒
絶する制御手段とを少なくとも備えたものが該当する。
発信規制対象外として設定番号記憶手段に格納される他
の電話番号としては、110番や119番といった無料
の緊急電話が該当する。このような発信規制手段は、例
えば上記移動通信端末側に設置される。あるいは、移動
通信網に含まれる移動通信交換機側に設置してもよい。
この場合、発信規制対象外の電話番号を当該移動通信端
末の発信者番号と関連付けた上で、設定番号記憶手段内
に格納しておく。
【0010】また、この発明に係る通信制御方法は、発
信側端末としての移動通信端末と、該移動通信端末と着
信側端末との間に介在し、移動通信端末と着信側端末と
の間の回線接続処理等を行う中継機構とを備えた通信制
御システムにおける通信制御方法であって、上記移動通
信端末を所持する発信者の予納金額を、当該移動通信端
末の発信者番号に対応させて残高記憶手段に記憶させて
おく行程(ステップ)と、当該移動通信端末の料金体系
を、料金記憶手段に記憶させておく行程と、少なくとも
上記中継機構に接続するための電話番号を、発信規制の
対象外として設定番号記憶手段に記憶させておく行程
と、上記移動通信端末から入力された電話番号と、上記
設定番号記憶手段内に記憶された電話番号とを比較し、
両者が一致する場合に発信を許可するとと共に、不一致
の場合に発信を拒絶する行程と、上記移動通信端末から
の発信を受けて中継機構に接続された場合に、当該発信
者番号をキーとして上記残高記憶手段を検索し、当該発
信者の予納金残高を確認する行程と、上記予納金残高に
基づき、当該発信者の通話を許可するか否かを決定する
行程と、通話可能の場合に、上記移動通信端末から入力
された着信側の電話番号に基づいて、当該移動通信端末
と着信側端末との接続を実現させる行程と、上記移動通
信端末と着信側端末間の通話時間を計測する行程と、上
記通話時間を当該移動通信端末の料金体系に当てはめて
通話料を算出する行程と、上記残高記憶手段内における
当該発信者の予納金残高から上記通話料を減じる更新を
実行する行程とを備えている。なお、上記移動通信端末
から入力された着信側の電話番号及び上記予納金残高
を、上記移動通信端末の料金体系に当てはめ、通話可能
時間を算出する行程を設けると共に、移動通信端末と着
信側端末間における自発的な通話終了前に上記通話可能
時間が経過した場合に、両者間の接続を解除する行程を
付加することが望ましい。
【0011】上記した通信制御システムあるいは通信制
御方法によれば、移動通信端末を所持する発信者は、1
10番や119番といった無料の緊急電話を除き、この
システムの中継機構を経由しない通話を行うことができ
ず、しかも予納金残高が一定以上存在する場合のみ通話
が許可される仕組みとなっている。すなわち、移動通信
端末を所持する発信者が多額の通話料を踏み倒して逃げ
る危険性が一切排除される。このため、移動通信端末の
利用を希望する者に対して、事前に多額の保証金を提供
させたり、身分証明書を提示させる必要がなくなる。
【0012】この発明に係る通信制御システムあるいは
通信制御方法は、国内通話はもちろん、国際通話を行う
場合にも適用可能である。もちろん、日本国内のみなら
ず、外国においても実施可能である。
【0013】この発明に係る他の通信制御システムは、
発信側端末としての移動通信端末と、該移動通信端末と
着信側端末との間に介在し、移動通信端末と着信側端末
との間の回線接続処理等を行う中継機構とを備えた通信
制御システムであって、上記移動通信端末の発信先を、
少なくとも上記中継機構を含む一定範囲の電話番号に制
限する発信規制手段と、上記移動通信端末を所持する発
信者の予納金額を、当該移動通信端末の発信者番号に対
応させて記憶しておく残高記憶手段と、上記移動通信端
末を所持する発信者のクレジットカードに関する情報
を、当該移動通信端末の発信者番号に対応させて記憶し
ておくクレジットカード記憶手段と、当該移動通信端末
の料金体系を記憶しておく料金記憶手段と、上記移動通
信端末から上記中継機構に接続された場合に、例えばそ
の発信者番号をキーとして上記残高記憶手段及びクレジ
ットカード記憶手段の少なくとも一方を検索することに
より、あるいは移動通信端末から入力された特定の信号
を検出することにより、当該発信者が予納決済選択者で
あるかクレジットカード決済選択者であるかを判断する
決済種別識別手段と、当該発信者が予納決済選択者であ
ると判断した場合、その発信者番号をキーとして上記残
高記憶手段を検索し、当該発信者の予納金残高を確認す
る残高確認手段と、当該発信者がクレジットカード決済
選択者であると判断した場合、当該発信者のクレジット
カード情報を外部のクレジット会社が管理するコンピュ
ータシステムに送信して当該発信者の信用照会を行う信
用照会手段と、上記残高確認の結果あるいは信用照会の
結果に基づき、当該発信者の通話を許可するか否かを決
定する通話可否決定手段と、通話可能の場合に、上記移
動通信端末から入力された着信側の電話番号に基づい
て、当該移動通信端末と着信側端末との接続を実現させ
る回線制御手段と、上記移動通信端末と着信側端末間の
通話時間を計測する通話時間計測手段と、上記通話時間
を当該移動通信端末の料金体系に当てはめて通話料を算
出する通話料算出手段と、予納決済の場合に、上記残高
記憶手段内における当該発信者の予納金残高から上記通
話料を減じる残高更新手段と、クレジットカード決済の
場合に、上記通話料を上記コンピュータシステムに送信
する通話料請求手段とを備えたことを特徴としている。
予納決済の場合に、上記移動通信端末から入力された着
信側の電話番号及び上記予納金残高を上記移動通信端末
の料金体系に当てはめ、通話可能時間を算出する通話可
能時間算出手段を設けると共に、上記回線制御手段に、
上記通話可能時間を経過した時点で、移動通信端末と着
信側端末間の接続を解除する機能を持たせることが望ま
しい。
【0014】また、この発明に係る他の通信制御方法
は、発信側端末としての移動通信端末と、該移動通信端
末と着信側端末との間に介在し、移動通信端末と着信側
端末との間の回線接続処理等を行う中継機構とを備えた
通信制御システムにおける通信制御方法であって、上記
移動通信端末を所持する発信者の予納金額を、当該移動
通信端末の発信者番号に対応させて残高記憶手段に記憶
させておく行程と、上記移動通信端末を所持する発信者
のクレジットカードに関する情報を、当該移動通信端末
の発信者番号に対応させてクレジットカード記憶手段に
記憶させておく行程と、当該移動通信端末の料金体系
を、料金記憶手段に記憶させておく行程と、少なくとも
上記中継機構に接続するための電話番号を、発信規制の
対象外として設定番号記憶手段に記憶させておく行程
と、上記移動通信端末から入力された電話番号と、上記
設定番号記憶手段内に記憶された電話番号とを比較し、
両者が一致する場合に発信を許可するとと共に、不一致
の場合に発信を拒絶する行程と、上記移動通信端末から
の発信を受けて中継機構に接続された場合に、例えば当
該発信者番号をキーとして上記残高記憶手段及びクレジ
ットカード記憶手段の少なくとも一方を検索することに
より、あるいは移動通信端末から入力された特定の信号
を検出することにより、当該発信者が予納決済選択者で
あるかクレジットカード決済選択者であるかを識別する
行程と、当該発信者が予納決済選択者であると判断した
場合に、その発信者番号をキーとして上記残高記憶手段
を検索し、当該発信者の予納金残高を確認する行程と、
当該発信者がクレジットカード決済選択者であると判断
した場合に、当該発信者のクレジットカード情報を外部
のクレジット会社が管理するコンピュータシステムに送
信して当該発信者の信用照会を行う行程と、上記残高確
認の結果あるいは信用照会の結果に基づき、当該発信者
の通話を許可するか否かを決定する行程と、通話可能の
場合に、上記移動通信端末から入力された着信側の電話
番号に基づいて、当該移動通信端末と着信側端末との接
続を実現させる行程と、上記移動通信端末と着信側端末
間の通話時間を計測する行程と、上記通話時間を当該移
動通信端末の料金体系に当てはめて通話料を算出する行
程と、予納決済の場合に、上記残高記憶手段内における
当該発信者の予納金残高から上記通話料を減じる更新を
実行する行程と、クレジットカード決済の場合に、上記
通話料を上記コンピュータシステムに送信して通話料を
請求する行程とを備えている。予納決済の場合に、上記
移動通信端末から入力された着信側の電話番号及び上記
予納金残高を、上記移動通信端末の料金体系に当ては
め、通話可能時間を算出する行程を設けると共に、移動
通信端末と着信側端末間における自発的な通話終了前に
上記通話可能時間が経過した場合に、両者間の接続を解
除する行程を付加することが望ましい。
【0015】上記の通信制御システムあるいは通信制御
方法によれば、クレジットカードによる決済を希望する
発信者も本システムを利用することが可能となり、シス
テム全体の利用価値が高まる。当該発信者が予納決済選
択者であるか、あるいはクレジット決済選択者であるか
を区別するには、例えば、残高記憶手段あるいはクレジ
ットカード記憶手段内に予め識別コードを発信者番号に
関連付けて格納しておき、これを認識することで実現さ
れる。また、同一の発信者番号をクレジットカード記憶
手段と残高記憶手段の両方に登録しておき、移動通信端
末から入力された特定のダイヤル信号に基づいて、発信
の都度、クレジットカード決済選択者として処理する
か、あるいは予納決済選択者として処理するのかを判断
するよう構成することも当然に可能である。この結果、
通常は予納決済を中心に利用しつつも、一時的に残高不
足に陥った場合にはクレジットカード決済に切り替えて
通話を行うことが可能となり、発信者にとっての利便性
が向上する。
【0016】この発明に係る他の通信制御システムは、
上記料金記憶手段内に複数の国際通信事業者の対地別料
金体系情報が格納されており、また、上記移動通信端末
から入力された着信側の電話番号が国際通信を示す国番
号を含んでいる場合、当該国番号及び現在の日時データ
を各国際通信事業者の料金体系に当てはめて、通話料が
最も安くなる一の国際通信事業者を選択する最適通信事
業者選択手段を備えており、上記回線制御手段は、当該
国際通信事業者の交換機を経由して上記移動通信端末と
着信側端末との接続を実現させることを特徴としてい
る。
【0017】また、この発明に係る他の通信制御方法
は、複数の国際通信事業者の対地別料金体系情報を、料
金記憶手段に記憶させておく行程と、上記移動通信端末
から入力された着信側の電話番号が国際通信を示す国番
号を含んでいる場合、当該国番号及び現在の日時データ
を各国際通信事業者の料金体系に当てはめて、通話料が
最も安くなる一の国際通信事業者を選択する行程と、当
該国際通信事業者の交換機を経由して上記移動通信端末
と着信側端末との接続を実現する行程とを備えているこ
とを特徴としている。
【0018】上記の通信制御システムあるいは通信制御
方法によれば、上記移動通信端末から国際電話を掛ける
場合に、相手国や時間帯に応じて最も料金の安い国際通
信事業者を自動的に選択することが可能となり、発信者
にとっての利便性がさらに向上することとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る第1の通
信制御システム10を示すブロック図である。この第1の
通信制御システム10は、発信者12が所持する移動通信端
末としての携帯電話13と、不特定多数の着信者14が所有
する移動通信端末を含む着信側端末32との間に介在し、
両者間の回線接続や回線切断、通話料の課金処理等を行
う中継機構100を備えている。
【0020】上記中継機構100は、回線の接続や切断を
実現する回線切替装置16と、携帯電話13の発信者番号毎
に予納金の残高情報を格納しておく残高データベース18
と、当該携帯電話13の料金情報を格納しておく料金デー
タベース20と、システム全体の運用を司るシステム中枢
部22とを備えている。
【0021】このシステム中枢部22は、後述するように
コンピュータのCPU(中央処理装置)によって構成さ
れており、該CPUによって専用のアプリケーション・
プログラムを実行することにより、図示のような機能構
成部を具備することとなる。すなわち、回線の接続状況
を監視すると共に、回線切替装置16を駆動・制御する回
線制御部24と、残高データベース18を検索して個々の携
帯電話13の予納金残高を確認する残高確認部26と、当該
残高に基づいて通話の可否を決定する通話可否決定部28
と、料金データベース20内の料金データと残高データと
を照合して通話可能時間を算出する通話可能時間算出部
30と、携帯電話13と着信側端末32間の回線接続と同時に
通話時間の計測を開始する通話時間計測部34と、上記通
話時間を料金データベース20内の料金体系に当てはめて
通話料を算出する通話料算出部36と、残高データベース
18内の残高データの更新を行う残高更新部38と、特定の
メッセージ信号を生成するメッセージ生成部40とを少な
くとも備えている。このメッセージ生成部40によって生
成されたメッセージ信号は、音声合成装置42を介して音
声化され、回線切替装置16を経由して携帯電話13に送信
される。
【0022】この第1の通信制御システム10において
は、残高データベース18が残高記憶手段に、料金データ
ベース20が料金記憶手段に、残高確認部26が残高確認手
段に、通話可否決定部28が通話可否決定手段に、通話可
能時間算出部30が通話可能時間算出手段に、回線切替装
置16及び回線制御部24が回線制御手段に、通話時間計測
部34が通話時間計測手段に、通話料算出部36が通話料算
出手段に、残高更新部38が残高更新手段にそれぞれ該当
する。
【0023】発信者12の所持する携帯電話13と中継機構
100との間には、移動通信網を含めた公衆網44aが介在
しており、この公衆網44aと回線切替装置16との間は、
例えばISDN回線(INS1500)46aによって接続されてい
る。上記携帯電話13が通信衛星を用いた移動通信端末
(例えば「イリジウム計画」による携帯電話)である場
合には、途中に通信衛星網が介在することとなる。ま
た、着信側端末32と中継機構100との間にも公衆網44b
が介在しており、この公衆網44bと回線切替装置16との
間も、例えばISDN回線(INS1500)46bによって接続さ
れている。
【0024】上記携帯電話13は、図2に示すように、電
話番号等を入力するための複数のプッシュボタン101
と、液晶表示器102と、音声出力用のスピーカ103と、音
声入力用のマイク104と、無線送受信用のアンテナ105と
を備えている。また、携帯電話13の背面には、図3に示
すように、当該携帯電話13に割り当てられた電話番号
(発信者番号)を示すバーコード106が表示されてい
る。
【0025】図4は、この携帯電話13の内部機構の一部
を示すブロック図である。この携帯電話13は、全体の制
御を司るCPUよりなる制御部106を備えており、該制
御部106には記憶手段としてのROM107やRAM108の
他、無線通信の制御を行う無線インターフェイス109が
接続されている。また、図示しないI/Oインターフェ
イスを介してプッシュボタン101、液晶表示器102、スピ
ーカ103、マイク104等が接続されている。上記ROM10
7内には、この携帯電話13の動作を制御するためのプロ
グラムの他、予め設定された発信規制対象外の電話番号
データが格納されている。具体的には、上記中継機構10
0に接続するための番号が格納されている。
【0026】しかして、上記プッシュボタン101によっ
て一連の番号が入力されると、制御部106はこれを一時
的にRAM108内の所定のエリアに蓄積すると共に、R
OM107内に設定された電話番号を読み出す。つぎに、
上記入力番号と設定番号とを比較し、両者が一致する場
合には、当該番号を無線インターフェイス109に出力
し、搬送波に乗せてアンテナ105から外部に発信させ
る。アンテナ105から発信された電話番号は、最寄りの
基地局において受信され、公衆網44aを経由して中継機
構100に接続される。これに対し、入力番号と設定番号
とが不一致の場合には、液晶表示部102に「発信できま
せん」等のメッセージを表示させ、入力番号の発信を拒
絶する。
【0027】すなわち、この携帯電話13には、直接発信
可能な電話番号が上記中継機構100の回線番号に限定さ
れるよう、いわゆる発信規制が施されている。中継機構
100の電話番号は、予めプッシュボタン101中の「発信」
ボタンに短縮登録されているため、この「発信」ボタン
を押すだけで中継機構100に接続可能である。もっと
も、個々のプッシュボタン101を押して中継機構100に接
続することも可能である。なお、上記ROM107内に、
中継機構100の回線番号以外に「110」や「119」
等の電話番号を設定しておき、通話料のかからないこれ
らの緊急電話についてはダイレクトに発信可能とするこ
ともできる。
【0028】つぎに、第1の通信制御システム10の実際
の運用方法について説明する。まず、この通信制御シス
テム10の利用を希望する者は、システム運用者から本シ
ステム専用の携帯電話13や充電器、使用マニュアル等を
含む携帯電話セットを入手する。入手経路としては、シ
ステム運用者の提携する代理店のサービスカウンタにお
いて手渡しで入手する場合の他、後に詳述するように自
動販売機や通信販売方式によって入手することもでき
る。この携帯電話13は、システム運用者が予め各移動通
信事業者からまとめて購入し、当該移動通信事業者との
間で開始条件付きの加入契約を締結しておくものであ
り、利用者はシステム運用者から携帯電話13を有償(例
えば5,000円の入手料)で貸与される形態となる。
【0029】この時点では、当該携帯電話13はまだ開通
状態となっていないため、携帯電話サービス加入に伴う
基本料金が課せられることはない。また、万一盗難にあ
っても、身に覚えのない通話料が課せられる危険性もな
い。
【0030】この携帯電話13を用いた通話を開始するた
めに、利用者は公衆電話や自宅の電話を用いてシステム
運用者に連絡をとり、自己の入手した携帯電話13に表示
された発信者番号を伝えて開通依頼を行う。上記入手料
には、携帯電話13の使用料分が一定の割合で含まれてい
る。すなわち、当該携帯電話13を供給する移動通信事業
者が「基本料金+通話料」という料金体系に拠っている
場合には、1ヶ月分の基本料金と一定の通話料分が含ま
れていることとなる。また、携帯電話13を供給する他の
移動通信事業者が基本料金不要で通話料のみが賦課され
る料金体系に拠っている場合には、使用料分の全てが通
話料分に充当されることとなる。連絡を受けたシステム
運用者は、残高入力装置48(キーボード等)を用い、残
高データベース18内に当該基本料金と通話料分に相当す
る金額情報を発信者番号に対応させた形で登録する。残
高データベース18内には、図5に示すように、発信者番
号をキーとし、現在の残高、更新日等の項目を備えたテ
ーブルが用意されている。また、システム運用者は移動
通信事業者に連絡をとり、当該発信者番号の開通を依頼
する。これを受け、移動通信事業者は当該発信者番号に
対応し、以後移動通信サービスを利用可能な状態とす
る。この開通に要する時間は、5分以内と非常に短い。
同時に、当該携帯電話13の加入契約が発効し、基本料金
の賦課が開始される。
【0031】このように、印鑑の押捺や身分証明書の提
示が要求されることなく、また事前審査の結果を待つこ
ともなく、ただ代金の引き替えによって携帯電話13を入
手でき、システム運用者への電話連絡という極めて簡単
な手続によって利用可能となる。なお、上記のように利
用者からの連絡を受けた後、初めてシステム運用者が残
高データベース18内に発信者番号や残高データを入力し
て登録する代わりに、予め当該発信者番号及び残高デー
タを入力しておき、連絡を受けた後にマウスやキーボー
ド等の入力装置48を用いて確定登録するようにしてもよ
い。
【0032】上記入手料に含まれている通話料分は比較
的低額であるため(例えば、市内通話が10分間できる程
度)、十分な通話時間や通話距離を確保するためには、
新たに予納金を納付して自己の残高データベース18に残
高情報を補充する必要がある。すなわち、携帯電話セッ
ト内に一定枚数添付されている図示しない振込用紙に、
納付する金額(例えば10,000円)を記入した上で、金融
機関やコンビニエンスストアに持参し、現金と共に差し
出す。そして、上記振込用紙の控え票に金融機関やコン
ビニエンス・ストアの受領印を押してもらい、これを通
信制御システム10の運用者にFAXにて送信する。
【0033】この控え票には、当該携帯電話13の発信者
番号が予めバーコードや文字で記入されており、システ
ム運用者は残高入力装置48(バーコードリーダやキーボ
ード等)を用い、発信者番号に対応させて予納金額を入
力する。この入力データは、残高更新部38を介して残高
データベース18内に格納される。また、自己の氏名や、
住所、連絡先等の登録を希望する利用者は、この控え票
にそれらの事項を記載しておく。システム運用者は、F
AXで送られてきた控え票に記載されたこれらの情報
を、残高データベースやその他のデータベース内に登録
しておくことで、後日様々なサービスを提供する際に参
照することができる。なお、利用者から解約の申し出が
あった場合、上記予納金の精算が行われ、残高分が返還
されることはいうまでもない。
【0034】金融機関やコンビニエンス・ストア側の情
報管理システムを構成するコンピュータと、この通信制
御システム10を構成するコンピュータとをオンラインで
接続しておけば、上記手続をさらに簡素化できる。すな
わち、金融機関やコンビニエンス・ストアの端末から発
信者番号や予納金額等のデータが入力された時点で、自
動的にこの通信制御システム10の残高更新部38を経由し
て残高データベース18内に登録されるように構成すれ
ば、利用者が控え票をシステム運用者に対してFAX送
信したり、システム運用者がデータを入力する手間が省
ける。この場合、金融機関やコンビニエンス・ストアの
端末が、残高入力装置48として機能することとなる。図
3に示したように、携帯電話13の背面に予め発信者番号
に対応したバーコードを表示しておき、これを金融機関
やコンビニエンス・ストアの端末に接続されたバーコー
ドリーダで読み取るようにすれば、発信者番号の入力作
業の省力化や、誤入力を排除することができる。
【0035】以上のようにして残高データベース18内に
十分な予納残高情報が登録され、移動通信事業者による
開通作業も完了した後、利用者は携帯電話13の「発信」
ボタンを押す。この結果、当該携帯電話13は直ちに中継
機構100と接続され、通話路が確立する。
【0036】図6のフローチャートに示すように、回線
制御部24においては当該携帯電話13の発信者番号を認識
し(S10)、これを残高確認部26に送出する。この発信
者番号のデータは、発信者側の公衆網44aに属する交換
機から転送されて来るものであり、例えばNTTの発信
者番号通知サービスを利用する。残高確認部26では、こ
の発信者番号をキーワードとして、上記残高データベー
ス18を検索し、当該発信者の現在の予納金残高を確認す
る(S12)。ここで確認された残高データは、通話可否
決定部28に送出される。通話可否決定部28においては、
上記残高が通話を許可するに足りるか否かを判定する
(S14)。すなわち、残高が予め設定された金額(例え
ば100円)未満の場合、「通話不可」の判定を下し、こ
の判定結果を回線制御部24及びメッセージ生成部40へ送
出する。
【0037】メッセージ生成部40においては、例えば
「残高が足りないのでお繋ぎできません」といった趣旨
のメッセージ信号を生成し、音声合成装置42に出力す
る。これを受けた音声合成装置42は、当該メッセージ信
号に対応した音声を合成し、回線切替装置16を介して携
帯電話13に送信する(S16)。なお、上記メッセージ生
成部40において、日本語の他に中国語や韓国語、英語等
の外国語に対応したメッセージ信号を生成し、これを音
声合成装置42によって各国語に音声化して順次携帯電話
13に送信するよう構成するのが望ましい。回線制御部24
は、上記音声メッセージの送信が完了した時点で、携帯
電話13との間の通話路を切断する。
【0038】これに対し、予納金残高が一定金額以上の
場合には、通話可否決定部28は「通話可能」の判定を下
すと共に、この判定結果を回線制御部24及びメッセージ
生成部40に送出する。メッセージ生成部40においては、
例えば「○○円分、通話可能です。相手先の電話番号を
入力して下さい」といった内容のメッセージ信号を生成
し、これを音声合成装置42に出力する。音声合成装置42
によって各国語に音声化されたメッセージは、回線切替
装置16を経由して携帯電話13に送信される(S18)。
【0039】このメッセージに促され、発信者12がプッ
シュボタン101を用いて相手先の電話番号を入力する
と、通話可能時間算出部30は市外局番(エリア・コー
ド)を認識し(S20)、これをキーワードとして料金デ
ータベース20を検索し、当該携帯電話13の料金体系に上
記残高を当てはめて通話可能な時間を算出する(S2
2)。すなわち、料金データベース20内には、市外局番
及び時間帯毎に区分された通話料の料金体系(単価情
報)が、移動通信事業者毎に格納されている。そこで、
上記市外局番及び現在の日時情報を、発信者番号に基づ
いて特定された一の移動通信事業者の料金体系に当ては
めることで通話料の単価が決定され、上記残高をこの単
価で割ることによって具体的な通話可能時間が算出され
るのである。
【0040】上記のようにして通話可能時間が算出され
ると、この結果は回線制御部24及びメッセージ生成部40
に送出される。メッセージ生成部40では、例えば「○○
分、通話可能です。ただいまお繋ぎします」といった内
容のメッセージ信号を生成して音声合成装置42に出力
し、音声合成装置42ではこれに対応した音声が合成さ
れ、回線切替装置16を経由して携帯電話13に送信され
る。その後回線制御部24は、入力された相手先の電話番
号に対応したダイヤル信号を生成し、回線切替装置16を
介して公衆網44b側に送出する。そして、着信側端末32
との間で通話路が確立された時点で、回線切替装置16は
携帯電話13と着信側端末32の回線とを接続させる(S2
4)。また、同時に通話時間計測部34が通話時間の計測
を開始する(S26)。
【0041】回線制御部24は、通話時間計測部34からの
計測結果を常時監視し、通話可能時間を経過したか否か
を判定する(S28)。そして、通話可能時間が経過した
場合には、直ちに回線切替装置16に制御信号を出力し、
携帯電話13と着信側端末32間の回線を強制的に切断する
(S30)。また、通話時間計測部34における計測結果す
なわち通話時間は、通話時間計測部34から通話料算出部
36に出力される。通話料算出部36では、この通話時間及
び料金データベース20内に格納された上記料金体系に基
づいて実際の通話料を算出し(S32)、これを残高更新
部38へと出力する。残高更新部38は、残高データベース
18内の残高から上記通話料を差し引いた額(すなわち0
円)を新たな残高情報として更新登録する(S34)。
【0042】通話可能時間内において通話が終了した場
合、すなわち携帯電話13と着信側端末32との間で自発的
な回線切断行為が行われた場合には、回線制御部24が切
断信号(終話信号)を検出し(S36)、通話時間計測部
34における通話時間の計測が停止される。通話時間計測
部34において計測された通話時間は、通話時間計測部34
から通話料算出部36に出力される。通話料算出部36で
は、この通話時間及び料金データベース20内に格納され
た上記料金体系に基づいて実際の通話料を算出し(S3
2)、これを残高更新部38へと出力する。残高更新部38
は、残高データベース18内の残高からこの通話料を差し
引いた額を新たな残高情報として更新登録(S34)す
る。なお、上記のように通話終了後に通話料をまとめて
算出する代わりに、通話料算出部36において、通話時間
計測部34からの出力及び上記料金体系に基づき、通話開
始と同時に通話料を積算していくように運用してもよ
い。
【0043】なお、上記のように通話可能時間が経過し
た時点で突然回線を切断する(S30)のではなく、「あ
と○○分で通話時間が終了します」といった内容の警告
をメッセージ生成部40及び音声合成装置42によって作成
し、回線切替装置16を介して携帯電話13に送出するよう
構成してもよい。あるいは、回線を切断する代わりに、
残高を越えた通話料分を一定の限度内でマイナスの残高
として残高データベース18に記録しておき、つぎに残高
の補充が行われた際に前回までのマイナス残高を精算す
るよう、柔軟に運用することも可能である。
【0044】この第1の通信制御システム10の利用によ
って生じた電話料金(基本料金を含む)については、各
移動通信事業者からシステム運用者に対して後日請求さ
れることとなる。システム運用者は、金融機関やコンビ
ニエンス・ストアを通じて自己の銀行口座に振り込まれ
た発信者12の予納金を、この支払に充当させる。
【0045】システム運用者は、発信者12がこの通信制
御システム10を利用する度に、一定の割合でレンタル
(リース)料を残高の中から徴収するよう運用してもよ
い。例えば、料金データベース20内の料金体系に、初め
から一定のレンタル料分を上乗せしておき、通話可能時
間の算出や通話料の算出に際して当該上乗せ料金を基準
に計算すれば、残高の減額分と移動通信事業者への支払
分との差額をレンタル料として確保することができる。
あるいは、1ヶ月単位で所定のレンタル料を残高から差
し引くように運用することもできる。
【0046】上記残高データベース18内、あるいは独立
した他のデータベース内には、各発信者番号毎に、通話
した日時、着信者番号、通話時間、通話料、残高補充
日、補充金額等の履歴データが格納されている。そし
て、この履歴データを一定期間毎(例えば毎月)に集計
し、必要なデータ項目をプリントアウトした利用明細
を、住所や氏名を登録してある発信者12に発行すること
ができる。
【0047】この通信制御システム10を用いることによ
り、発信者12は以下のような利点を享受することができ
る。 非常に簡単な手続で、携帯電話13が利用可能となる。
すなわち、携帯電話13は各移動通信事業者からシステム
運用者が購入したものを貸与される形態であるため、印
鑑の押捺や身分証明書の提示を要する加入契約はあくま
でもシステム運用者と移動通信事業者との間で行われ、
末端利用者にはこのような手続が課せられない。末端利
用者は、ただ利用予定の金額及び基本料金を予め納めて
おきさえすれば済む。 自分自身によって予め設定した金額の範囲内で通話が
可能となるため、携帯電話13の使い過ぎによって思わぬ
出費が嵩むという事態の発生を防止できる。このため、
例えば子供に携帯電話13を持たせる場合に、通話料を親
がコントロールすることが可能となる。なお、この携帯
電話13に着信規制は施されていないため、第三者から携
帯電話13に掛かってきた電話は全て受けることができ
る。
【0048】また、この通信制御システム10は、移動通
信事業者側にも以下のような利点が生じる。 この通信制御システム10の運用者とさえ契約を締結し
ておけば済み、携帯電話13の利用者と個々に加入契約を
締結する必要がなくなる。このため、多数の末端利用者
を管理するコストを大幅に低減することができる。 通話料の徴収はシステムの運用者が代行してくれるた
め通話料の貸倒が一切発生せず、安心してサービスの提
供を行うことができる。
【0049】以上のように、この通信制御システム10を
利用することにより、移動通信事業者側では大幅なコス
トの低減効果が見込まれるため、その分このシステムの
利用者に対する通話料を割り引くことも可能となる。ま
た、上記にあっては、携帯電話13の料金として「基本料
金+従量制の通話料」という料金体系を中心に説明した
が、基本料金不要で通話料のみが課金される料金体系を
採用してもよい。
【0050】さらに、この通信制御システム10によっ
て、システム運用者側のリスクも最小限に抑えることが
できる。すなわち、この通信制御システム10において
は、発信者12が持つ携帯電話13から直接掛けられるの
は、110番や119番といった無料の緊急電話を除け
ば、中継機構100に限定されるため、発信者が中継機構1
00を経由せずに勝手に遠距離通話や長時間通話を行うこ
とができない。したがって、後日予納残高を越える請求
が移動通信事業者より届く危険性は一切ない。なお、通
話可否決定部28において、現在の残高から次月分の基本
料金を差し引いた上で通話の可否を判定するように運用
すれば、次月の基本料金が未収となる危険性も回避でき
る。
【0051】この通信制御システム10を用いることによ
り、例えば以下のような利用形態が実現できる。まず、
利用開始時における面倒な手続が不要であるため、携帯
電話13を自動販売機によって供給することができる。こ
の自動販売機を、空港の到着ゲート付近に設置してお
く。観光やビジネス目的で一時的に来日した外国人は、
この自動販売機で携帯電話13と充電器等のセットを、例
えば5,000円の投入と引き替えに入手する。この場合、
携帯電話13のバッテリーには一定時間の通話が可能とな
るよう、予め充電済みとしておく。上記セット中には、
英語、独語、仏語、中国語、韓国語、スペイン語等の主
要外国語による使用マニュアルを同封しておく。携帯電
話13を入手した外国人は、使用マニュアルに従い空港内
の公衆電話からシステム運用者に連絡し、発信者番号を
伝えて開通依頼を行う。また、空港内の売店や銀行にお
いて予納金の納付を行い、受領印の押された控え票をシ
ステム運用者へFAX送信する。以上の結果、日本国内
に住所を有しない外国人であっても、国内滞在中に携帯
電話13を利用することが可能となる。帰国時には、シス
テム運用者と提携した代理店のサービスカウンターにお
いて、一定の現金(例えば2,000円の払戻金)と引き替
えに携帯電話13を返還すると共に、残高の精算を行う。
【0052】この通信制御システム10の中継機構100
は、メインフレームやワークステーション、パーソナル
コンピュータ(以下「パソコン」と称する)等のコンピ
ュータシステムを中心にして構成される。図7は、中継
機構100をパソコンを中心に構成した例を示しており、
CPU(中央処理装置)50と、システムバス52を介して
上記CPU50と接続されたRAM54、ROM56、タイマ
58、ハードディスク装置60、回線切替装置16、ディスプ
レイ62、音声合成装置42、キーボード等の入力装置64を
備えている。上記ハードディスク装置60内には、この通
信制御システム10を運用するためののアプリケーション
・プログラムやOSが格納されており、これらのソフト
ウェアを起動させることでCPU50は上記した回線制御
部24、残高確認部26、通話可否決定部28等、各種の機能
構成部を具備することとなる。また、ハードディスク装
置60内には、上記した残高データベース18や料金データ
ベース20が格納されている。上記タイマ58が現在の日時
データを通信制御システム10に提供することで、通話可
能時間の算出や通話時間の計測が実現される。
【0053】なお、上記のハードウェア構成はあくまで
も一例であり、この発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、複数のパソコン等をLAN(Local area n
etwork)で結び、分散処理によってこの通信制御システ
ム10の中継機構100を実現することもできる。この場合
には、この通信制御システム10の果たすべき各機能構成
部が、複数のパソコン等に割り当てられることとなる。
一例を挙げれば、パソコンAに回線切替装置16を接続す
ると共に回線制御部24及び通話時間計測部34としての機
能を持たせ、パソコンBに残高データベース18を接続す
ると共に残高確認部26、通話可否決定部28及び残高更新
部38としての機能を持たせ、パソコンCに料金データベ
ース20を接続すると共に通話可能時間算出部30、通話料
算出部36としての機能を持たせることが該当する。料金
データベース20及びこれに係わる機能構成部について
は、特に携帯電話13を提供する移動通信事業者側のコン
ピュータシステムによって実現することも可能である。
複数の移動通信事業者の提供する携帯電話13を混在させ
た形でシステムを構成する場合には、各移動通信事業者
毎に料金体系が異なり、また頻繁に料金改定が行われる
可能性があるため、その方が便利となる。上記残高デー
タベース18や料金データベース20は、必ずしも一の記憶
装置によって構成される必要はなく、複数の記憶装置を
組み合わせて残高データベース18や料金データベース20
を構成してもよい。
【0054】この通信制御システム10を利用する場合、
携帯電話13から本システム10の中継機構100までの通話
料が発信者12に課金されることとなるため、できるだけ
多くのアクセスポイントを日本各地に設けておくことが
望ましい。これに対し、残高データベース18や料金デー
タベース20については中央において一元的に管理するこ
とが適している。そこで、回線切替装置16や回線制御に
必要な機能構成部を備えたアクセスポイントを国内各地
に配置すると共に、残高データベース18や料金データベ
ース20を中央に配置しておき、各地のアクセスポイント
と中央とを専用回線を介してネットワーク化することに
よって本システムを実現することもできる。
【0055】本通信制御システム10は、携帯電話13から
国際電話を掛ける場合にも適用可能である。すなわち、
料金データベース20内には、予め複数の国際通信事業者
毎の対地別料金体系情報も予め格納されている。図8
は、ある国際通信事業者の料金体系の一部を示してい
る。そして、携帯電話13から入力された着信者14側の電
話番号を基に、利用者が選択した国際通信事業者が特定
される。例えば、入力電話番号の先頭に国際プレフィク
ス番号としての「001」が含まれている場合には、国
際電信電話(KDD)が国際通信事業者として選択され
たものと通話可能時間算出部30は認識し、残高データベ
ース20に記録された当該発信者番号に対応する残高デー
タを、料金データベース20内に格納されたKDDの料金
表に当てはめることによって通話可能時間を算出する。
また、通話料算出部36も、通話時間計測部34から出力さ
れた通話時間をKDDの料金表に当てはめることによっ
て、実際の通話料を算出する。
【0056】あるいは、複数存在する国際通信事業者の
中から、現在時刻において最も通話料が安くなる通信事
業者を自動的に選択し、当該国際通信事業者を通じての
国際通話を実現するよう構成することもできる。図9
は、その一例である第2の通信制御システム70を示すブ
ロック図であり、図10はその運用方法を示すフローチ
ャートである。なお、第1の通信制御システム10及びそ
の運用方法と同様の部分には同一符号を付して説明を省
略する。
【0057】この第2の通信制御システム70は、発信者
が所持する携帯電話13と、KDDや日本テレコム(J
T)、国際デジタル通信(IDC)等の複数の国際通信
事業者A〜Cの交換機α〜γとの間に介在し、携帯電話
13と海外の着信者14間における国際通信事業者A〜Cを
経由しての回線接続や回線切断、通話料の課金処理等を
行う中継機構110を備えている。この第2の通信制御シ
ステムの中枢部22内には、最適通信事業者特定手段とし
ての最適通信事業者特定部72が設けられている。また、
料金データベース20内には、国際通信事業者A〜C毎の
対地別料金体系情報が格納されている。
【0058】つぎに、第2の通信制御システム70の実際
の運用方法について説明する。残高データベース18内に
予納残高情報が登録され、移動通信事業者による開通作
業も完了した発信者12は、まず初めに「発信」ボタンを
押す。この発信ボタンには、上記システムの中継機構11
0に接続するための電話番号が予め短縮登録されている
ため、当該携帯電話13は直ちに中継機構110と接続さ
れ、通話路が確立する。
【0059】そして、図10のフローチャートに示すよ
うに、残高確認部26による当該発信者12の残高の確認
(S12)、及び通話可否決定部28における通話可否の決
定が終了し(S14,S18)、発信者12から着信者14側の
国番号、市外局番(エリア・コード)、市内局番、加入
者番号を示すダイヤル信号が送信されて来た後に(S2
0)、最適通信事業者特定部72において現時点で最も有
利な一の国際通信事業者が選択される(S21)。すなわ
ち、料金データベース20内には、上記のように各国際通
信事業者A〜C毎の料金体系をデータベース化した情報
が格納されているため、着信者14側の国や地域が特定さ
れれば、現在の日時データを基に最も通話料の安い国際
通信事業者(例えば国際通信事業者A)を割り出すこと
ができる。つぎに、通話可能時間算出部30において、上
記において選択された国際通信事業者Aの料金体系に残
高データを当てはめることで、通話可能時間が算出され
る(S22)。
【0060】回線制御部24は、選択された国際通信事業
者Aの国際プレフィクス番号+着信者側の国番号+市外
局番+市内局番+加入者番号に対応したダイヤル信号を
生成し、回線切替装置16を介して公衆網44b側に出力す
る。そして、当該国際通信事業者Aの交換機αを経由し
て着信側端末32との間で通話路が確立された時点で、回
線切替装置16は携帯電話13と着信側端末32の回線とを接
続させる(S24)。以後、第1の通信制御システム10に
おけるのと同様のステップが遂行される。なお、時間帯
や相手国によっては、国際通信事業者BやCの方が料金
的に有利な場合がある。その場合には、最適通信事業者
選択部72において、現時点で最も有利な他の通信事業者
が選択され、当該事業者の交換機を通じての通話が実現
される。
【0061】この発明に係る第1の通信制御システム10
に対して、クレジットカードによる決済方法を導入する
ことも可能である。図11及び図12はその一例を示す
ものであり、第1の通信制御システム10に以下の構成が
付加されている。すなわち、発信者12のクレジットカー
ドに関する情報を携帯電話13の発信者番号に対応させて
記憶しておくクレジットカード記憶手段としてのクレジ
ットカードデータベース74と、携帯電話13から接続され
た場合に、その発信者番号をキーとしてこのクレジット
カードデータベース74や残高データベース18を検索し、
当該発信者12がクレジットカード決済選択者か予納決済
選択者かを識別する決済種別識別手段としての決済種別
識別部76と、当該発信者12がクレジットカード決済選択
者である場合には、そのクレジットカード情報を、外部
システムとのインターフェイス機能を果たす外部システ
ム連絡部78を経由して各クレジットカード会社の管理す
るコンピュータシステムX〜Zに送信して、当該発信者
12の信用照会を行う信用照会手段としての信用照会部80
と、通話終了後に算出された通話料を、上記外部システ
ム連絡部78を経由して上記コンピュータシステムX〜Z
に送信する通話料請求手段としての通話料請求部82とを
備えている。
【0062】また、これら以外にも、回線切替装置16、
料金データベース20、音声合成装置42、回線制御部24、
残高確認部26、通話可否決定部28、通話可能時間算出部
30、通話時間計測部34、通話料算出部36、残高更新部3
8、メッセージ生成部40等を当然に備えているのである
が、図11においてはクレジットカード決済に関連する
部分を中心に図示されている。
【0063】つぎに、クレジットカード決済の運用方法
について説明する。まず、クレジットカードによる決済
を希望する者は、システム運用者にその旨の意思表示を
行うと共に、自己の所有するクレジットカードに関する
情報(カード会社名やカード番号等)を申告する。シス
テム運用者側では、これらの情報を、発信者番号に関連
付けてクレジットカードデータベース74内に格納してお
く。
【0064】発信者12が携帯電話13を介して第1の通信
制御システム10の中継機構100に接続して来た場合、図
12のフローチャートに示すように、回線制御部24にお
いては当該携帯電話13の発信者番号を認識し(S10)、
これを決済種別識別部76に送出する。決済種別識別部76
では、この発信者番号をキーワードとして、上記クレジ
ットカードデータベース74を検索し、当該発信者12がク
レジットカード決済選択者として登録されているか否か
を確認する(S40)。クレジットカード決済選択者とし
て登録されている場合には、当該発信者12のクレジット
カード情報(会社名を特定するコード、クレジットカー
ド番号等)が信用照会部80に送出される。
【0065】信用照会部80では、このクレジットカード
情報から一のクレジットカード会社を特定すると共に、
外部システム連絡部78を介して当該クレジットカード会
社の管理するコンピュータシステム(例えばX)にクレ
ジットカード番号等のデータを送信し、当該発信者の信
用状況を問い合わせる(S42)。コンピュータシステム
Xからの照会結果は、外部システム連絡部78及び信用照
会部80を経由して通話可否決定部28に送信される。通話
可否決定部28では、この照会結果が肯定的なものである
場合には、本システムを利用した通話を許可する判定を
下す(S44)。そして、通話可能である旨及び相手先の
電話番号の入力を促すメッセージを携帯電話13に送信す
る(S46)。これに対し、照会結果が否定的なものであ
る場合には、通話不能の判定を下し(S44)、その旨の
メッセージを携帯電話13に送信した後(S48)、回線を
切断する。
【0066】発信者12が相手先の電話番号を入力する
と、回線制御部24はこれを認識し(S52)、相手先の電
話番号に対応したダイヤル信号を生成し、回線切替装置
16を介して公衆網44b側に送出する。そして、着信側端
末32との間で通話路が確立された時点で、回線切替装置
16は発信者12の携帯電話13と着信側端末32の回線とを接
続させる(S53)。また、同時に通話時間計測部34が通
話時間の計測を開始する(S54)。
【0067】通話が終了した場合、すなわち携帯電話13
と着信側端末32との間で自発的な回線切断行為が行われ
た場合には、回線制御部24が切断信号(終話信号)を検
出し(S56)、通話時間計測部34における通話時間の計
測が停止される。通話時間計測部34において計測された
通話時間は、通話時間計測部34から通話料算出部36に出
力される。通話料算出部36では、この通話時間及び料金
データベース20内に格納された料金体系に基づいて実際
の通話料を算出し(S58)、これを通話料請求部82へと
出力する。通話料請求部82は、この通話料に該当するデ
ータを外部システム連絡部78を介してクレジットカード
会社のコンピュータシステムXに送信し(S60)、クレ
ジットカードによる通話料の決済を請求する。
【0068】なお、発信者12の信用度に応じて適当な限
度額を設定し、当該限度額を基に通話可能時間を算出す
ると共に、この通話可能時間を経過した時点で回線を強
制的に切断するように運用することもできる。
【0069】決済種別識別部76においてクレジットカー
ドデータベース74を検索した結果、当該発信者番号がク
レジットカード決済として登録されていないと判断した
場合には、その判断結果は残高確認部26に送出される
(S40)。残高確認部26においては、残高データベース
18を検索し、当該発信者が予納決済選択者であるか否か
(当該発信者番号に対応する予納残高の登録があるか否
か)を確認し、登録がある場合にはその予納残高を確認
する(S62)。以後は、図6のフローチャートに示した
ステップに従い、予納決済選択者のための処理が順次進
められる。
【0070】上記においては、クレジットカード決済選
択者と予納決済選択者とが二者択一的に区分されている
例を示したが、同一の発信者12をクレジットカード決済
選択者と予納決済選択者の両方に登録しておくこともで
きる。この場合、携帯電話13と中継機構100との通話路
が確立した後、携帯電話13から入力される特定のダイヤ
ル信号に基づいて、発信の都度、クレジットカード決済
をするか、あるいは予納決済をするのかを自由に選択で
きるように構成することもできる(例えば、「#1」で
予納決済、「#2」だとクレジット決済)。この結果、
通常は予納決済を中心に利用しつつも、一時的に残高不
足に陥った場合にはクレジットカード決済に切り替えて
通話を行うことが可能となる。
【0071】あるいは、予めクレジットカード決済選択
者としてクレジットカードデータベース74内に登録して
ない者に対しても、一定の番号入力動作によってクレジ
ットカード決済を許可するよう運用することもできる。
例えば、予め残高データベース18内に発信者番号と対応
させて氏名や住所を登録してある発信者12が、急遽クレ
ジットカード決済を行う必要が生じた場合、特定のダイ
ヤル信号(「#3」等)を入力して臨時のクレジットカ
ード決済を希望する旨の意思表示を行う。続けて、音声
ガイダンスに従い、自己の加入するクレジットカード会
社に割り当てられた識別番号や自己のカード番号を入力
する。これを受けた決済種別識別部76は、当該発信者の
氏名や住所、クレジットカード会社やクレジットカード
番号に係るデータを信用照会部80に送出し、以後は上記
と同様の手順を辿ってクレジットカード決済が実行され
る。
【0072】上記においては、第1の通信制御システム
10にクレジットカード決済機能を付加する例を説明した
が、第2の通信制御システム70にクレジットカード決済
機能を付加することも当然に可能である。
【0073】
【発明の効果】この発明に係る通信制御システム及び通
信制御方法によれば、移動通信端末を所持する発信者
は、110番や119番といった無料の緊急電話を除
き、このシステムの中継機構を経由しない通話を行うこ
とができず、しかも予納残高が一定以上存在する場合の
み通話が許可されることとなっているため、通話料の貸
倒が生じる危険性が一切ない。このため、事前に多額の
保証金を提供させたり、身分証明書を提示させる必要が
なくなり、利用希望者は非常に簡単な手続で移動通信端
末の利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の通信制御システムを示す
ブロック図である。
【図2】この発明に係る携帯電話の一例を示す正面図で
ある。
【図3】上記携帯電話の背面図である。
【図4】上記携帯電話の内部構造の一部を示すブロック
図である。
【図5】残高データベース内のデータ項目例を示す表で
ある。
【図6】第1の通信制御システムの運用方法を示すフロ
ーチャートである。
【図7】第1の通信制御システムのハードウェア構成例
を示すブロック図である。
【図8】料金データベース内に格納された国際通信事業
者の料金体系のデータ項目例を示す表である。
【図9】この発明に係る第2の通信制御システムを示す
ブロック図である。
【図10】第2の通信制御システムの運用方法を示すフ
ローチャートである。
【図11】第1の通信制御システムにクレジットカード
決済機能を付加した例を示すブロック図である。
【図12】クレジットカード決済の運用例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10 第1の通信制御システム 12 発信者 13 携帯電話 14 着信者 16 回線切替装置 18 残高データベース 20 料金データベース 24 回線制御部 26 残高確認部 28 通話可否決定部 30 通話可能時間算出部 32 着信側端末 34 通話時間計測部 36 通話料算出部 38 残高更新部 70 第2の通信制御システム 72 最適通信事業者特定部 74 クレジットカードデータベース 76 決済種別識別部 80 信用照会部 82 通話料請求部 100 中継機構 106 制御部 107 ROM 108 RAM A〜C 国際通信事業者 α〜γ 国際通信事業者の交換機 X〜Z クレジット会社のコンピュータシステム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 109K

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発信側端末としての移動通信端末と、 該移動通信端末と着信側端末との間に介在し、移動通信
    端末と着信側端末との間の回線接続処理等を行う中継機
    構とを備えた通信制御システムであって、 上記移動通信端末の発信先を、少なくとも上記中継機構
    を含む一定範囲の電話番号に制限する発信規制手段と、 上記移動通信端末を所持する発信者の予納金額を、当該
    移動通信端末の発信者番号に対応させて記憶しておく残
    高記憶手段と、 当該移動通信端末の料金体系を記憶しておく料金記憶手
    段と、 上記移動通信端末から上記中継機構に接続された場合
    に、当該発信者番号をキーとして上記残高記憶手段を検
    索し、当該発信者の予納金残高を確認する残高確認手段
    と、 上記予納金残高に基づき、当該発信者の通話を許可する
    か否かを決定する通話可否決定手段と、 通話可能の場合に、上記移動通信端末から入力された着
    信側の電話番号に基づいて、当該移動通信端末と着信側
    端末との接続を実現させる回線制御手段と、 上記移動通信端末と着信側端末間の通話時間を計測する
    通話時間計測手段と、 上記通話時間を当該移動通信端末の料金体系に当てはめ
    て通話料を算出する通話料算出手段と、 上記残高記憶手段内における当該発信者の予納金残高か
    ら上記通話料を減じる残高更新手段とを備えた通信制御
    システム。
  2. 【請求項2】発信側端末としての移動通信端末と、 該移動通信端末と着信側端末との間に介在し、移動通信
    端末と着信側端末との間の回線接続処理等を行う中継機
    構とを備えた通信制御システムであって、 上記移動通信端末の発信先を、少なくとも上記中継機構
    を含む一定範囲の電話番号に制限する発信規制手段と、 上記移動通信端末を所持する発信者の予納金額を、当該
    移動通信端末の発信者番号に対応させて記憶しておく残
    高記憶手段と、 上記移動通信端末を所持する発信者のクレジットカード
    に関する情報を、当該移動通信端末の発信者番号に対応
    させて記憶しておくクレジットカード記憶手段と、 当該移動通信端末の料金体系を記憶しておく料金記憶手
    段と、 上記移動通信端末から上記中継機構に接続された場合
    に、当該発信者が予納決済選択者であるかクレジットカ
    ード決済選択者であるかを判断する決済種別識別手段
    と、 当該発信者が予納決済選択者であると判断した場合、そ
    の発信者番号をキーとして上記残高記憶手段を検索し、
    当該発信者の予納金残高を確認する残高確認手段と、 当該発信者がクレジットカード決済選択者であると判断
    した場合、当該発信者のクレジットカード情報を外部の
    クレジット会社が管理するコンピュータシステムに送信
    して当該発信者の信用照会を行う信用照会手段と、 上記残高確認の結果あるいは信用照会の結果に基づき、
    当該発信者の通話を許可するか否かを決定する通話可否
    決定手段と、 通話可能の場合に、上記移動通信端末から入力された着
    信側の電話番号に基づいて、当該移動通信端末と着信側
    端末との接続を実現させる回線制御手段と、 上記移動通信端末と着信側端末間の通話時間を計測する
    通話時間計測手段と、 上記通話時間を当該移動通信端末の料金体系に当てはめ
    て通話料を算出する通話料算出手段と、 予納決済の場合に、上記残高記憶手段内における当該発
    信者の予納金残高から上記通話料を減じる残高更新手段
    と、 クレジットカード決済の場合に、上記通話料を上記コン
    ピュータシステムに送信する通話料請求手段とを備えた
    通信制御システム。
  3. 【請求項3】上記料金記憶手段内には、複数の国際通信
    事業者の対地別料金体系情報が格納されており、 また、上記移動通信端末から入力された着信側の電話番
    号が国際通信を示す国番号を含んでいる場合、当該国番
    号及び現在の日時データを各国際通信事業者の料金体系
    に当てはめて、通話料が最も安くなる一の国際通信事業
    者を選択する最適通信事業者選択手段を備え、 上記回線制御手段は、当該国際通信事業者の交換機を経
    由して上記移動通信端末と着信側端末との接続を実現さ
    せることを特徴とする請求項1または2に記載の通信制
    御システム。
  4. 【請求項4】上記発信規制手段が、 少なくとも上記中継機構に接続するための電話番号を発
    信規制対象外として格納しておく設定番号記憶手段と、 上記移動通信端末から入力された電話番号を一時的に格
    納する入力番号記憶手段と、 該入力番号記憶手段に格納された電話番号と上記設定番
    号記憶手段に格納された電話番号とを比較し、両者が一
    致する場合に当該入力電話番号による発信を許可すると
    共に、不一致の場合に発信を拒絶する制御手段とを少な
    くとも備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに
    記載の通信制御システム。
  5. 【請求項5】 上記発信規制手段が、上記移動通信端末
    側に設置されていることを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の通信制御システム。
  6. 【請求項6】発信側端末としての移動通信端末と、該移
    動通信端末と着信側端末との間に介在し、移動通信端末
    と着信側端末との間の回線接続処理等を行う中継機構と
    を備えた通信制御システムにおける通信制御方法であっ
    て、 上記移動通信端末を所持する発信者の予納金額を、当該
    移動通信端末の発信者番号に対応させて残高記憶手段に
    記憶させておく行程と、 当該移動通信端末の料金体系を、料金記憶手段に記憶さ
    せておく行程と、 少なくとも上記中継機構に接続するための電話番号を、
    発信規制の対象外として設定番号記憶手段に記憶させて
    おく行程と、 上記移動通信端末から入力された電話番号と、上記設定
    番号記憶手段内に記憶された電話番号とを比較し、両者
    が一致する場合に発信を許可するとと共に、不一致の場
    合に発信を拒絶する行程と、 上記移動通信端末からの発信を受けて中継機構に接続さ
    れた場合に、当該発信者番号をキーとして上記残高記憶
    手段を検索し、当該発信者の予納金残高を確認する行程
    と、 上記予納金残高に基づき、当該発信者の通話を許可する
    か否かを決定する行程と、 通話可能の場合に、上記移動通信端末から入力された着
    信側の電話番号に基づいて、当該移動通信端末と着信側
    端末との接続を実現させる行程と、 上記移動通信端末と着信側端末間の通話時間を計測する
    行程と、 上記通話時間を当該移動通信端末の料金体系に当てはめ
    て通話料を算出する行程と、 上記残高記憶手段内における当該発信者の予納金残高か
    ら上記通話料を減じる更新を実行する行程とを備えた通
    信制御方法。
  7. 【請求項7】発信側端末としての移動通信端末と、該移
    動通信端末と着信側端末との間に介在し、移動通信端末
    と着信側端末との間の回線接続処理等を行う中継機構と
    を備えた通信制御システムにおける通信制御方法であっ
    て、 上記移動通信端末を所持する発信者の予納金額を、当該
    移動通信端末の発信者番号に対応させて残高記憶手段に
    記憶させておく行程と、 上記移動通信端末を所持する発信者のクレジットカード
    に関する情報を、当該移動通信端末の発信者番号に対応
    させてクレジットカード記憶手段に記憶させておく行程
    と、 当該移動通信端末の料金体系を、料金記憶手段に記憶さ
    せておく行程と、 少なくとも上記中継機構に接続するための電話番号を、
    発信規制の対象外として設定番号記憶手段に記憶させて
    おく行程と、 上記移動通信端末から入力された電話番号と、上記設定
    番号記憶手段内に記憶された電話番号とを比較し、両者
    が一致する場合に発信を許可するとと共に、不一致の場
    合に発信を拒絶する行程と、 上記移動通信端末からの発信を受けて中継機構に接続さ
    れた場合に、当該発信者が予納決済選択者であるかクレ
    ジットカード決済選択者であるかを識別する行程と、 当該発信者が予納決済選択者であると判断した場合に、
    その発信者番号をキーとして上記残高記憶手段を検索
    し、当該発信者の予納金残高を確認する行程と、 当該発信者がクレジットカード決済選択者であると判断
    した場合に、当該発信者のクレジットカード情報を外部
    のクレジット会社が管理するコンピュータシステムに送
    信して当該発信者の信用照会を行う行程と、 上記残高確認の結果あるいは信用照会の結果に基づき、
    当該発信者の通話を許可するか否かを決定する行程と、 通話可能の場合に、上記移動通信端末から入力された着
    信側の電話番号に基づいて、当該移動通信端末と着信側
    端末との接続を実現させる行程と、 上記移動通信端末と着信側端末間の通話時間を計測する
    行程と、 上記通話時間を当該移動通信端末の料金体系に当てはめ
    て通話料を算出する行程と、 予納決済の場合に、上記残高記憶手段内における当該発
    信者の予納金残高から上記通話料を減じる更新を実行す
    る行程と、 クレジットカード決済の場合に、上記通話料を上記コン
    ピュータシステムに送信して通話料を請求する行程とを
    備えた通信制御方法。
  8. 【請求項8】複数の国際通信事業者の対地別料金体系情
    報を、料金記憶手段に記憶させておく行程と、 上記移動通信端末から入力された着信側の電話番号が国
    際通信を示す国番号を含んでいる場合、当該国番号及び
    現在の日時データを各国際通信事業者の料金体系に当て
    はめて、通話料が最も安くなる一の国際通信事業者を選
    択する行程と、 当該国際通信事業者の交換機を経由して上記移動通信端
    末と着信側端末との接続を実現する行程とを備えたこと
    を特徴とする請求項6または7に記載の通信制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002080066A1 (fr) * 2001-03-29 2002-10-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede, systeme et programme destines a la mise en oeuvre de services necessitant un reglement par l'intermediaire d'une ligne de communication
KR100412781B1 (ko) * 2000-07-14 2003-12-31 주식회사 케이티프리텔 인터넷을 이용한 이동 통신 단말기 대여 서비스 처리 방법및 시스템
CN102752738A (zh) * 2011-04-22 2012-10-24 ***通信集团山东有限公司 一种发送账户信息的方法及装置

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