JP2000101678A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000101678A
JP2000101678A JP10283340A JP28334098A JP2000101678A JP 2000101678 A JP2000101678 A JP 2000101678A JP 10283340 A JP10283340 A JP 10283340A JP 28334098 A JP28334098 A JP 28334098A JP 2000101678 A JP2000101678 A JP 2000101678A
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Michihiro Izumi
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話番号による判断に依存することなく、任
意の端末間で有効なデータ通信を可能としたシステムを
実現できる通信装置を提供する。 【解決手段】 デジタル公衆通信回線に接続されるとと
もに、デジタル無線基地局機能を有し、データ端末が有
線または無線で接続される通信装置は、デジタル公衆通
信回線を介して相手端末から送られる無線データ伝送プ
ロトコルに従ったネゴシエーションデータを認識して無
線データ伝送プロトコルのリンクを確立するとともに、
相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有無に
応じて受信データを有線用または無線用に変換し、この
変換したデータをデータ端末に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル公衆回線
(ISDN)に接続されるターミナルアダプタおよびデ
ジタル無線(たとえばPHS;パーソナルハンディホン
システム)親機等の基地局機能を有する通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ISDNの普及に伴い、パソコン等のデ
ータ端末を使ったデータ通信を行う際には、データ端末
をターミナルアダプタを介してISDNに接続して使用
することが一般的に行われている。
【0003】この場合、データ端末をRS232C等の
ケーブルでターミナルアダプタに接続し、データ端末か
らターミナルアダプタに対して2400bps、480
0bps、9600bps、19.2Kbps、38.
4Kbps等の伝送速度で調歩同期方式でデータを送信
する。データを受けたターミナルアダプタでは、標準勧
告のV.110等に従ってデータを64Kbpsの伝送
速度に変換してISDNに送信する。
【0004】一方で、PHSの普及に伴い、PHSを利
用した無線データ伝送を行う端末も実用化されようとし
ている。PHSを利用した無線データ伝送を行う場合に
は、端末間(End-to-End)で再送制御等を行うために、
所定のフォーマットのフレームを構成してデータ伝送を
行う。日本においては、PIAFS(PHS Internet Acc
ess Forum Standard)として、無線データ伝送プロトコ
ルが標準化されている。
【0005】このような背景の中で、ターミナルアダプ
タに接続されたデータ端末が、PHSに接続される無線
データ端末との間でデータ通信を行う必要性が生じ、無
線データ伝送プロトコル(PIAFS)変換処理を内蔵
するターミナルアダプタが提案されてきている。
【0006】図13は、従来の無線通信システムの構成
例を示すブロック図であり、図14は、従来のターミナ
ルアダプタの内部構成例を示すブロック図である。ま
た、図15は、従来の無線データ端末の内部構成例を示
すブロック図である。
【0007】図13において、101はデジタル公衆通
信回線であるISDN(IntegratedServices Digital N
etwork )であり、102は発信側のターミナルアダプ
タである。また、103はパーソナルコンピュータ等の
データ端末であり、RS232C等のシリアル通信イン
ターフェイス104によりターミナルアダプタ102に
接続されている。さらに、105はPHS基地局であ
り、106はPHS基地局105に直接アクセスする機
能を有する無線データ端末であり、伝送速度32Kbp
sのPHS公衆無線回線107を介して接続される。
【0008】また、図14において、201はCPU、
202はメモリ、203はデータバス、204はDSU
(Digital Secvice Unit)を含むISDNインターフェ
イス部、205はBチャネルシリアル信号、206は3
2Kbpsのデータを64Kbpsに変換するI.46
0変換部、207は無線データ伝送プロトコル(PIA
FS)に従ったデータ変換処理を行う無線データ伝送プ
ロトコル処理部、208はデータ端末103から受けた
非同期シリアルデータ(2400bps、4800bp
s、9600bps、19.200bps)を同期デー
タに変換する処理を行うPPP非同期/同期変換部、2
09はRS232Cインターフェイスである。
【0009】また、図15において、301はCPU、
302はメモリ、303はデータバス、304は表示部
やキー操作部等を含むユーザインターフェイス部、30
5は無線データ伝送プロトコル処理部、306は無線伝
送フレーム(レイヤ1)の組立/分解を行うチャネルコ
ーデック、307は高周波部である。
【0010】次に、図16は、PHS無線フレームフォ
ーマットを示す説明図であり、図17は、無線データ伝
送プロトコル(PIAFS)で規定されるフレームフォ
ーマットを示す説明図である。
【0011】図16において、(a)は無線リンク確立
時に使用するSCCH(個別セル呼び出し)フレーム、
(b)はPCH(一斉呼び出しチャネル)フレーム、
(c)は通常データの通信に使用するTCH、FACC
H等のフレームである。
【0012】また、図17において、(a)はネゴシエ
ーションフレーム、(b)は同期フレーム、(c)は制
御フレーム、(d)はデータフレームである。
【0013】次に、図18は、従来の通信シーケンスの
具体例を示す説明図であり、図19は、従来の通信動作
を示すフローチャートである。
【0014】以下、従来のターミナルアダプタ102が
無線データ端末106とデータ通信を行う場合の動作に
ついて説明を行う。
【0015】まず、ターミナルアダプタ102に接続さ
れたデータ端末103から発信する場合の処理を説明す
る。
【0016】データ端末103の通信アプリケーション
ソフトが起動し、データ端末103から発信要求を受け
たターミナルアダプタ102は(S701)、ISDN
に対して呼設定メッセージを送信し、発信処理を行う
(S702)。この際、呼設定メッセージに含まれる伝
送能力情報要素の情報転送能力のコードには、「非制限
デジタル」を、ユーザ速度のコードには「32Kbps
+I.460」を設定する。
【0017】ISDNは呼設定メッセージを受け、PH
S基地局105に対して着信を知らせる呼設定メッセー
ジを送信する。PHS基地局105は、無線データ端末
106に対してPCH(図16参照)で着呼メッセージ
を送信し、それを受けた無線データ端末106はSCC
Hにおいてリンクチャネル確立要求を行う。これに対し
て、PHS基地局は無線データ端末106に対してリン
クチャネル割当メッセージを送信し、PHS基地局10
5からリンクチャネル割り当てをSCCHにより受けた
無線データ端末106は、着呼応答メッセージを送信す
る。
【0018】その後、無線データ端末106は、PHS
基地局105との間で、無線管理、移動管理関連メッセ
ージをPHS基地局105とやり取りし、無線データ端
末106は表示部に着信のあったことを表示する。無線
データ端末106の使用者が応答処理を行うと、無線デ
ータ端末106はPHS基地局105に対して応答メッ
セージを送信する。
【0019】応答メッセージを受けたPHS基地局10
5は、ISDNに対して応答メッセージを送信し、IS
DNはターミナルアダプタ102に対して応答メッセー
ジを送信する。ターミナルアダプタ102がISDNか
ら応答メッセージを受けると(S703)、無線データ
端末106との間で、無線データ伝送プロトコルのネゴ
シエーションを行う。
【0020】すなわち、図17(a)、(c)に示す、
ネゴシエーションフレーム(S704)や通信パラメー
タ設定要求フレームを送り(S705)、フレーム同期
確立、通信パラメータの設定等の処理を行う。これらの
処理を終えて通信パラメータ設定受付フレームを無線デ
ータ端末106から受信すると(S706)、データ端
末103に対して接続通知を行い、それ以降データ端末
103から送られるデータはBチャネルデータとしてI
SDNに送信される(S713)。
【0021】データ端末103からターミナルアダプタ
102に対してRS232Cインターフェイス209経
由の非同期データとして送信されたデータはメモリ20
2に格納され(S715)、PPP非同期/同期変換部
208においてデータ変換した上で、無線データ伝送プ
ロトコル処理部207に入力される(S716)。無線
データ伝送プロトコル処理部207においては、入力さ
れたデータを図17(d)に示すフレームフ才―マット
に変換し(S717)、変換された32Kbpsのデー
タはI.460変換部206で64Kbpsに速度変換
してISDNのBチャネルから送信される(S71
8)。
【0022】着信側の無線データ端末106は、ISD
N101とPHS基地局105経由でデータを受信す
る。送信側ターミナルアダプタ102から送られたBチ
ャネルデータはISDN101を介してPHS基地局1
05に届く。PHS基地局105においては、伝送する
データが「非制限デジタル」、「32Kbps+I.4
60」の伝送能力のデータであるのでI.460逆変換
を行い、ISDNから受信した64Kbpsデータを3
2Kbpsに変換して、無線データ端末106に送信す
る。こうしてデータ端末103から送信されたデータが
無線データ端末106において受信されることとなる。
【0023】逆に、無線データ端末106が送信する場
合、送信するデータは、図17(d)に示すデータフレ
ームフォーマットに組み立てられ、32Kbpsの伝送
速度でPHS基地局105に送信される。
【0024】PHS基地局105においては、受信した
32KbpsのデータをI.460で規定される方法に
従って64Kbpsに変換し、ISDN101に送信す
る。ISDN101を経由したデータはターミナルアダ
プタ102が受信する。ターミナルアダプタ102にお
いては、I.460逆変換をI.460変換処理部21
0で行い(S720)、32Kbpsのデータに変換す
る。さらに、無線データ伝送プロトコル処理部207に
おいて、受信したデータに付加されているヘッダを削除
した上で(S721)、データ端末103に出力する
(S722)。
【0025】次に、無線データ端末106がPHS基地
局105を経由して、データ端末103に対して発信を
行う場合について説明する。
【0026】無線データ端末106の通信アプリケーシ
ョンソフトが起動し、データ通信の要求が発生したこと
を認識すると、無線データ端末106は、PHS基地局
105に対して無線リンクのリンクチャネル確立要求を
SCCHチャネルにより送信する。PHS基地局105
は、無線リンクチャネル確立要求を受信すると、無線デ
ータ端末106に対してリンクチャネル割当メッセージ
を送信し、PHS基地局105からリンクチャネル割り
当てをSCCHにより受けた無線データ端末106は、
呼設定メッセージを送信する。
【0027】呼設定メッセージを受けたPHS基地局1
05は、呼設定確認メッセージを無線データ端末106
に送る。呼設定確認メッセージを受けた無線データ端末
106は、無線管理、移動管理関連メッセージをPHS
基地局105とやり取りした後、付加情報メッセージを
送信する。PHS基地局105は付加情報メッセージを
受信すると、ISDN101に対して呼設定メッセージ
を送信し、ISDN101からの応答を待つ。
【0028】着信側では、ターミナルアダプタ102が
ISDN101から着信メッセージを受け(S70
7)、データ端末103に対して着信通知を行う(S7
08)。データ端末103において応答処理が行われる
と(S709)、応答処理を検知したターミナルアダプ
タ102はISDN101に対して応答メッセージを送
信する(S710)。
【0029】ターミナルアダプタ102から応答メッセ
ージを受信したISDN101は、PHS基地局105
に対して応答メッセージを送信し、それを受けたPHS
基地局105が無線データ端末106に応答メッセージ
を送ることで、データチャネルがデータ端末103と無
線データ端末106の間で確立する。
【0030】データチャネルパスの確立後は、無線デー
タ端末106がデータ送信を開始する。実データの送信
に先立ち、無線データ伝送プロトコルに従って、ターミ
ナルアダプタ102との間でネゴシエーションを行う。
すなわち、図17(a)、(c)に示すフォーマットの
所定のフレームを送信して、フレーム同期確立、通信パ
ラメータの設定を行い、ターミナルアダプタ102との
間で無線データ伝送プロトコルに従った通信を行うこと
ができる状態にする。ターミナルアダプタ102がネゴ
シエーションフレームと通信パラメータ設定要求フレー
ムを受け取ると(S711)、通信パラメータ設定受付
フレームを送り返し(S712)、送信するデータは、
図17(d)に示すデータフレームフォーマットに組み
立てられ(S717)、32Kbpsの伝送速度でPH
S基地局105に送信される(S718)。
【0031】PHS基地局105においては、受信した
32KbpsのデータをI.460で規定される方法に
従って64Kbpsに変換し、ISDN101に送信す
る。ISDN101を経由したデータはターミナルアダ
プタ102が受信する。ターミナルアダプタ102にお
いては、I.460逆変換をI.460変換処理部20
6で行い(S720)、32Kbpsのデータに変換す
る。さらに、無線データ伝送プロトコル処理部207に
おいて、受信したデータに付加されているヘッダを削除
した上で(S721)、データ端末103に出力する
(S722)。以上のようにして、無線データ端末10
6からデータ端末103に対してデータ送信が行われ
る。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のターミナルアダプタにおいては、公衆回線に送信
するデータは必ず無線データ伝送プロトコルに変換する
とともに、受信できるデータも無線データ伝送プロトコ
ルに従ったものであることが必要であった。したがっ
て、ターミナルアダプタに収容されたデータ端末は、無
線データ伝送プロトコルに従った処理を行う機能のある
相手以外と通信することができないという問題があっ
た。
【0033】そこで、このような問題を解決すべく、以
下のような通信装置が既に提案されている。
【0034】・発信時の呼設定メッセージに含まれる着
番号によって、無線伝送プロトコル変換処理を行うかど
うかを自動的に切り替える手段を設けることにより、任
意の端末へのデータ送信を可能にする通信装置。
【0035】・受信した呼設定メッセージ内の発番号に
よって、無線伝送プロトコル変換処理を行うかどうかを
自動的に切り替える手段を設けることにより、任意の端
末からデータを受信できるようにする通信装置。
【0036】・有線のみならず無線によってもデータ端
末と接続する手段を設けることにより、構内にあるデー
タ端末が無線データ伝送プロトコルをサポートしている
場合にも、サポートしていない場合にも、任意の相手と
データ通信を可能にする通信装置。
【0037】・受信したデータが無線データ伝送プロト
コルによるものであるかどうかを自動的に判別する手段
を設け、相手端末の種別に応じたデータ変換処理を行う
ようにした通信装置。
【0038】ところで、以上のような提案を実施した通
信装置においては、電話番号を利用して、無線データ伝
送プロトコルに従った処理が必要かどうかを判断してい
た。そのため、番号は無線回線に相当するものであって
も無線データ伝送プロトコルをサポートしない端末が接
続されている場合等には、相互通信が行えないというこ
とが発生するという問題が残っていた。
【0039】そこで本発明は、電話番号による判断に依
存することなく、任意の端末間で有効なデータ通信を可
能としたシステムを実現できる通信装置を提供すること
を目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、受信したデータに基づいて自動的に無線データ伝送
プロトコルに従ったデータであるかどうかを判断し、同
時に接続する端末が無線データ伝送プロトコルをサポー
トするかどうかも判断し、これらの判断結果に基づい
て、最適なデータ変換処理を行うことにより、任意の端
末間でのデータ通信を可能にするものであり、以下のよ
うな構成を有する。
【0041】まず、請求項1においては、公衆通信回線
を介して相手端末から送られる無線データ伝送プロトコ
ルに従ったネゴシエーションデータを認識して無線デー
タ伝送プロトコルのリンクを確立する手段と、相手端末
からのネゴシエーションデータの受信の有無に応じて受
信データを変換する手段を設けることにより、任意の相
手端末とのデータ通信を可能にするものである。
【0042】また、請求項2においては、公衆通信回線
を介して相手端末から送られる無線データ伝送プロトコ
ルに従ったネゴシエーションデータを認識して無線デー
タ伝送プロトコルのリンクを確立する手段と、相手端末
から送られる着サブアドレスを認識する手段を有し、相
手端末からのネゴシエーションデータの受信の有無と着
サブアドレスの値に応じて受信データを変換する手段を
設けることにより、着サブアドレスがある場合に、任意
の端末間でのデータ通信を可能にするものである。
【0043】また、請求項3においては、着信を検出す
ると第1および第2のデータ端末を呼び出す手段と、ど
ちらの端末が応答したかを検出手段と、公衆通信回線を
介して相手端末から送られる無線データ伝送プロトコル
に従ったネゴシエーションデータを認識して無線データ
伝送プロトコルのリンクを確立する手段と、相手端末か
らのネゴシエーションデータの受信の有無と応答端末の
種別に応じて受信データを変換する手段を設けることに
より、着サブアドレスがない場合でも、任意の端末間で
のデータ通信を可能にするものである。
【0044】また、請求項4においては、データ端末が
有線で接続されている場合には、受信したデータから所
定のヘッダを削除した上でデータ端末に送信する手段を
設けることにより、通信装置と有線で接続されるデータ
端末が任意の相手とデータ通信できるようにしたもので
ある。
【0045】また、請求項5においては、データ端末が
無線で接続されている場合には、受信したデータの伝送
速度を変換した上でデータ端末に送信する手段を設ける
ことにより、通信装置と無線で接続されるデータ端末が
任意の相手とデータ通信できるようにしたものである。
【0046】また、請求項6においては、第1のデータ
端末が通信を行う場合には、受信したデータから所定の
ヘッダを削除した上で第1のデータ端末に送信する手段
を設けることにより、無線データ端末からの着信を無線
データ伝送プロトコルをサポートしない端末で受けられ
るようにするものである。
【0047】また、請求項7においては、該通信装置
は、所定のヘッダを削除したデータをメモリに格納する
手段と、メモリに格納されたデータを調歩同期方式によ
って第1のデータ端末に送信する手段を設けることによ
り、非同期インターフェイスで接続されるデータ端末で
受けられるようにするものである。
【0048】また、請求項8においては、ネゴシエーシ
ョンデータを受信した通信装置は、第2のデータ端末が
通信を行う場合には、第2のデータ端末との間で無線デ
ータ伝送プロトコルに基づくリンクを確立する手段と、
第2のデータ端末との間でのリンク確立後に相手端末と
の間で無線データ伝送プロトコルのリンクを確立する手
段と、リンク確立後は受信したデータの伝送速度を変換
した上で第2のデータ端末に送信する手段を設けること
により、無線データ端末からの着信を無線データ伝送プ
ロトコルをサポートする端末で受けられるようにするも
のである。
【0049】また、請求項9においては、ネゴシエーシ
ョンデータを受信しない場合で、かつ、所定のデータフ
レームを受信した場合で、第2のデータ端末が通信を行
う場合には、第2のデータ端末との間で無線データ伝送
プロトコルに基づくリンクを確立する手段と、リンク確
立後は受信したデータに無線データ伝送プロトコルに基
づくヘッダを付加して第2のデータ端末に送信する手段
を設けることにより、無線データ伝送プロトコルをサポ
ートしないデータ端末からの着信を無線データ端末で受
けられるようにするものである。
【0050】また、請求項10〜請求項12において
は、リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーション
データの受信の有無と着サブアドレスの値に応じて、第
1または第2のデータ端末から受信したデータを変換し
て公衆通信回線に送信する手段を設けることにより、通
信端末に接続された第1または第2のデータ端末からも
データを送信できるようにするものである。
【0051】また、請求項13においては、公衆通信回
線を介して相手端末から送られる無線データ伝送プロト
コルに従ったネゴシエーションデータを認識して無線デ
ータ伝送プロトコルのリンクを確立する工程と、相手端
末からのネゴシエーションデータの受信の有無に応じて
受信データを変換する工程を設けることにより、任意の
相手端末とのデータ通信を可能にするものである。
【0052】また、請求項14においては、公衆通信回
線を介して相手端末から送られる無線データ伝送プロト
コルに従ったネゴシエーションデータを認識して無線デ
ータ伝送プロトコルのリンクを確立する工程と、相手端
末から送られる着サブアドレスを認識する工程を有し、
相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有無と
着サブアドレスの値に応じて受信データを変換する工程
を設けることにより、着サブアドレスがある場合に、任
意の端末間でのデータ通信を可能にするものである。
【0053】また、請求項15においては、着信を検出
すると第1および第2のデータ端末を呼び出す工程と、
どちらの端末が応答したかを検出工程と、公衆通信回線
を介して相手端末から送られる無線データ伝送プロトコ
ルに従ったネゴシエーションデータを認識して無線デー
タ伝送プロトコルのリンクを確立する工程と、相手端末
からのネゴシエーションデータの受信の有無と応答端末
の種別に応じて受信データを変換する工程を設けること
により、着サブアドレスがない場合でも、任意の端末間
でのデータ通信を可能にするものである。
【0054】また、請求項16においては、データ端末
が有線で接続されている場合には、受信したデータから
所定のヘッダを削除した上でデータ端末に送信する工程
を設けることにより、通信装置と有線で接続されるデー
タ端末が任意の相手とデータ通信できるようにしたもの
である。
【0055】また、請求項17においては、データ端末
が無線で接続されている場合には、受信したデータの伝
送速度を変換した上でデータ端末に送信する工程を設け
ることにより、通信装置と無線で接続されるデータ端末
が任意の相手とデータ通信できるようにしたものであ
る。
【0056】また、請求項18においては、第1のデー
タ端末が通信を行う場合には、受信したデータから所定
のヘッダを削除した上で第1のデータ端末に送信する工
程を設けることにより、無線データ端末からの着信を無
線データ伝送プロトコルをサポートしない端末で受けら
れるようにするものである。
【0057】また、請求項19においては、該通信装置
は、所定のヘッダを削除したデータをメモリに格納する
工程と、メモリに格納されたデータを調歩同期方式によ
って第1のデータ端末に送信する工程を設けることによ
り、非同期インターフェイスで接続されるデータ端末で
受けられるようにするものである。
【0058】また、請求項20においては、ネゴシエー
ションデータを受信した通信装置は、第2のデータ端末
が通信を行う場合には、第2のデータ端末との間で無線
データ伝送プロトコルに基づくリンクを確立する工程
と、第2のデータ端末との間でのリンク確立後に相手端
末との間で無線データ伝送プロトコルのリンクを確立す
る工程と、リンク確立後は受信したデータの伝送速度を
変換した上で第2のデータ端末に送信する工程を設ける
ことにより、無線データ端末からの着信を無線データ伝
送プロトコルをサポートする端末で受けられるようにす
るものである。
【0059】また、請求項21においては、ネゴシエー
ションデータを受信しない場合で、かつ、所定のデータ
フレームを受信した場合で、第2のデータ端末が通信を
行う場合には、第2のデータ端末との間で無線データ伝
送プロトコルに基づくリンクを確立する工程と、リンク
確立後は受信したデータに無線データ伝送プロトコルに
基づくヘッダを付加して第2のデータ端末に送信する工
程を設けることにより、無線データ伝送プロトコルをサ
ポートしないデータ端末からの着信を無線データ端末で
受けられるようにするものである。
【0060】また、請求項22〜請求項24において
は、リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーション
データの受信の有無と着サブアドレスの値に応じて、第
1または第2のデータ端末から受信したデータを変換し
て公衆通信回線に送信する工程を設けることにより、通
信端末に接続された第1または第2のデータ端末からも
データを送信できるようにするものである。
【0061】
【発明の実施の形態および実施例】[第1実施例]図1
は、本発明の実施例における無線通信システムの構成例
を示すブロック図であり、図2は、図1に示すシステム
に設けられるターミナルアダプタの内部構成例を示すブ
ロック図である。また、図3〜図6は、本発明の第1実
施例における通信シーケンスを示す説明図であり、図7
〜図11は、本発明の第1実施例における通信動作を示
すフローチャートである。
【0062】図1において、1101はデジタル公衆通
信回線であるISDN(IntegratedServices Digital N
etwork )であり、ターミナルアダプタ1102は、本
発明を適用した通信装置の一例であり、ISDN110
1に接続されている。
【0063】また、データ端末1103は、パーソナル
コンピュータ等であり、無線データ端末1104は、携
帯電話等であり、共にターミナルアダプタ1102に接
続されている。
【0064】また、ISDN1101には、PHS基地
局1105が接続され、このPHS基地局1105に
は、PHS基地局に直接アクセスする機能を有する無線
データ端末1106が接続される。また、ISDN11
01には、ターミナルアダプタ1107が接続され、こ
のターミナルアダプタ1107にはデータ端末1108
が接続されている。
【0065】図2において、本実施例のターミナルアダ
プタ1102は、CPU1201と、メモリ1202
と、データバス1203と、DSUを含むISDNイン
ターフェイス部1204と、マルチプレクサ1206を
有し、ISDNインターフェイス部1204とマルチプ
レクサ1206との間でBチャネルシリアル信号120
6をやり取りする。
【0066】また、本実施例のターミナルアダプタ11
02は、HDLCフレームの組立/分解を行うHDLC
コントローラ1207と、データ端末103から受けた
非同期シリアルデータ(2400bps、4800bp
s、9600bps、19200bps)を64Kbp
sの同期データに変換する処理を行うPPP非同期/同
期変換部1208と、無線データ伝送プロトコル処理部
1210で組み立てられた32Kbpsのデータを64
Kbpsのデータに変換するI.460変換部1209
と、無線データ伝送プロトコル(PIAFS)処理部1
210と、無線伝送フレーム(レイヤ1)の組立/分解
を行うチャネルコーデック1211と、高周波部121
2と、RS232Cインターフェイス1213とを有す
る。
【0067】次に、以上のような構成による本実施例の
無線通信システムにおける動作を順に説明する。 (リンク確立までの処理)ISDN1101から着信を
受けて呼設定メッセージを受信すると(S1401)、
ターミナルアダプタ1102は呼設定メッセージに入っ
ている着サブアドレスを読み取る(S1402)。着サ
ブアドレスが「1」の場合には、データ端末1103へ
の着信と判断し、着サブアドレスが「2」の場合には、
無線データ端末1104への着信と判断する(S140
3)。
【0068】呼設定メッセージを受けたターミナルアダ
プタ1102は、着サブアドレスに従って判断した端末
に対して着信通知を行うと同時に、ISDN1101に
対して呼出メッセージを送出する。着信がデータ端末1
103宛ての場合には、RS232Cインターフェイス
を介してATコマンドを送出する(S1404)。
【0069】データ端末1103において応答処理が行
われると(S1405)、ターミナルアダプタ1102
はISDN1101に対して応答メッセージを送信し
(S1406)、Bチャネルが接続される(S140
7)。
【0070】着信が無線データ端末1104宛てのもの
である場合には、無線データ端末1104を呼び出す処
理を行う(S1410)。具体的には、ターミナルアダ
プタ1102は無線データ端末1104に対してPCH
で着呼メッセージを送信し、それを受けた無線データ端
末1104はSCCHにおいてリンクチャネル確立要求
を行う。これに対して、ターミナルアダプタ1102は
無線データ端末1104に対してリンクチャネル割当メ
ッセージを送信し、ターミナルアダプタ1102からリ
ンクチャネル割り当てをSCCHにより受けた無線デー
タ端末1104は、着呼応答メッセージを送信する。
【0071】その後、無線データ端末1104はターミ
ナルアダプタ1102との間で、無線管理、移動管理関
連メッセージをターミナルアダプタ1102とやり取り
し、無線データ端末1104は、表示部に着信のあった
ことを表示する。無線データ端末1104の使用者が応
答処理を行うと、無線データ端末1104はターミナル
アダプタ1102に対して応答メッセージを送信する
(S1411)。応答を受けたターミナルアダプタ11
02はISDN1101に対して応答メッセージを送信
し(S1412)、Bチャネルが接続される(S141
3)。 (Bチャネル確立後の処理)Bチャネルが接続される
と、相手端末(無線データ端末1106またはデータ端
末1108)はデータの送信を開始し、ターミナルアダ
プタ1102はデータ受信待機状態となる。受信したデ
ータの内容により、相手端末が無線データ伝送プロトコ
ルに従ってデータを送受信するかどうかの判断を行うこ
とになる。この判断を行うために、ターミナルアダプタ
1102においては、受信したデータを並列に2系統で
解析する。
【0072】第1の系統では、HDLCコントローラ1
207によりHDLCフォーマットのフレームの先頭部
のヘッダ(01111110パターンのフラグ)を検出
し、フレーム内のデータをメモリ1202に転送する。
【0073】第2の系統では、I.460変換部120
9においてI.460逆変換を行って64KbpSデー
タを32Kbpsデータに変換した上で、PIAFS処
理部1210において、無線データ伝送プロトコル(P
IAFS)に従ったフレームのヘッダの検出を行う。無
線データ伝送プロトコルのリンク確立に先立つネゴシエ
ーションもこの系統で行う。
【0074】以下、着サブアドレスがデータ端末110
3宛ての場合、着サブアドレスが無線データ端末110
4宛ての場合のそれぞれにおける、ターミナルアダプタ
1102における処理を説明する。
【0075】・データ端末1108→データ端末110
3 相手端末とデータ端末1103との間でBチャネル接続
が完了した後、HDLCコントローラ1207において
HDLCのヘッダパターンである01111110を検
出すると(S1408)、相手端末は無線データ伝送プ
ロトコルをサポートしないデータ端末1108であり、
受信データをメモリ1202に転送する(S150
2)。
【0076】ISDNを介して送られてくるデータはP
PP同期データであるので、それをRS232Cインタ
ーフェイスを介して非同期データとしてデータ端末11
03に送信するために、PPP変換処理部1208にお
いてPPP非同期データに変換した上で(S150
3)、データ端末1103に送信する(S1504)。
【0077】逆に、データ端末1103から送信するデ
ータを受信すると(S1505)、受信したPPP非同
期データはターミナルアダプタ1102のPPP変換処
理部1208においてPPP同期データに変換した上で
(S1506)、HDLCコントローラ1207でHD
LCフレームに組み立て、ISDN1101に送信する
(S1507)。
【0078】・無線データ端末1106→データ端末1
103 相手端末とデータ端末1103との間でBチャネル接続
が完了した後、PIAFS処理部1210において無線
データ伝送プロトコルのネゴシエーションフレームを受
信すると、相手端末は無線データ伝送プロトコルをサポ
ートする無線データ端末1106であり、無線データ端
末1106との間でフレーム同期を確立する(S140
9)。次に通信パラメータ設定要求フレームを受信する
と(S1602)、通信パラメータ設定受付フレームを
ISDN1101およびPHS基地局1105経由で無
線データ端末1108に送信し(S1603)、無線デ
ータ伝送リンクが確立される。
【0079】その後、無線データ端末1108からデー
タが送られてくると、I.460変換部1209で64
Kbpsから32Kbpsに変換した上で(S160
6)、PIAFS処理部において無線データ伝送プロト
コルヘッダを削除して、データをメモリに格納する。そ
して、格納したデータは、RS232Cインターフェイ
ス部において調歩同期データに変換し、データ端末11
03に送出する(S1607)。
【0080】逆に、データ端末1103から送られたデ
ータを受信すると(S1608)、RS232Cインタ
ーフェイス部からメモリに格納し、PIAFS処理部に
おいて無線データ伝送プロトコルヘッダを付加した上で
(S1609)、I.460変換部で64Kbpsデー
タに変換してISDN1101およびPHS基地局11
05経由で無線データ端末1108に送信する(S16
10)。
【0081】・データ端末1108→無線データ端末1
104 相手端末と無線データ端末1104との間でBチャネル
接続が完了した後、HDLCコントローラ1207にお
いてHDLCのヘッダパターンである01111110
を検出すると(S1414)、相手端末は無線データ伝
送プロトコルをサポートしないデータ端末1108であ
り、受信データをメモリ1202に転送する(S170
2)。
【0082】この段階で、ターミナルアダプタ1102
と無線データ端末1104との間でPIAFSに対応し
た無線データ伝送リンクの確立を行う。具体的には、受
信データをメモリに格納したターミナルアダプタ110
2は、ネゴシエーションフレームを無線データ端末11
04に送信する。無線データ端末1104では、ネゴシ
エーションフレームを検出してフレーム同期を確立す
る。
【0083】次にターミナルアダプタ1104は通信パ
ラメータ設定要求フレームを送り(S1703)、無線
データ端末1104から通信パラメータ設定受付フレー
ムを受信すると無線データ通信リンクの確立が完了する
(S1704)。なお、無線データ端末1104から一
定時間の間、通信パラメータ設定受付フレームを受信し
ない場合には(2S1712)、ISDN1101に切
断メッセージを送信する(S1713)。
【0084】ターミナルアダプタ1102は、メモリに
格納したデータに所定のヘッダを付加して、PIAFS
データフレームを組み立て(S1705)、無線データ
端末1104に送信する(S1706)。無線データ端
末1104においては、受信したデータフレームからヘ
ッダを削除して、相手のデータ端末1108から送られ
たデータを受信することになる。
【0085】逆に、無線データ端末1104からデータ
端末1108に送信するデータがあると、無線データ端
末1104において無線データ伝送プロトコルのデータ
フレームに組み立てられ、それを受けたターミナルアダ
プタ1102は(S1707)、PIAFS処理部12
10においてデータフレームからヘッダを削除した上で
(S1708)、ISDN1101およびターミナルア
ダプタ1107経由でデータ端末1108に送信する
(S1709)。
【0086】2つ目以降のデータを受信した場合には
(S1710)、ターミナルアダプタ1102がヘッダ
を検出してデータをメモリに格納すると、すぐに無線デ
ータ伝送プロトコルのデータフレームに組み立て(S1
705)、無線データ端末1104に送信する(S17
06)。
【0087】・無線データ端末1106→無線データ端
末1104 相手端末と無線データ端末1104との間でBチャネル
接続が完了した後、PIAFS処理部1210において
無線データ伝送プロトコルのネゴシエーションフレーム
を受信すると、相手端末は無線データ伝送プロトコルを
サポートする無線データ端末1106であり、無線デー
タ端末1106との間でフレーム同期を確立する(S1
415)。
【0088】ターミナルアダプタ1102が通信パラメ
ータ設定要求フレームを受信すると(S1802)、ネ
ゴシエーションフレームと通信パラメータ設定要求フレ
ームを無線データ端末1104に送出する(S180
3)。ターミナルアダプタ1102が無線データ端末1
104から通信パラメータ設定受付フレームを受信する
と(S1804)、同じ通信パラメータ設定受付フレー
ムをISDN1101およびPHS基地局1105を介
して無線データ端末1106に対して送信する(S18
05)。
【0089】すると、これ以降は無線データ端末110
8と無線データ端末1104の間で無線データ伝送リン
クが確立するので(S1806)、ターミナルアダプタ
1102は相手端末からデータを受信すると(S180
7)、I.460変換部1209で受信したデータを6
4Kbpsから32Kbpsに変換した上で無線データ
端末1104に送出する(S1808)。
【0090】逆に無線データ端末1104から送出され
たデータをターミナルアダプタ1102が受信すると
(S1809)、そのデータは、I.460変換部12
09において32Kbpsから64Kbpsに変換され
た上で、ISDN1101およびPHS基地局1105
経由で無線データ端末1106に送信される(S181
0)。 [第2実施例]上述した第1実施例においては、着サブ
アドレスによってターミナルアダプタに接続されるどの
端末を相手端末と接続するかを決定していた。しかし、
着サブアドレスがない場合にも、図12のフローチャー
トに示す手順によって、同様の動作を得ることが可能で
ある。
【0091】まず、受信した呼設定メッセージにサブア
ドレスが入っていない場合には、データ端末1103と
無線データ端末1104を同時に呼び出す(S190
2)。無線データ端末1104が先に応答した場合には
(S1903)、サブアドレスが無線データ端末110
4であったときと同様の処理をした上で(S140
6)、データ端末1103への呼び出しを中止する。
【0092】逆に、データ端末1103が応答した場合
には(S1904)、サブアドレスがデータ端末110
3宛てであったときと同様の処理をした上で(S141
2)、無線データ端末1104への呼び出しを中止す
る。
【0093】以上の手順を通じて、発信側と着信側の端
末種別(無線データ伝送プロトコルをサポートするかど
うか)の組み合わせが確定する。この後は、それぞれの
組み合わせごとに、サブアドレスで着信側端末が指定さ
れたときと同様のデータ変換処理をすることになる。 [第3実施例]上述した各実施例においては、ターミナ
ルアダプタに接続される端末数はデータ端末と無線デー
タ端末のそれぞれ1台ずつとしていた。しかし、有線で
のみデータ端末が接続される場合や、無線でのみデータ
端末が接続される場合にも、同様の手順で同様の効果を
得ることが可能である。この場合、第1実施例において
着サブアドレスによりターミナルアダプタに接続される
端末種別を判断した部分や、第2実施例において応答端
末の検出により端末種別を判断した部分の処理が不要と
なり、より単純な処理で実現することが可能となる。 [第4実施例]上述した各実施例においては、ターミナ
ルアダプタに接続される端末数はデータ端末と無線デー
タ端末のそれぞれ1台ずつとしていた。しかし、より多
くの端末が接続される通信装置においても同様の処理を
行うことが可能である。 [第5の実施例]上述した各実施例においては、ターミ
ナルアダプタが有線でデータ端末と接続される場合には
RS232Cインターフェイスによるものであった。し
かし、その他のインターフェイスによっても同様の効果
を得ることが可能であり、たとえばUSB(Universal
Serial Bus)等が考えられる。 [第6実施例]上述した各実施例においては、通信装置
としてターミナルアダプタを想定していた。しかし、上
述した各実施例に相当する機能を有する機器であれば、
ターミナルアダプタに限定されるものではない。たとえ
ば、ファクシミリ装置やPHS親機等においても同様の
構成で、同様の効果を得ることができる。 [第7実施例]上述した各実施例の動作は、CPUがメ
モリ内に記憶したプログラムに基づいて行うように説明
したが、本発明は、このようなプログラムをフロッピデ
ィスクやハードディスク、光ディスクやCD−ROM、
さらにはメモリカード等の外部記憶媒体に格納し、これ
を専用の読取装置によって装置内に取り込み、これをC
PUで実行するようにしてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信したデータに基づいて自動的に無線データ伝送プロ
トコルに従ったデータであるかどうかを判断し、あるい
は同時に着サブアドレスによって接続する端末が無線デ
ータ伝送プロトコルをサポートするかどうかも判断し、
その判断結果に基づいて、最適なデータ変換処理を行う
ことにより、任意の端末間でのデータ通信が可能となる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例における無線通信シス
テムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すシステムに設けられるターミナルア
ダプタの内部構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例における通信シーケンスを
示す説明図である。
【図4】上記第1実施例における通信シーケンスを示す
説明図である。
【図5】上記第1実施例における通信シーケンスを示す
説明図である。
【図6】上記第1実施例における通信シーケンスを示す
説明図である。
【図7】上記第1実施例における通信動作を示すフロー
チャートである。
【図8】上記第1実施例における通信動作を示すフロー
チャートである。
【図9】上記第1実施例における通信動作を示すフロー
チャートである。
【図10】上記第1実施例における通信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図11】上記第1実施例における通信動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明の第2実施例における通信動作を示す
フローチャートである。
【図13】従来の無線通信システムの構成例を示すブロ
ック図である。
【図14】従来のターミナルアダプタの内部構成例を示
すブロック図である。
【図15】従来の無線データ端末の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図16】PHS無線フレームフォーマットを示す説明
図である。
【図17】無線データ伝送プロトコル(PIAFS)で
規定されるフレームフォーマットを示す説明図である。
【図18】従来の通信シーケンスの具体例を示す説明図
である。
【図19】従来の通信動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1101…ISDN、 1102、1107…ターミナルアダプタ、 1103、1108…データ端末、 1104、1106…無線データ端末、 1105…PHS基地局。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/24 7/26 7/30

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル公衆通信回線に接続されるとと
    もに、デジタル無線基地局機能を有する通信装置におい
    て、 データ端末を有線または無線で接続する接続手段と、 前記デジタル公衆通信回線を介して相手端末から送られ
    る無線データ伝送プロトコルに従ったネゴシエーション
    データを認識して無線データ伝送プロトコルのリンクを
    確立するリンク確立手段と、 前記相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有
    無に応じて受信データを変換するデータ変換手段と、 変換したデータを前記データ端末に出力する出力手段
    と、 を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 デジタル公衆通信回線に接続されるとと
    もに、デジタル無線基地局機能を有する通信装置におい
    て、 第1のデータ端末と有線で接続する第1の接続手段と、 第2のデータ端末と無線で接続する第2の接続手段と、 前記デジタル公衆通信回線を介して相手端末から送られ
    る無線データ伝送プロトコルに従ったネゴシエーション
    データを認識して無線データ伝送プロトコルのリンクを
    確立するリンク確立手段と、 前記相手端末から送られる着サブアドレスを認識する認
    識手段と、 前記相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有
    無と着サブアドレスの値に応じて受信データを変換する
    データ変換手段と、 変換したデータを第1または第2のデータ端末に出力す
    る出力手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 デジタル公衆通信回線に接続されるとと
    もに、デジタル無線基地局機能を有する通信装置におい
    て、 第1のデータ端末と有線で接続する第1の接続手段と、 第2のデータ端末と無線で接続する第2の接続手段と、 着信を検出すると、第1および第2のデータ端末を呼び
    出す呼出手段と、 第1および第2のデータ端末のどちらの端末が応答した
    かを検出する検出手段と、 前記デジタル公衆通信回線を介して相手端末から送られ
    る無線データ伝送プロトコルに従ったネゴシエーション
    データを認識して無線データ伝送プロトコルのリンクを
    確立するリンク確立手段と、 相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有無と
    応答端末の種別に応じて受信データを変換するデータ変
    換手段と、 変換したデータを第1または第2のデータ端末に出力す
    る出力手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 無線データ伝送プロトコルのリンクを確立した後、デー
    タ端末が有線で接続されている場合には、受信したデー
    タから所定のヘッダを削除した上でデータ端末に送信す
    る手段を有することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 無線データ伝送プロトコルのリンクを確立した後、デー
    タ端末が無線で接続されている場合には、受信したデー
    タの伝送速度を変換した上でデータ端末に送信する手段
    を有することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または3において、 無線データ伝送プロトコルのリンクを確立した後、第1
    のデータ端末が通信を行う場合には、受信したデータか
    ら所定のヘッダを削除した上で第1のデータ端末に送信
    する手段を有することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 所定のヘッダを削除したデータをメモリに格納する手段
    と、 メモリに格納されたデータを調歩同期方式によってデー
    タ端末に送信する手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項2または3において、 ネゴシエーションデータを受信した後、第2のデータ端
    末が通信を行う場合には、第2のデータ端末との間で無
    線データ伝送プロトコルに基づくリンクを確立する手段
    と、 第2のデータ端末との間でのリンク確立後に、相手端末
    との間で無線データ伝送プロトコルのリンクを確立する
    手段と、 リンク確立後は、受信したデータの伝送速度を変換した
    上で第2のデータ端末に送信する手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項2または3において、 ネゴシエーションデータを受信しない場合で、かつ、所
    定のデータフレームを受信した場合で、第2のデータ端
    末が通信を行う場合には、第2のデータ端末との間で無
    線データ伝送プロトコルに基づくリンクを確立する手段
    と、 リンク確立後は、受信したデータに無線データ伝送プロ
    トコルに基づくヘッダを付加して第2のデータ端末に送
    信する手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーションデー
    タの受信の有無に応じて、データ端末から受信したデー
    タを変換してデジタル公衆通信回線に送信する手段を有
    することを特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項2において、 リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーションデー
    タの受信の有無と着サブアドレスの値に応じて、第1ま
    たは第2のデータ端末から受信したデータを変換してデ
    ジタル公衆通信回線に送信する手段を有することを特徴
    とする通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項3において、 リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーションデー
    タの受信の有無と応答端末の種別に応じて、第1または
    第2のデータ端末から受信したデータを変換してデジタ
    ル公衆通信回線に送信する手段を有することを特徴とす
    る通信装置。
  13. 【請求項13】 デジタル公衆通信回線に接続されると
    ともに、デジタル無線基地局機能を有する通信装置の制
    御方法において、 データ端末を有線または無線で接続する接続工程と、 前記デジタル公衆通信回線を介して相手端末から送られ
    る無線データ伝送プロトコルに従ったネゴシエーション
    データを認識して無線データ伝送プロトコルのリンクを
    確立するリンク確立工程と、 前記相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有
    無に応じて受信データを変換するデータ変換工程と、 変換したデータを前記データ端末に出力する出力工程
    と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 デジタル公衆通信回線に接続されると
    ともに、デジタル無線基地局機能を有する通信装置の制
    御方法において、 第1のデータ端末と有線で接続する第1の接続工程と、 第2のデータ端末と無線で接続する第2の接続工程と、 前記デジタル公衆通信回線を介して相手端末から送られ
    る無線データ伝送プロトコルに従ったネゴシエーション
    データを認識して無線データ伝送プロトコルのリンクを
    確立するリンク確立工程と、 前記相手端末から送られる着サブアドレスを認識する認
    識工程と、 前記相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有
    無と着サブアドレスの値に応じて受信データを変換する
    データ変換工程と、 変換したデータを第1または第2のデータ端末に出力す
    る出力工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 デジタル公衆通信回線に接続されると
    ともに、デジタル無線基地局機能を有する通信装置の制
    御方法において、 第1のデータ端末と有線で接続する第1の接続工程と、 第2のデータ端末と無線で接続する第2の接続工程と、 着信を検出すると、第1および第2のデータ端末を呼び
    出す呼出工程と、 第1および第2のデータ端末のどちらの端末が応答した
    かを検出する検出工程と、 前記デジタル公衆通信回線を介して相手端末から送られ
    る無線データ伝送プロトコルに従ったネゴシエーション
    データを認識して無線データ伝送プロトコルのリンクを
    確立するリンク確立工程と、 相手端末からのネゴシエーションデータの受信の有無と
    応答端末の種別に応じて受信データを変換するデータ変
    換工程と、 変換したデータを第1または第2のデータ端末に出力す
    る出力工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項13において、 無線データ伝送プロトコルのリンクを確立した後、デー
    タ端末が有線で接続されている場合には、受信したデー
    タから所定のヘッダを削除した上でデータ端末に送信す
    る工程を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項13において、 無線データ伝送プロトコルのリンクを確立した後、デー
    タ端末が無線で接続されている場合には、受信したデー
    タの伝送速度を変換した上でデータ端末に送信する工程
    を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項14または15において、 無線データ伝送プロトコルのリンクを確立した後、第1
    のデータ端末が通信を行う場合には、受信したデータか
    ら所定のヘッダを削除した上で第1のデータ端末に送信
    する工程を有することを特徴とする通信装置の制御方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項16において、 所定のヘッダを削除したデータをメモリに格納する工程
    と、 メモリに格納されたデータを調歩同期方式によってデー
    タ端末に送信する工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項14または15において、 ネゴシエーションデータを受信した後、第2のデータ端
    末が通信を行う場合には、第2のデータ端末との間で無
    線データ伝送プロトコルに基づくリンクを確立する工程
    と、 第2のデータ端末との間でのリンク確立後に、相手端末
    との間で無線データ伝送プロトコルのリンクを確立する
    工程と、 リンク確立後は、受信したデータの伝送速度を変換した
    上で第2のデータ端末に送信する工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項14または15において、 ネゴシエーションデータを受信しない場合で、かつ、所
    定のデータフレームを受信した場合で、第2のデータ端
    末が通信を行う場合には、第2のデータ端末との間で無
    線データ伝送プロトコルに基づくリンクを確立する工程
    と、 リンク確立後は、受信したデータに無線データ伝送プロ
    トコルに基づくヘッダを付加して第2のデータ端末に送
    信する工程と、 を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項13において、 リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーションデー
    タの受信の有無に応じて、データ端末から受信したデー
    タを変換してデジタル公衆通信回線に送信する工程を有
    することを特徴とする通信装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 請求項14において、 リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーションデー
    タの受信の有無と着サブアドレスの値に応じて、第1ま
    たは第2のデータ端末から受信したデータを変換してデ
    ジタル公衆通信回線に送信する工程を有することを特徴
    とする通信装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 請求項15において、 リンク確立後は、相手端末からのネゴシエーションデー
    タの受信の有無と応答端末の種別に応じて、第1または
    第2のデータ端末から受信したデータを変換してデジタ
    ル公衆通信回線に送信する工程を有することを特徴とす
    る通信装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102080756B1 (ko) * 2018-12-27 2020-02-24 충북대학교 산학협력단 저전력 무선 tcp 네트워크에서 패킷 바이패스를 위한 저전력 임베디드 시스템

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