JP2000100623A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP2000100623A
JP2000100623A JP10270783A JP27078398A JP2000100623A JP 2000100623 A JP2000100623 A JP 2000100623A JP 10270783 A JP10270783 A JP 10270783A JP 27078398 A JP27078398 A JP 27078398A JP 2000100623 A JP2000100623 A JP 2000100623A
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JP
Japan
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hole
base substrate
magnetic leg
electronic device
holes
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Pending
Application number
JP10270783A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Otake
徹志 大竹
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランス等、インダクタンスを利用する素子
をベース基板と一体に構成して素子高さを低くし、もっ
て電子装置を薄型化することを目的とする。 【解決手段】 ベース基板1の所定位置に貫通孔1aを
設け、貫通孔1aの周囲にスルーホール1bを設ける。
ヨーク部2a、2b下面がベース基板1の上面に当接す
ると共に、中央磁脚2cが貫通孔1aに収納されるよう
な形態で、コア2をベース基板1上に搭載する。導体パ
ターン3a、4aが設けられた一対の小基板3、4を、
中央磁脚2cとベース基板1を共に上下から挟み込むよ
うにして配置する。各小基板3、4に設けられた導体パ
ターン3a、4aを、スルーホール3b、4bおよびベ
ース基板1に設けられたスルーホール1bを介して電気
的に接続し、それらによって形成される電流路でコイル
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子装置を薄型化す
るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子装置は、様々な回路素子、電
子部品をベース基板上に配置し、所定の機能回路を形成
することで構成されている。これら素子、部品として
は、抵抗、コンデンサ、トランス、トランジスタなどが
存在するが、それら素子、部品は年を経るごとに小型化
する傾向がある。しかし、電子装置を構成するベース基
板を見た時、他の素子、部品に比べて形状が際立って大
きいのがトランス、チョークコイルなどのインダクタン
スを利用した素子であり、トランス、チョークコイル等
については他の素子ほど小型化は進んでいない。インダ
クタンスを利用した素子としてトランスについて考える
と、従来、トランスを具備した電子装置としては図6、
図7に示す構造のものが存在した。
【0003】図6は従来の電子装置のトランスおよびそ
の付近のベース基板上面を、図7は図6に示す電子装置
の所定位置における断面を示している。この図6、図7
に示された電子装置を構成するトランスは、ボビン7
に、巻線巻装部7fの両端に2枚の鍔7cと端子台7
d、7eが一体に形成され、各端子台7d、7eにそれ
ぞれ複数の端子ピン7a、7bが植設されたものを使用
している。そして、このボビン7の巻線巻装部7fに巻
線8を巻装し、さらに巻線巻装部7fの貫通孔に中央磁
脚5aを嵌め込む形でボビン7にE型コア5とI型コア
6を装着した構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6、図7に示した構
造のトランスは、磁束の流れる向きをベース基板1と平
行になるようにして低背化を図ったものであるが、それ
でも電子装置を構成する素子の中では、最も素子高さの
高い部類に属する。電子装置の種類にもよるが、比較的
大きな電力を扱う電子装置においてはトランスの外形も
大きくなり、そのような電子装置の外形の厚みは、ほぼ
トランスの高さによって決定されるといっても過言では
ない。そこで、近年の電子装置の小型、薄型化の要求に
際しては、真っ先にトランスの高さが問題視されてい
た。そこで本発明は、トランス等、インダクタンスを利
用する素子をベース基板と一体に構成して素子高さを低
くし、もって電子装置を薄型化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の電子装置は、所定位置に貫通孔が設けられ、
貫通孔の周囲に複数の第1のスルーホールが設けられた
ベース基板と、 ヨーク部、側磁脚および中央磁脚を有
し、中央磁脚がベース基板の貫通孔に収納されたコア
と、 コイルの一部となる導体パターンと、該導体パタ
ーンと電気的に接続された複数の第2のスルーホールが
設けられた複数の小基板とを具備し、 該小基板は該コ
アの中央磁脚と該ベース基板の一部を上下から挟み込む
ように配置され、該小基板に設けられたそれぞれの導体
パターンは第2のスルーホールおよびベース基板に設け
られた第1のスルーホールを介して電気的に接続され、
導体パターン、第1、第2のスルーホールによる電流路
でコイルが形成される ことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】ベース基板の所定位置に貫通孔を
設け、貫通孔の周囲に第1のスルーホールを設ける。ヨ
ーク部、側磁脚および中央磁脚からなるコアを、ヨーク
部と側磁脚の少なくとも一方の下面がベース基板の上面
に当接すると共に中央磁脚がベース基板の貫通孔に収納
されるような形態で、ベース基板上に搭載する。コイル
の一部となる導体パターンと第2のスルーホールが設け
られた一対の小基板を、コアの中央磁脚と共にベース基
板を上下から挟み込むようにして配置する。各小基板に
設けられたそれぞれの導体パターンを、第2のスルーホ
ールおよびベース基板に設けられた第1のスルーホール
を介して電気的に接続し、導体パターン、第1のスルー
ホール、第2のスルーホールによって形成される電流路
でコイルを形成する。
【0007】
【実施例】薄型化が可能な、本発明による電子装置の構
成を図1から図4に示した。図1は本発明による電子装
置の、トランスに相当する構成要素およびその付近のベ
ース基板上面を示し、図2から図4は図1に示した電子
装置の所定位置における断面を示している。本発明によ
る電子装置は、トランスに相当する構成要素を以下のよ
うにしてベース基板と一体に形成し、薄型化を図ったも
のである。
【0008】先ず本発明の電子装置においては、トラン
スに相当する構成要素に、図5に示すような形状に形成
したコア2を用いる。すなわち、コア2を上面から見た
時、2つのヨーク部2a、2bと2つの側磁脚2d、2
eとを四角い枠状に組み、一方のヨーク部2aに側磁脚
2d,2eと平行した中央磁脚2cを取り付けた形状と
する。ただし中央磁脚2cは、コア2を側面から見た
時、その上面がヨーク部2aの下面と接したような、中
央磁脚2cの上面とヨーク部2aの下面がほぼ同じ位置
になる形態とする。また、所望の磁気特性を得る上で必
要なギャップ2gを形成するために、中央磁脚2cの先
端と対向した位置に当たる他方のヨーク部2bの下面に
突起2fを設けておく。
【0009】次に、図1の上面図あるいは図2から図4
の各断面図に示すように、ベース基板1に、ほぼコア2
の中央磁脚2cおよび突起2fが収納される程度の大き
さの貫通孔1aを設け、その長辺の両側に複数のスルー
ホール1bを形成しておく。このベース基板1にコア2
を、ヨーク部2a、2bと側磁脚2d、2eの下面がベ
ース基板1の上面に当接すると共に、中央磁脚2cと突
起2fが貫通孔1aに収納される形で搭載する。そし
て、コイルの一部を形成する平行した複数の導体パター
ン3aが施された小基板3と、導体パターン3aとはほ
ぼ対称的な複数の導体パターン4aが施された小基板4
を用意し、図2、図3の各断面図に示すごとく、この2
枚一対の小基板3、4で中央磁脚2cとベース基板1の
一部を上下から挟み込む。
【0010】ここで、中央磁脚2cを挟み込んだ時に各
小基板3、4に設けられた複数のスルーホール3b、4
bとベース基板1に設けられたスルーホール1bとが当
接するように、あらかじめ所定の位置に各スルーホール
を形成しておくものとする。上下の各導体パターン3
a、4aを、図3に示すように各小基板3、4のスルー
ホール3b、4bとベース基板1のスルーホール1bを
介して電気的に接続し、そこを流れる電流が中央磁脚2
cを中心としてほぼループ状となるようにする。する
と、各導体パターン3a、4a、スルーホール3b、4
bおよびスルーホール1bによって形成される電流路は
コイルとして機能するようになる。以上のようにして電
子装置内に、ベース基板1と一体にトランスに相当する
構成要素を形成する。
【0011】図6、図7に示すような従来のトランスで
は、そのトランスの素子高さは、ほぼコア5、6の厚さ
とボビン7の端子台7e、7fの高さを合わせた高さと
なる。一方、本発明のようにしてトランスに相当する構
成要素をベース基板1と一体に形成すると、ベース基板
の上面方向におけるトランスに相当する構成要素の素子
高さは、ほぼコア2のヨーク部2a、2bの厚さだけで
済む。なお、下面方向については、小基板4にシート状
のごく薄いものを適用すれば、ベース基板1の下面に取
り付けられる他の電子素子よりも薄くすることができ、
実質的にはその分の高さは考慮しなくても良い。
【0012】従って、本発明に従ってトランスに相当す
る構成要素を形成すると、従来のトランスで必要とされ
ていたボビン7が不要で、少なくともボビンの端子台の
高さ分だけ電子装置の厚みを薄くすることが可能とな
る。また、実質的に必要無くなったボビンの分だけ部品
数が少なくなり、それに付随する工程を省略でき、製造
コストを低くできるといった効果も得られる。なお、以
上までに説明した本発明の電子装置はトランスに相当す
る構成要素を形成するものであったが、チョークコイル
等にも本発明は適用できる。また、コイルを形成するた
めの小基板には、上下一対の2枚だけ使用しているが、
その小基板の上下に更に小基板を重ね、2枚以上の小基
板を使用しても構わない。その場合には、ベース基板の
スルーホールは多層の小基板のスルーホールに対応する
ように配置される。
【0013】さらに、図5に示したように上記実施例の
説明におけるコア2は、ヨーク部2a、2bと側磁脚2
d、2eを四角い枠状に形成しているが、側磁脚を一つ
にしたコの字型としても構わない。そして上記実施例の
説明におけるコア2は、ヨーク部2a、2bと側磁脚2
d、2eの下面と中央磁脚2cの上面の、それぞれの面
の水平位置がほぼ同じとなっているが、異なっていても
構わない。当然のことながら、ヨーク部2a、2b、側
磁脚2d、2e、中央磁脚2cは必ずしも一体に形成さ
れていなくても構わない。以上の外、本発明の要旨を損
なわない範囲であれば、電子装置を構成する部品各部の
形状を変形しても構わない。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の電子装置
は、ベース基板に設けた貫通孔にコアの中央磁脚を収納
し、中央磁脚をベース基板と共に複数の小基板で挟み込
み、ベース基板に設けられた第1のスルーホールと小基
板に設けられた導体パターンおよび第2のスルーホール
とによって形成される電流路でコイルを形成したことを
特徴としている。以上のような構成とした電子装置で
は、トランス等に相当する構成要素にボビンのような部
品が不要で、少なくともその分は素子高さを低くでき
る。また付随的に、不要となったボビンに関係する工程
やコストを省くことができる。従って本発明によれば、
薄型で安価な電子装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電子装置のトランスに相当する
構成要素およびその付近のベース基板上面を示す図。
【図2】 図1に示す電子装置のA−A間断面を示す
図。
【図3】 図1に示す電子装置のB−B間断面を示す
図。
【図4】 図1に示す電子装置のC−C間断面を示す
図。
【図5】 図1に示す電子装置に使用するコアの斜視
図。
【図6】 従来の電子装置のトランスおよびその付近の
ベース基板上面を示す図。
【図7】 図6に示す電子装置の所定位置における断面
図。
【符号の説明】
1:ベース基板 1a:貫通孔 1b:スルー
ホール(第1のスルーホール) 2:コア 2
a、2b:ヨーク部 2c:中央磁脚 2d、2e:側磁脚 2f:突起 2g:ギャップ
3:小基板 3a:導体パターン 3b:スルーホール(第2の
スルーホール) 4:小基板 4a:導体パタ
ーン 4b:スルーホール(第2のスルーホール)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に貫通孔が設けられ、該貫通孔
    の周囲に複数の第1のスルーホールが設けられたベース
    基板と、 ヨーク部、側磁脚および中央磁脚を有し、該中央磁脚が
    該ベース基板の該貫通孔に収納されたコアと、 コイルの一部となる導体パターンと、該導体パターンと
    電気的に接続された複数の第2のスルーホールが設けら
    れた複数の小基板とを具備し、 該小基板は該コアの中央磁脚と該ベース基板の一部を上
    下から挟み込むように配置され、該複数の小基板に設け
    られたそれぞれの導体パターンは該第2のスルーホール
    および該ベース基板に設けられた該第1のスルーホール
    を介して電気的に接続され、該導体パターン、該第1、
    該第2のスルーホールによる電流路でコイルが形成され
    ることを特徴とする電子装置。
JP10270783A 1998-09-25 1998-09-25 電子装置 Pending JP2000100623A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287830A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Sumida Corporation 磁気素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007287830A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Sumida Corporation 磁気素子

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