JP2000100558A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP2000100558A
JP2000100558A JP10264639A JP26463998A JP2000100558A JP 2000100558 A JP2000100558 A JP 2000100558A JP 10264639 A JP10264639 A JP 10264639A JP 26463998 A JP26463998 A JP 26463998A JP 2000100558 A JP2000100558 A JP 2000100558A
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light emitting
layer
emitting device
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Yuji Kudo
祐治 工藤
Yoshikazu Hori
義和 堀
Masao Fukuyama
正雄 福山
Mutsumi Suzuki
睦美 鈴木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高信頼性の表示素子を提供する 【解決手段】 ガラス基板301の表面には正孔を注入
するための酸化インジウム錫でなる陽極302、発光層
を含む有機層303、電子を注入するための陰極層30
4が順次形成されている。これらの膜の形成された基板
に対向して凹部を有する第2の基板(背面板)307が
設置され、第1の基板と第2の基板が接触する第2の基
板の周辺部の平坦な部分の間には粒径約20ミクロンの
ガラスビーズ306Aと五酸化燐306Bが含有された
樹脂305が充填されて接着層が形成されている。陽極
302と陰極304の間に電界を印加するとそれぞれの
電極から有機発光層に正孔と電子が注入されて発光す
る。そして透明な陽極302及びガラス基板301を透
過して光309が放出される。一定粒径のガラス粒子と
吸湿性の粒子を同時に含有させることにより、高温高湿
の環境化でも長期の保存寿命を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界発光による自
発光型の表示素子(EL)に係わるものであり、特に有
機EL素子の信頼性を向上させることを目的とするする
ものである。
【0002】
【従来の技術】高度情報化マルチメディア社会の発展に
伴い、低消費電力・高画質の平板型表示素子の開発が活
発化している。非発光型の液晶表示素子は低消費電力を
特長としてその位置を確立し、携帯情報端末等への応用
と更なる高性能化が進んでいる。
【0003】一方、自発光型の表示素子は外光に影響さ
れにくく、室内での認識が容易なことから、従来のCR
Tの代替えや、更にはCRTでは実現困難な大画面表示
や超高精細表示の実現に向けて、電界発光型ディスプレ
イ(EL)の開発が活発化している。
【0004】1987年にタンらが基板上に正孔注入用
電極層、有機正孔輸送層、有機電子輸送性発光層、電子
注入用電極層を付着形成された構造の有機EL素子を提
案して以来、(参考文献:C.W.Tang et al. Appl. Phy
s. Lett. Vol.51, p.913 (1987))、この素子が平板型
自発光素子であることに加えて、低消費電力でかつ高輝
度、高速応答、広視野角表示が可能であることから大き
な注目を浴び、有機ELディスプレイに関する研究開発
が活発化している。
【0005】特に最近では、有機ELによる文字数字表
示素子が実用化され、更に画像表示素子が試作されるに
至っている。
【0006】従来の有機EL素子の概要構成を図14を
用いて示す。ガラス基板1401の上に酸化インジウム
錫(ITO)等の比較的大きなイオン化ポテンシャルを
有し正孔の注入が容易な透明導電性薄膜でなる陽極14
02が形成されている。
【0007】次にその表面のほぼ全面にに正孔輸送層及
び電子輸送性の発光層が順次付着された有機層1403
が形成されている。そしてその表面に銀マグネシウム合
金(AgMg)等の比較的低い仕事関数を有し電子の注
入の容易な金属層でなる陰極1404が形成されてい
る。
【0008】更に素子側に凹型形状を有する基板(背面
板)1407がガラス基板1401と樹脂1405によ
り密着して設置され、その内部は不活性ガス1408で
充填されている。
【0009】電子輸送性の発光層は一般的に金属に比較
して低い仕事関数を有するが、AgMg合金等の低仕事
関数を有する金属を陰極として用いることにより電子の
注入とその輸送が比較的容易に実現できる。
【0010】また、正孔輸送層は比較的大きなイオン化
ポテンシャルを有するので、酸化インジウム錫(IT
O)等のイオン化ポテンシャルの大きな材料を陽極とし
て用いることにより正孔の注入とその輸送が比較的容易
に実現できる。
【0011】そこで、陰極に対して陽極に正の直流電圧
を印加することにより、陽極(ITO)1402から正
孔輸送層に正孔が注入され、また陰極1404から電子
輸送性の発光層に電子が注入され、更に正孔輸送層と電
子輸送層(発光層)の接合部近傍の発光層中でこれらが
結合することにより励起子が形成され発光1409が生
じる。この発光は透明電極及び基板を通して観測がなさ
れる。
【0012】この発光原理はガリウム砒素等で形成され
た無機の発光ダイオードに類似しており、PN接合のさ
れた化合物半導体に電子と正孔を注入することにより接
合部近傍で電子と正孔の再結合することによる発光と対
応させることができる。そして、電子輸送層はN型化合
物半導体、正孔輸送層はP型化合物半導体に対比させる
させることができる。
【0013】ところが、上記に示した通常の有機EL素
子においては電荷注入層や発光層に用いられる有機EL
媒体と陰極として用いる低仕事関数材料の耐湿性、耐酸
化性が低いために比較的信頼性が低く、素子の動作寿命
に加えて保存寿命にも問題が残されていた。特に保存寿
命については、例えば、素子を空気中に放置するだけで
黒点と呼ばれる非発光部が発生し表示品質が低下し、し
かも時間の経過とともにその黒点が拡大しやがて素子全
体が発光が生じなくなるという現象が生じ、実用上極め
て深刻な問題であった。
【0014】黒点の発生する要因については不明な点も
残されているが、製膜時に基板表面に付着していたダス
トや水蒸気、並びに製膜後に付着するダスト、或いはピ
ンホール等の少なくとも局所的な欠陥が核となって空気
中の酸素や水分と反応することにより、有機層もしくは
陰極層が剥離し、更に剥離された箇所が新たな欠陥とな
って更にそこに酸素や水が影響を及ぼすことにより、初
期の点欠陥部を中心に黒点がその周辺部にどんどん拡大
していくケースが殆どである。
【0015】黒点の発生を防ぐためにダストの除去等、
製造時に発生する局所的欠陥を完全に無くするという施
策も考えられるが、有機薄膜の厚さが通常は0.1μm程度
と極めて薄いために、実質的にこれ以下の寸法のダスト
等を除去することにより局所的欠陥を排除することは不
可能に近い。
【0016】そこで、薄膜形成後に有機層や陰極層が直
接水分や酸素にさらされないように素子の表面を樹脂等
で被覆することにより黒点の拡大を防ぐという試みもな
されてきた。しかし、一般的に有機物質でなる樹脂は耐
溶剤性が低いために使用できる樹脂が限定され、また耐
湿性が実用上十分に確保できる樹脂は殆ど皆無であっ
た。
【0017】そこで、結局、従来例にも示す様に、通常
は発光層素子全体を凹部構造を有する背面板を用いるこ
とにより密封封入されており、また密封するために紫外
線硬化樹脂等を用い背面板を素子基板に直接接着されて
いた。
【0018】ところが、この様に紫外線硬化樹脂でガラ
ス基板同士を直接接着した場合には強い接着強度を確保
することができず、特に高温高湿高圧の条件においては
基板同士が膨張係数等の違いにより樹脂に強いストレス
が加わり、その結果樹脂と基板が徐々に剥離し始めるこ
とによりその隙間から外部の水分等が侵入し、それに伴
って有機発光層の発光部に黒点が成長していくという欠
点があった。
【0019】また、背面基板に凹型形状の基板を用いて
いるので基板を凹型に加工する必要があり低コスト化が
困難であるとともに、表面を凹形状に加工するので表面
が細かい凹凸形状になるために背面基板に発光素子や光
の制御素子を形成する等新機能を付加することが困難で
あり背面板を有効に活用することができなかった。
【0020】更に、従来の有機EL素子においては、有
機層からの発光を基板を通して観測することになるので
発光素子を形成する基板としてガラス基板等、平坦な表
面を有する透明な基板をもちいる必要性があるので、金
属基板やシリコン基板、フレキシブル基板等任意の基板
を用いることができず、その応用や発展性に課題が残さ
れていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、従来の有機発光素子においては高湿・高温の条件で
は強固な密封封止を実現することができず、その結果信
頼性の高い長寿命の表示装置を実現することは極めて困
難であった。本発明は、この様な従来の有機発光素子の
欠点を克服し、特に強固な接着を保ちつつ、また外部か
ら侵入する水分を抑制することにより、黒点の拡大を抑
制し、信頼性の高い表示素子を実現するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、平坦な表面形
状を有し、その表面に薄膜状の発光素子が形成された第
1の基板と、少なくともその周辺部が平坦な形状を有す
る第2の基板が、互いにその表面が対向するように配置
され、かつ前記第2の基板の平坦な表面形状を有する周
辺部に複数の微粒子を含有する接着層が付着され、しか
も該接着層により前記第1及び第2の一対の基板が一定
の間隔を隔てて接着されることにより前記発光層が密着
封止されていることを特徴とする発光装置である。ま
た、本発明は、前記接着層に含有される前記複数の微粒
子の一部もしくは全部が吸湿性媒体からなることを特徴
とする発光装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係わる発光素子について図1を参照
しながら説明する。図1において、101はガラス基板
である。その表面には正孔を注入するための酸化インジ
ウム錫でなる透明電極(陽極)102、トリフェニルジ
アミン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biph
enyl)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノ
リノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminiu
m])でなる電子輸送性の有機発光層でなる有機層10
3、及び電子を注入するための銀マグネシウム合金でな
る陰極層104が順次形成されている。
【0024】また、これらの膜の形成された基板に対向
して凹部を有する第2の基板(背面板)107が設置さ
れ、第1の基板と第2の基板が接触する第2の基板の周
辺部の平坦な部分の間には粒径約20ミクロンのガラス
ビーズ106が微量含有された樹脂105が充填されて
接着層が形成されている。陽極102と陰極104の間
に電界を印加するとそれぞれの電極から有機発光層に正
孔と電子が注入されて発光する。そして透明な陽極10
2及びガラス基板101を透過して光109が放出され
る。
【0025】本実施例においては、ガラス基板101と
背面板107の間に接着層として約20ミクロンの粒径
を有するガラスビーズが含まれた紫外線硬化樹脂を用い
たが、ガラス粒子が含まれることにより基板間の接着強
度が強くなり、その結果発光素子の信頼性が確保され
る。
【0026】本発明の構造による効果を明らかにするた
めに、紫外線硬化樹脂に含む微粒子の粒径を変化して素
子を作製し、温度60℃、湿度95%の高温高湿の雰囲
気下における放置試験における、発光部の黒点の拡大の
様子を観測した。そして、実用的観点から黒点の半径が
50ミクロンとなる時間を保存寿命と考え、粒径と保存
寿命の関係を求めた。その結果を図15に示す。
【0027】図15で明らかなように微粒子が介在しな
い場合には保存寿命が短いが5ミクロン以上となると保
存寿命が著しく改善されることが分かる。また100ミ
クロンを越えると素子寿命が短くなる。これは、樹脂層
が厚くなることにより外部の水分子もしくは酸素分子が
樹脂層の内部を通過して基板間に侵入し、素子が劣化す
ることに起因するものと考えられる。
【0028】この様に、一定粒径を有する微粒子、特に
5ミクロンから100ミクロンの樹脂に含有させること
により、微粒子を用いずに形成した素子に比較して保存
寿命に優れた発光素子を実現することができる。ここで
は微粒子としてガラスビーズを用いているが必ずしもこ
れには限定されず、ガラスファイバー片等、基板間の樹
脂層を一定の厚さに保つことが可能な一定の硬度を有す
る粒子であれば特に限定されるものではない。
【0029】(第2の実施形態)実施例1においては微
粒子としてガラスビーズを用いたが、微粒子として吸湿
性の媒体を使用することにより保存寿命を更に延長する
ことが可能である。
【0030】以下、本発明の第2の実施形態に係わる発
光素子について図2を参照しながら説明する。
【0031】図2において、201はガラス基板であ
る。その表面には正孔を注入するための酸化インジウム
錫でなる透明電極(陽極)202、トリフェニルジアミ
ン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-bipheny
l)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリノ
ール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])で
なる電子輸送性の有機発光層でなる有機層203、及び
電子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層
204が順次形成されている。
【0032】また、これらの膜の形成された基板に対向
して凹部を有する第2の基板(背面板)207が設置さ
れ、第1の基板と第2の基板が接触する第2の基板の周
辺部の平坦な部分の間には粒径約50ミクロンのゼオラ
イト粒子206が含有された樹脂205が充填されて接
着層が形成されている。実施例1と全く同様の原理で、
陽極202と陰極204の間に電界を印加するとそれぞ
れの電極から有機発光層に正孔と電子が注入されて発光
する。そして透明な陽極202及びガラス基板201を
透過して光209が放出される。
【0033】本実施例において粒径約50ミクロンのゼ
オライト微粒子をスペーサとして紫外線硬化樹脂に含有
させることにより高温高湿での保存寿命が1500時間
以上になることが判明した。
【0034】実施例では微粒子としてゼオライトを用い
たが必ずしもこれには限定されず、ゼオライト、五酸化
燐、シリカゲル等、吸湿性を有する媒体であればよい。
また、ゼオライト粒子の粒径を増加させたが100ミク
ロン以上となっても保存寿命に特に顕著な減少は観測で
きず、粒子径も50ミクロンに限定されず5ミクロン以
上であればよい。
【0035】(第3の実施形態)実施例2においては一
定形状の粒径を有する微粒子のみを用いたが、樹脂層の
厚さを維持するための微粒子と吸湿作用を有する微粒子
を機能分離することにより、吸湿性を有する媒体の選択
範囲を更に拡大することができる。以下、本発明の第3
の実施形態に係わる発光素子について図3を参照しなが
ら説明する。
【0036】図3において、301はガラス基板であ
る。その表面には正孔を注入するための酸化インジウム
錫でなる透明電極(陽極)302、トリフェニルジアミ
ン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-bipheny
l)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリノ
ール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])で
なる電子輸送性の有機発光層でなる有機層303、及び
電子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層
304が順次形成されている。
【0037】また、これらの膜の形成された基板に対向
して凹部を有する第2の基板(背面板)307が設置さ
れ、第1の基板と第2の基板が接触する第2の基板の周
辺部の平坦な部分の間には粒径約20ミクロンのガラス
ビーズ306Aと五酸化燐306Bが含有された樹脂3
05が充填されて接着層が形成されている。実施例1、
2と全く同様の原理で、陽極302と陰極304の間に
電界を印加するとそれぞれの電極から有機発光層に正孔
と電子が注入されて発光する。そして透明な陽極302
及びガラス基板301を透過して光309が放出され
る。
【0038】本実施例においては、一定粒径のガラス粒
子と吸湿性の粒子を同時に含有させるといる手段によ
り、吸湿性の微粒子の粒径を更に小さくすることが可能
となり、一定以上の強度を有する樹脂層に含有できる吸
湿性微粒子の数が増加させることができる。その結果、
吸湿作用を有する粒子表面積が増加し、吸湿効果を著し
く増長させることが可能である。
【0039】本実施例において、粒径約20ミクロンの
ガラス微粒子をスペーサとして、更に吸湿剤として五酸
化燐を紫外線硬化樹脂に含有させることにより、ガラス
微粒子だけでは保存寿命が1000時間程度であったも
のが3000時間以上に延長されることが判明した。
【0040】本実施例では微粒子として五酸化燐を用い
たが必ずしもこれには限定されず、ゼオライト、シリカ
ゲル等、吸湿性を有する媒体であればよい。また、ガラ
ス粒子の粒径を増加させたが100ミクロン以上となっ
ても保存寿命に特に顕著な減少は観測できず、ガラス粒
子系も20ミクロンに限定されず5ミクロン以上であれ
ばよい。
【0041】(第4の実施形態)実施例1,2および3
においては背面板に凹部を有する基板を用いたが、接着
樹脂層に微粒子を含有させることにより背面板に平坦な
形状を有する基板を用いることができる。
【0042】以下、本発明の第4の実施形態に係わる発
光素子について図4を参照しながら説明する。
【0043】図4において、401はガラス基板であ
る。その表面には正孔を注入するための酸化インジウム
錫でなる透明電極(陽極)402、トリフェニルジアミ
ン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-bipheny
l)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリノ
ール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])で
なる電子輸送性の有機発光層でなる有機層403、及び
電子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層
404が順次形成されている。
【0044】また、これらの膜の形成された基板に対向
して表面の平坦な第2の基板(背面板)407が設置さ
れ、第1の基板と第2の基板が接触する第2の基板の周
辺部の間には粒径約20ミクロンのガラスビーズ406
が微量含有された樹脂405が充填されて接着層が形成
されている。陽極402と陰極404の間に電界を印加
するとそれぞれの電極から有機発光層に正孔と電子が注
入されて発光する。
【0045】そして透明な陽極402及びガラス基板4
01を透過して光409が放出される。本実施例におい
ては、ガラス基板401と背面板407の間に接着層と
して約20ミクロンの粒径を有するガラスビーズを用い
たが、必ずしもこれには限定されず、ガラスファイバー
片等、基板間の樹脂層を一定の厚さに保つことが可能な
一定の硬度を有する粒子であれば特に限定されるもので
はない。
【0046】(第5の実施形態)実施例4においては微
粒子としてガラスビーズを用いたが、微粒子として吸湿
性の媒体を使用することにより保存寿命を更に延長する
ことが可能である。
【0047】以下、本発明の第5の実施形態に係わる発
光素子について図5を参照しながら説明する。
【0048】図において、501はガラス基板である。
その表面には正孔を注入するための酸化インジウム錫で
なる透明電極(陽極)502、トリフェニルジアミン
(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biphenyl)-
4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリノー
ル錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])でな
る電子輸送性の有機発光層でなる有機層503、及び電
子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層5
04が順次形成されている。
【0049】また、これらの膜の形成された基板に対向
して平坦な表面を有する第2の基板(背面板)507が
設置され、第1の基板と第2の基板が接触する第2の基
板の周辺部の平坦な部分の間には粒径約50ミクロンの
ゼオライト粒子506が含有された樹脂505が充填さ
れて接着層が形成されている。実施例1と全く同様の原
理で、陽極502と陰極504の間に電界を印加すると
それぞれの電極から有機発光層に正孔と電子が注入され
て発光する。そして透明な陽極502及びガラス基板5
01を透過して光509が放出される。
【0050】本実施例では微粒子としてゼオライトを用
いたが必ずしもこれには限定されず、ゼオライト、五酸
化燐、シリカゲル等、吸湿性を有する媒体であればよ
い。また、ゼオライト粒子の粒径を増加させたが100
ミクロン以上となっても保存寿命に特に顕著な減少は観
測できず、粒子系も50ミクロンに限定されず5ミクロ
ン以上であればよい。
【0051】(第6の実施形態)実施例5においては一
定形状の粒径を有する微粒子のみを用いたが、樹脂層の
厚さを維持するための微粒子と吸湿作用を有する微粒子
を機能分離することにより、吸湿性を有する媒体の選択
範囲を更に拡大することができる。
【0052】以下、本発明の第6の実施形態に係わる発
光素子について図6を参照しながら説明する。
【0053】図6において、601はガラス基板であ
る。その表面には正孔を注入するための酸化インジウム
錫でなる透明電極(陽極)602、トリフェニルジアミ
ン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-bipheny
l)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリノ
ール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])で
なる電子輸送性の有機発光層でなる有機層603、及び
電子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層
604が順次形成されている。
【0054】また、これらの膜の形成された基板に対向
して平坦な表面を有する第2の基板(背面板)607が
設置され、第1の基板と第2の基板が接触する第2の基
板の周辺部の平坦な部分の間には粒径約20ミクロンの
ガラスビーズ606Aとそれ以下の粒径を有する五酸化
燐606Bが含有された樹脂605が充填されて接着層
が形成されている。実施例1、2と全く同様の原理で、
陽極602と陰極604の間に電界を印加するとそれぞ
れの電極から有機発光層に正孔と電子が注入されて発光
する。そして透明な陽極602及びガラス基板601を
透過して光609が放出される。
【0055】本実施例においては、一定粒径のガラス粒
子と吸湿性の粒子を同時に含有させるといる手段によ
り、吸湿性の微粒子の粒径を更に小さくすることが可能
となり、一定以上の強度を有する樹脂層に含有できる吸
湿性微粒子の数が増加させることができる。その結果、
吸湿作用を有する粒子表面積が増加し、吸湿効果を著し
く増長させることが可能である。
【0056】本実施例では微粒子として五酸化燐を用い
たが必ずしもこれには限定されず、ゼオライト、シリカ
ゲル等、吸湿性を有する媒体であればよい。また、ガラ
ス粒子の粒径を増加させたが100ミクロン以上となっ
ても保存寿命に特に顕著な減少は観測できず、ガラス粒
子系も20ミクロンに限定されず5ミクロン以上であれ
ばよい。
【0057】また、実施例においては陰極層の表面は直
接不活性ガスに露呈されているが、酸化シリコン等でな
る絶縁層で被覆することにより更に信頼性を向上させる
ことが可能である。
【0058】(第7の実施形態)実施例4,5および6
においては背面板に平坦な形状を有する基板を用いた
が、この背面板にも発光素子を形成することができる。
【0059】以下、本発明の第7の実施形態に係わる発
光素子について図7を参照しながら説明する。
【0060】図7−7において、7011はガラス基板
(第1の基板)である。その表面には正孔を注入するた
めの酸化インジウム錫でなる透明電極(第1の電極)7
021、トリフェニルジアミン(TPD[N,N'-bis(3-me
thylphenyl)-(1,1'-biphenyl)-4,4'-diamine])でなる
正孔輸送層とアルミキノリノール錯体(Alq[tris(8-h
ydroxyquino)aluminium])でなる電子輸送性発光層で構
成された有機層7031、及び電子を注入するための銀
マグネシウム合金でなる陰極層(第2の電極)7041
が順次形成されている。
【0061】また、これらの膜の形成された基板に対向
して表面の平坦な第2の基板7012が設置され、その
表面には、正孔を注入するための酸化インジウム錫でな
る透明電極(第3の電極)7022、トリフェニルジア
ミン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biphen
yl)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリ
ノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])
でなる電子輸送性発光層でなる有機層7032、及び電
子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層
(第4の電極)7042が順次形成されている。
【0062】第1の基板7011と第2の基板7012
の周辺部には粒径約20ミクロンのガラス粒子706が
微量含有された樹脂705が設置され、この樹脂層によ
り基板が接着保持されるとともに発光層素子が封止され
ている。陽極(第1の電極)7021と陰極(第2の電
極)7041、並びに陽極(第3の電極)7022と陰
極(第4の電極)7042の間に電界を印加するとそれ
ぞれの電極から有機発光層に正孔と電子が注入されて発
光する。
【0063】そして透明な陽極7021及びガラス基板
7011を透過する緑色の発光7091と、透明な陽極
7022及びガラス基板7012を透過する緑色の発光
7092が基板の両面から観測される。
【0064】本発明により平板状の発光装置の両面から
同一もしくは異なる情報を観測することが可能となり、
従来にない新たな機能の表示装置を実現し得る。本実施
例においては第1の基板と第2の基板に同一の発光層を
形成することにより同一色の発光を実現しているが、必
ずしも同一である必要はなく、それぞれの基板に形成す
る発光層の種類を変えることにより両面で異なる色の発
光を実現させることも可能であることは自明である。
【0065】また第1及び第3の電極層として酸化イン
ジウム錫を用い、また第2及び第4の電極層としてマグ
ネシウム銀合金を用いたが必ずしもこれらの材料に限定
されず、第1及び第3の電極層として透明な導電体であ
ればよく、また第2及び第4の電極層としは金属等光反
射性の導電体であればよい。
【0066】本実施例においては、第1のガラス基板7
011と第2のガラス基板7012の間に接着層として
約20ミクロンの粒径を有するガラスビーズを用いてい
るが必ずしもこれには限定されず、ガラスファイバー片
等、基板間の樹脂層を一定の厚さに保つことが可能な一
定の硬度を有する粒子であれば特に限定されるものでは
ない。
【0067】また、本実施例においては陰極層(第2の
電極及び第4の電極)の表面は直接不活性ガスに露呈さ
れているが、酸化シリコン等でなる絶縁層で被覆するこ
とにより更に信頼性を向上させることが可能である。
【0068】(第8の実施形態)実施例7においては微
粒子としてガラスビーズを用いたが、微粒子として吸湿
性の媒体を使用することにより保存寿命を更に延長する
ことが可能である。以下、本発明の第8の実施形態に係
わる発光素子について図8を参照しながら説明する。
【0069】図8において、8011はガラス基板(第
1の基板)である。その表面には正孔を注入するための
酸化インジウム錫でなる透明電極(第1の電極)802
1、トリフェニルジアミン(TPD[N,N'-bis(3-methyl
phenyl)-(1,1'-biphenyl)-4,4'-diamine])でなる正孔
輸送層とアルミキノリノール錯体(Alq[tris(8-hydro
xyquino)aluminium])でなる電子輸送性発光層で構成さ
れた有機層8031、及び電子を注入するための銀マグ
ネシウム合金でなる陰極層(第2の電極)8041が順
次形成されている。
【0070】また、これらの膜の形成された基板に対向
して表面の平坦な第2の基板8012が設置され、その
表面には、正孔を注入するための酸化インジウム錫でな
る透明電極(第3の電極)8022、トリフェニルジア
ミン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biphen
yl)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリ
ノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])
でなる電子輸送性発光層でなる有機層8032、及び電
子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層
(第4の電極)8042が順次形成されている。
【0071】第1の基板8011と第2の基板8012
の周辺部には粒径約50ミクロンのゼオライト粒子(吸
湿剤)806が含有された樹脂層805が設置され、こ
の樹脂層により基板が接着保持されるとともに発光層素
子が封止されている。
【0072】陽極(第1の電極)8021と陰極(第2
の電極)8041、並びに陽極(第3の電極)8022
と陰極(第4の電極)8042の間に電界を印加すると
それぞれの電極から有機発光層に正孔と電子が注入され
て発光する。そして透明な陽極8021及びガラス基板
8011を透過する緑色の発光8091と、透明な陽極
8022及びガラス基板8012を透過する緑色の発光
8092が基板の両面から観測される。
【0073】本実施例においても第1の基板と第8の基
板に同一の発光層を形成することにより同一色の発光を
実現しているが、必ずしも同一である必要はなく、それ
ぞれの基板に形成する発光層の種類を変えることにより
両面で異なる色の発光を実現させることも可能であるこ
とは自明である。
【0074】また第1及び第3の電極層として酸化イン
ジウム錫を用い、また第2及び第4の電極層としてマグ
ネシウム銀合金を用いたが必ずしもこれらの材料に限定
されず、第1及び第3の電極層として透明な導電体であ
ればよく、また第2及び第4の電極層としは金属等光反
射性の導電体であればよい。
【0075】本実施例では微粒子としてゼオライトを用
いたが必ずしもこれには限定されず、ゼオライト、五酸
化燐、シリカゲル等、吸湿性を有する媒体であればよ
い。また、ゼオライト粒子の粒径を増加させたが100
ミクロン以上となっても保存寿命に特に顕著な減少は観
測できず、粒子径も50ミクロンに限定されず5ミクロ
ン以上であればよい。
【0076】(第9の実施形態)実施例8においては一
定形状の粒径を有する微粒子のみを用いたが、樹脂層の
厚さを維持するための微粒子と吸湿作用を有する微粒子
を機能分離することにより、吸湿性を有する媒体の選択
範囲を更に拡大することができる。以下、本発明の第9
の実施形態に係わる発光素子について図9を参照しなが
ら説明する。
【0077】図9において、9011はガラス基板(第
1の基板)である。その表面には正孔を注入するための
酸化インジウム錫でなる透明電極(第1の電極)902
1、トリフェニルジアミン(TPD[N,N'-bis(3-methyl
phenyl)-(1,1'-biphenyl)-4,4'-diamine])でなる正孔
輸送層とアルミキノリノール錯体(Alq[tris(8-hydro
xyquino)aluminium])でなる電子輸送性発光層で構成さ
れた有機層9031、及び電子を注入するための銀マグ
ネシウム合金でなる陰極層(第2の電極)9041が順
次形成されている。
【0078】また、これらの膜の形成された基板に対向
して表面の平坦な第2の基板9012が設置され、その
表面には、正孔を注入するための酸化インジウム錫でな
る透明電極(第3の電極)9022、トリフェニルジア
ミン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biphen
yl)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアルミキノリ
ノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])
でなる電子輸送性発光層でなる有機層9032、及び電
子を注入するための銀マグネシウム合金でなる陰極層
(第4の電極)9042が順次形成されている。
【0079】第1の基板9011と第2の基板9012
の周辺部には粒径約20ミクロンのガラスビーズ906
Aとそれ以下の粒径を有する五酸化燐906Bが含有さ
れた樹脂905が設置され、この樹脂層により基板が接
着保持されるとともに発光層素子が封止されている。
【0080】陽極(第1の電極)9021と陰極(第2
の電極)9041、並びに陽極(第3の電極)9022
と陰極(第4の電極)9042の間に電界を印加すると
それぞれの電極から有機発光層に正孔と電子が注入され
て発光する。そして透明な陽極9021及びガラス基板
9011を透過する緑色の発光9091と、透明な陽極
9022及びガラス基板9012を透過する緑色の発光
9092が基板の両面から観測される。
【0081】本実施例においては第1の基板と第2の基
板に同一の発光層を形成することにより同一色の発光を
実現しているが、必ずしも同一である必要はなく、それ
ぞれの基板に形成する発光層の種類を変えることにより
両面で異なる色の発光を実現させることも可能であるこ
とは自明である。また第1及び第3の電極層として酸化
インジウム錫を用い、また第2及び第4の電極層として
マグネシウム銀合金を用いたが必ずしもこれらの材料に
限定されず、第1及び第3の電極層として透明な導電体
であればよく、また第2及び第4の電極層としは金属等
光反射性の導電体であればよい。
【0082】本実施例においては、一定粒径のガラス粒
子と吸湿性の粒子を同時に含有させるといる手段によ
り、吸湿性の微粒子の粒径を更に小さくすることが可能
となり、一定以上の強度を有する樹脂層に含有できる吸
湿性微粒子の数が増加させることができる。その結果、
吸湿作用を有する粒子表面積が増加し、吸湿効果を著し
く増長させることが可能である。
【0083】また、本実施例では微粒子として五酸化燐
を用いたが必ずしもこれには限定されず、ゼオライト、
シリカゲル等、吸湿性を有する媒体であればよい。ま
た、ガラス粒子の粒径を増加させたが100ミクロン以
上となっても保存寿命に特に顕著な減少は観測できず、
ガラス粒子系も20ミクロンに限定されず5ミクロン以
上であればよい。
【0084】また、実施例においては陰極層の表面は直
接不活性ガスに露呈されているが、酸化シリコン等でな
る絶縁層で被覆することにより更に信頼性を向上させる
ことが可能である。
【0085】(第10の実施形態)以上の実施例におい
ては有機層からの発光を基板を通して観測していたが、
基板と反対側から発光を取り出す素子構造とすることに
より、発光素子を形成する基板が透明である必要がなく
なり基板選択の任意性が向上する。
【0086】以下、本発明の第10の実施形態に係わる
発光素子について図10を参照しながら説明する。
【0087】図10において、1001はガラス基板で
ある。その表面には電子を注入するための銀マグネシウ
ム合金でなる金属陰極層1002、アルミキノリノール
錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])でなる
電子輸送性の有機発光層とトリフェニルジアミン(TP
D[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biphenyl)-4,4'-d
iamine])でなる正孔輸送層とでなる有機層1003、
正孔を注入するための酸化インジウム錫でなる透明電極
(陽極)1004、が順次形成されている。
【0088】また、これらの膜の形成された基板に対向
して平坦な表面を有する透明なガラス基板(背面板)1
007が設置され、素子が形成された基板1001と背
面板1007が接触する第2の基板の周辺部の平坦な部
分の間には粒径約20ミクロンのガラスビーズ1006
Aとそれ以下の粒径を有するゼオライト微粒子1006
Bが含有された紫外線硬化樹脂1005が充填されて接
着層が形成されている。陰極1002と陽極1004の
間に電界を印加するとそれぞれの電極から有機発光層に
電子と正孔が注入されて発光する。そして透明な陽極1
004及び背面ガラス基板1007を透過して光100
9が放出される。
【0089】本実施例においては、発光層としてアルミキノー
ル錯体(Alq [tris(8-hydroxyquino)aluminium])の単層
膜を用いたが、必ずしもこの発光材料に限定されず、異
なる発光色を示す発光層を用いたり、また発光効率や発
光色を制御するために色素が添加されていてもよい。ま
た、本実施例においては、紫外線硬化樹脂中に一定粒径
のガラス粒子と吸湿性の粒子を同時に含有させている
が、ガラス粒子のみでもかまわない。ただし、混合粒子
をもちいることにより一定以上の強度を有する樹脂層に
含有できる吸湿性微粒子の数が増加させることができ
る。
【0090】本実施例では微粒子として五酸化燐を用い
たが必ずしもこれには限定されず、ゼオライト、シリカ
ゲル等、吸湿性を有する媒体であればよい。また、ガラ
ス粒子の粒径を増加させたが100ミクロン以上となっ
ても保存寿命に特に顕著な減少は観測できず、ガラス粒
子系も20ミクロンに限定されず5ミクロン以上であれ
ばよい。
【0091】また、実施例においては陰極層の表面は直
接不活性ガスに露呈されているが、酸化シリコン等でな
る絶縁層で被覆することにより更に信頼性を向上させる
ことが可能である。
【0092】また、実施例においては素子基板としてガ
ラス基板を用いているが、必ずしもガラス基板である必
要はなく、シリコン基板や金属基板、或いはプラスチッ
ク基板等であっても何ら支障はない。ただし、導電性の
基板を使用する場合には基板表面に更に絶縁膜を設置す
る等、電極間の短絡が生じないような構成を採用する必
要があることは自明である。
【0093】(第11の実施例)前記の実施例において
は、素子基板にまず光反射性の電極を形成したが、必ず
しも反射層が直接発光素子の電極として働く必要はな
く、光反射層を介して透明電極が形成されていてもかま
わない。本発明の第11の実施形態に係わる発光素子に
ついて図11を参照しながら説明する。
【0094】図4において、1101はガラス基板であ
る。その表面にはアルミニウム薄膜でなる反射層110
2’が形成され、その上に正孔を注入するための酸化イ
ンジウム錫でなる透明電極(陽極)1102、トリフェ
ニルジアミン(TPD[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,
1'-biphenyl)-4,4'-diamine])でなる正孔輸送層とアル
ミキノリノール錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)alum
inium])でなる電子輸送性の有機発光層でなる有機層1
103、及び電子を注入するための銀マグネシウム合金
でなる陰極層1104が順次形成されている。尚、ここ
で陰極層の厚さは約0.01ミクロンと薄く光透過性で
ある。
【0095】以上の膜の形成された基板1101に対向
して透明な背面ガラス板1107が設置され、両の基板
が接触する周辺部には粒径約20ミクロンのガラスビー
ズ1106A及びそれ以下の粒径を有するゼオライトが
微量含有された樹脂1105が充填されて接着層が形成
されている。透明な陽極1102と透明な陰極1104
の間に電界を印加するとそれぞれの電極から有機発光層
に正孔と電子が注入されて発光する。そして陰極側に放
射される光はガラス基板1107を透過して外部110
9に放射放出される。
【0096】本実施例においては、発光層としてアルミキノー
ル錯体(Alq [tris(8-hydroxyquino)aluminium])の単層
膜を用いたが、必ずしもこの発光材料に限定されず、異
なる発光色を示す発光層を用いたり、また発光効率や発
光色を制御するために色素が添加されていてもよい。
【0097】本実施例では、実施例10と同様に20ミ
クロンのガラス粒子を樹脂に含有して用いているが5ミ
クロン以上の硬質のガラス微粒子と吸湿剤を用いること
により、保存寿命に優れた発光素子を実現することがで
きる。ここでも微粒子としてガラスビーズを用いている
が必ずしもこれには限定されず、ガラスファイバー片
等、基板間の樹脂層を一定の厚さに保つことが可能な一
定の硬度を有する粒子であれば特に限定されるものでは
ない。また、吸湿剤もゼオライトを用いているがこれに
限定されるものではない。また本実施例においては陰極
層の表面は直接不活性ガスに露呈されているが、酸化シ
リコン等でなる絶縁層で被覆することにより更に信頼性
を向上させることが可能である。
【0098】また、実施例においては素子基板としてガ
ラス基板を用いているが、必ずしもガラス基板である必
要はなく、シリコン基板や金属基板、或いはプラスチッ
ク基板等であっても何ら支障はない。ただし、導電性の
基板を使用する場合には基板表面に更に絶縁膜を設置す
る等、電極間の短絡が生じないような構成を採用する必
要があることは自明である。
【0099】(第12の実施例)実施例10及び11に
おいては、有機層からの発光を背面ガラス基板を通して
直接観測したが、カラーフィルタを背面ガラス基板の内
面もしくは外面に設置することにより特定の波長の光の
みを取り出すことが可能となる。例えば素子基板に画素
に分割された複数の発光素子を形成し、赤、緑、青のフ
ィルタを素子に対応させて設置することにより、容易に
カラー表示を実現することが可能である。以下、本発明
の第12の実施形態に係わる発光素子について図12を
参照しながら説明する。
【0100】図12において、1201はガラス基板で
ある。その表面には電子を注入するための銀マグネシウ
ム合金でなる金属陰極層1202、アルミキノリノール
錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])でなる
電子輸送性の有機発光層とトリフェニルジアミン(TP
D[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biphenyl)-4,4'-d
iamine])でなる正孔輸送層とでなる有機層1203、
正孔を注入するための酸化インジウム錫でなる透明電極
(陽極)1204、が順次形成されている。
【0101】また、これらの膜の形成された基板に対向
して表面にカラーフィルタ1210の設置された透明な
ガラス基板(背面板)1207が設置され、素子が形成
された基板1201と表面が平坦な背面板1207が接
触する周辺部には粒径約20ミクロンのガラスビーズ1
206Aとそれ以下の粒径を有するゼオライト微粒子1
206Bが含有された紫外線硬化樹脂1205が充填さ
れて接着層が形成されている。陰極1202と陽極12
04の間に電界を印加するとそれぞれの電極から有機発
光層に電子と正孔が注入されて発光する。そして透明な
陽極1204、カラーフィルタ1210、背面ガラス基
板1207を透過して赤、緑、青の光1209が放出さ
れる。
【0102】本実施例においては、発光層としてアルミキノー
ル錯体(Alq [tris(8-hydroxyquino)aluminium])の単層
膜を用いたが、必ずしもこの発光材料に限定されず、異
なる発光色を示す発光層との積層構造や青色の発光材料
に黄色を発する色素が添加された層等比較的白色に近い
発光を示す有機層を採用することが可能である。
【0103】また、本実施例においては、紫外線硬化樹
脂中に一定粒径のガラス粒子と吸湿性の粒子を同時に含
有させているが、既に述べた様にガラス粒子のみでもか
まわない。
【0104】また、透明電極の表面は更に酸化シリコン
等でなる絶縁層で被覆されていてもよい。また素子の構
造は実施例10とほぼ同様の構造をもちいているが実施
例11と同様の構造でもかまわない。
【0105】また、実施例においては素子基板としてガ
ラス基板を用いているが、必ずしもガラス基板に限定さ
れないことは同様である。
【0106】(第13の実施例)実施例13において
は、吸収型のカラーフィルタを背面ガラス基板表面に設
置したが、波長選択反射性フィルタを設置することによ
り特定の波長の光のみを効率よく取り出すことが可能と
なる。
【0107】以下、本発明の第13の実施形態に係わる
発光素子について図13を参照しながら説明する。
【0108】図13において、1301はガラス基板で
ある。その表面には電子を注入するための銀マグネシウ
ム合金でなる金属陰極層1302、アルミキノリノール
錯体(Alq[tris(8-hydroxyquino)aluminium])でなる
電子輸送性の有機発光層とトリフェニルジアミン(TP
D[N,N'-bis(3-methylphenyl)-(1,1'-biphenyl)-4,4'-d
iamine])でなる正孔輸送層とでなる有機層1303、
正孔を注入するための酸化インジウム錫でなる透明電極
(陽極)1304、が順次形成されている。
【0109】また、これらの膜の形成された基板に対向
して表面に赤、緑、青の波長選択反射性フィルタ131
0の設置された透明なガラス基板(背面板)1307が
設置され、素子が形成された基板1301と表面が平坦
な背面板1307が接触する周辺部には粒径約20ミク
ロンのガラスビーズ1306Aとそれ以下の粒径を有す
るゼオライト微粒子1306Bが含有された紫外線硬化
樹脂1305が充填されて接着層が形成されている。
【0110】陰極1302と陽極1304の間に電界を
印加するとそれぞれの電極から有機発光層に電子と正孔
が注入されて発光する。素子基板側に発光する光は反射
電極により反射し、また透明電極1304を通過する光
のうち波長選択反射性フィルタ1310の性質で決定さ
れる特定波長の光のみが反射されるので、その特定の波
長の光が効率よく発光するとともに、背面ガラス基板1
307を透過して極めて純度の高い赤、緑、青の光13
09が放出される。
【0111】本実施例においては、発光層としてアルミキノー
ル錯体(Alq [tris(8-hydroxyquino)aluminium])の単層
膜を用いたが、必ずしもこの発光材料に限定されず、異
なる発光色を示す発光層との積層構造や青色の発光材料
に黄色を発する色素が添加された層等比較的白色に近い
発光を示す有機層を採用することが可能である。
【0112】また、本実施例においては、紫外線硬化樹
脂中に一定粒径のガラス粒子と吸湿性の粒子を同時に含
有させているが、既に述べた様にガラス粒子のみでもか
まわない。
【0113】また、透明電極の表面は更に酸化シリコン
等でなる絶縁層で被覆されていてもよい。また素子の構
造は実施例10とほぼ同様の構造をもちいているが実施
例11と同様の構造でもかまわない。
【0114】また、実施例においては素子基板としてガ
ラス基板を用いているが、必ずしもガラス基板に限定さ
れないことは同様である。
【0115】以上の実施例で示した様に、本発明は従来
の有機電界発光素子の欠点を克服し、従来にはない高信
頼性・高機能の自発光型の平板型表示素子を提供するも
のであり、産業上極めて大きな効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図2】本発明の第2の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図3】本発明の第3の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図4】本発明の第4の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図5】本発明の第5の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図6】本発明の第6の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図7】本発明の第7の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図8】本発明の第8の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図9】本発明の第9の実施形態に係わる発光素子の断
面図
【図10】本発明の第10の実施形態に係わる発光素子
の断面図
【図11】本発明の第11の実施形態に係わる発光素子
の断面図
【図12】本発明の第12の実施形態に係わる発光素子
の断面図
【図13】本発明の第13の実施形態に係わる発光素子
の断面図
【図14】従来の有機発光素子の概略構造を示した図
【図15】接着樹脂に含有させる微粒子径と発光素子の
保存寿命の関係を示した図
【符号の説明】
101 ガラス基板 102 透明電極 103 有機層 104 陰極 105 樹脂 106 ガラスビーズ 107 背面板 108 不活性ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福山 正雄 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 鈴木 睦美 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB13 BB01 BB05 BB06 CA01 CB01 DA00 DB03 FA01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して配置された一対の基板の
    内部に薄膜状の発光素子が設置され、かつ発光素子の周
    辺部が複数の微粒子を含有する接着層で包囲され、しか
    も該接着層により前記一対の基板が一定の間隔を隔てて
    接着されることにより前記発光層が密着封止されている
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 平坦な表面形状を有し、その表面に薄膜
    状の発光素子が形成された第1の基板と、少なくともそ
    の周辺部が平坦な形状を有する第2の基板が、互いにそ
    の表面が対向するように配置され、かつ前記第2の基板
    の平坦な表面形状を有する周辺部に複数の微粒子を含有
    する接着層が付着され、しかも該接着層により前記第1
    及び第2の一対の基板が一定の間隔を隔てて接着される
    ことにより前記発光層が密着封止されていることを特徴
    とする発光装置。
  3. 【請求項3】 薄膜状の発光素子が、平坦な表面形状を
    有する光反射性の第1の基板と平坦な表面形状を有する
    光透過性の第2の基板の間に設置された発光装置であ
    り、かつ発光素子の周辺部が複数の微粒子を含有する樹
    脂層で包囲されることにより該樹脂層により前記一対の
    基板が一定の間隔を隔てて接着されて前記発光層が密着
    封止されていることを特徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】 薄膜状の発光素子が形成された平坦な表
    面を有する第1の基板と、薄膜状の発光素子が形成され
    た平坦な表面を有する第2の基板が、それぞれ発光素子
    が形成された表面を内面にして互いに対向して配置され
    た発光装置であり、かつ前記第1及び第2の基板に形成
    された薄膜状の該発光素子の周辺部が複数の微粒子を含
    有する樹脂層で包囲されるとともに、該両発光素子が一
    定の間隔を隔てて固定されて密着封止されていることを
    特徴とする発光装置。
  5. 【請求項5】 表面に光反射性の薄膜状の発光素子が形
    成された平坦な表面を有する第1の基板と、平坦な表面
    形状を有する光透過性の第2の基板が互いに対向して配
    置された発光素子であり、かつ発光層の周辺部が複数の
    微粒子を含有する樹脂層で包囲され、しかも該樹脂層に
    より前記一対の基板が一定の間隔を隔てて接着されるこ
    とにより前記発光層が密着封止されていることを特徴と
    する発光装置。
  6. 【請求項6】 表面に光透過性の薄膜状の発光素子が形
    成された平坦な表面を有する光反射性の第1の基板と、
    平坦な表面形状を有する光透過性の第2の基板が互いに
    対向して配置された発光素子であり、かつ発光層の周辺
    部が複数の微粒子を含有する樹脂層で包囲され、しかも
    該樹脂層により前記一対の基板が一定の間隔を隔てて接
    着されることにより前記発光層が密着封止されているこ
    とを特徴とする発光装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の基板に形成された
    発光素子が少なくとも透明電極、正孔輸送層、発光層、
    電極層を含む層を順次付着形成した素子であることを特
    徴とする請求項4に記載の発光装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の基板に形成された発光素子が
    少なくとも反射電極、発光層、透明電極層を含む層を順
    次付着形成した素子であることを特徴とする請求項5に
    記載の発光装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の基板に形成された発光素子が
    少なくとも透明電極、発光層、透明電極層を含む層を順
    次付着形成した素子であることを特徴とする請求項6に
    記載の発光装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の基板の内面にカラーフィル
    タが形成されていることを特徴とする請求項5,6、8
    および9に記載の発光装置。
  11. 【請求項11】 前記カラーフィルタが波長選択反射性
    フィルタであることを特徴とする請求項5,6、8およ
    び9に記載の発光装置。
  12. 【請求項12】 接着層に含有される前記複数の微粒子
    が硬質微粒子でありその粒径がほぼ一定以下であり、か
    つその最大粒径が5ミクロンから100ミクロンの範囲
    にあることを特徴とする請求項2から11に記載の発光
    装置。
  13. 【請求項13】 接着層に含有される前記複数の微粒子
    が吸湿性微粒子でありその粒径がほぼ一様であり、かつ
    その平均粒径が5ミクロン以上であることを特徴とする
    請求項2から11に記載の発光装置。
  14. 【請求項14】 前記樹脂層に含有される微粒子が一定
    の粒径を有する複数の硬質微粒子とそれ以下の粒径を有
    する吸湿性媒体からなり、かつ硬質微粒子の粒径が5ミ
    クロン以上であることを特徴とする請求項2から11に
    記載の発光装置
  15. 【請求項15】 前記硬質微粒子がガラスビーズもしく
    はガラスファイバ片であることを特徴とする請求項2か
    ら11に記載の発光装置。
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