JP2000097113A - Egrガス冷却装置 - Google Patents

Egrガス冷却装置

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JP2000097113A
JP2000097113A JP26918098A JP26918098A JP2000097113A JP 2000097113 A JP2000097113 A JP 2000097113A JP 26918098 A JP26918098 A JP 26918098A JP 26918098 A JP26918098 A JP 26918098A JP 2000097113 A JP2000097113 A JP 2000097113A
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pipe
egr gas
cooling device
outer cylinder
partition plate
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Mamoru Ishikawa
衛 石川
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UD Trucks Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28F2265/26Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction for allowing differential expansion between elements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エンジンの排気系から吸気系に再
循環されるEGRガスを冷却するためのEGRガス冷却
装置に関し、簡易な構造で熱交換用のパイプに掛かる応
力を低減することができるEGRガス冷却装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 冷却水31の入口33および出口35が
設けられる外筒21と、外筒21の開口部21bを塞ぐ
仕切板23と、仕切板23を貫通して外筒21内に延在
し、両端37b、37cを仕切板23に固定される複数
のパイプ37と、複数のパイプ37の両端37b、37
cをそれぞれ覆って設けられるEGRガス25の入口キ
ャップ27および出口キャップ29とを備えてなるEG
Rガス冷却装置において、パイプ37は、温度変化によ
るパイプ37の伸縮に追従して変位する湾曲部37aを
備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気系
から吸気系に再循環されるEGRガスを冷却するための
EGRガス冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンから排出される排気ガス
中の窒素酸化物(NOx)を低減させるために、排気ガ
スの一部を排気系から取り出し、混合気に加えるEGR
(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)が行われ
ている。
【0003】このようなEGRを行うためのEGR装置
では、熱により膨張している高温のEGRガスをそのま
ま吸気系に取り込むと、混合気が希薄になり燃焼効率が
悪化してエンジンの出力が低下してしまう。このため、
EGR装置は、一般に、EGRガスを冷却するEGRガ
ス冷却装置を備えている。
【0004】この種のEGRガス冷却装置は、一般に、
EGRガスを流通する外筒の内部または外部に冷却水流
通用のパイプを配設した装置と、冷却水を流通する外筒
内にEGRガス流通用のパイプを配設した装置とに大別
される。冷却水流通用のパイプを外筒内に配設したEG
Rガス冷却装置として、特開平9−88730号公報、
特開平8−165925公報等に開示されるものが知ら
れている。
【0005】特開平9−88730号公報に開示される
EGRガス冷却装置は、EGRガスを流通する外筒の周
囲に、長尺状の冷却水用のパイプをスパイラル状に巻装
し、外筒の外表面でEGRガスの熱交換を行うものであ
る。この公報のEGRガス冷却装置は、構造が簡単であ
る反面、EGRガスの熱交換を外筒の外表面を介して行
っているため、熱交換効率が悪く実用的ではない。
【0006】特開平8−165925号公報に開示され
るEGRガス冷却装置は、EGRガスを流通する外筒内
に、長尺状の冷却水用のパイプを蛇行させて配設し、外
筒内で、EGRガスの熱交換を行うものである。この公
報のEGRガス冷却装置は、限られた容積の外筒内に、
パイプを蛇行させて配設しているため、長いパイプを配
設することができず、高い熱交換効率を得ることが困難
である。
【0007】一方、EGRガス流通用のパイプを外筒内
に配設したEGRガス冷却装置として、図6に示すもの
が知られている。図において、円筒状の外筒1の両端に
は、円形板状の仕切板2がそれぞれ内設され、ろう付け
されている。
【0008】また、外筒1の両端には、EGRガス3が
流通される入口キャップ4および出口キャップ5が固定
されている。外筒1には、冷却水6を外筒1内に流通す
る入口7および出口8が、間隔を置いて形成されてい
る。外筒1内には、EGRガス3を流通する銅製のパイ
プ9が、軸長方向に沿って複数本配設されている。
【0009】これ等パイプ9は、両端がそれぞれ仕切板
2を貫通しており、パイプ9の端部9aを入口キャップ
4および出口キャップ5側に突出した状態で、仕切板2
にろう付け10されている。上述したEGRガス冷却装
置では、エンジンの排気系から排出されるEGRガス3
が、入口キャップ4を通ってパイプ9内に流入される。
【0010】入口キャップ4付近でのEGRガス3の温
度は、200〜300℃と高温であり、エンジンの燃焼
の程度により、常に変化している。パイプ9の入口キャ
ップ4側の端部9aには、EGRガス3が直接吹き付け
るため、パイプ9の入口キャップ4側の温度は、EGR
ガス3の温度とほぼ同一の温度まで上昇する。
【0011】パイプ9内に流入したEGRガス3は、外
筒1内を流通する冷却水6により熱交換され、100〜
150℃まで冷却される。冷却され体積が減少したEG
Rガス3は、出口キャップ5を通って、エンジンの吸気
系に送られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のEGRガス冷却装置では、EGRガス3の流
入に伴い、パイプ9が軸長方向に熱膨張し、一方で、パ
イプ9の両端は仕切板2にろう付け10され、軸長方向
への延びが規制されているため、パイプ9が変形し、パ
イプ9と仕切板2とのろう付け部10に多大な応力が掛
かるという問題があった。
【0013】特に、パイプ9の入口キャップ4側の温度
は、EGRガス3の温度に合わせて、常に200〜30
0℃に変化するため、この温度変化により、パイプ9は
常に伸縮を繰り返し、ろう付け部10に掛かる応力が不
規則に変化する。このため、このような伸縮が長期間に
わたり繰り返されると、ろう付け部11に亀裂が発生す
るおそれがあった。
【0014】なお、特開平8−165925号公報等に
開示される冷却水流通用のパイプを外筒の内部または外
部に配設したEGRガス冷却装置は、パイプ内に冷却水
を流通し、また、パイプの端面に直接EGRガスが吹き
付けることがないため、パイプの伸縮は、EGRガス流
通用のパイプを外筒内に配設したEGRガス冷却装置に
比べて小さく、パイプに掛かる応力は小さい。
【0015】したがって、上述したEGRガス冷却装置
のような不具合は発生しにくい。本発明は、かかる従来
の問題を解決するためになされたもので、簡易な構造で
熱交換用のパイプに掛かる応力を低減することができる
EGRガス冷却装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1のEGRガス冷
却装置は、冷却水の入口および出口が設けられる外筒
と、前記外筒の開口端を塞ぐ仕切板と、前記仕切板を貫
通して前記外筒内に延在し、両端を該仕切板に固定され
る複数のパイプと、前記複数のパイプの両端をそれぞれ
覆って設けられるEGRガスの入口キャップおよび出口
キャップとを備えてなるEGRガス冷却装置において、
前記パイプは、温度変化による該パイプの伸縮に追従し
て変位する湾曲部を備えてなることを特徴とする。
【0017】請求項2のEGRガス冷却装置は、請求項
1記載のEGRガス冷却装置において、前記開口端は、
前記外筒の一端に形成され、前記パイプの前記湾曲部
は、U字状に形成される該パイプの折り返し部であり、
前記パイプの両端は、前記開口端を塞ぐ前記仕切板にそ
れぞれ固定され、前記入口キャップおよび前記出口キャ
ップは、前記仕切板上に、相互に隣接して固定されてい
ることを特徴とする。
【0018】請求項3のEGRガス冷却装置は、請求項
1または請求項2記載のEGRガス冷却装置において、
前記パイプの前記湾曲部は、拡径および縮径が繰り返さ
れる蛇腹状に形成されていることを特徴とする。
【0019】(作用)請求項1のEGRガス冷却装置で
は、エンジンが始動され、EGRガスが両端を仕切板に
固定されるパイプ内に流通される。
【0020】EGRガスの温度は、エンジンの燃焼の程
度により常に変化しており、この温度変化に伴い、パイ
プが繰り返し伸縮されるが、パイプに形成される湾曲部
が、パイプの伸縮に追従して変位するため、パイプの両
端と仕切板との固定部分に応力が掛かることが防止され
る。この結果、パイプの両端と仕切板との固定部分に亀
裂が発生することが防止される。
【0021】請求項2のEGRガス冷却装置では、U字
状に折曲され折り返し部を有するパイプ内に、EGRガ
スの流通されると、EGRガスの温度変化に伴いパイプ
が伸縮される。そして、折り返し部がパイプの伸縮に追
従して変位し、パイプの両端と仕切板との固定部分に応
力が掛かることが防止される。
【0022】また、一端が開口される外筒内にU字状の
パイプを配設するため、外筒を短尺にすることができ、
本装置をエンジンルーム等に設置する際のレイアウトの
自由度が増大する。請求項3のEGRガス冷却装置で
は、蛇腹状の湾曲部が形成されるパイプに内に、EGR
ガスが流通されると、EGRガスの温度変化に伴いパイ
プが伸縮される。
【0023】そして、湾曲部がパイプの伸縮に追従して
変位し、パイプの両端と仕切板との固定部分に応力が掛
かることが防止される。また、パイプを蛇腹状に加工す
ることで、パイプの内面が凹凸状になるため、パイプ内
面でのEGRガスの接触面積が増大され、EGRガスの
熱交換効率が向上される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1は、本発明のEGRガス冷
却装置の第1の実施形態(請求項1および請求項2に対
応する)を示している。図において、横断面長円形状の
扁平容器状の外筒21には、軸長方向の一端21aに開
口部21bが形成されている。
【0025】外筒21には、開口部21bを覆って、こ
の外筒21の横断面形状に対応した長円形状の仕切板2
3がろう付けされている。仕切板23には、外筒21の
反対側に位置する外面23aに、EGRガス25が流通
される入口キャップ27および出口キャップ29が配設
されている。これ等入口キャップ27および出口キャッ
プ29は、仕切板23の長手方向に沿って、間隔を置い
てろう付けされている。
【0026】外筒21、仕切板23および入口キャップ
27、出口キャップ29は、SUS材等のステンレス鋼
により形成されている。また、外筒21には、冷却水3
1を外筒21内に流通する入口33および出口35が、
軸長方向に間隔を置いて形成されている。
【0027】外筒21内には、U字状に形成され、折り
返し部37aを有する横断面円形状の銅製のパイプ37
が複数本配設されている。各パイプ37の一端37bお
よび他端37cは、仕切板23を貫通して、それぞれ入
口キャップ27および出口キャップ29で覆われている
仕切板23の外面23a側に突出している。
【0028】各パイプ37の一端37bおよび他端37
cは、仕切板23にろう付け39されている。上述した
EGRガス冷却装置では、エンジンの排気系から排出さ
れるEGRガス25は、入口キャップ27から各パイプ
37内に流入する。入口キャップ27付近でのEGRガ
ス25の温度は、200〜300℃と高温であり、エン
ジンの燃焼の程度により、常に変化している。
【0029】このため、EGRガス25が直接吹き付け
るパイプ37の一端37b側の温度は、EGRガス25
の温度とほぼ同一になる。パイプ37内に流入したEG
Rガス25は、外筒21内を流通する冷却水31により
熱交換され、出口キャップ29付近では、100〜15
0℃まで冷却される。
【0030】冷却され体積が減少したEGRガス25
は、出口キャップ29を通って、エンジンの吸気系に送
られる。ここで、パイプ37の温度は、パイプ37内を
流通するEGRガス25の温度に合わせて変化する。入
口キャップ27側に位置するパイプ37の一端37b側
では、パイプ37の温度は、200〜300℃に変化す
る。
【0031】出口キャップ29側に位置するパイプ37
の他端37c側では、パイプ37の温度は、100〜1
50℃に変化する。パイプ37は、温度の変化に伴い、
軸長方向に伸縮を繰り返す。パイプ37の折り返し部3
7aには、パイプ37の伸縮を規制するものがないた
め、パイプ37の伸縮に追従して、折り返し部37aが
外筒21の軸長方向に移動する。
【0032】この結果、パイプ37の一端37bおよび
他端37cのろう付け部39には、応力が掛かることな
くなり、パイプ37の伸縮によるろう付け部39の亀裂
の発生が防止される。以上のように構成されたEGRガ
ス冷却装置では、外筒21内に配設され、一端37bお
よび他端37cを仕切板23に固定されるパイプ37
に、U字状の折り返し部37aを形成したので、EGR
ガス25の温度変化によるパイプ37の伸縮に追従し
て、折り返し部37aを外筒21の軸長方向に移動させ
ることができ、パイプ37の一端37bおよび他端37
cと、仕切板23とのろう付け部39に応力が掛かるこ
とを防止することができる。
【0033】この結果、ろう付け部39に亀裂が発生
し、冷却水31がエンジンの吸気系に流入することを防
止することができる。また、外筒21を、一端21aに
開口部21bを有する横断面長円形状の扁平容器状に形
成し、この外筒2内にU字状のパイプ37を配設したの
で、外筒21を短尺にすることができ、本装置をエンジ
ンルーム等に設置する際のレイアウトの自由度を増大す
ることができる。
【0034】図2は、本発明のEGRガス冷却装置の第
2の実施形態(請求項1対応する)を示している。図に
おいて、横断面円形状の外筒41の両端には、開口部4
1aが形成されている。外筒41の開口部41aには、
円形板状の仕切板43がそれぞれ内設され、ろう付けさ
れている。
【0035】また、外筒41の開口部41aには、EG
Rガス45が流通される入口キャップ47および出口キ
ャップ49が、それぞれろう付けされている。外筒41
には、冷却水51を外筒41内に流通する円筒状の入口
53および出口55が、軸長方向に間隔を置いて形成さ
れている。外筒41内には、EGRガス45を流通する
横断面円形状の銅製のパイプ57が、軸長方向に沿って
複数本配設されている。
【0036】これ等パイプ57は、両端がそれぞれ仕切
板43を貫通しており、パイプ57の端部57aを入口
キャップ47および出口キャップ49側に突出した状態
で、仕切板43にろう付け59されている。また、各パ
イプ57のほぼ中央には、円弧状に湾曲する湾曲部57
bが形成されている。
【0037】ここで、湾曲部57bの両側に延在するパ
イプ57の軸は、揃えられている。上述したEGRガス
冷却装置では、パイプ57内に流入するEGRガスの温
度変化に伴うパイプ57の伸縮に追従して、湾曲部57
bの形状が変化し、パイプ47の両端のろう付け部59
に、パイプ57の伸縮による応力が掛かることが防止さ
れる。
【0038】この実施形態のEGRガス冷却装置におい
ても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる
が、この実施形態では、断面円形状の外筒41内に、複
数のパイプ57を配設し、このパイプ57のほぼ中央
に、円弧状に湾曲する湾曲部57bを形成したので、E
GRガス45の温度変化によるパイプ57の伸縮に追従
して、湾曲部57bの形状を変化させることができ、パ
イプ57の両端57aと仕切板43とのろう付け部59
に応力が掛かることを防止することができる。
【0039】図3は、本発明のEGRガス冷却装置の第
3の実施形態(請求項1対応する)を示している。この
実施形態では、外筒41内に配設され、仕切板43にろ
う付け59されるパイプ61のほぼ中央には、所定の曲
率で段差状に曲げられた湾曲部61aが形成されてい
る。
【0040】ここで、湾曲部61aの両側に延在するパ
イプ61の軸は、相互にずれており、パイプ61が膨張
した際に、パイプ61がろう付け部59に向けて相互に
突っ張り合うことが防止される。この実施形態のEGR
ガス冷却装置においても、第2の実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0041】図4は、本発明のEGRガス冷却装置の第
4の実施形態(請求項3対応する)を示している。この
実施形態では、外筒41内に配設され、仕切板43にろ
う付け59されるパイプ63のほぼ中央には、拡径、縮
径を複数回繰り返される蛇腹状の湾曲部63aが形成さ
れている。
【0042】この実施形態のEGRガス冷却装置におい
ても、第2および第3の実施形態と同様の効果を得るこ
とができるが、この実施形態では、パイプ63の中央に
蛇腹状の湾曲部63aを形成したので、パイプ63の内
面が凹凸状になることで、EGRガス45の接触面積を
大きくすることができ、パイプ37の応力を吸収すると
同時に、EGRガスの熱交換効率を向上することができ
る。
【0043】なお、上述した第2および第3の実施形態
では、EGRガスが流通されるパイプ自体を曲げること
で湾曲部を形成した例について述べたが、本発明はかか
る実施形態に限定されるものでなく、例えば、パイプを
曲げるとともに、蛇腹状に加工しても良く、この場合に
は、より確実にパイプの伸縮を吸収することができる。
また、上述した第2の実施形態では、湾曲部57bの両
側に延在するパイプ57の軸を揃えた例について述べた
が、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、
例えば、図5に示すように、湾曲部57bの両側に延在
するパイプ57の軸を相互にずらして、パイプ57を形
成しても良く、この場合には、パイプ57が膨張した際
に、パイプ57がろう付け59に向けて相互に突っ張り
合うことが防止されるため、パイプ57の両端57aに
掛かる応力を、より確実に防止することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1のEGRガス冷却装置では、外
筒内に配設され、両端を仕切板に固定されるパイプに、
湾曲部を形成したので、EGRガスの温度変化によるパ
イプの伸縮に追従して、湾曲部を変位させることがで
き、パイプの両端と仕切板との固定部分に応力が掛かる
ことを防止することができる。
【0045】この結果、パイプの両端と仕切板との固定
部分に亀裂が発生することを防止することができる。請
求項2のEGRガス冷却装置では、U字状に折曲され折
り返し部を有するパイプを外筒内に配設したので、EG
Rガスの温度変化によるパイプの伸縮に追従して折り返
し部を変位させることができ、パイプの両端と仕切板と
の固定部分に応力が掛かることを防止することができ
る。
【0046】また、外筒の一端を開口し、この外筒内に
U字状のパイプを配設したので、外筒を短尺にすること
ができ、本装置をエンジンルーム等に設置する際のレイ
アウトの自由度を増大することができる。請求項3のE
GRガス冷却装置では、外筒内に配設され、両端を仕切
板に固定されるパイプに、蛇腹状の湾曲部を形成したの
で、EGRガスの温度変化によるパイプの伸縮に追従し
て、湾曲部を変位させることができ、パイプの両端と仕
切板との固定部分に応力が掛かることを防止することが
できる。
【0047】また、パイプを蛇腹状に加工することで、
パイプの内面が凹凸状になるため、パイプ内面でのEG
Rガスの接触面積を増大することができ、EGRガスの
熱交換効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEGRガス冷却装置の第1の実施形態
を示す斜視図である。
【図2】本発明のEGRガス冷却装置の第2の実施形態
を示す斜視図である。
【図3】本発明のEGRガス冷却装置の第3の実施形態
を示す斜視図である。
【図4】本発明のEGRガス冷却装置の第4の実施形態
を示す斜視図である。
【図5】第2の実施形態において、湾曲部の両側に延在
するパイプの軸をずらした例を示す断面図である。
【図6】従来のEGRガス冷却装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
21 外筒 21a 一端 21b 開口部 23 仕切板 25 EGRガス 27 入口キャップ 29 出口キャップ 31 冷却水 33 入口 35 出口 37 パイプ 37a 折り返し部 37b 一端 37c 他端 39 ろう付け部(ろう付け) 41 外筒 41a 開口部 43 仕切板 45 EGRガス 47 入口キャップ 49 出口キャップ 51 冷却水 53 入口 55 出口 57 パイプ 57a 端部 57b 湾曲部 59 ろう付け部(ろう付け) 61 パイプ 61a 湾曲部 63 パイプ 63a 湾曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水の入口および出口が設けられる外
    筒と、 前記外筒の開口端を塞ぐ仕切板と、 前記仕切板を貫通して前記外筒内に延在し、両端を該仕
    切板に固定される複数のパイプと、 前記複数のパイプの両端をそれぞれ覆って設けられるE
    GRガスの入口キャップおよび出口キャップとを備えて
    なるEGRガス冷却装置において、 前記パイプは、温度変化による該パイプの伸縮に追従し
    て変位する湾曲部を備えてなることを特徴とするEGR
    ガス冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記開口端は、前記外筒の一端に形成され、 前記パイプの前記湾曲部は、U字状に形成される該パイ
    プの折り返し部であり、 前記パイプの両端は、前記開口端を塞ぐ前記仕切板にそ
    れぞれ固定され、 前記入口キャップおよび前記出口キャップは、前記仕切
    板上に、相互に隣接して固定されていることを特徴とす
    るEGRガス冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のEGRガ
    ス冷却装置において、 前記パイプの前記湾曲部は、拡径および縮径が繰り返さ
    れる蛇腹状に形成されていることを特徴とするEGRガ
    ス冷却装置。
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