JPH11303688A - Egrクーラ - Google Patents

Egrクーラ

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JPH11303688A
JPH11303688A JP10110503A JP11050398A JPH11303688A JP H11303688 A JPH11303688 A JP H11303688A JP 10110503 A JP10110503 A JP 10110503A JP 11050398 A JP11050398 A JP 11050398A JP H11303688 A JPH11303688 A JP H11303688A
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JP
Japan
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gas
chamber
cooling
gas chamber
inlet
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Pending
Application number
JP10110503A
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English (en)
Inventor
Koji Natsume
浩司 夏目
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11303688A publication Critical patent/JPH11303688A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/0066Multi-circuit heat-exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat-exchangers for more than two fluids
    • F28D7/0083Multi-circuit heat-exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat-exchangers for more than two fluids with units having particular arrangement relative to a supplementary heat exchange medium, e.g. with interleaved units or with adjacent units arranged in common flow of supplementary heat exchange medium
    • F28D7/0091Multi-circuit heat-exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat-exchangers for more than two fluids with units having particular arrangement relative to a supplementary heat exchange medium, e.g. with interleaved units or with adjacent units arranged in common flow of supplementary heat exchange medium the supplementary medium flowing in series through the units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D21/0001Recuperative heat exchangers
    • F28D21/0003Recuperative heat exchangers the heat being recuperated from exhaust gases

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EGRガスの放熱性を向上する。 【解決手段】 本発明に係るEGRクーラ1は、ケーシ
ング2内を仕切って入口側ガス室7、出口側ガス室19
及び冷却液室8を区画し、冷却液室8を分割する中間ガ
ス室20,21を区画形成すると共に、入口側ガス室7
と中間ガス室20,21、中間ガス室20,21と出口
側ガス室19をそれぞれ別々に冷却管29,30,31
で連絡し、各冷却液室26,27,28にそれぞれ冷却
水導入口12と冷却水導出口10とを設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はEGRクーラに係
り、特に、エンジンの排ガスの一部を排気経路から取り
出して再びエンジンの吸気経路に戻すEGR(Exhaust
Gas Recirculation:排気再循環)を行う際、途中でEG
Rガスを冷却するためのEGRクーラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等の排ガス中のNOx
を低減するためEGRが有効であることは知られてい
る。即ち、EGRを行うと、吸気中の酸素濃度が低下し
て燃焼が緩慢となり、燃焼温度の低下によりNOx の生成
が抑制されると考えられるからである。
【0003】一方、吸気にEGRガスを混入させること
でその分新気量が減り、スモークが悪化するという問題
がある。これを解決するために、EGR通路中にEGR
クーラを設け、高温のEGRガスを冷却して体積を減少
させることにより、新気量の増大を図り、スモークの発
生を防止しようという提案がなされている(特開平6-14
7028号公報等参照)。
【0004】図7はEGRクーラが適用されたエンジン
の構成図で、EGRクーラ51はEGR通路をなすEG
R配管52の途中に設けられ、エンジン53との間で冷
却水配管54を介して冷却水(冷却液)を循環させ、そ
の冷却水を冷媒として内部でEGRガスを冷却するよう
になっている。EGR配管52は、排気マニホールド5
5及び排気管56からなる排気経路から排ガスの一部
(EGRガス)を取り出し、吸気マニホールド57及び
吸気管58からなる吸気経路にそれを戻す。EGR配管
52の途中にはEGR量を制御するための流量制御弁5
9が設けられる。
【0005】一般的なEGRクーラの構成は図4、5、
6に示す通りである。EGRクーラ51は、一方向に延
出して両端が絞られた筒状のケーシング60を有し、ケ
ーシング60の長手方向両端には入口側フランジ61及
び出口側フランジ62が一体的に設けられる。入口側フ
ランジ61及び出口側フランジ62は、それぞれガス導
入口63及びガス導出口64を区画して上述のEGR配
管52にそれぞれ接続される。ケーシング60内部には
長手方向(ガス流れ方向)に離間する一対のエンドプレ
ート、即ち入口側エンドプレート65及び出口側エンド
プレート66が設けられる。これらエンドプレート6
5,66は、ケーシング60内部を、両端の入口側ガス
室67、出口側ガス室68及び中央の水室69(冷却液
室)とに仕切るためのものである。水室69には、その
長手方向に離間して冷却水導入口70及び冷却水導出口
71が設けられる。これらは径方向の対向側に設けられ
る。
【0006】両エンドプレート65,66を掛け渡して
複数の直管状冷却管72が設けられる。冷却管72は両
エンドプレート65,66に挿通固定され、入口側及び
出口側ガス室67,68を連通すると共に、両エンドプ
レート65,66間で水室69内を通過するようになっ
ている。
【0007】こうして、ガス導入口63から入口側ガス
室67内に導入されたEGRガスは、入口側ガス室67
内で径方向に拡散し、各冷却管72に分配される。そし
て各冷却管72を通過した後、出口側ガス室68内で再
度集合されてガス導出口64から導出される。特に水室
69内を通過する際、冷却水との間で熱交換されて冷却
される。
【0008】冷却管72は、冷却効率を高めるべくでき
るだけ薄肉( 0.5〜1mm 程度)とされる。またEGRガ
スが高温で硫黄分を含むことから、高温強度と耐腐食性
に優れたステンレス等の材料が採用される。本クーラは
複数の部品を接合して作るが、製造の簡便化のため全て
の部品が炉内ロー付けにて一度に組み付けられるように
なっている。このため、冷却管72以外の部品も冷却管
72と同種の材料で形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、EGRガス
は、入口側ガス室67から冷却管72に流入した直後
は、急激な断面変化の影響を受けて速度・方向が一定で
ない乱流となる。この乱流領域ではガスから冷却管72
へ活発な放熱が行われる。
【0010】一方、この乱流領域を過ぎると、ガスの流
れは冷却管72の軸方向に流れる層流となる。このた
め、ガスの流速が軸心側ほど速く、冷却管72内壁部近
傍では遅くなり、放熱が活発に行われなくなる。
【0011】この対策として、冷却管72内部に薄肉の
フィンを設けて放熱面積を増やしたり、冷却管72内部
に凹凸を設けて層流部の境界層を乱す方法があるが、E
GRガスに含まれたすすがフィン等に付着し、そこでE
GRガス中に含まれる硫黄分と水分とで硫酸が形成され
るため、耐久性の面で問題が生じる。
【0012】なお、EGRガス流量(EGR率)がエン
ジン回転数、エンジン負荷等のエンジン運転状態に応じ
て変化すること、及び各気筒の排気脈動によりEGRガ
スも脈動を伴うことから、前述の乱流領域の範囲ないし
長さは一定でない。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るEGRクー
ラは、ケーシング内を仕切って入口側ガス室、出口側ガ
ス室及び冷却液室を区画し、冷却液室を分割する中間ガ
ス室を区画形成すると共に、入口側ガス室と中間ガス
室、中間ガス室と出口側ガス室をそれぞれ別々に冷却管
で連絡し、各冷却液室にそれぞれ冷却水導入口と冷却水
導出口とを設けたものである。
【0014】これによれば、中間ガス室から冷却管にE
GRガスを再導入でき、乱流領域を増大して放熱を活発
化できる。また各冷却液室に新規な冷却液を導入するの
で、ガス流れ方向の全域で比較的低温の冷却水によりガ
スの冷却が行え、放熱性を高められる。
【0015】ここで、上記中間ガス室が複数設けられ、
これら中間ガス室同士が別の冷却管で連絡されるのが好
ましい。
【0016】また、上記冷却水導入口と冷却水導出口と
が冷却管と直交する方向上に且つ互いに反対側に設けら
れるのが好ましい。
【0017】また、ガス流れ方向上下流側の冷却管が互
いにオフセットされるのが好ましい。
【0018】また、上記ケーシングのうち上記中間ガス
室を区画する部分が屈曲されるのが好ましい。
【0019】また、上記ケーシングが入口側ガス室、出
口側ガス室、冷却液室及び中間ガス室を区画する部分毎
に分割されるのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0021】図1、2は本実施形態に係るEGRクーラ
を示す。従来同様、EGRクーラ1は、一方向(図の左
右方向)に長い円筒状のケーシング2を有している。ケ
ーシング2は、所定の一定径に形成された外筒部3と、
外筒部3からガス入口側(図中左側)及び出口側(図中
右側)に向けて半球状に絞られた入口側タンク部4及び
出口側タンク部13とから一体的になる。入口側タンク
部4の入口端及び出口側タンク部13の出口端には、前
述のEGR配管に接続するためのフランジ部5,14が
設けられる。これらフランジ部5,14には、それぞれ
ガス導入口15及びガス導出口16と一対のボルト穴
(雌ねじ穴)17とが設けられる。これら外筒部3、タ
ンク部4,13及びフランジ部5,14は同軸に配置さ
れる。
【0022】外筒部3とタンク部4,13との継ぎ目位
置には、ケーシング2内を入口側と出口側とで仕切る一
対のエンドプレート、即ち入口側エンドプレート9と出
口側エンドプレート18とが設けられる。これによりケ
ーシング2内には、入口側エンドプレート9の左側に入
口側ガス室7が、両エンドプレート9,18間に冷却水
(冷却液)を通過させるための水室8(冷却液室)が、
出口側エンドプレート18の右側に出口側ガス室19
が、それぞれ区画形成される。
【0023】ただし、この水室8内には2つの中間ガス
室20,21が区画形成され、これら中間ガス室20,
21により水室8は3つに分割されている。
【0024】即ち、両エンドプレート9,18間に4枚
の中間プレート22,23,24,25が設けられ、こ
れら中間プレート22…が外筒部3内を完全に仕切るこ
とにより、ガス流れ方向上流側から順に第1水室26、
第2水室27、第3水室28が区画形成され、これら水
室26…間に第1中間ガス室20、第2中間ガス室21
が区画形成される。
【0025】このように、本クーラ1ではガス室と水室
とがガス流れ方向に沿って交互直列的に設けられる。
【0026】各エンドプレート9…及び中間プレート2
2…はケーシング長手方向に対し垂直に配置される。ま
た各水室26…同士、或いは各中間ガス室20…同士
は、ケーシング長手方向の長さがそれぞれ等しくされ
る。しかしながら各水室26…の長さは、放熱面積を確
保するため各中間ガス室20…の長さより長い。
【0027】入口側ガス室7と第1中間ガス室20、第
1中間ガス室20と第2中間ガス室21、第2中間ガス
室21と出口側ガス室19は、それぞれ複数且つ同数ず
つの第1冷却管29、第2冷却管30、第3冷却管31
で連絡されている。これら冷却管29…は各プレート9
…に挿通固定され、水室26…内をケーシング長手方向
に沿って通過するようになっている。
【0028】これら冷却管29…は全て同一径とされ、
図2に示す如くケーシング2内全体に広がるよう千鳥配
列される。また第1から第3の冷却管29…がケーシン
グ長手方向に沿って直線的に同軸配置される。
【0029】一方、各水室26…の下部に冷却水導入口
12が、上部に冷却水導出口10が設けられる。即ちこ
れら導入口12及び導出口10は、冷却管29…と直交
する方向上に且つ互いに反対側に設けられている。これ
によって冷却水が、冷却水導入口12から導入され、冷
却管29…に直交ないし垂直方向から当たりつつ、冷却
水導出口10から導出されるようになる。なお、これら
導入口12及び導出口10に接続される冷却水配管(図
7参照)は三つ又状に分岐されることとなる。
【0030】さて、この構成においては、ガス導入口1
5から導入されたEGRガスが、入口側ガス室7内で拡
散して各第1冷却管29内に分配導入された後、各第1
冷却管29内を流通する。そして第1水室26内を通過
する際に最初の冷却がなされ、この後第1中間ガス室2
0内に放出、拡散される。そしてここで集合された後、
さらに次の各第2冷却管30内に分配導入される。次も
同様に第2水室27内での2回目の冷却、第2中間ガス
室21内への放出、拡散、第3水室28内への3回目の
導入そしてここでの冷却、出口側ガス室19内への放
出、拡散という行程を経て、ガス導出口16から導出さ
れる。
【0031】このように、本クーラでは、中間ガス室を
設けて冷却管へのガス導入を再度行うようにしたので、
断面変化の場所を増やして乱流領域の増大を図り、ガス
からの放熱を活発化させ、クーラの冷却効率を向上する
ことができる。特に本実施形態では複数の中間ガス室を
設けたので、冷却管へのガス導入回数が増え、さらに乱
流領域を拡大できる。
【0032】また、各中間プレート22…も冷却水に接
触して冷却されるので、各中間ガス室20…内において
もガスの冷却が行える。
【0033】そして、各水室26…に個々に冷却水導入
口12及び冷却水導出口10を設けたので、ガス流れ方
向の全域で新規な比較的低温の冷却水によりガスの冷却
が行え、放熱性を高められる。
【0034】即ち、一般にEGRクーラでは、ガスが高
温、高流量のとき、入口側エンドプレート近傍で冷却水
が沸騰し易く、熱伝達も悪化し易い。このため従来(図
4参照)は、入口側エンドプレート65近傍に冷却水導
入口70を設け、ここから出てきた新規な冷却水で入口
近傍を積極的に冷却するようにしている。しかし、ここ
で既に熱交換に用いられ、温められてしまった冷却水で
下流側の冷却も行うので、ガス下流側の放熱性があまり
良くないという問題があった。
【0035】本案では、ガス下流側でも新規な冷却水を
用いるので良好な放熱性を得ることができる。特に、導
入口12及び導出口10を上述の位置に設けたので、冷
却管29…に直交方向から強力に冷却水を当てられ、冷
却性を向上できる。
【0036】ここで、本実施形態では第1から第3の冷
却管29…が直線的に同軸配置されている。このため、
ガス流れ方向上流側の冷却管から下流側の冷却管にガス
が直接入り易くなり、断面変化による効果が減失するお
それがある。このため、冷却管の出口と入口を離す方
法、即ち中間プレート22…同士の距離を離し、或いは
中間ガス室20の長さを増し、ガスの直接導入を抑える
方法があるが、これだとクーラの全長が長くなってしま
う。
【0037】そこで、図3に示すように、ガス流れ方向
上下流側の冷却管同士を互いにオフセットするとよい
(図示例は上流側が第1冷却管29、下流側が第2冷却
管30)。即ち、上下流側の冷却管を同軸とせず、互い
の軸をずらして配置するのである。こうすると冷却管の
出口と入口が接近しても、下流側の冷却管にガスが直接
入りづらくなり、その結果、上流側の冷却管から出たガ
スが確実に拡散され、再度導入され、乱流領域を形成す
るようになる。これによって断面変化による効果を失わ
ず、クーラ全長は短縮することが可能となる。
【0038】なお、図3は周方向にオフセットした例を
示すが、これに限らず径方向、さらにはランダムな方向
にオフセットしても構わない。
【0039】以上の説明から分かるように、本発明によ
れば、EGRガスの乱流領域を増大して放熱量を増し、
クーラ冷却効率を向上できる。そしてEGRガス温度を
低減して吸気温度低下によるNOx低減を達成できると
共に、EGRガスの体積減少分新気量を増し、スモーク
低減も図れる。
【0040】また、本発明は冷却管を長手方向に分割し
た格好となるので、それぞれに対し好ましい特性を与
え、放熱性向上に大いに貢献できる。例えば、上述した
ように入口側エンドプレート9の近傍では冷却水の沸騰
が発生し易い。よってこの場合はガス入口側の冷却管
(第1冷却管29)を厚肉化したりして、放熱を制限
し、沸騰の未然防止を図ることができる。逆にこれより
下流側の冷却管(第2冷却管30、第3冷却管31)
は、薄肉化により高い放熱性を確保できる。こうしてE
GRガスの流量、温度制限が緩和され、良好なエンジン
性能を確保できるようになる。
【0041】次に他の実施の形態について説明する。
【0042】一般にEGRクーラでは、冷却管長を長く
すれば、放熱量が増し、好ましい特性を得ることができ
る。しかし、レイアウトの上で、長い直線空間を確保す
るのが難しい場合もある。
【0043】そこで、従来は、図8に示すように複数の
EGRクーラ51を屈曲されたEGR配管74で直列す
るようにしている。なお図示例は2台のEGRクーラ5
1を直交方向に連結した例である。
【0044】しかし、これだと途中でガスの流れが絞ら
れるため、圧力損失が増加し、また部品点数が増えコス
ト増となる。
【0045】そこで、図9に示すように、本実施形態で
は、ケーシング35のうち中間ガス室36を区画する部
分37を屈曲させるようにしている。こうするとガスの
流れを絞ることなく、また部品点数を増加させることな
く、EGRクーラを屈曲形状とすることができ、レイア
ウトの自由度を高められる。特に、従来と同じ外形寸法
を保ったまま、冷却管の長さ(放熱部分の長さ)を従来
のL1 より長いL2 とすることができ、放熱量の著しい
増加を図れる。なおこの実施形態では中間ガス室36を
一つのみとし、その区画部分37を直角に屈曲させてい
る。もっともこれら数や屈曲角度は任意である。
【0046】次に、図10、11、12、13には別の
実施形態を示す。ただしこの実施形態は概略図1、2に
示したものと同様であるので、同一部分には同一符合を
用い、説明を行うこととする。
【0047】ここではケーシング2が入口側ガス室7、
出口側ガス室19、各水室26,27,28及び各中間
ガス室20,21を区画する部分毎に分割されている。
即ち、前述の入口側タンク部4、出口側タンク部13及
び外筒部3が一体ではなく分割され、さらに外筒部3が
各室26…毎に分割され、これらが組み立てられるよう
になっている。
【0048】図11に示すように、入口側タンク部4に
は前述のフランジ部5のほか、各分割ケーシングを組み
立てるためのフランジ部38が一体に設けられている。
フランジ部38には長ボルト47(図10参照)を挿通
させるための複数のボルト挿通孔39が設けられる。同
様の構成が出口側タンク部13についてもなされてお
り、これによって入口側と出口側とで共通のタンクユニ
ット40が形成される。
【0049】各水室26…も図12に示すような共通の
水室ユニット41で形成される。例えば、第1水室26
を区画する第1水室用外筒部43の両端には、前記実施
形態の入口側エンドプレート9及び中間プレート22に
代わり、比較的肉厚の仕切りプレート42が設けられ
る。これら仕切りプレート42に第1冷却管29が挿通
固定されている。仕切りプレート42は接合フランジの
役割も果たし、第1水室用外筒部43の径方向外方に若
干突出されている。なお第1水室用外筒部43の長手方
向中間位置に冷却水導入口12及び冷却水導入口10が
設けられる。
【0050】同様に、各中間ガス室20…が図13に示
す共通の中間ガス室ユニット44で形成される。例えば
第1中間ガス室20を区画する第1中間ガス室用外筒部
45の両端に、前記仕切りプレート42に接合されるた
めのフランジプレート46が一体に設けられる。
【0051】図10に示すように、各ユニット40,4
1,44を順次直列に並べ、入口側と出口側のフランジ
部38同士を長ボルト47及びナット48で連結すれ
ば、フランジ部38、仕切りプレート42及びフランジ
プレート46同士が強力に接合し、液漏れ、ガス漏れな
く、これらが一体に組み立てられる。なお各接合部にガ
スケットを挟んだり、各接合部を個々にボルト止めする
ことは任意である。
【0052】この構成によれば、ケーシング2を分割し
たことで上述のようなユニットを構成でき、特に次のよ
うな効果を得られる。即ち、この実施形態は図1、2の
実施形態に比べ部品点数が増え、単品としてはコスト高
となるが、この代わりに適用するエンジン毎にユニット
単位で交換が可能となり、量産品としてはコストを下げ
られる。つまりエンジンに応じて一部のユニットだけ変
えればよいので、数種のエンジンに対応して数種のクー
ラ全体を作るよりも、部品共通化によりコストを下げら
れる。なおこの実施形態では単品内でも各ガス室、水室
に対しユニットを共通化しているので、コストを最少に
できる。
【0053】以上、本発明は上記実施形態に限られず種
々の実施形態が可能である。例えば冷却管、中間ガス
室、水室等の数、形状、長さ、配置等を変更しても構わ
ない。また水室内にバッフルプレートを追加して冷却水
を蛇行させたり、エンジン冷却水以外の液体を冷却液に
用いることも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば以下の如き
優れた効果が発揮される。
【0055】(1)EGRガスの乱流領域を増大して放
熱量を増し、クーラ冷却効率を向上できる。
【0056】(2)ガス流れ方向の全域で新規な冷却水
による冷却を行え、放熱性を向上できる。
【0057】(3)クーラ全長を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るEGRクーラの縦断面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】他の実施形態に係る図1のA−A断面図であ
る。
【図4】従来のEGRクーラを示す縦断面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】図4のX−X断面図である。
【図7】EGRクーラが適用されたエンジンの構成図で
ある。
【図8】従来のEGRクーラを直列した例を示す図であ
る。
【図9】他の実施形態を示す図である。
【図10】他の実施形態を示す図である。
【図11】タンクユニットを示す縦断面図である。
【図12】水室ユニットを示す縦断面図である。
【図13】中間ガス室ユニットを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 EGRクーラ 2,35 ケーシング 3 外筒部 4 入口側タンク部 7 入口側ガス室 8 水室 9 入口側エンドプレート 10 冷却水導出口 12 冷却水導入口 13 出口側タンク部 18 出口側エンドプレート 19 出口側ガス室 20 第1中間ガス室 21 第2中間ガス室 26 第1水室 27 第2水室 28 第3水室 29 第1冷却管 30 第2冷却管 31 第3冷却管 37 部分 43 第1水室用外筒部 45 第1中間ガス室用外筒部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内を仕切って入口側ガス室、
    出口側ガス室及び冷却液室を区画し、該冷却液室を分割
    する中間ガス室を区画形成すると共に、入口側ガス室と
    中間ガス室、中間ガス室と出口側ガス室をそれぞれ別々
    に冷却管で連絡し、各冷却液室にそれぞれ冷却水導入口
    と冷却水導出口とを設けたことを特徴とするEGRクー
    ラ。
  2. 【請求項2】 上記中間ガス室が複数設けられ、これら
    中間ガス室同士が別の冷却管で連絡された請求項1記載
    のEGRクーラ。
  3. 【請求項3】 上記冷却水導入口と冷却水導出口とが冷
    却管と直交する方向上に且つ互いに反対側に設けられた
    請求項1又は2記載のEGRクーラ。
  4. 【請求項4】 ガス流れ方向上下流側の冷却管が互いに
    オフセットされた請求項1乃至3いずれかに記載のEG
    Rクーラ。
  5. 【請求項5】 上記ケーシングのうち上記中間ガス室を
    区画する部分が屈曲された請求項1乃至4いずれかに記
    載のEGRクーラ。
  6. 【請求項6】 上記ケーシングが入口側ガス室、出口側
    ガス室、冷却液室及び中間ガス室を区画する部分毎に分
    割された請求項1乃至5いずれかに記載のEGRクー
    ラ。
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