JP2000095312A - ピッキングシステム - Google Patents

ピッキングシステム

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JP2000095312A
JP2000095312A JP26503898A JP26503898A JP2000095312A JP 2000095312 A JP2000095312 A JP 2000095312A JP 26503898 A JP26503898 A JP 26503898A JP 26503898 A JP26503898 A JP 26503898A JP 2000095312 A JP2000095312 A JP 2000095312A
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集品作業の途中で集品車が満杯となり、該集
品車の集品作業をそこで打ち切っても、集品作業自体の
完了時間を著しく遅延させないピッキングシステムの提
供を課題とする。 【解決手段】 誘導路上を自走する集品車にコンピュー
タ23と作業者が押圧操作する満杯ボタン30とを備え
る。満杯ボタン30の押圧操作を受けてコンピュータ2
3はメモリ40に記憶した使用中の集品データと、走行
用コントローラ37のメモリ39に記憶した使用中の運
行パターンとを誘導路のスタート地点の作業管理装置6
に送信する。作業管理装置6はスタート地点で待機中の
別の集品車に残りの集品データと満杯地点までの最短救
援運行パターンとを送信し、満杯車に誘導路のゴール地
点までの最短撤収運行パターンを送信する。救援車は短
時間で満杯地点に到着し、残りの集品作業を引き継いで
続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピッキングシステム
に関し、出荷先毎に受注商品を受注個数づつ取り揃える
集品の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア向けの商品配送センター等においては出荷先毎に受
注商品を受注個数づつ取り揃える集品作業が行なわれる
が、このような作業を行なうためのシステムとしてピッ
キングシステムが広く知られている。これは、例えば特
開平8−85609号公報に開示されているように、各
種商品の保管部を通過するように集品車を移動させ、該
集品車が受注商品の保管部近傍に移動してきたときに、
該商品が受注商品であることや、その受注個数等を指示
して、該商品を該個数だけ集品車に収集していくもので
ある。
【0003】また、特公平7−5174号公報に開示さ
れているように集品車を自走式とするものや、集品車自
体に集品データや運行パターンを記憶させて、該集品車
が自動的に受注商品の保管部近傍で停止するようなシス
テム等が近年では運用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集品車がそ
の集品作業の途中において満杯となり、それ以上の商品
の積載ができなくなった場合には、その集品車の集品作
業はいったんそこで打切りとなる。従来は、その満杯車
は残りの商品の保管部をただ通過するだけで戻ってきて
荷下ろしをしたのち、再び残りの商品を集品するために
集品作業に出発していた。
【0005】しかし、それでは集品作業自体の完了時間
が著しく遅くなり、商品の配送トラックへの積込み、ひ
いては出荷先への配送が遅れることになる。
【0006】そこで、本発明は、集品作業の途中で集品
車が満杯となって、該集品車の集品作業がそこで打ち切
られても、集品作業自体の完了時間が著しく遅くならな
いようにすることを主たる課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0008】まず、本願の特許請求の範囲の請求項1に
記載の発明は、誘導路上を移動する集品車に該誘導路に
沿って配置された商品保管部から所定の商品を所定の個
数づつ集品していくピッキングシステムであって、集品
車が、運行パターンに従って集品車を走行させる走行手
段と、集品作業の途中で集品車が満杯となったことを報
知する満杯報知手段とを有すると共に、その満杯の報知
があったときに、その満杯車の残りの商品の集品データ
を生成する引継集品データ生成手段と、別の集品車のい
る地点からその満杯車の残りの商品の集品作業を再開す
べき地点までの運行パターンを生成する救援運行パター
ン生成手段と、これらの引継集品データ及び救援運行パ
ターンを上記の別の集品車に送信する送信手段とが備え
られていることを特徴とする。
【0009】これによれば、集品作業の途中で集品車が
満杯となり、その集品車の集品作業がそこで打ち切られ
ても、別の集品車がその残りの商品の集品作業を再開す
べき地点まで来て残りの商品の収集を引き継いで続行す
るから、集品作業自体の完了時間がそれほど遅くならな
い。
【0010】次に、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、誘導路は、商品保管部を通
過する作業路とバイパスするバイパス路とを有し、救援
運行パターン生成手段は、これらを用いて別の集品車の
移動距離が最短となる運行パターンを生成することを特
徴とする。
【0011】これによれば、集品作業再開地点までの別
車の到着が早くなり、集品作業の中断時間が短くなる。
【0012】次に、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、救援運行パターン生成手段
は、集品作業のスタート地点から集品作業再開地点まで
の運行パターンを生成し、送信手段は、上記スタート地
点にいる待機中の集品車に引継集品データ及び救援運行
パターンを送信することを特徴とする。
【0013】これによれば、救援のための別車は、まだ
集品作業の途中にない空の集品車であるから、引き継い
だ集品作業中に再度救援車が満杯となる可能性が低くな
ると共に、別車本来の収集品と肩代わりした収集品との
混在が避けられ、荷下ろし時の後検品が複雑とならな
い。
【0014】次に、請求項4に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明において、満杯の報知があったとき
に、その満杯車のいる地点から集品作業のゴール地点ま
での運行パターンを生成する撤収運行パターン生成手段
が備えられ、送信手段は、この撤収運行パターンを上記
満杯車に送信することを特徴とする。
【0015】これによれば、満杯報知があったときに
は、救援車の派遣と併せて、その満杯車が誘導路上から
撤収するので、満杯車の以降の無駄な走行が避けられ、
該満杯車の動線が短くなり、集品車の回転が早くなる。
【0016】次に、請求項5に記載の発明は、上記請求
項4に記載の発明において、誘導路は、商品保管部を通
過する作業路とバイパスするバイパス路とを有し、撤収
運行パターン生成手段は、これらを用いて満杯車の移動
距離が最短となる運行パターンを生成することを特徴と
する。
【0017】これによれば、ゴール地点までの満杯車の
戻りが早くなり、動線がより短くなって、集品車の回転
がより早くなる。
【0018】そして、以上の各発明では、満杯報知手段
を集品車側に搭載したから、集品車の満杯時にいちいち
作業者が報知のために移動する必要がない。さらに、引
継集品データや救援運行パターンあるいは撤収運行パタ
ーンが送信手段で送信されるので、これによっても、い
ちいち作業者が情報の受け渡しのために移動する必要が
なく、人手がかからず、また各車への伝達指令内容の変
更、追加、修正等が容易となって、より融通の効くピッ
キングシステムが実現する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を説明す
ることにより本発明をさらに詳しく説述する。
【0020】図1に示すように、この実施の形態に係る
ピッキングシステムにおいては、多数の商品棚1…1が
複数列に配置され、これらの列に沿って集品車2が移動
する誘導路Rが敷設されている。誘導路Rは商品棚1…
1の間を通過する作業路r1…r1と商品棚1…1の間
を通過せずバイパスするバイパス路r2…r2とが交差
した格子状に形成されていると共に、集品車2が集品作
業に出発するスタート地点Sと集品作業から戻ってくる
ゴール地点Gとの間に出荷バースWを通過する荷下路r
3を有する。誘導路Rには多数の停止地点P…Pが配設
されており、各停止地点Pを中心とする複数の商品棚1
…1の範囲が1つの作業ブロックBとされている。
【0021】図2に示すように、誘導路Rは所定幅の帯
マークMでなり、停止地点Pは該帯マークMの両側に設
けられた一対の停止マークN,Nでなる。スタート地点
Sを出た集品車2はその下面前部に装備された帯マーク
検出器3で帯マークMを検出していき、作業路r1…r
1とバイパス路r2…r2との組合せで得られる多数の
運行パターンのうちの指示された一つに誘導されて商品
棚1…1の間を走行し、同じくその下面前部に装備され
た停止マーク検出器4,4で指示された順番数の停止マ
ークN,Nを検出したときに停止する。その間に作業者
a…aが図3に示すように各商品棚1に品目毎に保管さ
れている商品x…xのうちから指示されたものを指示さ
れた個数づつ取り出して集品車2に積載する。集品作業
を終えた集品車2はゴール地点Gに戻り、荷下路r3上
で収集品を荷下ろししたのち再びスタート地点Sに至っ
て次の集品作業に待機する。荷下ろしされた商品はトラ
ックT…Tに積み込まれて各出荷先に配送される。
【0022】図4及び図5に示すように、集品車2は複
数のコンテナC…Cを積載し、車体21前部に制御ボッ
クス22及びコンピュータ23を搭載する。制御ボック
ス22の側面には商品xに付されたバーコードを読み取
るスキャナ24が取り付けられていると共に、前面には
配送ラベルを印字発行するラベルプリンタ25が配設さ
れている。一方、車載コンピュータ23の前面には、各
種データを表示する表示部26、各種データを手動入力
するためのキー入力部27、ピッキング完了時に押下操
作する完了ボタン28、1つのコンテナCが満杯となる
毎に押下操作するコンテナボタン29、全コンテナC…
Cが満杯となったときに押下操作する満杯ボタン30、
ピッキングすべき商品が保管されている棚1の方向を示
す左右一対の保管方向指示ランプ31,32等が設けら
れていると共に、上面には無線アンテナ33が取り付け
られている。さらに、集品車2は、前輪34,34、後
輪35,35のうち、前輪34,34を駆動輪として駆
動する駆動装置36、及び該駆動装置36を制御する走
行用コントローラ37を内蔵する。
【0023】図6に示すように、車載コンピュータ23
は例えばワンチップマイコン等でなるコンピュータ本体
38を内蔵する。このコンピュータ本体38には、キー
入力部27、完了ボタン28、コンテナボタン29、満
杯ボタン30、バーコードスキャナ24等からの各種信
号が入力される。このピッキングシステムが設けられた
商品配送センターのホストコンピュータ5には図1に示
すように誘導路Rのスタート地点Sに設置された作業管
理装置6が接続されている。この作業管理装置6には、
当日分の各出荷先別の全ての受注データがホストコンピ
ュータ5から受け渡される。そして、この作業管理装置
6の無線アンテナ7と、車載コンピュータ23の無線ア
ンテナ33とを介して、上記作業管理装置6とコンピュ
ータ本体38との間で各種データが無線交信される。ま
た、走行用コントローラ37は帯マーク検出器3及び停
止マーク検出器4,4からの検出信号を入力して、内蔵
メモリ39に記憶した所定の運行パターンに従って集品
車2が走行し且つ所定の停止ポイントP…Pのところで
停止するように駆動装置36を制御する。そして、この
走行用コントローラ37とコンピュータ本体38との間
でも相互に信号が授受される。コンピュータ本体38
は、これらの各種の入力信号に基づいて、表示部26、
保管方向指示ランプ31,32、ラベルプリンタ25等
へ各制御信号を出力する。なお、コンピュータ本体38
には各種データを記憶するメモリ40が内蔵されてい
る。
【0024】次に、このピッキングシステムの運用例を
図7〜図9のフローチャートを参照して説明する。
【0025】誘導路Rのスタート地点Sに配置された作
業者aが作業管理装置6に出荷先の店舗番号を入力する
と(ステップS1)、作業管理装置6はその番号に対応
する店舗からの受注データを呼び出し、該受注データ
と、予め登録されている各商品の保管場所を示すロケー
ションデータとに基づいて、上記店舗用の集品データ
と、集品車2が最短距離で移動する運行パターンとを生
成して、これを作業データとしてスタート地点Sに待機
している先頭の集品車2の車載コンピュータ23に一括
して送信する(ステップS2)。例えば、図10で斜線
を施した商品棚1…1に受注商品が保管されていれば、
図中実線で示すような運行パターン(ア)が生成され
る。車載コンピュータ23のコンピュータ本体38は、
作業管理装置6から送信されてきた作業データのうち集
品データを自己のメモリ40に格納すると共に、運行パ
ターンを走行用コントローラ37のメモリ39に転送記
憶させる。これにより、走行用コントローラ37が作動
し、集品車2が運行パターンに従って移動を開始する
(ステップS3)。
【0026】集品車2は運行パターン中に指示された停
止地点Pで停止し(ステップS4)、図11に示すよう
な集品データを表示部26に表示する(ステップS
5)。このとき、商品が存在する方の保管方向指示ラン
プ31,32が点灯する。集品車2が停止すると、付近
の作業者aは表示部26の画面表示を見て商品棚1から
該当商品を表示個数だけ取り出し、バーコードスキャナ
24で商品コードを読み取ったのち、商品をコンテナC
に投入して、完了ボタン28をON操作する(ステップ
S6)。コンピュータ本体38は、完了ボタン28がO
N操作された商品の集品データを未処理のものから識別
する(ステップS7)。なお、作業者aは、1つのコン
テナCが満杯となるまで該コンテナCに商品を順に投入
していく。
【0027】次いで、作業者aはコンテナCが満杯か否
かを判定し(ステップS8)、満杯でなければコンテナ
ボタン29も満杯ボタン30もON操作しない。集品車
2は停止したこの作業ブロックBでの集品作業が終了し
たか否かを集品データと完了ボタン28のON操作状況
とから判定し(ステップS9)、未だであれば次の集品
データを表示する。このようにして、ステップS5〜S
9を繰り返して1ブロックBが終了すれば、集品車2は
全作業ブロックB…Bでの集品作業が終了したか否かを
集品データと完了ボタン28のON操作状況とから判定
し(ステップS10)、未だであれば次の指示停止地点
Pへ移動する(ステップS11)。このようにして、ス
テップS4〜S10を繰り返して全ブロックB…Bが終
了すれば、集品車2はゴール地点Gに戻り、出荷バース
Wで収集品を荷下ろししたのち再びスタート地点Sに至
って次の集品作業に待機する(ステップS12)。
【0028】一方、上記ステップS8でコンテナCが満
杯であると判定したときには、作業者aはコンテナボタ
ン29をON操作する(ステップS13)。集品車2
は、これを受けて、そのコンテナCに収容された商品名
や出荷先店舗名を印字した配送ラベルをラベルプリンタ
25から発行する(ステップS14)。作業者aは発行
された配送ラベルをその満杯となったコンテナCに貼付
する。
【0029】次いで、作業者aは他に空のコンテナCが
あるか否かを判定し(ステップS15)、あればまだ集
品作業が続行可能であるから、そのままステップS9に
戻る。しかし、他に空のコンテナCがない場合、すなわ
ち集品車2として満杯であれば、もう集品作業が続行不
可能である。ただし、1ブロックBが終了し(ステップ
S16)、且つ全ブロックB…Bも終了していれば(ス
テップS17)、ステップS12に戻って、集品車2は
そのままゴール地点Gに戻ればよい。
【0030】これに対し、1ブロックBの集品作業が終
了していない場合は、ステップS16からステップS1
8に進んで、作業者aは満杯ボタン30をON操作す
る。集品車2は、これを受けて、現在使用途中の集品デ
ータと運行パターンとを使用途中作業データとして作業
管理装置6に一括して送り返す(ステップS19)。作
業管理装置6は、送り返されてきた使用途中作業データ
から満杯車2の現在地点を求め、その満杯地点から該満
杯車2が最短距離でゴール地点Gまで移動する撤収運行
パターンを生成して、これを該満杯車2へ送信する(ス
テップS20)。例えば、図10の地点イで集品車ウが
満杯となれば、図中破線で示すような撤収運行パターン
(エ)が生成される。満杯車ウは、該撤収運行パターン
(エ)を走行用コントローラ37のメモリ39に転送記
憶させてゴール地点Gに戻り、出荷バースWで収集品を
荷下ろししたのち再びスタート地点Sに至って次の集品
作業に待機する(ステップS21)。
【0031】また、作業管理装置6は、送り返されてき
た使用途中作業データから未処理の集品データを抽出
し、これを引継集品データとすると共に、スタート地点
Sで待機中の先頭車が該スタート地点Sから満杯地点ま
で最短距離で移動する救援運行パターンを生成し、これ
を引継作業データとして該先頭車2に一括送信する(ス
テップS22)。例えば、図10の場合においては、図
中鎖線で示すような救援運行パターン(オ)が生成さ
れ、先頭車カは、該救援運行パターン(オ)を走行用コ
ントローラ37のメモリ39に転送記憶させて満杯地点
イへ移動する(ステップS23)。そして、該救援車カ
が満杯地点イに到着したのちは、そのブロックBで未処
理の集品作業から再開され、該救援車カは、満杯地点イ
以降の当初の運行パターン(ア)に従って移動し、集品
作業を続行していく(ステップS4以下を繰返し)。
【0032】一方、ステップS16で1ブロックBの集
品作業は終了しているが、ステップS17で全ブロック
B…Bの集品作業が終了していない場合は、ステップS
24〜S29を実行する。これらのステップは略上記の
ステップS18〜S23に相当する。ただし、満杯地点
での1ブロックの作業が終了しているから、救援車はス
テップS29で該満杯地点の次の停止地点Pに移動す
る。この場合、例えば、図12に鎖線で示すような救援
運行パターン(キ)が生成され、救援車カは、該救援運
行パターン(キ)を走行用コントローラ37のメモリ3
9に転送記憶させて満杯地点イの次の停止地点クへ移動
する。そして、該救援車カが上記停止地点クに到着した
のちは、その作業ブロックBでの集品作業の始めから再
開され、該救援車カは、上記地点ク以降の当初の運行パ
ターン(ア)に従って移動し、集品作業を続行していく
(ステップS4以下を繰返し)。
【0033】このように、集品作業の途中で集品車が満
杯となり、その集品車の集品作業がそこで打ち切られて
も、別の集品車がその残りの商品の集品作業を再開すべ
き地点まで来て残りの商品の収集を引き継いで続行する
から、集品作業自体の完了時間がそれほど遅くならず、
したがって収集した商品の配送トラックへの積込みや出
荷先への配送が遅れることが回避される。
【0034】その場合に、救援車が最短距離で救援に来
るから集品作業の中断時間が短くなり、また満杯車が最
短距離で撤収するから動線が短くなり、次の作業にいち
早く待機できる。
【0035】そして、満杯ボタン30を集品車2に搭載
したから、いちいち作業者aが満杯報知に移動する必要
がない。さらに、引継作業データや救援運行パターンあ
るいは撤収運行パターンが作業管理装置6と各集品車2
との間で無線送信されるから、これによっても、いちい
ち作業者aがデータや情報の受け渡しのために移動する
必要がなく、人手がかからない。
【0036】なお、図10及び図12に示した当初運行
パターン(ア)、撤収運行パターン(エ)、救援運行パ
ターン(オ)、(キ)は一例であり、他の運行パターン
を選択してよいことはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、集品作
業の途中で集品車が満杯になり、該集品車による集品作
業がそこで打切りとなっても、別の集品車が救援に駆け
つけて以降の集品作業を引き継いで行なうから、その集
品作業自体の完了時間が著しく遅くならず、配送トラッ
クを待たせたり、出荷先への商品の配送が遅れたりする
ことが避けられる。
【0038】本発明は、商品配送センター等における集
品作業システム、特にピッキングシステムに好ましく適
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るピッキングシステ
ムのレイアウト図である。
【図2】 同システムにおける集品車の誘導方法を示す
模式図である。
【図3】 同システムにおける商品棚の正面図である。
【図4】 同集品車の側面図である。
【図5】 同じく正面図である。
【図6】 同システムのシステム構成図である。
【図7】 同システムの運用例を示すフローチャート図
である。
【図8】 同じくフローチャート図である。
【図9】 同じくフローチャート図である。
【図10】 同システムの作用の説明図である。
【図11】 同集品車の表示部における表示内容の説明
図である。
【図12】 同システムの作用の説明図である。
【符号の説明】
1 商品棚 2 集品車 6 作業管理装置 23 車載コンピュータ 26 表示部 30 満杯ボタン 36 駆動装置 37 走行用コントローラ 38 コンピュータ本体 39 走行用コントローラのメモリ 40 コンピュータ本体のメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 EE09 FF01 LL07 MM08 MM13 MM36 NN32 PP04 5H301 AA02 BB08 CC03 DD01 DD07 DD17 EE03 EE12 EE15 FF01 HH01 KK02 KK03 KK04 KK06 KK19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導路上を移動する集品車に該誘導路に
    沿って配置された商品保管部から所定の商品を所定の個
    数づつ集品していくピッキングシステムであって、集品
    車が、運行パターンに従って集品車を走行させる走行手
    段と、集品作業の途中で集品車が満杯となったことを報
    知する満杯報知手段とを有すると共に、その満杯の報知
    があったときに、その満杯車の残りの商品の集品データ
    を生成する引継集品データ生成手段と、別の集品車のい
    る地点からその満杯車の残りの商品の集品作業を再開す
    べき地点までの運行パターンを生成する救援運行パター
    ン生成手段と、これらの引継集品データ及び救援運行パ
    ターンを上記の別の集品車に送信する送信手段とが備え
    られていることを特徴とするピッキングシステム。
  2. 【請求項2】 誘導路は、商品保管部を通過する作業路
    とバイパスするバイパス路とを有し、救援運行パターン
    生成手段は、これらを用いて別の集品車の移動距離が最
    短となる運行パターンを生成することを特徴とする請求
    項1に記載のピッキングシステム。
  3. 【請求項3】 救援運行パターン生成手段は、集品作業
    のスタート地点から集品作業再開地点までの運行パター
    ンを生成し、送信手段は、上記スタート地点にいる待機
    中の集品車に引継集品データ及び救援運行パターンを送
    信することを特徴とする請求項1に記載のピッキングシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 満杯の報知があったときに、その満杯車
    のいる地点から集品作業のゴール地点までの運行パター
    ンを生成する撤収運行パターン生成手段が備えられ、送
    信手段は、この撤収運行パターンを上記満杯車に送信す
    ることを特徴とする請求項1に記載のピッキングシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 誘導路は、商品保管部を通過する作業路
    とバイパスするバイパス路とを有し、撤収運行パターン
    生成手段は、これらを用いて満杯車の移動距離が最短と
    なる運行パターンを生成することを特徴とする請求項4
    に記載のピッキングシステム。
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Cited By (6)

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