JP2000093153A - タバコフィルター - Google Patents

タバコフィルター

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JP2000093153A
JP2000093153A JP10267561A JP26756198A JP2000093153A JP 2000093153 A JP2000093153 A JP 2000093153A JP 10267561 A JP10267561 A JP 10267561A JP 26756198 A JP26756198 A JP 26756198A JP 2000093153 A JP2000093153 A JP 2000093153A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ニコチン成分やタール成分を効果的に除去で
き、且つタール値が6mg以下の低タールタバコであっ
ても、喫煙者が香喫味、煙量感などの満足感を充分に得
ることのできるタバコフィルターを提供する。 【解決手段】繊維トウからなるシース部(3) と中空糸か
らなるコア部(2) とを有するシース・コア構造を備えた
タバコフィルター(1) であって、フィルター(1) を通過
するニコチン成分の85%以上とタバコ煙の大部分が前
記コア部(2) から供給され、且つ、同コア部(2) でのニ
コチン濾過率は30%以下と、同コア部(2) ではタバコ
煙が殆ど濾過されない状態であり、かかる高濃度のタバ
コ煙が喫煙者の口中へと局在化されて供給されるため、
香喫味、煙量感などの満足感を充分に得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、喫煙用のタバコフ
ィルター、更に詳しくはタール値が6mg以下の低ター
ルタバコであっても香喫味、煙量感に優れたタバコフィ
ルターに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の健康指向にともない、タバコ喫煙
者の嗜好が高タール製品から中タール製品へ、また中タ
ール製品から低タール製品ヘ、更には超低タール製品へ
と移行している。
【0003】初期の低タール製品の設計は、タバコフィ
ルターの最外周に巻き付けられているチップペーパーか
らの空気流入量を増加させてタバコ煙を希釈する、いわ
ゆるベンチレーション効果に頼っていたが、かかる設計
では喫煙時の香喫味を損なうといった問題があった。そ
こで近年では、燃焼性を考慮した巻取紙を採用したり、
或いはフィルター構造を改良することにより、タバコ煙
中に含まれる有害成分を効果的に低減させると共に、喫
煙時の香喫味をも重視した設計に変わってきている。
【0004】このようなフィルター構造に特徴を有する
フィルターとして、例えば特開昭58−198284号
公報には、タバコの煙を濾過するコア部と、このコア部
の周りに取り付けた内側スリ−ブと、この内側スリ−ブ
の周りの空気透過性材料からなるスリ−ブ本体と、この
スリーブ本体の周りに取り付けた外被とを有する巻タバ
コ用フィルターが開示されている。前記フィルターは、
外被を通して外部の空気をコア部の軸に対して横方向に
スリーブ本体内に進入させることができ、煙の流れの大
部分をコア部に沿って喫煙者の口に送り、且つ外被を通
して吸入した空気の大部分を、外被と内側スリーブとの
間の領域に沿って喫煙者の口に送る。即ち、煙の流れの
大部分が内側スリーブの内を通るように制限し、透過し
た空気の流れの大部分が内側スリーブの外を通るように
制限して、喫煙者の口の中で相互に混合するようにして
いる。
【0005】また、例えば特開昭59−135879号
公報には、タバコ側の第1フィルター部分と吸口側の第
2フィルター部分とからなるデュアル形タバコフィルタ
ーが開示されている。前記第1フィルター部分は、横断
面の中心部には香味料を含有させた通気抵抗の小さい濾
材を、その外周には通気抵抗の大きい濾材を配置した環
状二層濾材層を備え、同濾材層の外周がフィルター用巻
紙で巻き上げられている。また、前記第2フィルター部
分は円柱状フィルター濾材の外周面がフィルターの長さ
方向に複数の溝と畝とを交互に設けるように熱成形され
ている。このように、吸口側部分の外周面に空気流通溝
を備えている同公報のデュアル形タバコフィルターは、
外部からの空気を直接喫煙者の口中へ導入すると共に、
タバコ煙は濾材層を通り濾過されるため、煙粒子相及び
ガス相成分がかなり希釈、除去される。一方、タバコ側
部分では香味料が煙と共に喫煙者の口中へ達するため、
豊かな喫味を感じさせるものである。
【0006】更に、特開平6−269270号公報に
は、中央芯と同中央芯をとりまく周囲層とを備えてお
り、中央芯又は周囲層の一方のフィルター材料が繊維ト
ウであり、他方が収束され波形にされたウェブ材料であ
る喫煙フィルターが開示されている。同公報の喫煙フィ
ルターは、紙などのウェブ材料からの味覚欠如を伴うこ
となく高濾過効果が達成され、しかも煙流中の全粒状物
質が高いシガレットと同様の味覚を有するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に開示されたタバコフィルターによっても、低タ
ールタバコにおいて喫煙者が感じるタバコ本来の香喫味
や煙量感を充分に満足させることはできず、更なる改良
が望まれている。
【0008】そのため、本出願人はタバコフィルターの
構造とタバコの香喫味や煙量感との相関について着目し
たところ、特開昭58−198284号公報に開示され
ている巻タバコ用フィルターは、煙と透過空気を分離す
ることが香喫味や煙量感に結びつくものであるか否かは
記載されていない。一方、特開昭59−135879号
公報に開示されているタバコ用フィルターは、同フィル
ターの濾材の一部に香味料を含有させることにより喫味
を向上させており、タバコ葉の燃焼からくる本来の喫味
とは異なるものである。更に、特開平6−269270
号公報に開示されている喫煙フィルターは、高濾過効果
が期待できるものではあるが、喫煙時の味覚にもたらす
効果を判断する際の具体的で客観的な基準が示されてい
ない。
【0009】そこで本発明の目的は、ニコチン成分やタ
ール成分を効果的に除去でき、且つタール値が6mg以
下の低タールタバコであっても、喫煙者が香喫味、煙量
感などの満足感を充分に得ることのできるタバコフィル
ターを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】そこで、本
出願人はタバコフィルターの構造とタバコの香喫味や煙
量感との相関について更に検討を行った結果、本出願人
は特開平8−191682号公報に開示されているシー
ス・コア型のシガレットフィルターを得るに至った。即
ち、同公報に開示された前記シガレットフィルターは、
コルゲ−ト加工したシ−ト状物の収束物をコア材とし、
同コア材の外周に繊維トウの開繊収束物をシ−ス材とし
て設けており、コア通気抵抗が500mmH2 O以上の
吸引抵抗とし、コア/シ−ス通気抵抗比を2.5以上と
している。かかるシガレットフィルターの香喫味を判断
する指標として、フィルター通過後の煙濃度を採用して
おり、フィルター中のコア部を通過した後のタバコ煙濃
度がシ−ス部を通過した後のタバコ煙濃度よりも大きい
ことにより、全体の喫煙量が少なくても喫煙味を高める
ことができるものである。
【0011】更に、本出願人らは上記公報に記載された
事項に基づき検討をすすめたところ、フィルター中を通
過するタバコ煙をより局所的に制御して、少量ではある
が殆ど濾過されていないタバコ煙を局在化させて喫煙者
の口中へ供給することで、喫煙者の口中に喫煙されるト
ータルのタール量を低減すると共に、香味の濃さ、煙量
感などの喫煙者の満足感を更に高めることができること
がわかり、本発明に至った。
【0012】即ち、本発明は、シース部とコア部とを有
するシース・コア構造を備えたタバコフィルターであっ
て、フィルターを通過するニコチン成分の85%以上が
前記コア部から供給され、且つ、同コア部でのニコチン
濾過率が30%以下であることを特徴とするタバコフィ
ルターを主要な構成としている。
【0013】本発明のタバコフィルターは、タバコ煙量
の指標としてタバコ煙中のニコチン量を測定することに
より判断している。従って、フィルターを通過するニコ
チン成分の85%以上、すなわちフィルターを通過する
タバコ煙の85%以上がコア部から供給され、喫煙の際
にタバコ煙をコア部に集中させている。更に、本発明の
タバコフィルターは、タバコ煙が前記コア部を通過する
際のフィルター材に捕捉されるタバコ煙の割合は低く、
ニコチン濾過率が30%以下である。このため、少量で
はあるが高濃度のタバコ煙をストレートに喫煙者の口中
へと供給することが可能となり、香喫味と煙量感に優
れ、喫煙者は充分な満足感が得られる。
【0014】また、フィルターの横断面積における前記
コア部の占める面積の割合が5%以下であることが好ま
しい。前記コア部の割合が5%を越えると同コア部を通
過するタバコ煙が多くなるため、ニコチン成分の濾過が
不十分となり、喫煙するタバコ煙の量が増加して低ター
ルタバコ用のフィルターとして使用することが困難とな
る。また本発明のフィルターは、殆どの煙がコア部の中
空糸を通過するため、断面積が5%を越えると喫煙に伴
うタール成分のフィルターへの付着が顕著となり、商品
性を損なう虞れがある。
【0015】更に、前記コア部を形成するフィルター材
が、ポリオレフィンからなる中空糸により構成されてい
ることが好ましい。前記コア部に中空糸を使用すること
によって、タバコ煙はコア部から殆ど濾過されない状態
で、すなわち極めて高濃度の状態で喫煙者の口中に達す
る。その際、上述したようにフィルター全体の断面積に
対するコア部の断面積の割合が5%以下であれば、タバ
コ煙を効率的に中心部に局在化でき、実際に喫煙する全
体のタバコ煙量がタール値6mg以下の低タールタバコ
であっても、香味の濃さ、煙量感などの喫煙に対する満
足感が充分に得られるタバコフィルターとなる。
【0016】また、本発明では、喫味の面からは従来好
ましいとはされていないポリオレフィンを中空糸として
使用することにより、タバコ煙を殆ど濾過することなく
喫煙者の口中に導くことにより、ポリオレフィン素材に
由来する喫味の問題を回避して、香味の濃さ、煙量感な
どの喫煙に対する満足感を高めるものである。なお、前
記コア部のポリオレフィン素材としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ−4―メチルペンテン−1、
高重合度ポリエチレンなどを用いることができる。
【0017】或いは、前記コア部を形成するフィルター
材が、内径が100〜1000μm、膜厚が10〜20
0μmである中空糸により構成されていることが好まし
い。前記中空糸の内径が100μm未満となると、タバ
コ煙を吸引する際の抵抗が高くなるため好ましくなく、
また、中空糸の内径が1000μmを越えると喫煙する
タバコ煙量が多くなり、低タールタバコ用のフィルター
として使用することが困難となる。また、前記中空糸の
膜厚は、10μm未満では中空糸の強度が不足して損傷
しやすくなり、200μmを越えると繊維のしなやかさ
が不足するため、フィルター製造時の際、取り扱いが困
難となる。
【0018】なお、前記中空糸としては、壁面に微細な
空孔を有する中空糸膜を使用することができる。その場
合には、空隙の割合が40%を越える程度の空隙率を有
する中空糸膜が好ましく用いられる。更に、前記コア部
に配される前記中空糸の構成本数は、1本であっても複
数本であってもよい。また、前記コア部の形態として
は、前記中空糸をフィルターの横断面中央部に集中させ
て配してもよく、或いは複数本の前記中空糸をフィルタ
ーの横断面に分散させて、前記中空糸の間に前記シース
部の繊維トウを配していてもよい。このように複数本の
中空糸をフィルター横断面に分散して配する場合には、
タバコシガレットを喫煙する際に、前記中空糸に付着す
るタバコ煙の凝集物が分散されるため、喫煙後のタバコ
フィルターの美感が向上する。
【0019】また、前記タバコフィルターは、タバコ1
本当たりのタール値が6mg以下となる低タールタバコ
用であって、タバコ煙中の一酸化炭素とタールとの重量
比が1以下であることが好ましい。一般に、ガス成分で
ある一酸化炭素はベンチレーション空気の導入割合が増
加することにより減少する傾向にあることは公知であ
る。従来はベンチレーション空気の導入に伴い、煙粒子
成分であるタール成分やニコチン成分も同様に減少し、
タバコの喫煙に対する満足感をも減少してしまってい
た。しかしながら、本発明のタバコフィルターでは、上
述したように前記コア部にタバコ煙を局在化して、且
つ、殆ど濾過されていない状態のため、タールやニコチ
ンの喫煙量は高くなり、結果的にCOとタールの重量比
を1以下と低くすることができる。
【0020】更に、前記シース部を形成するフィルター
材としては、セルロースエステルが喫味の点から好まし
く用いられる。特に、前記シース部のフィルター材がセ
ルロースアセテートトウからなることが好ましい。従
来、タバコフィルター用素材としては、喫味の面からセ
ルロースエステルが好まれている。また、シース・コア
構造のフィルターにおいても、タバコ煙を制御するた
め、タバコ煙を良好に流通させる流路が形成されている
ことが望ましい点から、例えば上述した特開平8−19
1682号公報では、コルゲート加工されたフィルター
材が用いられており、本発明においてもかかるコルゲー
ト加工されたフィルター材を使用することが望ましい。
【0021】また、好ましくは、フィルター全体の通気
抵抗が70〜170mmH2 Oであり、更に好ましく
は、フィルター全体の通気抵抗が70〜150mmH2
Oである。フィルター全体の通気抵抗がかかる範囲にあ
るタバコフィルターは、タバコ煙を前記コア部に局在化
させることができ、低タールタバコ用のフィルターとし
て、好適である。前記通気抵抗が70mmH2 O未満で
あると、タバコを喫煙する際の吸引抵抗が低くなり、喫
煙の満足感が得られにくい。また、前記通気抵抗が17
0mmH2 Oを越えると逆に吸引抵抗が高くなりすぎ、
タバコ煙の吸い込みが困難となる。なお、フィルター全
体の通気抵抗は、中空糸の内径、中空糸の本数、中空糸
の空隙率、シース部のトウ品種(単糸繊度/総繊度)、
或いはシース部のトウの充填量などの条件を変更するこ
とによって調節することができる。
【0022】また、本発明のフィルターを低タールタバ
コ用フィルターとして使用する際には、ベンチレーショ
ン率を30〜80%とすることが望ましく、その際に、
タバコフィルターの巻取紙の通気度は1000〜300
00CUとし、チップペーパーの通気度は500〜30
00CUとすることが望ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明に
よる好適な実施の形態であるタバコフィルターの横断面
図を、また、図2には同タバコフィルターの縦断面図を
示す。
【0024】前記タバコフィルター1は、その横断面中
心部にポリオレフィンからなる複数本の中空糸2aを収
束して構成されているコア部2を有しており、同コア部
2の周りには開繊した繊維トウの収束物から構成されて
いるシース部3が配されている。同シース部3の周囲は
通気性巻取紙4が巻き付けられており、更にその周囲は
チップペーパー5により巻き付けられ、同チップペーパ
ー5はタバコ巻部7の端部にまで延在して前記タバコフ
ィルター1をタバコ部7に連結している。なお、前記チ
ップペーパー5には、外部空気をタバコフィルター1内
に取り込み、ベンチレーション効果をタバコフィルター
1に付与するためのチップペーパー開孔部6が、必要に
応じて設けられている。
【0025】なお、前記タバコフィルター1は、前記コ
ア部2は、複数本の前記中空糸2aを中心部に収束して
配されているが、前記中空糸2aの構成本数は1本であ
っても複数本であってもよい。また、図1に示す実施形
態では前記コア部2が複数本の中空糸2aを収束して構
成されているが、かかる形態のコア部2に限定されるも
のではなく、例えば、図3に示すコア部2′のように、
複数本の中空糸2aを分散させ、かかる中空糸2aの間
を前記シース部3を構成する繊維トウ2bにより充満さ
せる形態とすることもできる。
【0026】本発明のタバコフィルターの好ましい製造
方法は、フィルターのコア部を形成するフィルター材と
しては、ポリオレフィン樹脂からなる中空糸を用いる。
この中空糸は壁面に微細な空隙を有する中空糸膜であっ
ても良い。更にフィルターのシース部を形成するフィル
ター材として繊維トウ素材を用い、同繊維トウ素材によ
り前記コア部を構成する中空糸を包みこんで一体化する
ことによって製造される。
【0027】先ず、シース部を形成するフィルター材で
ある長繊維捲縮トウをプラグ巻き上げ機の開繊装置によ
って均一に開繊した状態でデリベリーロールにより導
き、より好ましくはトリアセチンなどの可塑剤を前記長
繊維捲縮トウに均一に添着した後、同長繊維捲縮トウを
巻き管部へと導く。
【0028】一方、コア部を形成するフィルター材であ
るポリオレフィンからなる中空糸は、上記の開繊装置で
開繊された長繊維捲縮トウの繊維の間へと供給される。
前記中空糸は長繊維捲縮トウに包含されながら前記巻き
管部へと供給され、本発明のタバコフィルター素材に加
工される。
【0029】また、同時に前記巻き管部へ巻取紙を供給
し、その少なくとも一端縁に接着剤を塗工して、前記巻
取紙をタバコフィルター素材の外周に巻つけるととも
に、その端部を接合する。その後、タバコフィルター素
材をカッターで所定長に切断することによって、本発明
のタバコフィルターとすることができる。
【0030】以下、実施例及び比較例を参照して本発明
を更に詳細に説明する。なお、実施例及び比較例におけ
る各測定項目は次の方法による。
【0031】<通気抵抗>フィルター全体の通気抵抗
と、シース部及びコア部のそれぞれ単独の通気抵抗と
を、シース部及びコア部は、それぞれ別個にタバコ煙を
吸引できる特開平9−304371号公報に開示されて
いる治具を用いて、加藤工業製OTIC式吸引抵抗測定
器により測定した。
【0032】<タール及びニコチンの喫煙量の測定>ボ
ルグワルト社製回転型喫煙器RM20/CSを用いコレ
スタ法に基づき、フィルター通過後のタバコ煙に含まれ
るタール及びニコチンの量を測定した。
【0033】<一酸化炭素の測定>タール及びニコチン
の喫煙量を測定する際に、発生したガス成分をテドラー
パッグに捕集し、ボルグワルト社製CO−Analyzer C
21により定量した。
【0034】<シース部及びコア部のそれぞれのニコチ
ン喫煙量>タバコフィルターの吸口側端部に、シース部
及びコア部のそれぞれから、同時にタバコ煙を吸引でき
る特開平9−304371号公報に開示されている治具
を用いて喫煙を行い、シース部及びコア部から吸引され
たそれぞれのタバコ煙をケンブリッジフィルターにて捕
捉し、ガスクロマトグラフィーによりニコチン成分を定
量した。
【0035】〔実施例1〕単糸繊度2.4デシテック
ス、単糸断面形状Y型、総繊度44000デシテックス
の捲縮アセテートトウを使用して、ハウニー社製プラグ
巻き上げ機(KDF−III /AF−III により、600
m/分の巻き上げ速度にて円周24.2mm、長さ12
0mmのフィルタープラグを製造した。プラグ巻取紙
は、通気度10000CUのものを用いた。フィルター
プラグの製造の際、アセテートトウが開繊した状態のと
ころに、内径が370μm、膜厚が85μm、空孔率が
75%のポリエチレン樹脂製の中空糸を2本挿入して、
シース部がアセテートトウ、コア部が前記中空糸からな
るシース・コア構造を備えたフィルタープラグとした。
このフィルタープラグを長さ25mmに切断し、本発明
のタバコフィルターを試製した。得られたタバコフィル
ターの構成として、全横断面積に対するコア部の割合、
同コア部の通気抵抗及びフィルター全体の通気抵抗を測
定し、その結果を表1に示す。
【0036】次に、日本タバコ産業(株)製商品名「ア
ルファ」からフィルター部分を切断して、タバコ巻部を
取り出し、このタバコ巻部に前記フィルターを接続し
た。この接続方法としては、フィルター部分がタバコの
巻部に接するように配置し、その外周を通気孔を設けた
チップペーパーで巻く。この際、通気孔を設けた紙の領
域には糊付けしないようにする。チップペーパーの通気
孔を設けた部分は、フィルター吸口端面から12.5m
mの位置とした。得られたタバコの評価結果を表2に示
す。
【0037】〔実施例2〕実施例1と同様な方法にてコ
ア部として中空糸を10本挿入したタバコフィルターを
試製した。シース部のアセテートトウ品種は、単糸繊度
1.7デシテックス、単糸断面形状Y型、総繊度490
00デシテックスとした。このフィルターの構成を表1
に示す。また、このタバコフィルターを実施例1と同様
にタバコ巻部と接続して得られたタバコの評価結果を表
2に示す。
【0038】〔実施例3〕実施例1と同様な方法にてコ
ア部として中空糸を5本挿入したタバコフィルターを試
製した。このフィルターの構成を表1に示す。また、こ
のタバコフィルターを実施例1と同様にタバコの巻部と
接続して得られたタバコの評価結果を表2に示す。
【0039】〔比較例1〕実施例と比較する目的で、中
空糸を挿入しない通常のプレーンフィルターを巻き上
げ、実施例と同様にタバコ部を接続して評価した。この
フィルター構成を表1に、タバコの評価結果を表2に示
す。
【0040】〔比較例2〕実施例と比較する目的で、コ
ア部として挿入する中空糸の本数を25本とし、フィル
ターの全横断面積に対するコア部の断面積割合が約9%
となるタバコフィルター試製した。このフィルター構成
を表1に示す。このタバコフィルターとタバコの巻部と
を実施例と同様に接続して得られたタバコの評価結果を
表2に示す。
【0041】〔比較例3〕実施例と比較する目的で、コ
ア部に単糸繊度8.8デシテックス、単糸断面形状Y
型、総繊度12000デシテックスのアセテートトウを
使用し、シース部には、単糸繊度2.1デシテックス、
単糸断面形状Y型、総繊度49000デシテックスのア
セテートトウを使用して、フィルターの全横断面積に対
するコア部の断面積割合が約16%となるシース・コア
構造を備えたタバコフィルターを作成した。このフィル
ター構成を表1に示す。更に、このタバコフィルターと
タバコの巻部とを実施例と同様に接続して得られたタバ
コの評価結果を表2に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】実施例1〜3はいずれも、フィルターを通
過するニコチンの85%以上がコア部から供給され、且
つ同コア部でのニコチンの濾過率がいずれも30%以下
であるため、殆ど濾過されていない高濃度のタバコ煙が
少量ではあるがストレートに喫煙者の口中へと供給さ
れ、香喫味の濃さ、煙量感などに優れ、喫煙者は満足感
を充分に得ることができるものであった。
【0045】比較例1のタバコフィルターは、中空糸か
らなり、タバコ煙を殆ど濾過しない状態で供給するコア
部を備えていないため、タール及びニコチンの喫煙量が
著しく低減されすぎてしまい、喫煙者は満足感を得るこ
とができない。
【0046】また、比較例2のタバコフィルターは、フ
ィルターの全断面積に対する中空糸からなるコア部の断
面積の割合が9%と大きいため、フィルター通気抵抗が
59mmH2 Oと著しく小さくなり、実施例と同じチッ
プペーパーを用いた場合に、タバコの通気抵抗が低くな
りすぎて、喫煙時の吸引抵抗の乏しいタバコとなった。
【0047】比較例3のタバコフィルターは、コア部で
のニコチン濾過率が62.7%と高いため、タール及び
ニコチンの喫煙量が著しく低減されすぎてしまい、喫煙
者は満足感を得ることができないものであった。
【0048】以上、説明したように、本発明のタバコフ
ィルターは喫煙するタバコ煙の85%以上と、ほぼタバ
コ煙の全量をコア部の中空糸に局在化させることがで
き、しかも、コア部でのニコチン濾過率が30%以下と
低く、殆ど濾過されないため、高濃度のタバコ煙を少量
ではあるが、ストレートなタバコの味を保った状態で喫
煙者に導くことができるフィルターである。このため、
低タールタバコであっても、香味の濃さ、煙量感などの
喫煙に対する満足感が充分に得られ、更には一酸化炭素
とタールとの重量比を1以下にすることができるタバコ
フィルターであることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態によるタバコフィル
ターの横断面図である。
【図2】上記タバコフィルターの縦断面図である。
【図3】本発明の他の好適な実施の形態によるタバコフ
ィルターの横断面図である。
【符号の説明】
1 タバコフィルター 2,2′ コア部 2a 中空糸 2b 繊維トウ 3 シース部 4 巻取紙 5 チップペーパー 6 開孔部 7 タバコ巻部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 鶴義 富山県富山市海岸通り3番地 三菱レイヨ ン株式会社アセテート開発研究所内 Fターム(参考) 4B045 AA41 AA46 AA50 AB16 BA05 BA08 BC08 BC16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シース部とコア部とを有するシース・コ
    ア構造を備えたタバコフィルターであって、 フィルターを通過するニコチン成分の85%以上が前記
    コア部から供給され、且つ、同コア部でのニコチン濾過
    率が30%以下であることを特徴とするタバコフィルタ
    ー。
  2. 【請求項2】 フィルターの横断面積における前記コア
    部が占める面積の割合が5%以下である請求項1記載の
    タバコフィルター。
  3. 【請求項3】 前記コア部を形成するフィルター材が、
    ポリオレフィンからなる中空糸により構成されている請
    求項1又は2記載のタバコフィルター。
  4. 【請求項4】 前記コア部を形成するフィルター材が、
    内径が100〜1000μm、膜厚が10〜200μm
    である中空糸により構成されている請求項1〜3のいず
    れかに記載のタバコフィルター。
  5. 【請求項5】 前記タバコフィルターは、タバコ1本当
    たりのタール値が6mg以下となる低タールタバコ用で
    あって、タバコ煙中の一酸化炭素とタールとの重量比が
    1以下である請求項1〜4のいずれかに記載のタバコフ
    ィルター。
  6. 【請求項6】 前記シース部を形成するフィルター材
    が、セルロースアセテートのトウからなる請求項1〜5
    のいずれかに記載のタバコフィルター。
  7. 【請求項7】 フィルター全体の通気抵抗が70〜17
    0mmH2 Oである請求項1〜6のいずれかに記載のタ
    バコフィルター。
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