JP2000091894A - レベルコンバータ回路 - Google Patents

レベルコンバータ回路

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JP2000091894A
JP2000091894A JP10259765A JP25976598A JP2000091894A JP 2000091894 A JP2000091894 A JP 2000091894A JP 10259765 A JP10259765 A JP 10259765A JP 25976598 A JP25976598 A JP 25976598A JP 2000091894 A JP2000091894 A JP 2000091894A
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Isao Fukushi
功 福士
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧が低い集積回路においても出力端子の
立ち下がりの遅延時間を短縮し、立ち下がりの過渡時に
大きな貫通電流が流れるのを防止する。 【解決手段】第1の電源と第3の電源とに駆動され入力
信号を反転するインバータと、ソースが第2の電源に接
続されゲートとドレインがクロスカップル接続された2
つのpMOSトランジスタと、ドレインがクロスカップ
ル接続点に、ソースが第3の電源に接続されゲートに入
力信号と反転信号が入力される2つのnMOSトランジ
スタと、第2の電源と第3の電源とに駆動されいずれか
一方のクロスカップル接続点の信号を遅延する遅延手段
と、遅延手段の遅延信号により制御されるスイッチ手段
とを有し、スイッチ手段は、入力信号または反転信号の
立ち上がり遷移時に、入力端子またはインバータの出力
端子といずれか一方のクロスカップル接続点を接続する
ように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧の異なる2つ
以上の電源を用いる半導体集積回路内において、低電圧
の第1の電源を用いる回路から入力される低振幅信号を
高振幅信号に変換し、高電圧の第2の電源を用いる回路
に出力するレベルコンバータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のレベルコンバータ回路
(1)の回路図である。このレベルコンバータ回路
(1)は、入力端子INに第1の電源VDD1(例えば
3.3V)を用いる回路から低振幅信号が入力される
と、その低振幅信号を高振幅信号に変換し、変換した高
振幅信号を出力端子OUTから第2の電源VDD2(例
えば5.0V)を用いる回路に出力する。
【0003】図2は、図1に示した従来のレベルコンバ
ータ回路(1)におけるノード1からノード4の電圧波
形図である。入力端子INに振幅が第1の電源VDD1
のレベルの信号が入力され、インバータ20を構成する
pMOSトランジスタP3とnMOSトランジスタN3
のゲート(ノード1)に印加される。インバータ20
は、ノード1の信号を反転して振幅が第1の電源VDD
1のレベルの反転信号をノード2へ出力する。
【0004】ノード1とノード2の信号は、それぞれn
MOSトランジスタN1、nMOSトランジスタN2の
ゲートに加えられる。一方、pMOSトランジスタP1
とpMOSトランジスタP2は、それぞれのゲートが互
いに相手側のドレインに接続され、それぞれのドレイン
がnMOSトランジスタN1とnMOSトランジスタN
2のドレインに接続されている。
【0005】図2に示すように、初期状態でノード1が
Hレベル、ノード2がLレベルとすると、nMOSトラ
ンジスタN1が導通状態となり、nMOSトランジスタ
N2が非導通状態となる。nMOSトランジスタN1が
導通状態のためノード4がLレベルとなっており、ノー
ド4がLレベルのためpMOSトランジスタP2が導通
状態となっている。そして、pMOSトランジスタP2
が導通状態のためノード3に接続された出力端子OUT
はHレベルとなっている。なお、出力端子OUTのHレ
ベルの電位は第2の電源VDD2のレベルである。
【0006】今、入力端子INに信号が入力され、ノー
ド1の電位がHレベルからLレベルに変化すると、ノー
ド1の電位がインバータ20の閾値電位を通過する時間
t1で、ノード2がLレベルからHレベルに切り替わ
り、nMOSトランジスタN1が非導通となり、nMO
SトランジスタN2が導通となる。
【0007】ノード3の電位は、ノード2の電位がnM
OSトランジスタN2の閾値電位を通過する時間t2か
ら下降を開始するが、この場合、nMOSトランジスタ
N2は、まだ導通しているpMOSトランジスタP2に
抗してノード3の電位を引き下げる。ノード3の電位が
下がり、時間t3でpMOSトランジスタP1の閾値電
位を通過すると、pMOSトランジスタP1が導通して
ノード4の電位を第2の電源VDD2まで引き上げる。
この時すでにnMOSトランジスタN1は非導通となっ
ているので、ノード4の電位は急速に立ち上がる。ノー
ド4の電位が上がり、時間t4でpMOSトランジスタ
P2の閾値電位を通過すると、pMOSトランジスタP
2が非導通となり、ノード3はグランド電位GNDに下
がる。この場合、t1からt3までの時間が、レベルコ
ンバータ回路(1)の遅延時間tpdである。
【0008】次に、ノード1がLレベルからHレベルに
変化すると、ノード1の電位がインバータ20の閾値電
位を通過する時間t5でノード2がHレベルから低下を
始め、時間t6を過ぎてLレベルに切り替わり、nMO
SトランジスタN1が導通となりnMOSトランジスタ
N2が非導通となる。nMOSトランジスタN1はまだ
導通しているpMOSトランジスタP1に抗してノード
4の電位を引き下げる。ノード4の電位が下がり、時間
t7でpMOSトランジスタP2の閾値電位を通過する
と、pMOSトランジスタP2が導通してノード3の電
位を第2の電源VDD2のレベルまで引き上げる。この
時すでにnMOSトランジスタN2は非導通となってい
るので、ノード3の電位は急速に立ち上がる。ノード3
の電位が上がり、時間t8でpMOSトランジスタP1
の閾値電位を通過すると、pMOSトランジスタP1が
非導通となり、ノード4はグランド電位GNDに下が
る。以上のとおり、振幅が第1の電源VDD1の入力信
号(ノード1)は、振幅が第2の電源VDD2の出力信
号(ノード3)に変換される。
【0009】レベルコンバータ回路(1)のpMOSト
ランジスタP2は、立ち上がりの際に出力端子OUTに
接続される負荷容量を駆動するために大きな駆動力が必
要であり、ゲート幅を大きく設計する必要がある。ま
た、nMOSトランジスタN2も出力端子OUTの引き
下げを行うために、pMOSトランジスタP2と同様に
ゲート幅を大きくして大きな駆動力を持たせる必要があ
る。ところが、出力端子OUTの引き下げは、nMOS
トランジスタN2により、導通状態のpMOSトランジ
スタP2に抗して行われるため、遅延時間tpdが大き
くなり、かつ、トランジスタP2、N2に大きな貫通電
流が流れるという問題がある。一方、ノード4側は負荷
容量を駆動しないので、pMOSトランジスタP1のゲ
ート幅は小さくてもよく、比較的速く引き下げられる。
【0010】このように、レベルコンバータ回路(1)
で出力端子OUT(ノード3)の電位の引き下げが遅い
のは、pMOSトランジスタP2が導通状態のままでノ
ード3の電位を引き下げるためである。pMOSトラン
ジスタP2を速く非導通にさせるには、ノード4の電位
を速く引き上げればよいが、ノード4の電位を引き上げ
るpMOSトランジスタP1は、ノード3の電位が引き
下げられた結果やっと導通する動作であるため、pMO
SトランジスタP1の動作を先行させることはできな
い。
【0011】図3は、レベルコンバータ回路(1)の問
題点を改良した従来のレベルコンバータ回路(2)の回
路図である。また、図4は、レベルコンバータ回路
(2)のノード1〜4、ノード10の電圧波形図であ
る。レベルコンバータ回路(2)は、レベルコンバータ
回路(1)のノード2とノード4の間にnMOSトラン
ジスタN4が接続され、nMOSトランジスタN4を駆
動するインバータD10が追加される。
【0012】インバータD10は第1の電源VDD1に
接続されており、ノード2の信号を反転してnMOSト
ランジスタN4のゲートに出力する。pMOSトランジ
スタP1、P2、P3、nMOSトランジスタN1、N
2、N3はレベルコンバータ回路(1)の場合と同様で
ある。
【0013】以下に述べるとおり、レベルコンバータ回
路(2)ではノード2の電位が立ち上がると、ノード3
の電位の変化を待たずnMOSトランジスタN4により
ノード4の電位が、第1の電源VDD1からnMOSト
ランジスタN4の閾値電圧VTHN分下がったレベル
(VDD1−VTHN)まで引き上げられ、pMOSト
ランジスタP2が非導通になる動作を速める。
【0014】図4に示すように、初期状態でノード1が
Hレベル、ノード2がLレベルとすると、nMOSトラ
ンジスタN1が導通状態で、nMOSトランジスタN2
が非導通状態である。ノード2がLレベルのためノード
10はHレベルで、nMOSトランジスタN4は導通状
態である。このため、ノード4はLレベル、ノード3は
Hレベルで電位は第2の電源VDD2のレベルである。
【0015】今、入力端子INに信号が入力され、ノー
ド1の電位がHレベルからLレベルに変化すると、ノー
ド1の電位がインバータ20の閾値電位を通過する時間
t11で、ノード2の電位がLレベルからHレベルに切
り替わり、nMOSトランジスタN1が非導通となり、
nMOSトランジスタN2が導通となる。nMOSトラ
ンジスタN2は、まだ導通しているpMOSトランジス
タP2に抗してノード3の電位を引き下げ始める。この
時点では、ノード10はインバータD10の遅延により
まだHレベルであり、nMOSトランジスタN4が導通
しているため、ノード2の立ち上がりによりノード4も
(VDD1−VTHN)までは引き上げられる。
【0016】ノード3の電位は、ノード2の電位がnM
OSトランジスタN2の閾値電位を通過する時間t12
で下降を始めるが、ノード4の電位が時間t13でpM
OSトランジスタP2の閾値電位を通過すると、pMO
SトランジスタP2が非導通となり、ノード3は速やか
にグランド電位GNDに下がる。ノード3がLレベルに
なり、時間t14でpMOSトランジスタP1の閾値電
位を通過すると、pMOSトランジスタP1が導通しノ
ード4を第2の電源VDD2まで引き上げる。この時ま
でには、ノード10はLレベルに切り替わっているた
め、nMOSトランジスタN4は非導通となっている。
この場合、t11からt14までの時間が、レベルコン
バータ回路(2)の遅延時間tpdである。
【0017】このように、レベルコンバータ回路(2)
では、ノード3の変化を待たずnMOSトランジスタN
4によりノード4が速やかに引き上げられるため、pM
OSトランジスタP2が非導通となる動作が速まり、遅
延時間tpdが短縮され貫通電流も削減される。図4で
は、比較のためにレベルコンバータ回路(1)波形を破
線で示している(以下同様)。
【0018】次に、ノード1がLレベルからHレベルに
変化すると、ノード1の電位がインバータ20の閾値電
位を通過する時間t15で、ノード2がHレベルからL
レベルに切り替わり、nMOSトランジスタN1が導通
となり、nMOSトランジスタN2が非導通となる。n
MOSトランジスタN1は、まだ導通しているpMOS
トランジスタP1に抗してノード4を引き下げる。ノー
ド4の電位が下がり、時間t17でpMOSトランジス
タP2の閾値電位を通過すると、pMOSトランジスタ
P2が導通してノード3を第2の電源VDD2まで引き
上げる。この時すでにnMOSトランジスタN2は非導
通となっているので、ノード3の電位は急速に立ち上が
る。また、ノード10は、ノード2の変化に遅れて時間
t16でHレベルに切り替わり、nMOSトランジスタ
N4が導通すると、ノード2がすでにLレベルなので、
ノード4の引き下げに寄与し多少遷移を速める。ノード
3の電位が上がるとpMOSトランジスタP1が非導通
となり、ノード4はグランド電位GNDに下がる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】レベルコンバータ回路
(1)では、前述のとおり、出力端子OUTの立ち下が
りの遅延時間tpdが大きく、立ち下がりの過渡時に大
きな貫通電流が流れるという問題点がある。
【0020】一方、レベルコンバータ回路(2)は、例
えば、第1の電源VDD1が3.3V、第2の電源VD
D2が5.0Vであるような従来の応用分野では有効で
あるが、近年の低消費電力指向の集積回路のように、電
源電圧が1V近辺である場合効果が少ないという問題が
ある。これはnMOSトランジスタN4がソースフォロ
ワ回路としてノード4に接続されているため、nMOS
トランジスタN4が、ノード4の電位を低い側の第1の
電源VDD1より閾値VTHN分低いレベル(VDD1
−VTHN)までしか引き上げないためである。
【0021】例えば、電源電圧が低い集積回路で、第1
の電源VDD1が1V、第2の電源VDD2が1.5V
で、nMOSトランジスタの閾値電圧VTHNが0.5
V、pMOSトランジスタの閾値電圧VTHPが−0.
5Vの場合を考える。このときnMOSトランジスタN
4はノード4を高々(VDD1−VTHN)=0.5V
までしか引き上げず、pMOSトランジスタP2が非導
通となる(VDD2−VTHP)=1Vには達すること
ができない。従って、レベルコンバータ回路(2)の遅
延時間tpdは、pMOSトランジスタP1によりノー
ド4が引き上げられるのを待つレベルコンバータ回路
(1)の場合より多少短縮される程度にとどまる。
【0022】このように、レベルコンバータ回路(2)
も(VDD1−VTHN)が第2の電源VDD2よりは
るかに低い場合には、出力端子OUT(ノード3)の立
ち下がりの遅延時間tpdが大きく、立ち下がりの過渡
時に大きな貫通電流が流れるという問題がある。
【0023】そこで本発明は、電源電圧が低い集積回路
においても、出力端子OUTの立ち下がりの遅延時間t
pdを短縮し、立ち下がりの過渡時に大きな貫通電流が
流れるのを防止するレベルコンバータ回路を提供するこ
とを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、第1の電
源と、前記第1の電源と異なる電位の第2の電源と、共
通電源とを有し、前記第1の電源と共通電源間の電位差
に対応する第1の振幅の入力信号を、前記第2の電源と
共通電源間の電位差に対応する第2の振幅の出力信号に
変換するレベルコンバータ回路において、前記第1の電
源と前記共通電源とに接続され、前記入力信号から前記
第1の振幅の反転信号を生成するインバータと、ソース
が前記第2の電源に接続され、ゲートとドレインがクロ
スカップル接続された1対の第1導電型トランジスタ
と、それぞれのドレインが一方又は他方のクロスカップ
ル接続点に接続され、それぞれのソースが前記共通電源
に接続され、それぞれのゲートに前記入力信号または前
記反転信号が入力される1対の第2導電型トランジスタ
と、前記第2の電源と前記共通電源とに接続され、前記
一方又は他方のクロスカップル接続点の信号を遅延さ
せ、前記第2の振幅の第1の遅延信号を生成する第1の
遅延手段と、前記第1の遅延信号により制御され、前記
インバータの出力端子と前記他方のクロスカップル接続
点間に設けられた第1のスイッチ手段とを有し、前記第
1のスイッチ手段は、前記反転信号が前記共通電源に対
応する電位から前記第1の電源に対応する電位に遷移す
る時に導通し、所定時間後に非導通となるように制御さ
れることを特徴とするレベルコンバータ回路を提供する
ことにより達成される。
【0025】本発明によれば、一方のクロスカップル接
続点の電位の変化を待たず、第1のスイッチ手段により
他方のクロスカップル接続点の電位が速やかに引き上げ
られるため、一方のクロスカップル接続点に接続された
第1導電型トランジスタが非導通となる動作が速まり、
出力信号の立ち下がりの遅延時間が短縮され、立ち下が
りの過渡時に大きな貫通電流が流れるのを防止すること
ができる。また、遷移終了後第1のスイッチ手段は非導
通となるので、第1のスイッチ手段を通して第2の電源
から第1の電源へ電流が流れることは無い。
【0026】更に、本発明のレベルコンバータ回路にお
いては、第1の遅延信号により、第1のスイッチ手段が
十分に導通するように制御されるので、一方のクロスカ
ップル接続点に接続された第1導電型トランジスタのゲ
ートを、第1の電源の電位まで引き上げることが出来
る。従って、第1、第2の電源が低電圧化しても、一方
のクロスカップル接続点に接続された第1導電型トラン
ジスタが非導通となる動作が速まり、出力信号の立ち下
がり時の遅延時間を短縮することができる。
【0027】また上記の目的は、更に、上記の説明にお
いて、前記第2の電源と前記共通電源とに接続され、前
記他方又は一方のクロスカップル接続点の信号を遅延さ
せ、前記第2の振幅の第2の遅延信号を生成する第2の
遅延手段と、前記第2の遅延信号により制御され、前記
インバータの入力端子と前記一方のクロスカップル接続
点間に設けられた第2のスイッチ手段とを有し、前記第
2のスイッチ手段は、前記入力信号が前記共通電源に対
応する電位から前記第1の電源に対応する電位に遷移す
る時に導通し、所定時間後に非導通となるように制御さ
れることを特徴とするレベルコンバータ回路を提供する
ことにより達成される。
【0028】本発明によれば、他方のクロスカップル接
続点の電位の立ち上げを速める手段に加え、第2の遅延
手段及び第2のスイッチ手段により、一方のクロスカッ
プル接続点の電位の立ち上げを速めることができる。こ
のため、出力信号の立ち下がり及び立ち上がり時の遅延
時間が短縮され、立ち下がり及び立ち上がりの過渡時に
大きな貫通電流が流れるのを防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に従って説明する。しかしながら、かかる実施の
形態が本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0030】まず、本発明のレベルコンバータ回路の原
理について説明する。図5は、本発明のレベルコンバー
タ回路の原理図であり、図6はその電圧波形である。図
5に示すようにpMOSトランジスタP1、P2、P
3、nMOSトランジスタN1、N2、N3の接続は図
1及び図3の場合と同様である。本発明のレベルコンバ
ータ回路は、ノード2とノード4(他方のクロスカップ
ル接続点)の間にスイッチ手段S1が接続され、その導
通/非導通は遅延回路D1の出力ノード5で制御され
る。
【0031】遅延回路D1は入力がノード3(一方のク
ロスカップル接続点)に接続されていて、ノード3の信
号を所定の時間遅延させた信号をノード5に出力する。
遅延回路D1の電源は第2の電源VDD2であり、従っ
て出力振幅も第2の電源VDD2のレベルである。本発
明のレベルコンバータ回路は、以下に説明するように、
出力端子OUTの立ち下がり時の遅延時間を短縮し、立
ち下がりの過渡時に大きな貫通電流が流れるのを防止す
ることができる。
【0032】次に、本発明のレベルコンバータ回路の動
作について説明する。図6に示すように、初期状態でノ
ード1がHレベル、ノード2がLレベルとすると、nM
OSトランジスタN1が導通状態、nMOSトランジス
タN2が非導通状態となる。従って、ノード4はLレベ
ル、ノード3はHレベルで電位は第2の電源VDD2の
レベルである。また、ノード5はスイッチS1を導通さ
せている状態とする。
【0033】今、入力端子INに信号が入力され、ノー
ド1の電位がHレベルからLレベルに変化すると、ノー
ド1の電位がインバータ20の閾値電位を通過する時間
t21で、ノード2がLレベルからHレベルに切り替わ
り、nMOSトランジスタN1が非導通となり、nMO
SトランジスタN2が導通となる。
【0034】nMOSトランジスタN2は、ノード2の
電位がnMOSトランジスタN2の閾値電位を通過する
時間t22から、まだ導通しているpMOSトランジス
タP2に抗してノード3の電位を引き下げ始める。この
時点では、スイッチS1が導通しているため、ノード2
の電位の立ち上がりによりノード4の電位も引き上げら
れる。ノード4の電位が上がり、時間t23でpMOS
トランジスタP2の閾値電位を越えると、pMOSトラ
ンジスタP2が非導通となり、ノード3は速やかにグラ
ンド電位GNDに下がる。ノード3の電位が、時間t2
4でpMOSトランジスタP1の閾値電位より下がる
と、pMOSトランジスタP1が導通しノード4の電位
を第2の電源VDD2のレベルまで引き上げる。スイッ
チS1は、遅延回路D1によりノード3の立ち下がりよ
り遅れ、ノード5の電位がスイッチS1の閾値電位を通
過する時間t25で非導通に切り替わる。この場合、t
21からt24までの時間が、本発明のレベルコンバー
タ回路の遅延時間tpdである。
【0035】このように、本発明のレベルコンバータ回
路は、ノード3の電位の変化を待たず、スイッチS1に
よりノード4の電位が速やかに引き上げられるため、p
MOSトランジスタP2が非導通に切り替わる動作が速
まり、遅延時間tpdが短縮され貫通電流も削減され
る。また、遷移終了後スイッチS1は非導通となるので
スイッチS1を通して第2の電源VDD2から第1の電
源VDD1へ電流が流れることは無い。
【0036】図7は、本発明の実施の形態のレベルコン
バータ回路(1)の回路図であり、図8はその電圧波形
である。図7に示すようにpMOSトランジスタP1、
P2、P3、nMOSトランジスタN1、N2、N3の
構成と作用は従来の場合と同様である。ただし、図5に
示したスイッチS1に相当するpMOSトランジスタP
4がノード2、ノード4間に接続され、そのゲートは図
5の遅延回路D1に相当するインバータD1の出力ノー
ド5に接続されている。インバータD1は、ノード3の
信号を所定の遅延時間ののち位相を反転してノード5に
出力する。インバータD1は、第2の電源VDD2を電
源としているのでその振幅は第2の電源VDD2のレベ
ルである。
【0037】図8に示すように、初期状態でノード1が
Hレベル、ノード2がLレベルとすると、nMOSトラ
ンジスタN1が導通状態であり、nMOSトランジスタ
N2が非導通状態である。従って、ノード4はLレベ
ル、ノード3はHレベルで電位は第2の電源VDD2の
レベルである。また、ノード5はLレベルでpMOSト
ランジスタP4は導通状態である。
【0038】今、入力端子INに信号が入力され、ノー
ド1の電位がHレベルからLレベルに変化すると、ノー
ド1の電位がインバータ20の閾値電位を通過する時間
t31で、ノード2の電位がLレベルからHレベルに切
り替わり、nMOSトランジスタN1が非導通となり、
nMOSトランジスタN2が導通となる。
【0039】nMOSトランジスタN2は、ノード2の
電位がnMOSトランジスタN2の閾値電位を通過する
時間t32から、まだ導通しているpMOSトランジス
タP2に抗してノード3の電位を引き下げ始める。この
時点では、ノード5の電位はインバータD1の遅延によ
りまだLレベルでpMOSトランジスタP4が導通して
いるため、ノード2の電位の立ち上がりによりノード4
の電位も第1の電源VDD1のレベルまで引き上げられ
る。
【0040】この場合、図3の従来のレベルコンバータ
回路(2)と異なり、pMOSトランジスタP4は、ド
レインがノード4に接続されているため、ノード4の電
位をノード2のHレベルである第1の電源VDD1のレ
ベルまで引き上げることが出来る。ノード4の電位が上
がり、時間t33でpMOSトランジスタP2の閾値電
位を越えると、pMOSトランジスタP2が非導通とな
り、ノード3の電位は速やかにグランド電位GNDに下
がる。ノード3の電位が、時間t34でpMOSトラン
ジスタP1の閾値電位より下がると、pMOSトランジ
スタP1が導通し、ノード4の電位を第2の電源VDD
2のレベルまで引き上げる。インバータD1の遅延によ
り、ノード3の電位の立ち下がりより遅れてノード5の
電位が立ち上がり、時間t35でpMOSトランジスタ
P4の閾値電位を越えると、pMOSトランジスタP4
が非導通となる。この場合、t31からt34までの時
間が、本実施の形態のレベルコンバータ回路(1)の遅
延時間tpdである。
【0041】このように、本発明の実施の形態のレベル
コンバータ回路(1)では、ノード3の電位の変化を待
たず、pMOSトランジスタP4によりノード4の電位
が速やかに引き上げられるため、pMOSトランジスタ
P2の非導通となる動作が速まり、遅延時間tpdが短
縮され貫通電流も削減される。また、遷移終了後pMO
SトランジスタP4は非導通となるので、pMOSトラ
ンジスタP4を通して第2の電源VDD2から第1の電
源VDD1へ電流が流れることは無い。
【0042】本実施の形態のレベルコンバータ回路
(1)は、近年の低消費電力指向の集積回路のように電
源電圧が1V近辺である場合にも効果が損なわれない。
例えば、図3の場合と同様に第1の電源VDD1が1
V、第2の電源VDD2が1.5Vで、nMOSトラン
ジスタの閾値電圧VTHNが0.5V、pMOSトラン
ジスタの閾値電圧VTHPが−0.5Vの場合を考え
る。図3の従来のレベルコンバータ回路(2)では、n
MOSトランジスタN4がソースフォロワ回路としてノ
ード4に接続されるため、nMOSトランジスタN4は
ノード4の電位を高々(VDD1−VTHN)=0.5
Vまでしか引き上げられない。一方、図7の本発明の実
施の形態のレベルコンバータ回路(1)では、pMOS
トランジスタP4は、ドレインがノード4に接続されて
いるため、ノード4を第1の電源VDD1=1Vまで引
き上げ、pMOSトランジスタP2が非導通となる電位
である(VDD2−VTHP)=1Vに達することが出
来る。従って、電源VDD1、VDD2が低電圧化して
も、出力端子OUT1の立ち下げを速める動作が可能と
なる。
【0043】次に、ノード1がLレベルからHレベルに
変化する場合は、ノード3が時間t38でHレベルに切
り替わり、ノード5が時間t39でLレベルに切り替わ
るまでpMOSトランジスタP4は導通しないので、p
MOSトランジスタP4は遷移にほとんど寄与せず動作
は図1の従来の場合と同様である。図1の説明で述べた
とおり、元々、ノード4の電位の立ち下がり(ノード3
の電位の立ち上がり)時の遅延は小さいので問題はな
い。
【0044】図9は、本発明の実施の形態のレベルコン
バータ回路(2)の回路図である。レベルコンバータ回
路(2)は、ノード4から2段のインバータD2、D1
を経てノード5の遅延信号を得るようにしたものであ
る。ノード3とノード4は相補信号なので、図9のノー
ド5には、図7のノード5の信号と同様の信号が得られ
る。
【0045】図10は、本発明の実施の形態のレベルコ
ンバータ回路(3)の回路図である。図7のレベルコン
バータ回路(1)において、ノード2とノード4の間に
設けたpMOSトランジスタP4を、ノード1とノード
3の間に設けることで、ノード3の立ち上がりを速める
ことができる。即ち、ノード1をスイッチ手段のpMO
SトランジスタP4のソースに接続し、更にpMOSト
ランジスタP4のドレインをノード3に接続し、遅延回
路であるインバータD1の入力端子をノード4に接続す
ることで、入力信号の立ち上がり時の遅延時間を短縮す
る回路が構成できる。その場合、pMOSトランジスタ
P4は、入力信号の立ち上がり遷移時に導通状態を維持
するため、ノード3の電位の立ち上げを速めることがで
きる。
【0046】なお、インバータD1の入力端子をノード
4に接続せず、点線に示すようにインバータD19を介
してノード3に接続してもよい。また、pMOSトラン
ジスタP4をnMOSトランジスタに変更することも、
後述する図12の如く遅延信号の極性を変更すれば可能
である。
【0047】図11は、本発明の実施の形態のレベルコ
ンバータ回路(4)の回路図である。レベルコンバータ
回路(4)は、図7のレベルコンバータ回路(1)と同
様にノード4の電位の立ち上げを速める手段(pMOS
トランジスタP4(第1のスイッチ手段)、インバータ
D1)と、更に、上に述べたノード3側の電位の立ち上
げを速める手段(pMOSトランジスタP5(第2のス
イッチ手段)、インバータD3)の両方を搭載した例で
ある。
【0048】レベルコンバータ回路(4)において、p
MOSトランジスタP1、P2、P3、P4、nMOS
トランジスタN1、N2、N3、インバータD1は、図
7の場合と同様である。レベルコンバータ回路(4)で
は、pMOSトランジスタP5がノード1とノード3の
間に接続され、インバータD3がノード4とノード7の
間に接続される。また、反転信号出力端子(/OUT)
がノード4に接続される。レベルコンバータ回路(4)
では、上述のように、インバータD1とpMOSトラン
ジスタP4によりノード4の電位の立ち上げを速め、イ
ンバータD3とpMOSトランジスタP5によりノード
3側の電位の立ち上げを速めることができる。
【0049】なお、点線に示すように、インバータD1
の入力端子をノード3に接続せずインバータD21を介
してノード4に接続し、インバータD3の入力端子をノ
ード4に接続せずインバータD20を介してノード3に
接続しても、図9で説明した通り同様の効果が得られ
る。
【0050】図12は、本発明の実施の形態のレベルコ
ンバータ回路(5)の回路図であり、図13はその電圧
波形図である。レベルコンバータ回路(5)は、図7に
おけるpMOSトランジスタP4をnMOSトランジス
タN4に換え、そのゲートに入るノード7の信号を、ノ
ード3から2段のインバータD4、D5を経た遅延信号
としたものである。nMOSトランジスタN4の導通/
非導通は、図7の場合のpMOSトランジスタP4と同
様である。なお、インバータD4を削除し、点線に示す
ようにインバータD5の入力端子をノード4に接続して
も同様の効果が得られる。
【0051】図13に示すように、nMOSトランジス
タN4がノード4の電位を引き上げる際、図4の従来の
レベルコンバータ回路(2)の場合と異なり、nMOS
トランジスタN4は、ノード4の電位をノード7のHレ
ベルである第2の電源VDD2からnMOSトランジス
タN4の閾値電圧VTHN分下がったレベル(VDD2
−VTHN)、又はノード2のHレベルの第1の電源V
DD1のうち低い方の電位までは引き上げることが出来
る。これは、図12のnMOSトランジスタN4のゲー
トは、第2の電源VDD2で駆動されるインバータ5の
出力に接続されており、第2の電源VDD2の電位が印
加されるためである。
【0052】このレベルコンバータ回路(5)は、(V
DD2−VTHN)が、第1の電源VDD1と略同等
か、第1の電源VDD1より大きい場合に効果がある。
例えば、図3の場合と同様に、第1の電源VDD1が1
V、第2の電源VDD2が1.5Vで、nMOSトラン
ジスタの閾値電圧VTHNが0.5V、pMOSトラン
ジスタの閾値電圧VTHPが−0.5Vの場合を考え
る。このときnMOSトランジスタN4の導通時のドレ
イン(ノード2)の電位は第1の電源VDD1=1Vと
なり、ゲートの電位は第2の電源VDD2=1.5Vと
なるので、(VDD2−VTHN)=VDD1=1Vと
なる。従って、nMOSトランジスタN4は、ノード4
を1V近辺まで引き上げることができ、十分にpMOS
トランジスタP2を非導通にしてノード3の立ち下げを
高速化することができる。
【0053】以上の説明の図5から図13においては、
GNDが共通で、低電圧の第1の電源VDD1と高電圧
の第2の電源VDD2とがある場合の例を示したが、基
準の電源VDDが共通で、それより低い方の電源とし
て、高電圧の第1の電源VSS1と低電圧の第2の電源
VSS2とがある場合(VDD>VSS1>VSS2)
にも、インバータ以外のpMOSトランジスタ及びnM
OSトランジスタの種別を反転すれば、同様な回路が構
成できる。
【0054】図14は、上記の趣旨により図7の回路を
置き換えた本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(6)の回路図である。レベルコンバータ回路(6)
は、第1の電源VSS1と共通電源VDDとに接続され
るインバータ20と、ソースが第2の電源VSS2に接
続されてゲートとドレインがクロスカップル接続された
nMOSトランジスタN5、N6と、ソースが共通電源
VDDに接続されたpMOSトランジスタP6、P7と
を有し、更に、第2の電源VSS2と共通電源VDDと
に接続されるインバータD1と、インバータD1により
制御されるnMOSトランジスタN7とを有する。な
お、インバータD1の入力端子はノード3に接続せず、
点線に示すようにインバータ22を介してノード4に接
続してもよい。
【0055】レベルコンバータ回路(6)のnMOSト
ランジスタN7は、インバータ20の出力信号のノード
2の立ち下がり遷移時に導通するので、ノード4を立ち
下げてnMOSトランジスタN6が非導通となる時間を
短縮し、出力端子OUTの立ち上がりを高速化にするこ
とができる。
【0056】図9から図12に示したレベルコンバータ
回路も同様にして、基準となる共通電源VDDと異なる
2つの電源VSS1、VSS2のアーキテクチャーに適
用することができる。さらに、図14のスイッチ手段で
あるnMOSトランジスタN7は、遅延信号の極性を変
更すれば、pMOSトランジスタで構成することも可能
である。
【0057】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、電
源電圧が低い集積回路においても、出力端子OUTの立
ち下がりの遅延時間tpdを短縮し、立ち下がりの過渡
時に大きな貫通電流が流れるのを防止するレベルコンバ
ータ回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレベルコンバータ回路(1)の回路図で
ある。
【図2】従来のレベルコンバータ回路(1)の波形図で
ある。
【図3】従来のレベルコンバータ回路(2)の回路図で
ある。
【図4】従来のレベルコンバータ回路(2)の波形図で
ある。
【図5】本発明のレベルコンバータ回路の原理説明図で
ある。
【図6】本発明のレベルコンバータ回路の原理を説明す
る波形図である。
【図7】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(1)の回路図である。
【図8】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(1)の波形図である。
【図9】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(2)の回路図である。
【図10】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(3)の回路図である。
【図11】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(4)の回路図である。
【図12】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(5)の回路図である。
【図13】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(5)の波形図である。
【図14】本発明の実施の形態のレベルコンバータ回路
(6)の回路図である。
【符号の説明】
VDD1 低電圧の電源 VDD2 高電圧の電源 GND 接地 N1、N2、N3、N4 nMOSトランジスタ P1、P2、P3、P4、P5 pMOSトランジスタ D1 遅延手段またはインバータ D2、D3、D10 インバータ S1 スイッチ手段 1、2、3、4、5、6、7、10 ノード IN 入力端子 OUT 出力端子 /OUT 相補出力端子 VTHN nMOSトランジスタの閾値電圧 VTHP pMOSトランジスタの閾値電圧

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電源と、前記第1の電源と異なる電
    位の第2の電源と、共通電源とを有し、前記第1の電源
    と共通電源間の電位差に対応する第1の振幅の入力信号
    を、前記第2の電源と共通電源間の電位差に対応する第
    2の振幅の出力信号に変換するレベルコンバータ回路に
    おいて、 前記第1の電源と前記共通電源とに接続され、前記入力
    信号から前記第1の振幅の反転信号を生成するインバー
    タと、 ソースが前記第2の電源に接続され、ゲートとドレイン
    がクロスカップル接続された1対の第1導電型トランジ
    スタと、 それぞれのドレインが一方又は他方のクロスカップル接
    続点に接続され、それぞれのソースが前記共通電源に接
    続され、それぞれのゲートに前記入力信号または前記反
    転信号が入力される1対の第2導電型トランジスタと、 前記第2の電源と前記共通電源とに接続され、前記一方
    又は他方のクロスカップル接続点の信号を遅延させ、前
    記第2の振幅の第1の遅延信号を生成する第1の遅延手
    段と、 前記第1の遅延信号により制御され、前記インバータの
    出力端子と前記他方のクロスカップル接続点間に設けら
    れた第1のスイッチ手段とを有することを特徴とするレ
    ベルコンバータ回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1のスイッチ手段は、前記反転信号が前記共通電
    源に対応する電位から前記第1の電源に対応する電位に
    遷移する時に導通し、所定時間後に非導通となるように
    制御されることを特徴とするレベルコンバータ回路。
  3. 【請求項3】請求項2において、 更に、前記第2の電源と前記共通電源とに接続され、前
    記他方又は一方のクロスカップル接続点の信号を遅延さ
    せ、前記第2の振幅の第2の遅延信号を生成する第2の
    遅延手段と、 前記第2の遅延信号により制御され、前記インバータの
    入力端子と前記一方のクロスカップル接続点間に設けら
    れた第2のスイッチ手段とを有し、 前記第2のスイッチ手段は、前記入力信号が前記共通電
    源に対応する電位から前記第1の電源に対応する電位に
    遷移する時に導通し、所定時間後に非導通となるように
    制御されることを特徴とするレベルコンバータ回路。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記第1のスイッチ手段はpチャネルトランジスタであ
    り、前記第1の遅延信号は前記一方のクロスカップル接
    続点の信号の反転信号であることを特徴とするレベルコ
    ンバータ回路。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記第1のスイッチ手段はpチャネルトランジスタであ
    り、前記第1の遅延信号は前記他方のクロスカップル接
    続点の信号の非反転信号であることを特徴とするレベル
    コンバータ回路。
  6. 【請求項6】請求項4又は5において、 前記pチャネルトランジスタのドレインが、前記他方の
    クロスカップル接続点に接続されていることを特徴とす
    るレベルコンバータ回路。
  7. 【請求項7】請求項2において、 前記第1のスイッチ手段はnチャネルトランジスタであ
    り、前記第1の遅延信号は前記一方のクロスカップル接
    続点の信号の非反転信号であることを特徴とするレベル
    コンバータ回路。
  8. 【請求項8】請求項2において、 前記第1のスイッチ手段はnチャネルトランジスタであ
    り、前記第1の遅延信号は前記他方のクロスカップル接
    続点の信号の反転信号であることを特徴とするレベルコ
    ンバータ回路。
  9. 【請求項9】請求項7又は8において、 前記nチャネルトランジスタのソースが、前記他方のク
    ロスカップル接続点に接続されていることを特徴とする
    レベルコンバータ回路。
  10. 【請求項10】第1の電源と、前記第1の電源と異なる
    電位の第2の電源と、共通電源とを有し、前記第1の電
    源と共通電源間の電位差に対応する第1の振幅の入力信
    号を、前記第2の電源と共通電源間の電位差に対応する
    第2の振幅の出力信号に変換するレベルコンバータ回路
    において、 前記第1の電源と前記共通電源とに接続され、前記入力
    信号から前記第1の振幅の反転信号を生成するインバー
    タと、 ソースが前記第2の電源に接続され、ゲートとドレイン
    がクロスカップル接続された1対の第1導電型トランジ
    スタと、 それぞれのドレインが一方又は他方のクロスカップル接
    続点に接続され、それぞれのソースが前記共通電源に接
    続され、それぞれのゲートに前記入力信号または前記反
    転信号が入力される1対の第2導電型トランジスタと、 前記インバータの入力端子と前記一方のクロスカップル
    接続点間に設けられたスイッチ手段と、 前記第2の電源と前記共通電源とに接続され、前記他方
    又は一方のクロスカップル接続点の信号を遅延させ、前
    記スイッチ手段を制御する前記第2の振幅の遅延信号を
    生成する遅延手段とを有することを特徴とするレベルコ
    ンバータ回路。
  11. 【請求項11】請求項10において、 前記スイッチ手段は、前記入力信号が前記共通電源に対
    応する電位から前記第1の電源に対応する電位に遷移す
    る時に導通し、所定時間後に非導通となるように制御さ
    れることを特徴とするレベルコンバータ回路。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記スイッチ手段はpチャネルトランジスタであり、前
    記遅延信号は前記他方のクロスカップル接続点の信号の
    反転信号であることを特徴とするレベルコンバータ回
    路。
  13. 【請求項13】請求項11において、 前記スイッチ手段はpチャネルトランジスタであり、前
    記遅延信号は前記一方のクロスカップル接続点の信号の
    非反転信号であることを特徴とするレベルコンバータ回
    路。
  14. 【請求項14】請求項12又は13において、 前記pチャネルトランジスタのドレインが、前記一方の
    クロスカップル接続点に接続されていることを特徴とす
    るレベルコンバータ回路。
  15. 【請求項15】請求項11において、 前記スイッチ手段はnチャネルトランジスタであり、前
    記遅延信号は前記他方のクロスカップル接続点の信号の
    非反転信号であることを特徴とするレベルコンバータ回
    路。
  16. 【請求項16】請求項11において、 前記スイッチ手段はnチャネルトランジスタであり、前
    記遅延信号は前記一方のクロスカップル接続点の信号の
    反転信号であることを特徴とするレベルコンバータ回
    路。
  17. 【請求項17】請求項15又は16において、 前記nチャネルトランジスタのソースが、前記一方のク
    ロスカップル接続点に接続されていることを特徴とする
    レベルコンバータ回路。
  18. 【請求項18】請求項2、3又は11において、 前記共通電源の電位は、前記第1及び第2の電源の電位
    より低く、 前記第1導電型トランジスタはpチャネルトランジスタ
    であり、前記第2導電型トランジスタはnチャネルトラ
    ンジスタであることを特徴とするレベルコンバータ回
    路。
  19. 【請求項19】請求項2、3又は11において、 前記共通電源の電位は、前記第1及び第2の電源の電位
    より高く、 前記第1導電型トランジスタはnチャネルトランジスタ
    であり、前記第2導電型トランジスタはpチャネルトラ
    ンジスタであることを特徴とするレベルコンバータ回
    路。
  20. 【請求項20】第1の電源と共通電源とに接続され、前
    記第1の電源と共通電源間の電位差に対応する第1の振
    幅の入力信号から反転信号を生成するインバータと、 ソースが前記第1の電源と異なる電位の第2の電源に接
    続され、ゲートとドレインがクロスカップル接続された
    1対の第1導電型トランジスタと、 それぞれのドレインが一方又は他方のクロスカップル接
    続点に接続され、それぞれのソースが前記共通電源に接
    続され、それぞれのゲートに前記入力信号または前記反
    転信号が入力される1対の第2導電型トランジスタと、 前記インバータの出力端子と前記他方のクロスカップル
    接続点間に設けられた第1のスイッチ手段とを有し、 前記入力信号を前記第2の電源と共通電源間の電位差に
    対応する第2の振幅の出力信号に変換するレベルコンバ
    ータ回路におけるレベルコンバート方法において、 前記第1のスイッチ手段を、前記第2の振幅の第1の制
    御信号によって、前記反転信号が前記共通電源に対応す
    る電位から前記第1の電源に対応する電位に遷移する時
    に導通させ、所定時間後に非導通となるように制御する
    ことを特徴とするレベルコンバート方法。
  21. 【請求項21】請求項20において、 更に、前記インバータの入力端子と前記一方のクロスカ
    ップル接続点間に設けられた第2のスイッチ手段を有
    し、 前記第2のスイッチ手段を、前記第2の振幅の第2の制
    御信号によって、前記入力信号が前記共通電源に対応す
    る電位から前記第1の電源に対応する電位に遷移する時
    に導通させ、所定時間後に非導通となるように制御する
    ことを特徴とするレベルコンバート方法。
  22. 【請求項22】第1の電源と共通電源とに接続され、前
    記第1の電源と共通電源間の電位差に対応する第1の振
    幅の入力信号から反転信号を生成するインバータと、 ソースが前記第1の電源と異なる電位の第2の電源に接
    続され、ゲートとドレインがクロスカップル接続された
    1対の第1導電型トランジスタと、 それぞれのドレインが一方又は他方のクロスカップル接
    続点に接続され、それぞれのソースが前記共通電源に接
    続され、それぞれのゲートに前記入力信号または前記反
    転信号が入力される1対の第2導電型トランジスタと、 前記インバータの入力端子と前記一方のクロスカップル
    接続点間に設けられたスイッチ手段とを有し、 前記入力信号を前記第2の電源と共通電源間の電位差に
    対応する第2の振幅の出力信号に変換するレベルコンバ
    ート回路におけるレベルコンバート方法において、 前記スイッチ手段を、前記第2の振幅の制御信号によっ
    て、前記入力信号が前記共通電源に対応する電位から前
    記第1の電源に対応する電位に遷移する時に導通させ、
    所定時間後に非導通となるように制御することを特徴と
    するレベルコンバート方法。
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