明細書と特許請求の範囲で使用された表現“接続された(connected to)”は必ずしも構成要素間の直接的な接続を必要としない。例えば、構成要素Aが構成要素Bに接続されたと言う場合、これは構成要素AとBが電気的に接続されることにより、その間で伝送される信号の電気的で且つ(または)論理的な特性が大いに変わらないことを意味する。
図1Aは2ステージのレベルシフタ500の第1実施形態を示す。当該レベルシフタ500は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVPP(VOhigh)、VBB2(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。ここで、VPP>Vccで、Vcc>Vssで、Vss>VBB2である。
レベルシフタ500は第1ステージ525及び第2ステージ575を含む。
第1ステージ525はプルアップ(PMOS)トランジスタ505、515、プルダウン(NMOS)トランジスタ510、520、及びインバーター550を含む。図1Aから容易に理解されるとともに分かることができるので、トランジスタ505、510、515、520とインバーター550間の多様な接続に関する説明を省略する。第1ステージ525は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVcc(VIhigh)、VBBI(VIlow)を持つ相補的な第1、第2中間信号A、Bを出力する。ここで、Vss>VBB1である。
第2ステージ575はプルアップ(PMOS)トランジスタ555、565及びプルダウン(NMOS)トランジスタ560、570を含む。図1Aから容易に理解及び分かることができるので、トランジスタ555、560、565、570間の多様な接続に関する説明を省略する。第2ステージ575は2つのレベルVcc、VBB1をそれぞれ持つ中間信号A、Bを出力し、電圧レベルVPP(VOhigh)、VBB2(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。ここで、VBB2>VBB1である。
言い換えれば、2ステージのレベルシフタ500での電圧関係は以下のようになる。
VPP(VOhigh)>Vcc(VIhigh)>Vss>VBB2(VOlow)>VBB1(VIlow)。
図1Bは図1Aの入力信号IN、中間信号A、B、出力信号OUT、OUTBを示す。図1Bを参照してハイレベルシフタ500の動作を説明する。
入力信号INがハイ電圧レベルVccを持つ場合、プルアップトランジスタ505はターンオフされ、プルアップトランジスタ515がターンオンされて、中間信号AをほぼVccまでに高くプルアップさせる。中間信号Aがハイとなるに従い、プルダウントランジスタ510はターンオンされて、反転された中間信号BをほぼVBB1までに低くプルダウンさせる。一方、反転された中間信号Bがローとなるに従い、プルダウントランジスタ520がターンオフされ、中間信号Aはハイを維持するようになる。
反面、入力信号INがロー電圧レベルVssである場合、プルアップトランジスタ515はターンオフされ、プルアップトランジスタ505がターンオンされて、反転された中間信号BをほぼVCCまでに高くプルアップさせる。反転された中間信号Bがハイとなるに従い、プルダウントランジスタ520がターンオンされて、中間信号AをほぼVBB1までに低くプルダウンさせる。一方、中間信号Aがローになるに従い、プルダウントランジスタ510がターンオフされて、反転された中間信号Bがハイを維持するようになる。
中間信号Aがハイ電圧レベルVcc(そして、反転された中間信号Bがロー電圧レベルVBB1を持つ)を持つ場合、プルダウントランジスタ560はターンオフされ、プルダウントランジスタ570がターンオンされて、反転された出力信号OUTBをほぼVBB2までに低くプルダウンさせる。反転された出力信号OUTBがローとなるに従い、プルアップトランジスタ555がターンオンされて、出力信号OUTをほぼVPPまでに高くプルアップさせる。一方、出力信号OUTがハイとなるに従い、プルアップトランジスタ565がターンオフされて、反転された出力信号OUTBがローを維持するようになる。
反面、中間信号Aがロー電圧レベルVBB1(そして、反転された中間信号Bがハイ電圧レベルVcc)を持つ場合、プルダウントランジスタ570はターンオフされ、プルダウントランジスタ560がターンオンされて、出力信号OUTをほぼVBB2までに低くプルダウンさせる。出力信号OUTがローとなるに従い、プルアップトランジスタ565がターンオンされて、反転された出力信号OUTBをほぼVPPまでに高くプルアップさせる。一方、反転された出力信号OUTBがハイとなるに従い、プルアップトランジスタ555がターンオフされて、出力信号OUTはローを維持するようになる。
好ましいのは、VBB1がVBB2(例えば、VBB1<VBB2)よりもっとネガティブの状態である。従って、Aがロー(例えば、VBB1で)であるとき、プルダウントランジスタ570のVgsはネガティブ(Vgs<0)状態であり、それによって、Vgs=0である場合と比べそこを通じて流れる漏洩電流を大いに減少させるようになる。類似にBがロー(例えば、VBB1で)であるとき、プルダウントランジスタ560のVgsはネガティブ(Vgs<0)状態であり、それによって、Vgs=0である場合と比べそこを通じて流れる漏洩電流を大いに減少させる。
図2Aは2ステージのレベルシフタ600の第2実施形態を示す。前記レベルシフタ600は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVPP2(VOhigh)、VBB(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。ここで、VPP2>Vcc、Vcc>Vss、Vss>VBBである。
レベルシフタ600は第1ステージ625及び第2ステージ675を含む。
第1ステージ625はプルアップ(PMOS)トランジスタ605、615、プルダウン(NMOS)トランジスタ610、620、及びインバーター650を含む。図2Aから容易に分かるとともに理解されるので、トランジスタ605、610、615、620とインバーター650間の多様な接続に関する説明を省略する。第1ステージ625は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、VPP1>Vccの電圧レベルVPP1(VIhigh)、Vss(VIlow)を持つ相補的な第1、第2中間信号A、Bを出力する。
第2ステージ675はプルアップ(PMOS)トランジスタ655、665及びプルダウン(NMOS)トランジスタ660、670を含む。図2Aから容易に分かるとともに理解されるので、トランジスタ655、660、665、670間の多様な接続に関する説明は省略する。第2ステージ675は2つの電圧レベルVPP1、Vssをそれぞれ持つ中間信号A、Bを受信し、VPP1>VPP2の電圧レベルVPP2(VOhigh)、VBB(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。
言い換えれば、2ステージのレベルシフタ500において電圧関係は以下のようになる。
VPP2(VOhigh)>VPP1(VIhigh)>Vcc>Vss(VIlow)VBB(VOlow)。
図2Bは図2Aの入力信号IN、中間信号A、B、出力信号OUT、OUTBを示す。ハイレベルシフタ600の動作を図2Bと関連して説明する。
入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、プルダウントランジスタ610はターンオフされ、プルダウントランジスタ620がターンオンされて、中間信号CをほぼVssまでに低くプルダウンさせる。中間信号Cがローになるに従い、プルダウントランジスタ605がターンオンされて、反転された中間信号DをほぼVPP1までに高くプルアップさせる。一方、反転された中間信号Dがハイになるに従い、プルアップトランジスタ615がターンオフされて、中間信号Cはローを維持するようになる。
反面、入力信号INがハイ電圧レベルVccを持つ場合、プルダウントランジスタ620はターンオフされ、プルダウントランジスタ610がターンオンされて、反転された中間信号DをほぼVssまでに低くプルダウンさせる。反転された中間信号Dがローになるに従い、プルアップトランジスタ615がターンオンされて、中間信号CをほぼVPP1までにプルアップさせる。一方、前記中間信号Cがハイになるに従い、プルアップトランジスタ605はターンオフされて、反転された中間信号Dはローを維持するようになる。
中間信号Cがロー電圧レベルVssを持つ(また、反転された中間信号Dがハイ電圧レベルVPP1を持つ)場合、プルアップトランジスタ655はターンオフされ、プルアップトランジスタ665がターンオンされて、反転された出力信号OUTBをほぼVPP2までに高くプルアップさせる。反転された出力信号OUTBがハイになるに従い、プルダウントランジスタ660はターンオンされて、出力信号OUTをほぼVBBまでに低くプルダウンさせる。一方、出力信号OUTがローになるに従い、プルダウントランジスタ670がターンオフされ、反転された出力信号OUTBはハイを維持するようになる。
反面、中間信号Cがハイ電圧レベルVPP1を持つ(また、反転された中間信号Dがロー電圧レベルVssを持つ)場合、プルアップトランジスタ665はターンオフされ、プルダウントランジスタ655がターンオンされて、出力信号OUTをほぼVPP2までに高くプルアップさせる。出力信号OUTがハイになるに従い、プルダウントランジスタ670はターンオンされて、反転された出力信号OUTBをほぼVBBまでに低くプルダウンさせる。一方、反転された出力信号OUTBがローになるに従い、プルダウントランジスタ660はターンオフされて、出力信号OUTはハイを維持するようになる。
好ましいのは、VPP1はVPP2(即ち、VPP1>VPP2)よりもっとポジティブ状態である。従って、中間信号Cがハイ(例えば、VPP1で)である場合、プルアップトランジスタ665のVgsはポジティブ(Vgs>0)状態であり、それによって、Vgs=0の場合と比べそこを通じて流れる漏洩電流を大いに減少させるようになる。同じように、反転された中間信号Dがハイ(例えば、VPP1で)である場合、プルアップトランジスタ655のVgsはポジティブ(Vgs>0)状態であり、それによって、Vgs=0の場合と比べそこを通じて流れる漏洩電流を大いに減少させるようになる。
図3は第1ステージのローレベルシフタ700の第1実施例を示す。レベルシフタ700は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、VBB<Vssの電圧レベルVcc、VBBを持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。
電圧シフタ700はプルアップ(PMOS)トランジスタ705、715、プルダウン(NMOS)トランジスタ710、720、及びインバーター750を含む。
好ましくは、レベルシフタ700においてプルアップトランジスタ715のソースが入力信号INに接続される。それで、待機モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、プルアップトランジスタ715のソースは図16のレベルシフタ300と比較してより低い電圧(即ち、Vss)に接続され、プルアップトランジスタ315のソースはVccに接続される。それによって、プルアップトランジスタ715のVgsは大いにポジティブ状態であるに従い、図16のプルアップトランジスタ315と比べ待機モードでそこを通じて流れる漏洩電流を大いに減少させるようになる。
図4は1ステージのローレベルシフタ800の第2実施例を示す。レベルシフタ800は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、VBB<Vssの電圧レベルVcc、VBBを持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。
電圧シフタ800はプルアップ(PMOS)トランジスタ805、815、プルダウントランジスタ(NMOS)810、820、及びインバーター850を含む。
好ましくは、レベルシフタ800においてプルアップトランジスタ815のソースは入力信号INに接続される。従って、待機モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、プルアップトランジスタ815のソースは図16のレベルシフタ300と比べより低い電圧(例えば、Vss)に接続され、ここで、プルアップトランジスタ315のソースはVCCに接続される。それによって、プルアップトランジスタ815のVgsが大いにポジティブ状態であるに従い、図16のプルアップトランジスタ315と比べ待機モードでそこを通じて流れる漏洩電流を大いに減少させるようになる。
また、好ましくは、レベルシフタ800のプルアップトランジスタ805のソースはインバーター850の出力に接続される。従って、アクティブモードで、入力信号INがハイ電圧レベルVCCを持つ場合、プルアップトランジスタ805のソースは図16のレベルシフタ300と比べより低い電圧(例えば、VBB)に接続され、ここで、プルアップトランジスタ315のソースはVCCに接続される。それによって、プルアップトランジスタ805のVgsが大いにポジティブ状態であるに従い、図16のプルアップトランジスタ315と比べアクティブモードでそこを通じて流れる漏洩電流を減少させるようになる。
図5は2ステージのレベルシフタ900の第3実施形態を示す。レベルシフタ900は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVPP(VOhigh)、VBB(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。ここで、VPP>Vcc、Vcc>Vss、Vss>VBBである。
レベルシフタ900は第1ステージ925、第2ステージ975を含む。
第1ステージ925はプルアップ(PMOS)トランジスタ905、915、プルダウン(NMOS)トランジスタ910、920、及びインバーター950を含む。図5から容易に分かるとともに理解されるので、トランジスタ905、910、915、920とインバーター950間の多様な接続に関する説明は省略する。第1ステージ925は2ステージの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVcc(VIhigh)、VBB(VIlow)を持つ相補的な第1、第2中間信号A、Bを出力する。
第2ステージ975はプルアップ(PMOS)トランジスタ955、965及びプルダウン(NMOS)トランジスタ960、970を含む。図5から容易に分かるとともに理解されるため、前記トランジスタ955、960、965、970間の多様な接続に関する説明を省略する。第2ステージ975は2つの電圧レベルVcc、VBBをそれぞれ持つ中間信号A、Bを受信し、電圧レベルVPP(VOhigh)、VBB(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。
言い換えれば、2ステージのレベルシフタ900において電圧関係は次のようになる。
VPP(VOhigh)>Vcc>Vss>VBB(VOlow)
2ステージのレベルシフタ900の第3実施例は2ステージのレベルシフタ500と類似であり、その差異点は以下のようである。
第1に、VBB1、VBB2の代わりに一つだけのより低い供給電圧VBBがある。それによって、例えば、プルダウントランジスタ960のソースはVBB(VBB2に接続される図1Aのプルダウントランジスタ560と比べて)に接続される。
第2に、図1Aでプルアップトランジスタ515のソースはVCCに接続され、反面、図5でプルアップトランジスタ915のソースが入力信号INに接続される。従って、待機モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、プルアップトランジスタ915のソースはより低い電圧(例えば、Vss)に接続される。それによって、プルアップトランジスタ915のVgsが大いにポジティブであるに従い、待機モードでそこを通じて流れる漏洩電流を減少させるようになる。
第3に、図1Aでプルダウントランジスタ570のソースはVBB2に接続され、反面、図5でプルダウントランジスタ970のソースが反転された中間信号Bに接続される。従って、待機モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、プルダウントランジスタ970のソースはより高い電圧(例えば、Vcc)に接続される。それによって、プルダウントランジスタ970のVgsは大いにネガティブであるに従い、実質的に待機モードでそこを通じて流れるロー漏洩電流が達成されるようになる。
図6は2ステージのレベルシフタ1000の第4実施形態を示す。レベルシフタ1000は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVPP(VOhigh)、VBB(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。ここで、VPP>Vcc、Vcc>Vss,Vss>VBBである。
2ステージのレベルシフタ1000の第4実施形態は2ステージのレベルシフタ900と類似しており、その差異点は以下のようである。
第1に、図5でのプルアップトランジスタ905のソースはVccに接続され、反面、図6でのプルアップ(PMOS)トランジスタ1005のソースはインバーター1050の出力に接続される。従って、アクティブモードで、前記入力信号INがハイ電圧レベルVccを持つ場合、プルアップトランジスタ1005のソースはより低い電圧(例えば、Vss)に接続される。それによって、プルアップトランジスタ1005のVgsは大いにポジティブであるに従い、アクティブモードでそこを通じて流れるロー漏洩電流が達成されるようになる。
第2に、図5でプルダウントランジスタ960のソースはVBBに接続され、反面、図6でのプルダウン(NMOS)トランジスタ1060のソースは中間信号Aに接続される。従って、アクティブモードで、入力信号INがハイ電圧レベルVssを持つ場合、プルダウントランジスタ1060のソースはより高い電圧(例えば、Vcc)に接続される。それによって、プルダウントランジスタ1060のVgsはネガティブ状態であるに従い、アクティブモードでそこを通じて流れるロー漏洩電流が大いに達成されるようになる。
図7は2ステージのレベルシフタ1100の第5実施形態を示す。前記レベルシフタ1100は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVPP(VOhigh)、VBB(VOlow)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。ここで、VPP>Vcc、Vcc>Vss、Vss>VBBである。
レベルシフタ1100は第1ステージ1125、第2ステージ1175を含む。
第1ステージ1125はプルアップ(PMOS)トランジスタ1105、1115、プルダウントランジスタ(NMOS)1110、1120、及びインバーター1150を含む。図7から容易に分かるとともに理解されるため、トランジスタ1105、1110、1115、1120とインバーター1150間の多様な接続に関する説明は省略する。第1ステージ1125は2ステージの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVPP(VIhigh)、VBB(VIlow)を持つ相補的な第1、第2中間信号A、Bを出力する。
第2ステージ1175はプルアップ(PMOS)トランジスタ1155、1165及びプルダウン(NMOS)トランジスタ1160、1170を含む。図7から容易に分かるとともに理解されるため、トランジスタ1155、1160、1165、1170間の多様な接続に関する説明は省略する。第2ステージ1175は2つの電圧レベルVPP、VBBをそれぞれ持つ中間信号A、Bを受信し、電圧レベルVPP(VO)、VBB(VO)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。
言い換えれば、2ステージのレベルシフタ1100における電圧関係は次のようになる。
VPP(VOhigh)>Vcc>Vss>VBB(VOlow)。
2ステージのレベルシフタ1100の第5実施形態は2ステージのレベルシフタ600と類似であり、その差異点は以下のようになる。
第1に、VPP1、VPP2の代わりに一つだけの上位の供給電圧VPPがある。従って、例えば、プルアップトランジスタ1155のソースはVPP(VPP2に接続される図2Aのプルアップトランジスタ655と比べ)に接続される。
第2に、図2のプルダウントランジスタ610のソースはVssに接続され、反面、図7のプルダウントランジスタ1110のソースはインバーター1150の出力に接続される。従って、待機モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、プルダウントランジスタ1110のソースはより高い電圧(例えば、VPP)に接続される。それによって、プルダウントランジスタ1110のVgsは大いにネガティブ状態であるに従い、待機モードでそこを通じて流れる漏洩電流を減少させるようになる。
第3に、図2Aでプルアップトランジスタ665のソースはVPP2に接続され、反面、図7でのプルアップトランジスタ1165のソースは反転された中間信号Dに接続される。従って、アクティブモードで、入力信号INがハイ電圧レベルVccを持つ場合、プルアップトランジスタ1165のソースはより低い電圧(例えば、VBB)に接続される。それによって、プルアップトランジスタ1105のVgsは大いにポジティブ状態であるに従い、アクティブモードでそこを通じて流れるロー漏洩電流を減少させるようになる。
図8は2ステージのレベルシフタ1200の第6実施形態を示す。前記レベルシフタ1200は2つの電圧レベルVcc、Vssを持つ入力信号INを受信し、電圧レベルVPP(VO)、VBB(VO)を持つ相補的な第1、第2出力信号OUT、OUTBを出力する。ここで、VPP>Vcc、Vcc>Vss、Vss>VBBである。
2ステージのレベルシフタ1200の第6実施形態は2ステージのレベルシフタ1100と類似しており、その差異点は以下のようである。
第1に、図7のプルダウントランジスタ1120のソースはVBBに接続され、図8のプルダウン(NMOS)トランジスタ1220のソースは入力信号INに接続される。それで、アクティブモードで、入力信号INがハイ電圧レベルVCCを持つ場合、プルダウントランジスタ1220のソースはより高い電圧(例えば、VCC)に接続される。それによって、プルダウントランジスタ1220のVgsが大いにネガティブ状態であるに従い、アクティブモードでそこを通じて流れるロー漏洩電流を達成するようになる。
第2に、図7のプルアップトランジスタ1155のソースはVPPに接続され、図8のプルアップ(PMOS)トランジスタ1255のソースは中間信号Cに接続される。それで、不活性モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、プルアップトランジスタ1255のソースはより低い電圧(例えば、Vss)に接続され、それによって、プルアップトランジスタ1255のVgsがポジティブ状態であるに従い、不活性モードでそこを通じて流れるロー漏洩電流を大いに達成するようになる。
図9はレベルシフタ1325及び以降の回路1375を含んだ通常の配置を示す。図9において、レベルシフタ1325及び以降の回路1375の両方は上位電圧レベルVPPとより低い電圧レベルVssで動作する。
図10はロー漏洩電流を持つレベルシフタ1425及び以降の回路1475(例えば、絶縁回路)の第1実施形態を示す。
レベルシフタ1425は以降の回路1475の上位電圧レベルVPP2よりも大きい上位電圧レベルVPP1で動作する。従って、活性モードで、入力信号INが高圧レベルVCCを持つ場合、トランジスタ1485、1490のゲートは両方がより高い電圧(例えば、VPP1)に接続される。
これは2つの有益な効果をもたらす。第1に、活性モードで、PMOSトランジスタ1485のVgsは大いにポジティブであるに従い、そこを通じて流れるロー漏洩電流を達成するようになる。第2に、活性モードで、NMOSトランジスタ1490上でのより高いゲート電圧により一層速やかにターンオンされることにより、回路の速度を増加させるようになる。
図11はロー漏洩電流を持つレベルシフタ1525及び以降の回路1575(例えば、絶縁回路)の第2実施形態を示す。
レベルシフタ1525は以降の回路1575のより低い電圧レベルVBB2よりも小さい、より低い電圧レベルVBB1で動作する。それで、不活性モードで、入力信号INが低圧レベルVssを持つ場合、トランジスタ1585、1590のゲートは両方がより低い電圧(例えば、VBB1)に接続される。
これは有益な効果をもたらす。第1に、不活性モードで、NMOSトランジスタ1590のVgsは大いにネガティブであるに従い、そこを通じて流れるロー漏洩電流が大いに達成されるようになる。第2に、不活性モードで、PMOSトランジスタ1585上でのより低いゲート電圧により一層速やかにターンオンされることにより、回路の速度を増加させるようになる。
図12はロー漏洩電流を持つレベルシフタ1625及び以降の回路1675(例えば、絶縁回路)の第3実施形態を示す。
レベルシフタ1625は以降の回路1675の上位電圧レベルVPP2より大きい上位電圧レベルVPP1と、以降の回路1675のより低い電圧レベルVBB2よりも小さい、より低い電圧レベルVBB1とで動作する。従って、アクティブモードで、入力信号INがハイ電圧レベルVccを持つ場合、トランジスタ1685、1690のゲートは両方がより高い電圧(例えば、VPP1)に接続される。一方、不活性モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssである場合、トランジスタ1685、1690のゲートは両方がより低い電圧(例えば、VBB1)に接続される。
これは幾つかの有益な効果をもたらす。第1に、アクティブモードで、PMOSトランジスタ1685のVgsは大いにポジティブであるに従い、そこを通じて流れるロー漏洩電流が達成されるようになる。第2に、アクティブモードで、NMOSトランジスタ1690上でのより高いゲート電圧により一層速やかにターンオンされることにより、回路の速度を向上させる。第3に、不活性モードで、トランジスタ1690のVgsは大いにネガティブであるに従い、そこを通じて流れるロー漏洩電流が達成される。第4に、不活性モードで、トランジスタ1685上でのより低いゲート電圧により一層速やかにターンオンされることにより、回路の速度を向上させる。
図13はロー漏洩電流を持つレベルシフタ1725及び以降の回路1775(例えば、ワードラインデコーダー/ドライバ回路)の第4実施形態を示す。
レベルシフタ1725は以降の回路1775の第1ステージ1777のより低い電圧レベルVBB2よりも小さい、より低い電圧レベルVBB1で動作する。一方、以降の回路1775の第1ステージ1777は第2ステージ1779の上位電圧レベルVPP2よりも高い上位電圧レベルVPP1で動作する。
従って、不活性モードで、入力信号INがロー電圧レベルVssを持つ場合、トランジスタ1785、1790のゲートは両方がより低い電圧(例えば、VBB1)に接続される。一方、第2ステージ1779のトランジスタ1793、1795のゲートは両方が上位供給電圧VBB2よりも高い電圧(例えば、VPP1)に接続される。
これは幾つかの有益な効果をもたらす。第1に、不活性モードで、NMOSトランジスタ1790のVgsは大いにネガティブであるに従い、そこを通じて流れるロー漏洩電流が達成される。第2に、不活性モードで、PMOSトランジスタ1785上でのより低いゲート電圧により一層速やかにターンオンされることにより、回路の速度を向上させるようになる。第3に、不活性モードで、PMOSトランジスタ1793上でのゲートのより高い電圧はトランジスタ1793のVgsを大いにポジティブ化させるに従い、そこを通じて流れるロー漏洩電流が達成されるようになる。第4に、不活性モードで、NMOSトランジスタ1795のゲート上のより高い電圧により一層速やかにターンオンされることにより、回路の速度が向上させるようになる。
ここに好ましい実施形態を開示したが、発明の概念及び範囲内で多様な変形が可能である。例えば、図2はプルアップトランジスタ605のゲートに接続されたプルアップトランジスタ615のソースを示すが、プルアップトランジスタ615のソースを上位供給電圧Vccに接続することもできる。このような変形は明細書、図面、及び特許請求の範囲の記載に基づいて、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者には自明なことである。従って、本発明は特許請求の範囲に記載した発明の技術的思想及び範囲を外れない限り制限されない。