JP2000091236A - プラズマcvd装置 - Google Patents
プラズマcvd装置Info
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Abstract
約2倍に向上できることを課題とする。 【解決手段】反応容器31と、この反応容器21に反応ガス
を導入し、排出する手段と、前記反応容器21内から収容
された放電用のはしご型電極132 すなわちラダーアンテ
ナ型電極あるいははしご状平面形コイル電極と、このは
しご型電極132 に30MHzないし200MHzのグロ
ー放電発生用電力を供給する高周波電源36とを有し、前
記反応容器31内に設置された基板33表面に非晶質薄膜あ
るいは微結晶薄膜あるいは薄膜多結晶を形成するプラズ
マCVD装置において、前記はしご型電極132 の断面形
状を矩形にしたことを特徴とするプラズマCVD装置。
Description
学蒸着)装置に関し、アモルファスシリコン太陽電池、
微結晶太陽電池、薄膜多結晶太陽電池、薄膜半導体、光
センサ、半導体保護膜等の各種電子デバイスに使用され
る薄膜の製造に適用されるプラズマCVD装置に関す
る。
と記す)薄膜や微結晶薄膜や薄膜多結晶や窒化シリコン
(以下、SiNxと記す)薄膜を高速成膜速度で製造す
るために、従来より用いられているプラズマCVD装置
の構成において、代表的例として、特開平4−2367
81号にはしご型電極を用いる方法が開示されている。
本方法を図6を用いて説明する。
容器1内に放電用はしご型電極2と基板加熱用ヒータ3
とが平行に配置されている。前記放電用はしご型電極2
には、高周波電源4からインピーダンス整合器5を介し
て例えば13.56MHzの高周波電力が供給される。
前記放電用はしご型電極2は、図7に示すように一端が
インピーダンス整合器5を介して高周波電源4に接続さ
れており、他端はアース線7に接続され、反応容器1と
ともに接地されている。
電力は、反応容器1とともに接地された基板加熱用ヒー
タ3と放電用はしご型電極2との間にグロー放電プラズ
マを発生させ、放電空間経由で反応容器1の壁へ、また
放電用はしご型電極2のアース線7を介してアースへ流
れる。なお、このアース線7には同軸ケーブルが用いら
れている。
から反応ガス導入管8を通して、例えばモノシランと水
素との混合ガスが供給される。供給された反応ガスは、
放電用はしご型電極2により発生したグロー放電プラズ
マにより分解され、基板加熱用ヒータ3上に保持され、
所定の温度に加熱された基板9上に堆積する。また、反
応容器1内のガスは、排気管10を通して真空ポンプ11に
より排気される。
合について説明する。まず、真空ポンプ11を駆動して反
応容器1内を排気した後、反応ガス導入管8を通して、
例えば、モノシランと水素との混合ガスを供給し、反応
容器1内の圧力を0.05〜0.5Torrに保つ。
ご型電極2に高周波電力を印加すると、グロー放電プラ
ズマが発生する。反応ガスは、放電用はしご型電極2と
基板加熱用ヒータ3間に生じるグロー放電プラズマによ
って分解され、この結果SiH3 ,SiH2 などのSi
を含むラジカルが発生し、基板9表面に付着してa−S
i薄膜が形成される。
方法は、次のような問題を有している。即ち、図6にお
いて、はしご型電極2近傍に発生した電界により反応ガ
ス、例えばSiH4 はSi、SiH、SiH2 、SiH
3 、H、H2 等に分解され、基板9の表面にa−Si膜
を形成する。しかしながら、a−Si膜形成の高速化を
図るため、高周波電源の周波数を現状の13.56MH
zより、30MHzないし200MHzへ高くすると、
はしご型電極近傍の電界分布が一様性がくずれ、その結
果として、a−Si膜の膜厚分布が極端に悪くなる。図
8は、基板面積30cm×30cmでのプラズマ電源周
波数と膜厚分布の関係を示す。膜厚分布の一様性(±1
0%以内)を確保できる基板の大きさ即ち面積は5cm
×5cmないし20cm×20cm程度である。
源4の高周波数化が困難な理由は次の通りである。図9
に示すように、はしご型電極の構造に起因したインピー
ダンスの不均一性が存在するために、プラズマ発光の強
い部分が局部的になる。例えば、上記電極の周辺部に強
いプラズマが発生し、中央部には発生しない。特に60
MHz以上の高周波数化に伴なってその減少は顕著にな
る。
大面積基板に関するプラズマ電源の高周波数化による成
膜速度の向上は非常に困難で、不可能視されている。な
お、a−Siの成膜速度はプラズマ電源周波数の2乗に
比例するので、関連技術分野の学会においても研究が活
発化しているが、大面積化への成功例はまだない。
接地線7を用いて接地すると、接地線7と電極2との接
合点におけるプラズマが弱くなり、成膜速度が低下する
ことが分かった。
技術の改良型として、先にはしご型電極を用いたプラズ
マCVD装置を提案した。この装置について、図10及び
図11を参照して説明する。ここで、図10はプラズマCV
D装置の全体図、図11は同装置の一構成を示す放電用電
極に高周波数電力を供給するための電気配線を示す説明
図である。
容器31には、グロー放電プラズマを発生させる為のはし
ご型のSUS304 製の放電用電極(はしご型電極)32
と、被処理物としての基板33を支持するとともに該基板
33の温度を制御する基板加熱用ヒータ34が配置されてい
る。なお、前記放電用電極32は例えば外寸法572mm
×572mm、直径6mmのSUS棒で製作され、その
中心間隔26mmとして製作されている。
合器35を介して高周波電源36が接続されている。前記高
周波電源36より放電用電極32に、例えば周波数30MH
zないし200MHzの電力が供給される。前記反応容
器31内には、反応ガスを前記放電用電極32周辺に導入す
る反応ガス吐出孔37aを有した反応ガス導入管37が配置
されている。前記反応容器31には、反応容器31内の反応
ガス等のガスを排気する排気管38を介して真空ポンプ39
が接続されている。
が配置されている。このアースシールド40は、不必要な
部分での放電を抑制し、かつ、前記排気管38及び真空ポ
ンプ39と組合せて使用されることにより、上記反応ガス
導入管37より導入されたSiH4 等の反応ガスを放電用
電極32でプラズマ化した後、反応ガス及びその他生成物
等を排気管38を介して排出する機能を有している。な
お、反応容器31内の圧力は、図示しない圧力計によりモ
ニタされ、前記真空ポンプ39の排気量を調整することに
より制御される。
に、例えばその上辺,下辺に4個づつ電力供給端子41,
42,43,44,45,46,47,48が溶着されている。前記放
電用電極32とインピーダンス整合器35間には、4個の2
ピンの電流導入端子49,50,51,52が夫々配置されてい
る。前記高周波電源36より、例えば周波数80MHzの
電力を、インピーダンス整合器35を介してかつ例えば8
本の同軸ケーブル61,62,63,64,65,66,67,68、前
記電流導入端子49〜52及び8本の真空用同軸ケーブル5
3,54,55,56,57,58,59,60により、前記電力供給
端子41〜48へ供給するようになっている。
いてa−Si膜を製作する方法について説明する。ここ
で、放電用電極32でSiH4 プラズマを発生させるとそ
のプラズマ中に存在するSiH3 、SiH2 、SiH等
のラジカルが拡散現象により拡散し、基板33表面に吸着
されることにより、a−Si膜,あるいは微結晶Siあ
るいは薄膜多結晶Siが堆積する。なお、a−Si膜あ
るいは微結晶Si及び薄膜多結晶Siは、成膜条件の中
のSiH4 ,H2 の流量比、圧力及びプラズマ発生用電
力を適正化することで成膜できることは公知の技術であ
るので、ここではSiH4 ガスを用いたa−Si成膜を
例にとり説明する。当然ながら、微結晶Si及び薄膜多
結晶Siを成膜することも可能である。
31内を排気し、到達真空度を2〜3×10-7Torrと
する。つづいて、反応ガス導入管37より反応ガス、例え
ばSiH4 ガスを200〜1000cc/分程度の流量
で供給する。この後、反応容器41内の圧力を0.05〜
0.1Torrに保ちながら、高周波電源36からインピ
ーダンス整合器35を介して放電用電極32に高周波電力を
供給する。その結果、放電用電極32の近傍にSiH4 の
グロー放電プラズマが発生する。このプラズマは、Si
H4 ガスを分解し、基板33の表面にa−Si膜を形成す
る。
80MHzとし、面積50cm×50cmのガラス基板
(商品名:コーニング#7059、コーニング社製造)にa
−Si膜を成膜した結果を図5に示す。成膜条件は、S
iH4 ガス流量700cc/分、圧力0.2Torr、
高周波電力100Wないし500Wであった。図5によ
り、高周波電力500Wで成膜速度1.4nm/sであ
るので、1W当りの成膜速度は2.8×10-3nm/s
である。なお、膜厚分布は±10%以内であった。
中ではしご型電極を用いる方法は、成膜速度及び膜厚分
布ともに優れ、かつ、プラズマ発生電源周波数が60M
Hz以上でも適用性良好というメリットがあり、実用性
の高い方法である。しかしながら、太陽電池及び薄膜ト
ランジスタなどの量産技術として応用していくには、生
産性の向上、即ち成膜速度の更なる向上が必要である。
段としては、第1に高周波電力を増大させること、第2
に原料ガス流量を増大させること、第3に圧力を高くす
ること、及び第1ないし第3の条件の最適値を選定する
ことなどがあり、実際に産業界では上記3つの条件をバ
ランス良く調整している。
の条件の適正化には限界がある。即ち、成膜速度の向上
を図る際に、副作用としてパーティクル(粉)が発生す
るという問題があり、所要の膜質を確保し、かつ成膜速
度を1.5nm/s以上に向上させるのは無理がある。
である高速成膜化による量産性向上は非常に困難で、学
会,産業界ともに活発な研究が実施されつつある。な
お、プラズマ発生用電源周波数60MHz以上,基板面
積600nm×700nm以上、膜厚分布±10%以内
でかつa−Si成膜速度1.5nm/s以上は学会にお
いても成功例はない。
もので、はしご型電極を構成する部材の断面形状を従来
の円形から矩形にすることにより、粉発生無しの条件で
a−Si成膜速度を従来の約2倍に向上しえるるプラズ
マCVD装置を提供することを目的とする。
この反応容器に反応ガスを導入し、排出する手段と、前
記反応容器内から収容された放電用のはしご型電極すな
わちラダーアンテナ型電極あるいははしご状平面形コイ
ル電極と、このはしご型電極に30MHzないし200
MHzのグロー放電発生用電力を供給する電源とを有
し、前記反応容器内に設置された基板表面に非晶質薄膜
あるいは微結晶薄膜あるいは薄膜多結晶を形成するプラ
ズマCVD装置において、前記はしご型電極の断面形状
を矩形にしたことを特徴とするプラズマCVD装置であ
る。
寸法は、後述の本発明の方法の実施例より8mm×3m
mないし16mm×3mm程度が望ましい。
面の長辺側が前記基板と平行になるように配置すること
が好ましい。その理由は次の通りである。なお、図12
(A)〜(C)はそのはしご型電極の説明図であり、図
12(A)ははしご型電極の概略図、図12(B)ははしご
型電極132 と該はしご型電極をとりまく周辺の金属部材
34´(両者の間隔d,電極面積A)と交流電源36´との
関係を示す説明図、図12(C)はその電極の等価電気回
路を示す。
(C)に示すように、プラズマ領域での静電容量をCp
,インダクタンスをLp ,及び抵抗をRp とすると、
Cp ,Lp ,Rp は下記の通りとなる。
見なした場合の電極面積,電極間隔,真空の誘電率であ
る。また、ωpeはプラズマ角周波数、νe は電子と中世
粒子の衝突周波数である。
型電極に供給される電力を消費するのは、プラズマの抵
抗Rp のみである。消費電力をWp ,プラズマに流れる
電流をiとおくと、 Wp =i2 Rp …(4) である。従って、供給される電力をプラズマ内で有効に
SiH4 等原料ガスの分解に活用させるには、可能な限
りRp を小さく、電流iを増加させる必要がある。その
ためには、上記(3) 式で表わされるRp =νe Lp のL
p を小さくする必要がある。なお、νe は圧力に依存す
る量であるので一定値と考える。
を大きくすればよい。なお、ωpeはプラズマ密度に依存
するので、ここでは一定の値とみなしている。Cp を大
きくするには、上記(1) 式より電極面積Aを大きくすれ
ばよい。また、電極面積Aを大きくするには、はしご型
電極の断面形状を円形から矩形とし、かつ接地されてい
る基板加熱用ヒータに対向した面を大きくする配置にす
ることが電気回路上、効果的である。
ラズマCVD装置について、図1,図2及び図3を参照
して説明する。ここで、図1は同装置の全体図、図2は
同装置の一構成を示す放電用電極に高周波数電力を供給
するための電気配線を示す説明図、図3は同装置におけ
る基板とはしご電極との位置関係を示す説明図である。
なお、図9及び図10と同部材は同符号を付するものとす
る。
容器31内には、グロー放電プラズマを発生させる為のは
しご型のSUS304製の放電用電極(はしご型電極)
132 と被処理物としての基板33を支持するとともに、該
基板33の温度を制御する基板加熱用ヒータ34が配置され
ている。なお、前記放電用電極132 は断面形状が矩形を
しており、具体的には例えば外寸法584mm×584
mm、断面寸法12mm×3mmの矩形SUS棒で製作
され、その中心間隔は26mmとして製作されている。
整合器35を介して高周波電源36が接続されている。前記
高周波電源36より放電用電極32に、例えば周波数30M
Hzないし200MHzの電力が供給される。前記反応
容器31内には、反応ガスを前記放電用電極32周辺に導入
する反応ガス吐出孔37aを有した反応ガス導入管37が配
置されている。前記反応容器31には、反応容器31内の反
応ガス等のガスを排気する排気管38を介して真空ポンプ
39が接続されている。
が配置されている。このアースシールド40は、不必要な
部分での放電を抑制し、かつ、前記排気管38及び真空ポ
ンプ39と組合せて使用されることにより、上記反応ガス
導入管37より導入されたSiH4 等の反応ガスを放電用
電極32でプラズマ化した後、反応ガス及びその他生成物
等を排気管38を介して排出する機能を有している。な
お、反応容器31内の圧力は、図示しない圧力計によりモ
ニタされ、前記真空ポンプ39の排気量を調整することに
より制御される。
に、例えばその上辺,下辺に4個づつ電力供給端子41,
42,43,44,45,46,47,48が溶着されている。前記放
電用電極32とインピーダンス整合器35間には、4個の2
ピンの電流導入端子49,50,51,52が夫々配置されてい
る。前記高周波電源36より、例えば周波数80MHzの
電力を、インピーダンス整合器35を介してかつ例えば8
本の同軸ケーブル61,62,63,64,65,66,67,68、前
記電流導入端子49〜52及び8本の真空用同軸ケーブル5
3,54,55,56,57,58,59,60により、前記電力供給
端子41〜48へ供給するようになっている。
いてa−Si膜を製作する方法について説明する。ここ
で、放電用電極132 でSiH4 プラズマを発生させる
と、そのプラズマ中に存在するSiH3 、SiH2 、S
iH等のラジカルが拡散現象により拡散し、基板33表面
に吸着されることにより、a−Si膜,あるいは微結晶
Siあるいは薄膜多結晶Siが堆積する。なお、a−S
i膜あるいは微結晶Si及び薄膜多結晶Siは、成膜条
件の中のSiH4 ,H2 の流量比、圧力及びプラズマ発
生用電力を適正化することで成膜できることは公知の技
術であるので、ここではSiH4 ガスを用いたa−Si
成膜を例にとり説明する。当然ながら、微結晶Si及び
薄膜多結晶Siを成膜することも可能である。
31内を排気し、到達真空度を2〜3×10-7Torrと
する。つづいて、反応ガス導入管37より反応ガス、例え
ばSiH4 ガスを200〜1000cc/分程度の流量
で供給する。この後、反応容器31内の圧力を0.05〜
0.1Torrに保ちながら、高周波電源36からインピ
ーダンス整合器35を介して放電用電極132 に高周波電力
を供給する。その結果、放電用電極132 の近傍にSiH
4 のグロー放電プラズマが発生する。このプラズマは、
SiH4 ガスを分解し、基板33の表面にa−Si膜を形
成する。
2 )と基板33との配置状態を示した図である。また、図
4は、はしご型電極として、断面寸法(L1 ×L2 )が
6mm×3mm(線(イ)),9mm×3mm(線
(ロ)),12mm×3mm(線(ハ))、及び15m
m×3mm(線(ハ))の4種類の矩形断面電極を用
い、高周波電源36の周波数を80MHzとし、面積50
cm×50cmのガラス基板(商品名:コーニング#70
59、コーニング社製造)にa−Si膜を成膜した結果を
示す。ここで、成膜条件は、SiH4 ガス流量700c
c/分、圧力0.2Torr、高周波電力100Wない
し500Wであった。なお、参考のため、従来方法の典
型的データを図4に示している。
はしご型電極の場合、電力500Wにて粉発生無しに
て、3.0nm/sのs−Si成膜速度が得られてい
る。このデータは、従来の円形断面のはしご型電極の場
合に比べ、高速成膜性能が著しく良い。
ータでは、膜厚分布±10%以内であった。図4より、
本発明に係る装置によれば、500Wで成膜速度3.0
nm/sであるので、1W当りの成膜速度は6.0×1
0-3nm/sである。したがって、従来装置に比べ、単
位ワット当り約2倍の成膜速度を得ることができた。
しご型電極を構成する部材の断面形状を従来の円形から
矩形にすることにより、粉発生無しの条件でa−Si成
膜速度を従来の約2倍に向上しえ、もって太陽電池及び
薄膜トランジスタ等の製造において生産性を従来に比べ
約2倍に向上することができ、コストを約1/2に低減
しえるプラズマCVD装置を提供できる。
全体図。
数電力を供給するための電気配線を示す説明図。
態を示す説明図。
えた時及び従来方法により典型的データとの比較に係
る、電力と成膜速度との関係を示す特性図。
る電力と成膜速度との関係を示す特性図。
置の全体図。
周波電力を供給する電気配線の説明図。
分布との関係を示す特性図。
一性を説明するための図。
図。
周波数電力を供給するための電気配線を示す説明図。
まく周辺の金属部材と交流電源との関係及びその電極の
等価電気回路図を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 反応容器と、この反応容器に反応ガスを
導入し、排出する手段と、前記反応容器内から収容され
た放電用のはしご型電極すなわちラダーアンテナ型電極
あるいははしご状平面形コイル電極と、このはしご型電
極に30MHzないし200MHzのグロー放電発生用
電力を供給する電源とを有し、前記反応容器内に設置さ
れた基板表面に非晶質薄膜あるいは微結晶薄膜あるいは
薄膜多結晶を形成するプラズマCVD装置において、前
記はしご型電極の断面形状を矩形にしたことを特徴とす
るプラズマCVD装置。 - 【請求項2】 前記はしご型電極断面の長辺側が前記基
板と平行になるように配置されていることを特徴とする
請求項1記載のプラズマCVD装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253661A JP2000091236A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | プラズマcvd装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253661A JP2000091236A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | プラズマcvd装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000091236A true JP2000091236A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17254431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10253661A Pending JP2000091236A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | プラズマcvd装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000091236A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002069653A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-08 | Anelva Corp | 薄膜形成方法、薄膜形成装置及び太陽電池 |
JP2012007239A (ja) * | 2000-05-17 | 2012-01-12 | Ihi Corp | プラズマcvd装置及び方法 |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP10253661A patent/JP2000091236A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012007239A (ja) * | 2000-05-17 | 2012-01-12 | Ihi Corp | プラズマcvd装置及び方法 |
JP2002069653A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-08 | Anelva Corp | 薄膜形成方法、薄膜形成装置及び太陽電池 |
JP4509337B2 (ja) * | 2000-09-04 | 2010-07-21 | 株式会社Ihi | 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 |
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