JP2000089242A - 電気光学装置およびその製造方法 - Google Patents

電気光学装置およびその製造方法

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JP2000089242A JP11095082A JP9508299A JP2000089242A JP 2000089242 A JP2000089242 A JP 2000089242A JP 11095082 A JP11095082 A JP 11095082A JP 9508299 A JP9508299 A JP 9508299A JP 2000089242 A JP2000089242 A JP 2000089242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板間においてギャップ材含有のシール材に
よって液晶封入領域が区画形成されているとともに、導
通材によって基板間での電気的な導通が図られているタ
イプの液晶パネル、およびその製造方法において、セル
厚分布のばらつきの発生を防止することができる構成を
提供すること。 【解決手段】 液晶パネル1を構成する対向基板OPと
TFTアレイ基板AMとの間でギャップ材含有のシール
材200が液晶封入領域を区画形成し、導通材56が基
板間の電気的な導通を行っている。シール材200に用
いた接着剤成分と導通材56に用いた接着剤成分とは、
同一成分であり、硬化時の収縮率が同等なので、それら
の硬化時の収縮が対向基板OPおよびTFTアレイ基板
AMを反らせることがない。従って、液晶パネル1にセ
ル厚のばらつきが発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の基板間に液
晶等の電気光学材料が封入された電気光学装置およびそ
の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、基板
間においてギャップ材含有のシール材によって液晶封入
領域が区画形成されているとともに、導通材によって基
板間での電気的な導通が図られているタイプの電気光学
装置における基板同士の貼り合わせ技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置等の電気光学装置では、図
9に示すように、石英ガラスなどの透明基板の表面に画
素電極8および画素スイッチング用の薄膜トランジスタ
(以下、TFTという。)10が形成されたTFTアレ
イ基板(トランジスタアレイ基板)AMと、ネオセラム
などの高耐熱性のガラス基板の表面に対向電極32が形
成された対向基板OPと、これらの基板間に封入、挟持
されている液晶39とから概略構成されている。TFT
アレイ基板AMと対向基板OPとはギャップ材含有のシ
ール材200’によって所定の間隙を介して貼り合わさ
れ、この間隙内に液晶39が封入されている。このよう
なギャップ材含有のシール材200’として、従来は、
エポキシ樹脂系の接着剤成分にガラスビーズなどのギャ
ップ材が配合されたものが用いられている。
【0003】このように構成した液晶パネル1では、T
FTアレイ基板AMにおいて、データ線(図示せず。)
およびTFT10を介して画素電極8に印加した画像信
号によって、画素電極8と対向電極32との間において
液晶39の配向状態を画素毎に制御し、画像信号に対応
した所定の画像を表示する。従って、TFTアレイ基板
AMでは、データ線およびTFT10を介して画素電極
8に画像信号を供給するとともに、対向電極32にも所
定の電位を印加する必要がある。
【0004】そこで、液晶パネル1では、TFTアレイ
基板AMの側にはデータ線などの形成プロセスを援用し
て上下導通用の第1の電極47を形成する一方、対向基
板OPの側には対向電極32の形成プロセスを援用して
上下導通用の第2の電極48を形成しておき、これらの
上下導通用の第1の電極47と第2の電極48とを、ア
クリル樹脂系の接着剤成分に銀粉や金めっきファイバー
などの導電粒子を配合した導通材56’によって電気的
に導通させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶パ
ネル1を製造する際に、ギャップ材含有の未硬化のシー
ル材200’と未硬化の導通材56’とを挟んでTFT
アレイ基板AMと対向基板OPとを重ねた後、シール材
200’および導通材56’を硬化させ、しかる後に液
晶39を封入して液晶パネル1を観察すると、ニュート
ンリングの歪んだ液晶パネル1が発生するという問題点
がある。ここで、TFTアレイ基板AMと対向基板OP
とのセル厚分布(TFTアレイ基板AMと対向基板OP
との間隙の寸法分布/セルギャップの分布)が正常であ
れば、歪のない規則的なニュートンリングを観察できる
が、セル厚にばらつきがあるとニュートンリングが歪ん
で現れる。従って、ニュートンリングが歪んだ液晶パネ
ル1が発生するということは、セル厚がばらついた不具
合な液晶パネル1が発生していることを意味する。この
ようなセル厚分布のばらつきは、そのまま液晶39の層
の厚さのばらつきになるので、表示画面において不自然
な明暗や液晶39の応答速度のばらつきなどが発生し、
表示品位が低下する。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
基板間においてギャップ材含有のシール材によって液晶
封入領域が区画形成されているとともに、導通材によっ
て基板間での電気的な導通が図られているタイプの電気
光学装置、およびその製造方法において、基板同士の貼
り合わせ構造を改良することによって、セル厚分布のば
らつきの発生を防止することができる構成を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、基板間においてギャップ材含有のシール材によって
液晶封入領域が区画形成されているとともに、導通材に
よって基板間での電気的な導通が図られているタイプの
電気光学装置において、セル厚分布にばらつきが発生す
る原因を種々検討した結果、このようなセル厚分布のば
らつきは、ギャップ材含有のシール材が硬化するときの
収縮と、導通材が硬化するときの収縮とのアンバランス
が原因であるという新たな知見を得た。しかるに、シー
ル材に用いた接着剤成分、および導通材に用いた接着剤
成分において硬化時の収縮を0とすることは不可能であ
る。
【0008】そこで、本発明(請求項1に係る発明)で
は、所定の間隙を介して対向する一対の基板間に、電気
光学物質と、当該一対の基板間を接着するギャップ材含
有のシール材と、前記一対の基板に形成された第1及び
第2電極間の電気的な導通を図る導通材とを有する電気
光学装置において、前記シール材に用いた接着剤成分
と、前記導通材に用いた接着剤成分との間で硬化時の収
縮率をほぼ同等にしたことを特徴とする。
【0009】本発明では、前記シール材に用いた接着剤
成分と、前記導通材に用いた接着剤成分との間で硬化時
の収縮率が同等であるので、これらの接着剤成分が硬化
時に収縮したとしても、基板を反らせるような応力が作
用しない。それ故、電気光学物質を保持する基板間のセ
ル厚分布がばらつかないので、表示画面において不自然
な明暗や液晶の応答速度のばらつきなどが発生しないな
ど、高い表示品位を得ることができる。
【0010】請求項2に係る発明では、所定の間隙を介
して対向する一対の基板間に、電気光学物質と、当該一
対の基板間を接着するギャップ材含有のシール材と、前
記一対の基板に形成された第1及び第2電極間の電気的
な導通を図る導通材とを有する電気光学装置において、
前記シール材に用いた接着剤成分と、前記導通材に用い
た接着剤成分とは、同一成分を有するものを用いればよ
い。
【0011】前記シール材に用いる接着剤成分、および
前記導通材に用いる接着剤成分としては熱硬化性樹脂を
用いることができるが、請求項3に係る発明では、請求
項1または2において、前記シール材に用いた接着剤成
分、および前記導通材に用いた接着剤成分はいずれも、
光硬化性樹脂であることを特徴とする。光硬化性樹脂を
用いれば、基板に熱ストレスが加わらないので、アライ
メントずれや基板の熱変形に起因するセル厚のばらつき
を防止できる。
【0012】請求項4に係る発明では、請求項1ないし
3のいずれかにおいて、前記一対の基板のうちの一方の
基板は、画素電極および画素スイッチング用の薄膜トラ
ンジスタがマトリクス状に形成されたトランジスタアレ
イ基板であり、他方の基板は石英ガラスの表面に光透過
性の対向電極が形成された対向基板であり、前記トラン
ジスタアレイ基板は、前記導通材の形成領域に遮光材料
で形成された第1の電極を備え、前記対向基板は、前記
導通材の形成領域に光透過性材料で形成された第2の電
極を備えていることを特徴とする。
【0013】請求項5に係る発明では、請求項1または
2に規定する電気光学装置の製造方法であって、基板間
に電気光学物質封入領域を区画形成するためのギャップ
材含有の未硬化のシール材と、基板間で電気的な導通を
図るための未硬化の導通材とを挟んで一対の基板を重ね
合わせた後、前記未硬化のシール材と前記未硬化の導通
材とを同時に硬化させることを特徴とする。
【0014】請求項6に係る発明では、請求項5におい
て、前記シール材および前記導通材として光硬化性の接
着剤成分を含有するものを用いることを特徴とする。
【0015】請求項7に係る発明では、請求項6におい
て、前記一対の基板のうちの一方の基板が、画素電極お
よび画素スイッチング用の薄膜トランジスタがマトリク
ス状に形成されているとともに他方の基板側との導通用
の第1の電極が遮光性材料で形成されたトランジスタア
レイ基板であり、他方の基板は石英ガラスの表面に対向
電極が形成されているとともに前記トランジスタアレイ
基板側との導通用の第2の電極が光透過性材料で形成さ
れた対向基板である場合には、該対向基板および前記ト
ランジスタアレイ基板とを前記未硬化のシール材および
前記未硬化の導通材を挟んで重ね合わせた後、前記未硬
化のシール材および前記未硬化の導通材を硬化させる際
には、少なくとも前記対向基板の方からの光照射を行う
ことを特徴とする。すなわち、トランジスタアレイ基板
に形成される導通用の第1の電極は、データ線などと同
様、アルミニウム膜などの遮光性材料から構成され、対
向基板に形成される導通用の第2の電極は、対向電極と
同様、ITO膜などの光透過性材料から構成されること
が多いので、対向基板の方から光照射すれば、光が導通
材に届く。従って、導通材を確実に光硬化させることが
できる。ここで、ネオセラムなどといった高耐熱ガラス
は、光硬化性樹脂を硬化させるための波長365nm〜
450nm前後の紫外線領域における光透過率が46%
〜48%と低いので、それを対向基板に使用すると、対
向基板の方から照射した光が導通材に十分に届かないお
それがある。しかるに本発明では、光硬化性樹脂を硬化
させるための波長365nm〜450nm前後の紫外線
領域における光透過率が93%〜95%と高い石英ガラ
スを対向基板に使用するので、対向基板の方から照射し
た光が導通材に十分に届く。それ故、導通材を確実に光
硬化させることができる。
【0016】請求項8に係る発明では、請求項7におい
て、前記未硬化のシール材および前記未硬化の導通材を
硬化させる際には、前記対向基板の方からの光照射を行
った後、対向基板の側からの光照射と、トランジスタア
レイ基板の側からの光照射とを冷却をはさみながら交互
に繰り返し行うことを特徴とする。このような光照射条
件では、基板温度の上昇を抑えることができるので、ア
ライメントずれや基板の熱変形に起因するセル厚のばら
つきを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。なお、本形態に係る電気光学装置は、
基本的な構成が従来の電気光学装置と同一なので、従来
技術の説明に用いた図9と共通する機能を有する部分に
は同一の符号を付して説明する。尚、本実施例では電気
光学装置の一例として液晶パネルを用いて説明する。
【0018】[液晶表示パネルの全体構成]図1は、本
形態に係る液晶パネルを対向基板の側からみた平面図で
ある。図2は、図1のH−H′線で切断したときの液晶
パネルの断面図である。図3は、本形態の液晶パネルに
用いたTFTアレイ基板、対向基板およびこれらの基板
の貼り合わせ構造を示すパネル端部の断面図である。
【0019】図1、図2および図3に示すように、投射
型液晶表示装置などに用いられる液晶パネル1は、石英
ガラス30の表面に画素電極8がマトリクス状に形成さ
れてその上に配向膜4が形成されたTFTアレイ基板A
Mと、同じく石英ガラス31の表面に対向電極32と配
向膜49が形成された対向基板OPと、これらの基板間
に封入されている液晶39とから概略構成されている。
TFTアレイ基板AMと対向基板OPとは、対向基板O
Pの外周縁に沿って形成されたギャップ材含有のシール
材200によって所定の間隙を介して貼り合わされてい
る。また、TFTアレイ基板AMと対向基板OPとの間
には、ギャップ材含有のシール材200によって液晶封
入領域40が区画形成され、この液晶封入領域40内に
電気光学物質として液晶39が封入されている。
【0020】対向基板OPはTFTアレイ基板AMより
も小さく、TFTアレイ基板AMの周辺部分は、対向基
板OPの外周縁よりはみ出た状態に貼り合わされる。従
って、TFTアレイ基板AMの駆動回路(走査線駆動回
路70やデータ線駆動回路60)や入出力端子45は対
向基板OPから露出した状態にある。ここで、シール材
200は部分的に途切れているので、この途切れ部分に
よって、液晶注入口241が構成されている。このた
め、対向基板OPとTFTアレイ基板AMとを貼り合わ
せた後、シール材200の内側領域を減圧状態にすれ
ば、液晶注入口241から液晶39を減圧注入でき、液
晶39を封入した後、液晶注入口241を封止剤242
で塞げばよい。なお、TFTアレイ基板AMには、シー
ル材200の形成領域の内側において、画面表示領域7
と表示領域外とを仕切るための額縁(遮光膜)BM2が
形成されている。また、対向基板OPには、TFTアレ
イ基板AMの各画素電極8の境界領域に対応する領域に
遮光膜6が形成されている。
【0021】本形態の液晶パネル1は、たとえば、投射
型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)において使用され
る。この場合、3枚の液晶パネル1がRGB用のライト
バルブとして各々使用され、各液晶パネル1の各々に
は、RGB色分解用のダイクロイックミラーを介して分
解された各色の光が投射光として各々入射されることに
なる。従って、本形態の液晶パネル1にはカラーフィル
タが形成されていない。但し、対向基板OPにおいて各
画素電極8に対向する領域にRGBのカラーフィルタを
その保護膜とともに形成することにより、投射型液晶表
示以外にも、カラー液晶テレビなどといったカラー液晶
表示装置を構成することができる。また、対向基板OP
に何層もの屈折率の異なる干渉層を積層することによ
り、光の干渉作用を利用して、RGB色をつくり出すダ
イクロイックフィルタを形成してもよい。このダイクロ
イックフィルタ付きの対向基板によれば、より明るいカ
ラー表示を行うことができる。さらに、対向基板OPお
よびTFTアレイ基板AMの光入射側の面あるいは光出
射側には、使用する液晶39の種類、すなわち、TN
(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパ
ーTN)モード、D−STN(ダブル−STN)モード
等々の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマ
リブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差
フィルム、偏光板などが所定の向きに配置される。
【0022】このように構成した液晶パネル1におい
て、TFTアレイ基板AMでは、データ線(図示せ
ず。)およびTFT10を介して画素電極8に印加した
画像信号によって、画素電極8と対向電極32との間に
おいて液晶39の配向状態を画素毎に制御し、画像信号
に対応した所定の画像を表示する。従って、TFTアレ
イ基板AMでは、データ線およびTFT10を介して画
素電極8に画像信号を供給するとともに、対向電極32
にも所定の電位を印加する必要がある。
【0023】そこで、液晶パネル1では、TFTアレイ
基板AMの表面のうち、対向基板OPの各コーナー部に
対向する部分には、データ線などの形成プロセスを援用
してアルミニウム膜(遮光性材料)からなる上下導通用
の第1の電極47が形成されている。一方、対向基板O
Pの各コーナー部には、対向電極OPの形成プロセスを
援用してITO膜(光透過性材料)からなる上下導通用
の第2の電極48が形成されている。さらに、これらの
上下導通用の第1の電極47と第2の電極48とは、エ
ポキシ樹脂系の接着剤成分に銀粉や金めっきファイバー
などの導電粒子が配合された導通材56によって電気的
に導通している。それ故、液晶パネル1では、TFTア
レイ基板AMおよび対向基板OPのそれぞれにフレキシ
ブル配線基板などを接続しなくても、TFTアレイ基板
AMのみにフレキシブル配線基板99を接続するだけ
で、TFTアレイ基板AMおよび対向基板OPの双方に
所定の信号を入力することができる。
【0024】[TFTアレイ基板の構成]図4は、液晶
パネルの構成を模式的に示すブロック図、図5は、この
液晶パネルにおける画素領域の一部を抜き出して示す平
面図、図6は、図5におけるA−A′線におけるTFT
アレイ基板の断面図である。
【0025】図1および図4に示すように、液晶表示装
置用のTFTアレイ基板AM上には、データ線90およ
び走査線91に接続する画素スイッチング用のTFT1
0と、このTFT10を介してデータ線90から画像信
号が入力される液晶セル94が存在する。データ線90
に対しては、シフトレジスタ84、レベルシフタ85、
ビデオライン87、アナログスイッチ86を備えるデー
タ線駆動回路60が形成されている。走査線91に対し
ては、シフトレジスタ88およびレベルシフタ89を備
える走査線駆動回路70が形成されている。
【0026】画素領域には、保持容量40(容量素子)
が容量線92を一方の電極として形成され、この保持容
量40は、液晶セル94での電荷の保持特性を高める機
能を有している。なお、保持容量40は隣接する走査
線、例えば前段の走査線91との間に形成されることも
ある。
【0027】ここで、走査線91に供給される走査信号
の遅延が問題にならないのならば、走査線駆動回路70
は片側だけでも良いことは言うまでもない。また、デー
タ線駆動回路60を画面表示領域7の辺に沿って両側に
配列しても良い。例えば奇数列のデータ線は画面表示領
域7の一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路か
ら画像信号を供給し、 偶数列のデータ線は画面表示領域
7の反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路か
ら画像信号を供給するようにしても良い。このようにデ
ータ線を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆動
回路60の形成面積を拡張することが出来るため、複雑
な回路を構成することが可能となる。また、TFTアレ
イ基板AMにおいて、データ線駆動回路60と対向する
辺の側では、遮光膜BM2の下などを利用して、プリチ
ャージ回路や検査回路が設けられることもある。なお、
データ線駆動回路60および走査線駆動回路70をTF
Tアレイ基板AMの上に形成する代わりに、たとえば、
駆動用LSIが実装されたTAB(テープ オートメイ
テッド、ボンディング)基板をTFTアレイ基板AMの
周辺部に形成された端子群に対して異方性導電膜を介し
て電気的および機械的に接続するようにしてもよい。
【0028】図5は画素領域の画素の平面図であり、図
6は図5のA−A’断面図である。マトリクス状に複数
の透明な画素電極8が形成されており、画素電極8の縦
横の境界に沿って、データ線90、走査線91および容
量線92が形成されている。データ線90は、コンタク
トホールを介してポリシリコン膜からなる半導体層のう
ち、ソース領域16に電気的に接続され、画素電極8
は、コンタクトホールを介してドレイン領域17に電気
的に接続している。また、チャネル形成領域15に対向
するように走査線91が延びている。なお、保持容量4
0は、画素スイッチング用のTFT10を形成するため
のシリコン膜10a(半導体膜/図5に斜線を付した領
域)の延設部分に相当するシリコン膜40a(半導体膜
/図5に斜線を付した領域)を導電化したものを下電極
41とし、この下電極41に対して容量線92が上電極
として重なった構造になっている。
【0029】このように構成した画素領域のA−A′線
における断面は、図6に示すように表される。まず、T
FTアレイ基板AMの基体たる石英ガラス30の表面に
絶縁性の下地保護膜301が形成され、この下地保護膜
301の表面には、島状のシリコン膜10a、40aが
形成されている。また、シリコン膜10aの表面にはゲ
ート絶縁膜13が形成され、このゲート絶縁膜13の表
面に走査線91がゲート電極として通っている。シリコ
ン膜10aのうち、走査線91に対してゲート絶縁膜1
3を介して対峙する領域がチャネル形成領域15になっ
ている。このチャネル形成領域15に対して一方側に
は、低濃度ソース領域161および高濃度ソース領域1
62を備えるソース領域16が形成され、他方側には低
濃度ドレイン領域171および高濃度ドレイン領域17
2を備えるドレイン領域17が形成されている。このよ
うに構成された画素スイッチング用のTFT10の表面
側には、第1層間絶縁膜18および第2層間絶縁膜19
が形成され、第1層間絶縁膜18の表面に形成されたデ
ータ線90は、第1層間絶縁膜18に形成されたコンタ
クトホールを介して高濃度ソース領域162に電気的に
接続している。また、画素電極8は、第1層間絶縁膜1
8および第2層間絶縁膜19に形成されたコンタクトホ
ールを介して高濃度ドレイン領域162に電気的に接続
している。また、高濃度ドレイン領域172から延設さ
れたシリコン膜40aには低濃度領域からなる下電極4
1が形成され、この下電極41に対しては、ゲート絶縁
膜13と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して容
量線92が対向している。このようにして保持容量40
が形成されている。
【0030】ここで、TFT10は、好ましくは上述の
ようにLDD構造をもつが、低濃度ソース領域161お
よび低濃度ドレイン領域171に相当する領域に不純物
イオンの打ち込みを行わないオフセット構造を有してい
てもよい。また、TFT10は、走査線91をマスクと
して高濃度で不純物イオンを打ち込み、自己整合的に高
濃度ソースおよびドレイン領域を形成したセルフアライ
ン型のTFTであってもよい。なお、本形態では、TF
T10のゲート電極(走査線91)をソース−ドレイン
領域の間に1個のみ配置したシングルゲート構造とした
が、これらの間に2個以上のゲート電極を配置してもよ
い。この際、各々のゲート電極には同一の信号が印加さ
れるようにする。このようにデュアルゲート(ダブルゲ
ート)或いはトリプルゲート以上でTFT10を構成す
れば、チャネルとソース−ドレイン領域の接合部でのリ
ーク電流を防止でき、オフ時の電流を低減することが出
来る。これらのゲート電極の少なくとも1個をLDD構
造或いはオフセット構造にすれば、さらにオフ電流を低
減でき、安定したスイッチング素子を得ることが出来
る。
【0031】[液晶パネルの製造方法]本形態の液晶パ
ネル1の製造方法を、図3を参照して説明する。
【0032】まず、対向基板OPを形成するには、石英
ガラス31の表面に対向電極32および遮光膜6を順次
形成した後、遮光膜6および対向電極32の表面にポリ
イミド樹脂49を薄く塗布する。次に、ポリイミド樹脂
49を150℃から200℃位の温度で熱硬化させる。
このようにして対向基板OPの側にポリイミド樹脂49
の層を形成した後、ラビング処理を行う。
【0033】一方、TFTアレイ基板AMを形成するに
は、石英ガラス30の表面にTFT10および画素電極
8を順次形成した後、画素電極8の表面にもポリイミド
樹脂46の層を形成し、しかる後にラビング処理を行
う。
【0034】次に、TFTアレイ基板AMの表面にギャ
ップ材含有の未硬化のシール材200をディスペンサか
ら吐出しながら塗布する。また、TFTアレイ基板AM
の表面のうち、シール材200の塗布領域よりやや外周
側には、上下導通用の未硬化の導通材56を打点式のデ
ィスペンサから吐出しながら塗布する。本形態では、導
通材56として、光硬化性を有するエポキシ樹脂系の接
着剤成分、たとえばスリーボンド社製の商品名3025
などに銀粉や約3.3μm径〜約4.5μm径の金めっ
きファイバーなどの導電粒子が配合されたものを用い
る。また、ギャップ材含有のシール材200として、導
通材56と同様、光硬化性を有するエポキシ樹脂系の接
着剤成分、たとえばスリーボンド社製の商品名3025
などに約2μm〜約10μmの無機あるいは有機質のフ
ァイバ若しくは球からなるギャップ材が5wt%程度配
合されたものを用いる。
【0035】次に、TFTアレイ基板AMに形成されて
いる上下導通用の第1の電極47に対して対向基板OP
に形成されている上下導通用の第2の電極48が対向す
るように、対向基板OPとTFTアレイ基板AMとを位
置合わせした後、TFTアレイ基板AMに向けて対向基
板OPを押圧しながら、対向基板OPの側からシール材
200に対して30mW/cm2〜150mW/cm2
照度で紫外線を数秒間、たとえば3秒間〜7秒間、照射
し、導通材56を仮硬化させるとともに、シール材20
0を仮硬化させる。その結果、対向基板OPとTFTア
レイ基板AMとは所定の間隙を介して貼り合わされ、か
つ、TFTアレイ基板AMに形成されている上下導通用
の第1の電極47と、対向基板OPに形成されている上
下導通用の第2の電極48とが導通材56を介して電気
的に接続する。
【0036】しかる後に、対向基板OPの側から導通材
56およびシール材200に対して110mW/cm2
〜120mW/cm2の照度で紫外線を数十秒間、たと
えば34秒間照射した後、20秒間冷却する。続いて、
TFTアレイ基板AMの側からシール材200に対して
110mW/cm2〜120mW/cm2の照度で紫外線
を数十秒間、たとえば38秒間照射した後、20秒間冷
却する。このような対向基板OPの側からの光照射と、
TFTアレイ基板AMの側からの光照射とを冷却をはさ
みながら4サイクル、交互に行い、基板温度が上昇する
のを防ぎながら、導通材56およびシール材200を本
硬化させる。その結果、対向基板OPとTFTアレイ基
板AMとは完全に貼り合わされ、かつ、TFTアレイ基
板AMに形成されている上下導通用の第1の電極47
と、対向基板OPに形成されている上下導通用の第2の
電極48とが導通材56を介して完全に接続する。
【0037】[本形態の効果]このような基板同士の貼
り合わせを行うにあたって、本形態では、シール材20
0に用いた接着剤成分と導通材56に用いた接着剤成分
がいずれも、エポキシ樹脂系であるため、硬化時の収縮
率が同等である。このため、これらの接着剤成分が硬化
時に収縮したとしても、対向基板OPとTFTアレイ基
板AMにはこれらの基板を反らせるような応力が作用し
ない。従って、対向基板OPとTFTアレイ基板AMと
の間に液晶39を封入した後のニュートンリングを観察
しても規則的な縞模様が観察されるなど、液晶39を保
持する基板間のセル厚が面内方向でばらつかない。それ
故、表示画面において不自然な明暗や液晶39の応答速
度のばらつきなどが発生しないなど、高い表示品位を得
ることができる。また、シール材200に用いた接着剤
成分と導通材56に用いた接着剤成分がいずれも、エポ
キシ樹脂系であるため、硬化時の照射光量が多少ばらつ
いても、硬化時の収縮率が同等である。よって、光照射
条件のばらつきに起因する基板間のセル厚のばらつきの
発生も防止できる。
【0038】また、本形態では、シール材200に用い
た接着剤成分および導通材56に用いた接着剤成分がい
ずれも、光硬化性を有するエポキシ樹脂系であるため、
接着剤成分が熱硬化性樹脂である場合と違って加熱する
必要がないので、対向基板OPとTFTアレイ基板AM
に熱ストレスが加わらない。また、対向基板OPの側か
らの光照射と、TFTアレイ基板AMの側からの光照射
とを冷却をはさみながら交互に繰り返し行うので、基板
温度が上昇しない。それ故、対向基板OPとTFTアレ
イ基板AMの熱変形に起因するアライメントずれやセル
厚のばらつきを防止できる。
【0039】さらに、TFTアレイ基板に形成される導
通用の第1の電極47は、データ線などと同様、アルミ
ニウム膜(遮光性材料)から構成され、対向基板OPに
形成される導通用の第2の電極48は、対向電極32と
同様、ITO膜(光透過性材料)から構成されているの
で、本形態では、対向基板OPの方から光照射を行う。
従って、対向基板OPの方から照射された光は、第2の
電極48を透過して導通材56に十分に届くので、導通
材56を確実に光硬化させることができる。しかも、ネ
オセラムなどといった高耐熱ガラスは、光硬化性樹脂を
硬化させるための波長365nm〜450nm前後の紫
外線領域における光透過率が46%〜48%と低いの
で、それを対向基板OPに使用すると、対向基板OPの
方から照射した光が導通材56に十分に届かないおそれ
があるが、本形態では、光硬化性樹脂を硬化させるため
の波長365nm〜450nm前後の紫外線領域におけ
る光透過率が93%〜95%と高い石英ガラス31を対
向基板OPに使用したので、対向基板OPの方から照射
した光が導通材56に十分に届く。それ故、導通材56
を確実に光硬化させることができる。本実施形態では、
電気光学装置の一例として液晶パネルを用いて説明した
が、液晶パネルに限るものではない。
【0040】[液晶パネルの電子機器への適用]次に、
液晶パネル1を備えた電子機器の一例を、図7および図
8を参照して説明する。
【0041】まず、図7には、上記の各形態に係る液晶
パネルと同様に構成された液晶パネル1を備えた電子機
器の構成をブロック図で示してある。
【0042】図7において、電子機器が、表示情報出力
源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路10
04、液晶パネル1、クロック発生回路1008、およ
び電源回路1010を含んで構成される。表示情報出力
源1000は、ROM(ReadOnly Memory)、RAM(R
andom Access Memory)、光ディスクなどのメモリ、テ
レビ信号の画信号を同調して出力する同調回路などを含
んで構成され、クロック発生回路1008からのクロッ
クに基づいて、所定フォーマットの画像信号を処理して
表示情報処理回路1002に出力する。この表示情報出
力回路1002は、たとえば増幅・極性反転回路、相展
開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、あるい
はクランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成さ
れ、クロック信号に基づいて入力された表示情報からデ
ジタル信号を順次生成し、クロック信号CLKとともに
駆動回路1004に出力する。駆動回路1004は、液
晶パネル1を駆動する。電源回路1010は、上述の各
回路に所定の電源を供給する。なお、液晶パネル1を構
成するTFTアレイ基板の上に駆動回路1004を形成
してもよく、それに加えて、表示情報処理回路1002
もTFTアレイ基板の上に形成してもよい。
【0043】このような構成の電子機器としては、図8
を参照して後述する投射型液晶表示装置(液晶プロジェ
クタ)、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ
(PC)、およびエンジニアリング・ワークステーショ
ン(EWS)、ページャ、あるいは携帯電話、ワードプ
ロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直
視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算
機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネ
ルなどを挙げることができる。
【0044】図8に示す投射型液晶表示装置1100
は、前記の駆動回路1004がTFTアレイ基板上に搭
載された液晶パネル1を含む液晶モジュールを3個準備
し、各々RGB用のライトバルブ100R、100G、
100Bとして用いたプロジェクタとして構成されてい
る。この液晶プロジェクタ1100では、メタルハライ
ドランプなどの白色光源のランプユニット1102から
光が出射されると、3枚のミラー1106および2枚の
ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの
3原色に対応する光成分R、G、Bに分離され(光分離
手段)、対応するライトバルブ100R、100G、1
00B(液晶パネル100/液晶ライトバルブ)に各々
導かれる。この際に、光成分Bは、光路が長いので、光
損失を防ぐために入射レンズ1122、リレーレンズ1
123、および出射レンズ1124からなるリレーレン
ズ系1121を介して導かれる。そして、ライトバルブ
100R、100G、100Bによって各々変調された
3原色に対応する光成分R、G、Bは、ダイクロイック
プリズム1112(光合成手段)に3方向から入射さ
れ、再度合成された後、投射レンズ1114を介してス
クリーン1120などにカラー画像として投射される。
【0045】
【発明の効果】以上のとおり、本発明では、所定の間隙
を介して対向する一対の基板間に、電気光学物質と、当
該一対の基板間を接着するギャップ材含有のシール材
と、前記一対の基板に形成された第1及び第2の電極間
の電気的な導通を図る導通材とを有する電気光学装置に
おいて、シール材に用いた接着剤成分と導通材に用いた
接着剤成分とは、硬化時の収縮率が同等である、あるい
は同じ接着成分を有する。従って、接着剤成分の硬化時
に発生する収縮が基板を反らせることがない。従って、
セル厚のばらつきのない電気光学装置を構成できるの
で、かかる構成を有する電気光学装置では、品位の高い
表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した液晶パネルを対向基板の側か
らみた平面図である。
【図2】図1のH−H′線で切断したときの液晶パネル
の断面図である。
【図3】本発明を適用した液晶パネルに用いたTFTア
レイ基板、対向基板およびこれらの基板の貼り合わせ構
造を示すパネル端部の断面図である。
【図4】液晶パネルの構成を模式的に示すブロック図で
ある。
【図5】液晶パネルの画素領域の一部を抜き出して示す
平面図である。
【図6】図5におけるA−A′線におけるTFTアレイ
基板の断面図である。
【図7】図1に示す液晶パネルの使用例を示す電子機器
の回路構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す電子機器の一例としての投射型液晶
表示装置(液晶プロジェクタ)の全体構成図である。
【図9】従来の液晶パネルのTFTアレイ基板、対向基
板およびこれらの基板の貼り合わせ構造を示すパネル端
部の断面図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル 8 画素電極 10 画素スイッチング用のTFT 30、31 石英ガラス 32 対向電極 39 液晶 47 上下導通用の第1の電極 48 上下導通用の第2の電極 56 導通材 90 データ線 91 走査線 200 ギャップ材含有のシール材 241 液晶注入口 242 封止剤 AM TFTアレイ基板 OP 対向基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隙を介して対向する一対の基板
    間に、電気光学物質と、当該一対の基板間を接着するギ
    ャップ材含有のシール材と、前記一対の基板に形成され
    た第1及び第2の電極間の電気的な導通を図る導通材と
    を有する電気光学装置において、 前記シール材に用いた接着剤成分と、前記導通材に用い
    た接着剤成分とは、硬化時の収縮率がほぼ同等であるこ
    とを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 所定の間隙を介して対向する一対の基板
    間に、電気光学物質と、当該一対の基板間を接着するギ
    ャップ材含有のシール材と、前記一対の基板に形成され
    た第1及び第2電極間の電気的な導通を図る導通材とを
    有する電気光学装置において、 前記シール材に用いた接着剤成分と、前記導通材に用い
    た接着剤成分とは、同一成分を有することを特徴とする
    電気光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記シール
    材に用いた接着剤成分、および前記導通材に用いた接着
    剤成分は、いずれも光硬化性樹脂であることを特徴とす
    る電気光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記一対の基板のうちの一方の基板は、画素電極および
    画素スイッチング用の薄膜トランジスタがマトリクス状
    に形成されたトランジスタアレイ基板であり、他方の基
    板は石英ガラスの表面に光透過性の対向電極が形成され
    た対向基板であり、 前記トランジスタアレイ基板は、前記導通材の形成領域
    に遮光材料で形成された第1の電極を備え、前記対向基
    板は、前記導通材の形成領域に光透過性材料で形成され
    た第2の電極を備えていることを特徴とする電気光学装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に規定する電気光学装
    置の製造方法であって、基板間に未硬化のシール材と、
    基板間で電気的な導通を図るための未硬化の導通材とを
    挟んで一対の基板を重ね合わせた後、前記未硬化のシー
    ル材と前記未硬化の導通材とを同時に硬化させることを
    特徴とする電気光学装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記シール材および
    前記導通材として光硬化性の接着剤成分を含有するもの
    を用いることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記一対の基板のう
    ちの一方の基板は、画素電極および画素スイッチング用
    の薄膜トランジスタがマトリクス状に形成されていると
    ともに他方の基板側との導通用の第1の電極が遮光性材
    料で形成されたトランジスタアレイ基板であり、他方の
    基板は石英ガラスの表面に対向電極が形成されていると
    ともに前記トランジスタアレイ基板側との導通用の第2
    の電極が光透過性材料で形成された対向基板であり、 該対向基板および前記トランジスタアレイ基板とを前記
    未硬化のシール材および前記未硬化の導通材を挟んで重
    ね合わせた後、前記未硬化のシール材および前記未硬化
    の導通材を硬化させる際には、少なくとも前記対向基板
    の方からの光照射を行うことを特徴とする電気光学装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記未硬化のシール
    材および前記未硬化の導通材を硬化させる際には、前記
    対向基板の方からの光照射を行った後、対向基板の側か
    らの光照射と、トランジスタアレイ基板の側からの光照
    射とを冷却をはさみながら交互に繰り返し行うことを特
    徴とする電気光学装置の製造方法。
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