JP2000087580A - 共用車両用ポート - Google Patents

共用車両用ポート

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JP2000087580A
JP2000087580A JP10255783A JP25578398A JP2000087580A JP 2000087580 A JP2000087580 A JP 2000087580A JP 10255783 A JP10255783 A JP 10255783A JP 25578398 A JP25578398 A JP 25578398A JP 2000087580 A JP2000087580 A JP 2000087580A
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port
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Akihiko Takei
明彦 武井
Toru Saito
徹 斎藤
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導線の本数を少なくすることができると共
に、誘導線の線長を短くすることができる共用車両用ポ
ートを提供すること。 【解決手段】 共用車両用ポート2は、自動運転エリア
4と利用者待機エリア5とからなる。自動運転エリア4
は、完全自動エリア6と乗車エリア7と降車エリア8と
からなる。完全自動エリア6において、車両通行路3の
反対側には、共用車両駐車エリア9が設けられている。
乗車エリア7と降車エリア8との間には、誘導線11が
敷設されている。乗車エリア7と共用車両駐車エリア9
の各駐車位置との間には、乗車エリア7と降車エリア8
との間の誘導線11から分岐して、誘導線11が敷設さ
れている。利用者待機エリア5には、乗車用自動ドア1
6と降車用自動ドア17と手動ドア18とが設けられて
いる。利用者待機エリア5には、借出操作/返却操作を
行うためのポート端末19が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、共用車両運用シ
ステムで使用される共用車両用ポートに関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は、交通渋滞の解消やエネルギー
の有効利用等を目的として、共用車両運用システムを提
案している(特開平8−110997,特開平8−11
0999,特開平8−111908,特開平8−147
555等)。
【0003】図6は、共用車両運用システムの導入例を
示す説明図である。この図に示すように、共用車両運用
システムでは、地域内の各地に共用車両用ポート100
が設けられている。共用車両用ポート100には、複数
台の共用車両101が駐車可能である。利用者は、最寄
りの共用車両用ポート100から共用車両101を借り
出し、借り出した共用車両101で目的地に向かい、該
目的地の最寄りの共用車両用ポート100へ共用車両1
01を返却する。返却された共用車両101は、該共用
車両用ポート100に駐車され、他の利用者が他の目的
地へ向かう際に再び利用される。このように、共用車両
運用システムでは、複数の利用者が共用車両101を共
用するので、交通渋滞の解消やエネルギーの有効利用を
達成することができる。
【0004】次に、上記共用車両用ポートについて説明
する。図7は、従来の共用車両用ポートの一例を示す説
明図である。この図において、102は入庫口、103
は出庫口、104は共用車両駐車エリア、105は誘導
線、106は車両通行路である。入庫の場合、入庫口1
02から入った共用車両101は、誘導線105に沿っ
て、共用車両駐車エリア104へ進む。出庫の場合、共
用車両駐車エリア104に駐車中の共用車両101は、
誘導線105に沿って、出庫口103へ進む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の共用車両用ポートにおいては、入庫口と共用車両駐
車エリアの全ての駐車位置との間、および、出庫口と共
用車両駐車エリアの全ての駐車位置との間に、誘導線を
敷設しなくてはならないので、駐車台数が多い場合に
は、それに伴って、誘導線の本数が多くなると共に、誘
導線の線長が長くなる、という課題があった。
【0006】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、誘導線の本数を少なくすることができると共
に、誘導線の線長を短くすることができる共用車両用ポ
ートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の利用者が共用する共用車両1を駐車しかつ自動駐
迎車する共用車両用ポート2において、車両通行路3に
接した乗車エリア7と、前記車両通行路3に接した降車
エリア8と、複数の共用車両1を駐車する共用車両駐車
エリア9とを有し、前記乗車エリア7と前記降車エリア
8との間には、前記共用車両1を誘導する誘導線11が
敷設されており、前記乗車エリア7と前記共用車両駐車
エリア9の各駐車位置との間には、該乗車エリア7と前
記降車エリア8との間の前記誘導線11から分岐して、
誘導線11が敷設されていることを特徴とする。請求項
1記載の発明では、共用車両駐車エリアの各駐車位置か
らの誘導線は、乗車エリアと降車エリアとの間の誘導線
まで延ばせばよく、乗車エリアまたは降車エリアまで延
ばす必要はない。故に、誘導線の本数を少なくすること
ができると共に、誘導線の線長を短くすることができ
る。請求項2記載の発明は、請求項1記載の共用車両用
ポートにおいて、前記乗車エリア7と前記降車エリア8
との間の誘導線11はU字誘導線であり、前記乗車エリ
ア7と前記共用車両駐車エリア9の各駐車位置との間の
誘導線11は、前記U字誘導線の乗車エリア7側から、
該U字誘導線の曲線部分に沿って分岐して、該各駐車位
置へ延びていることを特徴とする。請求項2記載の発明
では、降車エリアの共用車両は、U字誘導線に沿って乗
車エリアの方へ進み、その後、該U字誘導線から分岐す
る誘導線に沿って、後進して共用車両駐車エリアに入
る。このように、U字誘導線を利用して共用車両の向き
を変えた後に、共用車両の前面を外側に向けて駐車する
ので、出庫時に共用車両を迅速に出庫することができ
る。請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2の
いずれかに記載の共用車両用ポートにおいて、前記共用
車両駐車エリア9は、前記乗車エリア7と前記降車エリ
ア8とを挟んで、前記車両通行路3の反対側に設けられ
ていることを特徴とする。請求項3記載の発明では、共
用車両駐車エリアは、車両通行路の反対方向に延長して
拡張することができる。故に、駐車台数を増やす場合、
それに伴う敷地の増加面積を全て共用車両駐車エリアに
割り当てることができ、その結果、敷地を有効利用する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態による共用車両用ポートの構成例を示す説明図で
ある。共用車両1は、一例として電気自動車である。共
用車両1は、CPU(中央処理装置)およびその周辺回
路からなるコンピュータ装置とナビゲーション装置と無
線送受信機24(含アンテナ)とを具備しており、外部
からの指示による自動運転が可能である。ここで、上記
コンピュータ装置は、自動運転時には、ポート端末19
からの指示により誘導線11に沿った自動運転(走行モ
ータ/ブレーキ/ステアリング制御)を行い、自動運転
停止(有人運転)時には、利用者の運転操作により車両
走行制御(走行モータ駆動等)を行う。また、上記ナビ
ゲーション装置は、自車位置検出、地図表示、経路誘導
等を行う。
【0009】共用車両用ポート2は、車両通行路3に接
している。車両通行路3は、車両(共用車両/一般車
両)が利用者の運転によって通行する道路(例えば、一
般道路)である。共用車両用ポート2は、自動運転エリ
ア4と利用者待機エリア5とからなる。自動運転エリア
4は、共用車両1を自動運転することによって自動駐迎
車を行うエリアである。利用者待機エリア5は、利用者
が共用車両1の借出操作/返却操作を行うエリアであ
る。また、利用者待機エリア5は、利用者の待合い室も
兼ねている。
【0010】自動運転エリア4は、利用者待機エリア5
を取り囲むように、U字型をしている。自動運転エリア
4の(U字型の)開口部において、利用者待機エリア5
は、車両通行路3に接している。自動運転エリア4は、
完全自動エリア6と乗車エリア7と降車エリア8とから
なる。自動運転エリア4は、乗車エリア7および降車エ
リア8で、車両通行路3に接している。ここで、乗車エ
リア7は、共用車両1への乗車が行われるエリアであ
り、降車エリア8は、共用車両1からの降車が行われる
エリアである。
【0011】完全自動エリア6において、車両通行路3
の反対側には、共用車両駐車エリア9が設けられてい
る。共用車両駐車エリア9には、複数台(図1では5
台)の共用車両1が駐車可能である。共用車両駐車エリ
ア9において、一番端の駐車位置は充電ポートを兼ねて
おり、自動充電機10が設けられている。
【0012】乗車エリア7と降車エリア8との間には、
共用車両1を誘導する誘導線11が敷設されている。ま
た、乗車エリア7と共用車両駐車エリア9の各駐車位置
との間には、乗車エリア7と降車エリア8との間の上記
誘導線11から分岐して、誘導線11が敷設されてい
る。誘導線11は、自動運転エリア4に埋設された誘導
ケーブルであり、交流電流を流して磁界信号を発生させ
るものである。共用車両1に搭載された磁気センサによ
り該交流磁界を検出することで共用車両1が誘導線11
上にいるか否かを検出し、該誘導線11に沿って自動運
転を行う。なお、共用車両1の誘導に関しては、この方
法に限定されず、地面に引かれた白線を光センサで検出
する等、他の周知の方法を使用してもかまわない。な
お、誘導線11として誘導ケーブルを埋設しているが、
磁気テープを路面に貼付しているものでもよい。
【0013】なお、本実施形態による共用車両用ポート
のレイアウトによれば、駐車台数が多い場合であって
も、共用車両1の駐車位置を図2に示すように増やすこ
とができる。これによって、駐車台数が多い場合であっ
ても、誘導線11の本数を少なく抑えることができると
共に、誘導線11の線長を短く抑えることができる。即
ち、誘導線11を形成する部材の使用量を抑制し、設置
工事も容易になる。また、駐車台数の増加に伴う敷地の
増加面積を全て共用車両駐車エリア9に割り当てること
ができるので、敷地を有効利用することができる。
【0014】図1において、磁気ネイル12は、共用車
両用ポート2の自動運転エリア4に埋設された永久磁石
であり、共用車両1に設けられた磁気ネイルセンサ(図
示略)により、共用車両1が該磁気ネイル12上を通過
したことを検出するものである。誘導線11のみでは、
共用車両1の左右方向の位置ズレしか検出できないが、
磁気ネイル12を併用することにより前後方向の位置ズ
レも検出できる。従って、磁気ネイル12は、共用車両
1が停車位置(乗車エリア7/降車エリア8)に到来し
たことを確認するためや、誘導線11がカーブまたは分
岐する地点を確認するために、該地点に埋設される(こ
れらの地点以外にも、誘導線11上を例えば30cm等
の一定間隔で埋設してもよい)。乗車エリア7の車両通
行路3側には、乗車エリア用チェーン13が設けられて
いる。また、降車エリア8の車両通行路3側には、降車
エリア用チェーン14が設けられている。乗車エリア用
チェーン13および降車エリア用チェーン14は、その
昇降によって、車両通行路3と自動運転エリア4との間
における(共用車両1の)通行を禁止/許可する。乗車
エリア7の4隅および降車エリア8の4隅には、これら
のエリア内における物体(人、障害物、共用車両、一般
車両等)の存在を検知するための光電管15が設けられ
ている。
【0015】利用者待機エリア5には、乗車用自動ドア
16と降車用自動ドア17と手動ドア18とが設けられ
ている。乗車用自動ドア16は、利用者が、利用者待機
エリア5から出て、(乗車エリア7に停車している)共
用車両1に乗車する際に通過する。一方、降車用自動ド
ア17は、利用者が、(降車エリア8に停車している)
共用車両1から降車し、利用者待機エリア5に入る際に
通過する。また、手動ドア18は、利用者が、外部(車
両通行路3)から利用者待機エリア5に入退室する際に
通過する。
【0016】利用者待機エリア5には、共用車両1の借
出操作/返却操作を行うためのポート端末19が設けら
れている。ポート端末19は、CPUおよびその周辺回
路からなるコンピュータ装置であり、リードライトユニ
ット20(図3参照、以下、「RWU」と称する)と通
信用I/F・21(図3参照)とを具備する。
【0017】RWU・20は、利用者管理用のICカー
ドに対する書き込み/読み出しを行う。本実施形態で
は、RWU・20は、該RWU・20にICカードをか
ざすだけで、該ICカードに対する書き込み/読み出し
を行うものとする。
【0018】通信用I/F・21は、有線通信ネットワ
ーク(例えば、イーサネット)に接続されている。有線
通信ネットワークには、他に、無線通信アンテナ22が
接続されている。無線通信アンテナ22は、車両通行路
3に沿って一定間隔(例えば、100m間隔)で設けら
れている。また、無線通信アンテナ22は、利用者待機
エリア5にも設置されている。ポート端末19は、通信
用I/F・21と無線通信アンテナ22と有線通信ネッ
トワークとを介して、各共用車両1と、無線で送受信を
行うことができる。
【0019】図3は、図1に示す各構成要素間の電気的
な接続例を示すブロック図である。この図において、図
1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説
明を省略する。この図において、CPU・23はポート
端末19のCPUであり、後述するフローチャート(図
4および図5)に基づいて、共用車両用ポート2の各部
を制御する。
【0020】CPU・23は、乗車用自動ドア16およ
び降車用自動ドア17をロックすることができる。ロッ
クされている間は、利用者は、乗車用自動ドア16およ
び降車用自動ドア17を開けることができない。また、
CPU・23は、乗車エリア用チェーン13および降車
エリア用チェーン14の昇降を制御する。さらに、CP
U・23は、光電管15を使用して、乗車エリア7内お
よび降車エリア8内を常時監視しており、共用車両1以
外の物体(人、障害物、一般車両等)が存在する場合に
は、自動運転エリア4内における共用車両1の自動駐迎
車処理を停止する。
【0021】次に、上記構成による共用車両用ポートに
おける乗車処理を説明する。図4は、共用車両用ポート
における乗車処理の一例を示すフローチャートである。
通常、ポート端末19のCPU・23は、乗車用自動ド
ア16をロックしている(ステップS1)。
【0022】利用者がポート端末19のRWU・20に
ICカードをかざすと、ステップS2において、ポート
端末19のCPU・23は、ICカードを検知する。I
Cカードを検知すると、ポート端末19のCPU・23
は、共用車両1の借出処理を行う。この借出処理では、
例えば、ICカードのID番号の照合、および、(バッ
テリチェック等による)利用可能な共用車両1の選択、
等が行われる。借出処理が完了すると、ステップS3に
おいて、ポート端末19のCPU・23は、共用車両1
の自動迎車を、無線で指示する。
【0023】該指示を受信すると、ステップS4におい
て、共用車両駐車エリア9に駐車している共用車両1の
うちの1台の共用車両1のCPUは、該共用車両1のシ
フトレバーをドライブレンジに入れ、共用車両1を発車
する。そして、共用車両1のCPUは、共用車両1を誘
導線11に沿って乗車エリア7に移動させ、乗車エリア
7に設けられた磁気ネイル12を検知すると共用車両1
を停車する。その後、共用車両1のCPUは、共用車両
1のシフトレバーをパーキングレンジに入れ、共用車両
1の停車を無線で送信する。
【0024】共用車両の停車を受信すると、ステップS
5において、ポート端末19のCPU・23は、乗車用
自動ドア16のロックを解除する。利用者が乗車用自動
ドア16を通って共用車両1に近づき、共用車両1のド
アにICカードをかざすと、ステップS6において、共
用車両1のCPUは、共用車両1のドアを開く。利用者
が共用車両1に乗車し、運転席にICカードを挿入する
と、共用車両1のCPUは、乗車完了を送信する。
【0025】乗車完了を受信すると、ステップS7にお
いて、ポート端末19のCPU・23は、乗車エリア用
チェーン13を下げる。これによって、利用者は、共用
車両1を車両通行路3へ出庫する。共用車両1が車両通
行路3へ出庫すると、ステップS8において、ポート端
末19のCPU・23は、光電管15を使用して、共用
車両1の出庫を検知する。共用車両1の出庫を検知する
と、ステップS9において、ポート端末19のCPU・
23は、乗車エリア用チェーン13を上げる。以上で、
共用車両用ポートにおける乗車処理が終了する。
【0026】次に、上記構成による共用車両用ポートに
おける降車処理を説明する。図5は、共用車両用ポート
における降車処理の一例を示すフローチャートである。
通常、ポート端末19のCPU・23は、降車用自動ド
ア17をロックしている(ステップS10)。
【0027】ステップS11において、共用車両1のC
PUは、共用車両1に搭載されたナビゲーション装置で
検出された自車位置を無線送受信機24で送信する。送
信された自車位置は、無線通信アンテナ22で受信さ
れ、通信用I/F・21を介してポート端末19のCP
U・23に送信される。ポート端末19のCPU・23
は、共用車両用ポート2の位置と(受信した)共用車両
1の位置とを比較することによって、共用車両1の到着
を判断する。また、他の一例として、無線通信アンテナ
22と(共用車両1に設けられた)無線送受信機24と
の間の送受信可能範囲は比較的狭いので(電波の周波数
/電力の関係で決まるが、例えば100〜200m)、
ポート端末19の近傍に設けられた無線通信アンテナと
の送受信可能範囲内に入ったことにより、共用車両1の
到着を判断するようにしてもよい。
【0028】共用車両1が車両通行路3の降車エリア8
に接する部分に到着すると、ステップS12において、
ポート端末19のCPU・23は、光電管15を使用し
て、共用車両1の到着を検知する。共用車両1の到着が
検知されると、ステップS13において、ポート端末1
9のCPU・23は、降車エリア用チェーン14を下げ
る。これによって、利用者は、共用車両1を降車エリア
8へ進入させる。
【0029】共用車両1が降車エリア8へ進入し、該降
車エリア8内で停車すると、ステップS14において、
共用車両1のCPUは、共用車両1の停車を無線で送信
する。このとき、共用車両1のCPUは、カーナビゲー
ションシステムのスピーカ等を使用して、「忘れ物はあ
りませんか?」等の必要なメッセージを放送する。
【0030】共用車両1の停車を受信すると、ステップ
S15において、ポート端末19のCPU・23は、降
車エリア用チェーン14を上げる。また、共用車両1の
停車を受信すると、ステップS16において、ポート端
末19のCPU・23は、降車用自動ドア17のロック
を解除する。
【0031】そして、利用者は、共用車両1のシフトレ
バーをパーキングレンジに入れ、運転席からICカード
を抜き、共用車両1から降車し、共用車両1のドアを閉
める。その後、利用者は、降車用自動ドア17を通って
利用者待機エリア5に入り、ポート端末19のRWU・
20にICカードをかざす。
【0032】利用者がポート端末19のRWU・20に
ICカードをかざすと、ステップS17において、ポー
ト端末19のCPU・23は、ICカードを検知する。
ICカードを検知すると、ポート端末19のCPU・2
3は、共用車両1の返却処理を行う。この返却処理で
は、例えば、ICカードのID番号の照合、および、利
用時間に基づいた(共用車両1の)利用料金の計算、等
が行われる。返却処理が完了すると、ステップS18に
おいて、ポート端末19のCPU・23は、共用車両1
の自動駐車を、無線で指示する。
【0033】該指示を受信すると、ステップS19にお
いて、降車エリア8に停車している共用車両1のCPU
は、該共用車両1のシフトレバーをドライブレンジに入
れ、共用車両1を発車する。そして、共用車両1のCP
Uは、共用車両1を誘導線11に沿って共用車両駐車エ
リア9に移動させ、共用車両駐車エリア9に設けられた
磁気ネイル12を検知すると共用車両1を停車する。そ
の後、共用車両1のCPUは、共用車両1のシフトレバ
ーをパーキングレンジに入れる。
【0034】なお、このとき、共用車両1のバッテリ残
容量が少ないならば、該共用車両1のCPUは、該共用
車両1を充電ポート(共用車両駐車エリア9の一番端の
駐車位置)へ移動させる。以上で、共用車両用ポートに
おける降車処理が終了する。
【0035】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、共用車両駐車エリアの各駐車位置からの誘導線は、
乗車エリアと降車エリアとの間の誘導線まで延ばせばよ
く、乗車エリアまたは降車エリアまで延ばす必要はな
い。故に、誘導線の本数を少なくすることができると共
に、誘導線の線長を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による共用車両用ポー
トの構成例を示す説明図である。
【図2】 同実施形態による共用車両用ポートの変形例
を示す説明図である。
【図3】 同実施形態による共用車両用ポートの各構成
要素間の電気的な接続例を示すブロック図である。
【図4】 同実施形態による共用車両用ポートにおける
乗車処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】 同実施形態による共用車両用ポートにおける
降車処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】 共用車両運用システムの導入例を示す説明図
である。
【図7】 従来の共用車両用ポートの一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1……共用車両、 2……共用車両用ポート、 3……
車両通行路、4……自動運転エリア、 5……利用者待
機エリア、 7……乗車エリア、8……降車エリア、
9……共用車両駐車エリア、 11……誘導線、16…
…乗車用自動ドア、 17……降車用自動ドア、19…
…ポート端末

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の利用者が共用する共用車両を駐車
    しかつ自動駐迎車する共用車両用ポートにおいて、 車両通行路に接した乗車エリアと、 前記車両通行路に接した降車エリアと、 複数の共用車両を駐車する共用車両駐車エリアとを有
    し、 前記乗車エリアと前記降車エリアとの間には、前記共用
    車両を誘導する誘導線が敷設されており、 前記乗車エリアと前記共用車両駐車エリアの各駐車位置
    との間には、該乗車エリアと前記降車エリアとの間の前
    記誘導線から分岐して、誘導線が敷設されていることを
    特徴とする共用車両用ポート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の共用車両用ポートにおい
    て、 前記乗車エリアと前記降車エリアとの間の誘導線はU字
    誘導線であり、 前記乗車エリアと前記共用車両駐車エリアの各駐車位置
    との間の誘導線は、前記U字誘導線の乗車エリア側か
    ら、該U字誘導線の曲線部分に沿って分岐して、該各駐
    車位置へ延びていることを特徴とする共用車両用ポー
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の共用車両用ポートにおいて、 前記共用車両駐車エリアは、前記乗車エリアと前記降車
    エリアとを挟んで、前記車両通行路の反対側に設けられ
    ていることを特徴とする共用車両用ポート。
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JP (1) JP2000087580A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017106278A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 清水建設株式会社 建物

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