JP2000085122A - インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Info

Publication number
JP2000085122A
JP2000085122A JP25584198A JP25584198A JP2000085122A JP 2000085122 A JP2000085122 A JP 2000085122A JP 25584198 A JP25584198 A JP 25584198A JP 25584198 A JP25584198 A JP 25584198A JP 2000085122 A JP2000085122 A JP 2000085122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink jet
piezoelectric element
recording head
lower electrode
jet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25584198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3491193B2 (ja
Inventor
Yoshinao Miyata
佳直 宮田
Mari Sakai
真理 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP25584198A priority Critical patent/JP3491193B2/ja
Publication of JP2000085122A publication Critical patent/JP2000085122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3491193B2 publication Critical patent/JP3491193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の接合強度の向上及び耐久性の向上を図
ったインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式
記録装置を提供する。 【解決手段】 ノズル開口に連通する圧力発生室12が
画成される流路形成基板10と、該流路形成基板10の
一方面に設けられて少なくとも下電極60、圧電体層7
0及び上電極80を有する圧電素子300とを具備する
インクジェット式記録ヘッドにおいて、前記流路形成基
板10の前記圧電素子300側に接合され、その運動を
阻害しない程度の空間を確保した圧電素子保持部24を
有する接合部材20を具備し、前記流路形成基板10の
前記接合部材20との接合面の少なくとも前記圧電素子
保持部24の周縁の一部に、前記下電極60が除去され
た下電極除去部330と、前記下電極が露出した下電極
露出部340と、前記上電極が露出した上電極露出部3
50とから選択される少なくとも二種が混在する混在部
360を設け、接合強度を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構
成し、この振動板の表面に圧電素子を形成して、圧電素
子の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】これによれば圧電素子を振動板に貼付ける
作業が不要となって、リソグラフィ法という精密で、か
つ簡便な手法で圧電素子を作り付けることができるばか
りでなく、圧電素子の厚みを薄くできて高速駆動が可能
になるという利点がある。なお、この場合、圧電材料層
は振動板の表面全体に設けたままで少なくとも上電極の
みを各圧力発生室毎に設けることにより、各圧力発生室
に対応する圧電素子を駆動することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】また、このような圧力
発生室が形成された流路形成基板には、例えば、圧電素
子を密封して外部環境と遮断する空間を有するキャップ
部材等の接合部材を接合する場合がある。
【0008】しかしながら、このような接合部材と流路
形成基板とは、一般的に接着剤等によって接合される
が、接合強度に関しては、特に考慮されていない。
【0009】本発明はこのような事情に鑑み、基板の接
合強度の向上及び耐久性の向上を図ったインクジェット
式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置を提供する
ことを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室が
画成される流路形成基板と、該流路形成基板の一方面に
設けられて少なくとも下電極、圧電体層及び上電極を有
する圧電素子とを具備するインクジェット式記録ヘッド
において、前記流路形成基板の前記圧電素子側に接合さ
れ、その運動を阻害しない程度の空間を確保した圧電素
子保持部を有する接合部材を具備し、前記流路形成基板
の前記接合部材との接合面の少なくとも前記圧電素子保
持部の周縁の一部には、前記下電極が除去された下電極
除去部と、前記下電極が露出した下電極露出部と、前記
上電極が露出した上電極露出部とから選択される少なく
とも二種が混在する混在部を有することを特徴とするイ
ンクジェット式記録ヘッドにある。
【0011】かかる第1の態様では、混在部によって流
路形成基板と接合部材との接合強度が向上され、ヘッド
の耐久性が向上する。
【0012】本発明の第2の態様では、第1の態様にお
いて、前記接合部材の前記圧電素子保持部は、各圧電素
子毎に区画壁によって区画され、該区画壁に対応する部
分の前記接合面に、前記混在部を有することを特徴とす
るインクジェット式記録ヘッドにある。
【0013】かかる第2の態様では、区画壁が接合され
る部分の流路形成基板の強度が向上される。
【0014】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記混在部では、前記下電極除去部、前記下
電極露出部及び前記上電極露出部の少なくとも二種が、
所定の配列でそれぞれ島状に形成されていることを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0015】かかる第3の態様では、島状に形成された
混在部によって、下電極の連続性を図る又は接合面間の
支柱部を形成すると共に接合強度を向上することができ
る。
【0016】本発明の第4の態様は、第1又は2の態様
において、前記混在部では、前記下電極除去部、前記下
電極露出部及び前記上電極露出部の少なくとも二種が、
帯状に形成されていることを特徴とするインクジェット
式記録ヘッドにある。
【0017】かかる第4の態様では、帯状に形成された
混在部によって、下電極の連続性を図る又は接合面間の
支柱部を形成すると共に接合強度を向上することができ
る。本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様に
おいて、前記接合部材は、前記圧力発生室にインクを供
給するリザーバの少なくとも一部を構成するリザーバ部
を有するリザーバ形成基板であり、前記流路形成基板の
当該リザーバ形成基板とは反対側の面には、前記ノズル
開口を形成するノズル形成部材が接合されていることを
特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0018】かかる第5の態様では、流路形成基板とリ
ザーバ形成基板との接合強度が向上される。
【0019】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記リザーバの周囲全てに亘って設けられる前記混
在部には、少なくとも前記上電極露出部が帯状に形成さ
れていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0020】かかる第6の態様では、リザーバの周囲の
接合強度が向上されると共に、帯状の上電極露出部によ
って、リザーバが確実に密封される。
【0021】本発明の第7の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記接合部材は、前記圧電素子保持部
を密封可能としたキャップ部材であることを特徴とする
インクジェット式記録ヘッドにある。
【0022】かかる第7の態様は、流路形成基板とキャ
ップ部材との接合強度が向上される。
【0023】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記キャップ部材の前記圧電素子保持部全体又は各
圧電素子保持部の周囲全てに亘って設けられた前記混在
部では、少なくとも前記上電極露出部が帯状に形成され
ていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドに
ある。
【0024】かかる第8の態様では、圧電素子が圧電素
子保持部内に確実に密封される。
【0025】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記接合部材の熱膨張係数が、前記流
路形成基板の熱膨張係数と略同一であることを特徴する
インクジェット式記録ヘッドにある。
【0026】かかる第9の態様では、流路形成基板と接
合部材との高温での接着が可能となり、製造工程を簡略
化することができる。
【0027】本発明の第10の態様は、第1〜8の何れ
かの態様において、前記接合部材の材料が、シリコン、
ガラス及びセラミックスからなる群から選択されること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0028】かかる第10の態様では、接合部材を特定
の材料で形成することにより、製造工程を簡略化するこ
とができる。
【0029】本発明の第11の態様は、第1〜10の何
れかの態様において、前記圧力発生室がセラミックス製
の基板に形成され、前記圧電素子の各層がグリーンシー
ト貼付又は印刷により形成されていることを特徴とする
インクジェット式記録ヘッドにある。
【0030】かかる第11の態様では、ヘッドを容易に
製造することができる。
【0031】本発明の第12の態様は、第1〜10の何
れかの態様において、前記圧力発生室がシリコン単結晶
基板に異方性エッチングにより形成され、前記圧電素子
の各層が薄膜及びリソグラフィ法により形成されたもの
であることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドに
ある。
【0032】かかる第12の態様では、高密度のノズル
開口を有するインクジェット式記録ヘッドを大量に且つ
比較的容易に製造することができる。
【0033】本発明の第13の態様は、第1〜12の何
れかの態様において、前記下電極の下側には、弾性膜が
形成されていることを特徴とするインクジェット式記録
ヘッドにある。
【0034】かかる第13の態様では、下電極及び上電
極に電圧を印加して、圧電体層を変形させることにより
弾性膜が変形し、インクが吐出される。
【0035】本発明の第14の態様は、第13の態様に
おいて、前記流路形成基板がシリコンで形成されると共
に前記弾性膜が二酸化シリコンで形成され、前記下電極
除去部に対応する領域の前記弾性膜が露出されているこ
とを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
【0036】かかる第14の態様では、流路形成基板及
び弾性膜を特定の材質で形成することにより、下電極膜
除去部での接合強度がさらに向上する。
【0037】本発明の第15の態様では、第1〜14の
何れかの態様のインクジェット式記録ヘッドを具備する
ことを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0038】かかる第15の態様では、ヘッドの耐久性
が向上され、信頼性を向上したインクジェット式記録装
置を実現することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0040】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解視図で
あり、図2は、図1の平面図及び断面図である。
【0041】図示するように、流路形成基板10は、本
実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板か
らなる。流路形成基板10としては、通常、150〜3
00μm程度の厚さのものが用いられ、望ましくは18
0〜280μm程度、より望ましくは220μm程度の
厚さのものが好適である。これは、隣接する圧力発生室
間の隔壁の剛性を保ちつつ、配列密度を高くできるから
である。
【0042】流路形成基板10の一方の面は開口面とな
り、他方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリ
コンからなる、厚さ1〜2μmの弾性膜50が形成され
ている。
【0043】一方、流路形成基板10の開口面には、シ
リコン単結晶基板を異方性エッチングすることにより、
複数の隔壁11により区画された圧力発生室12が幅方
向に並設され、その長手方向外側には、後述するリザー
バ形成基板のリザーバ部に連通して各圧力発生室12の
共通のインク室となるリザーバ100の一部を構成する
連通部13が形成され、各圧力発生室12の長手方向一
端部とそれぞれインク供給路14を介して連通されてい
る。
【0044】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に侵食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより、二つの第1の(11
1)面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成され
る平行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行う
ことができ、圧力発生室12を高密度に配列することが
できる。
【0045】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。ここで、弾性膜50は、
シリコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵
される量がきわめて小さい。また各圧力発生室12の一
端に連通する各インク供給口14は、圧力発生室12よ
り浅く形成されており、圧力発生室12に流入するイン
クの流路抵抗を一定に保持している。すなわち、インク
供給口14は、シリコン単結晶基板を厚さ方向に途中ま
でエッチング(ハーフエッチング)することにより形成
されている。なお、ハーフエッチングは、エッチング時
間の調整により行われる。
【0046】また、流路形成基板10の開口面側には、
各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通
するノズル開口15が穿設されたノズルプレート16が
接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。な
お、ノズルプレート16は、厚さが例えば、0.1〜1
mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜
4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、又
は不錆鋼などからなる。ノズルプレート16は、一方の
面で流路形成基板10の一面を全面的に覆い、シリコン
単結晶基板を衝撃や外力から保護する補強板の役目も果
たす。また、ノズルプレート16は、流路形成基板10
と熱膨張係数が略同一の材料で形成するようにしてもよ
い。この場合には、流路形成基板10とノズルプレート
16との熱による変形が略同一となるため、熱硬化性の
接着剤等を用いて容易に接合することができる。
【0047】ここで、インク滴吐出圧力をインクに与え
る圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズ
ル開口15の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出
スピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、
1インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノ
ズル開口15は数十μmの溝幅で精度よく形成する必要
がある。
【0048】一方、流路形成基板10の開口面とは反対
側の弾性膜50の上には、厚さが例えば、約0.2μm
の下電極膜60と、厚さが例えば、約1μmの圧電体膜
70と、厚さが例えば、約0.1μmの上電極膜80と
が、後述するプロセスで積層形成されて、圧電素子30
0を構成している。ここで、圧電素子300は、下電極
膜60、圧電体膜70、及び上電極膜80を含む部分を
いう。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極
を共通電極とし、他方の電極及び圧電体膜70を各圧力
発生室12毎にパターニングして構成する。そして、こ
こではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体
膜70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電
歪みが生じる部分を圧電体能動部320という。本実施
形態では、下電極膜60は圧電素子300の共通電極と
し、上電極膜80を圧電素子300の個別電極としてい
るが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支障は
ない。何れの場合においても、各圧力発生室毎に圧電体
能動部が形成されていることになる。また、ここでは、
圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位
が生じる振動板とを合わせて圧電アクチュエータと称す
る。なお、上述した例では、弾性膜50及び下電極膜6
0が振動板として作用するが、下電極膜が弾性膜を兼ね
るようにしてもよい。
【0049】また、流路形成基板10の圧電素子300
側には、リザーバ100の少なくとも一部を構成するリ
ザーバ部21を有するリザーバ形成基板20が接合され
ている。このリザーバ部21は、本実施形態では、リザ
ーバ形成基板20を厚さ方向に貫通して圧力発生室12
の幅方向に亘って形成されている。そして、上述のよう
に流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発
生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成
している。
【0050】このリザーバ形成基板20としては、例え
ば、ガラス、セラミック材料等の流路形成基板10の熱
膨張率と略同一の材料を用いることが好ましく、本実施
形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結
晶基板を用いて形成した。これにより、上述のノズルプ
レート16の場合と同様に、両者を熱硬化性の接着剤を
用いた高温での接着であっても両者を確実に接着するこ
とができる。したがって、製造工程を簡略化することが
できる。
【0051】さらに、このリザーバ形成基板20には、
封止膜31及び固定板32とからなるコンプライアンス
基板30が接合されている。ここで、封止膜31は、剛
性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmの
ポリフェニレンスルフィド(PPS)フィルム)からな
り、この封止膜31によってリザーバ部21の一方面が
封止されている。また、固定板32は、金属等の硬質の
材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SU
S)等)で形成される。この固定板32のリザーバ10
0に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口
部33となっているため、リザーバ100の一方面は可
撓性を有する封止膜31のみで封止され、内部圧力の変
化によって変形可能な可撓部22となっている。すなわ
ち、例えば、圧電素子300の駆動時のインクの流れに
よって発生するリザーバ100内の圧力変化を、この可
撓部22が変形することによって吸収し、リザーバ10
0内の圧力を常に略一定に保持することができる。
【0052】また、このリザーバ100の長手方向略中
央部外側のコンプライアンス基板30上には、リザーバ
100にインクを供給するためのインク導入口25が形
成されている。さらに、リザーバ形成基板20には、イ
ンク導入口25とリザーバ100の側壁とを連通するイ
ンク導入路26が設けられている。なお、本実施形態で
は、一つのインク導入口25及びインク導入路26によ
って、リザーバ100にインクを供給するようにしてい
るが、これに限定されず、例えば、所望のインク供給量
に応じて、複数のインク導入口及びインク導入路を設け
るようにしてもよいし、あるいはインク導入口の開口面
積を大きくしてインク流路を拡大するようにようにして
もよい。
【0053】一方、リザーバ形成基板20の圧電素子3
00に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害
しない程度の空間を確保した状態で、その空間を密封可
能な圧電素子保持部24が設けられ、圧電素子300の
少なくとも圧電体能動部320は、この圧電素子保持部
24内に封止されている。また、本実施形態では、圧電
素子保持部24は、圧力発生室12の周壁11に対向す
る領域に形成された区画壁27によって各圧電素子30
0毎に区画された空間であり、各圧電素子保持部24毎
にそれぞれ圧電素子300が封止されている。すなわ
ち、リザーバ形成基板20は、リザーバ100を構成す
ると共に、圧電素子300を外部環境と遮断するための
キャップ部材を兼ねている。
【0054】また、このように圧電素子保持部24によ
って密封されている圧電素子300の圧電体膜70及び
上電極膜80は、本実施形態では、圧力発生室12の長
手方向一端部から流路形成基板10上をリザーバ形成基
板20の外側まで延設されており、流路形成基板10の
リザーバ形成基板20との接合側の面が露出した表面上
で、例えば、フレキシブルケーブル等の外部配線40と
接続されている。
【0055】本実施形態では、流路形成基板10の接合
面上に、下電極膜60が除去された下電極膜除去部33
0と、下電極膜が露出された下電極膜露出部340と、
上電極膜80が露出された上電極膜露出部350とが混
在する混在部360を設け、この混在部360を介して
流路形成基板10とリザーバ形成基板20とを接合する
ことにより、接合強度の向上を図っている。
【0056】以下、この混在部360について説明す
る。なお、図3は、混在部360の配置を示す平面図及
び混在部360の接合状態を示す断面図である。
【0057】本実施形態の混在部360は、上述のよう
に、下電極膜除去部330、下電極膜露出部340及び
上電極膜露出部350からなり、図3に示すように、圧
電素子300の周囲、すなわち、圧電素子保持部300
の周縁及び区画壁に対向する領域に設けられている。ま
た、混在部360では、下電極膜除去部330と上電極
膜露出部350とがそれぞれ島状に設けられ、これらは
所定の間隔で直列に配列されている。そして、その他の
部分が下電極膜露出部340となっている。
【0058】このように、圧電素子300の周囲の流路
形成基板10とリザーバ形成基板20との接合面に混在
部360を設けることにより、すなわち、下電極膜60
の連続性を保持しつつ下電極膜除去部330を設けるこ
とにより、弾性膜50の一部が露出する。したがって、
リザーバ形成基板20は、部分的には流路形成基板10
上の弾性膜50と直接接合されることになり、下電極膜
60のみと接合する場合よりも接合強度が向上し、ヘッ
ドの耐久性を向上することができる。これは、下電極膜
60とリザーバ形成基板20との接合強度と比較して、
弾性膜50とリザーバ形成基板20との接合強度が強い
ためである。
【0059】また、圧電素子保持部24を区画する区画
壁27と圧力発生室12の周壁11との接合部分では、
それぞれ区画壁27が接合されることにより、圧力発生
室12の周壁の剛性を向上し、圧電素子300を駆動し
た際の周壁の倒れ込みを抑えている。したがって、区画
壁27に対向する領域では、より接合強度を向上するこ
とが好ましく、混在部360が特に効果的である。
【0060】また、圧電素子300の下電極膜60は、
各圧電素子300の共通電極となっているため、下電極
膜60の面積を広く残しておくのが好ましい。本実施形
態では、混在部360の下電極膜除去部330は、島状
に形成されており、その他の部分は、下電極膜60が残
存する下電極膜露出部340及び上電極膜露出部350
であるため、圧電素子300の駆動には全く支障がな
い。
【0061】またここで、上述のように、圧電素子30
0の圧電体層70及び上電極膜80は、長手方向一端部
から周壁上まで延設されているため、圧力発生室12の
周壁上で流路形成基板10とリザーバ形成基板20とが
圧電素子300を狭持した状態で接合されている。した
がって、これ以外の領域の接合面となる混在部360に
は、流路形成基板10とリザーバ形成基板20との接合
面が略平行になるように接合するために、上電極露出部
350が設けられている。これにより、この上電極膜露
出部350が支柱の役割を果し、リザーバ形成基板20
の接合面の位置が略均一となり、流路形成基板10とリ
ザーバ形成基板20との接合面を略平行とすることがで
き、接合状態のばらつきを抑えることができる。したが
って、圧電素子300の駆動によるインクの吐出特性等
のヘッドの特性を容易に均一化することができ、信頼性
を向上することができる。
【0062】以上説明した本実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、図示しない外部インク供給手段と接続
したインク導入口25からインクを取り込み、リザーバ
100からノズル開口15に至るまで内部をインクで満
たした後、図示しない外部の駆動回路からの記録信号に
従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極膜6
0と上電極膜80との間に電圧を印加し、弾性膜50、
下電極膜60及び圧電体膜70をたわみ変形させること
により、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口
15からインク滴が吐出する。
【0063】(実施形態2)図4は、実施形態2にかか
るインクジェット式記録ヘッドの要部平面図及び断面図
である。
【0064】本実施形態は、下電極膜除去部330A、
下電極膜露出部340A及び上電極膜露出部350Aを
帯状に形成し、それぞれ並列に配置した混在部360A
を、リザーバ100を構成する流路形成基板10の連通
部13及びリザーバ形成基板20のリザーバ部21の連
結部分の周囲に亘って設けた以外、実施形態1と同様で
ある。
【0065】詳しくは、図4示すように、本実施形態で
は、混在部360Aが、リザーバ100を構成するリザ
ーバ部21と連通部13との連結部分のうち、リザーバ
形成基板20にインク導入路26が形成されている部分
を除いて、全周に亘って形成されている。
【0066】本実施形態の混在部360では、下電極膜
除去部330A、下電極膜露出部340A及び上電極膜
露出部350Aが3列の帯状に形成されており、その最
も内側、すなわち最もリザーバ100側には、上電極膜
露出部350Aが設けられている。そして、上電極膜露
出部350Aの外側には、下電極膜露出部340A及び
下電極膜除去部330Aが形成されている。
【0067】このように、圧電素子300の周囲に加え
て、リザーバ100の周囲にも混在部360Aを設ける
ことにより、流路形成基板10とリザーバ形成基板20
とを常に略一定の位置でさらに確実に接合することがで
きる。また、リザーバ100を構成するリザーバ部21
と連通部13との接合状態も、常に略一定とすることが
できる。したがって、圧電素子300の駆動、さらには
インクの流れ等の特性も容易に均一化することができ、
ヘッドの信頼性をさらに向上することができる。
【0068】なお、本実施形態では、混在部360A
は、下電極膜除去部330A、下電極膜露出部340A
及び上電極膜露出部350Aで構成されているが、これ
に限定されず、例えば、混在部をリザーバ100の周囲
に設ける場合には、下電極膜60は、特に電極として作
用しないため、下電極膜露出部を設けなくてもよい。こ
の場合。下電極膜露出部の代りに、例えば、下電極膜除
去部を広く形成して、接合強度をさらに増加させてもよ
い。
【0069】また、本実施形態では、下電極膜除去部3
30A、下電極膜露出部340A及び上電極膜露出部3
50Aを帯状に形成した混在部360Aをリザーバ10
0の周囲に設けるようにしたが、勿論、この混在部36
0Aを圧電素子300の周囲に設けるようにしてもよ
い。但し、この場合には、圧電素子300を構成する下
電極膜60の導通を取る必要があるため、下電極除去部
330Aを圧電素子300の全周を囲むよう設けること
ができず、下電極膜60が連続する部分を残す必要があ
る。
【0070】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0071】例えば、上述の実施形態では、流路形成基
板に接合される接合部材として、リザーバ形成基板を例
に説明したが、これに限定されず、例えば、圧電素子の
駆動を妨げない程度の空間を確保した状態で、この空間
を密封可能なキャップ部材等であってもよい。
【0072】また、例えば、上述の各実施形態では、成
膜及びリソグラフィプロセスを応用して製造される薄膜
型のインクジェット式記録ヘッドを例にしたが、勿論こ
れに限定されるものではなく、例えば、グリーンシート
を貼付する等の方法により形成される厚膜型のインクジ
ェット式記録ヘッドにも本発明を採用することができ
る。
【0073】また、これら各実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図5は、
そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図であ
る。
【0074】図5に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、イ
ンク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着
脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1
Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けら
れたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0075】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に
沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ロ
ーラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シ
ートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるように
なっている。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、流
路形成基板とリザーバ形成基板との接合面の一部に下電
極膜除去部、下電極膜露出部及び上電極膜露出部を有す
る混在部を設けるようにしたので、流路形成基板とリザ
ーバ形成基板との接合強度を向上することができる。ま
た、流路形成基板とリザーバ形成基板とを常に略均一の
位置で容易に接合することができ、ヘッドの特性を容易
に均一化することができる。したがって、ヘッドの信頼
性を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの平面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る混在部を説明する図
であり、(a)はその要部平面図、(b)は(a)のA
−A’断面図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る混在部を説明する図
であり、(a)はその要部平面図、(b)は(a)のB
−B’断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 11 側壁 12 圧力発生室 13 連通部 14 インク供給路 15 ノズル開口 16 ノズルプレート 20 リザーバ形成基板 21 リザーバ部 22 可撓部 24 圧電素子保持部 25 インク導入口 26 インク導入路 27 区画壁 30 コンプライアンス基板 31 封止膜 32 固定板 60 下電極膜 70 圧電体膜 80 上電極膜 100 リザーバ 110 接着剤層 300 圧電素子

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する圧力発生室が画成
    される流路形成基板と、該流路形成基板の一方面に設け
    られて少なくとも下電極、圧電体層及び上電極を有する
    圧電素子とを具備するインクジェット式記録ヘッドにお
    いて、 前記流路形成基板の前記圧電素子側に接合され、その運
    動を阻害しない程度の空間を確保した圧電素子保持部を
    有する接合部材を具備し、 前記流路形成基板の前記接合部材との接合面の少なくと
    も前記圧電素子保持部の周縁の一部には、前記下電極が
    除去された下電極除去部と、前記下電極が露出した下電
    極露出部と、前記上電極が露出した上電極露出部とから
    選択される少なくとも二種が混在する混在部を有するこ
    とを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記接合部材の前記
    圧電素子保持部は、各圧電素子毎に区画壁によって区画
    され、該区画壁に対応する部分の前記接合面に、前記混
    在部を有することを特徴とするインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記混在部で
    は、前記下電極除去部、前記下電極露出部及び前記上電
    極露出部の少なくとも二種が、所定の配列でそれぞれ島
    状に形成されていることを特徴とするインクジェット式
    記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記混在部で
    は、前記下電極除去部、前記下電極露出部及び前記上電
    極露出部の少なくとも二種が、帯状に形成されているこ
    とを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記接
    合部材は、前記圧力発生室にインクを供給するリザーバ
    の少なくとも一部を構成するリザーバ部を有するリザー
    バ形成基板であり、前記流路形成基板の当該リザーバ形
    成基板とは反対側の面には、前記ノズル開口を形成する
    ノズル形成部材が接合されていることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記リザーバの周囲
    全てに亘って設けられる前記混在部には、少なくとも前
    記上電極露出部が帯状に形成されていることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記接
    合部材は、前記圧電素子保持部を密封可能としたキャッ
    プ部材であることを特徴とするインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記キャップ部材の
    前記圧電素子保持部全体又は各圧電素子保持部の周囲全
    てに亘って設けられた前記混在部では、少なくとも前記
    上電極露出部が帯状に形成されていることを特徴とする
    インクジェット式記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記接
    合部材の熱膨張係数が、前記流路形成基板の熱膨張係数
    と略同一であることを特徴するインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記
    接合部材の材料が、シリコン、ガラス及びセラミックス
    からなる群から選択されることを特徴とするインクジェ
    ット式記録ヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
    記圧力発生室がセラミックス製の基板に形成され、前記
    圧電素子の各層がグリーンシート貼付又は印刷により形
    成されていることを特徴とするインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
    記圧力発生室がシリコン単結晶基板に異方性エッチング
    により形成され、前記圧電素子の各層が薄膜及びリソグ
    ラフィ法により形成されたものであることを特徴とする
    インクジェット式記録ヘッド。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12の何れかにおいて、前
    記下電極の下側には、弾性膜が形成されていることを特
    徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記流路形成基
    板がシリコンで形成されると共に前記弾性膜が二酸化シ
    リコンで形成され、前記下電極除去部に対応する領域の
    前記弾性膜が露出されていることを特徴とするインクジ
    ェット式記録ヘッド。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14の何れかのインクジェ
    ット式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジ
    ェット式記録装置。
JP25584198A 1998-09-09 1998-09-09 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 Expired - Fee Related JP3491193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25584198A JP3491193B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25584198A JP3491193B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000085122A true JP2000085122A (ja) 2000-03-28
JP3491193B2 JP3491193B2 (ja) 2004-01-26

Family

ID=17284346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25584198A Expired - Fee Related JP3491193B2 (ja) 1998-09-09 1998-09-09 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3491193B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003326727A (ja) * 2002-03-07 2003-11-19 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットヘッドの製造方法
JP2007296659A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
US7553003B2 (en) 2005-08-12 2009-06-30 Seiko Epson Corporation Liquid-jet head and liquid-jet apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003326727A (ja) * 2002-03-07 2003-11-19 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットヘッドの製造方法
US7553003B2 (en) 2005-08-12 2009-06-30 Seiko Epson Corporation Liquid-jet head and liquid-jet apparatus
JP2007296659A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3491193B2 (ja) 2004-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3452129B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2003159800A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2002160366A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2002210965A (ja) ノズルプレート及びインクジェット式記録ヘッド並びにインクジェット式記録装置
JP2004001366A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP3555653B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法
JP4344116B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2000135790A (ja) アクチュエ―タ装置及びインクジェット式記録ヘッド並びにインクジェット式記録装置
JP2002086724A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP4129614B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2001287363A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3589108B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3589107B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3800317B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3460722B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3491193B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2000263778A (ja) アクチュエータ装置及びインクジェット式記録ヘッド並びにインクジェット式記録装置
JP2002178514A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2004074428A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP3953703B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2000246896A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2003112425A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2002205405A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2002210988A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2002059555A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees