JP2000085080A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP2000085080A
JP2000085080A JP10253911A JP25391198A JP2000085080A JP 2000085080 A JP2000085080 A JP 2000085080A JP 10253911 A JP10253911 A JP 10253911A JP 25391198 A JP25391198 A JP 25391198A JP 2000085080 A JP2000085080 A JP 2000085080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】立体形状の基材へのラッピング加工や真空成形
加工等の立体成形にも耐えることができ、しかも耐傷付
き性等の表面物性にも優れた化粧シートを提供する。 【解決手段】ガラス転移点が60℃以上85℃以下であ
り、引っ張り弾性率が100kgf/cm2以上300
kgf/cm2以下であるポリエステル系熱可塑性樹脂
層1を少なくとも具備する化粧シートである。好ましく
は、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂基材シート3上に絵
柄層2を介して、透明な前記ポリエステル系熱可塑性樹
脂層1が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物の
内外装材や、造作材、建具等の建築資材、家具什器類、
住設機器や家電製品等の表面化粧等に使用するための化
粧シートに関するものであり、更に詳しくは、ラッピン
グラミネート又は真空成形ラミネート等の立体成形用途
にも好適であり、好ましくは燃焼時に有毒ガス等の発生
しない環境に優しい化粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、係る分野で使用される化粧シート
としては、例えば紙の表面に木目等の適宜の所望の絵柄
の印刷を施してなる紙系の化粧シートもあったが、これ
は物理的にも化学的にも強度の弱い紙を使用しているた
めに、表面硬度や耐磨耗性、耐水性や耐溶剤性等の表面
物性が劣り、また本質的に多孔質で粗面体である紙の表
面に印刷を行うので、印刷された絵柄の鮮鋭度が低く意
匠面でも劣ったものであるので、使用可能な用途が限定
されたり、高級感の要求される用途には不向きである等
の問題を抱えたものであった。
【0003】これに対し、紙に替えて熱可塑性樹脂から
なるフィルム又はシート状体を基材シートとし、その表
面又は裏面に木目等の適宜の所望の絵柄の印刷を施して
なる樹脂系の化粧シートもあった。これは、前述した紙
系の化粧シートにおける物性面や意匠面の問題点を解決
した化粧シートであり、要求物性の厳しい用途や高級感
の要求される用途を含め、幅広い用途に使用されてい
た。
【0004】係る樹脂系の化粧シートとしては、絵柄の
印刷を熱可塑性樹脂基材シートの表面側又は裏面側に施
した単層構成の化粧シートと、絵柄層をその裏面側の熱
可塑性樹脂基材シートと表面側の透明樹脂層との間に挟
持した複層構成の化粧シートとがある。前者は構造が単
純なので安価かつ簡便に製造可能である利点があり、後
者は製造面や価格面からはやや不利ではあるが、絵柄が
表裏両面から保護されているので、絵柄の耐磨耗性や耐
溶剤性、耐候性等の表面物性と、被貼着基材への接着時
に使用する接着剤に対する耐性とを兼ね備え、また意匠
面からも、基材シートの着色による高隠蔽化と、透明樹
脂層へのエンボス加工による高意匠化とを両立できる
等、性能面では多くの利点がある。係る関係により、両
者は用途により要求される性能や価格に応じて使い分け
られている。
【0005】上記した各種の樹脂系の化粧シートの基材
シートや透明樹脂層の構成材料としては従来、安価で加
工適性や物性にも優れたポリ塩化ビニル樹脂が最も多用
されて来たが、近年では環境問題に対する社会的な関心
の高まりを受けて、環境への悪影響の少ないポリ塩化ビ
ニル樹脂以外の樹脂、例えばポリオレフィン系熱可塑性
樹脂を使用した化粧シート等も開発され、実用化されて
いる(特開平6−166159号公報参照)。
【0006】上記ポリオレフィン系熱可塑性樹脂を使用
した化粧シートは、化粧シートの被貼着基材へのラミネ
ート加工やVカット加工等の二次加工上要求される柔軟
性や耐白化性等の面では、従来のポリ塩化ビニル樹脂と
ほぼ同等の性能が比較的容易に得られるので、現在では
各種のポリ塩化ビニル樹脂の代替材料の中では最も有望
視されている。しかしながらその反面、熱可塑性ポリオ
レフィン系熱可塑性樹脂は同等の柔軟性のポリ塩化ビニ
ル樹脂と比較して表面硬度が低く、表面の耐傷付き性に
劣る傾向がある。
【0007】これに対し、ポリエステル系熱可塑性樹脂
を使用した化粧シートも各種提案されている。ポリエス
テル系熱可塑性樹脂として最も一般的なポリエチレンテ
レフタレート樹脂等は、引っ張り弾性率が400kgf
/mm2前後と、化粧シート用としては柔軟性に乏し過
ぎ加工性が劣るので、各種の共重合成分の添加による軟
質化の為の改質が試みられており、例えば冷結晶化温度
とガラス転移温度との差が60℃以下の共重合ポリエス
テルからなり冷結晶化温度以上融点以下の準結晶融解ピ
ーク温度を有し引っ張り弾性率が0.1〜50kgf/
mm2である柔軟性ポリエステルフィルムを使用した化
粧シートが提案されている(特開平6−166159
号、特開平7−17005号、特開平7−137205
号等参照)。
【0008】しかし、上記した柔軟性ポリエステルフィ
ルムは、Vカット等の折り曲げ加工による白化や破断等
の問題は解消されたものの、その柔軟性ゆえに表面硬度
が低く、耐傷付き性に劣るものであった。また、係る化
粧シートの貼着対象である基材は必ずしも単なる平板状
には限らず、各種の立体形状を有する基材も例えば浴室
壁面用等の様々な用途において増加しつつあるが、係る
立体形状の基材にラッピング法や真空成形法等により貼
着する際に、上記した柔軟性ポリエステルフィルムは柔
らか過ぎて、しわや傷等が発生しやすい等の問題点があ
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における以上の様な問題点を解決するためになされたも
のであり、その課題とするところは、平面状基材へのラ
ミネート加工は勿論のこと、立体形状の基材へのラッピ
ング加工や真空成形加工等の立体成形にも耐えることが
でき、しかも耐傷付き性等の表面物性にも優れた化粧シ
ートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為に、ガラス転移点が60℃以上85℃以下であ
り、引っ張り弾性率が100kgf/cm2以上300
kgf/cm2以下であるポリエステル系熱可塑性樹脂
層を少なくとも具備することを特徴とする化粧シートを
提供する。
【0011】本発明は更に、上記化粧シートにおいて、
熱可塑性樹脂基材シート上に、絵柄層と、透明な前記ポ
リエステル系熱可塑性樹脂層とを少なくとも順次積層し
てなることを特徴とする化粧シートを提供する。
【0012】本発明は更に、上記化粧シートにおいて、
前記熱可塑性樹脂基材シートが、ポリオレフィン系熱可
塑性樹脂からなることを特徴とする化粧シートを提供す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1
は、本発明の化粧シートの一例の積層構造を示す模式断
面図である。
【0014】図1に示す例では、本発明の化粧シート
は、熱可塑性樹脂基材シート3上に絵柄層2及び透明な
ポリエステル系熱可塑性樹脂層1が順次積層されて構成
されるものであって、本発明では特に、前記ポリエステ
ル系熱可塑性樹脂層1が、ガラス転移点が60℃以上8
5℃以下であり、引っ張り弾性率が100kgf/cm
2以上300kgf/cm2以下であるポリエステル系熱
可塑性樹脂からなる層であることを特徴とするものであ
る。
【0015】ポリエステル系熱可塑性樹脂層1のガラス
転移点及び引っ張り弾性率を上記数値範囲に限定する理
由は、通常の真空成形等の立体成形における加熱温度
(60〜85℃程度)における十分な立体成形性が得ら
れ、内部応力の残留も少なく、適度な柔軟性と共に適度
な腰や表面硬度をも備えているので、立体成形時にしわ
やドローダウン等を発生することもなく、表面の耐傷付
き性等の表面物性も化粧シートとして十分な水準のもの
が得られるからである。ガラス転移点が60℃に満たな
いと、立体成形時に成形熱により軟化し過ぎてしわや
傷、ドローダウン等の原因となり、一方80℃を越える
と、立体成形時の軟化が不十分であり、成形不良や内部
応力の残留、割れ、白化等の原因となる。引っ張り弾性
率が100kgf/mm2に満たないと、樹脂が柔軟過
ぎて表面の耐傷付き性が不十分である他、ラミネート時
のしわや傷、ドローダウン等の原因となり、一方300
kgf/mm2を越えると、樹脂の柔軟性が不十分なた
め加工適性に劣り、成形不良や内部応力の残留、割れ、
白化等の原因となる。
【0016】なお、上記ポリエステル系熱可塑性樹脂層
1が「透明」であるとは、必ずしも厳密な意味での透明
に限定されるものではなく、半透明や着色透明等であっ
ても良い。また、本発明は上記の様な複層構成の化粧シ
ートに限定されるものではなく、例えば、図1における
熱可塑性樹脂基材シート3を有せず、ポリエステル系熱
可塑性樹脂層1の表面又は裏面に絵柄層2が設けられた
単層構成の化粧シート等をも包含するものであり、ポリ
エステル系熱可塑性樹脂層1の表面に絵柄層2を設ける
場合には、ポリエステル系熱可塑性樹脂層1は不透明で
あっても良い。その他、ポリエステル系熱可塑性樹脂層
1と絵柄層2との間に、ポリエステル系熱可塑性樹脂層
1と同種又は異種の透明な熱可塑性樹脂層が1層以上設
けられていても良いし、それらの層間に更に1層以上の
別の絵柄層が設けられていても良い。
【0017】上記ポリエステル系熱可塑性樹脂層1を構
成するポリエステル系熱可塑性樹脂の具体的な化学組成
については、ガラス転移点及び引っ張り弾性率が前記数
値範囲であれば特に制限はないが、例えばジカルボン酸
又はジカルボン酸エステルとジオールとの縮合重合反応
において、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の
芳香族ジカルボン酸及び/又はシクロヘキサンジカルボ
ン酸等の脂環族ジカルボン酸と、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール等の脂肪族ジオール及び/又は
シクロヘキサンジオール等の脂環族ジオールとを使用し
てなる硬い構造単位と、ジオールとしてポリエチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール等の両末端に
水酸基を有するポリエーテル系ジオールを使用し、及び
/又は、ジカルボン酸としてセバシン酸、エイコ酸、ド
デカンジオン酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸及
び/又は脂環族ジカルボン酸を使用してなる柔らかい構
造単位との−(A−B)−n型のブロック共重合体から
なり熱可塑性エラストマーの性質を示す共重合ポリエス
テル樹脂等を好適に使用することができる。
【0018】また、上記ポリエステル系熱可塑性樹脂に
は、目的の化粧シートの用途により必要に応じて、例え
ば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、可
塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等の従来公知
の各種の添加剤の1種以上が添加されていても良い。
【0019】酸化防止剤としては例えばフェノール系、
硫黄系、リン系等、紫外線吸収剤としては例えばベンゾ
フェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリシレート系、
シアノアクリレート系、ホルムアミジン系、オキザニリ
ド系等、光安定剤としては例えばヒンダードアミン系、
ニッケル錯体系等、熱安定剤としては例えばヒンダード
フェノール系、硫黄系、ヒドラジン系等、可塑剤として
は樹脂の種類にもよるが例えばフタル酸エステル系、リ
ン酸エステル系、脂肪酸エステル系、脂肪族二塩基酸エ
ステル系、オキシ安息香酸エステル系、エポキシ系、ポ
リエステル系等、滑剤としては例えば脂肪酸エステル
系、脂肪酸系、金属石鹸系、脂肪酸アミド系、高級アル
コール系、パラフィン系等、帯電防止剤としては例えば
カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両イオン系等、
難燃剤としては例えば臭素系、リン系、塩素系、窒素
系、アルミニウム系、アンチモン系、マグネシウム系、
硼素系、ジルコニウム系等、充填剤としては例えば炭酸
カルシウム、滑石、蝋石、カオリン等から選ばれる1種
又は2種以上の混合系で使用することができる。
【0020】ポリエステル系熱可塑性樹脂層1の厚みに
は特に制限はなく、従来の一般的な化粧シートの場合と
同等に設定することができる。具体的には、図1に示す
様な複層構成の化粧シートの透明樹脂層として使用する
場合には20〜150μm程度の範囲とされる場合が多
く、単層構成の化粧シートであれば50〜300μm程
度の範囲とされる場合が多い。
【0021】絵柄層2は、目的とする化粧シートに任意
の所望の絵柄の意匠性を付与する目的で設けられるもの
であって、その絵柄の種類には特に制限はなく、例えば
木目柄、石目柄、抽象柄、単色無地等、従来の化粧シー
トの場合と同様の各種の絵柄を採用することができる。
絵柄層2の構成材料や形成方法にも特に制限はなく、例
えば有機又は無機の染料又は顔料等の着色剤を、適当な
結着剤樹脂と共に、適当な溶剤中に溶解又は分散してな
る、印刷インキ又はコーティング剤等を、適宜の印刷方
法又はコーティング方法によって印刷又は塗工して設け
ることができる。
【0022】前記着色剤としては、例えばカーボンブラ
ック、チタン白、亜鉛華、弁柄、紺青、カドミウムレッ
ド等の無機顔料や、アゾ顔料、レーキ顔料、アントラキ
ノン顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン顔
料、ジオキサジン顔料等の有機顔料、金粉、銀粉、銅
粉、アルミニウム粉、ブロンズ粉等の金属粉顔料、魚鱗
粉、塩基性炭酸鉛、酸化塩化ビスマス、酸化チタン被覆
雲母等の真珠光沢顔料、蛍光顔料、夜光顔料等、又はこ
れらから選ばれる2種以上の混合物等を使用することが
できる。
【0023】また、前記結着剤樹脂としては、例えば、
アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ウレタン系樹脂、ポリビニル系樹脂、アルキド系樹
脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミ
ン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘
導体、ゴム系樹脂等の各種合成樹脂類、又はそれらの2
種以上の混合物、共重合体等を使用することができる。
【0024】また、前記溶剤としては、例えばヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の
石油系有機溶剤や、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−2
−メトキシエチル、酢酸−2−エトキシエチル等のエス
テル系有機溶剤、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、イソブチルアルコール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール等のアルコール系有機溶剤、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン系有機溶剤、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系有
機溶剤、ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチ
レン、テトラクロロエチレン等の塩素系有機溶剤等の各
種有機溶剤や、水等の無機溶剤、又はそれらの2種以上
の混合溶剤等を使用することができる。
【0025】その他、必要に応じて例えば体質顔料や可
塑剤、分散剤、界面活性剤、粘着付与剤、接着助剤、乾
燥剤、安定剤、硬化剤、硬化促進剤又は硬化遅延剤等の
各種の添加剤を適宜添加することもできる。
【0026】絵柄層2の形成方法には特に制限はなく、
例えばグラビア印刷法やオフセット印刷法、スクリーン
印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット
印刷法等の従来公知の各種の印刷方法を使用することが
できる。また、例えば全面ベタ状の場合には上記した各
種の印刷方法の他、例えばロールコート法やナイフコー
ト法、エアーナイフコート法、ダイコート法、リップコ
ート法、コンマコート法、キスコート法、フローコート
法、ディップコート法等の各種のコーティング方法によ
ることもできる。その他、例えば手描き法、墨流し法、
写真法、レーザービーム又は電子ビーム描画法、金属等
の部分蒸着法やエッチング法等、又はこれらの方法を複
数組み合わせて行うことも勿論可能である。
【0027】なお、図1に示す様な複層構成の化粧シー
トにおいては、絵柄層2は熱可塑性樹脂基材シート1と
ポリエステル系熱可塑性樹脂層2との積層前にポリエス
テル系熱可塑性樹脂層1側に設けておいても良いが、熱
可塑性樹脂基材シート3側に設けておいても良い。ま
た、絵柄層2の形成に先立ち必要に応じて、ポリエステ
ル系熱可塑性樹脂層1又は熱可塑性樹脂基材シート3の
被印刷面に例えばコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処
理、電離放射線処理、重クロム酸処理、アンカー処理又
はプライマー処理等の表面処理を施すことによって、ポ
リエステル系熱可塑性樹脂層1又は熱可塑性樹脂基材シ
ート3と絵柄層2との密着性の向上を図ることもでき
る。
【0028】熱可塑性樹脂基材シート3を構成する熱可
塑性樹脂の種類には特に制限はなく、従来より係る化粧
シートの基材シート用として使用されている各種の熱可
塑性樹脂を使用することができる。具体的には、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチ
ルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体又はその鹸化物、エチレン−(メタ)ア
クリル酸(エステル)共重合体等のポリオレフィン系共
重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレ
ート、ポリカーボネート等のポリエステル系樹脂、ポリ
メタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂、6−ナイロ
ン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン等のポリア
ミド系樹脂、ポリスチレン樹脂、AS樹脂、ABS樹脂
等のスチレン系樹脂、セルロースアセテート、ニトロセ
ルロース等の繊維素誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン等の塩素系樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、エチレン
−テトラフロロエチレン共重合体等のフッ素系樹脂等、
又はこれらから選ばれる2種又は3種以上の共重合体や
混合物、複合体、積層体等を使用することができる。
【0029】但し、前述した環境問題への適応を考慮す
ると、上記した各種の熱可塑性樹脂の内、塩素系樹脂や
フッ素系樹脂の使用は余り好ましいものとは言えず、塩
素やフッ素等のハロゲン元素を含有しないもの、すなわ
ち非ハロゲン系熱可塑性樹脂を使用することが好まし
い。中でも、適度の柔軟性と強度のバランスや、折り曲
げや切断・切削等の加工適性、耐候性等の各種の側面か
ら見て、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂が最も好適であ
る。
【0030】上記ポリオレフィン系熱可塑性樹脂として
は上掲したものを始め種々の単独重合体や共重合体が知
られているが、中でも化粧シート用基材シートの素材と
して最も好適なのはポリプロピレン系樹脂、すなわちポ
リプロピレンを主成分とする単独又は共重合体であり、
具体的には、例えばホモポリプロピレン樹脂、ランダム
ポリプロピレン樹脂、ブロックポリプロピレン樹脂、及
び、ポリプロピレン結晶部を有し、且つプロピレン以外
の炭素数2〜20のα−オレフィン、好ましくはエチレ
ン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−
1又はオクテン−1、のコモノマーを15モル%以上含
有するプロピレン−α−オレフィン共重合体などを例示
することができる。また、通常ポリプロピレン系樹脂の
柔軟化に用いられるエチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−プロピレン共重合ゴム、エチレン−プロ
ピレン−非共役ジエン共重合体ゴム等の改質剤を添加す
ることもできる。
【0031】熱可塑性樹脂基材シート3を構成する熱可
塑性樹脂には、目的の化粧シートの用途により必要に応
じて、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱
安定剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤等
の従来公知の各種の添加剤の1種以上が添加されていて
も良い。これらの添加剤として具体的には、例えば既に
ポリエステル系熱可塑性樹脂への添加剤として例示した
もの等を使用することができる。
【0032】上記の他、熱可塑性樹脂基材シート3を構
成する熱可塑性樹脂に、適宜の有機又は無機の染料又は
顔料等の着色剤を添加することによって、熱可塑性樹脂
基材シート3を着色することもできる。特に、用途によ
り化粧シートが隠蔽性を必要とする場合には、隠蔽性顔
料を使用して熱可塑性樹脂基材シート3を隠蔽性とする
ことが好ましい。隠蔽性顔料とは、分散媒たる熱可塑性
樹脂と比較して高屈折率の顔料であり、屈折率の高さや
耐候性、耐薬品性等の面から、例えば酸化チタン系顔料
や酸化鉄系顔料等の無機顔料を少なくとも使用すること
が好ましい。勿論、熱可塑性樹脂基材シート3自体を隠
蔽性とする替わりに、隠蔽性顔料等を含有する印刷イン
キ又はコーティング剤等からなる隠蔽ベタ層4を設けて
も良いし、両者を併用することもできる。
【0033】熱可塑性樹脂基材シート3の厚さには特に
制限はなく、従来の一般の化粧シートの基材シートと同
様の厚さのものを使用することができる。具体的には、
化粧シートの用途や樹脂の種類にもよるが、50〜20
0μm程度の範囲から選ばれるのが一般的である。
【0034】なお、立体成形用途の場合には、熱可塑性
樹脂基材シート3も一般的には、ガラス転移点又は軟化
点が85℃以下、引っ張り弾性率が300kgf/cm
2以下である熱可塑性樹脂から構成することが望まし
い。但し、特に熱可塑性樹脂基材シート1がポリエステ
ル系熱可塑性樹脂層4よりも薄い場合等には、前者が後
者の熱変形に十分追従可能な範囲であれば、必ずしも上
記上限値には制限されない場合もある。なお、下限は、
例えば粘着性を帯びる等の、化粧シート用基材シートと
して一般的な不都合のない範囲であれば、特に制限はな
い。
【0035】本発明においてはポリエステル系熱可塑性
樹脂層1と熱可塑性樹脂基材シート3との積層方法にも
特に制限はなく、従来公知の任意の方法を適宜適用する
ことができる。具体的には例えば、予めフィルム状乃至
シート状に成形されたポリエステル系熱可塑性樹脂層1
をドライラミネート接着剤、感熱接着剤、感圧接着剤又
は電離放射線硬化型接着剤等の適宜の接着剤5を介して
熱可塑性樹脂基材シート3の表面上に接着する方法、或
いは接着剤を介さずに熱圧着又は超音波溶着等の手段に
よって直接接着する方法や、ポリエステル系熱可塑性樹
脂を加熱溶融しフィルム乃至シート状に押し出し成形す
ると同時に熱可塑性樹脂基材シート3の表面上に積層し
接着させる方法等、従来公知の各種の方法の中から、樹
脂の特性に合致した方法を適宜選択して使用することが
できる。
【0036】なお、上記積層に先立ち、ポリエステル系
熱可塑性樹脂層1及び/又は熱可塑性樹脂基材シート3
に絵柄層2や隠蔽層4等を施しておいても良いことは勿
論であるが、その他、接着性の向上を目的として、ポリ
エステル系熱可塑性樹脂層1及び/又は熱可塑性樹脂基
材シート3の接着面に、コロナ処理又はオゾン処理等の
適宜の表面活性化処理や、適宜の接着性樹脂組成物から
なるアンカー層6,6’等を施しておくこともできる。
また押し出しラミネート法の場合には、ポリエステル系
熱可塑性樹脂と共に接着性樹脂を熱可塑性樹脂基材シー
ト3との間に挟持する様に共押し出し積層することによ
り、接着性の向上を図ることもできる。
【0037】ポリエステル系熱可塑性樹脂層1の表面に
は、従来公知の如く、必要に応じて所望の適宜の模様の
エンボス7を設けることもできる。エンボス7の模様の
種類にも特に制限はなく、例えば木目調(特に導管模様
状)、石目調、和紙調、布目調、幾何学模様状等の各種
模様状であっても良いし、或いは例えば単なる艶消状や
砂目状、ヘアライン状、スウェード調等であっても良
い。また、これらのエンボス7の模様を絵柄層2の絵柄
と同調させることによって更なる意匠性の向上を図るこ
とも出来るが、その必要がなければ非同調であっても良
く、また絵柄層2の絵柄と同調した模様と同調しない模
様との両者を含む模様のエンボス7を設けることもでき
る。
【0038】エンボス7の形成方法にも特に制限はない
が、金属製のエンボス版を使用した機械エンボス法が最
も一般的である。またエンボス7の形成時期にも特に制
限はなく、熱可塑性樹脂基材シート2との積層前、積層
と同時又は積層後の中から任意の時期を選択することが
でき、またこれらの中から選ばれる複数の時期に同一又
は異なる模様のエンボス7を複数回に亘って施すことも
できる。なお、エンボス7の凹陥部には、必要に応じて
ワイピング法等の手法により着色剤8を充填しても良
く、これによって表面の凹凸模様と同調した色彩模様を
有する意匠性に優れた化粧シートを得ることができる。
【0039】また、化粧シートの表面に更に優れた表面
物性を付与する目的で、ポリエステル系熱可塑性樹脂層
1の表面にトップコート層9を設けることもできる。ト
ップコート層9の構成材料としては、従来より係る化粧
シートのトップコート層の構成材料として使用されてい
る公知の各種のトップコート剤の中から選ばれる任意の
ものを使用することができる。一般的には、少なくとも
下地を透視可能な透明性を有する必要がある他、化粧シ
ートの用途により要求される耐磨耗性や耐擦傷性、耐溶
剤性、耐汚染性等の表面物性を具備させるべく、硬化性
樹脂を主成分とする材料から構成することが好ましい。
但し、立体成形用途の場合には、化粧シートの伸びに追
従すべく柔軟性にも配慮する必要がある。
【0040】上記トップコート層9の構成材料として具
体的には、例えばメラミン系樹脂、フェノール系樹脂、
尿素系樹脂、エポキシ系樹脂、アミノアルキド系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコーン系樹
脂等の熱硬化性樹脂や、アクリル系樹脂等の電離放射線
硬化性樹脂等を、好適に使用することができる。また必
要に応じて、艶調整剤、滑剤、帯電防止剤、結露防止
剤、抗菌剤、防黴剤等の各種添加剤を適宜添加すること
ができる。また、トップコート層9を艶の異なる2層以
上から構成し、その内1層以上を絵柄状に設けることに
よって、表面の艶の変化による材質感や視覚的立体感を
有する化粧シートを得ることもできる。
【0041】トップコート層9の形成方法にも特に制限
はなく、例えばグラビアコート法、ロールコート法、デ
ィップコート法、エアーナイフコート法、ナイフコート
法、コンマコート法、ダイコート法、リップコート法、
キスコート法、ロッドコート法、スプレーコート法、フ
ローコート法等の従来公知の任意のコーティング法を適
宜適用することができる。
【0042】なお、ポリエステル系熱可塑性樹脂層1と
トップコート層9との密着性が不十分である場合には、
トップコート層9の塗工形成に先立ち、ポリエステル系
熱可塑性樹脂層1の表面に例えばコロナ処理、オゾン処
理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム酸処理、
アンカー又はプライマー処理等の表面処理を施すことに
よって、ポリエステル系熱可塑性樹脂層1とトップコー
ト層9との間の密着性を向上することができる。
【0043】本発明の化粧シートは、既に説明した様
に、従来の化粧シートと同様、例えば合板やパーティク
ルボード等の木質系基材や、珪酸カルシウム板、木毛セ
メント板等の無機質系基材、FRP(fiber reinforced
plastics)等の合成樹脂系基材等の各種の基材の表面
に貼付して使用するものであり、一般的には該貼付の際
には例えばウレタン系や酢酸ビニル系等の適宜の接着剤
が使用されるが、熱可塑性樹脂基材シート3を構成する
樹脂の種類によっては、係る汎用のラミネート用接着剤
との接着性が不十分である場合もある。係る場合に備え
て、熱可塑性樹脂基材シート3の裏面に、上記した汎用
の接着剤との接着性に優れた樹脂からなるプライマー層
10を設けておくことが好ましい。
【0044】上記プライマー層10としては例えばウレ
タン系、アクリル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体
系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系等の各種のプラ
イマー剤が知られており、これらの中から熱可塑性樹脂
基材シート3に合わせたものを選んで使用する。なお、
プライマー層10に例えばシリカ、アルミナ、炭酸カル
シウム、硫酸バリウム等の粉末を添加しておくと、プラ
イマー層10の表面が粗面化することによって化粧シー
トの巻取保存時のブロッキングが防止できる他、投錨効
果による前記ラミネート用接着剤との接着性の向上を図
ることもできる。
【0045】本発明の化粧シートは、上記の通りの構成
により、立体成形性や表面の耐傷付き性等に優れるのみ
ならず、従来の各種のポリエステル系熱可塑性樹脂を使
用した化粧シートと共通する数多くの利点を備えている
ものである。例えば、透明なポリエステル系熱可塑性樹
脂を使用したものにあっては、ポリエステル系熱可塑性
樹脂に特有の優れた透明性により、絵柄の鮮鋭性や表面
の高光沢性に優れた化粧シートを容易に得ることができ
る。また、ポリエステル系熱可塑性樹脂は耐温水性や耐
油性にも優れているので、例えば浴室やキッチン回り等
の用途にも好適に使用することができる。
【0046】
【実施例】無機顔料及び有機顔料を添加して着色したポ
リプロピレン樹脂を加熱溶融し、押出機により厚さ12
0μmに延伸せずに押し出しながらその両面にコロナ処
理を施して濡れ指数を38dyn/cm以上に調整し、
基材シートを作製した。
【0047】一方、厚さ50μm、ガラス転移点78
℃、引っ張り弾性率200kgf/mm2の共重合ポリ
エステルフィルム(Spectar:イーストマン・ケ
ミカル・ジャパン株式会社製)の下面に、まず、通常の
建材用ウレタン系グラビア印刷インキにてグラビア印刷
法により木目の絵柄を印刷し、次に、隠蔽性の無機顔料
(酸化鉄系茶、酸化鉄系黄土及び酸化チタン系白)を主
体に少量のカーボンブラック、コバルトブルー及びフタ
ロシアニンブルーを混合した顔料組成物を含有するウレ
タン樹脂系インキにてグラビア印刷法により隠蔽ベタ層
を印刷形成し、更に、熱可塑性ウレタン系アンカー剤を
乾燥後の塗布量6μmに塗工した。
【0048】しかる後、前記基材シートの表面に、前記
共重合ポリエステルフィルムの印刷面を、2液ウレタン
系ドライラミネート用接着剤を介して重合させ、温度1
20℃、圧力25kgf/cm2、ラインスピード20
m/minの条件でドライラミネートした。
【0049】次に、前記共重合ポリエステルフィルムの
上面に、安定剤0.2重量%及び紫外線吸収剤0.3重
量%を添加したアクリレート系紫外線硬化樹脂を厚さ2
0μmにコーティングしてトップコート層を形成し、更
に、180℃の金属製エンボスロールにて導管柄のエン
ボスを施した。しかる後、基材シートの裏面にコロナ処
理を施して濡れ指数を38yn/cm以上に調整し、シ
リカ粉末を配合したウレタン樹脂系プライマー剤をグラ
ビアコート法にて乾燥後の塗布量1g/m2 に施してプ
ライマー層を形成して、本発明の化粧シートを完成し
た。
【0050】得られた化粧シートを、曲率半径0.5の
形状のポリエステル樹脂系3次元基材に水性2液ウレタ
ン系接着剤を10g/m2(dry)スプレー塗装、乾
燥した後、シート温度を80℃にして3次元ラミネート
し、化粧材を作製した。
【0051】得られた化粧材の耐傷付き性は鉛筆硬度で
2Hあり、耐汚染性(JAS 特殊合板)、耐温水試験
(60℃10日)も合格し、表面白化、割れのない表面
光沢の高い、耐汚染性、耐傷付き性の良好な化粧材が得
られた。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の化粧
シートは、ガラス転移点が60℃以上85℃以下であ
り、引っ張り弾性率が100kgf/cm2以上300
kgf/cm2以下であるポリエステル系熱可塑性樹脂
層を少なくとも具備して構成したことにより、平面基材
へのラミネートやVカット加工等は勿論のこと、柱状基
材へのラッピングラミネートや三次元凹凸基材への立体
成形ラミネートにおいても、割れ、白化、シワ、ドロー
ダウン等の問題が発生することがなく、しかも耐傷付き
性等の各種表面物性の面でも優れたものであるという顕
著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの一例の積層構造を示す模
式断面図である。
【符号の説明】
1‥‥ポリエステル系熱可塑性樹脂層 2‥‥絵柄層 3‥‥熱可塑性樹脂基材シート 4‥‥隠蔽層 5‥‥接着剤層 6、6’‥‥アンカー層 7‥‥エンボス 8‥‥着色剤 9‥‥トップコート層 10‥‥プライマー層
フロントページの続き (72)発明者 冨永 孝史 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA20 AK03B AK07 AK41A AK51 AR00B AR00C AT00B BA01 BA03 BA07 BA10A BA10B EJ55 GB08 GB81 HB00C JA05A JB10 JB16B JK07A JK14 JL01 JN01A YY00A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス転移点が60℃以上85℃以下であ
    り、引っ張り弾性率が100kgf/cm2以上300
    kgf/cm2以下であるポリエステル系熱可塑性樹脂
    層を少なくとも具備することを特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂基材シート上に、絵柄層と、
    透明な前記ポリエステル系熱可塑性樹脂層とを少なくと
    も順次積層してなることを特徴とする請求項1に記載の
    化粧シート。
  3. 【請求項3】前記熱可塑性樹脂基材シートが、ポリオレ
    フィン系熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項
    2に記載の化粧シート。
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