JP2000084935A - タイヤ加硫方法および装置 - Google Patents

タイヤ加硫方法および装置

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JP2000084935A
JP2000084935A JP25963998A JP25963998A JP2000084935A JP 2000084935 A JP2000084935 A JP 2000084935A JP 25963998 A JP25963998 A JP 25963998A JP 25963998 A JP25963998 A JP 25963998A JP 2000084935 A JP2000084935 A JP 2000084935A
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JP
Japan
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mold
arc
tire
sector
lower mold
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Application number
JP25963998A
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English (en)
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Noboru Iwata
昇 岩田
Hitoshi Nara
仁 奈良
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い面積でも設置が可能なタイヤ加硫装置
11を提供し、敷地の有効利用を図る。 【解決手段】 弧状セグメント22と下モールド12とを
連結している揺動可能な平行リンク35を、上下に重なり
合うよう配置された対をなすリンク35a、bから構成し
ている。この結果、前記対をなすリンクを半径方向に重
なり合うよう配置した場合に比較して、対をなすリンク
の下端間の距離の2倍だけ加硫装置11の外径を小さくす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上、下モールド
およびセクターモールドを用いて未加硫タイヤを加硫す
る加硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平10ー119050
号公報において、構造簡単でかつ安価であり、取出し時
におけるタイヤの欠損等を防止することができるタイヤ
加硫装置を提案した。このものは、タイヤの一方のサイ
ドウォール部を主に型付けする下モールドと、下モール
ドに接近離隔可能でタイヤの他方のサイドウォール部を
主に型付けする上モールドと、下、上モールド間に設置
され、全体としてリング状を呈するとともに円周方向に
並べられた複数個の弧状セグメントからなり、タイヤの
トレッド部を主に型付けするセクターモールドと、セク
ターモールドに接近離隔可能で、該セクターモールドに
接近したとき、内周に設けられたテーパ面により弧状セ
グメントを同期して半径方向内側に移動させて互いに密
着させるテーパリングとを備え、前記下、上、セクター
モールドが互いに密着して閉止したとき、内部に未加硫
タイヤを収納する加硫空間が形成されるタイヤ加硫装置
において、対をなすリンクを半径方向に重なり合うよう
配置することで構成し、上端部が各弧状セグメントに下
端部が下モールドに回動可能に連結され、モールド閉止
時に上方に向かって半径方向内側に傾斜している平行リ
ンクを設けるとともに、該平行リンクが下モールドとの
連結点を中心として弧状セグメントの半径方向外側への
移動により直立位置を越えるまで外側に向かって揺動し
たとき、各弧状セグメントの移動を停止させるストッパ
ーを設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなタイヤ加硫装置にあっては、半径方向に重なり合う
よう配置された対をなすリンクによって平行リンクを構
成するようにしているため、タイヤ加硫装置の外径が大
きくなり、この結果、広い設置面積が必要となってしま
うという問題点がある。
【0004】この発明は、狭い面積でも設置可能で敷地
を有効利用することができるタイヤ加硫方法および装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、前述
した平行リンクを構成している対をなすリンクを上下に
重なり合うよう配置することにより達成することができ
る。そして、このように対をなすリンクを上下に重なり
合うよう配置すれば、これら対をなすリンクを半径方向
に重なり合うよう配置した場合に比較して、対をなすリ
ンクの下端間の距離の2倍だけ装置の外径を小さくする
ことができ、これにより、狭い面積でも設置が可能とな
って敷地を有効利用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態を
図面に基づいて説明する。図1において、11はタイヤ加
硫装置であり、このタイヤ加硫装置11は図示していない
下基台に固定された下モールド12を有し、この下モール
ド12の上面には未加硫タイヤTの一方(下側)のサイド
ウォール部Sを主に型付けする、ここでは下側のビード
部Bを共に型付けする型付け面13が形成されている。こ
の下モールド12の上方には図示していない上基台に固定
された上モールド15が設置され、この上モールド15は上
基台と共に図示していない昇降手段により昇降し、下モ
ールド12に対して離隔接近することができる。そして、
この上モールド15の下面には未加硫タイヤTの他方(上
側)のサイドウォール部Sを主に型付けする、ここでは
上側のビード部Bを共に型付けする型付け面16が形成さ
れている。前記下モールド12と上モールド15との間には
全体としてリング状を呈するセクターモールド20が設置
され、このセクターモールド20の内周には未加硫タイヤ
Tのトレッド部Dを主に型付けする型付け面21が形成さ
れている。前記セクターモールド20は円周方向に並べら
れた複数個、ここでは9個の弧状セグメント22から構成
され、これらの弧状セグメント22の外周には上方に向か
うに従い半径方向内側に傾斜したテーパ面22aが形成さ
れている。25はセクターモールド20の半径方向外側に配
置されたテーパリングであり、このテーパリング25の上
端は前記上モールド15に固定されており、この結果、上
モールド15が昇降すると、テーパリング25はセクターモ
ールド20に離隔接近する。前記テーパリング25の内周に
は前記弧状セグメント22のテーパ面22aと同一勾配のテ
ーパ面25aが形成されている。この結果、前記テーパリ
ング25が上モールド15と共に下降してセクターモールド
20に接近すると、各弧状セグメント22はテーパ面22a、
25aの楔作用により半径方向内側に同期して移動する。
そして、前記弧状セグメント22が半径方向内側限まで移
動すると、これら弧状セグメント22は互いに密着して連
続リング状となるが、このとき、セクターモールド20は
下降端の上モールド15および下モールド12に密着するた
め、これら上、下、セクターモールド15、12、20は閉止
して内部に未加硫タイヤTを収納するドーナツ状の加硫
空間26を形成するとともに、型付け面13、16、21は連続
して加硫済みタイヤの外形形状に合致する。31は下モー
ルド12の半径方向内端部上面に当接している下クランプ
リング、32は昇降可能で上モールド15の半径方向内端部
下面に当接することができる上クランプリングであり、
これら下、上クランプリング31、32には屈曲可能な加硫
ブラダ33の両端がそれぞれ気密状態で取り付けられてい
る。そして、この加硫ブラダ33はその内部に高温、高圧
の加硫媒体が注入されると、未加硫タイヤT内でドーナ
ツ状に膨張し、該未加硫タイヤTを下、上、セクターモ
ールド12、15、20の型付け面13、16、21に押付けながら
加硫する。
【0007】35は上端部が各弧状セグメント22にピン36
を介して、下端部が下モールド12の半径方向外端部にピ
ン37を介してそれぞれ回動可能に連結された平行リンク
であり、各平行リンク35は上下に重なり合うよう配置さ
れた対をなすリンク35a、bから構成されている。そし
て、このように対をなすリンク35a、bを上下に重なり
合うよう配置すれば、これら対をなすリンクを半径方向
に重なり合うよう配置した場合に比較して、対をなすリ
ンクの下端間の距離の2倍だけ装置の外径を小さくする
ことができ、これにより、狭い面積でも設置が可能とな
って敷地を有効利用することができる。また、これら平
行リンク35は半径方向に延びる平面内を揺動することが
できるとともに、前記下、上、セクターモールド12、1
5、20が閉止している時には、上方に向かって半径方向
内側に傾斜している。そして、これら平行リンク35は各
弧状セグメント22が半径方向外側に移動すると、下モー
ルド12との連結点、即ちピン37を中心として外側に向か
って揺動する。38は下モールド12の半径方向外端に固定
された略リング状のストッパーであり、このストッパー
38には、前記弧状セグメント22が半径方向外側限まで移
動してきたとき、これら弧状セグメント22が当接し、こ
れら弧状セグメント22を当該位置で停止させる。このよ
うに弧状セグメント22が半径方向外側限まで移動してき
たとき、前記平行リンク35は直立位置を若干越えた外側
位置まで揺動し、前述とは逆方向、即ち上方に向かって
半径方向外側に傾斜するようになる。この結果、これら
平行リンク35は半径方向内側に向かう外力を受けなけれ
ば、内側に揺動することはないのである。
【0008】次に、この発明の第1実施形態の作用につ
いて説明する。今、平行リンク35がピン37、即ち平行リ
ンク35と下モールド12との連結点を中心として直立位置
を越えるまで外側に向かって揺動し、各弧状セグメント
22がストッパー38に当接して半径方向外側への過移動が
規制されることで、該直立位置を越えた外側位置で停止
しているとする。ここで、前記弧状セグメント22がスト
ッパー38に当接した位置は、各弧状セグメント22の半径
方向外側限であり、このように各弧状セグメント22が半
径方向外側限に位置しているときには、これら弧状セグ
メント22の内側に広い空間が形成されて前記未加硫タイ
ヤTの搬入が容易となる。このとき、未加硫タイヤTを
タイヤ加硫装置11内に搬入して下モールド12上に横置き
で載置し、下側のサイドウォール部S、ビード部Bを型
付け面13に接触させる。
【0009】次に、上モールド15を下降させてテーパリ
ング25をセクターモールド20に接近させると、弧状セグ
メント22はテーパ面22a、25aの楔作用により同期して
半径方向内側に移動し未加硫タイヤTに接近する。この
ような弧状セグメント22の半径方向内側への移動によ
り、平行リンク35はピン37を中心に直立位置を越えて内
側に転倒するよう揺動し、上方に向かって半径方向内側
に傾斜するようになる。そして、前述のような弧状セグ
メント22の半径方向内側への移動および平行リンク35の
内側への揺動により、各弧状セグメント22は前記ピン37
を中心とする円弧に沿って下モールド12に密着するまで
下方に平行移動する。このとき、上モールド15は前記下
降により下モールド12に接近する。
【0010】そして、前記弧状セグメント22が半径方向
内側限まで移動すると、これら弧状セグメント22は互い
に密着して連続リング状となるが、このとき、上、下モ
ールド15、12およびセクターモールド20は互いに密着
し、前記未加硫タイヤTがこれらモールド15、12、20の
内部に収納される。その後、加硫ブラダ33内に高温、高
圧の加硫媒体を注入してモールド15、12、20内を所定の
高温、高圧とし、これらモールド15、12、20内に収納さ
れた未加硫タイヤTを加硫する。このとき、加硫ブラダ
33は未加硫タイヤT内でドーナツ状に膨張するため、該
未加硫タイヤTは型付け面13、16、21に押付けられ、
下、上モールド12、15が未加硫タイヤTのサイドウォー
ル部Sを主に型付けし、セクターモールド20がトレッド
部Dを主に型付けする。
【0011】このような加硫作業が終了すると、加硫ブ
ラダ33内から加硫媒体を排出して該加硫ブラダ33を収縮
させる。その後、上モールド15を上昇させてテーパリン
グ25をセクターモールド20から離隔させることにより、
各弧状セグメント22をテーパリング25による拘束から解
放するとともに、図示していない取出し装置により加硫
済みタイヤを上昇させる。このとき、各弧状セグメント
22は接触している加硫済みタイヤによって引き上げられ
るが、このような弧状セグメント22の上昇によって、上
方に向かって半径方向内側に傾斜していた平行リンク35
は外側に向かって揺動し徐々に起立する。これにより、
各弧状セグメント22はピン37を中心とする円弧に沿って
上昇しながら半径方向外側に向かって平行移動し、この
結果、各弧状セグメント22は加硫済みタイヤから全面が
ほぼ同時に引き剥される。そして、各弧状セグメント22
は加硫済みタイヤから離脱した後も慣性によって半径方
向外側に移動し、半径方向外側限まで移動したときスト
ッパー38に当接してその移動が停止される。このとき、
平行リンク35は直立位置を越え、外側位置で停止する。
【0012】図2はこの発明の第2実施形態を示す図で
ある。この実施形態においては、前記平行リンク35の下
端より半径方向内側の下モールド12に上下方向に延びる
収納穴41を形成するとともに、各収納穴41の内部に各弧
状セグメント22の下面に当接している伝達部材42および
該伝達部材42に対して上方に向かう付勢力を付与するス
プリング43を収納しているが、これらスプリング43の付
勢力は各弧状セグメント22の自重に打ち勝つ程度の大き
な力である。この結果、各弧状セグメント22に下向きの
負荷が付与されていないときは、各弧状セグメント22は
前記スプリング43の付勢力によって上方限まで押し上げ
られ、これにより、平行リンク35は連結点(ピン37)を
中心として起立方向に揺動しほぼ直立した状態で停止す
るのである。そして、このようにスプリング43の付勢力
を各弧状セグメント22の自重に打ち勝つ上向き力とする
と、これらスプリング43によって弧状セグメント22を上
方限で停止させるとともに、平行リンク35をほぼ直立し
た状態で停止させることができるため、第1実施形態に
おいて必要であったストッパー38を省略することも可能
であり、これにより、タイヤ加硫装置52の構造を簡単と
することができる。ここで、前述のストッパー38は補助
として設置してもよい。なお、他の構成は前記第1実施
形態と同様であり、特に、平行リンク35については、第
1実施形態と同様に上下に重なり合うよう配置された対
をなすリンク35a、bにより構成されており、この結
果、装置の外径が小さくなって狭い面積でも設置が可能
となり、敷地を有効利用することができる。
【0013】今、各弧状セグメント22にはスプリング43
から該弧状セグメント22の自重に打ち勝つ上向き付勢力
がそれぞれ付与されているため、これら弧状セグメント
22は前記スプリング43の付勢力により上方限まで押し上
げられ、これにより、平行リンク35は起立方向に揺動し
てほぼ直立した状態で停止しているとする。このときの
各弧状セグメント22の位置は半径方向外側限であり、こ
の結果、これら弧状セグメント22の内側には広い空間が
形成されて未加硫タイヤTの搬入が容易となる。このと
き、前述と同様に未加硫タイヤTを搬入し下モールド12
上に載置する。次に、テーパリング25を下モールド12に
接近させ、テーパ面22a、25aによって弧状セグメント
22を同期して半径方向内側に押圧移動させる。この結
果、平行リンク35が転倒方向に、即ち、上方に向かって
半径方向内側に傾斜するよう内側に揺動するため、各弧
状セグメント22は下モールド12との連結点を中心とする
円弧に沿ってスプリング43を圧縮しながら下モールド12
に密着するまで下方に平行移動する。このとき、上モー
ルド15も下モールド12に接近する。そして、前記弧状セ
グメント22が半径方向内側限まで移動すると、前述と同
様に弧状セグメント22は互いに密着して連続リング状を
呈するとともに、上、下モールド15、12およびセクター
モールド20は互いに密着して内部に前記未加硫タイヤT
を収納する。その後、これら上、下、セクターモールド
15、12、20内に収納された未加硫タイヤTを加硫し、
下、上モールド12、15により未加硫タイヤTのサイドウ
ォール部Sを主に型付けするとともに、セクターモール
ド20によりトレッド部Dを主に型付けする。次に、テー
パリング25をセクターモールド20から離隔させるととも
に、上モールド15、加硫済みタイヤを上昇させる。この
結果、各弧状セグメント22には、接触している加硫済み
タイヤおよびスプリング43の双方から上昇力が付与さ
れ、この結果、各弧状セグメント22は上昇し、平行リン
ク35は外側に向かってほぼ直立した状態まで揺動する。
これにより、各弧状セグメント22は前述と同様に半径方
向外側限まで平行移動し、各弧状セグメント22は加硫済
みタイヤから引き剥される。このようにして加硫済みタ
イヤが取り出されると、各弧状セグメント22は加硫済み
タイヤによる拘束から解放されるため、自重によって下
降しようとするが、各弧状セグメント22には前述のよう
にスプリング43から該弧状セグメント22の自重に打ち勝
つ上向き付勢力がそれぞれ付与されているため、各弧状
セグメント22は下降することなく上方限で停止する。こ
のように加硫済みタイヤの上昇およびスプリング43の付
勢力によって弧状セグメント22を半径方向外側に移動さ
せてモールドを開放するようにしたので、モールド開放
のための特別な手段は不要となり、この結果、装置全体
の構造が簡単となるとともに製作費を安価とすることも
できる。なお、他の作用は前記第1実施形態と同様であ
る。
【0014】なお、前述の実施形態においては、テーパ
リング25を上モールド15に取り付け一体移動するように
したが、この発明においては、テーパリングを上モール
ドから切り離し、個別に移動させるようにしてもよい。
また、前述の第1実施形態においては、弧状セグメント
22をストッパー38に当接させることで弧状セグメント22
の移動を停止させるようにしたが、この発明において
は、平行リンクをストッパーに当接させることで弧状セ
グメントの移動を停止させるようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、狭い面積でも設置が可能であり、敷地を有効利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図2】この発明の第2実施形態を示す平行リンク近傍
の正面断面図である。
【符号の説明】
11…タイヤ加硫装置 12…下モールド 15…上モールド 20…セクターモールド 22…弧状セグメント 25…テーパリング 25a…テーパ面 26…加硫空間 35…平行リンク 35a、b…リンク 38…ストッパー 43…スプリング T…タイヤ S…サイドウォール部 D…トレッド部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤの一方のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの他方のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするとともに、下、上モールドと密着して閉止したと
    き、内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が形成され
    るセクターモールドと、セクターモールドに接近離隔可
    能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に設け
    られたテーパ面により弧状セグメントを同期して半径方
    向内側に移動させて互いに密着させるテーパリングと、
    対をなすリンクを上下に重なり合うよう配置することで
    構成し、上端部が各弧状セグメントに下端部が下モール
    ドに回動可能に連結され、モールド閉止時には上方に向
    かって半径方向内側に傾斜している平行リンクと、弧状
    セグメントの半径方向外側への移動により平行リンクが
    下モールドとの連結点を中心として直立位置を越えるま
    で外側に向かって揺動したとき、各弧状セグメントの移
    動を停止させるストッパーとを備えたタイヤ加硫装置を
    準備する工程と、平行リンクが直立位置を越えるまで外
    側に向かって揺動するとともに、各弧状セグメントがス
    トッパーにより停止されることで半径方向外側限におい
    て停止しているとき、未加硫タイヤを搬入して下モール
    ド上に載置する工程と、テーパリングをセクターモール
    ドに接近させて弧状セグメントを互いに密着して連続リ
    ング状となるまで半径方向内側に同期移動させることに
    より、平行リンクを上方に向かって半径方向内側に傾斜
    するまで内側に揺動させるとともに、上モールドを下モ
    ールドに接近させることにより、上、下モールドおよび
    セクターモールドを互いに密着させ、前記未加硫タイヤ
    をモールド内に収納する工程と、モールド内に収納され
    た未加硫タイヤを加硫し、下、上モールドにより未加硫
    タイヤのサイドウォール部を主に型付けするとともに、
    セクターモールドによりトレッド部を主に型付けする工
    程と、テーパリングをセクターモールドから離隔させる
    とともに、上モールド、加硫済みタイヤを上昇させるこ
    とにより、各弧状セグメントを引き上げて平行リンクを
    外側に向かって揺動させるとともに、各弧状セグメント
    を半径方向外側に向かって移動させる工程と、慣性によ
    って半径方向外側に移動している弧状セグメントをスト
    ッパーによって停止させる工程とを備えたことを特徴と
    するタイヤ加硫方法。
  2. 【請求項2】タイヤの一方のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの他方のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするとともに、下、上モールドと密着して閉止したと
    き、内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が形成され
    るセクターモールドと、セクターモールドに接近離隔可
    能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に設け
    られたテーパ面により弧状セグメントを同期して半径方
    向内側に移動させて互いに密着させるテーパリングと、
    上端部が各弧状セグメントに下端部が下モールドに回動
    可能に連結され、モールド閉止時には上方に向かって半
    径方向内側に傾斜している平行リンクと、弧状セグメン
    トの半径方向外側への移動により平行リンクが下モール
    ドとの連結点を中心として直立位置を越えるまで外側に
    向かって揺動したとき、各弧状セグメントの移動を停止
    させるストッパーとを備えたタイヤ加硫装置において、
    前記平行リンクの対をなすリンクを上下に重なり合うよ
    う配置したことを特徴とするタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】タイヤの一方のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの他方のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするとともに、下、上モールドと密着して閉止したと
    き、内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が形成され
    るセクターモールドと、セクターモールドに接近離隔可
    能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に設け
    られたテーパ面により弧状セグメントを同期して半径方
    向内側に移動させて互いに密着させるテーパリングと、
    対をなすリンクを上下に重なり合うよう配置することで
    構成し、上端部が各弧状セグメントに下端部が下モール
    ドに回動可能に連結され、上方に向かって半径方向内側
    に傾斜している平行リンクと、各弧状セグメントの自重
    に打ち勝つ上向き付勢力を各弧状セグメントに付与する
    ことで、平行リンクを下モールドとの連結点を中心とし
    て起立方向に揺動させながら各弧状セグメントを上方に
    向かって移動させるスプリングとを備えたタイヤ加硫装
    置を準備する工程と、各弧状セグメントがスプリングの
    付勢力により押し上げられ、平行リンクがほぼ直立した
    状態で停止しているとき、未加硫タイヤを搬入して下モ
    ールド上に載置する工程と、テーパリングをセクターモ
    ールドに接近させて弧状セグメントを互いに密着して連
    続リング状となるまで半径方向内側に同期移動させるこ
    とにより、平行リンクを上方に向かって半径方向内側に
    傾斜するよう内側に揺動させるとともに、上モールドを
    下モールドに接近させることにより、上、下モールドお
    よびセクターモールドを互いに密着させ、前記未加硫タ
    イヤをモールド内に収納する工程と、モールド内に収納
    された未加硫タイヤを加硫し、下、上モールドにより未
    加硫タイヤのサイドウォール部を主に型付けするととも
    に、セクターモールドによりトレッド部を主に型付けす
    る工程と、テーパリングをセクターモールドから離隔さ
    せるとともに、上モールド、加硫済みタイヤを上昇させ
    て、各弧状セグメントにスプリングの付勢力を含めた上
    昇力を付与することにより、平行リンクをほぼ直立した
    状態まで揺動させるとともに、各弧状セグメントを半径
    方向外側に移動させる工程とを備えたことを特徴とする
    タイヤ加硫方法。
  4. 【請求項4】タイヤの一方のサイドウォール部を主に型
    付けする下モールドと、下モールドに接近離隔可能でタ
    イヤの他方のサイドウォール部を主に型付けする上モー
    ルドと、下、上モールド間に設置され、全体としてリン
    グ状を呈するとともに円周方向に並べられた複数個の弧
    状セグメントからなり、タイヤのトレッド部を主に型付
    けするとともに、下、上モールドと密着して閉止したと
    き、内部に未加硫タイヤを収納する加硫空間が形成され
    るセクターモールドと、セクターモールドに接近離隔可
    能で、該セクターモールドに接近したとき、内周に設け
    られたテーパ面により弧状セグメントを同期して半径方
    向内側に移動させて互いに密着させるテーパリングと、
    上端部が各弧状セグメントに下端部が下モールドに回動
    可能に連結され、上方に向かって半径方向内側に傾斜し
    ている平行リンクと、各弧状セグメントの自重に打ち勝
    つ上向き付勢力を各弧状セグメントに付与することで、
    平行リンクを下モールドとの連結点を中心として起立方
    向に揺動させながら各弧状セグメントを上方に向かって
    移動させるスプリングとを備えたタイヤ加硫装置におい
    て、前記平行リンクの対をなすリンクを上下に重なり合
    うよう配置したことを特徴とするタイヤ加硫装置。
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