JP2000083314A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2000083314A
JP2000083314A JP11129095A JP12909599A JP2000083314A JP 2000083314 A JP2000083314 A JP 2000083314A JP 11129095 A JP11129095 A JP 11129095A JP 12909599 A JP12909599 A JP 12909599A JP 2000083314 A JP2000083314 A JP 2000083314A
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JP11129095A
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Takuya Usami
卓也 宇佐見
Toshiki Sugiyama
俊樹 杉山
Akio Tamaki
昭雄 田巻
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Denso Corp
Denso Electronics Corp
Original Assignee
Denso Corp
Anden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板3の導体部4、5と電気部品8との
間の接続に中継端子を必要としない、高さの低い電気接
続箱を提供する。 【解決手段】 電気絶縁材料からなる回路基板3の表面
に導体部4、5を固着し、回路基板3の上、下両側に、
回路基板3を被覆する上カバー6、下カバー7を配置
し、上カバー6の上側にリレー等の電気部品8を配置
し、回路基板3、カバー6、7および電気部品8をケー
ス部材1、2内に収容する電気接続箱において、下カバ
ー7に、導体部4、5の端子4a、5aと、電気部品8
の端子8aの両方が挿入される挿入穴7aを形成し、導
体部4、5の端子4a、5aと電気部品8の端子8aを
挿入穴7aから突出させて直接接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々な電気部品の
電気配線に用いる電気接続箱に関するもので、例えば、
自動車における電気配線に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の電気配線に用いる電気接
続箱としては、実公平2−37210号公報に記載され
ているように、多段に積層された回路基板に導体部(バ
スバー)を設けるとともに、この導体部(バスバー)の
端部から回路基板の表面側あるいは裏面側に向けてタブ
状の端子を折り曲げ形成し、このタブ状の端子に中継端
子を介してリレー、ヒューズ等の電気部品を電気接続し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によると、上
記のように、回路基板の導体部と電気部品との間に中継
端子を介在しているので、電気接続箱の高さがどうして
も高くなってしまい、体格の大型化を招く。自動車のよ
うに電気接続箱の設置スペース上の制約が大きい用途に
おいては、体格の大型化は重大な不具合となる。
【0004】本発明は上記点に鑑み、回路基板の導体部
と電気部品との間の接続に中継端子を必要としない、高
さの低い電気接続箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし4記載の発明では、電気絶縁材料か
らなる回路基板(3)の表面に導体部(4、5)を固定
し、回路基板(3)の一面側に、回路基板(3)を被覆
するカバー部材(7)を配置し、回路基板(3)の他面
側に電気部品(8)を配置し、回路基板(3)、カバー
部材(7)および電気部品(8)をケース部材(1、
2)内に収容する電気接続箱であって、カバー部材
(7)に、導体部(4、5)の端子(4a、5a)と、
電気部品(8)の端子(8a)の両方が挿入される挿入
穴(7a)を形成し、導体部(4、5)の端子(4a、
5a)と電気部品(8)の端子(8a)を挿入穴(7
a)から突出させて直接接合したことを特徴としてい
る。
【0006】これによると、カバー部材(7)の共通の
挿入穴(7a)に、導体部(4、5)の端子(4a、5
a)と電気部品(8)の端子(8a)の両方を挿入、保
持して、この両端子間の電気接続を直接行うことができ
る。そのため、従来技術による中継端子を廃止でき、そ
の分、電気接続箱の高さを低くすることができる。従っ
て、電気接続箱の体格を小型化でき、自動車等の狭隘な
スペースへの設置が容易となり、実用上極めて有利であ
る。
【0007】また、請求項2記載の発明では、請求項1
のカバー部材を回路基板(3)の下方側に配置される下
カバー(7)とし、回路基板(3)の上方側には上カバ
ー(6)を配置し、電気部品(8)は上カバー(6)の
さらに上方側に配置し、電気部品(8)の端子(8a)
は、上カバー(6)に設けた挿入穴(6a)および回路
基板(3)に設けた挿入穴(3a)を通して下カバー
(7)の挿入穴(7a)に挿入されるようになってお
り、下カバー(7)と上カバー(6)により回路基板
(3)を被覆することを特徴としている。
【0008】これによると、回路基板(3)を両カバー
(6、7)により被覆することができ、回路基板(3)
部分への水分侵入を抑制できる。また、請求項3記載の
発明では、上カバー(6)に、上方へ突出する防水壁
(6a)を形成するとともに、上カバー(6)とケース
部材(1、2)の内壁面との間に、ケース部材(1、
2)の内壁面に沿って水分を落下させる通路(6d)を
形成することを特徴としている。
【0009】これによると、ケース部材(1、2)内へ
の侵入水分が上カバー(6)の挿入穴(6b)部へ伝わ
っていくのを上方へ突出する防水壁(6a)により良好
に抑制できる。また、ケース部材(1、2)内への侵入
水分を通路(6d)によりケース部材(1、2)の内壁
面に沿ってスムースに落下させることができる。従っ
て、これらのことが相まって、回路基板(3)部分への
水分侵入をより一層良好に抑制できる。
【0010】また、請求項4記載の発明では、上カバー
(6)からケース部材(1、2)の内壁面へ向かって複
数の突起(6c)を突出させ、この複数の突起(6c)
の相互の間に、通路(6d)を形成することを特徴とし
ている。これによると、上カバー(6)に一体成形した
突起(6c)により通路(6d)を簡単に形成できる。
【0011】また、請求項5記載の発明では、電気絶縁
材料からなる回路基板(3)の表面に導体部(4)を固
定し、回路基板(3)の一面側に電気部品(8)を配置
し、回路基板(3)および電気部品(8)をケース部材
(31、33、34)内に収容する電気接続箱であっ
て、回路基板(3)に、導体部(4)の端子(4a)
と、電気部品(8)の端子(8a)の両方が挿入される
挿入穴(3a)を形成し、導体部(4)の端子(4a)
と電気部品(8)の端子(8a)を挿入穴(3a)から
突出させて直接接合したことを特徴としている。
【0012】これによると、回路基板(3)の共通の挿
入穴(3a)に、導体部(4)の端子(4a)と電気部
品(8)の端子(8a)の両方を挿入、保持して、この
両端子間の電気接続を直接行うことができるので、電気
接続箱の体格を小型化でき、自動車等の狭隘なスペース
への設置が容易となり、実用上極めて有利である。な
お、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施
形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1、2は、本発明の第1実施形態に
よる電気接続箱を示しており、この電気接続箱は自動車
のエンジンルーム内あるいは車室内に搭載される。本例
の電気接続箱は、ケース本体1と、このケース本体1の
上方開口部を蓋する防水用蓋部材2とを有している。ケ
ース本体1と蓋部材2はともに樹脂製であり、蓋部材2
はその係止部2aをケース本体1の係止部1aに係止す
ることによりケース本体1の上方開口部に嵌合固定され
る。
【0014】ケース本体1と蓋部材2により構成される
直方体状の内部空間には、回路基板3が収容される。こ
の回路基板3は図1、2では1段のみ図示しているが、
通常、複数段積層される。回路基板3は樹脂系の電気絶
縁材料から成形されるもので、回路基板3の表裏両面に
はそれぞれアルミニウム、銅等の導体により所定形状に
成形された導体部(バスバー)4、5が圧入、熱かしめ
等の適宜の固定手段により固定されている。
【0015】回路基板3の上方(表面)側に配置された
導体部4の端部が下方(裏面)側へ向けて折り曲げ形成
され、これにより回路基板3の下方側へ突出するタブ状
の端子4aが形成される。ここで、このタブ状端子4a
は、図2に示すように回路基板3の挿入穴3aを通して
回路基板3の下方側へ突出している。同様に、回路基板
3の下方(裏面)側に配置された導体部5においても、
その端部を下方側へ向けて折り曲げ形成してタブ状の端
子5aを形成している。
【0016】上記回路基板3の上方側および下方側には
それぞれ上カバー6および下カバー7が配置されて、こ
の両カバー6、7により回路基板3の上方側および下方
側を被覆するようになっている。この両カバー6、7は
ともに樹脂にて成形され、上カバー6の長方形の外周縁
部には、上カバー6の上下両側へ所定高さで突出する防
水壁6aが全周にわたって一体成形されている。一方、
下カバー7は平板状の形状であり、タブ状の端子4a、
5aを挿入するための挿入穴7aが複数開けてある。ま
た、上カバー6にも、リレー8等の電気部品に設けられ
たタブ状の端子8aを挿入するための挿入穴6bが複数
開けてある。
【0017】また、上カバー6において、防水壁6aの
外面側には、ケース本体1の内壁面に向かって突出する
突起6cが複数個一体成形されている。この突起6c
は、防水壁6aの外面に沿って水平方向に延びる形状で
あり、かつ、この突起6c相互の隙間により水分が下方
へ落下することを許容する通路6dを形成している。図
2に示すように、回路基板3の挿入穴3aは、リレー8
等の端子8aと回路基板3の上方側の導体部4の端子4
aの両方を挿入可能な大きさに設定してあり、また、下
カバー7の挿入穴7aのうち、上記両端子4a、8aに
対応する部位の挿入穴7aは、やはり上記両端子4a、
8aを挿入可能な大きさに設定してある。
【0018】従って、回路基板3部分の組付、電気接続
に際しては、まず、回路基板3の上下の導体部4、5の
端子4a、5aを下カバー7の挿入穴7aに挿入する。
その後に、上カバー6の防水壁6aの内側に回路基板3
が収容されるように、上カバー6と回路基板3と下カバ
ー7の三者を積層状態に組付けて、上カバー6と下カバ
ー7とにより回路基板3を被覆する。
【0019】次に、リレー8等の電気部品のタブ状端子
8aを、上カバー6の上方から上カバー6の挿入穴6
b、回路基板3の挿入穴3a、および下カバー7の挿入
穴7aを通して、下カバー7の下方へ突出させる。これ
により、リレー8等の端子8aと、回路基板3の上方側
の導体部4の端子4aは、共通の挿入穴3a、7aを通
って、下カバー7の下方へ突出することになり、この両
端子4a、8aの先端部を直接接触した状態にて下カバ
ー7の下方へ配置できる。そのため、この両端子4a、
8aを下カバー7の下方部位において直接、半田付け、
溶接等の接合手段により接合することにより、この両端
子4a、8aを直接電気接続できる。よって、従来技術
における中継端子を廃止できる。
【0020】その分、リレー8の高さ方向において電気
接続箱の高さを低くすることができる。そのため、リレ
ー8どうしの間を所定間隔だけ離間させつつ、電気接続
箱全体を小型化でき、各リレー8の放熱を阻害すること
を回避できる。外部回路への結線用のリード線9、9
は、回路基板3の下方側導体部5のタブ状端子5aある
いは上記の両端子4a、8aに電気接続される。ケース
本体1の底面部には開口部1bが設けてあり、この開口
部1bを通してリード線9、9は外部へ取り出すように
なっている。また、開口部1bをケース本体1の底面部
に設けることにより、開口部1bはケース本体1内から
外部への排水口を兼ねることができる。
【0021】上記のように電気接続された回路基板3部
分およびリレー8等の電気部品をケース本体1内に収容
する際に、上カバー6の防水壁6aの外面側に形成した
複数個の突起6cにより、ケース本体1の内壁面と防水
壁6aの外面側との間に水分が下方へ落下することを許
容する通路6dを形成することができる。そのため、ケ
ース本体1の上方開口部と蓋部材2との嵌合部の隙間等
からケース本体1内に水分が侵入しても、この侵入水分
がケース本体1の内壁面に沿って、上記通路6dを通過
してケース本体1の底面部へ落下し、その後、開口部1
bから外部へ排出される。また、上カバー6の外周縁部
から上方へ立ち上がる防水壁6aにより上カバー6の上
面に水分が侵入することを防止できるので、上カバー6
の上面を伝わって挿入穴6b部に水分が侵入することを
防止できる。以上により、回路基板3部分に水分が侵入
することを良好に防止できる。
【0022】(第2実施形態)図3〜図6は第2実施形
態であり、本発明を車両用電動ファン装置の電気接続箱
に適用した例を示す。図3に示すように、樹脂製のファ
ンシュラウド10は横長の長方形状を有する本体部10
aを有し、この本体部10aにはその左右方向に並んで
2つの円筒状の空気案内部10b、10cが成形されて
いる。
【0023】この空気案内部10b、10c内にそれぞ
れ送風ファン11、12を配置し、保持している。この
送風ファン11、12は、エンジン冷却水を冷却するラ
ジエータ20の前後方向Aに冷却空気(外気)を送風す
る軸流ファンからなり、電動モータ13、14により回
転駆動される。この電動モータ13、14は、円筒状の
空気案内部10b、10cの中心部に同心状に配置され
た円筒状保持部10d、10eの内側に配置され、電動
モータ13、14のハウジング部はこの円筒状保持部1
0d、10eにネジ止め等の締結手段にて固定されてい
る。
【0024】円筒状の空気案内部10b、10cと円筒
状保持部10d、10eとの間は放射状に配置された多
数本の連結スポーク10f、10gにより一体に連結さ
れている。本体部10aの上側の外縁部には取付部10
h、10i、10jが形成されており、これらの取付部
10h〜10jの取付穴に挿通するネジ手段(図示せ
ず)により本体部10aの上側外縁部をラジエータ20
の上部に締めつけ固定するようになっている。ファンシ
ュラウド10における上記各部10a〜10jはすべて
樹脂により一体成形(成形型による射出成形)されてい
る。
【0025】ファンシュラウド10の本体部10aの横
長の長方形状において、左右方向に並んだ2つの円筒状
の空気案内部10b、10cの中間部位の上方部には、
概略逆三角形状の比較的広い面積の平板部10kが形成
されている。そこで、この平板部10kの部位に電気接
続箱30を配置して、電動モータ13、14の制御を行
うための制御回路部を収納するようにしている。
【0026】この電気接続箱30は、図4に拡大図示す
るように、ファンシュラウド10の本体部10aに一体
成形されるケース本体31と、回路部32と、上蓋部3
3との3つの部分に大別される。ケース本体31には、
上下方向に平行に延びる左右の側壁部31a、31b
と、本体部10aの面に沿って上下方向に延びる背面壁
部31cと、これらの壁部31a、31b、31cの底
部に位置する底面壁部31dとが形成されている。その
ため、ケース本体31はその前面部と上方部が開口する
形状になっている。
【0027】次に、回路部32は矩形状の支持板34を
有し、この支持板34は樹脂製であり、その前面側には
2つのコネクタハウジング35、36が左右方向に並ん
で一体に水平方向に突出成形されている。また、支持板
34の左右の側縁部の嵌合片37がケース本体31の前
面開口部の左右の嵌合溝31eに嵌合することにより支
持板34がケース本体31に保持される。
【0028】ここで、第1実施形態との対応関係を説明
すると、上記ケース本体31と回路部32の支持板34
とにより第1実施形態のケース本体1を構成し、上蓋部
33により第1実施形態の蓋部材2を構成している。図
5は回路部32の分解図であり、第1実施形態と同一も
しくは均等部分には同一符号を付して回路部32を説明
する。回路基板3は樹脂系の電気絶縁材料から成形され
るもので、回路基板3の表裏両面にはそれぞれアルミニ
ウム、銅等の導体により所定形状に成形された導体部
(バスバー)4、5が圧入、熱かしめ等の適宜の固定手
段により固定されている。なお、この回路基板3は図4
〜6では1段のみ図示しているが、複数段積層してもよ
い。
【0029】回路基板3に固定された導体部4、5の端
部を回路基板3の面に沿って水平方向に突出させること
により、複数(図5の例では7本)のタブ状の第1端子
41が形成されている。コネクタハウジング35、36
の背面部には、支持板34を貫通する複数の端子挿入穴
38、39が開けてあり、この端子挿入穴38、39に
回路基板3の第1端子41が圧入固定されるようになっ
ている。
【0030】ここで、回路基板3の第1端子41の先端
部は図2に示すようにコネクタハウジング35、36の
内側区間に突出して、車両側の電気配線(電源線および
信号線)との電気接続を行うためのコネクタ35A、3
6Aを形成する。このコネクタ35A、36Aは支持板
34の前側面から水平方向に突出している。なお、本例
では、この第1端子41を端子挿入穴38、39に圧入
固定することにより、回路基板3が支持板34に連結、
支持される。また、回路基板3の裏面部を、図4に示す
ケース本体31の背面壁部31cの複数の支持柱31f
の上端に載置することにより、回路基板3を支持柱31
fによっても支持するようになっている。
【0031】また、回路基板3の上側の導体部4には複
数のタブ状の第2端子4aが下側へ曲げ形成されて、回
路基板3の挿入穴3aを通して回路基板3の下側へ突出
している。3つのリレー8はファン駆動用電動モータ1
3、14の作動を制御するためのもので、それぞれ下側
へ突出する複数のタブ状端子8aを有している。このタ
ブ状端子8aも回路基板3の挿入穴3aを通して回路基
板3の下側へ突出している。
【0032】従って、上側導体部4の第2端子4aとリ
レー8の端子8aとを回路基板3の共通の挿入穴3aに
挿入することで互いに接触した状態になり、この両端子
4a、8aの先端部を直接接触した状態にて回路基板3
の下方へ配置できる。そのため、この両端子4a、8a
を下回路基板3の下方部位において直接、半田付け、溶
接等の接合手段により接合することにより、この両端子
4a、8aを確実に電気接続できる。
【0033】電気配線9は、図3に示すように回路部3
2を電動モータ13、14に電気接続するためのもの
で、その一端の端子9aは図6に示すように回路基板3
の下側部位にてリレー8の端子8a等に差し込みにて電
気的に接続されるようになっている。ここで、電気配線
9の端子9aを半田付け、溶接、かしめ等の他の手段に
より端子8a等に接続することもできる。
【0034】また、電気配線9の他端には電動モータ1
3、14に設けられたコネクタ13a、14aとの電気
接続に用いるコネクタ9bが設けてある。電気配線9の
他端側は、ケース本体31の底面壁部31dに形成した
開口部31g(図4、6参照、第1実施形態の開口部1
bに対応)からケース本体31の下側へ取り出して電動
モータ13、14側へ導くようにしてある。
【0035】開口部31gは、底面壁部31dのうち、
前面側(すなわち、支持板34の背面部)に隣接した部
位に形成されており、そして、支持板34の背面側には
防水壁34aが底面壁部31dと平行または略平行に形
成してある。このため、防水壁34aにより開口部31
gの所定間隔上方を覆うことができ、これにより、開口
部31g近傍に屈折した迷路構造(図6参照)を形成し
て開口部31gからケース本体31内部への水の侵入を
抑制する。
【0036】次に、上蓋部33はケース本体31の上方
開口部を閉塞する防水用の樹脂部材であり、上蓋部33
の端部嵌合面33aは、ケース本体31の頂部嵌合面3
1hおよび回路部32の支持板34の頂部嵌合面34b
が嵌入される溝部を持つ形状に形成されている。また、
上蓋部33には係止部33bが形成され、ケース本体3
1の側面壁部31bには係止部33bを係止する係止部
31iが形成されている。
【0037】第2実施形態によると、回路部32の支持
板34に、その前面側から水平方向に突出するコネクタ
35A、36Aを形成してあるから、このコネクタ35
A、36Aに車両側の図示しない電気配線(電源線およ
び信号線)を直接接続できる。この際、コネクタ35
A、36Aは支持板34の前面側から外方へ突出してい
るから、車両側電気配線の接続作業のために電気接続箱
30部分の開閉作業を行う必要がない。また、電気接続
箱30内部から電気配線9のような電気配線を特別に取
り出して、この電気配線を用いて車両側電気配線との接
続を行う必要もない。さらには、コネクタ35A、36
Aが下方ではなく、支持板34の前面側から水平方向に
突出しているので、作業者は通常の楽な姿勢で、コネク
タ35A、36Aへの電気接続作業を簡単に行うことが
でき、作業性が非常によい。
【0038】しかも、コネクタ35A、36Aの端子4
1は、回路基板3の導体部4、5から延出した部分をそ
のまま利用して形成しており、かつ、コネクタハウジン
グ35、36も回路部32の支持板34に一体成形した
部分で形成しているから、コネクタ35A、36Aを簡
単に形成できる。また、電気配線9をケース本体31の
外部へ取り出すための開口部31gを底面壁部31dに
設けているから、開口部31gにケース本体31内の水
分の排水口機能を兼務させることができるとともに、防
水壁34aによる迷路構造(図4)により開口部31g
からケース本体31内への水分侵入も良好に抑制でき
る。
【0039】(他の実施形態)なお、前述の第1実施形
態では、リレー8等の端子8aと、回路基板3の上方側
の導体部4の端子4aを下カバー7の共通の挿入穴7a
に挿入して、この両端子4a、8aを下カバー7の下方
部位で直接、半田付け、溶接等により接合しているが、
回路基板3の下方側の導体部5の端子5aをリレー8等
の端子8aと共通の挿入穴7aに挿入して、この両端子
5a、8aを下カバー7の下方部位で直接、接合するよ
うにしてもよい。
【0040】また、前述の第1実施形態では、上カバー
6の外面側とケース本体1の内壁面との間に水分の落下
通路6dを形成するための複数の突起6cを上カバー6
に形成しているが、この複数の突起6cを上カバー6で
なく、ケース本体1の内壁面に形成しても水分の落下通
路6dを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の分解斜視図である。
【図2】図1の組付状態の断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す車両用電動ファン
装置の概略斜視図である。
【図4】図3の電気接続箱部分の分解斜視図である。
【図5】図4の回路部の分解斜視図である。
【図6】図3の電気接続箱部分の要部断面図である。
【符号の説明】
1…ケース本体、2…蓋部材、3…回路基板、4、5…
導体部、6…上カバー、6a…防水壁、6c…突起、6
d…通路、7…下カバー、3a、6b、7a…挿入穴、
8…リレー(電気部品)、4a、5a、8a…端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 俊樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 田巻 昭雄 愛知県安城市篠目町井山3番地 アンデン 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁材料からなる回路基板(3)
    と、 前記回路基板(3)の表面に固定され、端子(4a、5
    a)を有する導体部(4、5)と、 前記回路基板(3)の一面側に配置され、前記回路基板
    (3)を被覆するカバー部材(7)と、 前記回路基板(3)の他面側に配置され、端子(8a)
    を有する電気部品(8)と、 前記回路基板(3)、前記カバー部材(7)および前記
    電気部品(8)を収容するケース部材(1、2)とを備
    え、 前記カバー部材(7)に、前記導体部(4、5)の端子
    (4a、5a)と、前記電気部品(8)の端子(8a)
    の両方が挿入される挿入穴(7a)を形成し、 前記導体部(4、5)の端子(4a、5a)と前記電気
    部品(8)の端子(8a)を前記挿入穴(7a)から突
    出させて直接接合したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材は前記回路基板(3)の
    下方側に配置される下カバー(7)であり、 前記回路基板(3)の上方側に上カバー(6)が配置さ
    れ、前記電気部品(8)は前記上カバー(6)の上方側
    に配置されており、 前記電気部品(8)の端子(8a)は、前記上カバー
    (6)に設けた挿入穴(6a)および前記回路基板
    (3)に設けた挿入穴(3a)を通して前記下カバー
    (7)の前記挿入穴(7a)に挿入されるようになって
    おり、 前記下カバー(7)と前記上カバー(6)により前記回
    路基板(3)を被覆することを特徴とする請求項1に記
    載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記上カバー(6)に、上方へ突出する
    防水壁(6a)を形成するとともに、 前記上カバー(6)と前記ケース部材(1、2)の内壁
    面との間に、前記ケース部材(1、2)の内壁面に沿っ
    て水分を落下させる通路(6d)を形成することを特徴
    とする請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 【請求項4】 前記上カバー(6)から前記ケース部材
    (1、2)の内壁面へ向かって複数の突起(6c)を突
    出させ、前記複数の突起(6c)の相互の間に、前記通
    路(6d)を形成することを特徴とする請求項3に記載
    の電気接続箱。
  5. 【請求項5】 電気絶縁材料からなる回路基板(3)
    と、 前記回路基板(3)の表面に固定され、端子(4a)を
    有する導体部(4)と、 前記回路基板(3)の一面側に配置され、端子(8a)
    を有する電気部品(8)と、 前記回路基板(3)および前記電気部品(8)を収容す
    るケース部材(31、33、34)とを備え、 前記回路基板(3)に、前記導体部(4)の端子(4
    a)と、前記電気部品(8)の端子(8a)の両方が挿
    入される挿入穴(3a)を形成し、 前記導体部(4)の端子(4a)と前記電気部品(8)
    の端子(8a)を前記挿入穴(3a)から突出させて直
    接接合したことを特徴とする電気接続箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002134956A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Tdk Corp 電気部品の接続構造
JP2003070128A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 自動車用リレーボックス
JP2015104205A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 矢崎総業株式会社 電気接続箱

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