JP2000079723A - 画像形成装置、情報処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、情報処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

Info

Publication number
JP2000079723A
JP2000079723A JP10263903A JP26390398A JP2000079723A JP 2000079723 A JP2000079723 A JP 2000079723A JP 10263903 A JP10263903 A JP 10263903A JP 26390398 A JP26390398 A JP 26390398A JP 2000079723 A JP2000079723 A JP 2000079723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
data
transfer
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10263903A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
Naoaki Ito
直紹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10263903A priority Critical patent/JP2000079723A/ja
Publication of JP2000079723A publication Critical patent/JP2000079723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bus Control (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像メモリと画像回転処理部との間で画像転
送を行いながら画像回転処理を行う場合において、画像
回転処理を高速に行うことができる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 RAM12から画像を転送する際には高
速なバースト転送(1回のアドレス値の指定の後に複数
回のデータ転送)を行い、回転後の所定ブロックサイズ
の画像データをシングル転送(1回のアドレス値の指定
の後に1回だけデータ転送)にて行うことにより、シス
テムバス18及び画像バス20を介して高速に画像回転
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ、プリンタなどの画像形成装置及び画像処理方法
と、この画像形成装置がネットワーク上に接続された情
報処理システムと、前記画像処理方法を実現するための
記憶媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機は、原稿を読み取ってデジ
タル画像データに変換する画像データ入力部と、読み取
られた画像データを格納する画像メモリと、画像データ
を所定の方法で画像処理する画像処理部と、画像処理さ
れた画像データを用紙上に出力する画像出力部と、前記
画像処理手段と画像メモリとの間で画像データを転送可
能にするためのアドレス制御部を有する画像データコン
トローラとを備えている。
【0003】かかる画像形成装置において画像回転の画
像処理を行う場合には、上記画像データコントローラの
制御により画像処理部と画像メモリとの双方向画像転送
を行いながら画像回転処理が進められる。
【0004】また、入力画像領域上の任意の矩形領域を
指定することが可能な矩形領域指定手段とを有し、画像
の矩形領域について画像処理を施す場合には、画像処理
部の所定の場所で画像処理を行った画像データと行って
いない画像データとを選択することで行われる。すなわ
ち、画像処理部において複数の画像処理パスを用意し
て、矩形領域内部用の処理系と全く処理をしない処理系
とにより得られた両画像データを画像処理部の所定の場
所で選択するようにし、処理を行った画像のうち所定の
矩形領域のみを画像メモリの矩形領域に転送することで
矩形領域の画像処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では次のような問題点があった。
【0006】(1)画像データを格納する画像メモリと
回転を行う画像処理部分との間で画像転送を行いながら
画像回転処理を行うため、画像回転処理を高速に行うこ
とは困難である。
【0007】(2)矩形領域の画像処理を行う場合にお
いて、画像データを1回のアドレス指定に対して複数回
のデータ転送を行うバースト画像転送を行う際には、細
かい矩形領域の指定が行えない。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、画像メ
モリと画像回転処理部との間で画像転送を行いながら画
像回転処理を行う場合において、画像回転処理を高速に
行うことができる画像形成装置、画像処理方法、情報処
理システム、及び記憶媒体を提供することを目的とす
る。さらに、画像の所定領域を矩形領域にて指定する場
合において、細かい画素単位で矩形領域を指定すること
ができる画像形成装置、画像処理方法、情報処理システ
ム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。また、
矩形画像領域について画像処理を行う場合において、詳
細な領域指定を実現しながら、高速に画像転送を行うこ
とができる画像形成装置、画像処理方法、情報処理シス
テム、及び記憶媒体を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る画像形成装置では、画像
データを格納する画像メモリと、画像データの回転処理
を行う画像回転処理部と、前記画像回転処理部と前記画
像メモリとの間で画像データを転送可能にするためのア
ドレス制御部を有する画像データコントローラとを備
え、画像形成に関する所定の処理を行う画像処理部とし
て前記画像回転処理部を含む画像形成装置において、前
記画像データコントローラは、前記画像回転処理を行う
場合における前記画像回転処理部と前記画像メモリとの
双方向画像転送時に、一方向は1回のアドレス指定に対
して1回のデータ転送を行う第1の画像転送モードで、
他方向は1回のアドレス指定に対して複数回のデータ転
送を行う第2の画像転送モードで画像転送を行う構成に
したことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項1記載の画像形成装置において、前記画像回
転処理部は、前記画像メモリから転送されてきた画像デ
ータを格納するラインバッファと、前記ラインバッファ
中の画像データを選択するデータ選択手段と、前記デー
タ選択手段で選択された画像データを所定の角度単位で
回転する画像回転手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項2記載の画像形成装置において、前記ライン
バッファは、前記画像回転処理部でサポートする画像の
ブロックサイズライン数の整数倍に等しいライン数を有
することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明に係る画像形成装置で
は、画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理
部と、画像データを格納する画像メモリと、前記画像処
理部と前記画像メモリとの間で画像データを転送可能に
するためのアドレス制御部を有する画像データコントロ
ーラとを備えた画像形成装置において、前記画像データ
コントローラは、前記画像処理部で特定の画像処理を行
う場合における前記画像処理部と前記画像メモリとの画
像転送時には、1回のアドレス指定に対して1回のデー
タ転送を行う第1の画像転送モードで画像転送し、前記
特定の画像処理時以外の前記画像転送時には1回のアド
レス指定に対して複数回のデータ転送を行う第2の画像
転送モードで画像転送するように構成にしたことを特徴
とする。
【0013】請求項5記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項4記載の画像形成装置において、画像領域上
の任意の矩形領域を指定する矩形領域指定手段を有し、
前記特定の画像処理は、前記矩形領域指定手段によって
画像の一部を矩形領域として指定し、その矩形領域部分
について処理を行う矩形領域編集処理であることを特徴
とする。
【0014】請求項6記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項4記載の画像形成装置において、前記特定の
画像処理は、予め縮小した複数の画像データを1枚の記
録用紙上に出力するサムネイル出力処理であることを特
徴とする。
【0015】請求項7記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項4記載の画像形成装置において、前記特定の
画像処理は、1枚の画像データを複数の相似矩形領域に
分割し、その分割された画像データを複数の記録用紙上
に拡大して出力する拡大連写処理であることを特徴とす
る。
【0016】請求項8記載の発明に係る画像形成装置で
は、画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理
部と、画像データを格納する画像メモリと、前記画像デ
ータ上の任意の矩形領域を指定する矩形領域指定手段
と、前記画像処理部と前記画像メモリとの間で画像デー
タを転送可能にするためのアドレス制御部を有する画像
データコントローラとを備えた画像形成装置において、
前記画像データコントローラは、前記矩形領域指定手段
により指定された矩形画像領域に対して前記画像処理部
で画像処理を施す場合における前記画像処理部と前記画
像メモリとの画像転送時に、前記矩形領域の所定の部分
では1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行
う第1の画像データ転送モードで画像転送し、該矩形領
域の残りの部分では1回のアドレス指定に対して複数回
のデータ転送を行う第2の画像データ転送モードで画像
転送するように構成したことを特徴とする。
【0017】請求項9記載の発明に係る画像形成装置で
は、請求項8記載の画像形成装置において、前記矩形領
域の所定の部分は、該矩形領域の端部であることを特徴
とする。
【0018】請求項10記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、画像データを格納する画像メモリと、画像デ
ータの回転処理を行う画像回転処理部と、前記画像回転
処理部と前記画像メモリとの間で画像データを転送可能
にするためのアドレス制御部を有する画像データコント
ローラとを備え、画像形成に関する所定の処理を行う画
像処理部として前記画像回転処理部を含む画像形成装置
がネットワーク上に接続された情報処理システムにおい
て、前記画像形成装置の前記画像データコントローラ
は、前記画像回転処理を行う場合における前記画像回転
処理部と前記画像メモリとの双方向画像転送時に、一方
向は1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行
う第1の画像転送モードで、他方向は1回のアドレス指
定に対して複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モ
ードで画像転送を行う構成にしたことを特徴とする。
【0019】請求項11記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、請求項10記載の情報処理システムにおい
て、前記画像形成装置の前記画像回転処理部は、前記画
像メモリから転送されてきた画像データを格納するライ
ンバッファと、前記ラインバッファ中の画像データを選
択するデータ選択手段と、前記データ選択手段で選択さ
れた画像データを所定の角度単位で回転する画像回転手
段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項12記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、請求項11記載の情報処理システムにおい
て、前記ラインバッファは、前記画像回転処理部でサポ
ートする画像のブロックサイズライン数の整数倍に等し
いライン数を有することを特徴とする。
【0021】請求項13記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、画像データに対して所定の画像処理を行う画
像処理部と、画像データを格納する画像メモリと、前記
画像処理部と前記画像メモリとの間で画像データを転送
可能にするためのアドレス制御部を有する画像データコ
ントローラとを備えた画像形成装置がネットワーク上に
接続された情報処理システムにおいて、前記画像形成装
置の前記画像データコントローラは、前記画像処理部で
特定の画像処理を行う場合における前記画像処理部と前
記画像メモリとの画像転送時には、1回のアドレス指定
に対して1回のデータ転送を行う第1の画像転送モード
で画像転送し、前記特定の画像処理時以外の前記画像転
送時には1回のアドレス指定に対して複数回のデータ転
送を行う第2の画像転送モードで画像転送するように構
成にしたことを特徴とする。
【0022】請求項14記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、請求項13記載の情報処理システムにおい
て、前記画像形成装置は、画像領域上の任意の矩形領域
を指定する矩形領域指定手段を有し、前記特定の画像処
理は、前記矩形領域指定手段によって画像の一部を矩形
領域として指定し、その矩形領域部分について処理を行
う矩形領域編集処理であることを特徴とする。
【0023】請求項15記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、請求項14記載の情報処理システムにおい
て、前記特定の画像処理は、予め縮小した複数の画像デ
ータを1枚の記録用紙上に出力するサムネイル出力処理
であることを特徴とする。
【0024】請求項16記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、請求項14記載の情報処理システムにおい
て、前記特定の画像処理は、1枚の画像データを複数の
相似矩形領域に分割し、その分割された画像データを複
数の記録用紙上に拡大して出力する拡大連写処理である
ことを特徴とする。
【0025】請求項17記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、画像データに対して所定の画像処理を行う画
像処理部と、画像データを格納する画像メモリと、前記
画像データ上の任意の矩形領域を指定する矩形領域指定
手段と、前記画像処理部と前記画像メモリとの間で画像
データを転送可能にするためのアドレス制御部を有する
画像データコントローラとを備えた画像形成装置がネッ
トワーク上に接続された情報処理システムにおいて、前
記画像形成装置の前記画像データコントローラは、前記
矩形領域指定手段により指定された矩形画像領域に対し
て前記画像処理部で画像処理を施す場合における前記画
像処理部と前記画像メモリとの画像転送時に、前記矩形
領域の所定の部分では1回のアドレス指定に対して1回
のデータ転送を行う第1の画像データ転送モードで画像
転送し、該矩形領域の残りの部分では1回のアドレス指
定に対して複数回のデータ転送を行う第2の画像データ
転送モードで画像転送するように構成したことを特徴と
する。
【0026】請求項18記載の発明に係る情報処理シス
テムでは、請求項17記載の情報処理システムにおい
て、前記矩形領域の所定の部分は、該矩形領域の端部で
あることを特徴とする。
【0027】請求項19記載の発明に係る画像処理方法
では、画像データを格納する画像メモリと画像データの
回転処理を行う画像回転処理部との間で画像データを転
送して画像回転処理を行い、その画像回転処理結果を出
力する画像処理方法において、前記画像回転処理を行う
場合における前記画像回転処理部と前記画像メモリとの
双方向画像転送時に、一方向は1回のアドレス指定に対
して1回のデータ転送を行う第1の画像転送モードで、
他方向は1回のアドレス指定に対して複数回のデータ転
送を行う第2の画像転送モードで画像転送を行うことを
特徴とする。
【0028】請求項20記載の発明に係る画像処理方法
では、請求項19記載の画像処理方法において、前記画
像回転処理は、前記画像メモリから転送されてきた画像
データを格納するラインバッファ中の画像データを選択
し、その選択された画像データを所定の角度単位で回転
することを特徴とする。
【0029】請求項21記載の発明に係る画像処理方法
では、請求項20記載の画像処理方法において、前記ラ
インバッファは、前記画像回転処理部でサポートする画
像のブロックサイズライン数の整数倍に等しいライン数
を有することを特徴とする。
【0030】請求項22記載の発明に係る画像処理方法
では、画像データを格納する画像メモリと画像データを
所定の方法で処理する画像処理部との間で画像データを
転送して画像処理を行い、その画像処理結果を出力する
画像処理方法において、前記画像処理部で特定の画像処
理を行う場合における前記画像処理部と前記画像メモリ
との画像転送時には、1回のアドレス指定に対して1回
のデータ転送を行う第1の画像転送モードで画像転送
し、前記特定の画像処理時以外の前記画像転送時には1
回のアドレス指定に対して複数回のデータ転送を行う第
2の画像転送モードで画像転送することを特徴とする。
【0031】請求項23記載の発明に係る画像処理方法
では、請求項22記載の画像処理方法において、前記特
定の画像処理は、画像の一部を矩形領域として指定し、
その矩形領域部分について処理を行う矩形領域編集処理
であることを特徴とする。
【0032】請求項24記載の発明に係る画像処理方法
では、請求項22記載の画像処理方法において、前記特
定の画像処理は、予め縮小した複数の画像データを1枚
の記録用紙上に出力するサムネイル出力処理であること
を特徴とする。
【0033】請求項25記載の発明に係る画像処理方法
では、請求項22記載の画像処理方法において、前記特
定の画像処理は、1枚の画像データを複数の相似矩形領
域に分割し、その分割された画像データを複数の記録用
紙上に拡大して出力する拡大連写処理であることを特徴
とする。
【0034】請求項26記載の発明に係る画像処理方法
では、画像データを格納する画像メモリと画像データを
所定の方法で処理する画像処理部との間で画像データを
転送して画像処理を行い、その画像処理結果を出力する
画像処理方法において、前記画像データ上の任意の矩形
領域を指定し、その指定された矩形画像領域に対して前
記画像処理部で画像処理を施す場合における前記画像処
理部と前記画像メモリとの画像転送時に、前記矩形領域
の所定の部分では1回のアドレス指定に対して1回のデ
ータ転送を行う第1の画像データ転送モードで画像転送
し、該矩形領域の残りの部分では1回のアドレス指定に
対して複数回のデータ転送を行う第2の画像データ転送
モードで画像転送することを特徴とする。
【0035】請求項27記載の発明に係る画像処理方法
では、請求項26記載の画像処理方法において、前記矩
形領域の所定の部分は、該矩形領域の端部であることを
特徴とする。
【0036】請求項28記載の発明に係る記憶媒体で
は、画像データを格納する画像メモリと画像データの回
転処理を行う画像回転処理部との間で画像データを転送
して画像回転処理を行い、その画像回転処理結果を出力
する画像処理方法を実行する、コンピュータで読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記画
像処理方法は、前記画像回転処理を行う場合における前
記画像回転処理部と前記画像メモリとの双方向画像転送
時に、一方向は1回のアドレス指定に対して1回のデー
タ転送を行う第1の画像転送モードで、他方向は1回の
アドレス指定に対して複数回のデータ転送を行う第2の
画像転送モードで画像転送を行うステップを備えたこと
を特徴とする。
【0037】請求項29記載の発明に係る記憶媒体で
は、請求項28記載の記憶媒体において、前記画像回転
処理は、前記画像メモリから転送されてきた画像データ
を格納するラインバッファ中の画像データを選択し、そ
の選択された画像データを所定の角度単位で回転するこ
とを特徴とする。
【0038】請求項30記載の発明に係る記憶媒体で
は、画像データを格納する画像メモリと画像データを所
定の方法で処理する画像処理部との間で画像データを転
送して画像処理を行い、その画像処理結果を出力する画
像処理方法を実行する、コンピュータで読み出し可能な
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記画像処理
方法は、前記画像処理部で特定の画像処理を行う場合に
おける前記画像処理部と前記画像メモリとの画像転送時
には、1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を
行う第1の画像転送モードで画像転送し、前記特定の画
像処理時以外の前記画像転送時には1回のアドレス指定
に対して複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モー
ドで画像転送するステップを備えたことを特徴とする。
【0039】請求項31記載の発明に係る記憶媒体で
は、請求項30記載の記憶媒体において、前記特定の画
像処理は、画像の一部を矩形領域として指定し、その矩
形領域部分について処理を行う矩形領域編集処理である
ことを特徴とする。
【0040】請求項32記載の発明に係る記憶媒体で
は、請求項30記載の記憶媒体において、前記特定の画
像処理は、予め縮小した複数の画像データを1枚の記録
用紙上に出力するサムネイル出力処理であることを特徴
とする。
【0041】請求項33記載の発明に係る記憶媒体で
は、請求項30記載の記憶媒体において、前記特定の画
像処理は、1枚の画像データを複数の相似矩形領域に分
割し、その分割された画像データを複数の記録用紙上に
拡大して出力する拡大連写処理であることを特徴とす
る。
【0042】請求項34記載の発明に係る記憶媒体で
は、画像データを格納する画像メモリと画像データを所
定の方法で処理する画像処理部との間で画像データを転
送して画像処理を行い、その画像処理結果を出力する画
像処理方法を実行する、コンピュータで読み出し可能な
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記画像処理
方法は、前記画像データ上の任意の矩形領域を指定し、
その指定された矩形画像領域に対して前記画像処理部で
画像処理を施す場合における前記画像処理部と前記画像
メモリとの画像転送時に、前記矩形領域の所定の部分で
は1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行う
第1の画像データ転送モードで画像転送し、該矩形領域
の残りの部分では1回のアドレス指定に対して複数回の
データ転送を行う第2の画像データ転送モードで画像転
送するステップを備えたことを特徴とする。
【0043】請求項35記載の発明に係る記憶媒体で
は、請求項34記載の記憶媒体において、前記矩形領域
の所定の部分は、該矩形領域の端部であることを特徴と
する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0045】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係る画像形成装置のコントローラ・ユニットの
構成を示すブロック図である。
【0046】このコントローラ・ユニット10は、画像
入力デバイスであるスキャナ50と、画像出力デバイス
であるプリンタ60とに接続され、一方ではローカルエ
リアネットワーク(LAN)41や公衆回線(WAN)
42に接続することで、画像情報やデバイス情報の入出
力を行う。
【0047】かかるコントローラ・ユニット10は、C
PU11、RAM12、ROM13、HDD14、操作
部I/F15、ネットワーク接続部16、モデム17、
イメージ・バスI/F19、ラスター・イメージ・プロ
セッサ(RIP)21、スキャナ画像処理部22、デバ
イスI/F23、プリンタ画像処理部24、画像回転処
理部25、及び画像圧縮処理部26を備えている。
【0048】CPU11は、システム全体を制御するコ
ントローラである。RAM12は、CPU11が動作す
るためのシステムワークメモリであり、画像データを一
時記憶するための画像メモリでもある。ROM13はブ
ートROMであり、システムのブートプログラムが格納
されている。HDD14は、ハードディスクドライブで
あり、システムソフトウェア、画像データを格納する。
【0049】操作部I/F15は、操作部30のインタ
ーフェース部であり、操作部30に表示する画像データ
を操作部30に対して出力すると共に、操作部30から
使用者が入力した情報をCPU11へ伝える役割をす
る。ネットワーク部16は、LAN41に接続して情報
の入出力を行う。モデム17は、公衆回線42に接続し
て情報の入出力を行う。
【0050】これらのCPU11、RAM12、ROM
13、HDD14、操作部I/F15、及びモデム17
の各デバイスは、システムバス18上に配置されてい
る。
【0051】イメージ・バスI/F19は、システムバ
ス18と、画像データを高速で転送する画像バス20と
を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス20は、PCIバスまたはIEEE1394で
構成される。画像バス20上には、ラスター・イメージ
・プロセッサ(RIP)21、スキャナ画像処理部2
2、デバイスI/F23、プリンタ画像処理部24、画
像回転処理部25、及び画像圧縮処理部26の各デバイ
スが配置されている。
【0052】デバイスI/F部23は、画像入出力デバ
イスであるスキャナ50やプリンタ60とコントローラ
10を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を
行う。プリンタ画像処理部24は、プリント出力画像デ
ータに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行い、
画像回転処理部25は、画像データの回転を行う。ま
た、画像圧縮処理部26は、多値画像データに対してJ
PEG、2値画像画像データに対してJBIG、MM
R、MHの圧縮伸張処理を行う。さらに、ラスター・イ
メージ・プロセッサ(RIP)21は、PDLコードを
ビットマップイメージに展開し、スキャナ画像処理部2
2は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。
【0053】図2は、本実施形態に係る画像形成装置の
画像入出力部の外観図である。
【0054】画像入力デバイスであるスキャナ部50
は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセン
サ(図示せず)を走査することで、信号線43を通して
ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原
稿用紙は、原稿フィーダ52のトレイ51にセットし、
装置使用者が操作部30から読み取り起動指示すること
により、コントローラ・ユニット10内のCPU(以
下、コントローラCPU)11が信号線43を通してス
キャナ50に指示を与え、フィーダ52は原稿用紙を1
枚ずつフィードして原稿画像の読み取り動作を行う。
【0055】画像出力デバイスであるプリンタ部60
は、信号線44を通してラスターイメージデータを用紙
上の画像に変換する機能を有し、その方式は感光体ドラ
ムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルア
レイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字する
インクジェット方式等があるが、どの方式でも構わな
い。
【0056】プリント動作の起動は、信号線44を通し
てコントローラCPU11からの指示によって開始す
る。プリンタ部60には、異なる用紙サイズまたは異な
る用紙向きを選択できるように複数の給紙段が設置され
ており、それに対応した用紙カセット61,62,6
3,64がある。また、排紙トレイ65は印字し終わっ
た用紙を受けるものである。
【0057】図3は、本実施形態に係る画像形成装置の
操作部30の外観図である。
【0058】操作部30は、LCD表示部31を備える
ほか、リセットキー32、IDキー33、スタートキー
34、及びストップキー35を配置している。
【0059】LCD表示部31は、LCD上にタッチパ
ネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示
すると共に、表示してあるキーが押されるとその位置情
報をコントローラCPU11へ伝える。リセットキー3
2は操作部30からの設定を初期化する時に用い、ID
キー33は使用者のユーザーIDを入力する時に用い
る。さらに、スタートキー34は、原稿画像の読み取り
動作を開始する時などに用いる。スタートキー34の中
央部には、緑と赤の2色LED36が配置され、その色
によってスタートキー34が使える状態にあるかどうか
を示す。ストップキー35は、稼働中の動作を止める働
きをする。
【0060】図4は、本実施形態に係る画像形成装置の
スキャナ画像処理部22の構成を示すブロック図であ
る。
【0061】このスキャナ画像処理部22は、画像バス
I/Fコントローラ22a、フィルタ処理部22b、l
og変換処理部22c、変倍処理部22d、テーブル2
2e、2値化処理部22f、入力セレクタ187、及び
出力セレクタ188を備えている。
【0062】画像バスI/Fコントローラ22aは、画
像バス20と接続してそのバスアクセスシーケンスを制
御すると共に、スキャナ画像処理部22内の各デバイス
の制御及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部2
2bは、空間フィルタでコンボリューション演算を行
う。log変換部22cは、読み取った輝度データであ
る画像データを濃度データに変換するためのテーブル変
換を行う。
【0063】変倍処理部22dは、読み取り画像の解像
度を変える場合にラスターイメージについて補間演算を
行って拡大、縮小を行う。なお、等倍時には不図示のス
ルーパスより次の処理部へと画像データが送られる。テ
ーブル22eは、読み取った輝度データである画像デー
タを濃度データに変換するためのテーブル変換を行う。
2値化処理部22fは、多値のグレースケール画像デー
タを誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化す
る。
【0064】処理が終了した画像データは、再び画像バ
スコントローラ22aを介して、画像バス上に転送され
る。
【0065】図5は、本実施形態に係る画像形成装置の
プリンタ画像処理部24の構成を示すブロック図であ
る。
【0066】このプリンタ画像処理部24は、画像バス
I/Fコントローラ24a、解像度変換部24b、及び
スムージング処理部24cを備えている。
【0067】画像バスI/Fコントローラ24aは、画
像バス20と接続してそのバスアクセスシーケンスを制
御すると共に、プリンタ画像処理部24内の各デバイス
の制御及びタイミングを発生させる。解像度変換部24
bは、ネットワーク41あるいは公衆回線42から来た
画像データをプリンタ60の解像度に変換するための解
像度変換を行う。スムージング処理部24cは、解像度
変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部
に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0068】図6は、本実施形態に係る画像形成装置の
画像圧縮処理部26の構成を示すブロック図である。
【0069】この画像圧縮処理部26は、画像バスI/
Fコントローラ26a、入力バッファ26b、画像圧縮
部26c、RAM26d、及び出力バッファ26eを備
えている。画像バスI/Fコントローラ26aは、画像
バス20と接続してそのバスアクセスシーケンスを制御
すると共に、入力バッファ26b及び出力バッファ26
eとのデータのやりとりを行うためのタイミング制御、
及び画像圧縮部26cに対するモード設定などの制御を
行う。
【0070】次に、画像圧縮処理部26の処理手順を説
明する。
【0071】まず、CPU11から画像バス20を介し
て画像バスI/Fコントローラ26aに画像圧縮制御の
ための設定を行う。この設定により、画像バスI/Fコ
ントローラ26aは、画像圧縮部26cに対して画像圧
縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBIG伸長
等)を行う。
【0072】必要な設定を行った後に、再度CPU11
から画像バスI/Fコントローラ26aに対して画像デ
ータ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/
Fコントローラ26aは、RAM12もしくは画像バス
20上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
【0073】受け取った画像データは、入力バッファ2
6bに一時格納され、画像圧縮部26cの画像データ要
求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この際、
入力バッファ26bは、画像バスI/Fコントローラ2
6aと画像圧縮部26cとの両者の間で画像データを転
送できるかどうかを判断する。画像バス20からの画像
データの読み込み、及び画像圧縮部26cへの画像の書
き込みが不可能である場合は、データの転送を行わない
ような制御を行う(以後このような制御をハンドシェー
クと呼称する)。
【0074】画像圧縮部26cは、受け取った画像デー
タを一旦RAM26dに格納する。これは画像圧縮を行
う際には、その画像圧縮処理の種類によって数ライン分
のデータを要するためであり、最初の1ライン分の圧縮
を行うためには数ライン分の画像データを用意してから
でないと画像圧縮が行えないためである。画像圧縮を施
された画像データは直ちに出力バッファ26eに送られ
る。
【0075】出力バッファ26eでは、画像バスI/F
コントローラ26a及び画像圧縮部26cとのハンドシ
ェークを行い、画像データを画像バスI/Fコントロー
ラ26aへ転送する。画像バスI/Fコントローラ26
aでは、転送された圧縮(もしくは伸長)された画像デ
ータをRAM12もしくは画像バス20上の各デバイス
にデータを転送する。
【0076】こうした一連の処理は、CPU11からの
処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わ
ったとき)、もしくはこの画像圧縮部26cから停止要
求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り
返される。
【0077】図7は、本実施形態に係る画像形成装置の
画像回転処理部25の構成を示すブロック図である。
【0078】画像バスI/Fコントローラ25aは、画
像バス20と接続してそのバスシーケンスを制御すると
共に、画像回転部25bにモード等を設定する制御、及
び画像回転部25bに画像データを転送するためのタイ
ミング制御を行う。回転処理された画像データを受け取
った画像バスI/Fコントローラ25aは、連続アドレ
ッシングを以て、RAM12もしくは画像バス20上の
各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理
は、CPU11からの処理要求がなくなるまで(必要な
ページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
【0079】図8は、本実施形態に係る画像形成装置の
デバイスI/F部23の構成を示すブロック図である。
【0080】この画像バスI/Fコントローラ23a
は、画像バス20と接続してそのバスアクセスシーケン
スを制御すると共に、デバイスI/F部23内の各デバ
イスの制御及びタイミングを発生させる。また、外部の
スキャナ50及びプリンタ60への制御信号を発生させ
る。スキャンバッファ23bは、スキャナ50から送ら
れてくる画像データを一時保存し、画像バス20に同期
させて画像データを出力する。
【0081】シリアルパラレル・パラレルシリアル変換
部23cは、スキャンバッファ23bに保存された画像
データを順番に並べてあるいは分解して、画像バス20
に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラレ
ルシリアル・シリアルバラレル変換部23eは、画像バ
ス20から転送された画像データを分解してあるいは順
番に並べて、プリントバッファ23dに保存できる画像
データのデータ幅に変換する。プリントバッファ23d
は、画像バス20から送られてくる画像データを一時保
存し、プリンタ60に同期させて画像データを出力す
る。
【0082】次に、画像スキャン時の処理手順を説明す
る。
【0083】スキャナ50から送られてくる画像データ
を、スキャナ50から送られてくるタイミング信号に同
期させて、スキャンバッファ23bに保存する。そし
て、画像バス20がPCIバスの場合には、バッファ2
3b内に画像データが32ビット以上入ったときに、先
入れ先出しで32ビット分の画像データを、バッファ2
3bからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2
3cに送り、32ビットの画像データに変換し、画像バ
スI/Fコントローラ23aを通して画像バス20上に
転送する。
【0084】また、画像バス20がIEEE1394の
場合には、バッファ23b内の画像データを先入れ先出
しで、バッファ23bからシリアルパラレル・パラレル
シリアル変換部23cに送り、シリアル画像データに変
換し、画像バスI/Fコントローラ23aを通して画像
バス20上に転送する。
【0085】次に、画像プリント時の処理手順を説明す
る。
【0086】画像バス20がPCIバスの場合には、画
像バスから送られてくる32ビットの画像データを画像
バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル
・シリアルパラレル変換部23eへ送り、プリンタ60
の入力データビット数の画像データに分解し、プリント
バッファ23dに保存する。
【0087】また、画像バス20がIEEE1394の
場合には、画像バスから送られてくるシリアル画像デー
タを画像バスI/Fコントローラ23aで受け取り、パ
ラレルシリアル・シリアルバラレル変換部23eへ送
る。この変換部23eにおいてプリンタ60の入力デー
タビット数の画像データに変換し、プリントパッファ2
3dに保存する。
【0088】そして、プリンタ60から送られてくるタ
イミング信号に同期させて、バッファ23d内の画像デ
ータを先入れ先出しで、プリンタ60に送る。
【0089】図9は、上述した本実施形態に係る画像形
成装置を備えたネットワークシステムの全体構成図であ
る。
【0090】70は上記構成の画像形成装置であり、ス
キャナ50から読み込んだ画像をLAN41に流した
り、LAN41から受信した画像をプリンタ60により
プリントアウトすることができる。また、スキャナ50
から読み込んだ画像を図示しないFAX送信手段によ
り、PSTN/ISDNの回線網80に送信したり、P
STN/ISDNの回線網80から受信した画像をプリ
ンタ60によりプリントアウトすることができる。
【0091】71は、データベースサーバであり、画像
形成装置70により読み込んだ2値画像及び多値画像を
データベースとして管理する。72は、データベースク
ライアントであり、データベースサーバ71に保存され
ている画像データの閲覧/検索等を行うことができる。
73は、電子メールクライアントであり、電子メールサ
ーバ74の受け取ったメールを受信して閲覧したり、電
子メールを送信したりすることが可能である。74は、
電子メールサーバであり、画像形成装置70により読み
取った画像を電子メールの添付として受け取ることがで
きる。
【0092】75は、HTML文書をLAN41に提供
するWWWサーバであり、画像形成装置70によりWW
Wサーバで提供されるHTML文書をプリントアウトす
ることができる。79はルータであり、LAN41をイ
ンターネット/イントラネット90と連結する。インタ
ーネット/イントラネット90には、前述した画像形成
装置70、データベースサーバ71、WWWサーバ7
5、及び電子メールサーバ74と同様の装置が、それぞ
れ画像形成装置91、データベースサーバ92、WWW
サーバ93、及び電子メールサーバ94として連結され
ている。
【0093】一方、画像形成装置70は、PSTN/I
SDNの回線網80を介して、FAX装置81と送受信
可能になっている。また、LAN41上には、プリンタ
77も連結され、画像形成装置70により読み取った画
像をプリンタ77でプリントアウト可能になっている。
【0094】図10は、本実施形態に係る画像形成装置
のソフトウェアブロック図である。
【0095】101は、ユーザインターフェイスを司る
ユーザインターフェイス(UI)モジュールであり、オ
ペレータが本画像形成装置の各種操作・設定を行う際、
機器との仲介を行うモジュールである。本UIモジュー
ル101は、オペレータの操作に従い、後述の各種モジ
ュールに入力情報を転送し処理の依頼或いはデータの設
定等を行う。101aは、Address−Book即
ちデータの送付先、通信先等を管理するデータベースモ
ジュールである。Address−Bookの内容は、
UIモジュール101からの操作によりデータの追加、
削除、取得が行われ、オペレータの操作により後述の各
モジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものと
して使用されるものである。
【0096】102は、Web−Serverモジュー
ルであり、図示しないWebクライアントからの要求に
より、本画像形成装置の管理情報を通知するために使用
される。管理情報は、後述のControl−API1
13を介して読み取られ、後述のHTTP107、TC
P/IP111、Network−Driver112
を介してWebクライアントに通知される。
【0097】103は、Universal−Send
モジュールであり、UIモジュール101によりオペレ
ータに指示されたデータを、同様に指示された通信(出
力)先に配布する。また、オペレータにより、本機器の
スキャナ機能を使用し配布データの生成が指示された場
合は、後述のControllーAPIモジュール11
3を介して機器を動作させ、データの生成を行う。
【0098】103aは、プリンタモジュール(P55
0)であり、Universal−Send103内で
出力先にプリンタが指定された際に実行される。103
bは、E−mailモジュールであり、Univers
al−Send103内で通信先にE−mailアドレ
スが指定された際に実行される。103cはデータベー
ス(DB)モジュールであり、Universa1−S
end103内で出力先にデータベースが指定された際
に実行される。103dは、Universal−Se
nd103内で出力先に本機器と同様の画像形成装置が
指定された際に実行されるモジュール(DP)である。
【0099】104はRemote−Copy−Sca
nモジュールであり、本画像形成装置のスキャナ機能を
使用し、ネットワーク等で接続された他の画像形成装置
を出力先とし、本画像形成装置単体で実現しているCo
py機能と同等の処理を行う。105は、Remote
−Copy−Printモジュールであり、本画像形成
装置のプリンタ機能を使用し、ネットワーク等で接続さ
れた他の複合機を入力先とし、本画像形成装置単体で実
現しているCopy機能と同等の処理を行う。
【0100】106は、Web−Pull−Print
モジュールであり、インターネットまたはイントラネッ
ト上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷する。
107はHTTPモジュールであり、本画像形成装置が
HTTPにより通信する際に使用され、後述のTCP/
IPモジュール111により前述のWeb−Serve
rモジュール102及びWeb−Pull−Print
モジュール106に通信を提供するものである。
【0101】108はlprモジュールであり、後述の
TCP/IPモジュール111によりUniversa
l−Sendモジュール103内のプリンタモジュール
103aに通信を提供する。109はSMTPモジュー
ルであり、後述のTCP/IP111モジュールにより
Universal−Send103内のE−mai1
モジュール103bに通信を提供する。
【0102】110は、Salutation−Man
ager(SLM)モジュールであり、TCP/IPモ
ジュール111によりUniversal−Sendモ
ジュール103内のDBモジュール103c、DPモジ
ュール103d、Remote−Copy−Scanモ
ジュール104、及びRemote−Copy−Pri
ntモジュール105に通信を提供する。111は、T
CP/IP通信モジュールであり、前述の各種モジュー
ルにNetwork−Driverモジュール112に
よりネットワーク通信を提供する。モジュール112は
ネットワークに物理的に接続される部分を制御する。
【0103】113は、Controll−APIモジ
ュールであり、Universal−Sendモジュー
ル103等の上流モジュールに対し、後述のJob−M
anagerモジュール114等の下流モジュールとの
インターフェイスを提供するモジュールであり、上流及
び下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流
用性を高めるものである。ここで、Job−Manag
erモジュール114は、前述の各種モジュールよりC
ontroll−APIモジュール113を介して指示
される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与え
るものである。また、本モジュールは、本画像形成装置
内で実行されるハード的な処理を一元管理するものであ
る。
【0104】115はCODEC−Managerモジ
ュールであり、Job−Managerモジュール11
4が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理
・制御する。118はFBE−Encoderモジュー
ルであり、Job−Managerモジュール114、
及びScan−Managerモジュール116により
実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをF
BEフォーマットにより圧縮するものである。ここで、
Scan−Managerモジュール116は、Job
−Managerモジュール114が指示するスキャン
処理を管理・制御するものである。
【0105】119はJPEG−CODECモジュール
であり、Job−Managerモジュール114、S
can−Managerモジュール116により実行さ
れるスキャン処理、及びPrint−Managerモ
ジュール117により実行される印刷処理において、読
み込まれたデータのJPEG圧縮及び印刷データのJP
EG展開処理を行うものである。ここで、Print−
Managerモジュール117は、Job−Mana
gerモジュール114が指示する印刷処理を管理・制
御するものである。
【0106】120はMMR−CODECモジュールで
あり、Job−Managerモジュール114、Sc
an−Managerモジュール116により実行され
るスキャン処理、及びPrint−Managerモジ
ュール117により実行される印刷処理において、読み
込まれたデータのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸
長処理を行うものである。
【0107】121はSCSIドライバであり、Sca
n−Managerモジュール116と本画像形成装置
が内部的に接続しているスキャナ部との通信を行うもの
である。122はEngine−I/Fドライバであ
り、Print−Managerモジュール117と印
刷部とのI/Fを提供するものである。123はパラレ
ルポートドライバであり、Web−Pu11−Prin
t411がパラレルポートを介して図示しない出力機器
にデータを出力する際のI/Fを提供するものである。
【0108】次に、上述した本実施形態の画像形成装置
の画像処理方式の形態について説明する。
【0109】ここでは、図1に示すように、内部に画像
及びコマンドデータを転送する汎用のイメージ・バスI
/F19を有し、デバイスI/F23にてスキャナ50
/プリンタ60とCPU11とを接続し、両者の間で画
像データの授受が可能な画像処理系及びコントローラを
有する画像形成装置を例に採る。
【0110】まず、画像をスキャナ50から読み取りR
AM12に格納する際の画像データの基本的な流れを説
明する。スキャナ50から読み込まれた画像データは、
デバイスI/F23を経由して画像バス20上に転送さ
れる。デバイスI/F23は、図4の画像バスI/Fコ
ントローラ22aに示すようなI/Fコントローラを有
しており、画像バス20上のアドレスを指定して、画像
データの授受が可能である。また、イメージ・バスI/
F19を介してシステムバス18上のアドレスを指定す
ることも可能であり、システムバス18上のRAM12
上に画像データを転送することができるようになってい
る。デバイスI/F23から画像データは、画像バス2
0、イメージ・バスI/F19、及びシステムバス18
をそれぞれ介してRAM12上に格納される。なお、デ
バイスI/F23から画像を転送する際に、スキャナ画
像処理部22にて画像データ処理を行った後、同様の経
路で画像をRAM12に転送することも可能である。
【0111】次にプリンタ60に画像データを転送する
場合の画像の流れについて説明する。RAM12に取り
込まれた画像データは、システムバス18、イメージ・
バスI/F19及び画像バス20を介してデバイスI/
F23に転送される。なお、この途中にプリンタ画像処
理部24にて画像データ処理を行うことも可能である。
デバイスI/F23に転送された画像データは、プリン
タ60に同期させて画像を転送することで画像を出力す
る。なお、このプリンタ60に画像データを転送する場
合は、実際にはデバイスI/F23がRAM12から画
像を読み出すことになり、RAM12上のアドレスをデ
バイスI/F23に指定することで、画像を出力するこ
とになる。
【0112】以上のような構成を有する画像形成装置に
おいて、本実施形態では、画像回転処理部25と画像メ
モリ12との間で画像データを転送可能にする画像デー
タコントローラ(画像バスI/Fコントローラ)を提案
し、システムバス18及び画像バス20を介して高速に
画像データの回転処理を行うことを可能にする。以下、
本実施形態の画像回転処理を詳細に説明する。
【0113】図11(a),(b)は、画像バス20と
してPCIバスを用いた場合の画像転送例を示す図であ
り、同図(a)はそのバースト転送方式を示し、同図
(b)はシングル転送方式を示している。この図11を
参照しつつ、本実施形態に係る画像データコントローラ
で用いる画像転送方式について説明する。
【0114】この画像データコントローラは、図1に示
したデバイスI/F23、画像回転処理部25、及び画
像圧縮処理部26等に含まれるものであり、画像バス2
0上のメモリ空間に対して画像データ及びコマンドデー
タを転送することができるものである。さらに、イメー
ジ・バスI/F19を介してシステムバス18上のメモ
リ空間に対しても画像データ及びコマンドデータの転送
が可能となっている。
【0115】図11(a)に示すバースト転送の例で
は、転送元もしくは転送先のアドレス値を1回PCIA
D[31:0]バス上に指定した後に8つのデータを続
けて転送できる8ビートバースト転送を行っている。実
際のメモリ空間には、上記アドレスを先頭とし連続する
メモリ空間にデータの転送が可能である。
【0116】また、図11(b)に示すシングル転送の
例では、1回のアドレス値の指定の後に1回だけデータ
転送を行うものである。ここで、上記PCIバスでは1
回のデータ転送において32ビットの画像データを並列
に転送することが可能であり、本実施形態で取り扱う画
像データは全て2値(1ビット)データとするため、1
回のデータ転送では32画素分の画像データを転送する
こととする。
【0117】次に、画像回転処理部25について図12
及び図13を用いて説明する。
【0118】画像回転処理部25は、前述した画像デー
タコントローラ25a及び画像回転部25bのほか、ラ
インバッファ25dと画像データブロックアドレスコン
トローラ25eを備えている。
【0119】画像データコントローラ25aにより転送
された画像データは、ラインバッファ25bに格納され
る。ラインバッファ25bに格納された画像データは、
画像回転部25bで図13に示すように32画素×32
ラインの矩形ブロック単位で回転する。このため、ライ
ンバッファ25dは32ライン分必要とする。ここで、
回転処理時の端部処理の簡単化のために、1ライン分の
画素数は32画素の整数倍とする。
【0120】こうしてラインバッファ25d内に格納さ
れた画像データは、上述のように32画素×32ライン
の矩形ブロック単位で回転が行われるため、上記ライン
バッファ25d内部のどのブロックからの画像データを
回転するかを選択するために画像データブロックアドレ
スコントローラ25eを用いる。
【0121】画像データブロックアドレスコントローラ
25eは、カウンタにより構成され、ラインバッファ2
5d内部の矩形画像データブロックを過不足なく選択す
ることができるものである。画像データブロックアドレ
スコントローラ25eにより順次選択された矩形画像デ
ータブロックは画像回転部25bに転送される。画像回
転部25bでは、例えば図13に示すように左90度回
転で矩形画像データブロックが回転処理される。回転さ
れた矩形画像データブロックは再び画像データコントロ
ーラ25aに送られる。
【0122】画像データコントローラ25aでは、受け
取った回転処理済みの画像データを上述のシングル転送
モードにて画像バス20を介してRAM12上に転送す
る。これは、回転済みの画像データブロックがRAM1
2上ではそれぞれ連続な領域に存在しないものであるた
め、32画素(32ビット)ずつ転送するものである。
更にこのときは、回転済みの画像データをRAM12上
の不連続メモリ領域に転送する必要があるため、自動的
に不連続な画像転送先アドレスの指定ができるように、
画像転送先アドレス指定回路(図示しない)を上記画像
データコントローラ25a内部に備え、自動的に転送先
アドレスを指定することにより、高速に画像転送が行え
るものである。
【0123】このように、本実施形態では、システムバ
ス18及び画像バス20を介してRAM12との間で画
像データを転送して、画像回転処理部25で画像の回転
処理を行う場合でも、画像回転処理を高速に行うことが
できる。すなわち、RAM12から画像を転送する際に
は高速なバースト転送を行い、回転後の所定ブロックサ
イズの画像データをシングル転送にて行うことにより、
システムバス18及び画像バス20を介しても高速に画
像回転処理を行うことができる。
【0124】なお、図12に示す画像回転部25b内部
に32×32画素程度の画像バッファを別途用意し、画
像データコントローラ25aと画像データのシェイクハ
ンド処理を行って、画像バス20を介した画像データ転
送のタイミングを制御してもよい。
【0125】また、本実施形態では、回転前の画像デー
タをバースト転送し、回転後の画像データをシングル転
送しているが、この逆の場合もあり得る。すなわち、回
転前の画像データを32画素(=32ビット)ずつシン
グル転送し、同時に不連続なRAM12上のメモリ領域
から自動的に32画素×32ラインの矩形画像データブ
ロックが構成できるようにし、回転処理を行った後にラ
インバッファ25d内部に32ライン分の画像データを
順に格納していき、全てのデータが揃った時に8ビート
のバースト転送によりRAM12に回転済みの画像デー
タを転送するような構成をとっても良い。この場合の構
成は上記で説明したものと同じで、RAM12への不連
続アドレッシングの方法が異なるのみである。
【0126】[第2実施形態]本実施形態では、前述の
図1から図10までに示した構成において、画像処理部
と画像メモリとの間で画像データを転送可能にする画像
データコントローラを提案する。すなわち、画像処理部
で矩形領域処理を行う場合には、上記画像データコント
ローラで、画像転送方法としてシングル転送に切り替え
ることを可能にする。
【0127】本実施形態においても、画像バス20とし
て、1回のデータ転送において32ビットの画像データ
を並列に転送することが可能なPCIバスを用いてい
る。そして、本実施形態では、取り扱う画像データは全
て2値(1ビット)データとするため、1回のシングル
転送では32画素分の画像データを、1回のバースト転
送では256画素分の画像データを転送することとす
る。
【0128】以下、本実施形態に係る画像形成装置の矩
形領域処理について、図14を参照しつつ詳細に説明す
る。
【0129】操作部30にて、画像処理を行う原稿のう
ちのどの領域を処理するかを指定する。指定された領域
は、例えば矩形領域で指定されるため、原稿画像のうち
の開始座標KS及び終了座標KEが指定される(図14
のステップS1)。これと同時に、指定した領域につい
て実行する処理を指定する。例として、指定された矩形
領域に白黒反転処理を行うものとする。
【0130】指定された座標情報はCPU11に知らさ
れ、ここでRAM12上の原稿画像データのメモリ空間
アドレスに変換される(図14のGFは画像転送元先頭
アドレス)。例えば開始アドレスKFと水平方向(X)
の領域画素数及び垂直方向(Y)の領域画素数に変換す
る(ステップS2)。ここで本実施形態では、矩形領域
内部の画像データの転送についてはシングル転送で行
う。このため、上記の矩形領域に相当するメモリ空間ア
ドレス値は32ビット毎即ち、4(H)毎のアドレスバ
ウンダリで指定することができる。
【0131】こうして得られたメモリ空間アドレス情報
は、デバイスI/F23に送られる。デバイスI/F2
3では、送られたメモリ空間情報を基に、指定された矩
形領域に相当するメモリ空間の画像データのみをRAM
12から読み出す。デバイスI/F23では、受け取っ
た画像データを画像処理部22に転送し、ここで指定さ
れた処理内容である白黒反転処理を行う(ステップS
3)。処理済みの画像データは、順次デバイスI/F2
3に送られる。
【0132】この一連の処理が実行される以前に、CP
U11はRAM12上に取り込まれている原稿画像の画
像データを別のメモリ領域にコピーしておく。このコピ
ーされた画像領域自体が出力画像データになる。これは
元画像データへの書き込みを防ぐためである。元画像デ
ータの保護を行う必要がない場合は、上記の元画像のコ
ピーをする必要がなく、読み出しに使用した画像データ
転送元アドレス指定方法をそのまま書き込み時の画像デ
ータ転送先アドレスに使用する。白黒反転処理された画
像データは、出力画像データの矩形領域に相当するメモ
リ空間に転送される(ステップS4)。
【0133】こうして全ての白黒反転処理が行われ、出
力画像データ上に書き込みが行われることで(ステップ
S5)、所望の矩形領域内部の白黒反転処理が完了す
る。
【0134】なお、本実施形態で必要になる矩形領域内
部のみの画像転送は、水平方向カウンタ及び垂直方向カ
ウンタと、図14に示す先頭アドレスGF,KFを指定
するレジスタと、矩形領域のX画素数及びY画素数を指
定するレジスタとで構成されるメモリ転送コントローラ
によって行われる。シングル転送を行うため上記メモリ
転送コントローラがアクセスを行うアドレス値は4バイ
トバウンダリとなる。
【0135】また、本実施形態では、1画素当たりのデ
ータを1ビットとしたため矩形領域の指定は32画素毎
になるが、1画素当たりのデータが8ビットであるグレ
ースケールデータを取り扱う場合には、1回のシングル
転送で送れる画素数は32÷8=4となり、4画素毎の
更に微少な領域指定が可能となる。
【0136】以上のように、本実施形態では、画像メモ
リと画像処理部との間をシングル転送で画像転送するこ
とで、32画素単位で画像領域を指定し、指定された矩
形画像について画像処理を行うことが可能となる。すな
わち、画像の所定領域を矩形領域にて指定する場合にお
いて、指定された領域に該当する部分の画像データにつ
いては、1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送
を行うシングル転送に切り替えて行うことで、細かい画
素単位で上記矩形領域を指定することができる。
【0137】なお、本実施形態では、矩形画像領域内部
の画像処理として、白黒反転画像処理を用いて説明した
が、これ以外のいかなる画像処理を行っても良いことは
いうまでもない。
【0138】また、本実施形態で説明したものと同じ手
順で、上記とは異なる複数の領域についても続けて行う
ことにより、複数の画像矩形領域について画像処理を行
うことが可能である。
【0139】さらに、本実施形態では、操作部30から
指定された矩形画像領域についての画像処理を行う場合
について説明したが、画像処理によっては一意に矩形画
像領域が決定されるもの、例えば1枚の画像データを複
数に分割・拡大して複数枚の出力用紙上に画像形成する
拡大連写処理や、複数枚の画像データを縮小し1枚の出
力用紙上にレイアウトして画像形成するサムネイルプリ
ント処理の場合は、元画像の相似縮小矩形領域について
画像転送することになるが、この場合にも32画素単位
で領域を指定できるため、上記拡大運写処理時の各出力
用紙間の画像の過不足や、上記サムネイルプリント処理
時の画像の過不足がなく処理を行うことができる。
【0140】[第3実施形態]上記第2実施形態では、
矩形領域の画像処理を行う場合において、矩形領域の指
定精度を上げるために、矩形領域内部の転送については
1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送しか行え
ないシングル転送を用いている。このため、画像データ
転送に必要な時間が多くなり、結果として全体の処理時
間も多くかかるという不具合があった。
【0141】この点を改良するために、本実施形態で
は、前述の図1から図10までに示した構成において、
本実施形態では、画像処理部と画像メモリとの間で画像
データの転送を可能とする画像データコントローラを提
案する。すなわち、画像処理部で矩形領域処理を行う場
合には、上記画像データコントローラにおいて、その矩
形領域内部の画像転送方法として、矩形領域端部につい
てシングル転送を行い、それ以外の矩形画像領域部分に
ついてはバースト転送を行うように、画像転送方法を切
り替えることを可能にする。
【0142】以下、本実施形態の矩形領域処理について
詳細に説明する。
【0143】操作部30にて、画像処理を行う原稿のう
ちのどの領域を処理するかを指定する。指定された領域
は、例えば矩形領域で指定されるため、原稿画像のうち
の開始座標KS及び終了座標KEが指定される(図14
のステップS1)。これと同時に、指定した領域につい
て実行する処理を指定する。例として、指定された矩形
領域に白黒反転処理を行うものとする。
【0144】指定された座標情報はCPU11に知らさ
れ、ここでRAM12上の原稿画像データのメモリ空間
アドレスに変換される(図14のGFは画像転送元先頭
アドレス)。例えば開始アドレスKFと水平方向(X)
の領域画素数及び垂直方向(Y)の領域画素数に変換す
る(ステップS2)。
【0145】ここで本実施形態では、矩形領域内部の画
像データの転送において矩形領域の端部はシングル転送
で転送し、それ以外の画像データについては8バースト
転送を行う。すなわち、操作部30から指定された矩形
領域情報をメモリ空間アドレス情報に変換した際に、そ
の先頭アドレス及び水平方向の領域画素数により、8バ
ーストつまり256bitバウンタリで転送できるアド
レスから始まる画像メモリ12中の画像については8バ
ーストで転送し、それ以外のアドレスに格納されている
画像についてはシングル転送を行う。
【0146】こうして得られたメモリ空間アドレス情報
は、デバイスI/F23に送られる。デバイスI/F2
3では、送られたメモリ空間情報を基に、指定された矩
形領域に相当するメモリ空間の画像データのみをRAM
12から読み出す。デバイスI/F23では、受け取っ
た画像データを画像処理部22に転送し、ここで指定さ
れた処理内容である白黒反転処理を行う(ステップS
3)。処理済みの画像データは、順次デバイスI/F2
3に送られる。
【0147】この一連の処理が実行される以前に、CP
U11はRAM12上に取り込まれている原稿画像の画
像データを別のメモリ領域にコピーしておく。このコピ
ーされた画像領域自体が出力画像データになる。これは
元画像データへの書き込みを防ぐためである。元画像デ
ータの保護を行う必要がない場合は、上記の元画像のコ
ピーをする必要がなく、読み出しに使用した画像データ
転送元アドレス指定方法をそのまま書き込み時の画像デ
ータ転送先アドレスに使用する。白黒反転処理された画
像データは、出力画像データの矩形領域に相当するメモ
リ空間に転送される(ステップS4)。
【0148】このときも、転送先の先頭アドレス及び水
平方向の領域画素数により、矩形画像領域端部のいくつ
かのシングル転送分の画像データはシングル転送され、
それ以外の画像データについてはバースト転送を行う。
こうして全ての矩形領域画像について白黒反転処理が行
われ、出力画像データ上に書き込みが行われたことで
(ステップS5)、所望の矩形領域内部の白黒反転処理
が完了する。
【0149】次に、本実施形態で必要になる矩形領域内
部のみの画像転送について、図15を用いて説明する。
なお、図15は、本実施形態に係る画像転送方法切り替
え手段の構成を示すブロック図である。
【0150】図15に示す水平方向レングスレジスタ1
31及び垂直方向レングスレジスタ132は、矩形画像
領域のガス数を設定するレジスタである。転送開始アド
レスレジスタ133は、矩形画像データのメモリ空間か
らの読み出し開始アドレス、もしくはメモリ空間への書
き込み開始アドレスを設定するレジスタである。
【0151】まず、各レジスタ131〜133によって
設定された各設定値から、転送アドレスレジスタ134
は、転送時に使用するアドレス値を計数し、指定する。
転送バーストコントローラ135は、現在指定されてい
るアドレス値から、シングル転送するのか、あるいはバ
ースト転送するのかを決定する。その後、メモリアドレ
スコントローラ136は、実際に画像バス20上に送出
するアドレス値及びコマンド値(図11参照)を決定し
て、画像バス20上に転送する。シングル転送したかバ
ースト転送したかは、転送アドレスカウンタ134にフ
ィードバックする。
【0152】次に、転送バーストコントローラ135の
動作について、図16に示すフローチャートで説明す
る。
【0153】本実施形態で説明するデータ転送アドレッ
シングを行う必要が生じた場合は、まずステップS11
にて現在のアドレス値を、送出すべきアドレス値とす
る。ここで、現在のアドレス値とは、この転送が1回目
の転送であれば転送開始アドレスに指定されたアドレス
値であり、2回目以降であれば、ステップS15もしく
はステップS19で加算されたアドレス値である。現在
のアドレス値は実際には転送アドレスカウンタ134で
決定される。
【0154】次にステップS12にて現在のアドレス値
が32バイトバウンダリの値かどうかを判断する。32
バイトバウンダリの値かどうかを判断するのは、次の転
送が8ビートのバースト転送が可能かを判断するためで
ある。ステップS12でYESと判断された場合は、ス
テップS13へ移行し、NOと判断された場合はステッ
プS14へ移行する。
【0155】ステップS13では、残りの転送すべきデ
ータ量が8バースト=32バイト以上あるかどうかを判
断する。YESであるならバースト転送することが可能
であるので、ステップS17へ移行する。NOであるな
らバースト転送が不可能であるのでステップS14へ移
行する。
【0156】ステップS14からステップS16までの
フローは、シングル転送用の制御フローである。ステッ
プS14にてシングル転送用のコマンドを転送する。こ
れにより、図11(b)のタイミングチャート(シング
ル転送)に示すように、TRDY,DEVSELなどの
PCIバス用の制御信号がシングル転送用のタイミング
で生成される。次にステップS15にて転送先もしくは
転送元のアドレス値を送出する。最後にステップS16
にて現在のアドレス値をシングル転送分進めるために+
4する。
【0157】一方、ステップS17からステップS19
までのフローは、バースト転送用の制御フローである。
ステップS17にてバースト転送用のコマンド値を送出
する。これにより、図11(a)のタイミングチャート
(バースト転送)に示すように、TRDY,DEVSE
LなどのPCIバス制御信号がバースト転送用のタイミ
ングで生成される。
【0158】以上の制御フローにて本実施形態で説明さ
れるシングル転送及びバースト転送が自動的に切り替え
可能となる。
【0159】また、大量のデータ転送を行う画像データ
転送時には、図16に示したフローチャートの“開始”
と“終了”が連結され繰り返し行われる。この繰り返し
の終了は残り転送データ量がなくなった時点である。
【0160】このように、本実施形態では、矩形画像領
域について画像処理を行う場合において、詳細な領域指
定を実現しながら、高速に画像転送を行うことが可能と
なる。すなわち、矩形領域部分の画像データ転送時に矩
形の端部でバースト転送できない部分についてはシング
ル転送を行い、バースト転送を行うことができるその他
の部分についてはバースト転送を行うことにより、画像
データ転送に要する時間を短縮し、ひいては画像全体に
要する処理時間の短縮も図ることができる。
【0161】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、ひとつの機器から成る装置に適用してもよい。前述
したを実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログ
ラムコードを記憶した記憶媒体も、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムるいは装置もコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し実行することによっても、完成
されることは言うまでもない。
【0162】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の
メモリーカード、ROMを用いることができる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
ではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0163】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードを指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや機能を拡張ユ
ニットに備わるCPUなどが実際の処理に行って実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によって前述し
た実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言
うまでもない。
【0164】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項3記載の発明に係る画像形成装置、請求項10乃至請
求項12記載の発明に係る情報処理システム、請求項1
9乃至請求項21記載の発明に係る画像処理方法、及び
請求項28及び請求項29記載の発明に係る記憶媒体に
よれば、画像メモリと画像回転処理部との間で画像転送
を行いながら画像回転処理を行う場合に、画像回転処理
を高速に行うことが可能になる。
【0165】請求項4乃至請求項7記載の発明に係る画
像形成装置、請求項13乃至請求項16記載の発明に係
る情報処理システム、請求項22乃至請求項25記載の
発明に係る画像処理方法、及び請求項30及び請求項3
3記載の発明に係る記憶媒体によれば、画像の所定領域
を矩形領域にて指定する場合において、指定された領域
に該当する部分の画像データについては、第1の画像転
送モードに切り替えて画像転送を行うので、細かい画素
単位で上記矩形領域を指定することが可能になる。
【0166】請求項8及び請求項9記載の発明に係る画
像形成装置、請求項17及び請求項18記載の発明に係
る情報処理システム、請求項26及び請求項27記載の
発明に係る画像処理方法、並びに請求項34及び請求項
35記載の発明に係る記憶媒体によれば、矩形画像領域
について画像処理を行う場合において、詳細な領域指定
を実現しながら、高速に画像転送を行うことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のコ
ントローラ・ユニットの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の画像入出力部の外
観図である。
【図3】図1に示した画像形成装置の操作部の外観図で
ある。
【図4】図1に示した画像形成装置のスキャナ画像処理
部の構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示した画像形成装置のプリンタ画像処理
部の構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示した画像形成装置の画像圧縮処理部の
構成を示すブロック図である。
【図7】図1に示した画像形成装置の画像回転処理部の
構成を示すブロック図である。
【図8】図1に示した画像形成装置のデバイスI/F部
23の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の画像形成装置を備えたネットワークシ
ステムの全体構成図である。
【図10】図1に示した画像形成装置のソフトウェアブ
ロック図である。
【図11】PCIバスを用いた場合の画像転送例を示す
タイミング図である。
【図12】画像回転処理の説明図である。
【図13】画像回転処理の説明図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の
矩形領域処理の説明図である。
【図15】第3実施形態に係る画像転送方法切り替え手
段の構成を示すブロック図である。
【図16】第3実施形態に係る画像転送方法切り替え処
理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コントローラ・ユニット 11 CPU 12 RAM 13 ROM 14 HDD 15 操作部I/F 16 ネットワーク接続部 17 モデム 19 イメージ・バスI/F 21 ラスター・イメージ・プロセッサ(RIP) 22 スキャナ画像処理部 23 デバイスI/F 24 プリンタ画像処理部 25 画像回転処理部 26 画像圧縮処理部 41 LAN 42 公衆回線(WAN) 50 スキャナ 60 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 HH08 HJ06 HK05 HN04 HN15 HQ17 2C087 AA03 AB06 BC05 BD05 BD20 2H027 FD02 FD03 FD08 ZA07 5B061 BA03 DD01 DD05 DD06 DD09 DD11 FF01 RR03 9A001 CZ02 CZ04 CZ08 HH23 HH24 HZ28 JZ25

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを格納する画像メモリと、画
    像データの回転処理を行う画像回転処理部と、前記画像
    回転処理部と前記画像メモリとの間で画像データを転送
    可能にするためのアドレス制御部を有する画像データコ
    ントローラとを備え、画像形成に関する所定の処理を行
    う画像処理部として前記画像回転処理部を含む画像形成
    装置において、 前記画像データコントローラは、 前記画像回転処理を行う場合における前記画像回転処理
    部と前記画像メモリとの双方向画像転送時に、一方向は
    1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行う第
    1の画像転送モードで、他方向は1回のアドレス指定に
    対して複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モード
    で画像転送を行う構成にしたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記画像回転処理部は、 前記画像メモリから転送されてきた画像データを格納す
    るラインバッファと、 前記ラインバッファ中の画像データを選択するデータ選
    択手段と、 前記データ選択手段で選択された画像データを所定の角
    度単位で回転する画像回転手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ラインバッファは、前記画像回転処
    理部でサポートする画像のブロックサイズライン数の整
    数倍に等しいライン数を有することを特徴とする請求項
    2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像データに対して所定の画像処理を行
    う画像処理部と、画像データを格納する画像メモリと、
    前記画像処理部と前記画像メモリとの間で画像データを
    転送可能にするためのアドレス制御部を有する画像デー
    タコントローラとを備えた画像形成装置において、 前記画像データコントローラは、 前記画像処理部で特定の画像処理を行う場合における前
    記画像処理部と前記画像メモリとの画像転送時には、1
    回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行う第1
    の画像転送モードで画像転送し、前記特定の画像処理時
    以外の前記画像転送時には1回のアドレス指定に対して
    複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モードで画像
    転送するように構成にしたことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 画像領域上の任意の矩形領域を指定する
    矩形領域指定手段を有し、 前記特定の画像処理は、前記矩形領域指定手段によって
    画像の一部を矩形領域として指定し、その矩形領域部分
    について処理を行う矩形領域編集処理であることを特徴
    とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記特定の画像処理は、予め縮小した複
    数の画像データを1枚の記録用紙上に出力するサムネイ
    ル出力処理であることを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 前記特定の画像処理は、1枚の画像デー
    タを複数の相似矩形領域に分割し、その分割された画像
    データを複数の記録用紙上に拡大して出力する拡大連写
    処理であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 画像データに対して所定の画像処理を行
    う画像処理部と、画像データを格納する画像メモリと、
    前記画像データ上の任意の矩形領域を指定する矩形領域
    指定手段と、前記画像処理部と前記画像メモリとの間で
    画像データを転送可能にするためのアドレス制御部を有
    する画像データコントローラとを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記画像データコントローラは、 前記矩形領域指定手段により指定された矩形画像領域に
    対して前記画像処理部で画像処理を施す場合における前
    記画像処理部と前記画像メモリとの画像転送時に、前記
    矩形領域の所定の部分では1回のアドレス指定に対して
    1回のデータ転送を行う第1の画像データ転送モードで
    画像転送し、該矩形領域の残りの部分では1回のアドレ
    ス指定に対して複数回のデータ転送を行う第2の画像デ
    ータ転送モードで画像転送するように構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記矩形領域の所定の部分は、該矩形領
    域の端部であることを特徴とする請求項8記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 画像データを格納する画像メモリと、
    画像データの回転処理を行う画像回転処理部と、前記画
    像回転処理部と前記画像メモリとの間で画像データを転
    送可能にするためのアドレス制御部を有する画像データ
    コントローラとを備え、画像形成に関する所定の処理を
    行う画像処理部として前記画像回転処理部を含む画像形
    成装置がネットワーク上に接続された情報処理システム
    において、 前記画像形成装置の前記画像データコントローラは、 前記画像回転処理を行う場合における前記画像回転処理
    部と前記画像メモリとの双方向画像転送時に、一方向は
    1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行う第
    1の画像転送モードで、他方向は1回のアドレス指定に
    対して複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モード
    で画像転送を行う構成にしたことを特徴とする情報処理
    システム。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置の前記画像回転処理
    部は、 前記画像メモリから転送されてきた画像データを格納す
    るラインバッファと、 前記ラインバッファ中の画像データを選択するデータ選
    択手段と、 前記データ選択手段で選択された画像データを所定の角
    度単位で回転する画像回転手段とを備えたことを特徴と
    する請求項10記載の情報処理システム。
  12. 【請求項12】 前記ラインバッファは、前記画像回転
    処理部でサポートする画像のブロックサイズライン数の
    整数倍に等しいライン数を有することを特徴とする請求
    項11記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】 画像データに対して所定の画像処理を
    行う画像処理部と、画像データを格納する画像メモリ
    と、前記画像処理部と前記画像メモリとの間で画像デー
    タを転送可能にするためのアドレス制御部を有する画像
    データコントローラとを備えた画像形成装置がネットワ
    ーク上に接続された情報処理システムにおいて、 前記画像形成装置の前記画像データコントローラは、 前記画像処理部で特定の画像処理を行う場合における前
    記画像処理部と前記画像メモリとの画像転送時には、1
    回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行う第1
    の画像転送モードで画像転送し、前記特定の画像処理時
    以外の前記画像転送時には1回のアドレス指定に対して
    複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モードで画像
    転送するように構成にしたことを特徴とする情報処理シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記画像形成装置は、画像領域上の任
    意の矩形領域を指定する矩形領域指定手段を有し、前記
    特定の画像処理は、前記矩形領域指定手段によって画像
    の一部を矩形領域として指定し、その矩形領域部分につ
    いて処理を行う矩形領域編集処理であることを特徴とす
    る請求項13記載の情報処理システム。
  15. 【請求項15】 前記特定の画像処理は、予め縮小した
    複数の画像データを1枚の記録用紙上に出力するサムネ
    イル出力処理であることを特徴とする請求項14記載の
    情報処理システム。
  16. 【請求項16】 前記特定の画像処理は、1枚の画像デ
    ータを複数の相似矩形領域に分割し、その分割された画
    像データを複数の記録用紙上に拡大して出力する拡大連
    写処理であることを特徴とする請求項14記載の情報処
    理システム。
  17. 【請求項17】 画像データに対して所定の画像処理を
    行う画像処理部と、画像データを格納する画像メモリ
    と、前記画像データ上の任意の矩形領域を指定する矩形
    領域指定手段と、前記画像処理部と前記画像メモリとの
    間で画像データを転送可能にするためのアドレス制御部
    を有する画像データコントローラとを備えた画像形成装
    置がネットワーク上に接続された情報処理システムにお
    いて、 前記画像形成装置の前記画像データコントローラは、 前記矩形領域指定手段により指定された矩形画像領域に
    対して前記画像処理部で画像処理を施す場合における前
    記画像処理部と前記画像メモリとの画像転送時に、前記
    矩形領域の所定の部分では1回のアドレス指定に対して
    1回のデータ転送を行う第1の画像データ転送モードで
    画像転送し、該矩形領域の残りの部分では1回のアドレ
    ス指定に対して複数回のデータ転送を行う第2の画像デ
    ータ転送モードで画像転送するように構成したことを特
    徴とする情報処理システム。
  18. 【請求項18】 前記矩形領域の所定の部分は、該矩形
    領域の端部であることを特徴とする請求項17記載の情
    報処理システム。
  19. 【請求項19】 画像データを格納する画像メモリと画
    像データの回転処理を行う画像回転処理部との間で画像
    データを転送して画像回転処理を行い、その画像回転処
    理結果を出力する画像処理方法において、 前記画像回転処理を行う場合における前記画像回転処理
    部と前記画像メモリとの双方向画像転送時に、一方向は
    1回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行う第
    1の画像転送モードで、他方向は1回のアドレス指定に
    対して複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モード
    で画像転送を行うことを特徴とする画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記画像回転処理は、前記画像メモリ
    から転送されてきた画像データを格納するラインバッフ
    ァ中の画像データを選択し、その選択された画像データ
    を所定の角度単位で回転することを特徴とする請求項1
    9記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記ラインバッファは、前記画像回転
    処理部でサポートする画像のブロックサイズライン数の
    整数倍に等しいライン数を有することを特徴とする請求
    項20記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 画像データを格納する画像メモリと画
    像データを所定の方法で処理する画像処理部との間で画
    像データを転送して画像処理を行い、その画像処理結果
    を出力する画像処理方法において、 前記画像処理部で特定の画像処理を行う場合における前
    記画像処理部と前記画像メモリとの画像転送時には、1
    回のアドレス指定に対して1回のデータ転送を行う第1
    の画像転送モードで画像転送し、前記特定の画像処理時
    以外の前記画像転送時には1回のアドレス指定に対して
    複数回のデータ転送を行う第2の画像転送モードで画像
    転送することを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記特定の画像処理は、画像の一部を
    矩形領域として指定し、その矩形領域部分について処理
    を行う矩形領域編集処理であることを特徴とする請求項
    22記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記特定の画像処理は、予め縮小した
    複数の画像データを1枚の記録用紙上に出力するサムネ
    イル出力処理であることを特徴とする請求項22記載の
    画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記特定の画像処理は、1枚の画像デ
    ータを複数の相似矩形領域に分割し、その分割された画
    像データを複数の記録用紙上に拡大して出力する拡大連
    写処理であることを特徴とする請求項22記載の画像処
    理方法。
  26. 【請求項26】 画像データを格納する画像メモリと画
    像データを所定の方法で処理する画像処理部との間で画
    像データを転送して画像処理を行い、その画像処理結果
    を出力する画像処理方法において、 前記画像データ上の任意の矩形領域を指定し、その指定
    された矩形画像領域に対して前記画像処理部で画像処理
    を施す場合における前記画像処理部と前記画像メモリと
    の画像転送時に、前記矩形領域の所定の部分では1回の
    アドレス指定に対して1回のデータ転送を行う第1の画
    像データ転送モードで画像転送し、該矩形領域の残りの
    部分では1回のアドレス指定に対して複数回のデータ転
    送を行う第2の画像データ転送モードで画像転送するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記矩形領域の所定の部分は、該矩形
    領域の端部であることを特徴とする請求項26記載の画
    像処理方法。
  28. 【請求項28】 画像データを格納する画像メモリと画
    像データの回転処理を行う画像回転処理部との間で画像
    データを転送して画像回転処理を行い、その画像回転処
    理結果を出力する画像処理方法を実行する、コンピュー
    タで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
    って、 前記画像処理方法は、前記画像回転処理を行う場合にお
    ける前記画像回転処理部と前記画像メモリとの双方向画
    像転送時に、一方向は1回のアドレス指定に対して1回
    のデータ転送を行う第1の画像転送モードで、他方向は
    1回のアドレス指定に対して複数回のデータ転送を行う
    第2の画像転送モードで画像転送を行うステップを備え
    たことを特徴とする記憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記画像回転処理は、前記画像メモリ
    から転送されてきた画像データを格納するラインバッフ
    ァ中の画像データを選択し、その選択された画像データ
    を所定の角度単位で回転することを特徴とする請求項2
    8記載の記憶媒体。
  30. 【請求項30】 画像データを格納する画像メモリと画
    像データを所定の方法で処理する画像処理部との間で画
    像データを転送して画像処理を行い、その画像処理結果
    を出力する画像処理方法を実行する、コンピュータで読
    み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記画像処理方法は、前記画像処理部で特定の画像処理
    を行う場合における前記画像処理部と前記画像メモリと
    の画像転送時には、1回のアドレス指定に対して1回の
    データ転送を行う第1の画像転送モードで画像転送し、
    前記特定の画像処理時以外の前記画像転送時には1回の
    アドレス指定に対して複数回のデータ転送を行う第2の
    画像転送モードで画像転送するステップを備えたことを
    特徴とする記憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記特定の画像処理は、画像の一部を
    矩形領域として指定し、その矩形領域部分について処理
    を行う矩形領域編集処理であることを特徴とする請求項
    30記載の記憶媒体。
  32. 【請求項32】 前記特定の画像処理は、予め縮小した
    複数の画像データを1枚の記録用紙上に出力するサムネ
    イル出力処理であることを特徴とする請求項30記載の
    記憶媒体。
  33. 【請求項33】 前記特定の画像処理は、1枚の画像デ
    ータを複数の相似矩形領域に分割し、その分割された画
    像データを複数の記録用紙上に拡大して出力する拡大連
    写処理であることを特徴とする請求項30記載の記憶媒
    体。
  34. 【請求項34】 画像データを格納する画像メモリと画
    像データを所定の方法で処理する画像処理部との間で画
    像データを転送して画像処理を行い、その画像処理結果
    を出力する画像処理方法を実行する、コンピュータで読
    み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記画像処理方法は、前記画像データ上の任意の矩形領
    域を指定し、その指定された矩形画像領域に対して前記
    画像処理部で画像処理を施す場合における前記画像処理
    部と前記画像メモリとの画像転送時に、前記矩形領域の
    所定の部分では1回のアドレス指定に対して1回のデー
    タ転送を行う第1の画像データ転送モードで画像転送
    し、該矩形領域の残りの部分では1回のアドレス指定に
    対して複数回のデータ転送を行う第2の画像データ転送
    モードで画像転送するステップを備えたことを特徴とす
    る記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記矩形領域の所定の部分は、該矩形
    領域の端部であることを特徴とする請求項34記載の記
    憶媒体。
JP10263903A 1998-09-03 1998-09-03 画像形成装置、情報処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 Pending JP2000079723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10263903A JP2000079723A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 画像形成装置、情報処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10263903A JP2000079723A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 画像形成装置、情報処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000079723A true JP2000079723A (ja) 2000-03-21

Family

ID=17395873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10263903A Pending JP2000079723A (ja) 1998-09-03 1998-09-03 画像形成装置、情報処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000079723A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186754A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Noritsu Koki Co Ltd 画像データ通信制御装置
US7096312B2 (en) 2002-03-20 2006-08-22 Seiko Epson Corporation Data transfer device and method for multidimensional memory

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7096312B2 (en) 2002-03-20 2006-08-22 Seiko Epson Corporation Data transfer device and method for multidimensional memory
JP2006186754A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Noritsu Koki Co Ltd 画像データ通信制御装置
JP4525342B2 (ja) * 2004-12-28 2010-08-18 ノーリツ鋼機株式会社 画像データ通信制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001027986A (ja) データ処理装置及び処理部選択方法
US7016066B2 (en) Image output control apparatus, image output control method, and storage medium, for selecting between first and second output modes
JP3682443B2 (ja) 画像形成装置
JP3148103B2 (ja) 画像形成装置
JP2000358144A (ja) 画像入出力システム及びその制御方法
JP3581582B2 (ja) 符号化復号化装置及び画像形成システム
JP2001356853A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の状態表示制御方法
JP3907471B2 (ja) 画像入出力制御装置
JP2000079723A (ja) 画像形成装置、情報処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2000151873A (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
JP3682442B2 (ja) 画像形成装置
JP2003167705A (ja) 画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、画像出力制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP3958141B2 (ja) 画像処理装置
JPH11331455A (ja) リモートコピーシステムおよびリモートコピー方法
JP2001339549A (ja) 複合画像処理装置及びネットワーク転送制御方法
JP2000006496A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH06284282A (ja) 画像形成装置
JP3703431B2 (ja) データ通信装置、画像処理装置、データ通信方法、及び画像処理装置におけるデータ通信方法
JP3970148B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2000112695A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、及び記憶媒体
JP2000358152A (ja) 画像形成装置および画像形成方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2000127525A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び記憶媒体
JP2003348338A (ja) 情報処理装置
JP2003298833A (ja) マルチ・ファンクション周辺装置およびマルチ・ファンクション周辺装置における画像合成処理方法
JP2001148758A (ja) 画像制御装置および画像制御装置の出力制御方法および記憶媒体