JP2000079337A - マイクロカプセル及びその製造方法 - Google Patents

マイクロカプセル及びその製造方法

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JP2000079337A
JP2000079337A JP10252810A JP25281098A JP2000079337A JP 2000079337 A JP2000079337 A JP 2000079337A JP 10252810 A JP10252810 A JP 10252810A JP 25281098 A JP25281098 A JP 25281098A JP 2000079337 A JP2000079337 A JP 2000079337A
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microcapsule
water
transglutaminase
protein
microcapsules
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JP10252810A
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Hiroyuki Hagiwara
弘行 萩原
Ryoji Yasue
良司 安江
Emi Takagi
絵美 高木
Kentarou Kiyama
健太郎 貴山
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 マイクロカプセルの壁膜がトランスグル
タミナーゼ変性タンパク質を主体として含有し、更に、
水溶性高分子化合物、水不溶性粒子及び水難溶性粒子か
ら選ばれる1種又は2種以上の壁膜改質剤が配合され
て、カプセルの破壊強度が調整されたことを特徴とする
マイクロカプセル。 【効果】 本発明のマイクロカプセルは、トランスグル
タミナーゼ変性タンパク質を壁膜の主体とするマイクロ
カプセルの破壊強度を調整したものであり、保存時には
カプセルが破壊せず、使用時の圧力によって初めてカプ
セルが破壊して芯物質などが放出されるマイクロカプセ
ルを得ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロカプセル
及びその製造方法に関し、より詳しくは保存時に破壊し
難く、且つ使用時の圧力で容易に破壊されるようにマイ
クロカプセルの破壊強度を調整したマイクロカプセル及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、飲食品、医薬品、医薬部外品、香粧品、飼料及び洗
浄剤等の各種分野において種々の生理活性物質、香料、
酵素等をマイクロカプセル化したものを配合することが
行われており、このようなマイクロカプセルの壁膜を形
成する皮膜形成物質としては、ゼラチン等のタンパク質
が使用され、更に最近はこれらのタンパク質を耐熱性及
び人体への安全性を高めるために変性させて使用するこ
とが提案されており、例えば特開平2−86741号公
報にはトランスグルタミナーゼ変性タンパク質を基材と
するカプセル、特開平9−313154号公報にはカプ
セル本体の表層部にトランスグルタミナーゼ溶液を接触
させて、カプセル本体の表層部にトランスグルタミナー
ゼを含む保護層を形成したゼラチンカプセルが記載され
ている。
【0003】しかしながら、上記提案の壁膜がトランス
グルタミナーゼ変性タンパク質により形成されているマ
イクロカプセルの場合、カプセルの破壊強度が強くなり
すぎて、マイクロカプセルの使用時に破壊され難く、芯
物質が放出されない場合があるという問題が生じてい
た。また、トランスグルタミナーゼ変性タンパク質を壁
膜の主体とするマイクロカプセルを調製する場合、未変
性タンパク質を壁膜の主体とする含水マイクロカプセル
をトランスグルタミナーゼ溶液と接触させると壁膜が膨
潤してしまい、変性中に芯物質が溶出し易くなり、トラ
ンスグルタミナーゼ変性タンパク質を壁膜の主体とする
マイクロカプセルの調製が困難となるという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
トランスグルタミナーゼ変性タンパク質を壁膜の主体と
して含有する場合でも、壁膜が使用時の圧力で容易に破
壊されるように破壊強度が調整されて、飲食品、医薬
品、医薬部外品、香粧品、飼料及び洗浄剤等の各種分野
において各種用途に好適に使用することができるマイク
ロカプセル及び該マイクロカプセルを好適に製造するこ
とができるマイクロカプセルの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため、トランスグルタミ
ナーゼ変性タンパク質をマイクロカプセルの壁膜の主体
として含有する場合でも、使用時の圧力によって容易に
カプセルが破壊される技術を開発すべく鋭意検討した結
果、マイクロカプセルの壁膜の主体をトランスグルタミ
ナーゼ変性タンパク質とし、これに水溶性高分子化合
物、水不溶性粒子及び水難溶性粒子の少なくとも1種以
上を複合材として配合することにより、該複合材が上記
壁膜の破壊強度を低減させる壁膜改質剤として機能し、
これによってマイクロカプセルの破壊強度が調整される
ことを見い出し、更に、このようなマイクロカプセルを
製造する方法について鋭意検討した結果、未変性タンパ
ク質を壁膜の主体とする含水マイクロカプセルをトラン
スグルタミナーゼ水溶液中に浸漬させて上記未変性タン
パク質を変性させる場合、硫酸ナトリウム等の電解質を
上記トランスグルタミナーゼ水溶液に添加すると、電解
質の塩析作用によって壁膜の膨潤を防止できることを知
見し、本発明をなすに至った。
【0006】即ち、本発明は、マイクロカプセルの壁膜
がトランスグルタミナーゼ変性タンパク質を主体として
含有し、更に、水溶性高分子化合物、水不溶性粒子及び
水難溶性粒子から選ばれる1種又は2種以上の壁膜改質
剤が配合されて、カプセルの破壊強度が調整されたこと
を特徴とするマイクロカプセル、及び未変性のタンパク
質を主体とする壁膜を有するマイクロカプセルを調製し
た後、該マイクロカプセルをトランスグルタミナーゼと
電解質とを含有する水溶液に浸漬させて、上記タンパク
質のトランスグルタミナーゼ変性を行うことを特徴とす
るマイクロカプセルの製造方法を提供する。
【0007】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
【0008】本発明のマイクロカプセルは、トランスグ
ルタミナーゼ変性タンパク質を主体とする壁膜に、水溶
性高分子化合物、水不溶性粒子及び水難溶性粒子の少な
くとも1種以上を壁膜改質剤として添加することによっ
て、上記壁膜の破壊強度を低減し、これによってマイク
ロカプセルの破壊強度を調整したものであり、本発明の
マイクロカプセルの場合、その構造が特に制限されるも
のではなく、例えば油性成分、油溶性成分、界面活性剤
などを含有する油相からなる芯物質を上記壁膜が被覆し
たO/W単芯型構造を有するものであってもよく、ま
た、上記油相からなる芯物質が上記壁膜中に分散したO
/W多芯型構造を有するものであってもよく、更に、水
溶性物質を含有する水相からなる芯物質(内水相)が分
散した上記油相を上記壁膜で被覆したW/O/W型構造
を有するものであってもよく、これらの構造の中でも芯
物質の放出性及びカプセル強度の低減という点を考慮す
れば上記O/W単芯型構造がより好適であり、また、水
溶性物質及び油溶性物質の両方をカプセル化できるとい
う点を考慮すれば上記W/O/W型構造を有するものる
がより好適である。
【0009】ここで、本発明のマイクロカプセルがW/
O/W型構造を有するものである場合、内水相に含有さ
れる水溶性成分としては、水溶性のものであれば特に制
限はなく、マイクロカプセルの用途によって適宜選定さ
れるが、例えば赤色104号,赤色102号,緑色3
号,黄色4号等の水溶性色素、水溶性ビタミン類、水溶
性高分子化合物、水溶性香料、水溶性酵素などが挙げら
れ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせ
て使用することができる。これらの配合量は、マイクロ
カプセルの用途、構造等により適宜選定することがきる
が、マイクロカプセル全量(含水重量、以下同様)に対
して、好ましくは0.01〜30%(重量%、以下同
様)、より好ましくは0.1〜25%程度が好適であ
る。上記水溶性成分の配合量が少なすぎると上記成分配
合による効果を十分に得られない場合があり、多すぎる
とW/O/W型構造を有するマイクロカプセルの調製が
困難となる場合がある。
【0010】上記油相に配合される油性成分としては、
マイクロカプセルの種類、目的に応じて飲食品、医薬
品、医薬部外品、香粧品、飼料及び洗浄剤などの各種分
野の製品に使用されている疎水性の油脂類を使用するこ
とができ、このような油性成分として、具体的には、オ
リーブ油,パーム油,ヤシ油,オリーブスクアラン,ホ
ホバ油,大豆油,米ぬか油,綿実油,コーン油などの植
物油、サメスクアランなどの動物油、パラフィンなどの
鉱物油、中鎖トリグリセリド,イソプロピルミリステー
ト,イソプロピルパルミテート,ミリスチン酸オクチル
ドデシル,ポリシロキサン系などの合成油等を挙げるこ
とができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み
合わせて使用することができる。
【0011】上記油性成分の配合量は、マイクロカプセ
ルの用途等によって適宜選定することができるが、油相
全量に対して0〜100%、好ましくは10〜90%程
度が望ましい。
【0012】上記油相には、特にW/O/W型構造の場
合、通常界面活性剤が配合され、界面活性剤としては、
マイクロカプセルの用途、目的の点から、W/O型エマ
ルションを形成することができ、且つ食用、飲用、皮膚
塗布等が可能なものが好適に使用されるが、本発明の場
合、特にこのような界面活性剤として、グリセリン高級
脂肪酸エステル、ポリグリセリン高級脂肪酸エステル、
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル及び蔗糖脂
肪酸ポリエステル等が好適に使用され、グリセリン高級
脂肪酸エステルとしては、グリセリンと炭素数6〜2
0、特に8〜18の脂肪酸とのエステル、ポリグリセリ
ン高級脂肪酸エステルとしては、グリセリンの重合度が
2〜12、特に4〜10のポリグリセリンと炭素数6〜
20、特に8〜18の脂肪酸とのエステル、ポリグリセ
リン縮合リシノレイン酸エステルとしては、グリセリン
の重合度が2〜12、特に4〜10のポリグリセリンと
縮合リシノレイン酸とのエステル、蔗糖脂肪酸ポリエス
テルとしては、蔗糖と炭素数6〜20、特に8〜18の
脂肪酸とのエステル組成が、モノエステルが40%以下
で且つジ、トリ以上のものが60%以上であるものが挙
げられる。
【0013】これらの化合物として、より具体的には、
グリセリン高級脂肪酸エステルとして、例えばモノグリ
セリルステアレート、モノグリセリルオレエート、モノ
グリセリルパルミテート等、ポリグリセリン高級脂肪酸
エステルとして、例えばデカグリセリンデカステアリン
酸エステル、ヘキサグリセリントリステアリン酸エステ
ル、ヘキサグリセリンペンタステアリン酸エステル、テ
トラグリセリンモノステアリン酸エステル、テトラグリ
セリントリステアリン酸エステル、テトラグリセリンペ
ンタステアリン酸エステル、デカグリセリンデカオレイ
ン酸エステル、デカグリセリンモノカプリル酸エステ
ル、ヘキサグリセリンペンタオレイン酸エステル、テト
ラグリセリンモノオレイン酸エステル、テトラグリセリ
ンペンタオレイン酸エステル等、ポリグリセリン縮合リ
シノレイン酸エステルとして、例えばヘキサグリセリン
縮合リシノレイン酸エステル、テトラグリセリン縮合リ
シノレイン酸エステル等、蔗糖脂肪酸ポリエステルとし
て、例えば蔗糖ステアリン酸ポリエステル、蔗糖パルミ
チン酸ポリエステル、蔗糖オレイン酸ポリエステル、蔗
糖ラウリン酸ポリエステル、蔗糖ベヘニン酸ポリエステ
ル、蔗糖エルカ酸ポリエステル等が挙げられ、これらの
中でも特にヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ル、テトラグリセリン縮合リシノレイン酸エステル等の
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルがより好適
に使用される。上記界面活性剤は、その1種を単独で又
は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
なお、本発明の場合、上記界面活性剤以外の界面活性剤
を適宜選定して併用しても好適である。
【0014】上記界面活性剤の配合量は、その種類等に
より適宜選定することができるが、W/O/W型構造の
場合、油相全量に対して0.01〜20%、好ましくは
0.1〜15%程度、O/W型構造の場合、必要に応じ
て配合され、油相全量に対して好ましくは0〜10%、
より好ましくは0〜5%程度が好適である。配合量が少
なすぎるとW/O/W型構造の場合、安定性が悪くなる
場合があり、多すぎると油相の粘度が高くなり、取り扱
い性が悪くなる場合がある。
【0015】上記油相には本発明の効果を損なわない限
り、必要に応じて油溶性成分を適宜配合することがで
き、この油溶性成分としては、油溶性のものであれば特
に制限はなく、マイクロカプセルの用途によって適宜選
定されるが、例えばカロチン、リコペン等の油溶性ビタ
ミン類、油溶性抗酸化剤、油溶性香料、高度不飽和脂肪
酸などが挙げられる。
【0016】上記油溶性成分を配合する場合、その配合
量は、各成分の機能を発揮し得る有効量であり、油相全
量に対して0.01〜100%、好ましくは0.1〜1
00%程度が好適である。配合量が少なすぎると配合の
効果が得られない場合がある。なお、本発明の場合、油
相が上記油溶性成分のみからなるものであってもよい。
【0017】上記油相の配合量は、マイクロカプセルの
用途、構造等によって適宜選定することができるが、W
/O/W型構造の場合、マイクロカプセル全量に対して
1〜65%、好ましくは3〜45%程度、O/W型構造
の場合、マイクロカプセル全量に対して2〜80%、好
ましくは4〜70%程度が望ましい。油相の配合量が少
なすぎると油相を配合する効果が十分に得られない場合
があり、配合量が多すぎるとマイクロカプセルの形成が
困難となる場合がある。
【0018】本発明のマイクロカプセルにおける壁膜
は、トランスグルタミナーゼ変性タンパク質を主体とす
るものであり、タンパク質種(未変性タンパク質)とし
ては、マイクロカプセルの壁膜を形成し得るようにゲル
化し、且つトランスグルタミナーゼ変性が可能なタンパ
ク質であれば、その種類は特に制限されず、このような
タンパク質種として、例えばカゼイン、ナトリウム−カ
ゼイネート、α−ラクトアルブミン、β−ラクトグロブ
リン、卵白タンパク、卵黄タンパク、ミオグロビン、コ
ラーゲン、ゼラチン、大豆11Sグロブリン、大豆7S
グロブリン、グリアジン、グルテニン等を挙げることが
でき、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わ
せて使用することができる。本発明の場合、これらの中
でも特にゼラチン等が好適に使用される。ここで、本発
明のトランスグルタミナーゼ変性タンパク質は、上記未
変性タンパク質をトランスグルタミナーゼ変性したもの
であり、本発明のマイクロカプセルの場合、その変性方
法が特に制限されるものではないが、後述する製造方法
によって変性させると好適であり、本発明においてタン
パク質の変性に利用するトランスグルタミナーゼは、タ
ンパク質分子を架橋重合させる酵素であり、食品の物性
改良や接着に利用されているものであり、本発明の場
合、通常市販されているものを使用することができる。
【0019】上記トランスグルタミナーゼ変性タンパク
質の配合量は、含水壁膜全量に対して1〜40%、好ま
しくは5〜20%程度が好適である。配合量が少なすぎ
るとカプセル化ができない場合があり、多すぎるとカプ
セルが硬くなりすぎたり、カプセル化が困難となる場合
がある。
【0020】本発明の壁膜は、更に、水溶性高分子化合
物、水不溶性粒子及び水難溶性粒子から選ばれる少なく
とも1種以上の壁膜改質剤を含有するものであり、水溶
性高分子化合物としては、例えば寒天、ジェランガム、
アルギン酸ナトリウム、プルラン、澱粉、アラビアガ
ム、ペクチン、キサンタンガム、ローカストビーンガ
ム、タラガム、グァーガム、カラギーナン、タマリンド
種子多糖類、大豆食物繊維等を挙げることができ、水不
溶性粒子及び水難溶性粒子としては、無水ケイ酸、ケイ
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、麦飯石、ホワイトカ
ーボン、粘土鉱物、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ゼ
オライト等を挙げることができ、これらは1種単独で又
は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
本発明の場合、これらの中でも特に寒天、アラビアガ
ム、タラガム、タマリンド種子多糖類、ローカストビー
ンガム、グァーガム、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、麦飯石、ホワイトカーボン、粘土
鉱物、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ゼオライト等が
好適に使用される。
【0021】上記壁膜改質剤の配合量は、特に制限され
るものではなく、上記トランスグルタミナーゼ変性タン
パク質を主体とする壁膜を目的とする破壊強度に調整し
得る量であり、通常上記トランスグルタミナーゼ変性タ
ンパク質:壁膜改質剤(重量比)=1:0.01〜1:
1、好ましくは1:0.02〜1:0.5の範囲が好適
である。上記壁膜改質剤の配合割合が多すぎるとカプセ
ル化が困難となる場合があり、少なすぎると目的とする
壁膜の破壊強度に調整することが困難となる場合があ
る。なお、同様の理由により、上記壁膜改質剤の含水壁
膜全量に対する配合量は、0.01〜40%、好ましく
は0.1〜10%程度の範囲で配合すると好適である。
【0022】本発明のマイクロカプセルは、以上の成分
から構成されるものであり、上述したようにO/W単芯
型構造、O/W多芯型構造及びW/O/W型構造のいず
れの構造であってもよく、O/W単芯型構造のマイクロ
カプセル粒子の場合、マイクロカプセル粒子の平均粒子
径は、好ましくは50〜3000μm、より好ましく
は、100〜2000μmの範囲である。平均粒子径が
小さすぎるとカプセル粒子のハンドリングが悪くなる場
合があり、大きすぎると十分なカプセル強度が得られな
い場合がある。また、この場合、芯物質の平均粒子径
は、好ましくは20〜2600μm、より好ましくは3
0〜1600μmの範囲である。芯物質の平均粒子径が
上記範囲を逸脱するとカプセル強度が不十分となる場合
がある。また、同様の理由により、上記芯物質の平均粒
子径とマイクロカプセル粒子の平均粒子径との比率は、
好ましくは1:1.1〜1:3、より好ましくは1:
1.2〜1:2.5程度である。
【0023】また、O/W多芯型構造のマイクロカプセ
ル粒子の場合、同様の理由により、マイクロカプセル粒
子の平均粒子径は、好ましくは50〜3000μm、よ
り好ましくは100〜2000μmの範囲、芯物質の平
均粒子径は、好ましくは0.01〜10μm、より好ま
しくは0.1〜5μmの範囲であり、上記芯物質の平均
粒子径とマイクロカプセル粒子の平均粒子径との比率
は、好ましくは1:5〜1:300,000、より好ま
しくは1:20〜1:20,000である。
【0024】そして、W/O/W型構造のマイクロカプ
セル粒子の場合、同様の理由により、マイクロカプセル
粒子の平均粒子径は、好ましくは50〜3000μm、
より好ましくは100〜2000μmの範囲、内水相の
平均粒子径は、好ましくは0.01〜10μm、より好
ましくは0.1〜5μmの範囲、W/O粒子の平均粒子
径は、好ましくは20〜2600μm、より好ましくは
30〜1600μmの範囲であり、上記内水相の平均粒
子径とW/O粒子の平均粒子径とマイクロカプセル粒子
の平均粒子径との比率は、好ましくは1:1.8:5〜
1:260,000:300,000、より好ましくは
1:9:20〜1:16,000:20,000であ
る。
【0025】本発明のマイクロカプセルは、壁膜中に上
記壁膜改質剤を配合することにより、壁膜の破壊強度を
低減して使用時の圧力で容易に破壊されるように調整し
たものであり、壁膜の破壊強度はマイクロカプセルの用
途等によって適宜選定することができるが、レオメータ
ーを用いて含水状態のマイクロカプセルに室温(20〜
25℃)で荷重を与え、カプセルが壊れる荷重を測定し
た場合、1〜700g、好ましくは5〜300gである
ことが望ましい。破壊強度が小さすぎると保存時、錠剤
等への配合時にカプセルが破壊してしまう場合があり、
大きすぎると使用時にカプセルが破壊し難くなって、本
発明の目的を達成できない場合がある。
【0026】本発明のマイクロカプセルの製造方法は、
特に制限されるものではないが、未変性のタンパク質を
主体とする壁膜を有するマイクロカプセルを調製した
後、該マイクロカプセルをトランスグルタミナーゼと電
解質とを含有する水溶液に浸漬させて、上記タンパク質
のトランスグルタミナーゼ変性を行うことを特徴とする
本発明のマイクロカプセルの製造方法によって好適に製
造することができる。
【0027】即ち、本発明の製造方法は、まず、上記タ
ンパク質種(未変性タンパク質)を主体とする壁膜を有
するマイクロカプセルを調製するものであり、この場
合、その調製方法は特に制限されず、公知のマイクロカ
プセル化方法を採用することができ、例えばW/O/W
型構造を有するマイクロカプセルの場合、上記内水相の
各成分を水又は温水に溶解させておき、予め上記油相成
分を必要に応じて適宜温度に加温して均一に混合溶解さ
せておいた油相と混合、攪拌してW/O型エマルション
を調製する。ここで、乳化機としては、アジホモミキサ
ー、ニーダー、マイルダーなどが用いられるが、特にア
ジホモミキサーが好ましい。また、温度条件としては、
特に制限されないが上記油相が溶融していることが必要
である。そして、攪拌条件は上記装置の通常の条件で1
〜120分間程度攪拌する。また、上記内水相と油相と
の配合比は、内水相:油相=5:95〜75:25程度
が好適である。
【0028】次に、いずれの構造の場合も、上記未変性
タンパク質を主体とする壁膜の各成分を予め水又は温水
に溶解して壁膜用水相を調製しておくが、本発明の場
合、未変性タンパク質の壁膜用水相中の濃度が1〜40
%、好ましくは5〜20%とすることが望ましい。未変
性タンパク質の濃度が低すぎるとカプセル化できない場
合があり、高すぎるとカプセルが硬くなったり、カプセ
ル化が困難となる場合がある。
【0029】そして、上記W/O型エマルション(W/
O/W型構造の場合)又は上記油相(O/W単芯型構造
の場合)を2重オリフィスの内ノズルにフィードし、上
記壁膜用水相を外ノズルにフィードすることにより、ノ
ズル出口より図2又は図1に示すようなW/O/W型構
造又はO/W単芯型構造のカプセルを調製する。この
際、ノズルに振動を与えたり、回転を与えたりすること
により、所望粒径のカプセルを調製することができる。
また、O/W多芯型構造の場合、上記壁膜用水相中に油
相を乳化させて上記油相を分散質とするエマルションを
形成する。なお、乳化機としては、アジホモミキサー、
ニーダー、マイルダー等が用いられるが、特にアジホモ
ミキサーが好ましい。また、温度条件としては、特に制
限されないが、上記未変性タンパク質がゲル化しない温
度領域で調製することが望ましい。ここで、上記W/O
型エマルション又は油相と壁膜用水相との配合比は、W
/O型エマルション又は油相:壁膜用水相=2:1〜
1:20、好ましくは1:1〜1:10程度が好適であ
る。
【0030】次いで、上記W/O/W型構造、O/W単
芯型構造のカプセル又は上記O/W型エマルションの壁
膜用水相を固化させて、上記W/O型エマルション又は
油相を芯物質とする上記未変性タンパク質及び壁膜改質
剤を含有するマイクロカプセル膜を形成する。このマイ
クロカプセル膜を固化又は形成、固化する方法として
は、公知の造粒方法を採用することができるが、本発明
の場合、特に液中硬化法、スプレークーリング法又は粉
床法が好適である。
【0031】なお、いずれの方法の場合も上記含水マイ
クロカプセルの平均粒子径は、50〜3000μm、好
ましくは100〜2000μm程度が好適である。
【0032】このようにして得られた未変性タンパク質
の含水マイクロカプセルのトランスグルタミナーゼ変性
を以下のように行う。
【0033】まず、タンパク質を変性(硬化)させるト
ランスグルタミナーゼ水溶液を調製する。ここで、トラ
ンスグルタミナーゼ濃度は、適宜選定することができる
が、0.001〜1%、特に0.005〜0.5%が好
適である。濃度が低すぎると変性速度が遅くなる場合が
あり、高すぎるとそれ以上の高濃度にする効果が得られ
ず、コストが高くなる場合がある。本発明の製造方法
は、上記水溶液に電解質を配合するものであり、電解質
としては、例えば無機アルカリ金属塩、有機アルカリ金
属塩等、好ましくは無機アルカリ金属塩等が好適に使用
することができ、具体的には、無機アルカリ金属塩とし
て、例えば硫酸,亜硫酸,リン酸,メタリン酸,ホウ
酸,炭酸,ヨウ素酸,硝酸,亜硝酸等の無機酸のアルカ
リ金属塩、塩化ナトリウム、塩化カリウムなど、有機ア
ルカリ金属塩として、例えばクエン酸,酒石酸,酢酸等
の有機酸のアルカリ金属塩などを挙げることができ、こ
れらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用
することができる。
【0034】上記無機酸のアルカリ金属塩として、より
具体的には、例えば硫酸ナトリウム,硫酸カリウム,亜
硫酸水素ナトリウム,亜硫酸ナトリウム,亜硫酸水素カ
リウム,亜硫酸カリウム,リン酸二水素カリウム,リン
酸水素二カリウム,リン酸三カリウム,リン酸二水素ナ
トリウム,リン酸水素二ナトリウム,リン酸三ナトリウ
ム,メタリン酸ナトリウム,ホウ酸ナトリウム,炭酸水
素カリウム,炭酸カリウム,炭酸水素ナトリウム,炭酸
ナトリウム,炭酸ナトリウムカリウム,ヨウ素酸カリウ
ム,ヨウ素酸ナトリウム,硝酸カリウム,硝酸ナトリウ
ム,亜硝酸カリウム,亜硝酸ナトリウム等が挙げられ
る。
【0035】上記有機酸のアルカリ金属塩として、より
具体的には、例えばクエン酸ナトリウム,クエン酸カリ
ウム,酒石酸水素ナトリウム,酒石酸水素カリウム,酒
石酸ナトリウム,酒石酸カリウム,酢酸カリウム,酢酸
ナトリウム等が挙げられる。本発明の場合、上記電解質
の中でも、特に硫酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム、塩化ナトリウム等が好適に使用される。
【0036】上記電解質の配合量は、電解質及び未変性
タンパク質の種類、壁膜中の未変性タンパク質の含有量
により適宜選定することができるが、例えば硫酸ナトリ
ウムを配合して未変性ゼラチンの変性を行う場合、水溶
液中の硫酸ナトリウム濃度をy%、ゼラチン濃度(含水
マイクロカプセルの壁膜中の配合量)をx%とすると、
y≧[(x+2.9)/2.0]を満たす比率が好適で
ある。硫酸ナトリウムの配合量が少なすぎると変性処理
中にカプセルが壊れやすくなる場合がある。また、同様
の理由により、水溶液中の電解質の濃度としては、2〜
30%、特に4〜20%とすると好適であり、トランス
グルタミナーゼ:電解質=1:2〜1:30000、特
に1:8〜1:4000とすると好適である。
【0037】そして、上記トランスグルタミナーゼ−電
解質水溶液中に、未変性タンパク質カプセルを水溶液1
gに対して0.01g〜5gとなるように添加し、攪拌
を行った状態で、10分間〜10日間保持することによ
って、上記マイクロカプセルの壁膜を構成する未変性タ
ンパク質を変性させることができる。ここで、硬化(変
性)処理する際の温度は、0〜60℃、特に20〜50
℃が好適である。温度が低すぎるとトランスグルタミナ
ーゼ−電解質水溶液が固化したり、変性速度が遅くなる
場合があり、また、温度が高すぎるとトランスグルタミ
ナーゼが失活する場合がある。なお、未変性タンパク質
を含有する水相にトランスグルタミナーゼを添加してか
らマイロカプセルの壁膜化を行うとカプセル膜の調製が
困難となる。
【0038】なお、本発明のマイクロカプセルの製造方
法の場合、トランスグルタミナーゼ変性タンパク質を壁
膜の主体とするマイクロカプセルであれば、例えば上記
壁膜改質剤を含有しないものであっても好適に製造する
ことができる。
【0039】このようにして得られた本発明のマイクロ
カプセルは、そのまま又は水性液に分散させたり、適宜
成分からなる粉体等と混合,分散させるなどして、所用
の用途に供することができ、更に、例えば上記含水マイ
クロカプセル粒子を減圧乾燥、通風乾燥、流動層乾燥な
どにより乾燥し、好ましくはマイクロカプセル中の水分
含量を10%以下にした後、錠剤等に成形して用いるこ
ともできる。
【0040】本発明のマイクロカプセルは、その用途が
特に制限されるものではなく、種々の用途に使用するこ
とができるが、例えば医薬品,医薬部外品,香粧品等と
して皮膚,毛髪等に塗布したり、洗浄剤として使用した
り、食品,健康食品,医薬品等として食用,飲用する用
途に使用すると、皮膚表面、被洗浄物表面、体内等にお
いてマイクロカプセルが破壊されて芯物質などが放出さ
れ、種々の機能を発揮することがきるので、これらの用
途に使用すると効果的であり、特に皮膚、毛髪等に塗布
する各種医薬品、医薬部外品、香粧品等の外用剤の配合
剤として有用である。
【0041】本発明のマイクロカプセルは、このように
種々の用途に使用され、例えば食品用、健康食品用、医
薬品用、医薬部外品用、香粧品用、洗浄剤用等の各種用
途の配合剤として好適なものである。
【0042】
【発明の効果】本発明のマイクロカプセルは、トランス
グルタミナーゼ変性タンパク質を壁膜の主体とするマイ
クロカプセルの破壊強度を調整したものであり、保存時
にはカプセルが破壊せず、使用時の圧力によって初めて
カプセルが破壊して芯物質などが放出されるマイクロカ
プセルを得ることが可能となる。従って、上記マイクロ
カプセルは、食品、健康食品、医薬品、医薬部外品、香
粧品、洗浄剤等の各種用途に好適に用いられるものであ
る。
【0043】また、本発明のマイクロカプセルの製造方
法は、未変性タンパク質を壁膜の主体とするマイクロカ
プセルにおいて、上記壁膜を膨潤させることなく又は脱
水して未変性タンパク質をトランスグルタミナーゼ変性
することができるので、トランスグルタミナーゼ変性タ
ンパク質を壁膜の主体とし、且つ上記壁膜改質剤によっ
てその破壊強度が調整されたマイクロカプセルを調製す
ることが可能となる。
【0044】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、表中の%は重量%である。
【0045】[実施例1〜4及び比較例1]表1の組成
に従って、赤色色素104号、ゼラチンの所定量を精製
水に攪拌機を用いて60℃で溶解して、芯物質(内水
相)となる色素水溶液を調製した。次に、上記色素水溶
液20.0重量部と表1の組成となるように予め調製し
ておいた油相(カカオ脂又はコーン油87.5重量%、
ヘキサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル12.5
重量%)80重量部を用いて、ホモミキサー(特殊機化
(株))を使用して、10000rpm、60℃で10
分間攪拌して、W/O型エマルションを調製した。
【0046】上記方法で調製したW/O型エマルション
又は油相のみを表1に示すO/W比(重量)又は(W/
O)/W比(重量))となるように2重オリフィスの内
ノズルに2.2g/分で、外ノズルに予め表1の組成に
従って調製しておいた壁膜用水相を14.4g/分でそ
れぞれフィードして、更に2重オリフィスに1800H
zの振動を与え(温度条件:50℃)、図1又は図2に
示すように油相2が壁膜3で被覆されたO/W単芯型構
造(実施例1,2)又は内水相1が分散した油相2が壁
膜3で被覆されたW/O/W型構造(実施例3,4及び
比較例1)を有し、粒径約640μmのマイクロカプセ
ルを調製し、攪拌を与えたコーン油中(約15℃)に受
けて、壁膜用水相を冷却固化させた。冷却後、分散媒と
して利用したコーン油を吸引濾過により分離した後、石
油エーテルにて洗浄して、赤色色素の未変性ゼラチン膜
マイクロカプセルを調製した。
【0047】上記方法で得られたカプセルを、攪拌を与
えたトランスグルタミナーゼ0.02重量%、硫酸ナト
リウム10重量%水溶液中にカプセル:水溶液(重量
比)=1:9の比率で4時間浸漬させて、ゼラチンの変
性(硬化)を行った。硬化後、トランスグルタミナーゼ
−硫酸ナトリウム水溶液を吸引濾過により分離して、実
施例1〜4及び比較例1のトランスグルタミナーゼ変性
ゼラチン膜マイクロカプセルを調製した。なお、硫酸ナ
トリウムを含有しないトランスグルタミナーゼ0.02
重量%水溶液中に実施例1の未変性ゼラチン膜マイクロ
カプセルを上記同様に4時間浸漬させたところ、壁膜の
膨潤があり、カプセルが壊れ、芯物質の溶出が認められ
た。
【0048】上記各含水マイクロカプセルにレオメータ
ー(不動工業(株)製)を用いて室温(20〜25℃)
で荷重を与えて、壊れる荷重(n=10平均値)を測定
し、各マイクロカプセルの破壊強度とした。結果を表1
に併記する。
【0049】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の変性前のマイクロカプセルの
構造を示す模式図である。
【図2】本発明の実施例及び比較例の変性前のマイクロ
カプセルの構造を示す模式図である。
【符号の簡単な説明】
1 内水相 2 油相 3 壁膜
フロントページの続き (72)発明者 高木 絵美 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 貴山 健太郎 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4B035 LC03 LE07 LG15 LG51 LK14 LP36 4B048 PE10 PN04 4C076 AA64 DD24 DD46 EE42 EE60 FF22 FF23 FF36 GG22 4G005 AA01 AB09 AB14 AB15 AB17 BA11 BB04 BB13 BB19 BB25 CA03 DA05Z DA14W DB02X DB05Z DB06X DB06Z DB12Z DB16Z DB27X DC32W DE10Z EA01 EA02 EA03 EA05 EA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロカプセルの壁膜がトランスグル
    タミナーゼ変性タンパク質を主体として含有し、更に、
    水溶性高分子化合物、水不溶性粒子及び水難溶性粒子か
    ら選ばれる1種又は2種以上の壁膜改質剤が配合され
    て、カプセルの破壊強度が調整されたことを特徴とする
    マイクロカプセル。
  2. 【請求項2】 未変性のタンパク質を主体とする壁膜を
    有するマイクロカプセルを調製した後、該マイクロカプ
    セルをトランスグルタミナーゼと電解質とを含有する水
    溶液に浸漬させて、上記タンパク質のトランスグルタミ
    ナーゼ変性を行うことを特徴とするマイクロカプセルの
    製造方法。
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