JP2000079089A - 内視鏡用サーモグラフィー装置 - Google Patents

内視鏡用サーモグラフィー装置

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JP2000079089A
JP2000079089A JP10252702A JP25270298A JP2000079089A JP 2000079089 A JP2000079089 A JP 2000079089A JP 10252702 A JP10252702 A JP 10252702A JP 25270298 A JP25270298 A JP 25270298A JP 2000079089 A JP2000079089 A JP 2000079089A
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thermographic
optical system
endoscope
probe
objective optical
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Akira Suzuki
明 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、赤外光の透過効率を損うことなく、
温度分布検出用の波長の赤外光を効率よく伝送できると
ともに、人体の内視鏡検査時に体腔内に挿入でき、粘膜
表面のサーモグラフィー像が得られ、生体内の粘膜表面
の温度分布を知ることができ、取扱いが容易な内視鏡用
サーモグラフィー装置を提供することを最も主要な特徴
とする。 【解決手段】温度分布検出用の波長を持つ光を透過する
軟性の細長いファイバー束21の一端に配設された対物
光学系18の最外面を覆う状態で装着された生体適合性
のある材料からなるカバー部材19を温度分布検出用の
波長の光の減衰を少なくできる程度に薄く形成したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の処置具挿
通チャンネル内に挿通されて使用される内視鏡用サーモ
グラフィー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、患者の体内に内視鏡を挿入する
ことにより、生体内粘膜の内視鏡像が得られることは広
く知られている。また、被検査部の温度分布状態を調べ
る器具としてサーモグラフィー装置が開発されている。
このサーモグラフィー装置では人体の皮膚等の被検査部
から放射される3〜15μm程度の波長の光(赤外光)
を計測し、その部位の熱画像をモニターに表示する構成
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、サーモグラフ
ィー装置で温度分布を得るためには3〜15μm程度の
波長の光(赤外光)を検出する必要がある。この波長の
検出光をファイバー束で導光することで患者の体外に配
置された外部のサーモグラフィー装置を用いて患者の体
内の粘膜表面の温度分布を観察することは可能となる。
【0004】しかしながら、3〜15μm程度の波長の
光に対して透過率の良い材料で生体適合性がある材料は
知られていない。そのため、患者の体内に挿入できる生
体安全性が高いファイバー束を製作することができず、
患者の体内に挿入できる生体安全性が高いファイバー束
がないので、生体内の粘膜表面の温度分布を知ることが
できないのが実状である。
【0005】ここで、一般的には、ISO10993−
1 Biological Evaluation ofMedical Devices に
よれば、消化器内視鏡の場合、生体適合性として細胞毒
性試験、感作性試験、刺激性試験、急性毒性試験に対し
基準を満たしていることが求められている。そして、医
療用内視鏡にはこれらの試験に合格した材料が使用され
ている。
【0006】また、生体内の粘膜表面のサーモグラフィ
ー像を得るためには3〜15μm程度の波長の光を検知
する必要がある。この波長の光を透過する材料としては
ゲルマニウム、シリコン、フッ化カルシウム、結晶石
英、無定形シリカなどがあるが、これらの材料には上記
ISO10993−1の試験に合格する材料はない。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、赤外光の透過効率を損うことなく、3
〜15μmの波長の温度分布検出用の赤外光を効率よく
伝送できるとともに、人体の内視鏡検査時に体腔内に挿
入でき、粘膜表面のサーモグラフィー像が得られ、生体
内の粘膜表面の温度分布を知ることができ、取扱いが容
易な内視鏡用サーモグラフィー装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、温度分布検出
用の波長を持つ光を透過する軟性の細長いファイバー束
と、このファイバー束の一端に配設された対物光学系
と、この対物光学系の最外面を覆う状態で装着され、前
記温度分布検出用の波長の光の減衰を少なくできる程度
に薄く形成された生体適合性のある材料からなるカバー
部材と、前記ファイバー束の他端に配設された接眼光学
系と、前記接眼光学系と光学的に連結され、前記ファイ
バー束を通して導光される赤外光を検出する赤外光検出
装置と、この赤外光検出装置の出力信号に基いて被検査
部の温度分布状態を表示する表示装置とを具備したこと
を特徴とする内視鏡用サーモグラフィー装置である。そ
して、生体適合性のある材料からなるカバー部材によっ
て対物光学系の最外面を覆うことにより、生体適合性が
ない材料で形成されたファイバー束を使用した場合でも
人体の内視鏡検査時に体腔内にサーモグラフィー用のフ
ァイバー束を挿入できるようにしている。そのため、体
内の粘膜表面のサーモグラフィー像が得られ、生体内の
粘膜表面の温度分布を知ることができる。さらに、カバ
ー部材を温度分布検出用の波長の光の減衰を少なくでき
る程度に薄く形成することにより、温度分布検出用の波
長の光の減衰を少なく抑えた状態で、この波長の光をサ
ーモグラフィー装置まで導光できるようにしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1および図2を参照して説明する。図1は本実施の
形態の内視鏡用サーモグラフィー装置1、すなわち内視
鏡像とサーモグラフィー像が得られるシステム全体の概
略構成を示すものである。
【0010】図1中で、参照符号2は内視鏡である。こ
の内視鏡2には体腔内に挿入される細長い挿入部3と、
この挿入部3の基端部に連結された手元側の操作部4と
が設けられている。さらに、手元側の操作部4にはユニ
バーサルコード5の基端部が連結されている。このユニ
バーサルコード5の先端部にはコネクタ6が連結されて
いる。このコネクタ6は光源装置を兼ねる制御装置7に
着脱可能に連結されている。
【0011】また、挿入部3の先端部には対物光学系8
と、この対物光学系8の結像を電気信号に変換するCC
D9とが内蔵されている。このCCD9は図示しない信
号線を介して制御装置7に接続されている。
【0012】さらに、内視鏡2の挿入部3には処置具挿
通チャンネル10が形成されているとともに、照明光を
導光する図示しないライトガイドが内蔵されている。こ
こで、手元側の操作部4には処置具挿通チャンネル10
の基端部側に連通する処置具挿入用の開口部10aが形
成されている。なお、図示しないライトガイドの基端部
側は挿入部3からさらに操作部4およびユニバーサルコ
ード5を介してコネクタ6まで延設されている。
【0013】また、制御装置7には制御部11と照明用
ランプ12とが内蔵されている。そして、照明用ランプ
12から放射される照明光は内視鏡2内の図示しないラ
イトガイドを通して挿入部3の先端部に導かれ、この挿
入部3の先端部から外部に照明光を出射できるようにな
っている。
【0014】さらに、制御部11には接続コードを介し
てモニター(表示装置)13が接続されている。そし
て、CCD9の出力信号は図示しない信号線を介して制
御装置7に入力され、この制御装置7内でビデオ信号に
変換される。さらに、制御部11から出力されるビデオ
信号は接続コードを介してモニター13に入力され、モ
ニター13の画面に内視鏡像13Aが表示されるように
なっている。なお、このモニター13の画面には内視鏡
像13Aと、後述するサーモグラフィー像13Bとを並
べて同時に表示可能になっている。
【0015】また、本実施の形態の内視鏡用サーモグラ
フィー装置1には内視鏡2の処置具挿通チャンネル10
に挿通可能な軟性の細長いサーモグラフィープローブ1
4が設けられている。このサーモグラフィープローブ1
4の基端部は内視鏡2の外部に設置されるサーモグラフ
ィー装置1の装置本体(赤外光検出装置)15に着脱可
能に連結されている。
【0016】また、図2はサーモグラフィープローブ1
4の概略構成を示すものである。このサーモグラフィー
プローブ14の先端部には、先端構成部16が設けられ
ている。この先端構成部16には生体適合性のあるステ
ンレスなどの金属や、或いはポリサルフォンなどのプラ
スチック材料からなる筒状の枠体17が設けられてい
る。
【0017】さらに、先端構成部16の枠体17の内部
には対物光学系18が配設されている。この対物光学系
18は例えばゲルマニウム、シリコン、フッ化カルシウ
ム、結晶石英、無定形シリカなどの赤外光透過材料から
なるレンズ群によって構成されている。そして、この対
物光学系18の周囲部は先端構成部16の枠体17で覆
われている。
【0018】また、対物光学系18の最外部には生体適
合性のある材料、例えば透明ガラスからなるカバー部材
19がこの対物光学系18の最外面を覆う状態で設けら
れている。そして、対物光学系18がサーモグラフィー
プローブ14の外部に露出しないようになっている。
【0019】さらに、カバー部材19は温度分布検出用
の波長、例えば3〜15μm程度の波長を持つ光(赤外
光)の減衰を少なくできる程度に薄く、例えば肉厚0.
2mmから0.5mm程度に形成されている。なお、カ
バー部材19は対物光学系18の表面に塗布した生体適
合材料からなる赤外光透過効率の比較的よい薄膜状の弗
化マグネシウムのコーティングでもよい。
【0020】また、先端構成部16の外周面にはフッ素
ゴムなどの生体適合材料のチューブからなる弾性体20
が被覆されている。この弾性体20の外径寸法はサーモ
グラフィープローブ14を挿通する内視鏡2の処置具挿
通チャンネル10の先端開口部の内径寸法よりもわずか
に大径に設定されている。
【0021】また、サーモグラフィープローブ14の内
部には軟性の細長いファイバー束21が配設されてい
る。このファイバー束21は温度分布検出用の波長、例
えば3〜15μm程度の波長を持つ光(赤外光)を透過
する材料、例えば石英ガラス、フッ化物系ガラス、カル
コゲナイドガラス、ハライド結晶などによって形成され
ている。そして、このファイバー束21の先端部は先端
構成部16の対物光学系18の結像位置に固定されてい
る。
【0022】また、サーモグラフィープローブ14の基
端部には接眼部22が配設されている。この接眼部22
には略筒状の接眼部ケーシング23が設けられている。
この接眼部ケーシング23は生体適合性のあるステンレ
スなどの金属、あるいはポリサルホンなどのプラスチッ
ク材料で形成されている。
【0023】さらに、接眼部ケーシング23の内部には
接眼レンズ(接眼光学系)24が配設されている。この
接眼レンズ24は例えばゲルマニウム、シリコン、フッ
化カルシウム、結晶石英、無定形シリカ、フッ化リチウ
ムなどの赤外光透過材料によって形成されている。そし
て、この接眼レンズ24はファイバー束21の基端部側
に対向配置されている。なお、接眼部ケーシング23の
外周面にはサーモグラフィー装置1の装置本体15に着
脱可能に連結されるカム機構などの係合部25が設けら
れている。
【0024】また、サーモグラフィープローブ14にお
ける先端構成部16と接眼部22との間にはポリウレタ
ン系、ポリエステル系、あるいはフッ素系の生体適合性
の高い柔軟なチューブ体26が配設されている。このチ
ューブ体26の先端部は先端構成部16の枠体17の後
端部外周面に、またこのチューブ体26の基端部は接眼
部22の接眼部ケーシング23の先端部外周面にそれぞ
れ接着固定されている。そして、このチューブ体26に
よってファイバー束21が被覆されている。
【0025】なお、先端構成部16の枠体17、カバー
部材19、ファイバー束21、接眼部22の接眼部ケー
シング23、接眼レンズ24の各々は接着固定されてい
る。これにより、サーモグラフィープローブ14の内部
を外界に対して水密・気密的にシールする隔離構造にな
っている。
【0026】また、サーモグラフィー装置1の装置本体
15にはサーモグラフィープローブ14の連結部27が
形成されている。そして、サーモグラフィー装置1の連
結部27にサーモグラフィープローブ14の接眼部22
が着脱可能に連結された状態で、サーモグラフィープロ
ーブ14から赤外光が装置本体15の内部に導光される
ようになっている。
【0027】さらに、この装置本体15の内部にはサー
モグラフィープローブ14から導光される赤外光の光路
上に沿って垂直走査ミラー28、水平走査ミラー29、
チョッパー30、反射ミラー31、レンズ32、検知器
33が順次配置されている。
【0028】また、装置本体15の内部には検知器33
を冷却する液体窒素などを用いた冷却器34と制御回路
35とが配設されている。ここで、制御回路35の入力
側には検知器33が、さらにこの制御回路35の出力側
にはモニター13がそれぞれ接続されている。そして、
検知器33の出力信号は、制御回路35を介してビデオ
信号としてモニター13に入力され、モニター13の画
面にサーモグラフィー像13Bが表示されるようになっ
ている。
【0029】また、サーモグラフィープローブ14の対
物光学系18の画角はサーモグラフィープローブ14を
挿通する内視鏡2の対物光学系8の画角と同一に設定さ
れている。そして、モニター13の表示画面には内視鏡
2の対物光学系8で結像した内視鏡像13Aと、サーモ
グラフィープローブ14の対物光学系18で結像したサ
ーモグラフィー像13Bとが同じサイズになるように拡
大率を設定して並べて表示されるようになっている。
【0030】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡用サーモグラフィー装置1の使用
時には、まず洗滌消毒を十分にしたサーモグラフィープ
ローブ14の接眼部22が係合部25によりサーモグラ
フィー装置1の連結部27に連結された状態にセットさ
れる。
【0031】続いて、内視鏡2にて患者の体内の内視鏡
検査を実施している途中で、粘膜の表面温度分布データ
を得たい場合にはその検査部位で、内視鏡2の手元側の
操作部4の開口部10aからサーモグラフィープローブ
14を処置具挿通チャンネル10に挿通する。ここで、
サーモグラフィープローブ14は処置具挿通チャンネル
10の先端側まで挿入される。そして、サーモグラフィ
ープローブ14が処置具挿通チャンネル10の先端側ま
で挿入されてサーモグラフィープローブ14の挿入操作
が止まると、サーモグラフィープローブ14の先端構成
部16の外周面の弾性体20が内視鏡2における処置具
挿通チャンネル10の内周面に圧接される圧接力(弾性
力)によってサーモグラフィープローブ14が内視鏡2
の処置具挿通チャンネル10内に係止され、内視鏡2に
対するサーモグラフィープローブ14の挿入位置が保持
される。
【0032】また、このようにサーモグラフィープロー
ブ14が内視鏡2の処置具挿通チャンネル10内にセッ
トされた後、サーモグラフィー装置1による検査が行わ
れる。このサーモグラフィー装置1による検査時には生
体内の粘膜表面等の被検査部から放射される3〜15μ
m程度の波長の光(赤外光)がサーモグラフィープロー
ブ14を介して装置本体15の内部に導光される。
【0033】さらに、サーモグラフィープローブ14か
ら装置本体15の内部に導光される赤外光は装置本体1
5内の垂直走査ミラー28、水平走査ミラー29、チョ
ッパー30、反射ミラー31、レンズ32を順次経由し
て検知器33に導かれ、この検知器33で計測される。
この検知器33からの出力信号は、制御回路35を介し
てビデオ信号としてモニター13に入力され、モニター
13の画面に生体内の粘膜表面等の被検査部のサーモグ
ラフィー像13Bが表示される。このとき、モニター1
3の画面には同じ部位の内視鏡像13Aとサーモグラフ
ィー像13Bとが並べて表示される。
【0034】なお、本実施の形態の内視鏡用サーモグラ
フィー装置1の使用時に内視鏡2の照明光の影響による
サーモグラフィープローブ14によって検出される赤外
光の外乱を防ぎたい場合は照明用ランプ12を消灯す
る。
【0035】また、制御装置7における照明用ランプ1
2の照明光の伝送路に回転フィルターなどを設け、この
回転フィルターなどで照明用ランプ12の照明光の伝送
にブランキングタイムを設け、これと同期して制御回路
35で照明光の伝送のブランキングタイム時のみにモニ
ター13の画面にサーモグラフィー像13Bを表示して
もよい。
【0036】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態のサーモグラフィ
ープローブ14の軟性部の外表面全体は生体適合材料で
形成されたチューブ体26、先端構成部16の枠体1
7、対物光学系18の最外部のカバー部材19、弾性体
20でそれぞれ覆われているので、人体の内視鏡検査時
にこのサーモグラフィープローブ14内のファイバー束
21を安全に体腔内に挿入できる。このように本実施の
形態では温度分布検出用の波長の光の透過率は高くない
が、上記ISO10993−1の試験に合格する材料の
カバー部材19によって上記ISO10993−1の試
験に合格する各光学材料を覆うことにより、生体適合性
を高めることができる。そのため、このサーモグラフィ
ープローブ14によって粘膜表面のサーモグラフィー像
13Bが得られる。
【0037】さらに、本実施の形態のサーモグラフィー
プローブ14の対物光学系18の対物レンズ、ファイバ
ー束21、接眼レンズ24は、赤外光透過材料で作られ
ているので、3〜15μmの赤外光を効率よく伝送でき
る。
【0038】また、サーモグラフィープローブ14の対
物光学系18の対物レンズを覆う生体適合材料のカバー
部材19は例えば肉厚0.2mmから0.5mm程度の
薄肉であるので、赤外透過効率を損わない。すなわち、
本実施の形態ではISO10993−1の試験に合格す
る材料を覆うカバー部材19の材料は光の透過時の減衰
を抑えるために薄くしている。材料としてはガラスがあ
げられる。ガラスは減衰を防ぐために肉厚0.5mm以
下が望ましく、強度を確保するためには0.2mm以上
が望ましい。
【0039】なお、カバー部材19の肉厚が0.2mm
よりも小さいガラスの場合には製造中に割れやすく、製
造が困難である。さらに、カバー部材19の肉厚が0.
5mmよりも大きい場合には温度分布検出用の赤外光の
減衰が大きくなり、赤外光の測定精度が落ちるので、非
実用的なものとなる。
【0040】また、サーモグラフィープローブ14はサ
ーモグラフィー装置1の装置本体15に対して着脱自在
であるので、サーモグラフィープローブ14単独で洗浄
消毒ができる。そのため、取扱いが容易となる。
【0041】さらに、サーモグラフィープローブ14の
内部は外界に対して気密・水密的にシールされた状態で
隔離されているので、水没式、あるいは気体による消毒
・滅菌が容易となる。
【0042】また、サーモグラフィープローブ14の外
表面はステンレス、ポリサルフォン、ポリウレタン、ポ
リエステル、フッ素樹脂のように耐薬品性上優れる材料
を用いているので、幅広い消毒薬に対し耐性が高い。そ
のため、消毒・滅菌の作業が容易となる。
【0043】さらに、サーモグラフィープローブ14が
処置具挿通チャンネル10の先端側まで挿入された状態
で、弾性体20が内視鏡2の処置具挿通チャンネル10
内でサーモグラフィープローブ14をセンタリングする
ので、内視鏡2の対物光学系8の視野方向とサーモグラ
フィープローブ14の対物光学系18の視野方向をぶれ
なく同一にできる。
【0044】また、本実施の形態では同一のモニター1
3に内視鏡像13Aとサーモグラフィー像13Bとを並
べて表示しているので、内視鏡像13Aとサーモグラフ
ィー像13Bとを比較し易い効果もある。
【0045】さらに、内視鏡2の対物光学系8の画角と
サーモグラフィープローブ14の対物光学系18の画角
とが同一に設定されているので、両者の観察範囲が同じ
であり、比較しやすい。ここで、本実施の形態では内視
鏡2の対物光学系8の画角とサーモグラフィープローブ
14の対物光学系18の画角とが同じで、モニター13
上の大きさも同じなので、2つの像が一層比較しやすい
効果がある。
【0046】また、図3は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1および図2参照)の内視鏡用サーモグラフィー装置1
の装置本体15の構成を次の通り変更したものである。
【0047】すなわち、本実施の形態のサーモグラフィ
ー装置1の装置本体15にはサーモグラフィープローブ
14の接眼部22と対応する形状の凹陥状のサーモグラ
フィープローブ連結部41が形成されている。さらに、
サーモグラフィープローブ14の接眼部22の外周面に
はCリング42が装着されている。そして、サーモグラ
フィー装置1の装置本体15とサーモグラフィープロー
ブ14との連結時にはサーモグラフィー装置1の装置本
体15のサーモグラフィープローブ連結部41にサーモ
グラフィープローブ14の接眼部22が挿入されるよう
になっている。このサーモグラフィープローブ14の接
眼部22の挿入時には接眼部22のCリング42がサー
モグラフィープローブ連結部41の内周面に圧接されて
弾性変形し、このときのCリング42の圧接力によって
サーモグラフィープローブ14の接眼部22が装置本体
15のサーモグラフィープローブ連結部41に着脱自在
に固定されるようになっている。
【0048】また、サーモグラフィー装置1の装置本体
15の内部にはサーモグラフィープローブ14の連結部
27と離間対向する部位に固体撮像素子43が配設され
ている。この固体撮像素子43は3〜15μmの波長の
赤外光に感度がある高感度CCDである。さらに、この
固体撮像素子43の周囲には発熱による劣化を防止する
ため冷却器44が設けてある。
【0049】さらに、本実施の形態のサーモグラフィー
装置1の装置本体15内の制御回路34の入力側には固
体撮像素子43が接続されている。そして、サーモグラ
フィープローブ14の接眼部22内の接眼レンズ24か
ら出射された赤外光は、サーモグラフィー装置1の装置
本体15内の固体撮像素子43に結像され、この固体撮
像素子43で電気信号に変換されるようになっている。
さらに、固体撮像素子43の出力信号は制御回路35に
てビデオ信号に変換され、モニター13に入力されてモ
ニター13の画面にサーモグラフィー像13Bが表示さ
れるようになっている。
【0050】そこで、本実施の形態ではサーモグラフィ
ー装置1の装置本体15内に赤外光に感度がある高感度
CCDの固体撮像素子43を用いているので、サーモグ
ラフィー装置1の装置本体15を小型化できる効果があ
る。
【0051】また、図4は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1および図2参照)のサーモグラフィー装置1のサーモ
グラフィープローブ14を内視鏡2に一体的に組み込ん
だ軟性サーモグラフィー内視鏡装置51を設けたもので
ある。
【0052】すなわち、本実施の形態の軟性サーモグラ
フィー内視鏡装置51の内視鏡52には体腔内に挿入さ
れる細長い挿入部53と、この挿入部53の基端部に連
結された手元側の操作部54とが設けられている。
【0053】さらに、手元側の操作部54にはユニバー
サルコード55の基端部が連結されている。このユニバ
ーサルコード55の先端部にはコネクタ56が連結され
ている。このコネクタ56は光源装置を兼ねるサーモグ
ラフィー装置57に着脱可能に連結されている。
【0054】また、挿入部53の先端部には先端構成部
58が配設されている。この先端構成部58には内視鏡
観察用の対物光学系59と、照明レンズ60と、第1の
実施の形態のサーモグラフィープローブ14の対物光学
系18に相当するサーモグラフィープローブ用の対物光
学系61とがそれぞれ配設されている。ここで、サーモ
グラフィープローブ用の対物光学系61の前面には生体
適合性のある材料からなるカバー部材62がこの対物光
学系61の最外面を覆う状態で配設されている。このカ
バー部材62は第1の実施の形態と同様に、例えば3〜
15μm程度の波長を持つ光(赤外光)の減衰を少なく
できる程度に薄く、例えば肉厚0.2mmから0.5m
m程度に形成されている。
【0055】さらに、内視鏡観察用の対物光学系59に
はCCD63が対向配置されている。そして、内視鏡観
察用の対物光学系59で結像した内視鏡像はこのCCD
63で電気信号に変換されるようになっている。また、
CCD63には信号線64の一端が接続されている。こ
の信号線64の他端側は挿入部53から手元側の操作部
54内およびユニバーサルコード55内を順次経由して
コネクタ56側に延設されている。
【0056】さらに、照明レンズ60にはライトガイド
65の一端部が、またサーモグラフィープローブ用の対
物光学系61には赤外光を伝送するファイバー束66の
一端部がそれぞれ対向配置されている。これらのライト
ガイド65およびファイバー束66の他端部側は挿入部
53から手元側の操作部54内およびユニバーサルコー
ド55内を順次経由してコネクタ56側に延設されてい
る。
【0057】また、挿入部53内には図示しない送気送
水管路が内蔵されている。この送気送水管路の先端部は
先端構成部58に配設された図示しない噴出ノズルに連
結されている。そして、送気送水管路を通して供給され
る洗滌液が噴出ノズルから噴出され、内視鏡観察用の対
物光学系59や、サーモグラフィープローブ用の対物光
学系61のカバー部材62の表面を洗滌するようになっ
ている。
【0058】また、ユニバーサルコード55のコネクタ
56の外周面には信号線64の接続部67が突設されて
いる。この接続部67は接続ケーブル68を介して制御
装置69に接続されている。この制御装置69には制御
回路70が内蔵されている。
【0059】さらに、制御回路70には接続コードを介
して第1の実施の形態のモニター13が接続されてい
る。そして、内視鏡観察用のCCD63の出力信号は信
号線64を介して制御装置69に入力され、この制御装
置69内の制御回路70でビデオ信号に変換される。さ
らに、制御回路70から出力されるビデオ信号は接続コ
ードを介してモニター13に入力され、モニター13の
画面に内視鏡像13Aが表示されるようになっている。
【0060】また、ユニバーサルコード55のコネクタ
56の端面にはサーモグラフィー装置57に着脱可能に
連結される照明光導入用の連結部71と、サーモグラフ
ィープローブ用の連結部72とが突設されている。ここ
で、サーモグラフィープローブ用の連結部72にはファ
イバー束66の端部に対向配置された接眼レンズ73が
内蔵されている。
【0061】また、サーモグラフィー装置57には照明
用ランプ74と、サーモグラフィープローブ用の固体撮
像素子75と、制御回路76とが配設されている。そし
て、照明用ランプ74から放射される照明光がライトガ
イド65を介して照明レンズ60側に導光され、照明レ
ンズ60から外部に放射されるようになっている。
【0062】また、固体撮像素子75の周囲には発熱に
よる劣化を防止するため冷却器77が設けてある。さら
に、固体撮像素子75はサーモグラフィー装置57内の
制御回路76の入力側に接続されている。この制御回路
76の出力側には第1の実施の形態のモニター13が接
続されている。
【0063】そして、サーモグラフィープローブの連結
部72内の接眼レンズ73から出射された赤外光は、サ
ーモグラフィー装置57内の固体撮像素子75に結像さ
れ、この固体撮像素子75で電気信号に変換されるよう
になっている。さらに、固体撮像素子75の出力信号は
制御回路76にてビデオ信号に変換され、第1の実施の
形態のモニター13に入力されてモニター13の画面に
サーモグラフィー像13Bが表示されるようになってい
る。なお、このモニター13の画面には第1の実施の形
態と同様に内視鏡像13Aと、サーモグラフィー像13
Bとを並べて同時に表示可能になっている。
【0064】そこで、上記構成の本実施の形態の軟性サ
ーモグラフィー内視鏡装置51では第1の実施の形態の
サーモグラフィー装置1のサーモグラフィープローブ1
4の構成要素(サーモグラフィープローブ用の対物光学
系61、カバー部材62、ファイバー束66、接眼レン
ズ73)が内視鏡52内に一体的に組み込まれているの
で、内視鏡観察用の対物光学系59と、サーモグラフィ
ープローブ用の対物光学系61との光軸合わせが不要
で、サーモグラフィー像13Bと内視鏡像13Aとを同
一部分の画像として比較できる効果がある。
【0065】さらに、本実施の形態ではサーモグラフィ
ープローブを別個に洗滌消毒する必要がないので、使用
後の洗滌消毒等の作業も容易化することができる効果も
ある。
【0066】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 3〜15μmの波長を持つ光を透過する
軟性の細長いファイバー束と、その一端に配した対物光
学系と、対物光学系の最外面に設けた肉厚0.5mm以
下の生体適合性のある材料からなるカバー部材と、ファ
イバー束の他端に配した接眼光学系と、接眼光学系と光
学的に連結した赤外光検出装置と、赤外光検出装置の出
力信号を表示する表示装置からなる軟性サーモグラフィ
ー内視鏡装置。
【0067】(付記項2) ファイバー束は石英ガラ
ス、フッ化物系ガラス、カルコゲナイドガラス、ハライ
ド結晶などの赤外光透過材料からなる付記項1に記載の
軟性サーモグラフィー内視鏡装置。
【0068】(付記項3) 対物光学系及び接眼光学系
はゲルマニウム、シリコン、フッ化カルシウム、結晶石
英、無定形シリカ、フッ化リチウムのいずれかからなる
付記項1に記載の軟性サーモグラフィー内視鏡装置。
【0069】(付記項4) 赤外光検出装置は赤外光に
感度のある固体撮像素子である付記項1に記載の軟性サ
ーモグラフィー内視鏡装置。 (付記項5) 接眼光学系と赤外光検出装置は着脱自在
である付記項1に記載の軟性サーモグラフィー内視鏡装
置。
【0070】(付記項6) 対物光学系、ファイバー束
は水密的に外界と隔離されている付記項1に記載の軟性
サーモグラフィー内視鏡装置。 (付記項7) ファイバー束を外界と隔離している部材
は、ポリウレタン系、ポリエステル系、フッ素系などの
柔軟な合成樹脂である付記項6に記載の軟性サーモグラ
フィー内視鏡装置。
【0071】(付記項8) 可視光撮像系と照明系、管
路をファイバー束と並列させて内蔵した付記項1に記載
の軟性サーモグラフィー内視鏡装置。 (付記項9) 対物光学系の外周に弾性材を被覆させた
付記項1に記載の軟性サーモグラフィー内視鏡装置。
【0072】(付記項10) 内視鏡像とサーモグラフ
ィーの像を同一モニター内に同時に表示した付記項1に
記載の軟性サーモグラフィー内視鏡装置。 (付記項11) サーモグラフィーの対物光学系の画角
と内視鏡像の画角を同じにした付記項1に記載の軟性サ
ーモグラフィー内視鏡装置。
【0073】(付記項12) サーモグラフィーの像と
内視鏡像を同サイズにして表示した付記項11に記載の
軟性サーモグラフィー内視鏡装置。 (付記項1〜12の従来技術) 生体内粘膜の内視鏡像
が得られる。
【0074】(付記項1〜12が解決しようとする課
題) 生体内粘膜表面の温度分布を知ることができなか
った。サーモグラフィーで温度分布を得るためには3〜
15μm程度の波長を検出する必要がある。ファイバー
束で導光することで外部のサーモグラフィー装置を用い
温度分布を観察することは可能であるが、3〜15μm
程度の波長に対し透過率の良い材料で生体適合性がある
材料はなかった。
【0075】(付記項1〜12の課題を解決するための
手段) 3〜15μmの波長の光を導光する光学系の先
端部に、肉厚0.5mm以下の生体適合性のある材料を
用いた。肉厚0.5mm以下であるため3〜15μmの
波長の減衰が少なく、この波長の光をサーモグラフィー
装置まで導光できる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、温度分布検出用の波長
を持つ光を透過する軟性の細長いファイバー束の一端に
配設された対物光学系の最外面を覆う状態で、生体適合
性のある材料からなるカバー部材を温度分布検出用の波
長の光の減衰を少なくできる程度に薄く形成したので、
赤外光の透過効率を損うことなく、3〜15μmの波長
の温度分布検出用の赤外光を効率よく伝送できるととも
に、人体の内視鏡検査時に体腔内に挿入でき、粘膜表面
のサーモグラフィー像が得られ、生体内の粘膜表面の温
度分布を知ることができ、取扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す内視鏡用サ
ーモグラフィー装置全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡用サーモグラフィ
ー装置のサーモグラフィープローブの要部構成を示す縦
断面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す内視鏡用サ
ーモグラフィー装置全体の概略構成図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態を示す内視鏡用サ
ーモグラフィー装置全体の概略構成図。
【符号の説明】
1 サーモグラフィー装置 15 サーモグラフィー装置本体(赤外光検出装置) 18 対物光学系 19 カバー部材 21 ファイバー束 24 接眼レンズ(接眼光学系) 13 モニター(表示装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G066 AA20 AC13 BA14 BA18 BA22 BA30 BA34 BA38 BA44 BA57 BB03 CA02 CA14 4C061 AA00 BB02 BB08 CC06 CC07 DD00 FF40 FF43 GG11 JJ01 LL02 NN01 NN05 PP12 PP15 RR14 WW10 WW15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度分布検出用の波長を持つ光を透過す
    る軟性の細長いファイバー束と、 このファイバー束の一端に配設された対物光学系と、 この対物光学系の最外面を覆う状態で装着され、前記温
    度分布検出用の波長の光の減衰を少なくできる程度に薄
    く形成された生体適合性のある材料からなるカバー部材
    と、 前記ファイバー束の他端に配設された接眼光学系と、 前記接眼光学系と光学的に連結され、前記ファイバー束
    を通して導光される赤外光を検出する赤外光検出装置
    と、 この赤外光検出装置の出力信号に基いて被検査部の温度
    分布状態を表示する表示装置とを具備したことを特徴と
    する内視鏡用サーモグラフィー装置。
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