JP2000074845A - バンプ検査方法及びバンプ検査装置 - Google Patents

バンプ検査方法及びバンプ検査装置

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JP2000074845A
JP2000074845A JP10241575A JP24157598A JP2000074845A JP 2000074845 A JP2000074845 A JP 2000074845A JP 10241575 A JP10241575 A JP 10241575A JP 24157598 A JP24157598 A JP 24157598A JP 2000074845 A JP2000074845 A JP 2000074845A
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JP10241575A
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Yoshitaka Oshima
美隆 大嶋
Hiroyuki Tsukahara
博之 塚原
Yoji Nishiyama
陽二 西山
Takashi Fuse
貴史 布施
Fumiyuki Takahashi
文之 高橋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板の上に形成されたバンプの高さを
高精度で自動的に検出できるバンプ検査方法及びバンプ
検査装置を提供する。 【解決手段】 光源31から出射された光をウェハ10
に垂直方向に照射し、反射光をラインセンサ34により
受光する。そして、ラインセンサ34の出力から、バン
プの頂点における光の反射強度を検出する。その反射強
度に応じてレーザー光源21から出力されるレーザー光
のパワーを制御し、レーザー光をバンプに照射して、三
角測量法によりバンプの高さを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に形
成されたバンプの高さを自動的に検出するバンプ検査方
法及びバンプ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のより一層の小型化及び
高性能化が促進されており、それに伴って半導体チップ
の高密度化及び多ピン化が要求されている。このような
高密度化及び多ピン化された半導体チップの実装方法と
して、近年、フリップチップボンディングが注目されて
いる。
【0003】図1はフリップチップボンディングを示す
図であり、図1(a)は多数のLSI(large scale in
tegration )チップが形成されたウェハとそのうちの1
つのLSIチップを拡大して示す図、図1(b)はLS
Iチップ上に形成されたバンプを示す側面図である。ウ
ェハ1には1辺が10mm前後の複数のLSIチップ5
がマトリックス状に配列して形成される。フリップチッ
プボンディングでは、各LSIチップ5の接続用電極6
の上に半田等の金属からなる直径が100μm程度のほ
ぼ球状又は半球状のバンプ7が形成されている。LSI
チップ5の大きさにもよるが、通常、1個のLSIチッ
プ5には数千個のバンプ7が形成されている。
【0004】フリップチップボンディングでは、ウェハ
1を切断して各LSIチップ5を相互に分離し、LSI
チップ5のバンプ形成側の面を実装基板に対向させて、
いわゆるフェースダウンの状態でバンプを実装基板の電
極に一括して接合する。1枚の実装基板に複数個のチッ
プを実装する方式をMCM(multi-chip module )とい
う。MCMは高性能計算機などに使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バンプのサイズ(径又
は高さ)にばらつきがあると、LSIチップを実装基板
に接合したときに、短絡や断線等の接続不良が発生す
る。例えば、図2(a)に示すように、高さが低いバン
プ7aがあると、バンプ7aが実装基板4の電極と接触
しないために断線が発生する。また、図2(b)に示す
ように、高さが高いバンプ7bがあると、実装基板4に
接合する際に隣のバンプ7と接続して短絡が発生する。
【0006】従って、LSIチップを実装基板に接合す
る前にバンプのサイズを検査することが重要である。し
かし、前述の如く、1個のLSIチップには数千個のバ
ンプが形成されているので、人間が目視により検査する
ことは極めて困難である。このため、バンプのサイズの
検査を自動化することが要望されている。なお、特開昭
55−124005号には、微小な物体の凹凸を検出す
る方法として、レーザーを使用して物体の表面にモアレ
縞を投影することが開示されている。しかし、モアレ縞
を使用する方法では、球状のバンプの高さや直径を高精
度で検出することが困難である。
【0007】また、特開平8−122650号には、走
査型顕微鏡においてコントラストが高い像を得るため
に、物体からの光の強度に応じて照射光の強度を変化さ
せることが開示されている。しかし、この方法では、2
次元映像しか得られないので、バンプの高さを検出する
ことはできない。本発明の目的は、バンプの高さを高精
度で自動的に検出できるバンプ検査方法及びバンプ検査
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、半導体
基板上に形成されたバンプの検査方法において、第1の
光源を用いた落射照明によりバンプの頂点における光の
反射強度を検出し、その結果に基づいて第2の光源から
出射される光の強度を調整して三角測量法により前記バ
ンプの高さを検出することを特徴とするバンプ検査方法
により解決する。
【0009】上記した課題は、半導体基板上に形成され
たバンプの良否を検査するバンプ検査装置において、前
記半導体基板の表面に垂直方向から光を照射する第1の
光源と、前記半導体基板の表面で反射された前記第1の
光源からの光を受光して電気信号に変換する第1の光検
出部と、前記第1の光検出部から出力された信号からバ
ンプ頂点における光の反射強度を検出し、光強度補正係
数を生成するバンプ明るさ検出部と、前記ウェハの表面
を斜めから照射するレーザー光を出射する第2の光源
と、前記光強度補正係数に応じて前記第2の光源から出
射されるレーザー光のパワーを制御する制御部と、前記
半導体基板の表面で反射された前記レーザー光を受光す
る第2の光検出部と、前記第2の光検出部の出力から三
角測量法によりバンプの高さを検出するバンプ高さ演算
部とを有することを特徴とするバンプ検査装置により解
決する。
【0010】以下、作用について説明する。本発明方法
においては、第2の光源から出射された光をバンプに照
射し、バンプで反射された光を受光して三角測量法によ
りバンプの高さを計測する。バンプは半田等の金属によ
り形成されるが、半導体基板上に同時に形成されたバン
プであっても、バンプ表面の光の反射率が異なることが
ある。バンプの頂点における光の反射量が低い場合は、
光検出部に十分に光が入射されず、バンプの高さを検出
することができない。バンプの頂点における光の反射量
が強すぎる場合も、光検出部で出力信号が飽和してバン
プの高さを正確に検出することができない。
【0011】そこで、本発明においては、三角測量法に
よりバンプの高さを検出する前に、第1の光源を用いた
落射照明(光検出部側からの照明)により各バンプ毎に
頂点における光の反射強度を検出し、その結果に基づい
て第2の光源の強度を調整する。これにより、バンプの
表面状態に拘わらず各バンプの頂点からの反射光の強度
がほぼ一定になり、バンプの高さを高精度で検出するこ
とができる。
【0012】この場合に、バンプ頂点の光の反射強度の
測定と同時に、バンプの直径を測定することが好まし
い。バンプが形成されていない部分の半導体基板表面の
光の反射量は比較的高いのに対し、バンプの外郭部分に
おける基板垂直方向の光の反射量は極めて低いので、第
1の光源を用いた落射照明によりバンプの外径を比較的
容易に高精度で検出することができる。
【0013】また、検査に要する時間を短縮するため
に、第1の光源によるバンプの頂点における光の反射強
度の測定と同時に、第2の光源によるバンプの高さ検出
を行うことが好ましい。例えば、第1の光源から出射さ
れた光を第1群のバンプに照射して第1群の各バンプの
頂点における光の反射強度を検出し、その後第1の光源
から出射された光を第2群のバンプに照射して第2群の
各バンプの頂点における光の反射強度の検出を行うと同
時に、第2の光源から出射された光を第1群のバンプに
照射して第1群の各バンプの高さを三角測量法により検
出することができる。
【0014】また、本発明の装置においては、第1の光
源から出射された光により半導体基板の表面を垂直方向
から照射し、半導体基板の表面で反射された光を第1の
光検出部で受光してバンプの頂点における光の反射強度
を検出する。バンプ明るさ検出部は、第1の光検出部の
出力から各バンプ毎に光強度補正係数を求める。そし
て、制御部は、光強度補正係数に基づいて第2の光源か
ら出射されるレーザー光のパワーを制御する。これによ
り、各バンプの頂点からの反射光の強度がほぼ一定にな
り、第2の光検出部における光強度の不足や信号の飽和
が回避され、バンプの高さを高精度で検出することが可
能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図3は本発明の第1の実施の形態
のバンプ検査装置を示すブロック図である。検査すべき
ウェハ10は検査ステージ11の上に載置される。この
検査ステージ11は、XY方向(水平方向)及びZ方向
(垂直方向)に移動可能であるとともに、傾き(θ)を
変えることもできる。検査ステージ11の移動及び傾き
の制御は、駆動部13が制御部12から与えられる信号
に応じて行う。
【0016】検査ステージ11の上方にはレーザー照射
・検出系と落射照明系との2つの光学系が配置されてい
る。レーザー照射・検出系は、検査ステージ11の一方
の側の斜め上側に配置されたレーザー光源21、音響光
学素子(AOD)22及び照射側レンズ23と、検査ス
テージ11の他方の側の斜め上方に配置された対物レン
ズ24及び位置検出センサ(PSD)25とにより構成
されている。また、落射照明系は、落射照明用光源3
1、ハーフミラー32、対物レンズ33及びラインセン
サ34により構成されている。
【0017】レーザー光源21はレーザードライバ14
により駆動され、レーザードライバ14は制御部12か
ら与えられる信号に応じてレーザー光のパワーを制御す
る。また、音響光学素子22は、制御部12から与えら
れる走査信号に応じてレーザー光源21から出射された
レーザー光を偏向する。照射側レンズ23は、音響光学
素子22により偏向されたレーザー光をウェハ10の表
面に集光する。照射側レンズ23により集光されたレー
ザー光は、ウェハ10の表面を45°の角度から照射す
る。
【0018】対物レンズ24は、ウェハ10の表面で4
5°の方向に反射したレーザー光を集光し、位置検出セ
ンサ25の検出面に結像する。位置検出センサ25は、
光信号を電気信号に変換して出力する。この位置検出セ
ンサ25の出力は画像入力回路26に入力される。画像
入力回路26はA/D変換器を内蔵しており、位置検出
センサ25から入力した信号をデジタル信号に変換して
出力する。高さ演算回路27は、画像入力回路26から
出力された信号に基づいて、後述するように三角測量法
によりバンプの高さを検出する。その高さ検出結果は順
次画像メモリ28に送られ、画像メモリ28では各バン
プ毎の高さ検出結果を記憶する。バンプ高さ検査処理部
29は、画像メモリ28からバンプの高さ情報を入力す
るとともに、制御部12から位置情報を入力し、バンプ
毎の高さが所定の範囲内に含まれているか否かを調べて
バンプ高さの良否を判定する。
【0019】一方、落射照明系の落射照明用光源31に
は例えばハロゲンランプを使用する。ハーフミラー32
は光源31から出射された光をウェハ10の表面に対し
垂直方向に反射するとともに、ウェハ10で垂直方向に
反射された光を透過する。対物レンズ33はハーフミラ
ー32を透過した光を集光して、ラインセンサ34の検
出面に結像する。ラインセンサ34は光信号を電気信号
に変換して出力する。
【0020】ラインセンサ34から出力された信号は、
画像入力回路35に入力される。画像入力回路35はA
/D変換器を内蔵しており、ラインセンサ34から入力
した信号をデジタル信号に変換して出力する。画像メモ
リ36は、画像入力回路35から出力された信号を記憶
する。バンプ頂点明るさ検出部37は、画像メモリ36
から適宜データを読み出して後述するようにバンプの直
径を検出する。また、バンプ頂点明るさ検出部37は、
画像メモリ35に記憶されているデータから各バンプ毎
に頂点の反射光の強さを検出し、その結果に基づいてル
ックアップテーブルを作成してメモリ28に記憶する。
ルックアップテーブルとは、レーザー光によりバンプを
照射したときに各バンプの頂点の明るさが同じになるよ
うにレーザー光のパワーを調整するための光強度補正係
数を表にしたものであり、制御部12はルックアップテ
ーブルを参照してレーザー光源21から出射されるレー
ザー光のパワーを変調する。
【0021】以下、上述の如く構成されたバンプ検査装
置の動作について説明する。バンプ検査の大まかな処理
は、落射照明系で各バンプの頂点の明るさ及びバンプ外
径を検知する工程と、バンプの頂点の明るさに応じて変
調したレーザー光をウェハ表面に照射して三角測量法に
よりバンプの高さを検出する工程とからなる。まず、ウ
ェハキャリア(図示せず)に格納されたウェハをウェハ
搬送ロボット(図示せず)でオリフラ合わせ機(図示せ
ず)にセットする。オリフラ合わせ機は、ウェハの中心
位置及びウェハの方向を一定にするプレアライメントを
行う。プレアライメントが完了したら、ウェハをウェハ
搬送ロボットで図3に示すバンプ検査装置の検査ステー
ジ11上に載置する。
【0022】次に、検査ステージ11にウェハ10が載
置されると、制御部12は駆動部13を制御して検査ス
テージ11を駆動し、ウェハの位置決めを行う。例え
ば、制御部12はウェハ10に形成された複数の半導体
チップのうち、最初のチップの第1列目のバンプがレー
ザー照射・検出系及び落射照明系の光軸と一致するよう
に検査ステージ11を移動させる。
【0023】次に、ウェハ10の位置決めが完了した
後、落射照明用光源31を点灯する。落射照明用光源3
1から出射された光はハーフミラー32により反射さ
れ、ウェハ10の表面を垂直方向から照射する。ウェハ
10の表面で垂直方向に反射された光は、ハーフミラー
32を透過して対物レンズ33で集光され、ラインセン
サ34の検出面に結像する。ラインセンサ34は、1ラ
イン分の光の強弱を電気信号に変換して画像入力回路3
5に出力する。
【0024】画像入力回路35はラインセンサ34から
入力したアナログ信号をデジタル信号に変換して出力す
る。画像メモリ36は、画像入力回路35から出力され
たデジタル画像信号を順次記憶する。バンプ頂点明るさ
検出部37は、画像メモリ36に記憶されたデータを読
み出して、バンプの直径を検出するとともに、バンプの
頂点における光強度を検出する。バンプの直径及び頂点
における光の反射強度は以下のように検出する。
【0025】図4(a)は、バンプが形成されたウェハ
表面を示す模式図であり、図4(b)はラインセンサ3
4から出力される信号を示す図、図4(c)はバンプ径
を検出するためにバンプ頂点明るさ検出部37で行う2
値化処理を示す図である。同一LSIチップに形成され
たバンプであっても、表面状態が異なる場合がある。こ
のため、図4(b)に示すように、表面の反射率が高い
バンプ42aと反射率が低いバンプ42bとでは頂点に
おける光の反射率(明るさ)が異なる。図4(a),
(b)に示すように、回路パターン41やバンプ頂点か
らの反射光は強く、バンプの頂点以外の部分は暗くな
る。また、回路パターン41やバンプ42a,42bの
形成されていない部分からの反射光の強度は中程度とな
る。
【0026】画像メモリ36に記憶された1ライン分の
信号は、図4(b)に示すように、バンプの部分で光検
出強度が極めて低いものとなる。これは、バンプがほぼ
球状又は半球状であるので、頂点以外の部分では光が垂
直方向に反射されないためである。このため、図4
(b),(c)に示すように、ある一定の光検出強度を
しきい値として、しきい値よりも高い部分を“0”、し
きい値よりも低い部分を“1”とする2値化処理を施
し、“1”の部分の長さを調べることにより、バンプの
径を検出することができる。但し、バンプの頂点部分で
は、光検出強度がしきい値よりも高くなることがある
が、バンプは基本的に一定の間隔毎に形成されているの
で、しきい値よりも低い部分が短い間隔で並んでいると
きは1つのバンプとして判定することにより、1つのバ
ンプを2つのバンプと誤認することを避けることができ
る。また、バンプに対応する部分のほぼ中央部の明るさ
のピーク値をバンプ頂点における光の反射強度とする。
【0027】バンプ頂点明るさ検出部37は、各バンプ
毎の頂点における光の反射強度を基にルックアップテー
ブルを作成する。すなわち、バンプ頂点明るさ検出部3
7は、画像メモリ36に記憶された1ライン分の信号を
読み込み、バンプの中心近傍で光検出強度が高い部分を
バンプの頂点位置とし、図5に示すように、各バンプの
頂点位置における光強度が同じになるように、各バンプ
毎に光強度補正係数を求める。そして、これらの光強度
補正係数をルックアップテーブルとしてメモリ38に記
憶する。
【0028】このようにして、一群のバンプに対するル
ックアップテーブルが作成されてメモリ38に記憶され
ると、次に、制御部12はレーザードライバ14及び音
響光学素子22を制御して、その一群のバンプにレーザ
ー光を照射する。レーザー光源21から出射されたレー
ザー光は照射側レンズ23を介してウェハ10の表面を
照射する。このとき、制御部12により制御される音響
光学素子22によりレーザー光は偏向され、ウェハ10
の表面に照射されたレーザー光は一方向に走査される。
また、制御部12は、メモリ38に作成されたルックア
ップテーブルを参照し、レーザー光の走査に伴ってレー
ザードライバー14を制御してレーザー光源21から出
力されるレーザー光のパワーを変化させる。すなわち、
頂点部分の光反射率が高いバンプにレーザー光を照射す
る場合はレーザー光のパワーを低くし、頂点部分の光反
射率が低いバンプの場合はレーザー光のパワーを高くし
て、いずれの場合もバンプ頂点で反射されるレーザー光
の強度がほぼ一定となるようにする。
【0029】画像入力回路26は、位置検出センサ25
から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換す
る。この場合、バンプ頂点の反射光がほぼ同じになるよ
うにレーザー光のパワーを変調しているので、各バンプ
の頂点で反射されたレーザー光は図5に示すようにほぼ
一定となる。高さ演算回路27は、画像入力回路26か
らデジタル信号を入力し、三角測量法の原理によりバン
プの高さを算出する。
【0030】図6は三角測量法の原理を示す図である。
ここで、レーザー光はウェハ10の表面に対し45°の
角度で照射されるとする。また、図3に示す装置ではレ
ーザー光を走査するが、ここではウェハ10を矢印Aに
示す方向に移動させるとする。レーザー光がウェハ10
の平坦な面を照射している場合、ウェハ10の表面で反
射した光は、位置検出センサ25のaに示す位置で検出
される。ウェハ10が移動しても、ウェハ10の表面が
平坦な場合は、位置検出センサ25に入射する光の位置
は変化しない。ウェハ10の表面に高さがhの凸部(バ
ンプ)45があり、レーザー光が凸部45に照射された
とする。そうすると、位置検出センサ25で光を検出す
る位置がaからbに変化する。位置a,b間の距離を
L、対物レンズ24の倍率をMとすると、凸部45の高
さhは、h=(L×2-1/2)/Mにより求めることがで
きる。
【0031】このようにして検出された各バンプ毎の高
さは画像メモリ28に記憶される。バンプ高さ検査処理
部29は、制御部12から位置情報を検出するとともに
画像メモリ28からバンプの高さ情報を入力し、バンプ
の所定の範囲内か否かを判定する。その後、制御部12
は駆動部13を制御して検査ステージ11を水平方向に
移動させ、次の一群のバンプの検査を行う。
【0032】本実施の形態では、制御部12は、バンプ
頂点明るさ検出部37で検出した各バンプの頂点におけ
る明るさ(反射強度)に対応して、当該バンプの高さを
検出する際に、レーザードライバー14を制御して、レ
ーザー光源21の出力、すなわちレーザー光のパワーを
調整する。仮に、バンプの頂点からの反射の強弱に拘わ
らずレーザー光のパワーが一定であるとすると、バンプ
頂点からの反射光が強い場合は位置検出センサ25の出
力が飽和し、バンプ頂点からの反射光が弱い場合は位置
検出センサ25の出力が十分でないため、高さを検出で
きなかったり、高さの検出精度が低下する。しかし、本
実施の形態においては、バンプ頂点における光の反射率
を補正するようにレーザー光の強度を変化させるので、
バンプの高さを高精度で検出することができる。
【0033】また、本実施の形態では、バンプの高さだ
けでなく、落射照明によりバンプの直径も検出するの
で、バンプの良否をより正確に判定することができる。 (第2の実施の形態)図7は本発明の第2の実施の形態
のバンプ検査装置を示す図である。なお、本実施の形態
の形態が第1の実施の形態と異なる点は、落射照明系を
水平方向に移動させる落射照明駆動部50を有すること
にあり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である
ので、図3と同一物には同一符号を付してその詳しい説
明は省略する。
【0034】本実施の形態では、落射照明用光源21、
ハーフミラー32、対物レンズ33及びラインセンサ3
4からなる落射照明系を水平方向(XY方向)に移動す
る駆動部50を有しており、この駆動部50は制御部1
2により駆動制御される。図8は本実施の形態にバンプ
検査装置によるバンプ検査方法を示す図であり、図8
(a)はウェハ全体を示す図、図8(b)は同じくその
一部を拡大して示す図である。まず、落射照明用光源3
1から出射された光により、ウェハ10に形成された任
意のLSIチップ(ここでは、図8(b)に符号61で
示すチップ)のバンプを照射して、第1の実施の形態で
述べた方法により、各バンプ毎の頂点の反射強度を検出
し、ルックアップテーブルを作成する。
【0035】次に、制御部12は、駆動部13,50を
制御して検査ステージ11及び落射照明系を水平方向に
移動する。そして、光源31から出射された光により他
のLSIチップ(ここでは、図8(b)に符号62で示
す)のバンプを照射して、バンプ頂点明るさ検出部37
により各バンプ毎の頂点の反射強度を検出し、ルックア
ップテーブルを作成する。このとき同時に、制御部12
は先に形成されたルックアップテーブルを参照してレー
ザー光源21から出射されるレーザー光のパワーを制御
しつつLSIチップ61のバンプにレーザー光を照射
し、高さ演算回路27でLSIチップ61の各バンプの
高さを検出する。
【0036】以下同様に、落射照明系によりLSIチッ
プの各バンプ頂点における反射強度を検出してルックア
ップテーブルを作成するのと同時に、既にルックアップ
テーブルが作成されているLSIチップの各バンプに対
しレーザー光のパワーを変調しつつレーザー走査を行っ
てバンプの高さを検出する。本実施の形態においては、
落射照明系を水平方向に移動させる駆動部50を有する
ので、落射照明系によりバンプの頂点における反射強度
を検出している間に、レーザー照射・検出系で既にルッ
クアップテーブルが作成されたLSIチップのバンプ高
さの検査を行うことができる。これにより、第1の実施
例に比べて効率よく検査を行うことができて、検査に要
する時間が短縮されるという効果を奏する。
【0037】なお、上記第2の実施の形態においては同
一ウェハに形成された2つのLSIチップに対し、バン
プの頂点の光反射強度の検出とバンプ高さの検出とを同
時に行う場合について説明したが、同一のLSIチップ
内の異なる列のバンプに対し、バンプの頂点の光反射強
度の検出とバンプ高さの検出とを同時に行うようにして
もよい。例えば、1列目のバンプに対しバンプの頂点の
光反射強度の検出を行い、2列目のバンプの頂点の光反
射強度の検出と同時に、1列目のバンプの高さ検出を行
う。この場合も、上記第2の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0038】また、同一列のバンプに対し、バンプの頂
点の光反射強度の検出とバンプ高さの検出とを同時に行
ってもよい。更に、第1のウェハのバンプの直径及び頂
点明るさの検出を行い、その後、第2のウェハのバンプ
の直径及び頂点明るさの検出を行うと同時に第1のウェ
ハのバンプの高さを検出するようにしてもよい。更にま
た、上記第1及び第2の実施の形態においてはいずれも
ウェハの状態でバンプの高さを検出する場合について説
明したが、各ウェハをLSIチップに分断した後にバン
プの検査を行ってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、第1の光源によりバンプの頂点における光の反射強
度を検出し、その結果を基に第2の光源から出射される
光のパワーを調整し、該第2の光源から出射された光を
バンプに照射して三角測量法によりバンプの高さを検出
するので、バンプの頂点からの反射光の強度がほぼ一定
になり、バンプの高さを高精度で検出することができ
る。
【0040】また、本発明装置によれば、第1の光源か
ら出射される光を半導体基板に照射し、第1の光検出部
により半導体基板表面で反射された光を受光して、バン
プ明るさ検出部により各バンプ毎の光強度補正係数を生
成し、その光強度補正係数に基づいて制御部は第2の光
源から出力されるレーザー光のパワーを調整し、バンプ
の頂点で反射されたレーザー光を第2の検出部で検出し
てバンプの高さを検出するので、各バンプの頂点から反
射されるレーザー光の強度がほぼ一定になり、バンプの
高さを高精度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フリップチップボンディングを示す図である。
【図2】バンプの高さ不良に起因するフリップチップボ
ンディングの不具合を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のバンプ検査装置を
示すブロック図である。
【図4】バンプ径の検出を示す図である。
【図5】レーザー光源から出力されるレーザー光のパワ
ー制御を行ったときのバンプからの反射強度を示す図で
ある。
【図6】三角測量法の原理を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のバンプ検査装置を
示す図である。
【図8】第2の実施の形態によるバンプ検査方法を示す
図である。
【符号の説明】
1,10 ウェハ、 4 実装基板、 5 LSIチップ、 7,7a,7b,42a,42b バンプ、 11 検査ステージ、 12 制御部、 13,50 駆動部、 14 レーザードライバ、 21 レーザー光源、 22 音響光学素子、 25 位置検出センサ、 26.35 画像入力回路、 27 高さ演算回路、 28,36 画像メモリ、 31 落射照明用光源、 32 ハーフミラー、 34 ラインセンサ、 37 バンプ頂点明るさ検出部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/48 H01L 23/48 (72)発明者 西山 陽二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富 士通株式会社内 (72)発明者 布施 貴史 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富 士通株式会社内 (72)発明者 高橋 文之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富 士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたバンプの検査
    方法において、 第1の光源を用いた落射照明によりバンプの頂点におけ
    る光の反射強度を検出し、その結果に基づいて第2の光
    源から出射される光の強度を調整して三角測量法により
    前記バンプの高さを検出することを特徴とするバンプ検
    査方法。
  2. 【請求項2】 前記バンプの頂点における光の反射強度
    の検出と同時に、前記半導体基板の表面からの反射光か
    ら前記バンプの径を検出することを特徴とする請求項1
    に記載のバンプ検査方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の光源から出射された光を第1
    群のバンプに照射して前記第1群のバンプの頂点におけ
    る光の反射強度の検出を行い、 次に、前記第1の光源から出射された光を第2群のバン
    プに照射して前記第2群のバンプの頂点における光の反
    射強度の検出を行うとともに、前記第2の光源から出射
    された光を前記第1群のバンプに照射して前記第1群の
    バンプの高さを検出することを特徴とする請求項1に記
    載のバンプ検査方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板は複数の半導体チップを
    含み、前記第1群のバンプと前記第2群のバンプとが同
    一半導体チップに含まれることを特徴とする請求項3に
    記載のバンプ検査方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板は複数の半導体チップを
    含み、前記第1群のバンプと前記第2群のバンプとが同
    一半導体基板の異なる半導体チップに含まれることを特
    徴とする請求項3に記載のバンプ検査方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に形成されたバンプの良否
    を検査するバンプ検査装置において、 前記半導体基板の表面に垂直方向から光を照射する第1
    の光源と、 前記半導体基板の表面で反射された前記第1の光源から
    の光を受光して電気信号に変換する第1の光検出部と、 前記第1の光検出部から出力された信号からバンプ頂点
    における光の反射強度を検出し、光強度補正係数を生成
    するバンプ明るさ検出部と、 前記ウェハの表面を斜めから照射するレーザー光を出射
    する第2の光源と、 前記光強度補正係数に応じて前記第2の光源から出射さ
    れるレーザー光のパワーを制御する制御部と、 前記半導体基板の表面で反射された前記レーザー光を受
    光する第2の光検出部と、 前記第2の光検出部の出力から三角測量法によりバンプ
    の高さを検出するバンプ高さ演算部とを有することを特
    徴とするバンプ検査装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の光源及び前記第1の光検出部
    を水平方向に移動する落射照明駆動部を有することを特
    徴とする請求項6に記載のバンプ検査装置。
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