JP2929961B2 - コプラナリティの測定方法 - Google Patents

コプラナリティの測定方法

Info

Publication number
JP2929961B2
JP2929961B2 JP4305495A JP4305495A JP2929961B2 JP 2929961 B2 JP2929961 B2 JP 2929961B2 JP 4305495 A JP4305495 A JP 4305495A JP 4305495 A JP4305495 A JP 4305495A JP 2929961 B2 JP2929961 B2 JP 2929961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
reference plane
coplanarity
determined
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4305495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08240422A (ja
Inventor
明 三城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP4305495A priority Critical patent/JP2929961B2/ja
Publication of JPH08240422A publication Critical patent/JPH08240422A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2929961B2 publication Critical patent/JP2929961B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI(高集積回路)
チップ及びこれを実装する基板等、実装部材又は被実装
部材に形成されたバンプ等の被測定点の同一平面性を示
すコプラナリティを測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高速化・高集積化に伴い、LS
Iチップを基板に実装する方法が、ワイヤボンディング
法から半田バンプ法へ移行している。図8は半田バンプ
法によるチップの実装方法を説明する説明図である。図
8(a)の如く、平面視が正方形であるチップ20の下面
には複数のチップ側パッド21,21,…が所定の間隔を隔
ててマトリックス状に形成してあり、各チップ側パッド
21,21,…の下端には略半球状の半田ボール30,30,…
が設けてある。一方、チップ20が実装される基板10には
前述したチップ側パッド21,21,…に対応して複数のパ
ッド11,11,…が形成してある。
【0003】このような基板10にチップ20を実装するに
は、図8(a)の如く、チップ20をそのチップ側パッド
21,21,…が基板10のパッド11,11,…にそれぞれ当接
するように配置し、予熱時間,昇温速度及び冷却速度
等,予め定めたスケジュールに従って所要温度まで加熱
して半田ボール30,30,…を溶融する。そして、図8
(b)の如く、重力の作用によってパッド11,11,…に
溶融した半田ボール30,30,…をそれぞれ溶着させた
後、冷却することによってパッド11,11,…とチップ側
パッド21,21,…とを接合する。
【0004】この半田バンプ法には次のような問題があ
る。図9はそりが生じている基板にチップを半田バンプ
法により実装した結果を示す模式的部分側断面図であ
る。図9の如く、基板10には下に凸のそりが発生してお
り、基板10の表面とチップ20の下面との間の距離はチッ
プ20の縁部より中央部の方が大きい。そのため、このよ
うな基板10に前同様にチップ20を実装すると、基板10の
表面とチップ20の下面との間の距離が大きくなるに従っ
て、パッド11とチップ側パッド21との半田付けが十分で
なく、接合強度が低い低接合強度部JL、または溶融し
た半田ボール30がパッド11に溶着していない未接合部J
N が生じて不良品となる。
【0005】そこで、次のような方法により基板に形成
されたパッド,配線等のバンプの同一平面性を示すコプ
ラナリティを測定し、その結果に基づいて半田ボールの
大きさを調整して低接合強度部及び未接合部の発生を防
止していた。
【0006】図10は従来のコプラナリティの測定方法を
適用する装置の要部を示す模式図であり、図中35はレー
ザ光の出射装置である。出射装置35はステージ31に対向
して斜めに配置してあり、出射装置35から出射されたレ
ーザ光の反射光はセンサ36に入射されるようになってい
る。出射装置35及びセンサ36はステージ31のx軸及びy
軸方向に走査されるようになっている。このとき、出射
装置35から出射されたレーザ光の走査領域が平坦である
場合、その反射光はセンサ36の同一位置に入射され、平
坦でない場合、反射光は凹凸の高さに応じた距離だけ隔
てた位置に入射される。従って、両位置の差に基づいて
凹凸の高さが算出される。
【0007】ステージ31上には、パッド又は配線等のバ
ンプ13が予め形成してある基板10が載置してあり、出射
装置35から出射されたレーザ光はバンプ13上を走査され
る。バンプ13からの反射光はセンサ36に入射され、ステ
ージ31の表面からの入射位置を基準にバンプ13の高さが
算出される。
【0008】図11は従来のコプラナリティの測定方法を
説明する説明図である。図11(a)の如く、基板に形成
された複数のバンプ13,13,…のステージ31の表面から
の高さ及びその位置を全て求め、図11(b)の如く、求
めた結果に基づいて最小自乗法を用いて平均的な平面P
を求める。そして、図11(c)の如く、平面Pを最も高
いバンプ13の頂点まで平行移動して基準面PS とし、該
基準面PS から各々のバンプ13,13,…頂点までの距離
を算出してコプラナリティとしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のコ
プラナリティの測定方法にあっては、最小自乗法によっ
て単に平均化した平面Pに基づいて基準面PS を求めて
いるため、実際に基板にチップを実装した場合、多くの
場合、該基準面PS ではチップは安定し得ない。つまり
基準面PS は実装の実際に則しておらず、該基準面PS
から測定したコプラナリティに基づいて半田ボールの大
きさを調整しても、低接合強度部及び未接合部の発生の
防止効果は低い。本発明はかかる事情に基づいてなされ
たものであって、その目的とするところは高さに基づい
て選択された3つの被測定点を頂点とする三角形の領域
における実装領域の重心の有無を判断して基準面を定め
ることによって、低接合強度部及び未接合部の発生の防
止効果が高いコプラナリティの測定方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るコプラナ
リティの測定方法は、平板状の被実装部材又は該被実装
部材に実装される実装部材の実装領域における複数の被
測定点の位置及び任意基準から被測定点までの高さを検
出した結果に基づいて基準面を算出し、該基準面と被測
定点との間の距離に基づいてコプラナリティを測定する
方法において、実装領域の重心を算出する重心算出ステ
ップと、高い方から3つの被測定点を選択する選択ステ
ップと、選択した被測定点の内、より高い2つの被測定
点を通る直線を決定する直線決定ステップと、残りの被
測定点が前記直線の重心側に存在するか否かを判断する
第1判断ステップと、重心側に存在する場合、それらの
被測定点を頂点とする三角形の領域内に前記重心が存在
するか否かを判断する第2判断ステップと、重心が存在
すると判断した場合、その3つの被測定点によって定ま
る面を基準面とする基準面決定ステップと、第1判断ス
テップ又は第2判断ステップで存在しないと判断した場
合、選択した測定対象点の内、より低い1被測定点と、
選択しなかった被測定点の内、より高い1被測定点とを
入れ替える入替ステップとを包含し、直線決定ステップ
から入替ステップまでの各ステップを、基準面が決定さ
れるまで行うことを特徴とする。
【0011】第2発明に係るコプラナリティの測定方法
は、第1発明に加えて、更に、決定された基準面と平行
であり、基準面からの距離が等しい被測定点に接するコ
プラナリティ平面を形成することを特徴とする。
【0012】
【作用】第1発明に係るコプラナリティの測定方法は、
基準面と被測定点との間の距離に基づいてコプラナリテ
ィ測定するに当たり、前記基準面を次のように求める。
図2はチップが実装される基板の実装領域を示す拡大平
面図であり、図2(a)はパッドは形成してある場合
を、また図2(b)は配線が形成してある場合をそれぞ
れ示している。図2(a)の如く、基板10の実装領域R
には複数のパッド11,11,…が(x1 ,y1 )〜
(xn ,ym )まで所定の間隔でマトリックス状に形成
してある。このような基板10に対しては、基板10のパッ
ド11,11,…に対応してその裏面にパッドが形成たチッ
プが実装され、パッド11,11,…の領域がチップが当接
して実装される実装領域Rである。
【0013】実装領域Rにおける重心Gは、図2(a)
にあっては、次の(1)式によって求める。 G(xG ,yG )={(xn −x1 )/2,(ym −y1 )/2}…(1)
【0014】一方、図2(b)にあっては、基板10に所
定のパターンとなるように形成された複数の配線12,1
2,…における実装領域Rは、設計により予め定められ
ており、該実装領域Rと各配線12,12,…との交点(X
1 ,Y1 )〜(Xn ,Ym )を算出し、次の(2)式に
よって重心Gを求める。 G(XG ,YG )={(Xn −X1 )/2,(Ym −Y1 )/2}…(2)
【0015】図3は基板の実装領域の拡大平面図であ
り、基準面の算出方法を説明するためのものである。基
板10には複数のパッド11,11,…がマトリックス状に形
成してあり、各パッド11,11,…の位置及び高さをレー
ザ光を利用して,または表面粗さ計等により測定する。
いま、各パッド11,11,…の高さはt1 >t2 >t3
4 >…であったとすると、その高さが高い順から3つ
のパッド11,11,11(t 1 〜t3 )を選択し、その中で
その高さが高い2つのパッド11,11(t1 ,t2)を通
る直線Kを決定する。平板状のチップをパッド11,11,
…に実装する場合、高いパッド11,11,…に当接するの
で、パッド11,11(t1 ,t2 )は実装の実際に則して
選択されたことになる。一方、前述した如く、実装領域
Rにおける重心Gを求めておく。
【0016】そして、残りのパッド11(t3 )が直線K
より重心G側であるか否かを判断し、重心G側である場
合、パッド11,11,11(t1 〜t3 )を頂点とする三角
形T 1 の領域内に重心Gがあるか否かを判断する。これ
によって、パッド11,11,11(t1 〜t3 )によって平
板状のチップが安定して支持されるか否かが判断され
る。図3にあっては、パッド11(t3 )は直線Kより重
心G側にあるものの、重心Gは三角形T1 の領域内には
ない。従って、パッド11(t3 )は条件を満足せず、パ
ッド11,11,11(t1 ,t2 ,t3 )ではチップを安定
して支持できないので、パッド11(t3 )の次に高いパ
ッド11(t4 )について前同様に両条件を満足するか否
かを判断する。
【0017】一方、パッド11(t3 )が直線Kより重心
G側になかった場合、パッド11(t 3 )と直線Kに係る
パッド11,11(t1 ,t2 )とによって平板状のチップ
が安定して支持されることはないので、三角形T1 内の
領域内に重心Gがあるか否かを判断することなく、パッ
ド11(t4 )についてそれが直線Kより重心G側である
か否かの判断に移る。
【0018】図3にあっては、パッド11(t4 )は両条
件を満足し、パッド11,11,11(t 1 ,t2 ,t4 )に
よってチップが安定して支持されため、パッド11,11,
11(t1 ,t2 ,t4 )で定まる平面を基準面とする。
そして、この基準面と各パッド11,11,…との間の距離
をそれぞれ求め、求めた距離に基づいてコプイラナリテ
ィを測定する。即ち、パッド11,11,…についての前記
距離が同じであれば同じコプラナリティであるとする。
【0019】一方、パッド11,11,11(t1 ,t2 ,t
4 )を頂点とする三角形T2 内の領域内に重心Gがなか
った場合、パッド11(t4 )に代えて、パッド11
(t5 ;t 5 <t4 )を選択し、前同様、パッド11(t
5 )が直線Kより重心G側にあるか否か、重心G側にあ
ればパッド11,11,11(t1 ,t2 ,t5 )を頂点とす
る三角形T3 の領域内に重心Gがあるか否かを順次判断
し、基準面が決定されるまでこれを繰り返す。
【0020】第2発明のコプラナリティの測定方法にあ
っては、前述した如く決定した基準面を平行移動して、
基準面からの距離が同じである被測定点に接するコプラ
ナリティ平面を形成する。これによって、実装領域にお
けるコプラナリティの範囲及び形状が認識され、各コプ
ラナリティ平面毎に各半田ボールの直径を調整する等の
対応がなされる。
【0021】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明に係る方法を適用す
る装置の要部を示す模式図及びその制御系を示すブロッ
ク図であり、共焦点法を利用した場合について示してあ
る。出射装置5から出射されたレーザ光はレンズ4によ
って所定幅の平行光になされてビームスプリッタ3に入
射され、ビームスプリッタ3は入射光を垂直下方へ出射
する。ビームスプリッタ3の下方には収束レンズ2が配
置してあり、収束レンズ2はビームスプリッタ3からの
光を収束してステージ1に照射する。
【0022】ステージ1は水平方向に移動自在なx軸ス
テージ1xと、これと直交する方向に移動自在なy軸ステ
ージ1yと、鉛直方向に移動自在なz軸ステージ1zとを備
えている。各ステージ1x,1y,1zはそれぞれステージコ
ントローラ8に接続してあり、ステージコントローラ8
はコンピュータ9からの指令信号によって各ステージ1
x,1y,1zの移動を各別に制御するようになっている。
【0023】ステージ1上には複数のバンプが形成され
た基板10が載置してあり、x軸ステージ1x及びy軸ステ
ージ1yの移動によって、予め定められたピッチで基板10
を水平移動し、移動地点においてz軸ステージ1zによっ
て基板10を鉛直方向に移動しながら、ステージ1上に照
射されたレーザ光の反射光を得る。
【0024】ステージ1又は基板10からの反射光は収束
レンズ2及びビームスプリッタ3を介してCCD(固体
撮像装置)6に受光され、そこで光電変換された電気信
号が信号検出器7に連続的に与えられる。信号検出器7
は与えられた電気信号に基づいて、照射されたレーザ光
の焦点が合ってその反射光の強度が最も強いタイミング
をコンピュータ9に与える。
【0025】コンピュータ9にはステージコントローラ
8から水平及び垂直方向の位置信号が与えられるように
なっており、コンピュータ9はz軸ステージ1zが移動し
て基準位置から前述したタイミング信号が得られるまで
の距離を算出し、ステージ1表面からバンプ頂点までの
高さを得ると共に、当該バンプの水平方向の位置を算出
する。そして、x軸ステージ1x及びy軸ステージ1yの移
動に伴って、コンピュータ9は基板10に形成された全て
のバンプの高さ及び位置を前同様に算出する。一方、コ
ンピュータ9には基板10に形成されたバンプ領域におけ
る、実装領域に係る情報が与えられており、コンピュー
タ9は算出したバンプの位置情報及び前記情報に基づい
て当該基板10における実装領域の重心の位置を演算す
る。そして、コンピュータ9はそれらの結果に基づいて
次のようにしてコプラナリティを求める。
【0026】図4及び図5はコプラナリティの算出手順
を示すフローチャートである。前述した如く、コンピュ
ータ9は実装領域における重心の位置を演算する(ステ
ップS1)。そして、基板10に形成された全てのバンプ
の高さ及び位置を算出すると、コンピュータ9は各バン
プに係る情報をその高さ順に並べ換え(ステップS
2)、高い方から3つバンプを選択する(ステップS
3)。選択したバンプの内、高い方2つを通る直線を決
定し(ステップS4)、残りのバンプが前記直線に対し
て重心が存在する側にあるのか、重心が存在しない側に
あるのかを判断する(ステップS5)。
【0027】重心が存在する側にあると判断すると、そ
れら3つのバンプを頂点とする三角形を決定し(ステッ
プS6)、決定した三角形の領域内に前記重心が存在す
るか否かを判断する(ステップS7)。そして、三角形
の領域内に重心が存在すると判断した場合、それら3つ
のバンプで定まる平面を基準面とする(ステップS
8)。
【0028】一方、ステップS5又はステップS7にお
いて、重心が存在しないと判断すると、コンピュータ9
は選択した3つのバンプの内、より低いバンプから1つ
選ぶ(ステップS11)と共に、選択されなかった被測定
点の内、より高いバンプを選択し(ステップS12)、前
記バンプと入れ替え(ステップS13)てステップS4に
戻り、基準面が決定されるまでそれを繰り返す。そし
て、決定された基準面と各々のバンプとの間の距離を算
出し(ステップS9)、同じ距離の複数のバンプで定ま
る平面,つまり基準面と平行であり、基準面からの距離
が同じである被測定点に接するコプラナリティ平面を形
成する(ステップS10)。このコプラナリティ平面に基
づいて半田ボールの直径を調整して基板10にチップを実
装する。これによって、低接合強度部及び未接合部の発
生が確実に防止される。
【0029】次に本発明に係る方法を実施した結果につ
いて説明する。1辺が35mmの正方形のアルミナ基板
の中央の一辺が20mmの実装領域に、タングステン製
のパッドを、後付け印刷法により直径が150μm,5
00μmのピッチで1600個となるように形成し、各
パッドの高さを求めた後、そのコプラナリティを測定し
た。
【0030】図6は実装領域に形成されたパッドの高さ
を求めた結果を示す3次元等高線図であり、図7はその
コプラナリティを測定した結果を示す3次元等高線図で
ある。図6に示した如く得られたパッドの高さに基づい
て、前述した如き手順によりコプラナリティを測定した
ところ、1600個のパッドに対応する基準面を高効率
に求めることができ、実装操作の実際に則したコプラナ
リティが短時間で測定された。
【0031】なお、本実施例では基板にチップを実装す
る場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例
えば、チップを内装したパッケージを対応する基板に実
装する場合にも適用し得ることはいうまでもない。ま
た、本実施例では基板側のコプラナリティの測定に適用
しているが、本発明はこれに限らず、チップ側のコプラ
ナリティの測定にも適用し得ることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係るコプラナ
リティの測定方法にあっては、実装領域における重心及
び被測定点の高さに基づいて基準面を求めるため、実装
の現実に則したコプラナリティが測定され、前記基準面
を用いて求めたコプラナリティ平面に基づいて半田ボー
ルを調整することによって低接合強度部及び未接合部の
発生が確実に防止される。更に、被測定点の数が多くて
も、基準面を高効率に算出することができ、測定時間が
短い等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法を適用する装置の要部を示す
模式図及びその制御系を示すブロック図である。
【図2】チップが実装される基板の実装領域を示す拡大
平面図である。
【図3】基板の実装領域の拡大平面図である。
【図4】コプラナリティの算出手順を示すフローチャー
トである。
【図5】コプラナリティの算出手順を示すフローチャー
トである。
【図6】実装領域に形成されたパッドの高さを求めた結
果を示す3次元等高線図である。
【図7】コプラナリティを測定した結果を示す3次元等
高線図である。
【図8】半田バンプ法によるチップの実装方法を説明す
る説明図である。
【図9】そりが生じている基板にチップを半田バンプ法
により実装した結果を示す模式的部分側断面図である。
【図10】従来のコプラナリティの測定方法を適用する
装置の要部を示す模式図である。
【図11】従来のコプラナリティの測定方法を説明する
説明図である。
【符号の説明】
1 ステージ 5 出射装置 6 CCD 7 信号検出器 8 ステージコントローラ 9 コンピュータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の被実装部材又は該被実装部材に
    実装される実装部材の実装領域における複数の被測定点
    の位置及び任意基準から被測定点までの高さを検出した
    結果に基づいて基準面を算出し、該基準面と被測定点と
    の間の距離に基づいてコプラナリティを測定する方法に
    おいて、 実装領域の重心を算出する重心算出ステップと、 高い方から3つの被測定点を選択する選択ステップと、 選択した被測定点の内、より高い2つの被測定点を通る
    直線を決定する直線決定ステップと、 残りの被測定点が前記直線の重心側に存在するか否かを
    判断する第1判断ステップと、 重心側に存在する場合、それらの被測定点を頂点とする
    三角形の領域内に前記重心が存在するか否かを判断する
    第2判断ステップと、 重心が存在すると判断した場合、その3つの被測定点に
    よって定まる面を基準面とする基準面決定ステップと、 第1判断ステップ又は第2判断ステップで存在しないと
    判断した場合、選択した測定対象点の内、より低い1被
    測定点と、選択しなかった被測定点の内、より高い1被
    測定点とを入れ替える入替ステップとを包含し、 直線決定ステップから入替ステップまでの各ステップ
    を、基準面が決定されるまで行うことを特徴とするコプ
    ラナリティの測定方法。
  2. 【請求項2】 更に、決定された基準面と平行であり、
    基準面からの距離が等しい被測定点に接するコプラナリ
    ティ平面を形成する請求項1記載のコプラナリティの測
    定方法。
JP4305495A 1995-03-02 1995-03-02 コプラナリティの測定方法 Expired - Lifetime JP2929961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4305495A JP2929961B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 コプラナリティの測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4305495A JP2929961B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 コプラナリティの測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08240422A JPH08240422A (ja) 1996-09-17
JP2929961B2 true JP2929961B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=12653176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4305495A Expired - Lifetime JP2929961B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 コプラナリティの測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2929961B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4794160B2 (ja) * 2004-03-31 2011-10-19 日東電工株式会社 表面形状測定装置および表面形状測定方法
JP2013195384A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Toshiba Corp 検査装置、検査方法、及び、電子部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08240422A (ja) 1996-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5421763B2 (ja) 検査装置および検査方法
US10107853B2 (en) Apparatus and method for inspecting PCB-mounted integrated circuits
JPH10510366A (ja) 三角測量法に基づく3次元画像化のための方法およびシステム
JPH0736002B2 (ja) 鏡面状の三次元形状を有する突出部の検査方法とその装置
JPH08193816A (ja) 自動焦点合わせ方法及び装置並びに三次元形状検出方法及びその装置
JP3335826B2 (ja) はんだバンプの測定装置
JP3848007B2 (ja) はんだバンプの測定方法
US7145162B2 (en) Wire loop height measurement apparatus and method
JP2929961B2 (ja) コプラナリティの測定方法
JP3144661B2 (ja) 立体電極外観検査装置
JPH09329422A (ja) 高さ測定方法及び装置
JP3706504B2 (ja) 高さ計測装置
JP3978507B2 (ja) バンプ検査方法及び装置
JP2001153617A (ja) 高さ測定方法および装置
JP2000074845A (ja) バンプ検査方法及びバンプ検査装置
JP2877061B2 (ja) コプラナリティ検査装置
JPH071244B2 (ja) Icリード線の接合部検査装置
JP2000088542A (ja) はんだ付検査装置及び検査方法
CN220932749U (zh) 一种倒装产品虚焊的检测装置
JP2004047879A (ja) 画像作製方法
JP2945177B2 (ja) 入出力用ピンの形状検査方法および装置ならびに電子回路基板の製造方法
JP2929770B2 (ja) 半田の形状検査方法
JP2003065728A (ja) 対象物高さ測定方法
US6543127B1 (en) Coplanarity inspection at the singulation process
JP3481704B2 (ja) 高さ測定方法及び装置