JP2000074131A - 液体封入防振装置 - Google Patents

液体封入防振装置

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JP2000074131A
JP2000074131A JP10240441A JP24044198A JP2000074131A JP 2000074131 A JP2000074131 A JP 2000074131A JP 10240441 A JP10240441 A JP 10240441A JP 24044198 A JP24044198 A JP 24044198A JP 2000074131 A JP2000074131 A JP 2000074131A
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liquid
mounting portion
annular mounting
elastic body
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JP10240441A
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Yasuo Miyamoto
康生 宮本
Hiroshi Tokimoto
浩 時本
Kunihisa Tago
邦久 田子
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Honda Motor Co Ltd
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Hokushin Industries Corp
Hokushin Industry Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/38Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
    • F16F1/3842Method of assembly, production or treatment; Mounting thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16F2226/04Assembly or fixing methods; methods to form or fashion parts
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体封入防振装置の半径方向寸法をできるだ
け小型化するとともに、軸方向の荷重が作用した際の弾
性体の位置ずれを防止する。 【解決手段】 サスペンションアームの端部に設けた環
状取付部11と内筒12とを接続する2個の弾性体14
A,14Bにより区画された環状の液室15の外周部
は、その円周方向の全域が他部材を介さずに環状取付部
11の内周面に直接面しているので、弾性体14A,1
4Bの半径方向の肉厚および液室15の断面積を充分に
確保しながら液体封入防振装置8の半径方向寸法を小型
化することができる。しかも2個の弾性体14A,14
Bにそれぞれ固定した2個のリング部材16A,16B
を環状取付部11に圧入する際に、それらリング部材1
6A,16Bが環状取付部11の内周面に形成した2個
の段部111 ,112 にそれぞれ突き当てられるので、
軸方向の荷重が作用しても弾性体14A,14Bが環状
取付部11に対して位置ずれすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アームの端部に設
けられた環状取付部と該環状取付部の内部に配置された
内筒とを弾性体で接続し、この弾性体に臨むように形成
した環状の液室の容積変化により振動を減衰する液体封
入防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は自動車のサスペンション用の従
来の液体封入防振装置を示すもので、同軸に配置された
外筒01および内筒02が弾性体03で接続され、この
弾性体03と前記外筒01との間に液体が封入された環
状の液室04が区画される。そしてサスペンションアー
ムの端部に形成した環状取付部05の内周面に前記外筒
01の外周面が圧入により固定される。而して、荷重の
入力により外筒01および内筒02間に直径方向の相対
変位が発生すると、液室04の直径方向両端部の容積が
交互に拡大・縮小し、液室04の容積縮小部から容積拡
大部に液体が流れる際に減衰を発生するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、液室04と環状取付部05との間に外筒01が
介在するので、弾性体03の半径方向の肉厚や液室04
の断面積を充分に確保しようとすると、液体封入防振装
置の半径方向寸法が大型化する問題がある。また外筒0
1は環状取付部05に圧入されているだけで抜け止め手
段を持たないため、軸方向の荷重によって外筒01が環
状取付部05から抜け出てしまう可能性がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、液体封入防振装置の半径方向寸法をできるだけ小型
化するとともに、軸方向の荷重が作用した際の弾性体の
位置ずれを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、アームの端部に設け
られた環状取付部の内周面と、該環状取付部の内部に配
置された内筒の外周面とを、軸方向に隣接して配置され
た2個の弾性体で接続することにより、前記環状取付部
の内周面および前記弾性体に臨む環状の液室を区画して
なる液体封入防振装置であって、前記2個の弾性体の外
周面にそれぞれ固定した2個のリング部材を前記環状取
付部の内周面に圧入し、該内周面に形成した2個の段部
にそれぞれ突き当てたことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、アームの端部に設けた
環状取付部の内周面によって液室が区画されるので、液
室と環状取付部の内周面との間に他部材が介在するもの
に比べて、弾性体の半径方向の肉厚および液室の断面積
を充分に確保しながら液体封入防振装置の半径方向寸法
を小型化することができる。しかも2個の弾性体の外周
面にそれぞれ固定した2個のリング部材を環状取付部の
内周面に圧入する際に、それらリング部材が環状取付部
の内周面に形成した2個の段部にそれぞれ突き当てられ
るので、軸方向の荷重が作用しても弾性体が環状取付部
に対して位置ずれすることがない。
【0007】また請求項2に記載された発明は、アーム
の端部に設けられた環状取付部の内周面と、該環状取付
部の内部に配置された内筒の外周面とを弾性体で接続す
ることにより、前記環状取付部の内周面および前記弾性
体に臨む環状の液室を区画してなる液体封入防振装置で
あって、前記弾性体の外周面を前記環状取付部の内周面
に直接固定したことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、アームの端部に設けた
環状取付部の内周面によって液室が区画されるので、液
室と環状取付部の内周面との間に他部材が介在するもの
に比べて、弾性体の半径方向の肉厚および液室の断面積
を充分に確保しながら液体封入防振装置の半径方向寸法
を小型化することができる。しかも弾性体の外周面が環
状取付部の内周面に直接固定されるので、弾性体をリン
グ部材を介して環状取付部に固定するものに比べて部品
点数を削減することができる。
【0009】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、前記弾性体の外周面に円周方向に延
びる環状の凹部を形成し、前記弾性体の外周面を前記環
状取付部の内周面に接着することにより前記液室を区画
したことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、弾性体の外周面に円周
方向に延びる環状の凹部を形成したので、該弾性体の外
周面を前記環状取付部の内周面に接着する際に、液室の
内壁面を構成する前記環状の凹部に接着剤が付着し難く
なる。その結果、接着剤の付着による弾性体の弾性のバ
ラツキや、付着した接着剤の割れによる弾性体の損傷を
未然に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図6は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は液体封入防振装置を用いたリヤサスペンシ
ョンの斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3
は図2の3−3線断面図、図4は液体封入防振装置の組
立工程の説明図、図5は液体封入防振装置の液体封入工
程の説明図、図6は液体封入防振装置の液中での組立工
程の説明図である。
【0013】図1は自動車の左後輪のサスペンションを
示すものである。図示せぬ車輪を回転自在に支持するナ
ックル1は、前方に延びるトレーリングアーム2によっ
て車体に連結されるとともに、左右方向に延びるアッパ
ーアーム3、フロントロアアーム4およびリヤロアアー
ム5によって車体に連結される。ナックル1の上下動は
コイルばね6を一体に備えたショックアブソーバ7によ
り緩衝される。アッパーアーム3、フロントロアアーム
4およびリヤロアアーム5はその内端が本実施例の液体
封入防振装置8…により車体に支持され、その外端がボ
ールジョイント9…によりナックル1に支持される。ア
ッパーアーム3、フロントロアアーム4およびリヤロア
アーム5の液体封入防振装置8…は同一構造であるた
め、以下、代表としてアッパーアーム3の液体封入防振
装置8について説明する。
【0014】図2および図3に示すように、液体封入防
振装置8はアッパーアーム3と一体に形成されるもの
で、アッパーアーム3の端部に形成した環状取付部11
を構成要素の一部としている。液体封入防振装置8の外
筒を構成する環状取付部11の内部にはパイプ状の内筒
12が同軸に配置されており、この内筒12がボルト1
3(図1参照)で車体に固定される。環状取付部11お
よび内筒12は軸方向に隣接する2個の弾性体14A,
14Bで接続されており、環状取付部11、内筒12お
よび2個の弾性体14A,14Bによって区画された環
状の液室15の内部にエチレングリコール等の液体が封
入される。
【0015】弾性体14Aの内周面は内筒12の外周面
に焼付けにより固定され、弾性体14Aの外周面に焼付
けにより固定したリング部材16Aが環状取付部11の
内周面に圧入により固定される。また弾性体14Bの内
周面に焼付けにより固定したリング部材17が内筒12
の外周面に圧入により固定され、弾性体14Bの外周面
に焼付けにより固定したリング部材16Bが環状取付部
11の内周面に圧入により固定される。弾性体14Aの
外側のリング部材16Aを環状取付部11に圧入すると
き、そのリング部材16Aの圧入方向の端部が環状取付
部11の内周面に突出する段部111 に当接する。また
弾性体14Bの外側のリング部材16Bおよび内側のリ
ング部材17を圧入するとき、外側のリング部材16B
の圧入方向の端部が環状取付部11の内周面に突出する
段部112 に当接するとともに、内側のリング部材17
の圧入方向の端部が内筒12の外周面に突出する段部1
1 に当接する。
【0016】環状取付部11には液室15に連通する液
体注入孔113 が形成されており、この液体注入孔11
3 に圧入されたボール18によって液体を封入した液室
15が密封される。
【0017】図4には液体封入防振装置8の組立工程が
示される。内筒12、弾性体14Aおよびリング部材1
6Aよりなるサブアセンブリ19Aと、リング部材1
7、弾性体14Bおよびリング部材16Bよりなるサブ
アセンブリ19Bとを予め用意しておき、先ず図中左側
のサブアセンブリ19Aを環状取付部11に組み付けた
後に、図中右側のサブアセンブリ19Bを環状取付部1
1およびサブアセンブリ19Aに組み付ける。
【0018】図5には液体封入防振装置8の液室15へ
の液体の注入工程が示される。先ずボール18を除く全
てのパーツを組み立てた液体封入防振装置8を液体を満
たした液槽20の内部に沈め、液体注入管21を環状取
付部11の液体注入孔113に接続する。この状態で液
体注入管21を介して液室15の内部を真空引きした後
に、前記液体注入管21を介して液室15の内部を液体
を注入する。これにより、液室15の内部に空気を残留
させることなく液体を注入することができる。そして液
槽20から取り出した液体封入防振装置8の液体注入孔
113 にボール18を圧入して液室15を密封する。
【0019】図6には前記図4および図5の手法に代わ
る液体封入防振装置8の組立工程が示される。環状取付
部11に一方のサブアセンブリ19Aを組み付けたもの
を液体を満たした液槽20の内部に沈め、その状態で環
状取付部11およびサブアセンブリ19Aに他方のサブ
アセンブリ19Bを組み付ける。そして液槽20から取
り出した液体封入防振装置8の液体注入孔113 にボー
ル18を圧入して液室15を密封する。この手法によれ
ば、液体封入防振装置8の組み立てと同時に液体の注入
を済ませることができる。
【0020】而して、本実施例によれば、液室15の外
周部分の全域が、他部材を介在させることなく直接環状
取付部11の内周面に面しているので、弾性体14A,
14Bの半径方向の肉厚および液室15の断面積を充分
に確保しながら液体封入防振装置8の半径方向寸法を小
型化することができる。しかも環状取付部11および内
筒12間に軸方向の荷重が作用しても、3個のリング部
材16A,16B,17は何れも段部111 ,112
121 に突き当てられて位置決めされているので、それ
らリング部材16A,16B,17が軸方向に位置ずれ
することが防止される。
【0021】次に、図7に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0022】前記第1実施例では液室15に液体を注入
するための液体注入孔113 が環状取付部11に形成さ
れているが、第2実施例では液体注入孔141 が一方の
弾性体14Bを軸方向に貫通するように形成される。す
なわち、内筒12の一端部に形成したフランジ122
軸方向に貫通する貫通孔123 に弾性体14Bの一部が
嵌合しており、その嵌合部分を貫通するように前記液体
注入孔141 が形成される。液室15への液体の注入は
前記第1実施例と同様にして行われ、液体の注入後の液
室15の密封は、弾性体14Bの液体注入孔141 の小
径部にボール18を圧入することにより行われる。
【0023】本実施例は、内筒12がフランジ122
備えている場合や、環状取付部11が薄い鋼板製であっ
て液体注入孔113 をボール18で密封するのが困難で
ある場合に有効である。
【0024】次に、図8に基づいて本発明の第3実施例
を説明する。
【0025】前記第1実施例では一方の弾性体14Aの
内周面が内筒12の外周面に焼付けにより直接固定され
ているが、第2実施例では弾性体14Aの内周面に焼付
けたリング部材17Aが内筒12の外周面に圧入により
固定される。その際に、リング部材17Aの端部が内筒
12の外周面に突出する段部124 に当接する。
【0026】本実施例によれば、弾性体14Aおよび内
外のリング部材17A,16Aよりなるサブアセンブリ
と、弾性体14Bおよび内外のリング部材17B,16
Bよりなるサブアセンブリとが同一物になって互換可能
であるため、部品の種類を減らしてコストダウンに寄与
することができる。
【0027】次に、図9に基づいて本発明の第4実施例
を説明する。
【0028】前記第1実施例では2個の弾性体14A,
14Bの外周面がリング部材16A,16Bを介して環
状取付部11の内周面に固定されているが、第4実施例
では2個の弾性体14A,14Bの外周面が環状取付部
11の内周面に圧入あるいは接着により直接固定され
る。このとき、弾性体14A,14Bの両端の段部14
3 ,144 が環状取付部11の両端部を挟むように係合
するため、弾性体14A,14Bの軸方向の位置ずれが
効果的に防止される。
【0029】本実施例においても、環状取付部11の内
周面が液室15の内壁面の一部を構成しており、しかも
第1実施例のリング部材16A,16Bが不要になるた
め、液体封入ブッシュ8の半径方向寸法を更に小型化す
ることができるだけでなく、部品点数の削減に寄与する
ことができる。
【0030】次に、図10に基づいて本発明の第5実施
例を説明する。
【0031】第5実施例は、第4実施例の2個の弾性体
14A,14Bを一体化した1個の弾性体14を備えて
おり、その内周面はリング部材17(図9参照)を介さ
ずに内筒12の外周面に焼付けにより直接固定されると
ともに、その外周面は環状取付部11の内周に圧入ある
いは接着により直接固定される。弾性体14の外周面の
母線は直線状であり、環状取付部11の内周面に環状の
凹部142 を設けることにより液室15が区画される。
【0032】本実施例によれば、弾性体14が1個で済
むために前記第4実施例のものに比べて部品点数を更に
削減することができる。
【0033】次に、図11に基づいて本発明の第6実施
例を説明する。
【0034】第6実施例は、第5実施例における液室1
5を、環状取付部11の内周面に形成した環状の凹部1
4 と、弾性体14の外周面に形成した環状の凹部14
2 との協働により形成したものである。
【0035】本実施例によれば、液室15の断面積を容
易に確保することができるだけでなく、弾性体14を環
状取付部11に接着する際に該弾性体14の凹部142
に接着剤が付着し難いため、弾性体14の弾性にバラツ
キが発生したり、凹部142に付着した接着剤の割れに
よる弾性体14の損傷を回避することができる。
【0036】次に、図12に基づいて本発明の第7実施
例を説明する。
【0037】第7実施例は、第5実施例における環状取
付部11の内周面の環状の凹部11 4 に代えて、弾性体
14の外周面に環状の凹部142 を形成して液室15を
区画したものである。
【0038】本実施例によっても、前記第6実施例と同
様の作用効果を発揮することができる。
【0039】次に、図13に基づいて本発明の第8実施
例を説明する。
【0040】第8実施例は、第7実施例の液室15の内
部に、環状の弾性体よりなるストッパ22を収納したも
のである。
【0041】本実施例によれば、大荷重が入力したとき
にストッパ22により弾性体14の過剰な変形が防止さ
れるため、液体封入防振装置8の耐久性が向上する。
【0042】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0043】例えば、本発明の液体封入ブッシュ8は、
自動車のサスペンションアームの支持用に限定されず、
自動車用エンジンの振れを抑制するトルクロッドの支持
用等の他の用途にも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、アームの端部に設けた環状取付部の内周面に
よって液室が区画されるので、液室と環状取付部の内周
面との間に他部材が介在するものに比べて、弾性体の半
径方向の肉厚および液室の断面積を充分に確保しながら
液体封入防振装置の半径方向寸法を小型化することがで
きる。しかも2個の弾性体の外周面にそれぞれ固定した
2個のリング部材を環状取付部の内周面に圧入する際
に、それらリング部材が環状取付部の内周面に形成した
2個の段部にそれぞれ突き当てられるので、軸方向の荷
重が作用しても弾性体が環状取付部に対して位置ずれす
ることがない。
【0045】また請求項2に記載によれば、アームの端
部に設けた環状取付部の内周面によって液室が区画され
るので、液室と環状取付部の内周面との間に他部材が介
在するものに比べて、弾性体の半径方向の肉厚および液
室の断面積を充分に確保しながら液体封入防振装置の半
径方向寸法を小型化することができる。しかも弾性体の
外周面が環状取付部の内周面に直接固定されるので、弾
性体をリング部材を介して環状取付部に固定するものに
比べて部品点数を削減することができる。
【0046】また請求項3に記載によれば、弾性体の外
周面に円周方向に延びる環状の凹部を形成したので、該
弾性体の外周面を前記環状取付部の内周面に接着する際
に、液室の内壁面を構成する前記環状の凹部に接着剤が
付着し難くなる。その結果、接着剤の付着による弾性体
の弾性のバラツキや、付着した接着剤の割れによる弾性
体の損傷を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体封入防振装置を用いたリヤサスペンション
の斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】液体封入防振装置の組立工程の説明図
【図5】液体封入防振装置の液体封入工程の説明図
【図6】液体封入防振装置の液中での組立工程の説明図
【図7】第2実施例に係る液体封入防振装置の縦断面図
【図8】第3実施例に係る液体封入防振装置の縦断面図
【図9】第4実施例に係る液体封入防振装置の縦断面図
【図10】第5実施例に係る液体封入防振装置の縦断面
【図11】第6実施例に係る液体封入防振装置の縦断面
【図12】第7実施例に係る液体封入防振装置の縦断面
【図13】第8実施例に係る液体封入防振装置の縦断面
【図14】従来の液体封入防振装置の縦断面図
【符号の説明】
3 アッパーアーム(アーム) 11 環状取付部 111 段部 112 段部 12 内筒 14 弾性体 14A 弾性体 14B 弾性体 142 凹部 15 液室 16A リング部材 16B リング部材
フロントページの続き (72)発明者 時本 浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 田子 邦久 横浜市鶴見区尻手2丁目3番6号 北辰工 業株式会社内 Fターム(参考) 3J047 AA05 CD08 FA04 GA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム(3)の端部に設けられた環状取
    付部(11)の内周面と、該環状取付部(11)の内部
    に配置された内筒(12)の外周面とを、軸方向に隣接
    して配置された2個の弾性体(14A,14B)で接続
    することにより、前記環状取付部(11)の内周面およ
    び前記弾性体(14A,14B)に臨む環状の液室(1
    5)を区画してなる液体封入防振装置であって、 前記2個の弾性体(14A,14B)の外周面にそれぞ
    れ固定した2個のリング部材(16A,16B)を前記
    環状取付部(11)の内周面に圧入し、該内周面に形成
    した2個の段部(111 ,112 )にそれぞれ突き当て
    たことを特徴とする液体封入防振装置。
  2. 【請求項2】 アーム(3)の端部に設けられた環状取
    付部(11)の内周面と、該環状取付部(11)の内部
    に配置された内筒(12)の外周面とを弾性体(14,
    14A,14B)で接続することにより、前記環状取付
    部(11)の内周面および前記弾性体(14,14A,
    14B)に臨む環状の液室(15)を区画してなる液体
    封入防振装置であって、 前記弾性体(14,14A,14B)の外周面を前記環
    状取付部(11)の内周面に直接固定したことを特徴と
    する液体封入防振装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性体(14)の外周面に円周方向
    に延びる環状の凹部(142 )を形成し、前記弾性体
    (14)の外周面を前記環状取付部(11)の内周面に
    接着することにより前記液室(15)を区画したことを
    特徴とする、請求項2に記載の液体封入防振装置。
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