JP2000073287A - 吊り構造用ケーブル - Google Patents

吊り構造用ケーブル

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JP2000073287A
JP2000073287A JP10238895A JP23889598A JP2000073287A JP 2000073287 A JP2000073287 A JP 2000073287A JP 10238895 A JP10238895 A JP 10238895A JP 23889598 A JP23889598 A JP 23889598A JP 2000073287 A JP2000073287 A JP 2000073287A
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JP
Japan
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cable
strands
steel wire
suspension structure
corrosion resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP10238895A
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English (en)
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Kazuhisa Kubota
和久 久保田
Shigeru Terada
茂 寺田
Noriyuki Shimada
典幸 島田
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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    • D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/06—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core
    • D07B1/0693—Ropes or cables built-up from metal wires, e.g. of section wires around a hemp core having a strand configuration
    • D—TEXTILES; PAPER
    • D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00—Ropes or cables
    • D07B2201/20—Rope or cable components
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    • D07B2201/2002—Wires or filaments characterised by their cross-sectional shape
    • D—TEXTILES; PAPER
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    • D07B2201/201—Wires or filaments characterised by a coating
    • D07B2201/2011—Wires or filaments characterised by a coating comprising metals
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    • D07B2205/30—Inorganic materials
    • D07B2205/3021—Metals
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    • D07B2401/20—Aspects related to the problem to be solved or advantage related to ropes or cables
    • D07B2401/202—Environmental resistance
    • D07B2401/2025—Environmental resistance avoiding corrosion

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性に優れた吊り構造用ケーブルを提供す
る。 【解決手段】 鋼線１１の周りにアルミニウム１２を被
覆した素線１３の断面形状を四角形、六角形或いは八角
形にすることにより、素線１３を複数本束ねて吊り構造
用ケーブル１０を形成する際に生じる素線１３間の隙間
が最小になり、素線間への水の浸入が防止されて耐食性
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り構造用ケーブ
ルに関する。
【０００２】
【従来の技術】吊橋等に用いられるワイヤ（吊り構造用
ケーブル）は、より線効果による強度の低下が少ないパ
ラレルワイヤ或いはよりピッチの長いワイヤが用いられ
る。
【０００３】これらの吊り構造用ケーブルの素線には、
ピアノ線材等の高抗張力線材が用いられ、耐食性を考慮
して各素線に亜鉛メッキが施されている。また工事等の
傷を考慮して亜鉛メッキの上に更に樹脂を被覆したもの
もある。
【０００４】図３は従来の吊り構造用ケーブルの断面図
である。
【０００５】この吊り構造用ケーブル１は、円形断面形
状の鋼線２の周りに亜鉛３を被覆して断面形状が円形に
なるようにした素線４を複数本束ねたものである。尚、
吊り構造用ケーブル１には耐食性の向上を目的として防
錆ペーストや防食塗装が施されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吊り構
造用ケーブルは橋自体を支える線であり、一旦施工した
後は橋の寿命まで交換できない。また、近年大規模な吊
り橋は海上等海洋性雰囲気中に建設されることが多いの
で、吊り構造用ケーブルには高耐食性が要求される。そ
のため、従来技術で述べたように吊り構造用ケーブルの
上から防錆ペーストや防食塗装が施されているが、５０
から１００年と長期間使用されるため、耐食性の改善、
向上が要望されている。
【０００７】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、耐食性に優れた吊り構造用ケーブルを提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の吊り構造用ケーブルは、鋼線の周りにアルミ
ニウムを被覆して断面形状が四角形、六角形或いは八角
形になるようにした素線を素線間の隙間が最小となるよ
うに複数本束ねたものである。
【０００９】上記構成に加え本発明の吊り構造用ケーブ
ルは、鋼線に引張強さが１５０〜２５０ｋｇｆ／ｍｍ2
の高抗張力鋼線を用いるのが好ましい。
【００１０】本発明によれば、鋼線の周りにアルミニウ
ムを被覆した素線の断面形状を四角形、六角形或いは八
角形にすることにより、素線を複数本束ねて吊り構造用
ケーブルを形成する際に生じる素線間の隙間が最小にな
り、素線間への水の浸入が防止されて耐食性が向上す
る。
【００１１】なお、アルミニウムの優れた耐食性につい
ては、架空送電線の分野で実証済である。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【００１３】図１は本発明の吊り構造用ケーブルの一実
施の形態を示す断面図であり、図２は図１に示した吊り
構造用ケーブルに用いられる素線の拡大断面図である。
【００１４】図１に示す吊り構造用ケーブル１０は、鋼
線１１の周りにアルミニウム１２を被覆して断面形状が
六角形になるようにした素線（図２参照）１３を複数本
束ねたものである。
【００１５】素線１３の断面形状を六角形にすることに
より、複数本の素線１３を束ねて吊り構造用ケーブル１
０を形成する際に生じる素線１３間の隙間がなくなり、
素線１３間への水の浸入が防止されて耐食性に優れた吊
り構造用ケーブル１０の提供を実現することができる。
【００１６】鋼線１１の被覆に用いるアルミニウム１２
は高純度のものほど耐食性に優れる。そこで、工業的に
量産が可能なアルミニウム１２として純アルミニウム
（純度９９．５％以上）を用いるのが好ましい。また、
鋼線１１には引張強さが１５０〜２５０ｋｇｆ／ｍｍ2
の高抗張力鋼線を用いるのが好ましい。
【００１７】以上において本発明によれば、鋼線の周り
に耐食性に優れたアルミニウムを被覆したことにより、
亜鉛メッキ鋼線（樹脂被覆を含む）より良好な耐蝕性を
有する。鋼線の周りにアルミニウムを被覆した素線の断
面形状を六角形になるようにしたことにより、素線を束
ねる際に隙間が生じにくくなり素線間への水分の浸入が
防止されて耐食性が向上する。
【００１８】尚、本実施の形態では、素線の数が３７本
の場合で説明したが、これに限定されるものではない。
また、素線の断面形状は六角形に限定されず、四角形や
八角形等束ねたときに隙間が生じにくい多角形であって
もよい。
【００１９】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【００２０】鋼線の周りにアルミニウムを被覆して断面
形状が四角形、六角形或いは八角形になるようにした素
線を素線間の隙間が最小となるように複数本束ねること
により、耐食性に優れた吊り構造用ケーブルの提供を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の吊り構造用ケーブルの一実施の形態を
示す断面図である。
【図２】図１に示した吊り構造用ケーブルに用いられる
素線の拡大断面図である。
【図３】従来の吊り構造用ケーブルの断面図である。
【符号の説明】
１０ 吊り構造用ケーブル １１ 鋼線 １２ アルミニウム １３ 素線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 典幸 茨城県日立市川尻町４丁目10番１号 日立 電線株式会社豊浦工場内 Ｆターム(参考） 3B153 AA22 AA43 BB07 BB15 CC52 CC54 FF03 GG01 GG09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 鋼線の周りにアルミニウムを被覆して断
    面形状が四角形、六角形或いは八角形になるようにした
    素線を素線間の隙間が最小となるように複数本束ねたこ
    とを特徴とする吊り構造用ケーブル。
  2. 【請求項２】 上記鋼線に引張強さが１５０〜２５０ｋ
    ｇｆ／ｍｍ2 の高抗張力鋼線を用いた請求項１に記載の
    吊り構造用ケーブル。
JP10238895A 1998-08-25 1998-08-25 吊り構造用ケーブル Pending JP2000073287A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10238895A JP2000073287A (ja) 1998-08-25 1998-08-25 吊り構造用ケーブル

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JP10238895A JP2000073287A (ja) 1998-08-25 1998-08-25 吊り構造用ケーブル

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ID=17036873

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JP10238895A Pending JP2000073287A (ja) 1998-08-25 1998-08-25 吊り構造用ケーブル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105803940A (zh) * 2016-04-29 2016-07-27 重庆万桥交通科技发展有限公司 悬索桥用新型主缆索股

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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