JP2000072070A - 電動自転車 - Google Patents

電動自転車

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JP2000072070A
JP2000072070A JP10246391A JP24639198A JP2000072070A JP 2000072070 A JP2000072070 A JP 2000072070A JP 10246391 A JP10246391 A JP 10246391A JP 24639198 A JP24639198 A JP 24639198A JP 2000072070 A JP2000072070 A JP 2000072070A
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battery
batteries
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Hirobumi Mitsueda
寛文 光枝
Kenzo Yasutomi
健蔵 安富
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/80Accessories, e.g. power sources; Arrangements thereof
    • B62M6/90Batteries

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータへの給電のためのバッテリを収納
したバッテリケースをメインフレーム上に安定して支持
する支持構造を実現する。 【解決手段】 車幅方向に並設された2本のメインパイ
プ12,13上に支持されるバッテリケース6を、バッテリ
Bを横置きに収納する第1収納部 60aと、バッテリBを
縦置きに収納する第2収納部 60bとを備えて構成し、第
2収納部 60bをメインパイプ12,13間に挿通し、第1収
納部 60aをメインパイプ12,13上に載置した態様に取り
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行補助のための
電動モータを備え、ペダルの踏力による人力走行を前記
電動モータの回転力により補助する構成とした電動自転
車に関する。
【0002】
【従来の技術】電動自転車は、走行用車輪である後輪の
駆動系に電動モータを付設し、該電動モータの回転力
を、ベルト、ギヤ等の適宜の伝動装置を介して後輪ハブ
に加え、車体フレーム略中央のサドルに着座した運転者
がペダルを踏圧することにより行われる自転車本来の走
行を前記電動モータの回転力により補助する構成となっ
ており、発進時、登坂走行時等における使用者の人力負
担を軽減して、軽快な走行を可能とするものとして、近
年、脚光を浴びる存在となっている。
【0003】このような電動自転車においては、前記電
動モータへの給電のためのバッテリを搭載する必要があ
る。このバッテリは、可及的に長時間の給電を可能とす
るために、大嵩の重量物となることが避けられないこと
から、運転操作に支障を来すことなく車体のバランスを
保つべく、車体フレームの一部に取り付けるようにして
いる。
【0004】本願出願人による特開平10-59244号公報
(B62J 11/00,B62M 23/02)には、サドルを支持する車
体中央部の立パイプ(立フレーム)と、前輪を支持する
車体前部のヘッドパイプ(ヘッドフレーム)とを連結す
るメインパイプ(メインフレーム)上にバッテリを取付
けた電動自転車が開示されている。
【0005】この電動自転車においては、メインパイプ
上に取付けられたバッテリが立パイプとヘッドパイプと
の中間に位置することから、立パイプに支持されたサド
ル上に着座し、ヘッドパイプ上に取付けられた操向用の
ハンドルを操作して行われる電動自転車の運転に支障を
来すことがない。また、メインパイプ上に取付けられた
バッテリが車体の前部寄りに位置することから、後輪へ
の伝動機構と共に後輪ハブの近傍に配してある走行補助
用の電動モータとにより、車体の前後方向の重量バラン
スが良好となり安定した走行が可能となる。
【0006】更に前記バッテリは、合成樹脂からなるバ
ッテリケース内に収納し、該バッテリケースと共に着脱
自在に取り付けるようにしている。これにより、外観上
の意匠効果を高めることができると共に、放電を完了し
たバッテリへの充電、新たなバッテリとの交換を容易に
行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、特開平10
-59244号公報に開示された電動自転車は、大嵩の重量物
となるバッテリの合理的な配置を提案した優れたもので
ある。しかしながら、バッテリを内蔵するバッテリケー
スの取付けは、溶接、ねじ止め等の適宜の手段によりメ
インパイプの上部に固定された平板状のバッテリ台を基
台としてなされており、一般的に円形断面のパイプ材が
用いられるメインパイプに前記バッテリ台を強固に固定
することが難しい上、該基台上に積み上げられる態様に
固定されるバッテリケースの重心がメインパイプの上方
に離れて位置することから、該バッテリケースの支持が
安定せず、走行中の振動による「ぐらつき」が発生し易
いという問題があった。
【0008】特開平10-59244号公報に開示された電動自
転車においては、基台となるバッテリ台の下部を、メイ
ンパイプを含めて合成樹脂製の下部ケースにより覆い、
この下部ケースによりバッテリケースを幅方向両側から
支え、外観上の意匠効果を高めると共に、バッテリケー
スの支持を安定化するようにしてあるが、これによる効
果は殆ど期待し得ない。
【0009】また一部の電動自転車においては、フレー
ムパイプを跨ぐように配置可能な断面形状を有するバッ
テリを用いることにより、安定した支持を行わせるよう
にしたものがあるが、この構成においては、特殊な形状
を有する高価なバッテリが必要となり、製品コストの増
大を招くという問題がある。電動自転車においては、市
販の乾電池と同様の寸法規格により大量生産された筒形
のバッテリ複数本を横列に並べて収納したバッテリケー
スが一般的に用いられており、この種のバッテリケース
を用いた場合、前述の如く、安定した支持が難しいとい
う不都合があった。
【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、筒形をなす複数本のバッテリを横列に並べて収
納したバッテリケースをメインフレーム上に安定して支
持することができる支持構造を実現し、走行中の振動に
よるバッテリケースのぐらつきの発生を防止し得る電動
自転車を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動自転車
は、筒形をなす複数本のバッテリを収納したバッテリケ
ースを、サドルを支持する立フレームと前輪を支持する
ヘッドフレームとを連結するメインフレーム上に取付
け、前記バッテリからの給電により駆動される電動モー
タの回転力を後輪に伝えてペダルの踏力による人力走行
を補助する構成とした電動自転車において、前記メイン
フレームは、車幅方向に2本並設してあり、前記バッテ
リケースは、2本のメインフレーム上に載架支持され、
横列に並べた複数本のバッテリを横置きに収納する第1
収納部と、該第1収納部の略中央から前記2本のメイン
フレームの間を通して下方に延設してあり、横列に並べ
た複数本のバッテリを縦置きに収納する第2収納部とを
備えることを特徴とする。
【0012】本発明においては、立フレームとヘッドフ
レームとを車幅方向に並設された2本のメインフレーム
により連結し、これらのメインフレーム上に載架支持さ
れた第1収納部と、両メインフレーム間に挿通されて下
方に延設された第2収納部とを備えてバッテリケースを
構成し、横列に並べた各複数本のバッテリを第2収納部
に縦置きに、第1収納部に横置きに夫々収納して、バッ
テリケースの重心位置をメインフレームに近接させると
共に、両メインフレーム間に挿入された第2収納部によ
りバッテリケースを車幅方向に拘束し、該バッテリケー
スを安定して支持する。
【0013】更に加えて、前記2本のメインフレーム
は、その上下寸法が左右寸法に比して長い断面を有する
ことを特徴とする。
【0014】この発明においては、2本のメインフレー
ムとして、上下方向に長く、左右方向に短い断面、例え
ば、長円形断面のパイプ材を用い、重量物であるバッテ
リケースの荷重を安定して支持すると共に、車幅方向の
拡がりを抑えて、ペダルの踏圧等の各種の操作に支障を
来さないようにする。
【0015】また前記2本のメインフレームの並設間隔
は、前記バッテリの軸方向長さよりも短く設定してあ
り、前記第1収納部に収納されたバッテリは、該収納部
の底板を介して2本のメインフレーム間に横架させてあ
ることを特徴とする。
【0016】この発明においては、第1収納部に横置き
配置されたバッテリの夫々を2本のメインフレーム間に
横架し、これらのバッテリの強度を補助的に利用してバ
ッテリケースを強固に支持する。
【0017】また前記バッテリケースは、前記バッテリ
ケースは、前記第1収納部と第2収納部とを含めて一体
形成され、その上部の略全面にバッテリ装着用の開口を
有する下ケースと、該下ケースの上部に前記開口を閉止
するように取付けてあり、第1収納部に収納された複数
本のバッテリに上側から当接する上ケースとを備えるこ
とを特徴とする。
【0018】この発明においては、第1収納部と第2収
納部とを備える下ケースと、該下ケースの上部の略全面
に設けた開口を閉止する上ケースとによりバッテリケー
スを構成し、前記開口を経て下ケースの第1,第2収納
部内にバッテリを収納した後に上ケースを取付けること
により、初期の組み立て、及びバッテリの交換を容易に
行わせる。また取付けられた下ケースは、第1収納部に
横置き配置されたバッテリに上側から当接し、これらの
バッテリ及び第2収納部に縦置き配置されたバッテリを
抑え付け、夫々の内部にて位置決めする。
【0019】更に前記第1,第2収納部に収納される各
複数のバッテリは、横列に並べた状態で一体化させてあ
ることを特徴とする。
【0020】この発明においては、バッテリケースに収
納される筒形のバッテリを、第1,第2収納部への収納
本数毎に横列に並べた状態で予め一体化させておき、こ
れらを第1,第2収納部に各別に収納することにより1
本毎の収納を不要として、初期の組み立て、及びバッテ
リの交換を容易に行わせる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る電動
自転車の全体構成を示す側面図である。この電動自転車
は、その前後を前輪2と後輪3とにより支持された車体
フレーム1を備えてなる。車体フレーム1は、その上部
に着座用のサドル4を支持し、その下部に人力走行用の
ペダル5,5を備える立パイプ(立フレーム)10と、そ
の下部に前輪2を支持するヘッドパイプ(ヘッドフレー
ム)11との間を、車幅方向に並設された2本のメインパ
イプ(メインパイプフレーム)12,13(片側のみ図示)
により連結して構成されている。
【0022】前輪2は、軸回りでの回転自在にヘッドパ
イプ11に挿通支持された支持フォーク40の下端部に取り
付けてある。ヘッドパイプ11の上部に延設された支持フ
ォーク40の上端部には、これと略直交する態様にハンド
ル41が固定され、該ハンドル41の操作により前輪2を操
向する構成となっている。
【0023】また後輪3は、立パイプ10の後側に突設さ
れ、該立パイプ10と共に三角形に枠組みされたバックフ
ォーク14とチェーンステー15とにより、車幅方向の両側
から支持されている。走行補助用の電動モータMは、バ
ックフォーク14及びチェーンステー15の後端部に、後輪
3と同軸的に取付けられたハブプレート30に取付けてあ
り、該ハブプレート30の内側において、ベルト、ギヤ等
の適宜の伝動手段を介して、後輪3の回転中心となる図
示しないハブ軸に連結されている。
【0024】図に示す側と逆側に突設された後輪3のハ
ブ軸の端部には、図示しないリアギヤが取付けてある。
一方、前記立パイプ10の下端部には、前記リアギヤと対
をなすフロントギヤ50が回転自在に枢支してあり、該フ
ロントギヤ50と前記リアギヤとの間にチェーンCが張架
されている。車幅方向の両側に突出するフロントギヤ50
の回転軸の端部には、前記ペダル5,5が、 180°の位
相差を有する各別のクランク51,51を介して取付けられ
ている。
【0025】以上の構成により前記フロントギヤ50は、
サドル4に着座した使用者によるペダル5,5の踏力に
より回転せしめられ、この回転がチェーンC及びリアギ
ヤを介して後輪3に伝達され、該後輪3が回転して人力
走行がなされる一方、前記電動モータMが人力と略等し
い駆動力にて駆動され、該電動モータMの回転力がハブ
プレート30に内蔵された伝動機構を介して後輪3に伝え
られて、前述の如く行われる人力走行が補助される。
【0026】ペダル5,5の踏力により後輪3に加わる
回転トルクは、前記ハブプレート30に内蔵された図示し
ないトルクセンサにより検出され、前記電動モータM
は、このトルクセンサによる検出トルクと等しい回転ト
ルク、即ち、使用者によるペダル5,5の踏力と略等し
い回転トルクが得られるように駆動制御される。これに
より、通常走行時はもとより、登坂走行時、発進時等、
ペダル5,5に大なる踏力が加わる走行状態において電
動モータMが駆動され、人力による走行が補助されるこ
ととなり軽快な走行が可能となる。
【0027】本発明に係る電動自転車の特徴は、以上の
如く駆動される電動モータMへの給電のためのバッテリ
の支持構造にある。このバッテリは、図1に示す如く、
立パイプ10とヘッドパイプ11との間に架設された左右一
対のメインパイプ12,13上に載置された長寸箱形のバッ
テリケース6の内部に収納されている。
【0028】図2は、バッテリケース6の取付け位置近
傍の拡大断面図であり、図3は、図2の III−III 線に
よる横断面図である。図3に示す如くバッテリケース6
は、車幅方向に適宜の間隔を隔てて並設された2本のメ
インパイプ12,13間に架け渡す態様に載置支持され、こ
の状態で上部の全面に開口を有する下ケース60と、該下
ケース60の開口を塞ぐ態様に装着された上ケース61とを
備え、これら両者間にバッテリBの収納空間を設けるべ
く構成された合成樹脂製の中空容器である。
【0029】バッテリケース6内に収納されるバッテリ
Bは、図2に示す如く、所定の寸法規格により大量生産
された円筒形の電池(一般的には蓄電池)であり、下ケ
ース60の上部には、横列に並べた複数本のバッテリB,
B…が、横置き(軸線を横向きとして)配置されてお
り、上ケース60の下部には、同じく横列に並べた複数本
のバッテリB,B…が、縦置き(軸線を縦向きとして)
配置されている。
【0030】下ケース60は、バッテリB,B…の横置き
配置が可能な幅を有し、一側全面に前記開口が形成され
た第1収納部 60aと、バッテリB,B…の縦置き配置が
可能な幅を有して、第1収納部 60aの底面の略中央部に
一体的に連設された第2収納部 60bとを備え、図3に示
す如きT字形の断面を有している。
【0031】第2収納部 60bの外形幅は、バッテリケー
ス6の取付け部となるメインパイプ12,13の並設間隔に
対応するように設定してあり、下ケース60は、メインパ
イプ12,13間に第2収納部 60bを挿通せしめ、該第2収
納部 60bの両側に張り出す第1収納部 60aの外底面をメ
インパイプ12,13の上面に当接させた状態で支持されて
いる。なお、第1収納部 60aの底面とメインパイプ12,
13の上面との当接部には、ゴム等の弾性材料製のクッシ
ョン板62,62が介装されている。
【0032】このように載架支持される下ケース60の内
部は、第1収納部 60aの開口から見通すことができ、前
記バッテリB,B…は、まず、軸線を縦向きとして第2
収納部 60bに挿入し、該収納部 60bの両側壁により両側
から挾持させた態様に保持させ、次いで、軸線を横向き
として第1収納部 60aに挿入し、該収納部 60aの両側壁
により両側から挾持させた態様に保持させて収納され、
その後、下ケース60の上部に上ケース61を被せ、前記開
口を閉止する態様に一体化させることによりバッテリケ
ース6が構成される。なお、下ケース60と上ケース61と
は、図3に示す如く、後者の端縁の内面に突設された係
合爪63を、前者の周壁内面の対応位置に形成された凹所
64に係合せしめると共に、上ケース61の面内の複数か所
を、該上ケース61の上方からねじ止めすることにより一
体化されている。
【0033】このとき、第1収納部 60aに横置き配置さ
れたバッテリB,B…は、上ケース61の内面と第1収納
部 60aの底面とにより上下から、また上ケース61及び第
1収納部 60aの両側壁により左右から夫々挾持され、ま
た第2収納部 60bに縦置き配置されたバッテリB,B…
は、第1収納部 60aに収納されたバッテリB,B…と第
2収納部 60bの底面とにより上下から、また第2収納部
60aの両側壁により左右から夫々挾持された状態で拘束
され、バッテリケース6内にて位置ずれすることなく確
実に保持される。また、下ケース60内への前記バッテリ
B,B…の配置は、上ケース61の取付け前の段階にて実
施することができ、バッテリケース6の組み立ては、バ
ッテリB,B…が配置された下ケース60に上ケース61を
取り付けることにより容易に実施できる。
【0034】また、下ケース60内部へのバッテリB,B
…の配置は、上ケース61の全面に亘る開口を経て容易に
実施することができる。なお、このように行われるバッ
テリB,B…の配置は、前述の如く円筒形をなすバッテ
リBを一個毎に挿入する手順にて行ってもよいが、図4
に示す如く、第1収納部 60a及び第2収納部 60bに装着
される本数毎に横列に並べた状態で一体化させたバッテ
リB,B…を用いることにより、前記配置に要する手間
を大幅に削減することができる。図4においては、所要
本数のバッテリB,B…を横列に並べ、各バッテリBの
長手方向中間部に樹脂製のベルト7を巻装することによ
り一体化されているが、一体化の方法はこれに限らず、
熱収縮性を有する樹脂によって一体化する等、他の方法
を適宜に採用し得ることは言うまでもない。
【0035】以上の如く組み立てられたバッテリケース
6は、前記メインパイプ12,13の上方から、これらの間
に下ケース60に突設された第2収納部 60bを挿通させつ
つ押し込まれ、図3に示す如く、第1収納部 60aの下面
をメインパイプ12,13上に当接させて、これらの上に載
架支持させた状態で取付けられる。
【0036】このように取付けられたバッテリケース6
の下部を支えるメインパイプ12,13は、図3に示す如
く、左右方向に比して上下方向に長寸とした長円形の断
面をなし、上下方向の力に対して強度を増した形状を有
しており、前述の如く多数本のバッテリB,B…の収納
により重量物となるバッテリケース6を強固に支持する
ことができる。またバッテリケース6とメインパイプ1
2,13との間には、クッション板62,62が介装されてお
り、走行中の振動による両者の衝突を緩衝して、安定し
た支持が行われるようになしてある。
【0037】また、メインパイプ12,13間には、下ケー
ス60の第2収納部 60bが挿通されており、この第2収納
部 60bにもバッテリB,B…が収納されているから、重
量物となるバッテリケース6の重心を、支持部となるメ
インパイプ12,13の上方に大きく離れることなく位置さ
せることができ、走行中の振動によるぐらつきの発生を
抑え、安定した支持が可能となる。
【0038】また、メインパイプ12,13間に挿通された
第2収納部 60bの内部には、バッテリB,B…が縦置き
配置されているから、メインパイプ12,13の間隔を過度
に広くすることなく前述した支持が可能となり、サドル
4上に着座した状態で行われるペダル5,5の踏圧が、
幅広のメインパイプ12,13、及びこれの上部のバッテリ
ケース6の存在により支障を来す虞れもない。
【0039】また、メインパイプ12,13の並設間隔は十
分に狭く、図3に示す如く、前記第1収納部 60a内に横
置き配置されたバッテリBの軸方向長さよりも短い。こ
れにより、第1収納部 60a内のバッテリBは、該収納部
60aの底板を介してメインパイプ12,13間に横架された
状態となり、バッテリケース6の支持荷重の一部を負担
することとなる。即ち、第1収納部 60a内のバッテリ
B,B…は、これらの重量、及び第2収納部 60b内のバ
ッテリB,B…の重量を支える支持部材としての作用を
なすから、バッテリケース6の強度を十分に高くする必
要がなく、該バッテリケース6の薄肉化及び軽量化を達
成することができる。
【0040】図2に示す如くメインパイプ12,13の前部
には、ヘッドパイプ11との交叉部を含めて取付けブラケ
ット8が固設されている。この取付けブラケット8の内
側下部には、棒状をなす給電端子80,80が略垂直に突設
されており、これらは、バッテリケース6が前述の如く
取付けられたとき、これの前部下面の対応位置に形成さ
れた孔を経てバッテリケース6内に侵入し、該バッテリ
ケース6の内部に板バネ等を用いて構成された図示しな
い出力端子に弾接し、導電可能に接続されるようになし
てある。
【0041】また、取付けブラケット8の内部には、そ
の上面から差し込まれるキー9により回動操作可能にロ
ック板81が設けてある。この操作によりロック板81は、
前述の如く取付けられたバッテリケース6の前部外面に
向けて突出し、該当位置に形成された凹所66に係合され
て、該バッテリケース6の前部を上方への取外し不可に
拘束する作用をなす。またバッテリケース6の後部外面
には、適宜の形態をなす凸部67が突設されており、バッ
テリケース6の後部は、前記凸部67をメインパイプ12,
13間に架設された後部ブラケット68に係合させることに
より上方への取外し不可に拘束されている。
【0042】即ち、バッテリケース6の前述した取付け
は、まず、後部外面の凸部67を後部ブラケット68の係合
孔に嵌め込み、この状態にて、下ケース60の第2収納部
60bをメインパイプ12,13間に挿入しつつ前部を徐々に
下降させ、該バッテリケース6の前端部を取付けブラケ
ット8に対向せしめた後、キー9の操作によりロック板
81を突出させ、前記凹所66との係合によりバッテリケー
ス6の前部を拘束せしめて完了する。
【0043】一方、バッテリケース6の取外しは、キー
9の操作によりロック板81を退入させ、バッテリケース
6の前部の拘束を解除した後、該バッテリケース6の前
部を上方に引き上げることにより行われる。この引上げ
は、バッテリケース6の前上部に取付けた把手69を把持
して行われる。この把手69は、上ケース61の前端部近傍
に車幅方向の軸回りに揺動自在に枢支されており、バッ
テリケース6の取付け状態においては、図2に示す如
く、上ケース61の上面に設けた凹所内に収納しておき、
バッテリケース6の引き上げに際しては、前記軸回りの
回動により、図2中に2点鎖線により示す如く上方に起
立させて用いられる。
【0044】取付けブラケット8の内側下部の給電端子
80,80は、図1に示す如く、メインパイプ12(又は13)
及びバックフォーク14に沿って後方に延長された給電コ
ード16により、後輪3に付設されたハブプレート30の内
部に導かれ、図示しない駆動回路を介して走行補助用の
電動モータMに接続されている。これにより前記電動モ
ータMは、バッテリケース6内部の図示しない出力端
子、前記給電端子80,80及び給電コード16を経て行われ
るバッテリケース6内部のバッテリB,B…からの給電
により回転駆動され、この電動モータMの回転力により
前述の如く人力走行が補助されることとなる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る電動自転
車においては、車体フレームの一部をなすメインフレー
ムを2本とし、これらに載架支持されたバッテリケース
を、その内部に筒形のバッテリが横置き配置された第1
収納部と、両メインフレーム間に挿通されて下方に延設
してあり、筒形のバッテリが縦置き配置された第2収納
部とを備えて構成したから、該バッテリケースの重心が
上下方向にメインフレームに近接し、またメインフレー
ム間に挿入された第2収納部によりバッテリケースを車
幅方向に確実に拘束することができ、走行中の振動によ
るぐらつきの発生を抑制し、バッテリケースを安定して
支持することが可能となる。
【0046】また、バッテリケースを支持するメインフ
レームとして、左右方向に比して上下方向に長い断面を
有する部材を用いたから、上下方向の強度が高められ、
重量物となるバッテリケースの荷重を確実に支持するこ
とができると共に、車幅方向の拡がりを抑えてバッテリ
ケースを支持することができ、ペダルの踏圧等、走行の
ための操作に支障を来すことがない。
【0047】また、バッテリケースを支持する2本のメ
インフレームの並設間隔を、バッテリの軸方向長さより
も短く設定したから、第1収納部に収納された複数本の
バッテリが2本のメインフレーム間に横架され、バッテ
リケースの補強材としての作用をなし、バッテリケース
の薄肉化及び軽量化を達成することができる。
【0048】また、第1収納部と第2収納部とを含めて
一体形成された下ケースと、該下ケースの上部の開口を
閉止する上ケースとによりバッテリケースを構成したか
ら、前記開口を経て下ケースの第1,第2収納部内にバ
ッテリを収納した後に上ケースを取付け、第1収納部に
横置き配置されたバッテリに上側から当接させて、これ
らのバッテリ及び第2収納部に縦置き配置されたバッテ
リを抑え付け、確実に位置決めすることができ、初期の
組み立て、及びバッテリの交換を容易に行わせることが
可能となる。
【0049】更に、第1,第2収納部に収納される各複
数のバッテリを横列に並べた状態で予め一体化させたか
ら、第1,第2収納部にバッテリを1本毎に収納する必
要がなく、初期の組み立て、及びバッテリの交換を、確
実に、しかも容易に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動自転車の全体構成を示す側面
図である。
【図2】バッテリケースの取付け位置近傍の拡大断面図
である。
【図3】図2の III−III 線による横断面図である。
【図4】一体化されたバッテリの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車体フレーム 2 前輪 3 後輪 4 サドル 5 ペダル 6 バッテリケース 10 立パイプ 11 ヘッドパイプ 12 メインパイプ 13 メインパイプ 60 下ケース 60a 第1収納部 60b 第2収納部 61 上ケース B バッテリ M 電動モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形をなす複数本のバッテリを収納した
    バッテリケースを、サドルを支持する立フレームと前輪
    を支持するヘッドフレームとを連結するメインフレーム
    上に取付け、前記バッテリからの給電により駆動される
    電動モータの回転力を後輪に伝えてペダルの踏力による
    人力走行を補助する構成とした電動自転車において、 前記メインフレームは、車幅方向に2本並設してあり、
    前記バッテリケースは、2本のメインフレーム上に載架
    支持され、横列に並べた複数本のバッテリを横置きに収
    納する第1収納部と、該第1収納部の略中央から前記2
    本のメインフレームの間を通して下方に延設してあり、
    横列に並べた複数本のバッテリを縦置きに収納する第2
    収納部とを備えることを特徴とする電動自転車。
  2. 【請求項2】 前記2本のメインフレームは、その上下
    寸法が左右寸法に比して長い断面を有する請求項1記載
    の電動自転車。
  3. 【請求項3】 前記2本のメインフレームの並設間隔
    は、前記バッテリの軸方向長さよりも短く設定してあ
    り、前記第1収納部に収納されたバッテリは、該収納部
    の底板を介して2本のメインフレーム間に横架させてあ
    る請求項1又は請求項2記載の電動自転車。
  4. 【請求項4】 前記バッテリケースは、前記第1収納部
    と第2収納部とを含めて一体形成され、その上部の略全
    面にバッテリ装着用の開口を有する下ケースと、該下ケ
    ースの上部に前記開口を閉止するように取付けてあり、
    第1収納部に収納された複数本のバッテリに上側から当
    接する上ケースとを備える請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の電動自転車。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2収納部に収納される各複
    数のバッテリは、横列に並べた状態で一体化させてある
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電動自転車。
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