JP2000070892A - 廃棄物処分場の遮水シート用保護マットの施工方法 - Google Patents
廃棄物処分場の遮水シート用保護マットの施工方法Info
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- JP2000070892A JP2000070892A JP10248685A JP24868598A JP2000070892A JP 2000070892 A JP2000070892 A JP 2000070892A JP 10248685 A JP10248685 A JP 10248685A JP 24868598 A JP24868598 A JP 24868598A JP 2000070892 A JP2000070892 A JP 2000070892A
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Abstract
ことができ、しかもその固定も確実に行い得る遮水シー
ト用保護マットの施工方法を提供する。 【解決手段】 廃棄物処分場の遮水シート4上に敷設す
る保護マット1の施工方法において、該遮水シート4を
固定する固定工コンクリート5上面にて取り替え可能に
該保護マット1を固定する。固定工コンクリート5上面
における保護マット1の固定を、該固定工コンクリート
5に埋め込んだアンカーボルト2を用いて行う。
Description
水が遮水シートの損傷により地盤に漏れ出ないようにす
るために、廃棄物処分場の遮水シート上に敷設する保護
マットの施工方法に関する。
シートを貼り合わせ、水密性を保持することが一般的で
あった。しかしながら、種々の原因によって遮水シート
が損傷を受ける場合があり、遮水シートが損傷を受ける
と水密性が低下するという問題があった。遮水シートの
損傷原因としては、鳥獣類に起因する損傷、管理上の不
具合に起因する損傷、遮水シート工事後のその他の工事
に起因する損傷、地盤沈下等の地盤変化に起因する損
傷、その他、天変地異等の不可抗力による損傷等が考え
られる。
損傷を受ける場合があることから、今日では廃棄物処分
場の遮水シート上に保護マットを敷設することが義務づ
けられ、今後はその使用がますます増えることが予想さ
れる。
用保護マットの不織布1は、図7に示すように、現地盤
や小段において固定工コンクリート6に遮水シート4、
水平排水材9、遮水シート10および不織布11ととも
に巻き込まれることにより固定されていた。
水シート用保護マットとして使用されている不織布1の
耐用年数は3〜5年である。従った、15〜30年で閉
鎖される処分場においては、長期に亘り露出した不織布
1の劣化により保護すべき遮水シート4が熱劣化や紫外
線劣化を引き起こすことになる。このため、遮水シート
用保護マットである不織布1を数回は取り替える必要が
ある。
施工方法においては、取り替えを前提としていないた
め、取り替えが困難であり、たとえ取り替えたとしても
保護マットの不織布1を十分に固定することはできなか
った。また、遮水シートの表面保護工法としてウレタン
吹付け、緑化工法等も開発されているが、これら工法は
保護マットの敷設ほど経済性や施工性には優れてはいな
かった。
マットを容易に取り替えることができ、しかもその固定
も確実に行い得る遮水シート用保護マットの施工方法を
提供することにある。
解決すべく鋭意検討した結果、遮水シート用保護マット
は固定工コンクリートに巻き込まずに、その上面で固定
することにより上記目的を達成し得ることを見出し、本
発明を完成するに至った。
用保護マットの施工方法は、該遮水シートを固定する固
定工コンクリート上面にて取り替え可能に該保護マット
を固定することを特徴とするものである。
面における保護マットの固定を、該固定工コンクリート
に埋め込んだアンカーボルトを用いて行うことが好まし
く、これにより保護マットの固定を確実に行うことがで
きる。
体的に説明する。縦穴の法面に敷設される遮水シート
は、図1に示すように、小段において固定工コンクリー
ト5に巻き込むことにより固定されている。本発明にお
いては、保護マットである、例えば不織布1をこの遮水
シート4上面に敷設して、遮水シート4を種々の損傷原
因から保護する。また、固定工コンクリート5で遮水シ
ート4が固定されている個所においては、図7に示す従
来法のように固定工コンクリート5に不織布1を巻き込
むことなく該固定工コンクリート5の上面に敷設する。
不織布1は、取り替え可能に該固定工コンクリート5に
固定する。かかる固定に際し、固定工コンクリート5に
埋め込んだアンカーボルト2とフラットバー3を用いる
ことが固定の確実性と取り替えの容易性の面で好適であ
る。固定工コンクリート5上面における不織布1の固定
について、図1の固定工コンクリート5の部分を拡大し
て示す図2、およびアンカーボルト2の付近をさらに拡
大して示す図3に基づきより具体的に説明する。
クリート5より上方に亘り敷設された不織布1Aはアン
カーボルト2の少し手前で弛み6を持たせてあり、その
縁部がアンカーボルト2に貫設されている。固定工コン
クリート5より下方に亘り敷設された不織布1Bは、そ
の縁部が不織布1A上にてアンカーボルト2に貫設さ
れ、折り返されている。アンカーボルト2に貫設された
不織布1Aおよび1B上には更にフラットバー3がアン
カーボルト2に貫設され、しかる後ナット7で固定され
ている。折り返された不織布1Bの縁部端は熱融着8に
より固定されている。
遮水シート4の下方に水平排水材9、遮水シート10お
よび不織布11が順次積層され、これらが遮水シート4
とともに固定工コンクリート5に巻き込まれている。
り、フラットバー3の代わりに、図4に示すようにアン
グル12を用いてもよい。あるいはまた、図5に示すよ
うに、固定工コンクリート5の表面と不織布1Aの間、
不織布1Aと不織布1Bの間、および不織布1Bとフラ
ットバー3との間に夫々ゴム弾性体13を設け、不織布
の固定力を高めることもできる。
に、図6に示すように、固定工コンクリート5に埋め込
むアンカーボルトを2列とし、不織布1Aおよび1Bの
縁部を夫々2列のアンカーボルトに貫設し、前記同様に
してフラットバー3等を用いて固定してもよい。
水シートの施工法等は特に限定されるべきものではな
く、いずれも使用目的に応じ適宜選定されるべきもので
ある。
ては、廃棄物処分場の遮水シート用保護マットを固定工
コンクリートに巻き込まずに、その上面で固定すること
で、遮水シート用保護マットを容易に取り替えることが
でき、しかもその固定を固定工コンクリートに埋め込ん
だアンカーボルトを介して行うことでより確実に行うこ
とができる。また、このように、保護マットの取り替え
を容易にしたことにより、保護マットの取り替え時に遮
水シートの点検を行うことができるようになる。
の本発明の一例を示す一部切欠きの断面斜視図である。
模式的断面図である。
的断面図である。
る。
ある。
る、遮水シート用保護マットの施工の本発明の他の一例
を示す模式的断面図である。
模式的断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 廃棄物処分場の遮水シート上に敷設する
保護マットの施工方法において、該遮水シートを固定す
る固定工コンクリート上面にて取り替え可能に該保護マ
ットを固定することを特徴とする廃棄物処分場の遮水シ
ート用保護マットの施工方法。 - 【請求項2】 固定工コンクリート上面における保護マ
ットの固定を、該固定工コンクリートに埋め込んだアン
カーボルトを用いて行う請求項1記載の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10248685A JP2000070892A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 廃棄物処分場の遮水シート用保護マットの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10248685A JP2000070892A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 廃棄物処分場の遮水シート用保護マットの施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000070892A true JP2000070892A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17181821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10248685A Pending JP2000070892A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 廃棄物処分場の遮水シート用保護マットの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000070892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7751790B2 (en) | 2006-09-28 | 2010-07-06 | Broadcom Corporation | Hybrid on-chip-off-chip transformer |
JP2011104544A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Kfc Ltd | 廃棄物処分場の遮水構造及びその施工方法 |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP10248685A patent/JP2000070892A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7751790B2 (en) | 2006-09-28 | 2010-07-06 | Broadcom Corporation | Hybrid on-chip-off-chip transformer |
JP2011104544A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Kfc Ltd | 廃棄物処分場の遮水構造及びその施工方法 |
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