JP2000070645A - 脱臭用フィルター - Google Patents

脱臭用フィルター

Info

Publication number
JP2000070645A
JP2000070645A JP10243114A JP24311498A JP2000070645A JP 2000070645 A JP2000070645 A JP 2000070645A JP 10243114 A JP10243114 A JP 10243114A JP 24311498 A JP24311498 A JP 24311498A JP 2000070645 A JP2000070645 A JP 2000070645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
filter
carbon sheet
sheet
net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10243114A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Hasegawa
永 長谷川
Hiroshi Iwahashi
弘 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP10243114A priority Critical patent/JP2000070645A/ja
Publication of JP2000070645A publication Critical patent/JP2000070645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失が少なく厚みが薄く空気清浄用フイ
ルター等との密着性が良く空気洩れを防止できる脱臭用
フイルターを提供することを目的とする。 【解決手段】 脱臭用の活性炭1を付着できる形状のネ
ット2の片面に接着剤を介して活性炭1を付着し形成し
た活性炭シート3を不織布カバー4で覆い活性炭シート
3の反活性炭付着側5を凹凸の少ない平坦状に形成した
ことにより、圧力損失が少なく厚みが薄く空気清浄用フ
イルター等との密着性が良く空気洩れを防止できる脱臭
用フイルター6が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気清浄用フィルタ
ー等で浄化された空気の脱臭を行う脱臭用フィルターに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱臭用フィルターとして
図9〜図13に示されるものが知られていた。以下、そ
の構成について図9〜図13を参照しながら説明する。
【0003】図9に示すように、内部を格子状に仕切
り、格子状部101内に粒子状の脱臭用の活性炭102
を入れて網103で覆い活性炭102がこぼれないよう
にしているが、活性炭102を多数の格子状部101内
に平均的に設けるのは困難であるとともに、機器への組
み込み時には格子状部101内の下方に活性炭102が
下降して格子状部101内に空間部104が形成され、
空気が活性炭102に接触しないで通過して脱臭効果を
低下するものであった。
【0004】そこで、脱臭を平均的に行うため、図10
および図11に示されるものが開発されていた。
【0005】図に示すように、粒子状の脱臭用の活性炭
201が付着できる形状のネット202に接着剤を塗布
し、ネット202の両面に活性炭201を付着させたの
ち、不織布カバー203で覆い脱臭用フィルター204
を形成していた。
【0006】そして、空気清浄用フィルター205と組
み合わせるときには、脱臭用フィルター204の面が活
性性201により凹凸状になっているため、空気清浄用
フィルター205との密着性が悪くなるので、脱臭用フ
ィルター204の周囲に枠部206を設けて空気洩れを
防止していた。
【0007】また、図12に示すように、空気清浄機や
空気調和機の本体に組み込むときには、本体の吸込口2
07の前面側に設けられるフィルター取付部208内
に、周囲を不織布枠209等で囲むとともに風上側に空
気清浄用フィルター205を設け、空気清浄用フィルタ
ー205の風下側に脱臭用フィルター203を配設し取
り付けていた。
【0008】しかしながら、このようにフィルター取付
部208に取り付けた場合には、脱臭用フィルター20
3の端面が平坦状でないため、脱臭用フィルター203
とフィルター取付部208間に隙間が生じて、空気清浄
用フィルター205および脱臭用フィルター203を通
らないリークAが発生して、浄化されないで吸込口20
7に吸気される風量が生じ浄化効率が低下するものであ
った。
【0009】そこで、図13に示すように、フィルター
取付部208にシール材209を介して脱臭用フィルタ
ー203を受け止めリークBの発生を防止することも考
慮されていた。
【0010】また、特開平9−271616号公報に記
載されたものが知られているが、この脱臭用フィルター
は単一の繊維質シートに活性炭と活性無機吸着剤とが含
まれており、繊維質シートが介在することにより、活性
炭と吸着剤の機能が充分に発揮されるようにしたもので
ある。
【0011】また、異種の臭気を除去するために、各臭
気に適した異種の活性炭をブレンドして用いることによ
り、フイルタ構成を簡単にして、取扱を容易にするもの
がある。
【0012】また、多種の臭気に対して異種の活性炭を
多層に重ねることにより、脱臭機能を向上させるように
するものも開発されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の脱臭
用フィルターでは、ネット202の両面に活性炭201
を付着しているため、通気性が悪く圧力損失が大きいと
いう課題があり、圧力損失を少なくすることが要求され
ている。
【0014】また、空気清浄用フィルター205との密
着面が凹凸状であるため密着性が悪く、空気洩れを生じ
るのを防止するため枠材206を設けなければならない
という課題があり、空気清浄用フィルター205との密
着性を高くして空気洩れを防止することが要求されてい
る。
【0015】また、空気清浄機や空気調和機の本体の吸
込口207に設けられたフィルター取付部208に取り
付けるときには、リークの発生を防止するためにシール
材209等の別部材を設ける必要があり、部品点数の増
加やコスト高となるという課題があり、手間をかけずに
リークの発生を防止することが要求されている。
【0016】また、単一の繊維質シートに活性炭と活性
無機吸着剤を含んだものでは、吸着機能だけを利用して
脱臭しているため、脱臭性能に限界があるという課題が
あり、脱臭性能をさらに向上することが要求されてい
る。
【0017】また、2〜3種類の異なる臭気に対して異
種の活性炭をブレンドしたものでは、活性炭使用量の合
計は同じであっても、対象臭気に対する活性炭の接触効
率は、ブレンドせずに積層する方式に比べて低下するこ
とから、脱臭寿命を含めたトータルの脱臭性能が低下す
るという課題があり、脱臭性能を低下させることなく、
数種類の臭気を効率的に処理できることが要求されてい
る。
【0018】また、多種類の臭気に対しては、繊維質シ
ートに多種類の活性炭を固定して、積層することにより
脱臭機能を向上できるが、空気抵抗が上昇して風量が低
下し、本来の機能が充分に発揮できないという課題があ
り、多種の臭気を除去するとともに、風量が低減しない
ように空気抵抗の少なくした脱臭フイルタが要求されて
いる。
【0019】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、圧力損失が少なく、厚みが薄く空気清浄
機等の密着性が良く、機器に組み込んだときのリークの
発生を防止することができ、また、化学的に処理した異
種の活性炭を安定して設置することができ、また、異種
の活性炭を多層化でき、また多層化する活性炭の空気抵
抗を低減できる脱臭用フィルターを提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の脱臭用フィルタ
ーは上記目的を達成するために、粒子状の脱臭用活性炭
と、この脱臭用活性炭を付着できる形状のネットと、こ
のネットの片面に接着剤を介して前記脱臭用活性炭を付
着し形成した活性炭シートと、この活性炭シートを覆う
不織布カバーを備え、前記活性炭シートの反活性炭付着
側を凹凸の少ない平坦状に形成したものである。
【0021】本発明によれば、圧力損失が少なく、厚み
が薄く空気清浄用フィルター等との密着性が良い脱臭用
フィルターが得られる。
【0022】また他の手段は、ネットの表裏面に酸性活
性炭およびアルカリ性活性炭をそれぞれ付着した活性炭
シートと、この活性炭シートを覆う不織布カバーとを備
え、前記活性炭シートで異種の臭気を脱臭する構成とし
たものである。
【0023】そして本発明によれば、化学的に処理した
異種の活性炭を安定して設置できる脱臭用フィルターが
得られる。
【0024】また他の手段は、ネットの片面に活性炭を
付着した活性炭シートまたはネットの表裏面に酸性活性
炭およびアルカリ性活性炭を付着した活性炭シートのい
ずれか一方、または両方の活性炭シートを多層化し不織
布カバーで覆う構成としたものである。
【0025】そして本発明によれば、異種の活性炭を多
層化できる脱臭用フィルターが得られる。
【0026】また他の手段は、多層化される活性炭シー
トの風上側の活性炭シートのネットのメッシュを、風下
側の活性炭シートのネットのメッシュより粗く形成した
ものである。
【0027】そして本発明によれば、多層化する活性炭
の空気抵抗を低減できる脱臭フィルターが得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明は、粒子状の脱臭用活性炭
と、この脱臭用活性炭を付着できる形状のネットと、こ
のネットの片面に接着剤を介して前記脱臭用活性炭を付
着し形成した活性炭シートと、この活性炭シートを覆う
不織布カバーとを備え、前記活性炭シートの反活性炭付
着側を凹凸の少ない平坦状に形成し脱臭用フィルターと
したものであり、空気清浄用フィルターと組み合わせる
とき凹凸の少ない平坦状側を空気清浄用フィルター側に
当接させることにより、密着性が良くなり、枠部を設け
なくても空気洩れのないように機器に直接組み込むこと
ができるとともに薄形で圧力損失を少なくすることがで
きるという作用を有する。
【0029】また、ネットの表裏面に酸性活性炭および
アルカリ性活性炭をそれぞれ付着した活性炭シートと、
この活性炭シートを覆う不織布カバーとを備え、前記活
性炭シートで異種の臭気を脱臭する構成としたものであ
り、空気中に含まれるアンモニアガスなどのアルカリ性
臭気成分は、酸性成分の活性炭に吸着および中和される
とともに、空気中に含まれる酢酸などの酸性臭気成分
は、アルカリ性成分の活性炭に吸着および中和され、化
学的に異なる種類の臭気成分をともに除去できるという
作用を有する。
【0030】また、ネットの片面に活性炭を付着した活
性炭シートまたはネットの表裏面に酸性活性炭およびア
ルカリ性活性炭を付着した活性炭シートのいずれか一方
または両方の活性炭シートを多層化し不織布カバーで覆
い構成したものであり、種々の臭気を広範囲に長寿命で
脱臭することができるという作用を有する。
【0031】また、多層化される活性炭シートの風上側
の活性炭シートのネットのメッシュを、風下側の活性炭
シートのネットのメッシュより粗く形成したものであ
り、多種類の臭気を1つの脱臭フィルタで処理でき、風
上側の活性炭シートには活性炭の付着量が少なくなり、
多層化したときの全体の圧力損失が緩和されるという作
用を有する。
【0032】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0033】
【実施例】(実施例1)図1および図2に示すように、
粒子状の脱臭用の活性炭1を付着できる形状のネット2
の片面に接着剤を塗布し、活性炭1を付着して活性炭シ
ート3を形成し、活性炭シート3を不織布カバー4で覆
い、活性炭シート3の反活性炭付着側5を凹凸の少ない
平坦状に形成し脱臭用フィルター6を構成する。
【0034】上記構成において、空気清浄用フィルター
7に脱臭用フィルター6を組合わせるときには、活性炭
1の付着されない反活性炭付着側5の凹凸の少ない面を
空気清浄用フィルター7に対向させて組み合わせる。
【0035】また、図3に示すように、空気清浄機や空
気調和機の本体に組み込むときには、本体の吸込口8の
上流側に設けられるフィルター取付部9内に周囲を不織
布枠10等で囲み、風上側に空気清浄フィルター7を設
け、空気清浄フィルター7の風下側に脱臭用フィルター
6の反活性炭付着側5の平坦状部側が風下側となるよう
に配設し、フィルター取付部9の奥部に密接して取り付
ける。
【0036】本発明の実施例1の脱臭用フィルターによ
れば、ネット2の片面に活性炭1を設けることにより脱
臭用フィルター6を薄形に形成できるとともに、従来の
活性炭をネットの両面に設け活性炭が重合して通気性が
悪くなり圧力損失が高くなっていた状態に比較して、圧
力損失を少なくすることができ、空気清浄機や空気調和
機に組み込んだ場合に通風量の低下を緩和し、機能を維
持して正常な運転を行うことができる。
【0037】また、脱臭用フィルターの片面が凹凸の少
ない平坦面で形成されることにより、空気清浄フィルタ
ー7と組み合わせるとき密着性が良くなり、従来のよう
に枠部を設けなくても空気洩れが生じるのが防止され、
空気清浄機や空気調和機の機器に直接組み込むことがで
きる。
【0038】また、機器の吸込口8に設けたフィルター
取付部9に取り付けたときには、脱臭用フィルター6の
密着性が良いことにより、リークの発生が防止されシー
ル材等の別部材を削減することができる。
【0039】(実施例2)図4に示すように、ネット2
の片面にアンモニアを除去するために塩化第二銅または
硫酸銅を含浸させた酸性成分の活性炭11を接着剤を介
して付着し、他方の片面に酢酸を除去するために水酸化
ナトリウムまたはチオ硫酸ナトリウムを含浸させたアル
カリ性成分の活性炭12を接着剤を介して付着して活性
炭シート13を形成し、不織布カバー14で覆い脱臭用
フィルター15を形成する。
【0040】上記構成において、空気清浄用フィルター
(図示せず)と組み合わせ使用するときには、空気清浄
用フィルターにより浄化された空気中に含有されている
アンモニアガスが活性炭シート13の片面に設けた活性
炭11により吸着および中和され、空気中に含有されて
いる酢酸ガスは活性炭シート13の他方の片面に設けた
活性炭12により吸着および中和されることとなる。
【0041】また、活性炭にジメチルアミンまたはトリ
メチルアミンなどアミン類を含浸させ、ネット2の片面
にタバコ臭を吸着除去するためにチオ硫酸ナトリウムを
含浸させた酸性の活性炭16を接着剤を介して付着し、
他方の片面にホルムアルデヒドまたはNo2を吸着除去
するためにジメチルアミンまたは、トリメチルアミンな
どアミン類を含浸させたアルカリ性の活性炭17を接着
剤を介して付着して活性炭シート18を形成し、不織布
カバー19で覆い脱臭用フィルター20を形成する。
【0042】上記構成において、空気清浄用フィルター
と組み合わせ使用するときには、空気清浄用フィルター
により浄化された空気中に含有されているタバコ臭気が
活性炭シート18の片面に設けた酸性の活性炭16によ
り吸着および中和され、空気中に含有されているホルム
アルデヒドまたはNo2がアルカリ性の活性炭17によ
り吸着および中和されることとなる。
【0043】本発明の実施例2の脱臭用フィルター15
および20によれば、ネット2の片面毎に酸性とアルカ
リ性の活性炭11と12、または16と17を組み合わ
せて付着させているので、脱臭用フィルター15の場合
では空気中に含有しているアンモニアおよび酢酸を除去
することができ、また、脱臭用フィルター20の場合で
はタバコ臭気およびホルムアルデヒドまたはNo2を除
去することができ、臭気の異なる異種のガスを除去する
範囲を拡げることができる。
【0044】(実施例3)図5に示すように、ネット2
の片面に活性炭1を付着した活性炭シート3Aを組み合
わせ多層化し、不織布カバー21で覆い脱臭用フィルタ
ー22を形成する。
【0045】上記構成において、空気清浄用フィルター
(図示せず)に組み合わせて浄化された空気中の臭気が
脱臭されるときには、活性炭シート3Aが組み合わされ
多層化されていることにより活性炭シート3Aを単独で
用いた場合に比較して脱臭性能が向上するとともに、活
性炭シート3Aにより形成した脱臭フィルターを組み合
わせて使用する場合に比較して不織布カバー21の使用
量を少なくすることができる。
【0046】また、図6に示すように、活性炭11と活
性炭12を付着した活性炭シート13Aを組み合わせて
多層化したり、活性炭シート13Aと活性炭16および
活性炭17を付着した活性炭シート18Aとを組み合わ
せ多層化し、不織布カバー23で覆い脱臭用フィルター
24を形成する。
【0047】上記構成において、空気清浄用フィルター
と組み合わせて使用した場合には機能の異なる活性炭を
組み合わせ多層化することにより、種々の臭気の脱臭性
能を向上することができる。
【0048】また、図7に示すように、活性炭シート1
3Bまたは活性炭シート18Bと活性炭シート3Bを組
み合わせ多層化し、不織布カバー25で脱臭用フィルタ
ー26を形成する。
【0049】上記構成において、空気清浄用フィルター
と組み合わせて使用する場合には活性炭シート3Bまた
は活性炭シート18Bの機能に活性炭シート3Bの機能
が加わり、脱臭機能が高められながら脱臭性能が向上す
ることとなる。
【0050】本発明の実施例3の脱臭用フィルターによ
れば、機能の異なる活性炭シート3B、13B、18B
を組み合わせ多層化しているので、脱臭機能および脱臭
寿命の長寿命化が実現できるとともに、不織布カバー2
1、23、25の使用量を少なくすることができる。
【0051】(実施例4)図8に示すように、メッシュ
の粗いネット27に脱臭用の活性炭28の付着した活性
炭シート29と、通常のメッシュで形成されたネット3
0に脱臭用の活性炭31を付着した活性炭シート32を
形成し、風上側に活性炭シート29が配設されるように
組み合わせ不織布カバー33で覆い脱臭用フィルター3
4を形成する。
【0052】上記構成において、空気清浄用フィルター
(図示せず)に組み合わせるときに風上側に配設される
活性炭シート29側を空気清浄用フィルターに対向さ
せ、空気清浄用フィルターにより浄化された空気が脱臭
用フィルター34の活性炭シート29を通り脱臭され
る。このとき、活性炭シート29を形成しているネット
27が粗く形成されているため、活性炭28の付着量も
少なく容易に空気が通過し圧力損失の少ない状態で、風
下側に設けた活性炭シート32に流入され、活性炭シー
ト32により脱臭されることとなる。
【0053】本発明の実施例4の脱臭用フィルター34
によれば、風上側に配設される活性炭シート29のネッ
ト27のメッシュを粗く形成しているので、活性炭28
の付着量が少なくなって、圧力損失が少なくなり、多層
化したときの全体の圧力損失が緩和されるとともに、風
下側に設けられる活性炭シート32の活性炭機能も充分
発揮することができ、脱臭効率を向上することができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば粒子状の脱臭用活性炭を付着できる形状のネ
ットと、このネットの片面に接着剤を介して前記脱臭用
活性炭を付着し形成した活性炭シートと、この活性炭シ
ートを覆う不織布カバーとを備え、前記活性炭シートの
反活性炭付着側を凹凸の少ない平坦状に形成したので、
脱臭用フィルターを薄形にでき、圧力損失を少なくする
ことができ、空気清浄用フィルターと組み合わせたとき
の空気洩れが防止できる脱臭用フィルターを提供でき
る。
【0055】また、ネットの表と裏に酸性活性炭および
アルカリ性活性炭をそれぞれ付着した活性炭シートと、
この活性炭シートを覆う不織布カバーとを備え、前記活
性炭シートで異種の臭気を脱臭する構成としたので、臭
気の異なる異種のガスを除去する範囲を拡げることがで
きる。
【0056】また、ネットの片面に活性炭を付着した活
性炭シート、またはネットの表の裏に酸性活性炭および
アルカリ性活性炭を付着した活性炭シートのいずれか一
方、または両方の活性炭シートを多層化し不織布カバー
で覆い構成したので、脱臭機能および脱臭寿命の長寿命
化を実現できるとともに、不織布カバーの使用量を少な
くすることができる。
【0057】また、多層化される活性炭シートの風上側
の活性炭シートのネットのメッシュを風下側の活性炭シ
ートのネットのメッシュより粗く形成したので、風上側
に設けられる活性炭シートの圧力損失が少なくなり、脱
臭用フィルター全体の圧力損失を少なくすることができ
るとともに、風下側に設けられる活性炭シートにおける
活性炭機能も充分発揮することができ脱臭効率を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の脱臭用フィルターの構成を
示す断面図
【図2】同脱臭用フィルターを空気清浄用フィルターと
組み合わせた状態を示す部分拡大図
【図3】同脱臭用フィルターを空気清浄用フィルターと
を機器に取り付けた状態を示す部分断面図
【図4】本発明の実施例2の脱臭用フィルターの構成を
示す断面図
【図5】本発明の実施例3の脱臭用フィルターの構成を
示す断面図
【図6】同脱臭用フィルターの同一種類または酸および
アルカリの活性炭シートを組み合わせた構成を示す断面
【図7】同脱臭用フィルターの酸およびアルカリの活性
炭シートを組み合わせた他の構成を示す断面図
【図8】本発明の実施例4の脱臭用フィルターの構成を
示す断面図
【図9】従来の脱臭用フィルターの構成を示す部分拡大
正面図
【図10】同脱臭用フィルターの他の構成を示す断面図
【図11】同脱臭用フィルターを空気清浄用フィルター
と組み合わせた状態を示す部分拡大図
【図12】同脱臭用フィルターを空気清浄用フィルター
と機器に取り付けた状態を示す部分断面図
【図13】同脱臭用フィルターを空気清浄用フィルター
と機器に取り付けた状態の他の例を示す部分断面図
【符号の説明】
1 活性炭 2 ネット 3 活性炭シート 3A 活性炭シート 3B 活性炭シート 4 不織布カバー 5 反活性炭付着側 6 脱臭用フィルター 11 活性炭(酸性活性炭) 12 活性炭(アルカリ性活性炭) 13 活性炭シート 13A 活性炭シート 13B 活性炭シート 14 不織布カバー 16 活性炭(酸性活性炭) 17 活性炭(アルカリ性活性炭) 18 活性炭シート 18A 活性炭シート 18B 活性炭シート 19 不織布カバー 21 不織布カバー 23 不織布カバー 25 不織布カバー 27 ネット 29 活性炭シート 32 活性炭シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA05 BB02 CC01 CC02 CC07 CC12 HH09 JJ05 JJ06 KK08 LL03 MM02 MM18 NN05 QQ03 4D012 BA03 CA09 CB03 CG02 CG06 CK07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子状の脱臭用活性炭と、この脱臭用活
    性炭を付着できる形状のネットと、このネットの片面に
    接着剤を介して前記脱臭用活性炭を付着し形成した活性
    炭シートと、この活性炭シートを覆う不織布カバーとを
    備え、前記活性炭シートの反活性炭付着側を凹凸の少な
    い平坦状に形成した脱臭用フィルター。
  2. 【請求項2】 ネットの表裏面に酸性活性炭およびアル
    カリ性活性炭をそれぞれ付着した活性炭シートと、この
    活性炭シートを覆う不織布カバーとを備え、前記活性炭
    シートで異種の臭気を脱臭する構成とした脱臭用フィル
    ター。
  3. 【請求項3】 ネットの片面に活性炭を付着した活性炭
    シートまたはネットの表裏面に酸性活性炭およびアルカ
    リ性活性炭を付着した活性炭シートのいずれか一方、ま
    たは両方の活性炭シートを多層化し不織布カバーで覆い
    構成した脱臭用フィルター。
  4. 【請求項4】 多層化される活性炭シートの風上側の活
    性炭シートのネットのメッシュを、風下側の活性炭シー
    トのネットのメッシュより粗く形成した請求項3記載の
    脱臭用フィルター。
JP10243114A 1998-08-28 1998-08-28 脱臭用フィルター Pending JP2000070645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10243114A JP2000070645A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 脱臭用フィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10243114A JP2000070645A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 脱臭用フィルター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000070645A true JP2000070645A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17099014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10243114A Pending JP2000070645A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 脱臭用フィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000070645A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085536A (ja) * 2000-09-20 2002-03-26 Fujitsu General Ltd 脱臭フィルタ
JP2003522012A (ja) * 1999-10-25 2003-07-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 空気または他の気体から汚染物質を濾過するための濾過材および濾過方法
JP2006043106A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭フィルター
JP2016171875A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 三菱製紙株式会社 脱臭剤封入濾材
WO2020022807A1 (ko) * 2018-07-26 2020-01-30 (주)쓰리에이씨 다공성 필터
KR102087779B1 (ko) * 2019-08-19 2020-03-11 남양부직포 주식회사 다층구조를 가지는 활성탄 필터의 제조장치
KR20210001876U (ko) * 2020-02-11 2021-08-19 (주)쓰리에이씨 공기정화 필터 및 공기정화 필터의 적층체
US12048891B2 (en) 2018-03-30 2024-07-30 Toray Industries, Inc. Multilayer filter material

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522012A (ja) * 1999-10-25 2003-07-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 空気または他の気体から汚染物質を濾過するための濾過材および濾過方法
JP2002085536A (ja) * 2000-09-20 2002-03-26 Fujitsu General Ltd 脱臭フィルタ
JP2006043106A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 脱臭フィルター
JP2016171875A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 三菱製紙株式会社 脱臭剤封入濾材
US12048891B2 (en) 2018-03-30 2024-07-30 Toray Industries, Inc. Multilayer filter material
WO2020022807A1 (ko) * 2018-07-26 2020-01-30 (주)쓰리에이씨 다공성 필터
KR102087779B1 (ko) * 2019-08-19 2020-03-11 남양부직포 주식회사 다층구조를 가지는 활성탄 필터의 제조장치
KR20210001876U (ko) * 2020-02-11 2021-08-19 (주)쓰리에이씨 공기정화 필터 및 공기정화 필터의 적층체
KR200497260Y1 (ko) * 2020-02-11 2023-09-14 (주)쓰리에이씨 공기정화 필터 및 공기정화 필터의 적층체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1402933A1 (en) Filter member
JP2002208270A (ja) フィルタ構造、製造方法と使用方法
JP2000070645A (ja) 脱臭用フィルター
JP2002177717A (ja) 除塵脱臭フィルター
JP5201917B2 (ja) 空気清浄機
JP4019120B2 (ja) 空気清浄用フィルターユニット
KR100743396B1 (ko) 공기 정화용 필터 구조체
JP2002058729A (ja) 脱臭フィルター
JPWO2004011136A1 (ja) フィルター用素子、フィルター及びその使用方法並びに浄化方法
JP4007701B2 (ja) ガス吸着フィルター
JP3817057B2 (ja) 脱臭濾材ユニット
JPS63137725A (ja) 空気浄化用フィルタ−
JP2003214264A (ja) 蒸発燃料吸着装置
JP2008138580A (ja) キャニスターフィルタ用不織布
JPH09276629A (ja) 多機能積層フィルタ
JP2001123897A (ja) エアクリーナ
JPH11114333A (ja) 空気清浄用フィルター及びそれを用いた空気清浄機
JP2006226123A (ja) 燃料蒸気吸着装置
JPH04108511A (ja) 空気浄化用フィルタ
JPH07227513A (ja) エアフィルター
JPH08266849A (ja) 吸着構造体
CN217909563U (zh) 一种烟雾处理器的滤芯结构
CN218993604U (zh) 一种高效净化通风滤网
JP2008144610A (ja) 内燃機関のエアクリーナ
JP2010149564A (ja) 車両空調装置用フィルター

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050801

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090414