JP2000068476A - 半導体記憶装置およびその設計方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその設計方法

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JP2000068476A
JP2000068476A JP10237477A JP23747798A JP2000068476A JP 2000068476 A JP2000068476 A JP 2000068476A JP 10237477 A JP10237477 A JP 10237477A JP 23747798 A JP23747798 A JP 23747798A JP 2000068476 A JP2000068476 A JP 2000068476A
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power supply
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Hidekazu Egawa
英和 江川
Shuichi Sato
修一 佐藤
Kiyoshi Nakai
潔 中井
Yukie Suzuki
幸英 鈴木
Haruko Tadokoro
晴子 田所
Isamu Fujii
勇 藤井
Terunori Yokoi
照典 横井
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的にレベル安定化用容量を配置し、かつ
このレベル安定化用容量を配置するためのレイアウト工
数を不要にすることができる半導体記憶装置およびその
設計方法を提供する。 【解決手段】 4バンク構成による64MbSDRAM
であって、メモリアレイバンクや、デコーダなどの直接
周辺回路が配置されるメモリマット1の部分と、バッフ
ァなどが配置される間接周辺回路2の部分とからなり、
間接周辺回路2の部分は、主に論理ゲートセル3が配置
されるセル領域5と、セル同士を接続するためのメタル
配線が配置される配線領域6とに大別され、このセル領
域5の空き領域7に、データ線用電源、周辺回路用電源
などの電源線に接続するレベル安定化用容量を配置する
ために、論理ゲートセル3と同じセル高さの容量セル4
を作成し、この容量セル4を空き領域7に自動配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置の
設計技術に関し、特にシンクロナスDRAM(SDRA
M)などのレイアウト設計手法に適用して有効な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、本発明者が検討した技術とし
て、SDRAMにおいては、チップ外部から外部電源が
供給され、この外部電源を電源発生回路を介して、メモ
リアレイなどに供給するデータ線用電源、各種バッファ
などに供給する周辺回路用電源などが発生される。これ
らのデータ線用電源、周辺回路用電源は、電源発生回路
から発生しているものであるため、突然、大電流が流れ
るとレベル降下が発生する場合がある。そこで、レベル
安定化を行うために、安定化用容量を電源線に接続して
レベルを安定化させる技術などが考えられる。
【0003】なお、このようなSDRAMなどの半導体
記憶装置に関する技術としては、たとえば1994年1
1月5日、株式会社培風館発行の「アドバンスト エレ
クトロニクスI−9 超LSIメモリ」に記載される技
術などが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なSDRAMにおいて、データ線用電源、周辺回路用電
源のレベル安定化用容量は、それぞれの電位を発生させ
るために使用するものではないので、電源発生回路の
中、または近くに配置する必要はなく、各電源線の任意
の位置に配置することができる。しかし、従来、これら
のレベル安定化用容量は、予めセルに組み込むか、また
はセル自動配置配線後に空き領域を人手で探して、人手
で配置配線を行っている。従って、後者の手法で行う
と、セル自動配置配線後にしか容量を配置配線できない
ので、レイアウト工数が増大することが考えられる。
【0005】そこで、本発明の目的は、レベル安定化用
容量のセルを工夫して、効率的にレベル安定化用容量を
配置し、かつこのレベル安定化用容量を配置するための
レイアウト工数を不要にすることができる半導体記憶装
置およびその設計方法を提供するものである。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0008】すなわち、本発明による半導体記憶装置
は、論理ゲートセルが配置されるセル領域と、セル同士
を接続する配線が配置される配線領域とを含む半導体記
憶装置に適用されるものであり、論理ゲートセルと同じ
セル高さに作成され、電源線にレベル安定化用として接
続される容量セルを有するものである。
【0009】この構成において、容量セルは、論理ゲー
トセルに比べて小面積で作成され、またこの容量セル内
で電源に結線されて構成され、特にDRAMに適用し、
このDRAMの間接周辺回路をレイアウトする際に、こ
の間接周辺回路のセル領域に容量セルを配置するように
したものである。
【0010】また、本発明による半導体記憶装置の設計
方法は、電源線にレベル安定化用として接続する容量セ
ルを論理ゲートセルと同じセル高さに作成し、この容量
セルをセル領域の空き領域に自動配置し、この容量セル
と論理ゲートセルを含む他のセルとを自動配線するもの
である。
【0011】よって、前記半導体記憶装置およびその設
計方法によれば、レベル安定化用容量を配置するための
レイアウト工数が不要となるので、レイアウト工数を短
縮することができる。また、空き領域を有効に使うこと
ができるので、チップサイズの低減を図ることができ
る。
【0012】この結果、空き領域に効率的に安定化用容
量を入れ、大きな容量を入れることができる。従って、
データ線用電源、周辺回路用電源などの電圧レベルがよ
り安定化して、特性を安定させることができる。
【0013】特に、SDRAM、DRAM、ラムバスD
RAMなどに効果的であり、さらに内部電源を降圧およ
び昇圧している半導体記憶装置に有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態である半導体
記憶装置を示す概略構成図、図2は本実施の形態の半導
体記憶装置において、電源系統の要部を示すブロック
図、図3(a),(b) は半導体記憶装置と間接周辺回路部分
を示す概略レイアウト図、図4はセル間配線を示す概略
レイアウト図、図5(a),(b) は空き領域を示す説明図、
図6は容量セルを示すレイアウト図、図7は容量セルを
示す等価回路図、図8は論理ゲートセルを示す概略レイ
アウト図、図9は論理ゲートセルを示す等価回路図、図
10は半導体記憶装置のレイアウト設計を示すフロー図
である。
【0016】まず、図1により、本実施の形態の半導体
記憶装置の構成を説明する。
【0017】本実施の形態の半導体記憶装置は、たとえ
ば4バンク構成による64MbSDRAMとされ、4個
のメモリアレイバンクMAB0〜MAB3と、各メモリ
アレイバンクMAB0〜MAB3に対応するローデコー
ダRD、カラムデコーダCDおよびセンスアンプ&入出
力バスSA&IOBと、共通のローアドレスバッファR
AB、カラムアドレスバッファCAB、カラムアドレス
カウンタCAC、リフレッシュカウンタRC、入力バッ
ファIB、出力バッファOB、制御論理&タイミング発
生器CL&TGおよび電源発生回路VGなどから構成さ
れ、公知の半導体製造技術によって1個の半導体基板上
に形成されている。
【0018】このSDRAMには、制御信号として、ク
ロック信号CLK、クロックイネーブル信号CKE、チ
ップセレクト信号/CS、ローアドレスストローブ信号
/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ラ
イトイネーブル信号/WE、データマスク信号DQM
U,DQMLなどが外部から入力され、これらの制御信
号に基づいて制御論理&タイミング発生器CL&TGに
よりコマンド、内部制御信号が生成され、このコマン
ド、内部制御信号により読み出し動作、書き込み動作な
どの内部回路の動作が制御されるようになっている。
【0019】このSDRAMの読み出し動作、書き込み
動作においては、外部から入力されるアドレス信号A0
〜A13に基づいて、このローアドレス信号A0〜A1
3、カラムアドレス信号A0〜A7がそれぞれ、ローア
ドレスバッファRAB、カラムアドレスバッファCAB
に入力され、ローデコーダRD、カラムデコーダCDを
介してメモリアレイバンクMAB0〜MAB3内の任意
のメモリセルが選択される。そして、読み出し時には、
メモリセルのデータがセンスアンプ&入出力バスSA&
IOBを介して、出力バッファOBから読み出しの入出
力データDQ0〜DQ15として出力され、また書き込
み時には書き込みの入出力データDQ0〜DQ15が入
力バッファIBから入力される。
【0020】次に、図2により、SDRAMの電源系統
の要部を説明する。ここでは、特に電源発生回路VGに
おいて、外部電源VDDからデータ線用電源VDL、周
辺回路用電源VPERIを発生する電源系統を示すが、
他に昇圧電源、降圧電源、基板電源なども電源発生回路
VGの内部で外部電源VDDを用いて発生することがで
きる。
【0021】たとえば、3.3Vの外部電源VDDが電源
発生回路VGに入力され、この外部電源VDDは電源発
生回路VGのVDL発生回路により、たとえば2.2Vの
データ線用電源VDL、VPERI発生回路により、た
とえば2.5Vの周辺回路用電源VPERIがそれぞれ発
生される。これらのデータ線用電源VDL、周辺回路用
電源VPERIの電源線には、外部からの影響により大
電流が流れることによるレベル降下を防止し、レベルの
安定化を図るためにレベル安定化用容量Cを接続してい
る。他に、昇圧電源、降圧電源、基板電源などの電源線
にも同様にレベル安定化用容量Cを接続することができ
る。
【0022】外部電源VDDは、電源発生回路VGの
他、入力バッファIB、ローアドレスバッファRABお
よびカラムアドレスバッファCABなどの初段、出力バ
ッファOBなどの最終段に供給される。データ線用電源
VDLは、メモリアレイバンクMAB0〜MAB3、セ
ンスアンプ&入出力バスSA&IOBなどに供給され
る。周辺回路用電源VPERIは、初段以外の入力バッ
ファIB、ローアドレスバッファRABおよびカラムア
ドレスバッファCAB、最終段以外の出力バッファOB
や、カラムアドレスカウンタCAC、カラムアドレスバ
ッファCAB、ローアドレスバッファRAB、リフレッ
シュカウンタRC、カラムデコーダCD、ローデコーダ
RD、制御論理&タイミング発生器CL&TGなどに供
給される。
【0023】次に、図3〜図10により、レベル安定化
用容量Cを含む、SDRAMの間接周辺回路部分のレイ
アウト方法について説明する。図3(a) はSDRAM、
図3(b) は間接周辺回路部分、図4はセル間配線、図6
は容量セル、図8は論理ゲートセルのそれぞれ一例の概
略レイアウトを示す。
【0024】SDRAMは、図3(a) に示すように、メ
モリアレイバンクMAB0〜MAB3や、ローデコーダ
RD、カラムデコーダCDおよびセンスアンプ&入出力
バスSA&IOBなどの直接周辺回路が配置されるメモ
リマット1の部分と、ローアドレスバッファRAB、カ
ラムアドレスバッファCAB、カラムアドレスカウンタ
CAC、リフレッシュカウンタRC、入力バッファI
B、出力バッファOB、制御論理&タイミング発生器C
L&TGおよび電源発生回路VGなどが配置される間接
周辺回路2の部分とからなり、メモリアレイ用セル、直
接周辺回路用セル、間接周辺回路用セルなどの各種セル
の自動配置配線によりレイアウト設計される。
【0025】SDRAMの間接周辺回路2の部分は、図
3(b) に拡大して示すように、主に論理ゲートセル3、
容量セル4が配置されるセル領域5と、セル同士を接続
するために、メタル配線のみしかない配線領域6とに大
別される。このセル領域5と配線領域6との接続は、図
4のように、メタル第1層配線M1によるセル内用配
線、メタル第2層配線M2およびメタル第3層配線M3
によるセル間用配線により結線される。ただし、メタル
第2層配線M2の一部はセル内用配線として用いること
もある。
【0026】このSDRAMでは、通常、ゲートアレイ
と異なって、必要な回路しかチップ内に配置せず、また
自動配置配線を適用した場合、各機能ブロックに必要な
面積、すなわち図5(a) に示すようにその機能ブロック
に入る論理ゲートセル3の面積総合計しか与えない場
合、配線チャネルが余計に使われてしまう場合があるの
で、図5(b) のように必要な面積より若干大きめに与え
る場合が多い。この図5(b) のようなレイアウトにおい
ては、たとえばメタル第2層配線M2が不要になるとい
う効果もある。さらに、論理ゲートセル3が完全に完成
しない状態で、レイアウトの配置を決定する場合も多
く、その場合も予想よりも若干大きめに面積を与える場
合が多い。従って、自動配置配線を行った後に、図5
(b) のような空き領域7が発生してしまう。
【0027】そこで、本実施の形態においては、セル領
域5の空き領域7を有効に活用し、この空き領域7に電
源発生回路VGの近くに配置する必要のない、前述した
データ線用電源VDL、周辺回路用電源VPERIなど
の電源線に接続するレベル安定化用容量Cを配置するた
めに、論理ゲートセル3と同じセル高さで、必要に応じ
て論理ゲートセル3に比べて小面積の容量セル4を作成
し、この容量セル4を空き領域7に自動配置するレイア
ウト設計手法を採用する。
【0028】容量セル4は、たとえば図6に示すような
レイアウトで構成し、このセル高さCHを論理ゲートセ
ル3と同じ高さに作成し、またセル幅CWを特に規制す
るものではないがセル高さCHと同じ幅に作成する。た
とえば一例として、セル高さCH=セル幅CW=36μ
mに作成される。この容量セル4においては、ゲート層
FGとMOS領域Lとの間の絶縁層の大きさ(W/L)
により容量値が決定され、この容量セル4内で周辺回路
用電源VPERI、接地電源VSSに結線されている。
【0029】図6においては、図7の等価回路に示すよ
うに2つのレベル安定化用容量C1,C2がレイアウト
され、この2つのレベル安定化用容量C1,C2は周辺
回路用電源VPERIと接地電源VSSとの間に並列的
に接続されている。たとえば一例として、一方のレベル
安定化用容量C1は幅W=17.8μm、長さL=15.9
μmに作成され(図6の上側)、他方のレベル安定化用
容量C2は幅W=5.25μm、長さL=25.9μmに作
成される(図6の下側)。
【0030】図6において、各レベル安定化用容量C
1,C2のゲート層FGは、ゲート層コンタクトFGC
ONTによりメタル第1層配線M1に接続され、さらに
スルーホールTH1によりメタル第2層配線M2の周辺
回路用電源VPERIに接続されている、一方、各レベ
ル安定化用容量C1,C2のMOS領域Lは、MOS領
域コンタクトLCONTによりメタル第1層配線M1に
接続され、さらにスルーホールTH1によりメタル第2
層配線M2の接地電源VSSに接続されている。なお、
レベル安定化用容量C1,C2の周辺には、給電用のメ
タル第1層配線M1が引き回されている。
【0031】論理ゲートセル3は、たとえば図8に示す
ような概略レイアウトで構成し、たとえば一例として、
セル高さLH=セル幅LW=36μmに作成される。図
8においては、図9の等価回路に示すようにPMOSト
ランジスタTPとNMOSトランジスタTNとからなる
CMOS回路がレイアウトされ、このCMOS回路は周
辺回路用電源VPERIと接地電源VSSとの間に接続
されている。
【0032】図8において、PMOSトランジスタTP
のMOS領域Lのソースは、MOS領域コンタクトLC
ONTによりメタル第1層配線M1に接続され、さらに
スルーホールTH1によりメタル第2層配線M2の周辺
回路用電源VPERIに接続されている。NMOSトラ
ンジスタTNのMOS領域Lのソースは、MOS領域コ
ンタクトLCONTによりメタル第1層配線M1に接続
され、さらにスルーホールTH1によりメタル第2層配
線M2の接地電源VSSに接続されている。
【0033】さらに、このPMOSトランジスタTP、
NMOSトランジスタTNのMOS領域Lのドレイン
は、MOS領域コンタクトLCONTにより共通にメタ
ル第1層配線M1に接続され、さらにスルーホールTH
1によりメタル第2層配線M2の出力に接続されてい
る。また、PMOSトランジスタTP、NMOSトラン
ジスタTNのゲート層FGは、ゲート層コンタクトFG
CONTにより共通にメタル第1層配線M1に接続さ
れ、さらにスルーホールTH1によりメタル第2層配線
M2の入力に接続されている。
【0034】次に、図10に基づいて、SDRAMのレ
イアウト設計フローの概要を簡単に説明する。このレイ
アウト設計は、システム仕様に基づいた、機能設計およ
び論理設計、デバイス設計および回路設計が終了した後
に、この論理設計と回路設計のデータを用いて行われ
る。
【0035】まず、セルの作成において、論理ゲートセ
ル3、容量セル4を含む、メモリアレイ用セル、直接周
辺回路用セル、間接周辺回路用セルなどの各種セルを作
成する(ステップ101)。さらに、作成された各種セ
ルを用い、これらの各種セルをチップの大きさに対応さ
せて自動配置を行い(ステップ102)、その後、配置
された各種セル間の自動配線を行う(ステップ10
3)。
【0036】そして、自動配置配線が終了した後に、遠
回り、未配線などの所望とする配線が行われていない箇
所については、人手による配線の修正作業を行う(ステ
ップ104)。この配線修正作業は、レイアウト設計時
間を考慮した上で、できる限りの時間を費やして行うこ
とが望ましい。なお、この人手による配線修正作業でも
所望とする配線を行うことができない場合は、ステップ
102の自動配置からの処理を繰り返すことも可能であ
る(破線で示す)。
【0037】この人手による配線修正作業の終了によ
り、レイアウト設計を含む設計工程を終了することがで
きる。そして、このレイアウト設計のデータを用いて、
製造試験工程においてチップ製造、試験評価を行うこと
により、SDRAMを完成させることができる。
【0038】たとえば、本実施の形態に対応する、前述
した自動配置配線後にしかレベル安定化用容量Cを配置
配線できない手法においては、ステップ102の自動配
線においてレベル安定化用容量Cが配置されず、人手に
よる配線修正作業の終了後に、さらに人手によりレベル
安定化用容量Cを配置配線する手法がとられており、こ
れがレイアウト工数の増大を招いている。特に、この人
手による容量配置配線作業は一人でしか行うことができ
ないので、レイアウト工数の大きな割合を占めている。
本実施の形態においては、この人手による容量配置配線
作業が不要となっている。
【0039】従って、本実施の形態の半導体記憶装置の
設計方法によれば、論理ゲートセル3と同じセル高さの
容量セル4を作成し、この容量セル4をセル領域5の空
き領域7に自動配置することにより、効率的に容量セル
4を配置し、なおかつ自動配置時に容量セル4を配置で
きるので、レベル安定化用容量Cを配置するためのレイ
アウト工数が必要なくなる。よって、レベル安定化用容
量Cを配置するためのレイアウト工数が不要となるの
で、レイアウト工数を短縮することができ、また空き領
域7を有効に使うことができるので、チップサイズの低
減を図ることができる。この結果、データ線用電源VD
L、周辺回路用電源VPERIなどの電圧レベルがより
安定化して、SDRAMの特性を安定させることができ
る。
【0040】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0041】たとえば、前記実施の形態においては、4
バンク構成による64MbSDRAMの例で説明した
が、これに限定されるものではなく、8バンク、さらに
多バンク化の傾向にあり、また256Mb、さらに大容
量化の傾向にあるSDRAMについても広く適用可能で
あり、このように多バンク、大容量の構成とすることに
より本発明の効果はますます大きくなる。
【0042】また、SDRAMに限らず、DRAM、ラ
ムバスDRAMなどにも効果的であり、さらに内部電源
を降圧および昇圧している半導体記憶装置全般に広く適
用可能である。
【0043】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0044】(1).論理ゲートセルと同じセル高さに作成
され、電源線にレベル安定化用として接続される容量セ
ルを有することで、この容量セルをセル領域の空き領域
に自動配置し、この容量セルと論理ゲートセルを含む他
のセルとを自動配線することができるので、レベル安定
化用容量を配置するためのレイアウト工数が不要とな
り、レイアウト工数を短縮することが可能となる。
【0045】(2).前記(1) において、空き領域を有効に
使うことができるので、チップサイズを低減することが
可能となる。
【0046】(3).前記(1) において、空き領域に効率的
にレベル安定化用容量を入れ、大きな容量を入れること
ができるので、データ線用電源、周辺回路用電源などの
電圧レベルがより安定化して、特性を安定させることが
可能となる。
【0047】(4).前記(1) 〜(3) により、自動配置配線
によるレイアウト設計を適用するSDRAM、DRA
M、ラムバスDRAMなどにおいて、レイアウト工数の
短縮化、チップサイズの低減化、特性の安定化が可能な
レイアウト設計手法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体記憶装置を
示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態の半導体記憶装置におい
て、電源系統の要部を示すブロック図である。
【図3】(a),(b) は本発明の一実施の形態において、半
導体記憶装置と間接周辺回路部分を示す概略レイアウト
図である。
【図4】本発明の一実施の形態において、セル間配線を
示す概略レイアウト図である。
【図5】(a),(b) は本発明の一実施の形態において、空
き領域を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態において、容量セルを示
すレイアウト図である。
【図7】本発明の一実施の形態において、容量セルを示
す等価回路図である。
【図8】本発明の一実施の形態において、論理ゲートセ
ルを示す概略レイアウト図である。
【図9】本発明の一実施の形態において、論理ゲートセ
ルを示す等価回路図である。
【図10】本発明の一実施の形態において、半導体記憶
装置のレイアウト設計を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 メモリマット 2 間接周辺回路 3 論理ゲートセル 4 容量セル 5 セル領域 6 配線領域 7 空き領域 MAB0〜MAB3 メモリアレイバンク RD ローデコーダ CD カラムデコーダ SA&IOB センスアンプ&入出力バス RAB ローアドレスバッファ CAB カラムアドレスバッファ CAC カラムアドレスカウンタ RC リフレッシュカウンタ IB 入力バッファ OB 出力バッファ CL&TG 制御論理&タイミング発生器 VG 電源発生回路 CLK クロック信号 CKE クロックイネーブル信号 /CS チップセレクト信号 /RAS ローアドレスストローブ信号 /CAS カラムアドレスストローブ信号 /WE ライトイネーブル信号 DQMU,DQML データマスク信号 A0〜A13 アドレス信号 DQ0〜DQ15 入出力データ VDD 外部電源 VDL データ線用電源 VPERI 周辺回路用電源 VSS 接地電源 C,C1,C2 レベル安定化用容量 M1 メタル第1層配線 M2 メタル第2層配線 M3 メタル第3層配線 FG ゲート層 L MOS領域 FGCONT ゲート層コンタクト LCONT MOS領域コンタクト TH1 スルーホール TP PMOSトランジスタ TN NMOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 修一 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 中井 潔 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 鈴木 幸英 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 田所 晴子 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 藤井 勇 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 横井 照典 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F064 BB02 BB12 CC23 DD26 DD34 5F083 AD00 GA11 GA14 GA28 LA08 LA10 LA30 ZA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動配置配線によるレイアウト設計を適
    用し、論理ゲートセルが配置されるセル領域と、セル同
    士を接続する配線が配置される配線領域とを含む半導体
    記憶装置であって、前記論理ゲートセルと同じセル高さ
    に作成され、電源線にレベル安定化用として接続される
    容量セルを有し、この容量セルを前記セル領域の空き領
    域に自動配置し、この容量セルと前記論理ゲートセルを
    含む他のセルとを自動配線することを特徴とする半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記容量セルは、前記論理ゲートセルに比べて小面
    積で作成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、前記容量セルは、この容量セル内で電源に結線され
    ていることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体記憶
    装置であって、前記半導体記憶装置はDRAMであり、
    このDRAMの間接周辺回路をレイアウトする際に、こ
    の間接周辺回路のセル領域に前記容量セルが配置される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 論理ゲートセルが配置されるセル領域
    と、セル同士を接続する配線が配置される配線領域とを
    含み、自動配置配線によるレイアウト設計を適用した半
    導体記憶装置の設計方法であって、電源線にレベル安定
    化用として接続する容量セルを前記論理ゲートセルと同
    じセル高さに作成し、この容量セルを前記セル領域の空
    き領域に自動配置し、この容量セルと前記論理ゲートセ
    ルを含む他のセルとを自動配線することを特徴とする半
    導体記憶装置の設計方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6732335B2 (en) 2002-04-23 2004-05-04 Oki Electric Industry Co., Ltd. Semiconductor IC with an inside capacitor for a power supply circuit and a method of automatically designing the same

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