JP2000067587A - 一括消去型メモリを用いた情報記録再生装置 - Google Patents

一括消去型メモリを用いた情報記録再生装置

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JP2000067587A JP23166698A JP23166698A JP2000067587A JP 2000067587 A JP2000067587 A JP 2000067587A JP 23166698 A JP23166698 A JP 23166698A JP 23166698 A JP23166698 A JP 23166698A JP 2000067587 A JP2000067587 A JP 2000067587A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括消去型メモリを用いた情報記録再生装置
の記録情報を管理する管理情報の部分的な変更を簡単に
行うことができるようにする。 【解決手段】 一括消去型のメモリであるフラッシュメ
モリ1を用いた情報記録再生装置に記録しようとする一
連の記録情報を予め定められた単位フレームに分割し、
分割した単位フレームの記録情報と、この記録情報に対
応して設けた管理情報を一括消去単位であるブロックに
共存するように記録し、上記管理情報が予め定めた特定
コードになったとき、この管理情報を初期状態と同等ま
たは無効または無効に準ずる機能にする予め定めたコー
ドにして記録情報を管理する管理情報を追加可能にし、
記録情報の一括消去動作を伴わずに管理情報の変更がで
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオデータ
等の一連データの記録再生に使用する一括消去型メモリ
を用いた情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の小型化に伴い、その情
報記録媒体として、大容量の半導体メモリが注目されて
いる。中でも、バックアップ電源が不要で、大容量化が
可能なフラッシュメモリ等の一括消去型メモリは、情報
機器の情報記録媒体として多く使用されるようになって
きた。かかる情報記録媒体を用いた情報機器では通常、
主情報の管理情報(属性等)を示す補助情報により、メ
モリ内の情報の管理を行っている。この管理方法として
は、図11に示すように、上記管理情報を示す補助情報
1、2、3…mを主情報1、2…mの先頭に(又は最終
位置に)一括して設けた特定のメモリ領域に格納する管
理情報の一括管理方法が一般的に広く用いられている。
【0003】一方、オーディオデータの記録方法として
は、従来のオーディオテープ等に用いられるアナログ記
録方式とCD、MD等に用いられるディジタル記録方式
がある。ディジタル記録方式では、記録の単位が‘0’
及び‘1’のディジタルデータで記録される。また、デ
ィジタル記録方式では記録効率の向上のため、データの
圧縮等が施される。
【0004】上記データの圧縮等とは、一連のディジタ
ルデータを予め定められたデータ量に分割し、分割した
データ群毎に施す圧縮処理、及びデータの信頼性確認用
の誤り訂正及び誤り検出符号処理等を示す。上記分割さ
れたデータ群毎に圧縮等で効率化されたデータ群の単位
をフレームまたはグループ等と表現する。(本発明で
は、フレームまたはサウンドフレームと記す。) オーディオデータは、上記フレーム単位でデータの管理
が行われる。
【0005】上記の一括消去型メモリであるフラッシュ
メモリは、使用する場合、事前に初期化処理である消去
処理を行った後に、情報の書き込みを行うようにする。
消去処理とは、チップ又はブロック単位で全ての情報ビ
ットに‘1’(バイト表現ではFFhex)をセットす
る処理であり、チップ内の記憶ビットに情報‘1’の電
荷が蓄えられた状態になる。情報を記録するに当たっ
て、情報‘1’の書き込みは、消去された状態を保持す
る処理であり、情報‘0’の書き込みは初期化された情
報ビットの電荷を放出する処理である。一度放出された
記憶ビットの電荷は、消去処理によってのみチャージさ
れ、情報‘1’の記録処理によっては電荷のチャージは
行われない。よって、記録動作により、情報‘1’を情
報‘0’への書き換えは可能であるが、情報‘0’から
情報‘1’への書き換えは出来ない。情報‘0’から情
報‘1’への変更を行う場合は、ブロック単位で実施さ
れる消去処理を行う必要がある。
【0006】上述した特徴を持つ一括消去型メモリであ
るフラッシュメモリを、オーディオデータ等の一連デー
タを記録する手段として用いた場合は、録音処理におい
ては、入力データである一連データを予め定められた単
位(フレーム単位)に分割し、該分割されたデータ群に
関して圧縮等の処理を行った後に、フレーム単位での主
情報と該主情報を管理するためのフレームの連結情報を
含む情報である補助情報を記録する。再生処理において
は、前記補助情報のうちのフレーム連結情報等を用いて
処理対象の主情報を選別等による判定を行い、該主情報
に対して伸張等の処理を行った後に、処理後のデータを
用いて音声出力等の再生処理を実施する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報記録再生装
置は上述するように、録音及び再生においては、補助情
報と主情報を一括して処理できるため、一括消去型メモ
リを使用するに当たっての問題はない。しかし、例えば
曲の分割及び結合等、主情報の変更を行わず管理情報で
ある補助情報のみに対する変更処理を行う場合には、補
助情報の記憶状態を初期化状態でない情報ビットに変更
(‘0’→‘1’)する必要が生じ、この場合、即ち、
情報ビット‘0’に書き換え(記録)が行われた処理の
取り消しの場合等には、消去単位であるブロック単位で
の消去処理を行う必要があり、処理が大変煩雑であっ
た。変更対象の補助情報が初期化状態と同じ状態即ち情
報ビットが‘1’の場合は、記録処理により情報‘0’
の書き込み及び情報‘1’の維持とも可能なため、問題
はなかった。
【0008】管理情報を例えば一括して特定のメモリ領
域(第1の領域)に格納する場合は、変更対象の該補助
情報以外の補助情報と、変更対象の変更後の補助情報か
らなる新たな管理情報を、該特定メモリと異なる第2の
領域に退避し、新たに格納された第2の領域を新たな管
理メモリ領域として使用するか、もしくは第1の領域を
一括消去した後に改めて第2の領域から新たな管理情報
を第1の領域に記録する必要があった。
【0009】また、例えば補助情報を主情報と同じ消去
単位(消去ブロック)内に格納する場合であっても、変
更の必要がない主情報と変更後の新たな補助情報をあわ
せて新たな情報として、異なる記憶領域に記録するか、
または、該情報を退避した後に、使用していた領域を一
括消去し、その後に再度格納する必要があった。
【0010】また、主情報は、補助情報により管理され
るため、補助情報のデータが一部でも欠損し、誤りが発
生した場合は、再生等の処理を正常に行えないという問
題があった。
【0011】また、例えばオーディオデータを処理する
場合は、該データの処理単位であるフレームは、実音時
間で約10〜30msecを単位としており、長時間分も記
憶容量を持つ記録再生装置においては、フレームが莫大
となり、早送り、頭出し等の処理に用いる補助情報の検
索に時間を要するという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め、請求項1の一括消去型メモリを用いた情報記録再生
装置は最小記憶単位であるビットと、複数のビットで構
成された記憶単位であるバイトと、複数のバイトで構成
された記憶単位であるページと、複数ページで構成され
た記憶単位であるブロックを順に記憶単位階層として設
け、情報の消去は前記ブロックを最小の消去単位として
一括して行い、情報の記憶は前記ブロック、ページ、バ
イトおよびビットのいずれかの記憶単位によって行うこ
とができるようにした一括消去型メモリを用いた情報記
録再生装置において、記憶しようとする一連データを予
め定められた単位のフレームに分割し、分割されたフレ
ーム単位の主情報、および該主情報を管理するための情
報の一部又はすべてである補助情報を、一括消去単位で
ある前記ブロックに共存するように記録し、前記補助情
報の一部または全てが予め定めれた特定コードになっと
き、該補助情報がその主情報を初期状態と同等又は無効
又は無効に準ずる機能とする予め定められたコードにす
ることを特徴とする。
【0013】また、請求項2の一括消去型メモリを用い
た情報記録再生装置は、請求項1記載の一括消去メモリ
を用いた情報記録再生装置において、前記補助情報が初
期状態と同等又は無効又は無効に準ずる機能とするコー
ドに設定されると、初期状態と同等又は無効又は無効に
準ずる設定となった補助情報に対応するフレームの主情
報は、予め定められた隣接するフレームの補助情報で管
理されることを特徴とする。
【0014】また、請求項3に記載の一括消去型メモリ
を用いた情報記録再生装置は、最小記憶単位であるビッ
トと、複数のビットで構成された記憶単位であるバイト
と、複数のバイトで構成された記憶単位であるページ
と、複数のページで構成された記憶単位であるブロック
を順に記憶単位階層として設け、情報の消去は前記ブロ
ックを最小の消去単位として一括して行い、情報の記憶
は前記ブロック、ページ、バイトおよびビットのいずれ
かの記憶単位によって行うことができるようにした一括
消去型メモリを用いた情報記録再生装置において、記憶
しようとする一連データを予め定められた単位のフレー
ムに分割し、分割されたフレーム単位の主情報、および
該主情報を管理するための情報の一部又はすべてである
補助情報を、一括消去単位である前記ブロックに共存す
るように記録し、前記補助情報のうち、予め定められた
特定の補助情報において、予め定められた特定の補助情
報コードを判定する手段と、該補助情報コードを検出し
た場合に、連続したフレームにおいて、該補助情報コー
ドと同一又は予め定められた特定の補助情報コードを格
納したフレームがあれば、そのフレーム数をカウントす
るカウント手段とを設け、該カウント手段でカウントし
たフレーム数を管理情報として使用することを特徴とす
る。
【0015】また、請求項4の一括消去型メモリを用い
た情報記録再生装置は、最小記憶単位であるビットと、
複数のビットで構成された記憶単位であるバイトと、複
数のバイトで構成された記憶単位であるページと、複数
のページで構成された記憶単位であるブロックを順に記
憶単位階層として設け、情報の消去は前記ブロックを最
小の消去単位として一括して行い、情報の記憶は前記ブ
ロック、ページ、バイトおよびビットのいずれかの記憶
単位によって行うことができるようにした一括消去型メ
モリを用いた情報記録再生装置において、記憶しようと
する一連データを予め定められた単位のフレームに分割
し、分割されたフレーム単位の主情報、および該主情報
を管理するための情報の一部又はすべてである補助情報
を、一括消去単位である前記ブロックに共存するように
記録し、予め定められた少なくとも2フレームの連続す
るフレームの補助情報の一部又はすべてに、同一の情報
を格納することを特徴とする。
【0016】また、請求項5の一括消去型メモリを用い
た情報記録再生装置は、請求項4記載の一括消去型メモ
リを用いた情報記録再生装置において、前記の予め定め
られた連続するフレーム数のフレームを単位として、該
フレーム単位毎に補助情報の読み出しを行うことを特徴
とする。
【0017】また、請求項6の一括消去型メモリを用い
た情報記録再生装置は、請求項4記載の一括消去型メモ
リを用いた情報記録再生装置において、前記補助情報で
あって、同一の補助情報を格納した予め定められた連続
する少なくとも2フレームの補助情報を比較する比較手
段を設けたことを特徴とする。
【0018】また、請求項7記載の一括消去型メモリを
用いた情報記録再生装置は、請求項6記載の一括消去型
メモリを用いた情報記録再生装置において、前記比較手
段で比較判定した結果、一致した場合は補助情報を有効
として通常処理し、不一致の場合を誤り検出として補助
情報の無効処理又は異常処理を行う処理手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0019】また、請求項8記載の一括消去型メモリを
用いた情報記録再生装置は、請求項4記載の一括消去型
メモリを用いた情報記録再生装置において、予め定めら
れた連続する少なくとも3フレームの補助情報の一部ま
たはすべてに同一情報を格納するように構成し、前記少
なくとも3フレームの連続する補助情報を比較する比較
手段を設け、該比較手段での比較結果が一致した場合
は、補助情報を有効として通常処理し、不一致の場合は
誤りありとして補助情報の無効処理または異常処理また
は補助情報の多数決判定による誤り訂正処理を行う処理
手段を設けたことを特徴とする。
【0020】(作用)請求項1記載の一括消去型メモリ
を用いた情報記録再生装置によれば、フラッシュメモリ
の初期化処理(消去処理)により初期化された状態(初
期状態)から変更書き込みがあった補助情報に対して、
該変更書き込み内容の取り消し処理等を行う手段とし
て、初期状態と同等又は無効又は無効に準ずる機能を持
たせた特定コードを準備し、該特定コードに変更するこ
とにより、機能的に補助情報の内容を初期状態と同等又
は無効又は無効に準ずるものとして扱うことが可能にな
る。これにより、一回の設定の取り消し処理であれば、
該補助情報を書き換えるための、データの退避、ブロッ
ク消去、データ復元等の前述した一連の処理が不要とな
る。
【0021】請求項2記載の一括消去型メモリを用いた
情報記録再生装置によれば、請求項1の発明において、
補助情報に特定コードが設定された情報の主情報の管理
情報を、予め定められた隣接するフレームの補助情報で
管理することが可能になる。これにより、初期状態の補
助情報に何らかの設定を行った後に、設定された内容を
変更(取り消しも含む)する場合は、上記の特定コード
を補助情報に設定し、さらに予め定められた隣接するフ
レームの補助情報に新規の機能コードを設定することに
より、この補助情報を書き換えるための、データの退
避、ブロック消去、データ復元等の前述した一連の処理
を行わずに設定内容の変更を行うことが可能になる。
【0022】請求項3記載の一括消去型メモリを用いた
情報記録再生装置によれば、フレームに属する補助情報
と、該フレームに連接するフレームの補助情報により、
フレーム単位の主情報の管理を行うことが可能になる。
また、カウント数も管理情報に用いるため、例えば特定
補助情報とカウント数の組み合わせにより特定機能を実
現する等、補助情報の機能拡張が可能になる。
【0023】請求項4記載の一括消去型メモリを用いた
情報記録再生装置によれば、予め定めれた少なくとも2
フレーム以上の連続するフレームの補助情報に同一の情
報を格納することができる。
【0024】請求項5記載の一括消去型メモリを用いた
情報記録再生装置によれば、請求項4の発明において、
同一の情報が格納された少なくとも2フレーム以上の予
め定められた連続するフレームで、予め定められた数の
連続するフレームを単位として、該フレーム単位毎に補
助情報の読み出しを行うことが可能である。これによ
り、特定補助情報の検索等の処理において読み出し回数
の削減及びそれに伴う処理時間を短縮することが可能に
なる。
【0025】請求項6記載の一括消去型メモリを用いた
情報記録再生装置によれば、請求項4の発明において、
同一の情報が格納された少なくとも2フレーム以上の予
め定められた連続するフレームで、予め定められた数の
連続するフレームの補助情報を比較することが可能であ
る。
【0026】請求項7記載の一括消去型メモリを用いた
情報記録再生装置によれば、請求項6の発明において、
補助情報を比較した比較した比較判定結果により、一致
した場合は通常処理を行い、不一致の場合は例外処理を
行うことが可能になる。これにより、処理の信頼性を向
上できる。
【0027】請求項8記載の一括消去型メモリを用いた
情報記録再生装置によれば、少なくとも3フレーム以上
の補助情報を比較することにより、補助情報が不一致の
場合に誤り検出処理を行うと共に、例えば多数決判定に
よる誤り訂正処理を行わせることが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオーディオ用録音
再生機器に適用した場合における一括消去型メモリとし
て、フラッシュメモリを用いた実施形態について説明す
る。
【0029】(実施形態1)本実施形態1は本発明の請
求項1、2に関するものである。図1は本発明の情報記
録再生装置の基本構成を示すブロック図である。図中の
1はフラッシュメモリであり、該フラッシュメモリ1は
i個のチップ6、7、…のチップ群で構成される。該チ
ップ群は、オーディオデータの記憶手段として用いら
れ、オーディオデータの主情報および主情報を管理する
ために用いられる補助情報を格納する。3は、ユーザー
インターフェイスとして、使用者からの機能選択等を行
うためのキー入力用手段であり、例えば、オーディオ機
器では、‘PLAY’、‘REC’、‘STOP’等の
キー群に相当する。4は、データ入力/出力手段であ
り、オーディオ機器では、例えば入力手段としては、マ
イク入力、アナログライン入力、ディジタルデータ入力
等があり、出力手段としては、スピーカー出力、ライン
(アナログ、ディジタル等)がある。5は、ユーザーイ
ンターフェイスとして、装置の状態表示等の表示を行う
表示手段であり、オーディオ機器では、この表示手段に
より、‘PLAY’、‘REC’等の表示を行わせる。
2は、単独または複数のマイコン等で構成した制御用回
路である。この制御回路2は、上記キー入力手段3から
入力されるキー情報に従い、表示手段5への表示データ
設定等の表示制御や、データ入力/出力手段4との間の
データの入力/出力制御や、フラッシュメモリ1へのデ
ータのリード/ライト制御等を行う。上記制御回路2の
マイコン内部には、作業用メモリ8を内蔵している場合
もある。
【0030】図2はフラッシュメモリチップ群の構成図
である。フラッシュメモリチップ群は、i個のフラッシ
ュメモリチップ1、2…iで構成される。各フラッシュ
メモリチップ1、2…iはj個の一括消去単位のブロッ
クで構成され、一括消去単位のブロックは読み出し/書
き込み単位の複数のページ1、2…kで構成される。
尚、このフラッシュメモリチップ1、2、…iは、その
構造からNAND型メモリとNOR型メモリに大別され
る。メモリの消去は、ブロックを単位とする一括消去で
あるが、データのリード/ライトに関しては、NOR型
メモリがランダムにアクセス可能であるのに対し、NA
ND型メモリはページ単位でシーケンシャルにアクセス
する制御となる。本実施形態ではNAND型を用いたも
のについて説明するが、NOR型の場合は、図中のペー
ジの部分が削除された構成となる以外は、NAND型と
同じである。
【0031】次に、一連のデータとして、オーディオデ
ータを用いた場合を例示して動作を説明する。マイクま
たはライン等から入力されるオーディオデータはアナロ
グデータであり、このアナログデータは先でA/D(ア
ナログ・ディジタル)変換器でディジタルデータに変換
される。このディジタルデータはメモリ効率化のためデ
ータ圧縮処理等が施され、メモリに記録する。ディジタ
ルデータを直接入力する場合も、メモリに記録されるデ
ータは、圧縮処理が施されたデータである。上記データ
圧縮処理等とは、一連のディジタルデータを、予め定め
られたデータ量に分割し、分割したデータ群毎に施す圧
縮処理やデータの信頼性確認用の誤り訂正及び誤り検出
符号処理等を指している。また、上記分割されたデータ
群毎に圧縮処理等で効率化されたデータ群の単位をフレ
ームまたはグループ等と言い、本実施形態では、フレー
ムまたはサウンドフレームと記す。
【0032】オーディオデータは、上記フレーム単位で
データの管理及び記録が行われる。このフレームの整数
倍がフラッシュメモリのページとなるよう設定すれば、
効率が良い。1つフレームがページをまたがった場合
は、消去、書き込み、及び読み出し処理においても処理
が煩雑になる。上記の各フレームのデータは、図2に示
すように、前記オーディオデータの圧縮処理後のデータ
である主情報と、該主情報を管理するための補助情報で
構成される。上記補助情報は、例えばデータの書き込み
有無フラグ、データ有効/無効フラグ、データの先頭情
報、データの最終情報、データの入力フォーマット等々
の情報が対象になるが、補助情報に割り当て可能なメモ
リ領域及び格納データの種類例えばオーディオデータ、
画像データ、文字データ等々により内容は種々選択され
る。
【0033】一括消去型のフラッシュメモリは、消去時
に‘1’にチャージした情報ビットを、書き込み処理に
より、‘0’に書き換えることができるが、一旦‘0’
に書き込みを行った情報ビットは、一括消去処理の場合
にのみ‘1’にチャージ可能である。一括消去処理以外
による‘0’ビットの状態の情報ビットをチャージ処理
により‘1’ビットに書き換えることができない。従っ
て、補助情報に関しては、初期状態からの書き換え許容
回数により表現できる状態が異なる。例えば特定の状態
情報に1バイト(8ビット)割り当てた場合、書き換え
許容回数を1回とした場合は、初期状態(FFh)を含め
て、00h〜ffhの256状態を表現でき、書き換え
回数を8回とした場合は、初期状態('11111111'=FF
h)から準じ1ビットずつ情報を‘0’ビットに書き換
え、'11111111'→'11111110'→…→'00000000'=00hまで
の9状態(初期状態を含む)が可能であり、使い方とし
て、‘0’ビット(または‘1’ビット)の偶数/奇数
判定等による2状態の表現が可能である。
【0034】書き換え回数を8回とした場合で、補助情
報1にデータの有無情報を割り当てた例を図3(a)
に、また例えば補助情報2にマーク情報を割り当てた例
を図3(b)に示す。上記の補助情報2のマーク情報
は、例えば曲の区切り制御等に利用可能である。上記の
通り、補助情報は、書き換え許容回数と表現する状態数
により必要なメモリ量(割り当てるバイト量)が求ま
る。
【0035】また、例えば図3(a)に示す補助情報1
のデータ有無フラグのように書き込みが行われた全ての
フレームで補助情報の書き換え(初期状態からの変更)
が必要な情報もあれば、例えば図3(b)に示す補助情
報2のマーク有無フラグのように一部のフレームしか補
助情報の書き換えが行われない情報がある。以下、前者
を第1種の補助情報、後者を第2種の補助情報と記述す
る。第2種の補助情報に関しては、補助情報に書き込み
を行われたフレームに隣接するフレームの補助情報には
書き込みを行わないと限定することが可能である。例え
ば曲の区切りマークの場合は、隣接する又は比較的近傍
のフレームにマーキングを行い、1フレーム又は数フレ
ーム分を分離する等の処理は通常では行われない。これ
は、1フレーム分の音楽出力時間が通常約10msec
〜約20msec程度であり単独フレーム及び数フレー
ム分の音楽出力は、数100msec程度となり、短す
ぎるためである。よって、第2種の補助情報の書き込み
を行ったフレームに隣接する第2種の補助情報領域は、
初期状態(未書き込み)となる。
【0036】よって、第2種の補助情報の書き込みが行
われたフレームの補助情報が、変更取り消し等の処理に
より書き換え許容回数に達した場合、即ち該補助情報が
無効のコードに設定された場合は、隣接するフレームの
補助情報の領域を使用することにより、書き換え許容回
数の増加を図ると共に、書き換え許容回数が隣接するフ
レームの補助情報領域で補完されることにより、単独の
フレームにおける該補助情報の書き換え許容数低減が可
能であり、単独フレーム内の該補助情報のメモリ領域割
り当て量を削減できる。また、前記の条件により、第2
種の補助情報の書き込みが行われたフレームに隣接また
は該補助情報に割り当てられる機能毎に範囲は別途規定
される近傍の数フレームは、新たな独立する補助情報の
書き込みを制限(禁止)することも有効である。
【0037】次に、図5および図3(b)を用いて動作
を説明する。図中の表記は、補助情報のマーク情報を曲
の区切りとして用いたもので、マーク有りで曲の分割を
示し、またマーク無しで曲の連続または連結状態を示
す。初期状態では、該補助情報は('11111111')であ
り、いずれのフレームの補助情報もマーク無しの状態で
ある。
【0038】フレームnで曲の分割処理を行う場合に
は、フレームnの補助情報に'11111110'が記録される。
これは、図5中注1で示すように、データの最下位ビッ
ト(b0)の情報を‘1’から‘0’に変更することによ
り行われる。上記の処理は、補助情報をフラッシュメモ
リ6、7‥等から制御回路2(マイコン)に読み出し、
制御回路中のシフトレジスタを用いて下位から上位方向
へ1ビットシフトし、最下位ビットには0をセットし、
この処理を終了したデータを該補助情報の領域に書き込
みことによっても実現できるが、実現方法は、制御回路
等の制約によって種々の手法がある。
【0039】次に、上記の処理で分割された曲を連結す
る場合の処理について説明する。連結処理は、分割処理
の取り消し処理としても使用可能である。この処理は、
マークの無効処理であり、図5中注2で示すように、デ
ータ中で‘1’がセットされたビットのうち最下位ビッ
トの情報を‘1’から‘0’に変更することにより行わ
れる。本処理も前記制御回路の場合と同様にしてシフト
レジスタを用いて実現することができる。上記の曲分割
及び連結処理を繰り返すと、該補助情報は最終的に'000
00000'となりこの補助情報は図5中注3で示すように、
無効状態となる。本状態では、次フレーム(n+1)の
初期状態の補助情報を参照するため、マーク無しの連結
状態になり、'10000000'(マーク有り:曲分割状態)か
らの、直後の変更として、論理的に矛盾は生じない。さ
らに上記の状態で曲分割処理を行う場合は、図5中注4
に示すように、次フレーム(n+1)の補助情報に対し
て処理を行う。
【0040】また、図6は上記補助情報を用いて、曲の
分割処理が施されたフレームの検索処理即ち、マーク付
きに設定された補助情報の検索処理を示すフローチャー
トである。図6のフローチャートでは、ステップS1で
マークフレームが検出できなかった場合は、ステップS
2の検索終了処理へ移行し、マーク情報を検出した場合
は、ステップS3のマーク処理へ移行する。移行したマ
ーク処理部では、マークを検出したフレームをマークフ
レームとして処理する場合と、または直前フレームの補
助情報が無効コードデータかを判定し、無効データの場
合は、該無効データのフレームをマークフレームとし
て、再度直前のフレームの補助情報が無効データである
かの判定処理を繰り返し行い、無効データの先頭を検索
し、このフレームをマークフレームとして処理する等の
場合とがある、マークの用途等により処理を選択すれば
よい。
【0041】(実施形態2)本実施形態は、本発明の請
求項3に関するものである。尚、基本構成等は実施形態
1と同等であるので、説明を省略する。上記実施形態1
で記載した無効コードを採用する場合は、最小でも以下
の3状態がある。 1) 初期状態(未書き込み状態) 2) 設定状態(機能有効状態) 3) 無効状態(無効コード設定) 従って、上記の3状態を表現するためには、図4(c)
に示すように、各フレーム毎に少なくとも2ビットの情
報量が必要である。
【0042】本実施形態2では、第2種の補助情報より
表現する状態数が少なく、又は書き換え回数が少ない第
3種の補助情報の場合について説明する。第3種の補助
情報において、各フレーム毎の領域で表現する状態は、
以下の2状態とする。 1) 初期状態(未書き込み状態) 情報ビット‘1’ 2) 設定状態(書き込み状態) 情報ビット‘0’ 従って、この2状態は、図4(d)に示すように、各フ
レーム毎に1ビットの情報量で表現できる。
【0043】機能の有無及び機能判定に関しては、例え
ば、書き込みの行われたフレーム数を一定の手順でカウ
ントし、カウント数によって判定を行う。一定の手順と
は、例えば連続するフレーム順であり、例えば一定間隔
順等である。表現する機能に関しては、機能無効状態も
含む機能の状態数による剰余計算(mod)で実施でき
る。例えば、機能1、機能2、及び機能無効状態を表現
する場合は、図4(e)に示すように、設定状態に設定
(書き込み)されたフレームのカウントをmod3による
剰余計算で処理された結果を用いて表現できる。この場
合、フレームの補助情報への第1の書き込みで機能1状
態に設定され、続くフレームの補助情報への第2の書き
込みで機能2状態に設定される。さらに、続くフレーム
の補助情報への第3の書き込みより、設定は無効設定さ
れる。さらに続くフレームの補助情報への書き込みによ
り、上記機能状態の設定が可能である。特に、表現する
状態数が機能無効状態を含めて2のべき乗の場合は、設
定状態の設定(書き込み)されたフレームのカウンタの
段数は、2のべき数分の段数で表現できる。例えば2状
態の場合は、設定状態に設定(書き込み)されたフレー
ムのカウントは図4(f)に示すように、偶数/奇数判
定に使用できる1ビットのカウンタで実現できる。
【0044】2状態の場合の動作を曲の分割/結合処理
を例として図7を用いて説明する。初期状態では、該補
助情報は初期状態(‘1’)であり、いずれのフレーム
の補助情報も設定無し(書き込み無し)の状態である。
図7中、注1に示すように、フレームnにて曲分割処理
を行い、フレームnの補助情報に‘0’が記録される。
次に、上記処理で分割された曲を連結する処理を行う。
連結処理は、分割処理の取り消し処理としても使用可能
である。この処理は、マークの無効処理であり、図7
中、注2に示すように、次フレーム(n+1)の補助情
報に‘0’を記録することにより行われる。本書き込み
により、図7中、注2に示すように、設定状態に設定さ
れた連続するフレームの数が偶数となり、図4(f)に
示すように、マーク無効として分割処理の取り消し処理
が行われる。さらに曲分割処理を行う場合は、図7中、
注3に示すように、次フレーム(n+2)の補助情報に
対して処理を行う。
【0045】(実施形態3)本実施形態3は、請求項
4、5、6、7、8に関するものであり、実施形態1で
記載した第2種の補助情報を記録するに当たって、対象
フレーム及び隣接する計2フレームの補助情報に同じ情
報を記録するものである。2フレーム以上に記録する場
合は、本例の拡張として実現可能である。まず、記録時
の動作を図3(b)および図8を用いて説明する。ここ
ではオーディオデータを例にとり、対象フレーム及び隣
接する次のフレームに同じ情報を記録するものついて説
明する。図中の表記は、補助情報のマーク情報を曲の区
切りとして用い、マーク有りは曲の分割を、またマーク
無しは曲の連続または連結状態を示す。
【0046】初期状態では、上記の補助情報は図8に示
すように('11111111')であり、いずれのフレームの補
助情報もマーク無しの状態である。フレームnにて曲分
割処理を行うと、図8中、注1に示すように、フレーム
nの補助情報に'11111110'が記録される。これは、デー
タの最下位ビット(b0)の情報を‘1’から‘0’に変
更することにより行われる。この際、合わせてフレーム
n+1の補助情報も図8中、注2に示すように同じ情報
に変更する。
【0047】次に、上記処理で分割された曲を連結する
処理を行う。連結処理は、分割処理の取り消し処理とし
ても使用可能である。この処理は、マークの無効処理で
あり、図8中、注3で示すように、データ中で‘1’が
セットされたビットのうち最下位ビットの情報を‘1’
から‘0’に変更することにより行われる。この際、合
わせてフレームn+1の補助情報も図8中、注4に示す
ように同じ情報に変更する。上記の曲分割及び連結処理
を繰り返すことにより、該補助情報は最終的に図8中、
注5で示すように、'00000000'となり該補助情報の無効
状態となる。次フレーム(n+1)の補助情報も図8
中、注6で示すように同じく無効状態になる。この状態
で補助情報の判定処理を行う場合は、例えば実施形態1
と同様の判定制御を行って次フレーム(n+1)を参照
した場合であっても、該次フレームの補助情報も合わせ
て無効状態になっており、続くフレーム(n+2)の参
照状態になる。また、次フレーム(n+1)は、フレー
ム(n)と補助情報の状態は同じであるので、フレーム
(n)の補助情報が無効状態の場合は、次のフレーム
(n+1)の補助情報も無効状態として、直接2つ後の
フレーム(n+2)の補助情報を参照することも可能で
ある。さらに曲分割を行う場合は、図8中、注7、注8
で示すように2つ後のフレーム(n+2)及び続くフレ
ーム(n+3)の補助情報に対して上記と同様の処理を
行う。
【0048】上記の補助情報の設定処理により、補助情
報は同じ情報が2フレーム連続して記録される。従っ
て、補助情報の検索処理時においては、2フレーム毎の
補助情報を参照することで検索処理が実現できる。本処
理により、例えばオーディオデータにて、複数の5分間
の曲が記録され、且つデータ処理単位であるフレーム単
位が音楽時間で約20msec単位(0.02秒/フレ
ーム)である場合、一曲は、 5(分)×60(秒)÷0.02(秒/フレーム)=1
5000(フレーム) のフレームで構成される。例えば曲と曲を分離する判別
する曲間マーク等の情報が該補助情報で設定された場合
は、上記15000フレームに一回上記補助情報が設定
される。従って、全フレームの補助情報を検索する場合
は、一曲当たり、上記15000回の判定処理が必要と
なるが、本実施形態の場合は、2フレーム毎の検索によ
り判定回数を半減できる。尚、連続して書き込みを行う
フレーム数を増やすことにより、より検索における補助
情報の判定処理を削減できる。
【0049】また、補助情報の同一コードを複数のフレ
ームの補助情報領域に格納することにより、補助情報の
参照時に、対象フレーム(n)の補助情報の読み出しと
共に、予め同一の情報が格納された隣接するフレーム
(n+1)の補助情報も読み出す。そして、各々の情報
を比較することにより、比較判定結果が同一の場合は、
正常データとして通常の処理を行い、比較判定結果が不
一致の場合は、異常処理を行うことが可能となる。異常
処理としては、例えばコード不良を表示装置から出力
し、使用者に報知する処理、スピーカ又はブザー等によ
るエラー音出力により報知する処理等を行う。
【0050】さらに、3フレーム以上のフレームに同一
補助情報を格納する場合は、上記補助情報の不一致判定
時に、更に続くフレーム(n+2)の補助情報を読み出
し、先に読み出されたフレーム(n、n+1)の補助情
報と各々比較することにより、例えば一方の情報と一致
した場合は、多数決判定等により、一致した情報を有効
とし、誤り訂正処理を施すことが可能である。誤り訂正
処理としては、対象の補助情報を無効コードに設定後、
一致した情報を新たなフレームの補助情報の領域に格納
する等の再設定処理を行えばよい。尚、再度の判定時に
不一致の場合は、更に次のフレームの補助情報を参照す
るかまたは異常処理を実施する等の処理を行うことがで
きる。
【0051】(実施形態4)本実施形態4は、実施形態
2で記載した補助情報の内、第3種の補助情報の場合に
関するもので、第2種の補助情報を記録するに当たっ
て、対象フレーム及び隣接する計2フレームの補助情報
に同じ情報を記録するものである。2フレーム以上に記
録する場合は、本例の拡張として実現可能である。
【0052】まず、記録時の動作を図4(d)、図4
(f)および図9を用いて説明する。ここではオーディ
オデータを例にとり、対象フレーム及び隣接する次のフ
レームに同じ情報を記録するものについて説明する。図
中の表記は、補助情報のマーク情報を曲の区切りとして
用い、マーク有りは曲の分割を、また、マーク無しは曲
の連続または連結状態を示す。
【0053】初期状態では、上記の補助情報は、図9に
示すように(‘1’)であり、いずれのフレームの補助
情報もマーク無しの状態である。フレームnにて曲分割
処理を行うと、図9中、注1に示すように、フレームn
の補助情報に‘0’が記録される。この際、合わせてフ
レームn+1の補助情報も図9中、注2で示すように同
じ情報に変更する。
【0054】次に、上記処理で分割された曲を連結する
処理を行う。連結処理は、分割処理の取り消し処理とし
ても使用可能である。この処理は、マークの無効処理で
あり、続くフレームn+2の補助情報を図9中、注3で
示すように、‘1’から‘0’に変更することにより行
われる。この際、合わせてフレームn+3の補助情報も
図9中、注4で示すように、同じ情報に変更する。
【0055】上記の補助情報の設定処理により、補助情
報は同じ情報が2フレーム連続して記録される。従っ
て、補助情報の検索処理時においては、2フレーム毎の
補助情報を参照することで検索処理が実現できる。本処
理により、例えばオーディオデータにて、複数の5分間
の曲が記録され、且つデータ処理単位であるフレーム単
位が音楽時間で約20msec単位(0.02秒/フレ
ーム)である場合、一曲は、 5(分)×60(秒)÷0.02(秒/フレーム)=1
5000(フレーム) のフレームで構成される。例えば曲と曲を分離判別する
曲間マーク等の情報が該補助情報で設定された場合は、
上記15000フレームに一回上記補助情報が設定され
る。従って、全フレームの補助情報を検索する場合は、
一曲当たり、上記15000回の判定処理が必要となる
が、本実施形態の場合は、2フレーム毎の検索により判
定回数を半減できる。尚、連続して書き込みを行うフレ
ーム数を増やすことにより、より検索における補助情報
の判定処理を削減できる。
【0056】また、補助情報の同一コードを複数のフレ
ームの補助情報領域に格納することにより、補助情報の
参照時に、対象フレーム(n)の補助情報の読み出しと
共に、予め同一の情報が格納された隣接するフレーム
(n+1)の補助情報も読み出す。そして、各々の情報
を比較することにより、比較判定結果が同一の場合は、
正常データとして通常の処理を行い、比較判定結果が不
一致の場合は、異常処理を行うことが可能となる。異常
処理としては、例えばコード不良を表示装置から出力し
使用者に報知する処理や、スピーカ又はブザー等による
エラー音出力により報知する処理等がある。
【0057】さらに、3フレーム以上のフレームに同一
補助情報を格納する場合は、上記補助情報の不一致判定
時に、更に続くフレーム(n+2)の補助情報を読み出
し、先に読み出されたフレーム(n、n+1)の補助情
報と各々比較することにより、例えば一方の情報と一致
した場合は、多数決判定等により、一致した情報を有効
とし、誤り訂正処理を施すことが可能である。誤り訂正
処理としては、対象の補助情報を無効コードに設定後、
一致した情報を新たなフレームの補助情報の領域に格納
する等の再設定処理を行えばよい。再度の判定時に不一
致の場合は、更に次のフレームの補助情報を参照する
か、または異常処理を実施する等の処理を行うことがで
きる。
【0058】(実施形態5)本実施形態5は、実施形態
4で記載した補助情報の書き込みの内、最初の設定変更
の書き込み時のみ複数フレームに記録するものである。
本実施形態では、最初の設定変更時に書き込まれた補助
情報により、補助情報の検索は、実施形態4と同等に迅
速に行える。2回目以降の設定変更による、補助情報の
書き換えに関する誤り検出、誤り訂正等の処理は実現不
可であるが、2回目以降における設定変更時の補助情報
の書き込み処理は、迅速に行わせることができる。
【0059】まず、記録時の動作を図4(d)、図4
(f)および図10を用いて説明する。ここではオーデ
ィオデータを例にとり、対象フレーム及び隣接する次の
フレームに同じ情報を記録するものについて説明する。
図中の表記は、補助情報のマーク情報を曲の区切りとし
て用い、マーク有りは曲の分割を、また、マーク無しは
曲の連続または連結状態を示す。初期状態では、上記補
助情報は図10に示すように(‘1’)であり、いずれ
のフレームの補助情報もマーク無しの状態である。フレ
ームnにて曲分割処理を行うと、図10中、注1に示す
ようにフレームnの補助情報に‘0’が記録される。こ
の際、合わせてフレームn+1の補助情報も図10中、
注2に示すように同じ情報に変更する。
【0060】次に、上記処理で分割された曲を連結する
処理を行う。連結処理は、分割処理の取り消し処理とし
ても使用可能である。この処理は、マークの無効処理で
あり、続くフレームn+2の補助情報を図10中、注3
で示すように‘1’から‘0’に変更することにより行
われる。上記の補助情報の設定処理により、先頭の補助
情報は同じ情報が2フレーム連続して記録される。従っ
て、補助情報の検索処理時においては、2フレーム毎の
補助情報を参照することで検索処理が実現できる。本処
理による検索処理の効率化効果は上述する実施形態3、
4の場合と同じである。
【0061】また、先頭の補助情報の同一コードを複数
のフレームの補助情報領域に格納することにより、先頭
の補助情報の参照時に、対象フレーム(n)の補助情報
の読み出しと共に、予め同一の情報が格納された隣接す
るフレーム(n+1)の補助情報も読み出し、各々の情
報を比較することにより、比較判定結果が同一の場合
は、正常データとして通常の処理を行い、比較判定結果
が不一致の場合は、異常処理を行うことが可能となる。
異常処理としては、例えばコード不良を表示装置から出
力し使用者に報知する処理やスピーカ又はブザー等によ
るエラー音出力により報知する処理等がある。
【0062】さらに、3フレーム以上のフレームに同一
補助情報を格納する場合は、上記補助情報の不一致判定
時に、更に続くフレーム(n+2)の補助情報を読み出
し、先に読み出されたフレーム(n、n+1)の補助情
報と各々比較することにより、例えば一方の情報と一致
した場合は、多数決判定等により、一致した情報を有効
とし、誤り訂正処理を施すことが可能である。誤り訂正
処理としては、対象の補助情報を無効コードに設定後、
一致した情報を新たなフレームの補助情報の領域に格納
する等の再設定処理を行えばよい。再度の判定時に不一
致の場合は、更に次のフレームの補助情報を参照する
か、または異常処理を実施する等の処理を行うことがで
きる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果がある。 (1)一括消去型フラッシュメモリを用いた情報記録再
生装置における、記録情報(主情報)の管理情報(補助
情報)に本発明の補助情報無効コード(又は、次のフレ
ームの補助情報参照コード)を用いることにより、補助
情報による主情報の管理方法が、情報の管理単位である
フレームをまたがって設定でき、管理情報の追記処理が
可能になる。これにより、管理情報の変更時に情報の物
理的な消去動作(フラッシュメモリのブロック消去処
理)を伴わずに管理情報の変更が可能になる。 (2)また、フレーム毎の補助情報の容量の最適化が可
能になり、将来のための変更用のリザーブ領域を最小化
することができる。 (3)また、補助情報の検索判定処理を迅速化でき、処
理量を削減するこができるので、処理時間が短縮化さ
れ、キー入力後表示またはデータ出力までの待ち時間を
短縮させることができる。また、処理時間の短縮によ
り、この処理に費やされる消費電力の削減効果もまる。 (4)複数のフレームに同一補助情報を格納することに
より、該補助情報を比較判定することができ、誤り検出
および誤り訂正が可能になって、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の情報記録再生装置の実施形態のブロ
ック図。
【図2】 その実施形態のフラッシュメモリチップ群の
メモリマップ。
【図3】 そのフラッシュメモリチップの情報を管理す
る補助情報例。
【図4】 その補助情報例。
【図5】 本発明の実施形態1の動作を示すタイミング
チャート例。
【図6】 その実施形態1のフレームの検索処理を示す
フローチャート例。
【図7】 本発明の実施形態2の動作を示すタイミング
チャート例。
【図8】 本発明の実施形態3の動作を示すタイミング
チャート例。
【図9】 本発明の実施形態4の動作を示すタイミング
チャート例。
【図10】 本発明の実施形態5の動作を示すタイミン
グチャート例。
【図11】 従来の情報記録再生装置のメモリマップ。
【符号の説明】
1‥フラッシュメモリ 2‥制御回路 3‥キー入力手段 4‥データ入力/出力手段 5‥表示手段 6、7‥フラッシュメモリマップ 8‥メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最小記憶単位であるビットと、複数ビッ
    トで構成された記録単位であるバイトと、複数バイトで
    構成された記録単位であるページと、複数ページで構成
    された記録単位であるブロックを順に記録単位階層とし
    て設け、情報の消去は、前記ブロックを最小の消去単位
    として一括して行い、情報の記録は前記ブロック、ペー
    ジ、バイト、ビットのいずれかの記録単位によって行う
    ことができるようにした一括消去型メモリを用いた情報
    記録再生装置において、 記録しようとする一連データを予め定められた単位のフ
    レームに分割し、分割されたフレーム単位の主情報、お
    よび該主情報を管理するための情報の一部又はすべてで
    ある補助情報を、一括消去単位である前記ブロックに共
    存するように記録し、前記補助情報の一部または全てが
    予め定められた特定コードになったとき、該補助情報を
    初期状態と同等又は無効又は無効に準ずる機能とする予
    め定められたコードにすることを特徴とする一括消去型
    メモリを用いた情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記補助情報が初期状態と同等又は無効
    又は無効に準ずる機能とするコードに設定されると、初
    期状態と同等又は無効又は無効に準ずる設定となった補
    助情報に対応するフレームの主情報は、予め定められた
    隣接するフレームの補助情報で管理されることを特徴と
    する請求項1記載の一括消去型メモリを用いた情報記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 最小記憶単位であるビットと、複数のビ
    ットで構成された記憶単位であるバイトと、複数のバイ
    トで構成された記憶単位であるページと、複数のページ
    で構成された記憶単位であるブロックを順に記憶単位階
    層として設け、情報の消去は前記ブロックを最小の消去
    単位として一括して行い、情報の記憶は前記ブロック、
    ページ、バイトおよびビットのいずれかの記憶単位によ
    って行うことができるようにした一括消去型メモリを用
    いた情報記録再生装置において、 記憶しようとする一連データを予め定められた単位のフ
    レームに分割し、分割されたフレーム単位の主情報、お
    よび該主情報を管理するための情報の一部又はすべてで
    ある補助情報を、一括消去単位である前記ブロックに共
    存するように記録し、 前記補助情報のうち、予め定められた特定の補助情報に
    おいて、予め定められた特定の補助情報コードを判定す
    る手段と、 該補助情報コードを検出した場合に、連続したフレーム
    において、該補助情報コードと同一又は予め定められた
    特定の補助情報コードを格納したフレームがあれば、そ
    のフレーム数をカウントするカウント手段とを設け、 該カウント手段でカウントしたフレーム数を管理情報と
    して使用することを特徴とする一括消去型メモリを用い
    た情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 最小記憶単位であるビットと、複数のビ
    ットで構成された記憶単位であるバイトと、複数のバイ
    トで構成された記憶単位であるページと、複数のページ
    で構成された記憶単位であるブロックを順に記憶単位階
    層として設け、情報の消去は前記ブロックを最小の消去
    単位として一括して行い、情報の記憶は前記ブロック、
    ページ、バイトおよびビットのいずれかの記憶単位によ
    って行うことができるようにした一括消去型メモリを用
    いた情報記録再生装置において、 記憶しようとする一連データを予め定められた単位のフ
    レームに分割し、分割されたフレーム単位の主情報、お
    よび該主情報を管理するための情報の一部又はすべてで
    ある補助情報を、一括消去単位である前記ブロックに共
    存するように記録し、 予め定められた少なくとも2フレームの連続するフレー
    ムの補助情報の一部又はすべてに、同一の情報を格納す
    ることを特徴とする一括消去型メモリを用いた情報記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】 前記の予め定められた連続するフレーム
    数のフレームを単位として、該フレーム単位毎に補助情
    報の読み出しを行うことを特徴とする請求項4記載の一
    括消去型メモリを用いた情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記補助情報であって、同一の補助情報
    を格納した予め定められた連続する少なくとも2フレー
    ムの補助情報を比較する比較手段を設けたことを特徴と
    する請求項4記載の一括消去型メモリを用いた情報記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 前記比較手段で比較判定した結果、一致
    した場合は補助情報を有効として通常処理し、不一致の
    場合を誤り検出として補助情報の無効処理又は異常処理
    を行う処理手段を設けたことを特徴とする請求項6記載
    の一括消去型メモリを用いた情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 予め定められた連続する少なくとも3フ
    レームの補助情報の一部またはすべてに同一情報を格納
    するように構成し、前記少なくとも3フレームの連続す
    る補助情報を比較する比較手段を設け、該比較手段での
    比較結果が一致した場合は、補助情報を有効として通常
    処理し、不一致の場合は誤りありとして補助情報の無効
    処理または異常処理または補助情報の多数決判定による
    誤り訂正処理を行う処理手段を設けたことを特徴とする
    請求項4記載の一括消去型メモリを用いた情報記録再生
    装置。
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