JPH0695955A - フラッシュ・ファイル・システム - Google Patents

フラッシュ・ファイル・システム

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JPH0695955A
JPH0695955A JP4240635A JP24063592A JPH0695955A JP H0695955 A JPH0695955 A JP H0695955A JP 4240635 A JP4240635 A JP 4240635A JP 24063592 A JP24063592 A JP 24063592A JP H0695955 A JPH0695955 A JP H0695955A
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JP
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record
flash
file system
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data
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JP4240635A
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Inventor
Katsumi Hosono
勝巳 細野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のFATファイルシステムに対応できる
ようにし、無駄な書き換えや無駄なフラッシュ回数を減
少させ、かつ固定エリアへの書き込み集中を避けてデ−
タを分散させ、しかもシステム側のメモリを圧迫しない
ようにして、デ−タ転送量も少なくすることができるフ
ラッシュ・ファイル・システムを実現する。 【構成】 消去ブロックの少なくとも1つを、Garbage
Collectionのためにリ−ド/ライトアクセスで他のデ
−タで使用されないように、浮動的存在にさせる。ま
た、各レコ−ド間に、論理的ファイルシステムの存在位
置を関連付ける情報を持たせ、システム側のメモリ上に
位置情報を読み込んで、その位置情報格納エリアを参照
することにより指定レコ−ドへのアクセスを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、性能劣化を抑えること
ができ、かつ固定エリアに書き込みを集中させずに、デ
−タを分散させ、しかも従来のFATファイル・システ
ムのインタフェ−スを維持できるフラッシュ・ファイル
・システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、製造する時に内容を書き込む
マスクROMと、使用者が電気をかけてプログラムを書
き込むPROM(Programmable ROM)とがある。
PROMのうち、発光装置等により消去、書き換え可能
なものをEPROM(Erasable and Programmable
ROM)と呼んでいる。書き換え可能な読み出し専用
メモリであるPROMのうち、電気をかけて一挙に全内
容を消去させるフラッシュ・メモリ(フラッシュPRO
M)は、メモリ構造が簡単で、チップが小さくてすみ、
DRAMより安価であるため、最近、注目されてきた。
ところで、フラッシュ・メモリには2つの特徴があり、
それらがデバイスを制御するファイル・システムに特殊
な要求を課している。その1つは、ビット値1を0にす
るのはいつでも可能であるのに対して、ビット値0を1
にするには(すなわち、ビット値の消去)、ビット境界
の操作ではない複雑な処理が要求される。このように、
フラッシュ・メモリでは、デバイス単位で消去しなけれ
ばならず、最近の技術でも、少なくとも32Kバイトを
消去しなければ、再書き込みは不可能である。他の1つ
は、消去するために一定時間が必要となることである。
【0003】また、フラッシュ・メモリは、従来のFA
Tファイル・システム(固定長セクタ・アクセス方式)
とは異なり、ファイル入出力操作をトラップ(横取り)
して、ディレクトリとデ−タとを可変長のレコ−ド間に
納め、メモリの下位から上位に向けてポインタをチェイ
ンさせながら保存していく方法を用いている。そのトラ
ップ方式は、ネットワ−ク上の共有ドライブで行われる
方式(リディレクタ方式)と同じであって、セクタ単位
のリ−ド/ライトを行う物理的アクセスは許されていな
い。また、情報の保存方法は、セクタ番号ではなく、物
理的なアドレスを使用したポインタ・チェイン方式によ
り、スタックを利用するようにアドレスの上位に伸びて
いく。前述のように、フラッシュ・ファイル・システム
が最近注目されている理由としては、次の4つの事項で
ある。 (a)従来の磁気メディアによるシステムに比較する
と、小型、軽量にすることができること、 (b)従来の磁気メディアによるシステムに比較する
と、衝撃に強いので、可搬性に優れている。 (c)従来のSRAMによるシステムに比較すると、内
容をバックアップするための電源が不要である。 (d)従来のEEPROMによるシステムに比較する
と、素子を小型化できるので、大容量化に対応すること
ができる。 なお、フラッシュ・ファイル・システムについては、例
えば、インテル社・マイクロソフト社の機能仕様書(リ
ビジョン0.01)(1990-02-05)に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、フラッシュ・ファイル・システムには次のよう
な問題点がある。 ビット値1を0にすることは簡単であるが、0を1に
する際には、消去ブロック(32Kバイト程度)単位に
フラッシュ(ブロック内の全ビット値を1にする)しな
ければならない。 フラッシュのために、一定時間(1秒程度)を費して
しまう。 磁気メディアのように、無限に近い書き込み/再書き
込みは不可能である(10万回程度)。さらに、別の問
題点として、次の3点がある。 従来のファイル・システムとは異なり、ネットワ−ク
ドライブのようにファイル入出力命令をトラップし、ス
タックを利用するようにデ−タを保存していくため、セ
クタ単位のリ−ド/ライトは不可能であり、一部のアプ
リケ−ション(例えば、CHKDSK,ノ−トンユ−テ
ィリティ等)が使用できない。 デ−タを保存していく際に、スタックのようにポイン
タによるチェインで行うため、不要となったデ−タレコ
−ドを消去するためには、ファイル・システム全体の再
構築を行う必要がある。その結果、前デ−タを保存して
おく外部メモリが必要となる。 ファイル中の1バイトが更新されただけで、その修正
されたバイト以降のファイルデ−タを別のエリアに書き
換えなければならない。 本発明の目的は、これら従来の課題を解決し、(イ)ア
プリケ−ションへの制約事項を排除するため、従来のF
ATファイル・システムのインタフェ−スを維持し、
(ロ)性能劣化を極力抑えるために、無駄な書き換えや
フラッシュ回数を減らし、(ハ)固定エリアに対する書
き込みが集中しないように、デ−タを分散させ、(ニ)
フラッシュ操作のために、外部のメモリを使用しないよ
うなフラッシュ・ファイル・システムを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のフラッシュ・ファイル・システムは、
(イ)フラッシュROMで構成され、複数の消去ブロッ
クを具備したフラッシュ・ファイル・システムにおい
て、複数のレコ−ド、および各レコ−ド毎にレコ−ドが
未使用か、無効かを、また使用中のときには、セクタ番
号とレコ−ド番号をそれぞれ示す位置情報から構成さ
れ、各レコ−ドがランダムにしかも他のレコ−ドとは独
立して存在する複数の消去ブロックを有し、該消去ブロ
ックの1個を、ランダムアクセスの作用で不連続な未使
用エリアを集合して、ファイルシステムの再構築を行う
Garbage Collectionのために、他の有効デ−タによ
り使用されないようにすることを特徴としている。ま
た、(ロ)レコ−ドと論理的なファイルシステムの存在
位置を関連付ける位置情報は、フラッシュROMの各レ
コ−ド間に挿入されるとともに、フラッシュROMに接
続されたシステム側のRAM上の位置情報格納エリアに
読み込まれて、システム側からフラッシュROMの指定
されたレコ−ドへのアクセスの際に、RAM上の位置情
報格納エリアを参照することによりアクセスすることも
特徴としている。さらに、(ハ)システム側からフラッ
シュROMのレコ−ドを更新する場合、レコ−ド内の構
成ビットが前デ−タと更新デ−タの間で、0から1への
変化が発生しないときには、同一レコ−ド上で上書きす
ることも特徴としている。
【0006】
【作用】本発明においては、外部にフラッシュROMの
元デ−タを保存するバッファを持たなくてもよいため、
0を1に書き換えるときでも、元デ−タを加工して書き
込んでから、フラッシュ処理を行うのみでよい。従来で
は、元デ−タをバッファに読み込んでから、フラッシュ
処理の後、元デ−タを加工して書き込んでいたので、処
理が遅くなっていたが、本発明では、各レコ−ドが独立
して存在するにもかかわらず、高速処理が可能である。
また、従来のフラッシュROMでは、下位から上位へポ
インタをチェインして保存していたが、本発明では各レ
コ−ドがチェインされておらず、独立して存在し、Gar
bageブロックも浮動的、つまり固定ブロックでなく変動
ブロックであるため、固定エリアへの書き込み集中がな
く、デ−タは分散される。また、バッファが不要である
ため、これを有効に利用することができ、他のアプリケ
−ション等に解放できる。さらに、本発明では、0から
1に変化させる時以外は、デ−タを上書きするだけであ
り、その結果、無駄な書き換えやフラッシュの回数を減
少させるので、性能の劣化が殆んどない。さらに、本発
明では、従来のFATファイル・システムに対応してい
るので、物理的アクセスが可能であり、アプリケ−ショ
ン等の制約がない。また、従来のフラッシュROMと同
じく、バックアップ電源は不要である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すフラッシュ
・ファイル・システムの斜視図である。ここでは、フラ
ッシュ・メモリカ−ドを扱う場合を示しているが、それ
以外のフラッシュ・メモリでも同じである。図1では、
フラッシュROM4により構成されたメモリカ−ド1
を、メモリカ−ドスロット2を介して装着し、ファイル
システムとして使用するシステム装置3を示している。
図2は、図1におけるフラッシュROM内デ−タの構成
図である。1MバイトのフラッシュROMとしては、図
2に示すように、#0〜#31の消去ブロック(各々、
32Kバイト)から構成される。各消去ブロックの内容
は、8バイトの制御情報を先頭に、レコ−ド#0〜#2
51の各デ−タ(各々、2+128バイト)が配列さ
れ、それらのデ−タの間に、レコ−ド#nの位置情報
(各々2バイト)が挿入されている。これらの位置情報
は、1〜16383のセクタ番号(このうち、1638
3は未使用レコ−ド)とセクタ内レコ−ド番号(0〜
3)から構成されている。位置情報の長さ、つまりセク
タ長は、1消去ブロック内では2バイト×256=51
2バイトである。従って、システム側からのセクタ単位
のリ−ド/ライト要求に対して、4レコ−ド/セクタの
アクセスが可能であり、その場合のアクセス対象は、消
去ブロック数=32、1消去ブロック当りのレコ−ド数
=252、全セクタ数=1953となる。なお、これら
の数値は一例であって、Garbageブロック数もここでは
1としている。
【0008】次に、用語の定義を記載しておく。Garba
geブロックとは、消去ブロックのうちのいくつかのブロ
ックのことで、図2では1である。すなわち、未使用レ
コ−ドがなくなって、無効レコ−ドが存在する場合に、
無効レコ−ドを未使用レコ−ドにするために使用される
(Garbage Collection)。レコ−ドとは、フラッシュ
ROM内のデ−タ格納単位である。ここでは、セクタサ
イズ(512バイト)の方がレコ−ド内デ−タエリアサ
イズ(2+128バイト)よりも長くなっている。Gar
bage Collectionとは、ランダムアクセスの作用によ
り、不連続にできた未使用エリアを集め、ファイルシス
テムの再構築を行うことである。位置情報とは、各レコ
−ドが未使用であるか、無効であるか、あるいは使用中
であるならば、何番目のセクタの何番目のレコ−ドであ
るかを示す。制御情報とは、消去ブロックにレコ−ドが
またがらないようにするための緩衝エリアである。そし
て、その消去ブロックがGarbageブロックか否かの情報
や、ブロック内に含まれるレコ−ド数やサイズ、そして
制御情報のサイズ等を格納する。ここでは、Garbageブ
ロックの場合、全ビットが1となり、それ以外は何等か
の情報が入っているものとする。位置情報格納エリアと
は、位置情報を格納するためのシステム内のメモリエリ
アのことである。該当エリアを高速にポイントするため
に使用される。本実施例のように、デ−タレコ−ドがラ
ンダムに、しかも他のレコ−ドとは独立して(つまり、
ポインタのチェィン等がない)存在するため、レコ−ド
検索時に不可欠である。レコ−ド内位置情報(レコ−ド
#nの位置情報)を基にして、何番目の消去ブロックの
何番目のレコ−ドであるかの情報を、セクタ番号順に配
列する。
【0009】図3は、図1におけるファイル・システム
の構成図である。図3において、1はメモリカ−ド、4
はメモリカ−ド1の構成要素であるフラッシュメモリ
部、5はシステムとメモリカ−ド1を結合するコネク
タ、11はコネクタ5の挿入または抜出を監視するため
の挿抜監視部、12はフラッシュメモリ部4のフラッシ
ュ処理を行うフラッシュ処理部、13は位置情報を管理
する位置情報管理部、14は位置情報を格納する位置情
報格納エリア、15は書き込み要求に従って書き込みを
行う書き込み処理部、16は読み込み要求に従って読み
込みを行う読み込み処理部、17はシステム内のシステ
ムメモリ部である。図4は、図3における位置情報格納
エリアの構成図である。レコ−ド#n位置情報を基に、
セクタ番号の順序で、かつ同一セクタ番号のセクタ内レ
コ−ド番号の順序に配列することにより、該当レコ−ド
を高速にポイントすることができる。1つの位置情報格
納エリアには、0〜254の消去ブロック番号と、0〜
255(このうち、255は未書き込みレコ−ド)の消
去ブロック内レコ−ド番号とが格納され、全体で2バイ
トから構成される。図5は、位置情報格納エリアの更新
動作のフロ−チャ−トである。ここでは、bを消去ブロ
ック番号、rbを消去ブロック内レコ−ド番号、sをセ
クタ番号、rsをセクタ内レコ−ド番号とする。本実施
例では、リム−バブル(挿抜可能)なファイル・システ
ムを考えているので、このエリアの更新は、挿抜監視部
11からの指示、あるいはシステムのリセット信号(電
源のオン・オフ、リセットスイッチによるもの、あるい
は初期化処理が行われることにより発生)により行われ
る。これらの指示による更新は、交換されたことを状態
フラグに保持しておき、読み込み/書き込み処理の前に
行うことも可能である。更新処理は、上記指示に基づい
て位置情報管理部13が実行する。位置情報管理部13
は、メモリカ−ド1内のフラッシュメモリ部4から、各
レコ−ドの位置情報を読み込み、位置情報格納エリア1
4に構成を変更して保存する。この際に、未だ書き込ま
れていないセクタに対応するエリアは、FFFFh(全
ビットとも1)とする。図5において、先ずリセット信
号により位置情報格納エリアを全てFFFFhとする
(ステップ101)。(b,rb)で示される位置情報
(s,rs)の読み取りを行い(ステップ104)、s
=1〜16382であり、有効レコ−ドであるか否かを
判定し(ステップ105)、(s,rs)で示される位
置情報格納エリアに(b,rb)を保存する(ステップ
106)。保存されたならば、処理を元に戻す。そし
て、消去ブロック番号bが0〜31に変更される毎に、
繰り返し同一動作(104〜106)を実行する(ステ
ップ102)。消去ブロック内レコ−ド番号rbが0〜
251に変更される毎に繰り返し同一動作(104〜1
06)を実行する(ステップ103)。
【0010】次に、フラッシュ・ファイル・システムの
初期化(FORMAT)について述べる。オペレ−ティ
ング・システム(OS)上でファイル・システムを運用
する場合、通常は何等かの初期化処理が必要である。こ
の初期化処理は、物理フォ−マット(メディア内を区画
化する作業)と、論理フォ−マット(OSが必要とする
情報を書き込む作業、例えば、ディレクトリFAT等)
の2種で構成される。本実施例では、物理フォ−マット
が全消去ブロックのフラッシュ、論理フォ−マットは従
来の磁気メディアとの互換性を維持しているため、通常
の作業に相当する。通常の作業とは、OSに依存する
が、ここではMS−DOSのFATファイル・システム
に準じる。本実施例の場合、物理フォ−マット(フラッ
シュ作業)は、特定のID(区画情報や位置情報)を書
き込む必要がないので、全消去ブロックをフラッシュす
るのみでよい。すなわち、位置情報は書き込み処理で更
新され、またフラッシュすることにより、自動的に未使
用レコ−ドの意味になるからである。また、論理フォ−
マットは、書き込み処理と同一の方法で行うことができ
る。全消去ブロックのフラッシュは、当然、位置情報格
納エリアの更新を引き起こす必要がある。すなわち、こ
の場合には、図3において、初期化要求がフラッシュ処
理部12に入力され、フラッシュ処理部12でフラッシ
ュ処理が行われた後、位置情報管理部13に入力されて
位置情報格納エリアの更新が行われる。
【0011】図6は、本発明における読み込み処理のフ
ロ−チャ−トである。システム側(通常、OS)からの
読み込み要求は、セクタ単位で行われる。本実施例で
は、セクタをいくつかのレコ−ドに分割し、各レコ−ド
を非連続のエリアに格納する。ここでは、位置情報に占
有されてしまう容量と、書き換え発生頻度のトレ−ドオ
フで定められた数、ここでは説明の都合上、4つに分割
されている。従って、図3において、読み込み要求が発
生すると(セクタ番号(s)とシステムメモリ部17へ
の転送アドレスを入力とする)、読み込み処理部16
は、指定されたセクタのデ−タがフラッシュ・メモリ部
4のどこに格納されているかを判定するために、位置情
報格納エリア14にアクセスする。そして、位置情報格
納エリア14から(s,rs)で表される(b,rb)
を取得する(ステップ112)。この情報がFFFFh
(消去ブロック番号フィ−ルドが255)のときには
(ステップ113)、そのセクタは未だ書き込まれてい
ないと判断し、全て0のダミ−デ−タを指定されたシス
テムメモリ部17のアドレスに転送する(ステップ11
5)。また、この情報があるレコ−ドを指示していたと
きには(ステップ113)、そのレコ−ド内のデ−タを
反転しながら、指定されたシステム・メモリ部17のア
ドレスに転送する(ステップ114)。デ−タを反転す
る場合、ビット0から1への変化をできるだけ避けるた
めに、初期化直後に全てのビットを1にし、それ以降、
有効なデ−タが書き込まれるまで、なるべく1のままの
状態にする。従って、全て1が書き込まれているなら
ば、システム側からは0が書き込まれているように見え
る。すなわち、FATファイルシステムでは、ディレク
トリやFATの未使用エリアを0で表わしているからで
ある。
【0012】図7は、本発明における書き込み処理のフ
ロ−チャ−トである。この場合には、読み込み処理と同
じように、システム側からの書き込み要求がセクタ単位
で行われ、本実施例では、レコ−ドに分割されて、非連
続のエリアに格納される。書き込み要求が発生すると、
書き込み処理部15は、位置情報格納エリア14を参照
して、既に書き込まれているセクタか否かを判断する
(ステップ122,123)。もし、書き込まれていた
ならば、更新すべきデ−タ(指定されたデ−タ)と比較
して(ステップ124)、0から1への変化が発生する
か否かを判断し(ステップ125)、発生しない場合に
は、デ−タを上書きする。すなわち、指定された書き込
みデ−タを反転しながら(b,rb)で表わされるレコ
−ドに転送する(ステップ133)。一方、0から1へ
の変化が発生する場合には、前レコ−ドを無効化する
(ステップ126)。すなわち、レコ−ド内位置情報を
0に、位置情報格納エリアの該当位置をFFFFh(未
書き込み)にして、未使用レコ−ドを取得する(ステッ
プ127)。取得できた場合には(ステップ128)、
レコ−ドの有効化を行う(ステップ132)。すなわ
ち、レコ−ド内位置情報を指定セクタ番号・レコ−ド番
号に、そのレコ−ドのブロック番号とレコ−ド番号を位
置情報格納エリアの該当位置に、それぞれ設定する。そ
して、読み込み処理と同じように、指定された書き込み
デ−タを反転しながら、(b,rb)で表わされるレコ
−ドに転送する(ステップ133)。
【0013】図7において、既に書き込まれているか否
か、つまりb=0〜254であるか否かを判断して(ス
テップ123)、未だ書き込まれていない場合には、同
じように未使用レコ−ドを取得し(Garbageブロック以
外の未使用レコ−ド)(ステップ127)、レコ−ドの
有効化を行い(ステップ132)、デ−タの転送を行う
(ステップ133)。未使用レコ−ドを取得する場合に
は、Garbageブロックを除いて検索する(ステップ12
7)。すなわち、制御情報が全ビット1になっているブ
ロックを除外する。しかし、未使用レコ−ドがなくなっ
ている時には(ステップ128)、無効レコ−ド(レコ
−ド内位置情報が0000h)を含む消去ブロックの無
効レコ−ド以外の情報(制御情報も含む)をGarbageブ
ロックに転送し(ステップ129)、元のブロックのフ
ラッシュ要求をフラッシュ処理部12に対して要求する
(ステップ131)。その場合、無効レコ−ドは自動的
に未使用レコ−ドとなる。フラッシュが終了すると、自
動的にそのブロックは、Garbageブロックとなる。この
時、位置情報格納エリア14の該当レコ−ドのブロック
番号を、新しい値に更新する(ステップ130)。
【0014】以上説明したように、本実施例において
は、(イ)Garbage Collectionを行う場合の元のデ
−タを保存するためのバッファをシステム側に用意する
必要がなくなるので、システム側のメモリを有効に利用
でき、他のアプリケ−ション等に解放できる。(ロ)G
arbageブロックであった箇所がデ−タブロックになった
り、その逆になったりして、Garbageブロックとデ−タ
ブロックを兼用しているように動作するので、外部に元
のデ−タを保存するバッファを設けた場合に比較して、
デ−タの転送量を少なくすることができる。すなわち、
後者の場合には、元デ−タの読み込み→フラッシュ→元
デ−タを加工して書き込みの順序で処理されるが、本実
施例では、元デ−タを加工して書き込み→フラッシュの
順序で処理できる。(ハ)Garbageブロックが浮動的、
つはり固定ブロックでなく、変動ブロックであるため、
固定エリアへの書き込みの集中がない。(ニ)従来のF
ATファイルシステムに対応しているため、物理的アク
セスが可能であり、アプリケ−ション等の制約事項がな
くなる。(ホ)バックアップ電源不要のファイルシステ
ムが実現できる。(ヘ)チェインしていないブロックの
集合であり、各レコ−ドが独立して存在しているにもか
かわらず、高速に各レコ−ドの存在位置を把握できる。
(ト)セクタとレコ−ドの対応付けが単純であるため、
レコ−ドサイズの変更等に柔軟に対処できる。(チ)0
から1への変化が起る時以外は、デ−タを上書きするの
で、無駄な書き換えや、フラッシュの回数を減少させる
ことができる。
【0015】
【発明の効果】このように、本発明によれば、従来のF
ATファイルシステムのインタフェ−スを維持すること
ができ、かつフラッシュ回数や無駄な書き換えをなくし
ているので、性能劣化を極力なくすことが可能である。
また、固定エリアに対する書き込み集中がなくなるの
で、デ−タを分散化することができ、しかもフラッシュ
操作のために、外部のメモリを使用しないので、システ
ム側のメモリを有効に利用できる。さらに、デ−タの転
送量が少なてすみ、レコ−ドサイズの変更等に柔軟に対
処でき、しかもバックアップ用電源を不要にできる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフラッシュ・ファイル・
システムの斜視図である。
【図2】図1におけるフラッシュROM内デ−タの構成
図である。
【図3】図1におけるファイルシステムの構成図であ
る。
【図4】図1における位置情報格納エリアの構成図であ
る。
【図5】本発明における位置情報格納エリアの更新フロ
−チャ−トである。
【図6】本発明における読み込み処理のフロ−チャ−ト
である。
【図7】本発明における書き込み処理のフロ−チャ−ト
である。
【符号の説明】
1 メモリカ−ド 2 メモリカ−ドスロット 3 システム装置 4 フラッシュROM 5 コネクタ 11 挿抜監視部 12 フラッシュ処理部 13 位置情報管理部 14 位置情報格納エリア 15 書き込み処理部 16 読み込み処理部 17 システムメモリ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュROMで構成され、複数の消
    去ブロックを具備したフラッシュ・ファイル・システム
    において、複数のレコ−ド、および各レコ−ド毎に該レ
    コ−ドが未使用か、無効かを、また使用中のときには、
    セクタ番号とレコ−ド番号をそれぞれ示す位置情報から
    構成され、各レコ−ドがランダムにしかも他のレコ−ド
    とは独立して存在する複数の消去ブロックを有し、該消
    去ブロックの1個を、ランダムアクセスの作用で不連続
    な未使用エリアを集合して、ファイルシステムの再構築
    を行うGarbage Collectionのために、他の有効デ−
    タにより使用されないようにすることを特徴とするフラ
    ッシュ・ファイル・システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフラッシュ・ファイル
    ・システムにおいて、上記レコ−ドと論理的なファイル
    システムの存在位置を関連付ける位置情報は、フラッシ
    ュROMの各レコ−ド間に挿入されるとともに、該フラ
    ッシュROMに接続されたシステム側のRAM上の位置
    情報格納エリアに読み込まれて、該システム側から該フ
    ラッシュROMの指定されたレコ−ドへのアクセスの際
    に、該RAM上の位置情報格納エリアを参照することに
    よりアクセスすることを特徴とするフラッシュ・ファイ
    ル・システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のフラッシュ・ファイル
    ・システムにおいて、上記システム側から該フラッシュ
    ROMのレコ−ドを更新する場合、該レコ−ド内の構成
    ビットが前デ−タと更新デ−タの間で、0から1への変
    化が発生しないときには、同一レコ−ド上で上書きする
    ことを特徴とするフラッシュ・ファイル・システム。
JP4240635A 1992-09-09 1992-09-09 フラッシュ・ファイル・システム Pending JPH0695955A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4240635A JPH0695955A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 フラッシュ・ファイル・システム

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JP4240635A JPH0695955A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 フラッシュ・ファイル・システム

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JPH0695955A true JPH0695955A (ja) 1994-04-08

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ID=17062435

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