JP2000065111A - 操作子の操作機構 - Google Patents

操作子の操作機構

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JP2000065111A
JP2000065111A JP10233785A JP23378598A JP2000065111A JP 2000065111 A JP2000065111 A JP 2000065111A JP 10233785 A JP10233785 A JP 10233785A JP 23378598 A JP23378598 A JP 23378598A JP 2000065111 A JP2000065111 A JP 2000065111A
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Japan
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coil spring
spring receiving
coil
receiving member
frictional resistance
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JP10233785A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Masayuki Hirase
雅之 平瀬
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストの低減を図り、バネの軸方向長さを
抑制して全体をコンパクトにし、操作子を回動操作した
際における操作感を損なうことがないようにする。 【解決手段】固定系部材に支持軸を回動自在に軸支され
た操作子と、操作子に一体的に配設されたコイルスプリ
ング受け部材と、コイルスプリング受け部材の一方の面
たる摩擦面と対向して配置された固定系の摩擦抵抗部材
と、コイルスプリング受け部材の他方の面たるコイルス
プリング受け面と固定系部材との間に配設され、コイル
スプリング受け面と当接してコイルスプリング受け部材
を付勢して、コイルスプリング受け部材を摩擦抵抗部材
に圧接するコイルスプリングとを有し、コイルスプリン
グは、コイルの直径が順次縮小あるいは拡大するような
渦巻状に形成されていて、コイルの巻き方向と直交する
方向に付勢力を与えるためにコイルの巻き方向と直交す
る方向に所定の高さを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作子の操作機構
に関し、さらに詳細には、テレビジョン特殊映像効果装
置などの映像効果装置や、あるいは音響効果装置などの
ような各種装置の操作子の操作機構に用いて好適な操作
子の操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2種類の画像を重ね合わせた
り、あるいは2種類の画像を切り換えたりすることので
きるテレビジョン特殊映像効果装置が知られている。
【0003】こうしたテレビジョン特殊映像効果装置に
おいて、2種類の画像を重ね合わせたり、あるいは2種
類の画像を切り換えたりする際には、操作子の操作量に
応じて2種類の画像の重ね合わせ度合いや切り換え度合
いを制御するようになされていた。即ち、テレビジョン
特殊映像効果装置は、操作子と連動する位置検出手段と
してのボリュームを備えており、ボリュームから出力さ
れるボリューム値を変化させるための回動軸を操作子の
操作に応じて回動させ、操作子の操作量に応じてボリュ
ーム値を変化させることにより、ボリューム値の変化に
従って2種類の画像の重ね合わせ度合いや切り換え度合
いを制御していた。
【0004】ところで、こうした従来のテレビジョン特
殊映像効果装置における操作子の操作機構においては、
操作子に操作抵抗を付与するための摩擦抵抗力や、操作
子を任意の位置に保持しておくための摩擦抵抗力を生成
するためにバネを用いていた。
【0005】こうしたバネを用いて操作子に摩擦抵抗力
を付与する操作子の操作機構として、例えば、図1に示
すような構造のものが用いられている。なお、図1は操
作子の操作機構の概念構成一部断面図である。
【0006】この図1に示す操作子の操作機構におい
て、ケース200は、側壁部202、204、206を
備えている。
【0007】側壁部204と側壁部206との間には、
操作子(図示せず)に連設されるバネ受け部材208と
一体的に形成された支持軸210が回動自在に軸支され
ている。
【0008】そして、バネ受け部材208と側壁部20
6との間には、皿バネ212が配設されており、皿バネ
212の付勢力によりバネ受け部材208が側壁部20
6側に押圧されるようになされている。
【0009】また、バネ受け部材208と側壁部204
との間には、摩擦抵抗力を増大するために、例えば、フ
ェルトなどの柔らかい素材により形成された摩擦抵抗部
材214が配設されている。
【0010】以上の構成において、図1に示す操作子の
操作機構においては、皿バネ212の付勢力によりバネ
受け部材208が側壁部206側に押圧され、これによ
りバネ受け部材208が摩擦抵抗部材214に圧接され
て、バネ受け部材208に連設された操作子に摩擦抵抗
力が付与されることになる。
【0011】また、バネとして皿バネ212を用いてい
るために、支持軸210の軸方向長さを比較的短くする
ことができ、全体構成をコンパクトにすることができ
る。
【0012】しかしながら、図1に示す操作子の操作機
構においては、皿バネ212を用いて操作子に摩擦抵抗
力を付与するようにしていたため、皿バネ212を成形
するための金型が必要となり、また、製造過程で皿バネ
212の原材料に端材が生ずることとなっていた。
【0013】このため、金型を用意するために初期投資
が増大するとともに、摩擦抵抗力を生じさせる付勢力を
微調整するためのバネの仕様変更を自由に行うことがで
きず、端材が生ずるために原材料費が嵩み、製造コスト
の上昇を招来するという問題点があった。
【0014】一方、バネとしてコイルバネを用いた操作
子の操作機構として、例えば、図2に示すような構造の
ものが用いられている。なお、図2は、操作子の操作機
構の概念構成一部断面図である。
【0015】なお、本明細書に添付する図面において
は、各図において同一または相当する構成には同一の符
号を用いて示しており、また、本明細書において一度説
明した構成に関しては、重複する説明は省略するものと
する。
【0016】この図2に示す操作子の操作機構におい
て、ケース200の側壁部204と側壁部206との間
には、操作子(図示せず)に連設される摩擦力受け部材
216と一体的に形成された支持軸218が回動自在に
軸支されている。
【0017】また、支持軸218にはバネ受け部材22
0が配設されており、バネ受け部材220と側壁部20
6との間には、コイルバネ222が配設されており、コ
イルバネ222の付勢力によりバネ受け部材208が側
壁部206側に押圧されるようになされている。
【0018】また、バネ受け部材220と摩擦力受け部
材216との間および摩擦力受け部材216と側壁部2
04との間には、摩擦抵抗力を増大するために、例え
ば、フェルトなどの柔らかい素材により形成された摩擦
抵抗部材214が配設されている。
【0019】以上の構成において、図2に示す操作子の
操作機構においては、コイルバネ222の付勢力により
バネ受け部材220が側壁部206側に押圧され、これ
により摩擦力受け部材216が摩擦抵抗部材214の間
に圧接されて、摩擦力受け部材216に連設された操作
子に摩擦抵抗力が付与されることになる。
【0020】また、バネとしてコイルバネ222を用い
ているために、コイルバネ222の製造の際に金型を用
意する必要がなく初期投資を抑制することができ、ま
た、端材が生ずることがないため原材料費を低減するこ
とでき、製造コストを抑制することができるとともに、
摩擦抵抗力を生じさせる付勢力を微調整するためのバネ
の仕様変更を自由に行うことができる。
【0021】しかしながら、図2に示す操作子の操作機
構においては、コイルバネ222を用いて操作子に摩擦
抵抗力を付与するようにしていたため、コイルバネ22
2の軸方向の長さが皿バネに比べて増大するという問題
点があった。
【0022】また、操作子が回動操作されたときに、コ
イルバネ222がバネ受け部材220の回転とともに回
転されてコイルバネ222にねじれが生じ、操作子の回
動操作後にねじれによって蓄積された付勢力によって操
作子が戻されるようなり、操作感を損なうという問題点
があった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の操作子の操作機構における各種の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、製
造コストの低減を図ることができるとともに、バネの軸
方向長さを抑制して全体をコンパクトにすることがで
き、しかも操作子を回動操作した際における操作感を損
なうことがないようにした操作子の操作機構を提供しよ
うとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、固定系部材
に支持軸を回動自在に軸支された操作子と、上記操作子
に一体的に配設されたコイルスプリング受け部材と、上
記コイルスプリング受け部材の一方の面たる摩擦面と対
向して配置された固定系の摩擦抵抗部材と、上記コイル
スプリング受け部材の他方の面たるコイルスプリング受
け面と上記固定系部材との間に配設され、上記コイルス
プリング受け面と当接して上記コイルスプリング受け部
材を付勢して、上記コイルスプリング受け部材を上記摩
擦抵抗部材に圧接するコイルスプリングとを有し、上記
コイルスプリングは、コイルの直径が順次縮小あるいは
拡大するような渦巻状に形成されていて、コイルの巻き
方向と直交する方向に付勢力を与えるためにコイルの巻
き方向と直交する方向に所定の高さを備えるものであ
る。
【0025】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、渦巻状のコイルスプリングを用いているの
で、このコイルスプリングを圧縮した際には、コイルス
プリングの外周側のコイル内に内周側のコイルが入り込
むように圧縮されるので、通常のコイルスプリングを用
いる場合よりもその軸方向長さを著しく短縮することが
でき、全体の構成を皿バネを用いた場合と同様にコンパ
クトすることができる。
【0026】また、本発明のうち請求項1に記載の発明
によれば、コイルスプリングを用いているので、製造時
に金型が必要でないとともに端材も生じないため、製造
コストの低減を図ることができる。
【0027】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、固定系部材に支持軸を回動自在に軸支された操作子
と、上記支持軸に一体的に配設された板状部材と、上記
支持軸に軸支されるとともに、上記固定系部材に対して
回動しないように係止され、上記板状部材に対向して配
置されたコイルスプリング受け部材と、上記板状部材の
一方の面と上記コイルスプリング受け部材の一方の面と
の間に配設された摩擦抵抗部材と、上記コイルスプリン
グ受け部材の他方の面たるコイルスプリング受け面と上
記固定系部材との間に配設され、上記コイルスプリング
受け面と当接して上記コイルスプリング受け部材を付勢
して、上記コイルスプリング受け部材を上記摩擦抵抗部
材を介して上記板状部材に圧接するコイルスプリングと
を有し、上記コイルスプリングは、コイルの直径が順次
縮小あるいは拡大するような渦巻状に形成されていて、
コイルの巻き方向と直交する方向に付勢力を与えるため
にコイルの巻き方向と直交する方向に所定の高さを備え
るものである。
【0028】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明によれば、渦巻状のコイルスプリングを用いているの
で、このコイルスプリングを圧縮した際には、コイルス
プリングの外周側のコイル内に内周側のコイルが入り込
むように圧縮されるので、通常のコイルスプリングを用
いる場合よりもその軸方向長さを著しく短縮することが
でき、全体の構成を皿バネを用いた場合と同様にコンパ
クトすることができる。
【0029】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
によれば、コイルスプリングを用いているので、製造時
に金型が必要でないとともに端材も生じないため、製造
コストの低減を図ることができる。
【0030】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、固定系部材に支持軸を回動自在に軸支された操作子
と、上記支持軸に一体的に配設された板状部材と、上記
支持軸に軸支されるとともに、上記板状部材に対して回
動しないように係止され、上記板状部材に対向して配置
されたコイルスプリング受け部材と、上記コイルスプリ
ング受け部材の一方の面たる摩擦面と対向して配置され
た固定系の摩擦抵抗部材と、上記板状部材の一方の面と
上記コイルスプリング受け部材の他方の面たるコイルス
プリング受け面との間に配設され、上記コイルスプリン
グ受け面と当接して上記コイルスプリング受け部材を付
勢して、上記コイルスプリング受け部材を上記摩擦抵抗
部材に圧接するコイルスプリングとを有し、上記コイル
スプリングは、コイルの直径が順次縮小あるいは拡大す
るような渦巻状に形成されていて、コイルの巻き方向と
直交する方向に付勢力を与えるためにコイルの巻き方向
と直交する方向に所定の高さを備えるものである。
【0031】従って、本発明のうち請求項3に記載の発
明によれば、渦巻状のコイルスプリングを用いているの
で、このコイルスプリングを圧縮した際には、コイルス
プリングの外周側のコイル内に内周側のコイルが入り込
むように圧縮されるので、通常のコイルスプリングを用
いる場合よりもその軸方向長さを著しく短縮することが
でき、全体の構成を皿バネを用いた場合と同様にコンパ
クトすることができる。
【0032】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
によれば、コイルスプリングを用いているので、製造時
に金型が必要でないとともに端材も生じないため、製造
コストの低減を図ることができる。
【0033】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、本発明のうち請求項1、2または3に記載の発明に
おいて、上記コイルスプリングは、少なくとも一方の端
部を上記固定系部材または上記板状部材に係止するよう
にしたものである。
【0034】従って、本発明のうち請求項4に記載の発
明によれば、コイルスプリング受け面と当接するコイル
スプリングの少なくとも一方の端部が固定係部材または
板状部材に係止されるので、操作子を回動しても、コイ
ルスプリング受け部材の回動に伴うコイルスプリング受
け面とコイルスプリングの当接部位との間に発生する摩
擦抵抗によってコイルスプリングがねじられることがな
く、常に安定した付勢力によりコイルスプリング受け部
材を摩擦抵抗部材に対して押し付けることができる。こ
のため、操作子を回動操作する際においても、操作抵抗
が安定した優れた操作感を得ることができる。
【0035】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、本発明のうち請求項1または2に記載の発明におい
て、上記コイルスプリング受け部材の上記コイルスプリ
ング受け面には、上記コイルスプリングの当接箇所の外
周部に突出部を形成するようにしたものである。
【0036】従って、本発明のうち請求項5に記載の発
明によれば、コイルスプリング受け面に塗布したグリー
スは、突出部によってコイルスプリング受け面からの移
動が制限されて、グリースの流出が抑止される。また、
突出部によって、コイルスプリングの位置決めもなされ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明による操作子の操作機構の実施の形態の一例
を詳細に説明する。
【0038】図3には本発明による操作子の操作機構の
実施の形態の一例を示す概略構成斜視図が示されてお
り、また、図4にはその概略構成分解斜視図が示されて
いる。なお、この操作子の操作機構は、例えば、テレビ
ジョン特殊映像効果装置に用いられるものとする。
【0039】この操作子の操作機構10は、テレビジョ
ン特殊映像効果装置の操作パネル面Pに設けられた取付
開口部12内に、操作パネル面Pの外側上方から挿入さ
れ、操作パネル面Pに形成された取付台部14にネジ1
6を用いてネジ結合されるものである。
【0040】操作子の操作機構10は、上面に開口部1
8aを形成した固定系部材たるケース18を備え、この
ケース18内に、開口部18aからレバー20aを突出
形成した操作子20が配置されている。なお、レバー2
0aの上端部には、略T字形状の把持部112bが取り
付けられている。
【0041】ケース18は、位置検出手段としてのボリ
ューム108が取り付けられる第1ケース部材22と、
開口部18aを形成するための切り欠き部24aが形成
された第2ケース部材24とを備えていて、ネジ26に
より第1ケース部材22と第2ケース部材24とをネジ
結合することにより構成されている。
【0042】ここで、符号28は操作子20のカバーで
あり、図5(a)(b)(c)(d)(e)(f)
(g)には、カバー20の詳細な構成が示されている。
【0043】このカバー28は、図5(a)の平面図に
おいてコの字型に形成されているので操作機構10を操
作パネル面Pに結合した後に、開口部28aの間にレバ
ー20aを位置させるようにして、脚部28bを取付台
部14の嵌合部14aに嵌合させるとともに、脚部28
cを取付台部14の嵌合部14bに嵌合させて、取付台
部14上に配置されるものであり、把持部112bを分
離可能にしたり操作機構10を操作パネル面Pの下方よ
り組み付ける必要がないようにしてある。
【0044】上記したように、第1ケース部材22に
は、ボリューム108が取り付けられている。ここで、
ボリューム108は、先端部をDカットされた回動軸1
08aを操作子20側に突出するようにして、回動軸1
08aを第1ケース部材22の貫通孔22aに挿通した
状態で第1ケース部材22に固着されている。なお、符
号30は回動軸108aに挿通されるワッシャーであ
り、符号32は回動軸108aに挿通されるナットであ
る。
【0045】また、第1ケース部材22には、操作子2
0を第2ケース部材24方向へ付勢するコイルスプリン
グ34の外周側端部34aと内周側端部34bとを、そ
れぞれ嵌合する嵌合孔22bと嵌合孔22cとが形成さ
れている。即ち、コイルスプリング34は、外周側端部
34aを嵌合孔22bに嵌合させるとともに、内周側端
部34bを嵌合孔22cに嵌合させることにより、第1
ケース部材22に係止されている。
【0046】ここで、図6(a)(b)には、コイルス
プリング34の詳細な構成が示されている。即ち、この
コイルスプリング34は、巻き数が3の三重巻に形成さ
れているものであって、コイルの直径が順次縮小(ある
いは拡大)するような渦巻状に形成されている。そし
て、コイルスプリング34においても一般のコイルスプ
リングと同様に、コイルの巻き方向と直交する方向に付
勢力を与えるために、コイルの巻き方向と直交する方向
に所定の高さhを備えるように巻回されている。
【0047】なお、コイルスプリング34の外周側端部
34aと内周側端部34bとは、コイルの巻き方向と直
交する方向たる高さ方向に曲折されている。
【0048】さらに、第1ケース部材22には、その下
部両側に操作子20方向に突出形成された操作子位置規
制突起22dが設けられており、この位置規制突起22
dにはストッパーブッシュ36が嵌挿されている。
【0049】このストッパーブッシュ36を嵌挿された
位置規制突起22dと操作子20の軸円板部38(後述
する)の段部38a(後述する)とが当接することによ
り、操作子20の回動範囲の規制を行っている。
【0050】次に、操作子20について説明すると、図
7(a)(b)(c)(d)(e)(f)には操作子2
0の詳細な構成が示されており、操作子20は、レバー
20aに連設された軸円板部38を備えている。この軸
円板部38の中心部位には、内部が中空状態で階段状に
突出形成された支持軸38bが設けられている。そし
て、支持軸38bは第2ケース部材24の貫通孔24b
内に回動自在に軸支されることになり、操作子20は支
持軸38bによって片持ち支持されることになる。
【0051】なお、固定系部材たる第2ケース部材24
の貫通孔24bの外周部位には、軸円板部38と当接す
ることにより、操作子20に操作抵抗を付与するための
摩擦抵抗力や、操作子20を任意の位置に保持しておく
ための摩擦抵抗力を生成する、例えば、フェルトなどの
柔らかい素材により形成された摩擦抵抗部材40が貼り
付けられている。
【0052】また、軸円板部38には段部38aが形成
されており、操作子20が支持軸38b周りに回動操作
されたときに、段部38aが上記した位置規制突起22
dと当接して、操作子20の回動範囲の規制が行われる
ことになる。
【0053】さらに、軸円板部38には、コイルスプリ
ング34の最外周部34cが当接するコイルスプリング
受け部38cが設けられており、さらに、このコイルス
プリング受け部38cの周囲には、コイルスプリング受
け部38cに塗布したシリコーングリースの流出を抑止
するためのシリコーングリース止め部38dが突出形成
されている。また、このシリコーングリース止め部38
dは、コイルスプリング34の位置決め規制行ってい
る。
【0054】ここで、操作子20とボリューム108の
回動軸108aとは、連結部材としての軸ずれ吸収部材
42を介して連結されている。従って、把持部112b
を把持して操作子20を回動させると、操作子20の回
動に伴い軸ずれ吸収部材42を介して回動軸108aも
回動される。この回動軸108aの回動によって、ボリ
ューム108から出力されるボリューム値が変化するこ
とになる。
【0055】図8(a)(b)(c)(d)(e)に
は、軸ずれ吸収部材42の詳細な構成が示されており、
軸ずれ吸収部材42は、円板状の本体部44と、本体部
44の一方の面の直径方向に突出形成された直線突条4
6と、本体部44の他方の面の略対向する周部から突出
形成された第1突起48および第2突起50とより構成
されている。なお、第1突起48と第2突起50とは、
ボリューム108の回動軸108aのDカットされた先
端部108bを挟み込むように寸法設定されており、第
1突起48の内周面48aがDカットされた先端部10
8bの平面部に沿うように形成され、第2突起50の内
周面50aがDカットされた先端部108bの曲面部に
沿うように形成されている。
【0056】また、これら直線突条46と第1突起48
および第2突起50とは、その延長方向が互いに直交す
るようにして形成されている。即ち、直線突条46と第
1突起48および第2突起50とは、それぞれ支持軸3
8bならびに回動軸108aの軸方向と直交し、かつ、
互いに直交するような位置関係に設定されている。
【0057】さらに、直線突条46は、先端部46aに
向かうに従って先細に形成されており、第1突起48お
よび第2突起50には、それぞれの先端部に互いに対向
するようにして本体部44と平行に突出する突部48
b、50bがそれぞれ形成されている。
【0058】従って、軸ずれ吸収部材42の第1突起4
8と第2突起50とをボリューム108の回動軸108
aのDカットされた先端部108bを挟み込むように配
設することができ、軸ずれ吸収部材42が回動軸108
aのDカットされた先端部108bから自重によって容
易に離脱することを防止することができる。このため、
軸ずれ吸収部材42を支持軸38bを形成した中空状態
の凹所38eならびに回動軸108aに取り付ける際の
作業においては、まず軸ずれ吸収部材42の第1突起4
8と第2突起50とをボリューム108の回動軸108
aのDカットされた先端部108bを挟み込むように配
設することにより、作業性を向上させることができる。
【0059】また、軸ずれ吸収部材42を、例えば、樹
脂などの弾性変形可能な材料により形成した場合には、
バックラッシュを減少させるとともに一層作業性を向上
させることができる。即ち、第1突起48と第2突起5
0とを弾性変形させてボリューム108の回動軸108
aのDカットされた先端部108bを挟み込むようにし
た際に、突部48b、50bの弾性変形作用により軸ず
れ吸収部材42が回動軸108aのDカットされた先端
部108bに挟み込まれることになって、バックラッシ
ュを減少させるとともに軸ずれ吸収部材42が回動軸1
08aのDカットされた先端部108bから自重によっ
て離脱することを確実に防止することができる。このた
め、軸ずれ吸収部材42を凹所38eならびに回動軸1
08aに取り付ける際の作業性を著しく向上させること
ができる。
【0060】ここで、操作子20の軸円板部38の中心
部位には、内部が中空状態で階段状に突出形成された支
持軸38bが設けられているが、その支持軸38bを形
成した中空状態の凹所38eの底部には、軸ずれ吸収部
材42の直線突条46がその延長方向に摺動自在に嵌合
可能な嵌合溝38fが形成されている。
【0061】即ち、軸ずれ吸収部材42は、図9(a)
(b)(c)に示すように、直線突条46を嵌合溝38
f内にその延長方向に摺動自在に嵌合させ、かつ、第1
突起48を回動軸108aのDカットされた先端部の曲
面部に沿うように摺動自在にはめ込むとともに、第2突
起50が回動軸108aのDカットされた先端部の平面
部に沿うように摺動自在にはめ込むことにより、操作子
20と回動軸108aとを連結することになる。
【0062】なお、操作子20の軸円板部38の支持軸
38b側の面には、同心円状に複数の突条38gが形成
されている。この突条38gが柔らかい素材により形成
された摩擦抵抗部材40に対して押圧されると、摩擦抵
抗部材40の表面の突条38gに対向する位置に溝が形
成され、この溝に沿って軸円板部38が摺動するように
なるので、軸円板部38の摺動位置を一定化することが
でき、安定した摩擦力を得ることができるようになる。
【0063】なお、操作子20の把持部112bに回転
力以外の横方向の力が加わった場合、操作子20の軸円
板部38のコイルスプリング受け部38cの周囲のシリ
コーングリース止め部38d上に突出された2個の突部
38hは第1ケース部材22に当たることになるので、
操作子20の横方向の遊びを抑制することができる。
【0064】また、図10には、第2ケース部材24の
図4におけるX矢視図が示されており、第2ケース部材
24の下面には、ボリューム108などのコード(導電
線)をまとめて保持しておくためのクリップ24bが配
設されている。
【0065】以上の構成において、この操作子の操作機
構10においては、渦巻状のコイルスプリング34を用
いて、操作子20の回動操作に対する摩擦抵抗や、操作
子を任意の位置に保持しておくための摩擦抵抗を得るよ
うにしている。
【0066】即ち、図11(a)(b)に概念的に示す
ように、渦巻状のコイルスプリング34を負荷を加えて
いない状態(図11(a)参照)から負荷を加えて圧縮
するようにして組み付けることになる(図11(b)参
照)。
【0067】このように渦巻状のコイルスプリング34
を用いているので、このコイルスプリング34を圧縮し
た際には、コイルスプリング34の外周側のコイル内に
内周側のコイルが入り込むように圧縮されるので、通常
のコイルスプリングを用いる場合よりもその軸方向長さ
を著しく短縮することができ、全体の構成を皿バネを用
いた場合と同様にコンパクトすることができる。
【0068】また、コイルスプリング34を用いている
ので、製造時に金型が必要でないとともに端材も生じな
いため、製造コストの低減を図ることができるととも
に、巻バネ製作機において巻数、強度および自由長など
の仕様の変化が任意に決定できるため、操作感を向上さ
せるための抵抗力の調整を図ることができる。
【0069】ここで、直径が順次縮小あるいは拡大する
ような渦巻状のコイルスプリング34を用いられてお
り、軸円板部38のコイルスプリング受け部38cと当
接するコイルスプリング34の外周側端部34aが、高
さ方向に曲折され固定系部材たる第1ケース部材22の
嵌合孔22bに嵌合されているので、操作子20の把持
部112bを把持してレバー20aを回動しても、軸円
板部38の回動に伴うコイルスプリング受け部38cと
最外周部34cとの間に発生する摩擦抵抗によってコイ
ルスプリング34がねじられることがなく、常に安定し
た付勢力により軸円板部38を摩擦抵抗部材40に対し
て押し付けることができる。
【0070】従って、操作子20を回動操作する際にお
いても、操作抵抗が安定した優れた操作感を得ることが
できる。
【0071】また、操作子20の支持軸38bとボリュ
ーム108の回動軸108aとがギアを用いることなく
軸ずれ吸収部材42により連結されているので、バック
ラッシュを生じさせることがほとんど無く、操作子20
を操作する際の操作感を損ねることはない。
【0072】また、操作子20の把持部112bを把持
してレバー20aを回動する際に、回動軸108aを回
転させる回転力以外の力(例えば、スラスト力)が加え
られても、軸ずれ吸収部材42の直線突条46が嵌合溝
38f内を摺動したり、軸ずれ吸収部材42の第1突起
48および第2突起が回動軸108aの先端部108b
上を摺動したりして、回転力以外の力による軸ずれを実
質的に解消するので、回転力以外の力は回動軸108a
には伝達されない。このため、ボリューム108の耐久
性を向上させることができる。
【0073】即ち、操作子20の支持軸38bとボリュ
ーム108の回動軸108aとの軸ずれは、突部38h
が第1ケース部材22に当たるまでの範囲で、軸ずれ吸
収部材42の直線突条46が嵌合溝38f内を摺動した
り、軸ずれ吸収部材42の第1突起48および第2突起
が回動軸108aの先端部108b上を摺動したりして
移動することにより実質的に解消される、即ち、操作子
20の支持軸38bとボリューム108の回動軸108
aとの軸ずれに伴うスラスト力がボリューム108の回
動軸108aに伝達されなくなるので、ボリューム10
8の回動軸108aに回転力以外の負荷を加えないよう
にすることができまた、上記したように軸ずれ吸収部材
42は軸ずれを解消することができるので、部品製造時
ならびに組み立て時に微細な精度が要求されずに、この
ため量産性を高めることができる。
【0074】さらに、この操作子の操作機構10におい
ては、上記したように渦巻状のコイルスプリング34を
用いているため、コイルスプリング34の軸方向長さを
著しく短縮できるため、操作パネル面Pの外側上方から
操作子の操作機構10を取り付けることでき、操作パネ
ル面Pに簡単に組み込むことができる。
【0075】さらに、カバー28においては、図5
(a)の平面図に示すようにコ字型に形成されているた
め、操作パネル面Pに操作機構10を外側上方より組み
込んだ後に、後から組み付けることができるようになる
とともに、操作子20においては、把持部112bが一
体成形できるようになる。
【0076】さらにまた、操作子20の軸円板部38の
支持軸38b側の面に形成された同心円状に複数の突条
38gが、柔らかい素材により形成された摩擦抵抗部材
40に対して押圧されると、摩擦抵抗部材40の表面の
突条38gに対向する位置に溝が形成され、この溝に沿
って軸円板部38が摺動するようになるので、軸円板部
38の摺動位置を一定化することができ、安定した摩擦
力を得ることができるようになる。
【0077】なお、回動軸108aの先端部がDカット
ではなくて、図12(a)(b)に示すように、マイナ
スドライバーの先端部が嵌合可能なような直線状の嵌合
溝108cが形成されている場合には、軸ずれ吸収部材
42に関しては、第1突起48および第2突起50に代
えて、嵌合溝108cに摺動自在に嵌合するような寸法
設定により、本体部44の直径方向に突出形成された直
線突条52を形成するものである。
【0078】ここで、直線突条46と直線突条52と
は、互いに直交する位置関係で形成されるものである。
【0079】こうした図12(a)(b)に示す操作子
の操作機構においても、操作子の操作機構10と同様な
作用効果が得られることになる。
【0080】なお、上記した実施の形態においては、軸
ずれ吸収部材42を支持軸38bならびに回動軸108
aに取り付ける際の作業においては、まず軸ずれ吸収部
材42の第1突起48と第2突起50とをボリューム1
08の回動軸108aのDカットされた先端部108b
を挟み込むように配設する場合について説明したが、こ
れに限られることなしに、各部位の寸法設定を適宜に調
整し、軸ずれ吸収部材42を支持軸38bならびに回動
軸108aに取り付ける際の作業においては、まず軸ず
れ吸収部材42の直線突条46と嵌合溝38fとを嵌合
させて配設することにより、バックラッシュを減少させ
るとともに作業性の向上を図るようにしてもよい。
【0081】また、吸収部材42の第1突起48と第2
突起50とを先端部108bに嵌合させるとともに、直
線突条46を嵌合溝38fに嵌合させるようにしてもよ
い。
【0082】なお、上記した実施の形態においては、レ
バー20aに連接された軸円板部38のコイルスプリン
グ受け部38cを、固定された第2ケース部材24との
間に設置した摩擦抵抗部材40に、コイルスプリング3
4の付勢力によって押し付けて摩擦抵抗力を発生させた
が、この形態に限定されるものではなく、コイルの直径
が順次縮小あるいは拡大するコイルスブリングを用いて
コイルスプリング受け部に圧力を加え、回動するレバー
に対し、摩擦抵抗部材がコイルスプリング受け部に加わ
る圧力に応じた抵抗力を発生するものであれば何れの形
態をとってもよい。
【0083】例えば、図13(a)に示すように、コイ
ルスプリング34とレバー20aに連接された軸円板部
38との間に、コイルスプリング34の最外周部位に固
着されることにより、コイルスプリング34の外周側端
部34aによってコイルスプリング34とともに、固定
された第1ケース部材22に係止されて第1ケース部材
に対して回動しないコイルスプリング受け部材300を
設置し、コイルスプリング受け部材300とレバー20
aに連接された軸円板部38との間に摩擦抵抗部材40
を配設し、レバー20aの回動に摩擦抵抗力を発生させ
るようにしてもよい。
【0084】また、図13(b)に示すように、コイル
スプリング34を図13(a)とは逆向きに設置し、レ
バー20aに連接された軸円板部38に、コイルスプリ
ング34の外周側端部34aを係止する。また、コイル
スプリング34の最外周部位には、コイルスプリング受
け部材400が固着されており、従って、コイルスプリ
ング受け部材400もコイルスプリング34と一体的に
レバー20aとともに回動する。そして、こうしたコイ
ルスプリング受け部材400と固定された第1ケース部
材22との間に摩擦抵抗部材40を配設し、レバー20
aの回動に摩擦抵抗力を発生させるようにしてもよい。
【0085】また、レバー20aの回動に摩擦抵抗力を
発生させるための構成として、上記した各種の形態を組
み合わせるようにしてもよいことは勿論である。
【0086】例えば、図14に示すように、図11
(b)に示す形態と図13(a)に示す形態とを組み合
わせることにより、図13(a)に示す構成において、
さらに、固定された第2ケース24とレバー20aに連
接された軸円板部38との間に摩擦抵抗部材40を配設
し、コイルスプリング34の付勢力によりレバー20a
に連接された軸円板部38を第2ケース24側に押し付
けて、レバー20aの回動に摩擦抵抗力を発生させるよ
うにしてもよい。
【0087】図11(b)に示す構成においては、摩擦
抵抗力を増すためにはコイルスプリング34の強度を強
いものにする必要があり、コイルスプリング34がへた
り易くなったり、強い圧力によりコイルスプリング受け
部38cと最外周部34cとの摺動が滑らかにならなか
ったりする場合が考えられるが、図14に示す構成を用
いれば、強度の強いコイルスプリング34を用いなくて
もよいので、コイルスプリング34のへたりが起こら
ず、コイルスプリング受け部材300と最外周部34c
との摺動も必要ないため滑らかさが失われることもな
い。
【0088】なお、上記した実施の形態においては、レ
バー20aに設けられた軸円板部38のシリコーングリ
ース止め部38d上に、上下2箇所の突部38hを設
け、回動軸108aに発生する回転力以外の力(スラス
トカ)を受け止めるようにしたが、この形態に限定され
るものではなく、上下左右4箇所の突部38hを設けて
操作子20の把持部112bをひねる力を受け止めるよ
うにしてもよいことは勿論である。
【0089】なお、上記した実施の形態においては、巻
バネ製作時において巻数、強度および自由長等の仕様の
変更を行い、操作感を向上させるための摩擦抵抗力の調
整を図ることを行なったが、第1ケース部材22と第2
ケース部材24との組み付け部分にスペーサーを配設し
たり、あるいは、コイルスプリング34の内周側端部3
4bの第1ケース部材22との係止部にスペーサーを配
設することによって、操作感を向上させるための摩擦抵
抗力の調節を行なってもよい。また、コイルスプリング
34の内周側端部34bの第1ケース部材22との係止
部に、ネジ等の調節機構を設置することによりコイルス
プリング34の圧縮長を変更し、これにより操作感を向
上させるための摩擦抵抗力の調節を行なってもよい。
【0090】また、上記した実施の形態においては、本
発明による操作子の操作機構を、テレビジョン特殊映像
効果装置に用いた場合について説明したが、これに限ら
れることなしに、その他の映像効果装置や、あるいは音
響効果装置などのような各種装置に用いてもよいことは
勿論である。
【0091】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、製造コストの低減を図ることができるとと
もに、バネの軸方向長さを抑制して全体をコンパクトに
することができ、しかも操作子を回動操作した際におけ
る操作感を損なうことがないようにすることができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバネを用いて操作子に摩擦抵抗力を付与
する操作子の操作機構の概念構成一部断面図である。
【図2】従来のバネを用いて操作子に摩擦抵抗力を付与
する操作子の操作機構の概念構成一部断面図である。
【図3】本発明による操作子の操作機構の実施の形態の
一例を示す概略構成斜視図である。
【図4】本発明による操作子の操作機構の実施の形態の
一例を示す概略構成分解斜視図である。
【図5】操作子のカバーを示す構成説明図であり、
(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)
は後面図であり、(d)は右側面図であり、(e)は
(a)のE−E線による断面図であり、(f)は(a)
のF−F線による断面図であり、(g)は(a)のG−
G線による断面図である。
【図6】コイルスプリングを示す構成説明図であり、
(a)は平面図であり、(b)は正面図である。
【図7】操作子を示す構成説明図であり、(a)は正面
図であり、(b)は左側面図であり、(c)は一部破断
右側面図であり、(d)は(b)のD−D線による断面
図であり、(e)は(d)のE部拡大図であり、(f)
は(e)のF部拡大図である。
【図8】軸ずれ吸収部材を示す構成説明図であり、
(a)は右側面図であり、(b)は正面図であり、
(c)は後面図であり、(d)は平面図であり、(e)
は(b)のE−E線による断面図である。
【図9】軸ずれ吸収部材とボリュームの回動軸ならびに
操作子の支持軸との連接関係を示す構成説明図であり、
(a)は軸ずれ吸収部材とボリュームの回動軸との連接
関係を示す斜視図であり、(b)は(a)のB矢視図で
あり、(c)は軸ずれ吸収部材と操作子の支持軸との連
接関係を示す斜視図である。
【図10】第2ケース部材の図4におけるX矢視図であ
る。
【図11】コイルスプリングの組み付け状態を示す概念
構成断面図であり、(a)はコイルスプリングを負荷を
加えていない状態を示し、(b)はコイルスプリングに
負荷を加えて圧縮するようにして組み付けた状態を示
す。
【図12】回動軸の先端部がDカットではなくてマイナ
スドライバーの先端部が嵌合可能なような直線状の嵌合
溝が形成されている場合における本発明による操作子の
操作機構の変形例を示し、(a)は軸ずれ吸収部材とボ
リュームの回動軸との連接関係を示す斜視図であり、
(b)は軸ずれ吸収部材と操作子の支持軸との連接関係
を示す斜視図である。
【図13】(a)(b)は、本発明による操作子の操作
機構の実施の形態の他の例を示す概念構成断面図であ
る。
【図14】本発明による操作子の操作機構の実施の形態
の他の例を示す概念構成断面図である。
【符号の説明】
10 操作子の操作機構 18 ケース 20 操作子 20a レバー 22 第1ケース部材 22b 嵌合孔 22c 嵌合孔 24 第2ケース部材 34 コイルバネ 34a 外周側端部 34b 内周側端部 34c 最外周部 38 軸円板部 38b 支持軸 38c コイルスプリング受け部 38d シリコーングリース止め部 38f 嵌合溝 38g 突条 38h 突部 40 摩擦抵抗部材 42 軸ずれ吸収部材 44 本体部 46 直線突条 48 第1突起 50 第2突起 108 ボリューム 108a 回動軸 108b 先端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定系部材に支持軸を回動自在に軸支さ
    れた操作子と、 前記操作子に一体的に配設されたコイルスプリング受け
    部材と、 前記コイルスプリング受け部材の一方の面たる摩擦面と
    対向して配置された固定系の摩擦抵抗部材と、 前記コイルスプリング受け部材の他方の面たるコイルス
    プリング受け面と前記固定系部材との間に配設され、前
    記コイルスプリング受け面と当接して前記コイルスプリ
    ング受け部材を付勢して、前記コイルスプリング受け部
    材を前記摩擦抵抗部材に圧接するコイルスプリングとを
    有し、 前記コイルスプリングは、コイルの直径が順次縮小ある
    いは拡大するような渦巻状に形成されていて、コイルの
    巻き方向と直交する方向に付勢力を与えるためにコイル
    の巻き方向と直交する方向に所定の高さを備えるもので
    ある操作子の操作機構。
  2. 【請求項2】 固定系部材に支持軸を回動自在に軸支さ
    れた操作子と、 前記支持軸に一体的に配設された板状部材と、 前記支持軸に軸支されるとともに、前記固定系部材に対
    して回動しないように係止され、前記板状部材に対向し
    て配置されたコイルスプリング受け部材と、 前記板状部材の一方の面と前記コイルスプリング受け部
    材の一方の面との間に配設された摩擦抵抗部材と、 前記コイルスプリング受け部材の他方の面たるコイルス
    プリング受け面と前記固定系部材との間に配設され、前
    記コイルスプリング受け面と当接して前記コイルスプリ
    ング受け部材を付勢して、前記コイルスプリング受け部
    材を前記摩擦抵抗部材を介して前記板状部材に圧接する
    コイルスプリングとを有し、 前記コイルスプリングは、コイルの直径が順次縮小ある
    いは拡大するような渦巻状に形成されていて、コイルの
    巻き方向と直交する方向に付勢力を与えるためにコイル
    の巻き方向と直交する方向に所定の高さを備えるもので
    ある操作子の操作機構。
  3. 【請求項3】 固定系部材に支持軸を回動自在に軸支さ
    れた操作子と、 前記支持軸に一体的に配設された板状部材と、 前記支持軸に軸支されるとともに、前記板状部材に対し
    て回動しないように係止され、前記板状部材に対向して
    配置されたコイルスプリング受け部材と、 前記コイルスプリング受け部材の一方の面たる摩擦面と
    対向して配置された固定系の摩擦抵抗部材と、 前記板状部材の一方の面と前記コイルスプリング受け部
    材の他方の面たるコイルスプリング受け面との間に配設
    され、前記コイルスプリング受け面と当接して前記コイ
    ルスプリング受け部材を付勢して、前記コイルスプリン
    グ受け部材を前記摩擦抵抗部材に圧接するコイルスプリ
    ングとを有し、 前記コイルスプリングは、コイルの直径が順次縮小ある
    いは拡大するような渦巻状に形成されていて、コイルの
    巻き方向と直交する方向に付勢力を与えるためにコイル
    の巻き方向と直交する方向に所定の高さを備えるもので
    ある操作子の操作機構。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のいずれか1項に
    記載の操作子の操作機構において、 前記コイルスプリングは、少なくとも一方の端部を前記
    固定系部材または前記板状部材に係止したものである操
    作子の操作機構。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3のいずれか1項に
    記載の操作子の操作機構において、 前記コイルスプリング受け部材の前記コイルスプリング
    受け面には、前記コイルスプリングの当接箇所の外周部
    に突出部が形成されているものである操作子の操作機
    構。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1628035A1 (de) * 2004-08-21 2006-02-22 Pierburg GmbH Drehfederelement und Stellvorrichtung für Verbrennungskraftmaschinen
JP2007055300A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Hino Motors Ltd パーキングブレーキレバー
JP2010080500A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Roland Corp 回転操作子
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