JP2000063765A - 撥水性及び導電性を有する塗膜及び該塗膜を有する成形体 - Google Patents

撥水性及び導電性を有する塗膜及び該塗膜を有する成形体

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JP2000063765A
JP2000063765A JP10232730A JP23273098A JP2000063765A JP 2000063765 A JP2000063765 A JP 2000063765A JP 10232730 A JP10232730 A JP 10232730A JP 23273098 A JP23273098 A JP 23273098A JP 2000063765 A JP2000063765 A JP 2000063765A
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Manabu Nishikawa
西川  学
Kouichi Sakogawa
佐子川  広一
Tsutomu Isaka
勉 井坂
Shiho Sano
志穂 佐野
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 パーフルオロアルキル基を含有する重合体及びカーボン
ブラック等導電性物質を含む塗膜及び該塗膜を有する成
形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、FAX、電子写真装置その他のOA機器分野におけ
る帯電部材、転写部材用など用いられる塗膜、及び該塗
膜を表面に形成した高分子組成物からなる成形体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、撥水性を発現するためにはシリコ
ーン樹脂やフッ素樹脂などの表面エネルギー値の低い高
分子組成物を塗料などに添加して塗膜を形成させてい
る。しかし、かかる方法では、十分な撥水性を得るため
に多量の撥水剤を塗料に添加する必要があり、その結果
塗膜の基体への接着性が低下する問題がある。また、接
着性を改良するために極性の強い改質剤などを同時に添
加すると撥水性が損なわれるという問題もある。
【0003】また、高分子組成物からなる部材は、電気
絶縁性に優れて帯電しやすいため、埃が付着し、外観が
損なわれる場合があり、このように埃などが付着したこ
とによりその部材の機能が損なわれる場合がある。従
来、このような現象の対策として帯電防止剤が使用され
ている。帯電防止剤を使用する方法としては、一般的に
以下2つの方法がある。ひとつは、高分子組成物からな
る成形体の表面に帯電防止剤を塗布する方法である。こ
のような方法は、簡便で即効性があるが成形体表面に粘
着性を帯びる欠点がある。もうひとつは、高分子組成物
自身に帯電防止剤を練り込み、その組成物を成形する方
法である。このような方法では、帯電防止剤を成形体表
面にブリードアウトすることを前提としているため、成
形体表面を汚染するという問題がある。また、最近はイ
オン導電を利用した高分子量の帯電防止剤が開発されて
いる。一般的には練り込み用として使用されているが、
融点が高い熱可塑性樹脂などには使用できない。さら
に、これらの帯電防止剤は、一般的には親水基を含んで
いて、先に述べた撥水剤と併用すると、両者が相溶せず
帯電防止性、撥水性の効果が阻害される問題がある。
【0004】最近、OA機器分野の部品として帯電制御
した半導電性のベルト状成形体が多用されている。特に
電子写真分野では、帯電装置、転写装置、現像装置など
の部品として使用されている。このような用途に使用さ
れる場合、特に現像剤であるトナーの付着が問題とな
る。半導電性の部品に対して電圧印加が行われ、この電
圧印加によって現像剤を部材から部材へと初期潜像を維
持したまま移動させる。しかし、部材の表面の表面エネ
ルギーが大きいと現像剤であるトナーが部材表面に残留
したり、凝集して部材表面を汚染する。汚染された部材
は通常、装置に設置されたブレードなどでクリーニング
されるが完全には除去できない。
【0005】また、現像剤の汚染は、静電気的な現象と
も関係がある。帯電された部材の表面抵抗値や体積抵抗
値が低いと多くの電荷が部材表面及び内部に発生して現
像剤を電気的にも解放しにくくなる現象が起きる傾向が
ある。このような現象が起こると先に述べたトナーの部
材への残留や凝集の原因となる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
撥水性を有する塗膜及び撥水性と帯電防止性を同時に有
する塗膜を提供することである。また、これらの塗膜を
高分子組成物からなる成形体表面に形成して、高い撥水
性を得たり、撥水性と帯電防止性を同時に付与し、長期
的、安定的に耐湿性や塵、埃の付着しにくい成形体を提
供することである。特にこのような成形体の帯電性を制
御した半導電性の成形体を、電子写真分野で使用されて
いる帯電装置、転写装置、現像装置などの部材として使
用すれば、トナーなどの現像剤の部材上への残留や凝集
が殆ど発生せず、良好な画像を得ることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するためにパーフルオロアルキル基を含有する重
合体と帯電防止性能として、半導電性を発現するための
導電性物質を含有させた共重合体組成物から成る塗膜
が、高い撥水性又は撥水性及び帯電防止性を同時に発現
することを見いだした。
【0008】
【発明の実施の形態】撥水剤としては、パーフルオロア
ルキル基を有するものであれば特に限定するものではな
いが、下記の一般式[I]で表される繰り返し単位を含
むものが好ましい。
【0009】
【化5】
【0010】(式[I]において、R1 は水素原子又は
メチル基を表し、Xaは炭素数4〜20のパーフルオロ
アルキル基含有基を表す。) パーフルオロアルキル基含有基Xaとしては、エステル
結合又はエーテル結合を有するものが好ましく、下記の
ような一般式で表されるものがより好ましい。下記の式
中、nは3〜19の整数を表し、nが6〜10のものが
より好ましく、mは0〜11の整数を表す。
【0011】
【化6】CF3 (CF2 n (CH2 m OCO−
【0012】パーフルオロアルキル基含有基Xaの例と
しては、特に限定されるものではないが、以下のものが
挙げられる。
【0013】
【化7】 CF3 (CF2 4 CH2 OCO− CF3 (CF2 6 (CH2 2 OCO− CF3 (CF2 7 (CH2 2 OCO− (CF3 2 CF(CF2 5 (CH2 2 OCO− CF3 (CF2 7 (CH2 7 (CH2 4 OCO− CF3 (CF2 4 CH2 CH2 OCONHCH2 CH
2 OCO− CF3 (CF2 7 SO2 N(C3 7 )(CH2 2
OCO− CF3 (CF2 7 SO2 N(C3 7 )(CH2 2
OCO− CF3 (CF2 7 CONH(CH2 2 OCO− CF3 (CF2 7 CONH(CH2 2 OCO− H(CF2 10CH2 OCO− CF2 Cl(CF2 10CH2 OCO− CF3 (CF2 8 CH2 CH2 OCH2 CH3 O− (CF3 2 CF(CF7 )CH2 CH2 O− (CF3 2 CF(CF2 )CH2 CH2 OCH2 CH
2 O− CF3 (CF2 5 CH2 CH2 O− H(CF2 10CH2 CH2 O−
【0014】
【化8】
【0015】これらのうち、以下に表されるものが特に
好ましい。
【0016】
【化9】CF3 (CF2 7 CH2 CH2 OCO−
【0017】下記の一般式[II]又は一般式[III ]で
表される繰り返し単位を含む共重合組成物がより好まし
い。
【0018】
【化10】
【0019】(式[II]において、R2 は炭素数1〜2
0のアルキル基又はアラルキル基を表し、R3 は脂肪族
炭化水素基を表し、R4 は次式[IIa]に示すいずれか
の基を表し、R5 は水素原子又はメチル基を表し、nは
2〜200の整数を表す。)
【0020】
【化11】
【0021】(式[IIa]において、R6 は炭素数1〜
20のアルキル基、水素原子又はハロゲン原子を表し、
mは0〜4の整数を表し、lは1〜10の整数を表
す。)
【0022】
【化12】 (式[III ]において、R7 は炭素数1〜20のアルキ
ル基を表す。)
【0023】さらに、撥水剤としては上記パーフルオロ
アルキル基含有基を含む重合体以外のものを含んでも良
く、撥水剤を塗膜組成中1〜10重量%程度用いたもの
が好ましい。塗膜形成のためには、溶剤可溶性樹脂を加
えることが好ましく、溶剤可溶性樹脂としては、特に限
定されるものではないが、例えばN−メチル−2−ピロ
リドン、メチルエーテルケトン、メタノール及びメチル
イソブチルケトンのうちのいずれか又はその混合物に溶
解する樹脂であって、熱可塑性樹脂、ウレタン硬化型樹
脂、紫外線硬化型樹脂などが好ましい。特に好ましいの
はハンドリングが容易である熱可塑性樹脂であり、より
好ましくは難燃性がある熱可塑性フッ素樹脂で、特にポ
リフッ化ビニリデンが好ましい。これらの溶剤可溶性樹
脂の中から1種又は2種以上組み合わせたものを用いた
ものが特に好ましい。
【0024】導電性物質としては、電子導電性のものが
好ましく、100kg/cm2 粉体圧の体積抵抗値が1
×10-7〜1×1010Ω・cmのものが半導電性を安定
的に発現するため好ましく、1×10-7〜1×105 Ω
・cmのものがさらに好ましい。導電性物質としては、
特に限定されるものではないが、例えば以下のような導
電性フィラーがある。カーボンブラックとしては、ア
セチレンブラック、ファーネスブラック、チャネルブラ
ックなどが挙げられる。カーボン系導電性粉末として
は、カーボンファイバー、グラファイト、グラファイト
繊維、チューブ状グラファイト繊維、活性炭、木炭、ダ
イヤモンドなどが挙げられる。金属系導電性フィラー
としては、金、銀、銅、鉄、ニッケル、亜鉛等の粉末状
あるいは鉄、銅、ステンレスなどの繊維状のものなどが
ある。金属酸化物系導電性フィラーとしては、酸化亜
鉛、酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタンなどが挙げ
られる。金属酸化物系導電性の中には格子欠陥の存在に
より余剰電子が生成し導電性を示すものがある。このよ
うな金属酸化物系導電性フィラーは、この性質を利用し
てドーパントを添加し空孔の形成を促進して導電性を増
加させたフィラーである。酸化亜鉛のドーパントとして
はアルミニウム等、酸化スズのドーパントとしてはアン
チモンなど、酸化インジウムのドーパントとしては錫な
どがある。上記以外の導電性フィラーとしては、上記
導電性フィラーを表面に被覆したものがある。例えば、
マイカなどに金属系又は金属酸化物系導電性フィラーを
被覆したもの、ポリエステル繊維、ガラス玉などに金属
を電解メッキなどを施したものなどがある。これらのな
かで、カーボンブラックが添加重量濃度を少なくできる
ためより好ましく、カーボンブラックの中でもさらに好
ましいのは、分散性などを向上させたものでカーボンブ
ラックの表面に官能基が付加されたものである。カーボ
ンブラックの表面の官能基を表す指標としてPH値があ
り、この値が8.5以下のものが好ましく、6以下のも
のがより好ましく、4以下のものが特に好ましい。
【0025】以上に述べた導電性フィラーの1種又は2
種以上を組み合わせたものがさらに好ましい。カーボン
ブラックに導電性金属酸化物を混ぜたものが抵抗値の安
定性の面から特に好ましい。塗膜を作るためには、まず
塗布液を配合する。配合の方法としては、パーフルオロ
アルキル基を含有する重合体組成物と、バインダーとな
る溶剤可溶性樹脂を、有機溶剤などに溶かして塗布液を
つくる。組成物の溶解性、分散性を向上させるために、
ジメチルシロキサンなどのシリコン系分散剤や高級脂肪
酸のアルコールなどの界面活性剤などを添加しても良
い。これらの添加物は、塗膜組成中0.1〜20重量%
となるように添加したものが好ましい。さらに本発明に
おいては、導電性組成物を先に述べた塗布液に分散させ
る。配合の手順は特に限定されないが、導電性組成物と
有機溶剤及び分散剤などの添加剤をあらかじめ配合分散
させた溶液に、先に述べたパーフルオロアルキル基を含
有する共重合体組成物と溶剤可溶性樹脂を有機溶剤に溶
かし分散させた溶液に少しずつ混ぜて分散させるのが好
ましい。また、市販されている導電性物質を含む導電性
塗料にパーフルオロアルキル基を含む共重合体組成物と
溶剤可溶性樹脂組成物を有機溶剤に分散させた溶液を混
ぜても良い。
【0026】塗布剤をアルミ箔などに塗布して塗膜を形
成し、該塗膜の体積抵抗値が1×104 〜1×1017Ω
・cmとなるものが好ましく、1×108 〜1×1015
Ω・cmとなるものが絶縁性、半導電性領域がより好ま
しいのでさらに好ましい。成形体の基材となる高分子組
成物は、特に限定されるものではないが、熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂、光硬化型樹脂、熱可塑性エラストマ
ー、加硫ゴムなどからなることが好ましく、その用途に
応じた機械物性、電気物性、化学的性質によって選択さ
れる。特に成形加工が容易である熱可塑性樹脂が好まし
く、一般的には熱可塑性エラストマーであることが好ま
しい。特に硬度と圧縮永久歪みが要求される場合などは
オレフィン系、スチレン系が好ましく、難燃性が要求さ
れる場合などは、フッ素系重合体組成物が好ましい。
【0027】該成形体の体積抵抗値としては、1×10
2 〜1×1018Ω・cmが好ましく、1×103 〜1×
1012Ω・cmがさらに好ましい。成形体の形状は、特
に限定されるものではないが、電子写真装置などに使用
される場合は、ローラ状、ベルト状が一般的である。ロ
ーラを成形する方法としては、円環状の高分子組成物を
押出、射出で形成し後から金属などの芯金を挿入し、加
硫・架橋する方法。これは、組成が加硫、架橋ゴムなど
の場合に行われる。また、熱可塑性エラストマー(特に
組成としては、オレフィン系、スチレン系)を芯金に押
出被覆する方法などがある。この方法の場合、加硫・架
橋工程がないので比較的簡単にローラを成形することが
できる。
【0028】特に、OA機器である電子写真装置などに
使用する場合は、基材に導電性を付与する場合がある。
導電性を付与する方法としては、基材となる高分子組成
物に導電性組成物、導電性フィラー、帯電防止剤、イオ
ン導電性物質などを添加したものが使用できる。導電性
塗布剤などによりコートしたローラ或いは、導電性の付
与した層が積層された2層あるいは多層のローラなども
使用できる。また、導電性ポリマーをキャスティングや
電解重合などによりローラ状に成形したものも使用でき
る。さらに、あらかじめローラ状に成形された樹脂製ロ
ーラを電解重合などにより導電性ポリマーでコートし導
電化したローラも用いることができる。
【0029】ベルトを成形する方法についても、特に限
定されるものではないが、例えば押出成形、射出成形、
ブロー成形、インフレ成形、圧縮成形、キャスティング
などがある。特に、OA機器分野である電子写真装置な
どではベルトやフィルムを筒状のエンドレスベルトやエ
ンドレスフィルムとして使用する場合が多い。このよう
な形状の場合ベルトやフィルムを熱融着などによってエ
ンドレスベルト及びエンドレスフィルムとすることが多
いが、特に接着部の強度などの問題のない繋ぎ目なしの
シームレスベルトを用いることが好ましい。熱可塑性樹
脂を使用して成形する場合は、連続溶融押出成形法、射
出成形法、あるいはブロー成形法、インフレーション成
形法などの成形法が好ましい。特に、シームレスベルト
の場合は、望ましい成形方法としては、連続溶融押出成
形法で、特に押出したチューブの内径を高精度で制御可
能な下方押し出し方式の内部冷却マンドレル方式が最も
好ましい。
【0030】特に、OA機器である電子写真装置などに
使用する場合は、基材に導電性を付与する場合がある。
導電性を付与する方法としては、基材となる高分子組成
物に導電性組成物、導電性フィラー、帯電防止剤、イオ
ン導電性物質などを添加したものが使用できる。導電性
塗布剤などによりコートしたベルト或いは、導電性の付
与したベルトが積層された2層あるいは多層のベルトな
ども使用できる。また、導電性ポリマーをキャスティン
グや電解重合などによりベルト状に成形したものも使用
できる。さらに、あらかじめベルト状に成形された樹脂
製ベルトを電解重合などにより導電性ポリマーでコート
し導電化したベルトも用いることができる。
【0031】成形体に塗膜を形成する方法としては、例
えば、スプレー法、バーコート法、ロールコート法、ス
ピンコートディッピング法、ディッピング法などを採用
することができる。ローラ状成形体の場合は、ディッピ
ング法などが採用され、フィルム状の成形体の場合は、
両面或いは片面に、先に述べた塗布方法で塗膜を形成し
てから適当な長さに切り、両端部を熱融着などによって
エンドレスベルト状としても良い。また、先にフィルム
状成形体をエンドレスベルト状に加工してから塗膜を形
成しても良い。エンドレスベルト及びシームレスベルト
は内側及び外側の両面を塗布しても良く、或いは片側の
面だけ塗布しても良い。塗膜の厚みとしては、0.1μ
m未満ではピンホールが出来易く、100μm以上では
安定した塗膜厚みが得られにくいため、0.1〜100
μmが好ましく、高電圧を印加する場合は薄い塗膜では
塗膜が破壊されることがあるので、1〜100μmがよ
り好ましく、また厚い塗膜は形成が難しいので1〜50
μmがさらに好ましい。
【0032】塗膜を表面に形成した樹脂製ベルトは、表
面抵抗値が1×104 〜1×1015Ω/□のものが好ま
しい。また、該ベルトの体積抵抗値としては、1×10
4 〜1×1017Ω・cmが好ましい。さらに好ましく
は、以下の式(体積抵抗値の電圧依存特性)を満たす樹
脂製ベルトが好ましい。
【0033】
【数3】 −0.04≦(R1 −R2 )/(E2 −E1 )<1
【0034】[式中、E1 及びE2 は、ベルト状成形体
の任意の2点間の印加電圧(V)で、50≦E1 <E2
≦500を満たす。また、式中、R1 及びR2 は、それ
ぞれ以下の関係を満たす値である。]
【0035】
【数4】R1 =log r1 、R2 =log r2
【0036】[式中、r1 及びr2 は、それぞれ印加電
圧E1 及びE2 のときのベルト状形成体の体積抵抗値
(Ω・cm)である。] すなわち、電圧上昇に伴い体積抵抗値が低下しにくいベ
ルトが好ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例を用いて具
体的に説明する。実施例及び比較例に使用した材料は以
下の通りである。
【0038】(撥水剤) 使用した撥水剤:共重合体1、共重合体2を以下に示
す。
【0039】
【化13】 式中l:m:nは1:4:5を満たし、共重合体の数平
均分子量は5000〜20000程度である。
【0040】
【化14】 式中l:m:nは1:4:5を満たし、共重合体の数平
均分子量は5000〜20000程度である。
【0041】 (導電性組成物) 1.カーボンブラック1:MA100 (三菱化学社製) 2.カーボンブラック2:#3050 (三菱化学社製) 3.導電性酸化亜鉛 :23−K(C) (白水化学工業社製) 4.導電性塗料1 :MHIブラック#201(御国色素社製) 5.導電性塗料2 :MHIブラック#217(御国色素社製) 6.帯電防止剤 :アンテックスC200 (東邦化学)
【0042】 (溶剤可溶性樹脂) 1.ポリフッ化ビニリデン1:カイナー 2800(アトケム社製) 2.ポリフッ化ビニリデン2:カイナー 720 (アトケム社製) 3.ナイロン1:アミランCM8000 (東レ社製) 4.ナイロン2:エルバミド8063 (デュポン社製) 5.アクリル :アクリルラッカー A−166 (DIC社製)
【0043】(界面活性剤) 非イオン系界面活性剤
【0044】以下に塗膜に関する物性評価方法及び実施
例、比較例を示す。 (塗膜に関する物性評価方法) 1.抵抗値の測定方法 1)塗膜の表面抵抗値の測定方法 厚み20μmのPETフィルム上にバーコーターで厚み
約10μmの塗膜を形成し、以下測定装置・条件で実施
した。測定は、10点実施してその最大値、最小値を表
1、2に記載した。 測定装置:ハイレスターIP(三菱化学社製) 測定端子:HA端子(三菱化学社製) 測定電圧:10V 測定時間:10秒 測定端子押し付け荷重:1kg
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】2)塗膜の体積抵抗値の測定方法 厚み20μmのアルミ箔上にバーコーターで厚み10μ
mの塗膜を形成し、以下の測定装置・条件で実施した。 測定装置:ハイレスターIP(三菱化学社製) 測定端子:HRS端子(三菱化学社製) 測定電圧:10V 測定時間:10秒 測定端子押し付け荷重:1kg 体積抵抗値は、以下の環境にて測定を実施した。 標準状態 温度25℃ 湿度50%(以下NNと表
示) 高温高湿状態 温度35℃ 湿度85%(以下HHと表
示) 低温低湿状態 温度 5℃ 湿度10%(以下LLと表
示)
【0048】2.接触角の測定方法 ゴニオメーター式接触角測定器を使用した。 3.べた付き感 塗膜を手で触った感触で評価した。 4.外観評価 塗膜を形成後7日間標準状態の実験室内に放置した後、
軽く息を吹きかけた後の表面を目視にて観察した。以下
の評価判断基準とする。 埃などの付着があり × 少しあり △ 殆どなし ○
【0049】(実施例1〜5)表1に示した組成にて塗
布液を配合し、PETフィルム及びアルミ箔に約10μ
mの塗膜を形成した。各塗膜を先に述べた方法で物性評
価を実施して表1に示した。接触角は、各サンプル1点
測定を実施し平均値を示した。べた付き感、外観につい
ても各サンプルにて実施して平均化した評価結果を示し
た。いずれのサンプルでも体積抵抗値の環境依存性も大
きくなかった。また、どのサンプルにおいても、接触角
は100°以上でべた付き感もなく、塗布後7日目の外
観も良好だった。
【0050】(比較例1〜4)表2の組成で配合した塗
布液を実施例1〜5と同様にして塗膜を形成して、各物
性を測定した。比較例3、4では表面抵抗値のバラツキ
が大きかった。また、いずれのサンプルでも接触角は、
実施例のものより小さかった。比較例3、4では、表面
に帯電防止剤がブリードアウトしたと思われ、べた付き
感があった。また、塗膜形成後7日後の外観は埃が付着
していた。
【0051】次に、導電性ローラに塗膜を形成したロー
ラの物性評価方法及び実施例、比較例を以下に示す。 (ローラの物性値評価の方法) 1.体積抵抗値の測定方法 得られたローラを、12mm幅の銅製の電極の上に載せ
てローラに3.2g/mmの荷重をかけて、印加電圧1
00V、印加時間10秒にて測定し、10点測定して、
形状因子(断面積/長さ)を1.0とし、体積抵抗率を
計算し、その最大値、最小値を示した。表面に塗膜を形
成した後も前記方法で抵抗値を測定した。
【0052】2.ローラの硬度の測定 JIS 6310の準拠の硬度計にて測定した。 3.画像評価の方法 得られたローラを、帯電ローラとしてCANON社製の
レーザープリンタ−LBP730のトナーカートリッジ
EP−Jに装着し、環境条件をNN、LL、HHに設定
して画像出しを行い、画像に異常がないかどうか目視に
よる評価を実施した。 また、NN条件にて10K印刷を実施し、この最後の画
像を前記と同様に評価し、また試験終了後に当ローラを
トナーカートリッジから取り出し表面の付着物を目視に
て評価した。
【0053】(実施例6、7)スチレン系熱可塑性エラ
ストマーに導電性を付与した材料を溶融押出して芯金に
被覆して導電性ローラを成形した。芯金径φ8、被覆厚
み3mmで全長340mmのローラを得た。このローラ
に実施例1、5の塗布液をそれぞれ塗布し塗膜を形成し
た。塗布前と塗布後の物性測定を実施した。その結果を
表3に示す。
【0054】(比較例5、6)実施例7と同様にして導
電性ローラを成形し、塗布しないものと、比較例1の塗
布液を塗布したものを得た。比較例5では、画像テスト
後のローラへのトナーの付着が多かった。比較例6で
は、LL条件では、全体的に画像が黒っぽく、帯電不良
が原因と思われる画像不良が発生した。その結果を表3
に示す。
【0055】
【表3】
【0056】次に導電性ベルトに塗膜を形成したローラ
の物性評価方法及び実施例、比較例を以下に示す。 (ベルトの物性値評価の方法) 1.抵抗値の測定方法 1)ベルトの表面抵抗値の測定方法 成形したベルトを以下の測定装置・条件で、10点表面
抵抗値を測定し、その最大値と最小値を表4に記載し
た。 測定装置:ハイレスターIP(三菱化学社製) 測定端子:HA端子(三菱化学社製) 測定電圧:500V 測定時間:10秒 測定端子押し付け荷重:1kg 2)ベルトの体積抵抗値の測定方法 成形したベルトを以下の測定装置・条件で、10点体積
抵抗値を測定し、その最大値と最小値を表4に記載し
た。 測定装置:R8340A(アドバンテスト社製) 測定端子:JIS K−6911準拠 測定電圧:100V 測定時間:10秒 測定端子押し付け荷重:4kg
【0057】
【表4】
【0058】3)体積抵抗値の電圧依存特性 印加電圧100V時の体積抵抗値をr1 、印加電圧20
0V時の体積抵抗値をr2 として以下の式の計算値を体
積抵抗値の電圧依存特性値とする。
【0059】
【数5】体積抵抗値の電圧依存特性値:(R1 −R2
/(E2 −E1 ) [式中、E1 =100及びE2 =200であり、また、
式中、R1 及びR2 は、それぞれ以下の関係を満たす値
である。]
【0060】
【数6】R1 =log r1 、R2 =log r2 [式中、r1 及びr2 は、それぞれ印加電圧E1 =10
0及びE2 =200のときのベルト状形成体の体積抵抗
値(Ω・cm)である。]
【0061】2.画像テストの方法 得られたベルトをテクトロニクス社のフェーザー550
に中間転写ベルトとして装着し画像テストを実施した。
10K印刷後の画像を目視にて評価した。 また、使用後のベルト表面のトナーの付着を目視にて評
価した。
【0062】(実施例8、9)ポリフッ化ビニリデンに
導電性を付与して溶融押出成形を実施して繋ぎ目のない
導電性シームレスベルトを得た。得られたベルト表面に
実施例2、1の塗布液をそれぞれ塗布し塗膜を形成し
た。先に述べた評価方法で物性評価を実施した。結果を
表4に示した。いずれのサンプルに於いても塗布前と塗
布後を比較すると電圧に対する抵抗値の依存性が小さく
なり、抵抗値の安定性が改善された。また、10K後の
画像サンプルも問題なく、印刷後のベルトへのトナーの
付着も殆ど見られなかった。
【0063】(比較例7、8)実施例8と同じ方法で導
電性シームレスベルトを得た。得られたベルトの表面に
塗布しないものと比較例1の塗布液を塗布したものを得
た。得られたベルトを実施例と同じ方法で物性評価を実
施した。結果を表4に示した。比較例7、8のいずれの
サンプルでも画像評価後のベルトへのトナー付着が多か
った。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、撥水性さらには導電性
を付与した塗布液を作ることにより埃や汚れの付きにく
い塗膜を形成することが可能になった。また、これらの
塗膜の導電性をコントロールして成形体上に形成するこ
とにより、埃などの付着しにくい、さらには導電性の比
較的安定した部材が得られ、電子写真装置の帯電装置、
転写装置、現像装置などの部材としても使用できる部材
が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井坂 勉 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番1号 三菱化学株式会社筑波研究所内 (72)発明者 佐野 志穂 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番1号 三菱化学株式会社筑波研究所内 Fターム(参考) 4D075 CA22 CA36 DA03 DA10 DB37 DC27 EA17 EB16 EC01 4F100 AA37A AA37H AK12B AK17A AK17B AK19 AL05B AL09B AT00B BA02 BA10A CA18 CA21A CA21H CC01A DA16 DE01A GB48 JB06 JB06A JB16B JG01 JG01A JG04B JL06 4J038 CD092 CD112 CG141 CH251 GA12 HA026 MA14 NA07 NA20 PC08 5G301 DA18 DA23 DA47 DD02 DD05

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーフルオロアルキル基を含有する重合
    体及び粉体抵抗値1×10-7〜1×1010Ω・cmの導
    電性物質を含むことを特徴とする塗膜。
  2. 【請求項2】 溶剤可溶性樹脂を含むことを特徴とする
    請求項1記載の塗膜。
  3. 【請求項3】 導電性物質がカーボンブラックであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の塗膜。
  4. 【請求項4】 パーフルオロアルキル基を含有する重合
    体が、下記の一般式[I]で表される繰り返し単位を含
    むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の塗
    膜。 【化1】 (式[I]において、R1 は水素原子又はメチル基を表
    し、Xaは炭素数4〜20のパーフルオロアルキル基含
    有基を表す。)
  5. 【請求項5】 パーフルオロアルキル基を含有する重合
    体が、更に下記の一般式[II]及び/又は一般式[III
    ]で表される繰り返し単位を含む請求項3記載の一般
    式[I]との共重合体であることを特徴とする請求項3
    記載の塗膜。 【化2】 (式[II]において、R2 は炭素数1〜20のアルキル
    基又はアラルキル基を表し、R3 は脂肪族炭化水素基を
    表し、R4 は次式[IIa]に示すいずれかの基を表し、
    5 は水素原子又はメチル基を表し、nは2〜200の
    整数を表す。) 【化3】 (式[IIa]において、R6 は炭素数1〜20のアルキ
    ル基、水素原子又はハロゲン原子を表し、mは0〜4の
    整数を表し、lは1〜10の整数を表す。) 【化4】 (式[III ]において、R7 は炭素数1〜20のアルキ
    ル基を表す。)
  6. 【請求項6】 パーフルオロアルキル基を含有する重合
    体の数平均分子量が5000〜20000であることを
    特徴とする請求項4又は5記載の塗膜。
  7. 【請求項7】 体積抵抗値が1×104 〜1×1017Ω
    ・cmとなることを特徴とする請求項1〜6いずれか記
    載の塗膜。
  8. 【請求項8】 溶剤可溶性樹脂が、熱可塑性樹脂である
    ことを特徴とする請求項2〜7いずれか記載の塗膜。
  9. 【請求項9】 溶剤可溶性樹脂が、フッ素系重合体組成
    物であることを特徴とする請求項2〜7いずれか記載の
    塗膜。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8いずれかに記載の塗膜を
    高分子組成物の表面に形成してなることを特徴とする成
    形体。
  11. 【請求項11】 塗膜形成前の高分子組成物の体積抵抗
    値が1×102 〜1×1018Ω・cmであることを特徴
    とする請求項10記載の成形体。
  12. 【請求項12】 高分子組成物が、熱可塑性樹脂組成物
    であることを特徴とする請求項10又は11記載の成形
    体。
  13. 【請求項13】 高分子組成物が、スチレン系熱可塑性
    エラストマー組成物であることを特徴とする請求項10
    〜12いずれか記載の成形体。
  14. 【請求項14】 高分子組成物が、フッ素系熱可塑性樹
    脂組成物であることを特徴とする請求項10〜12いず
    れか記載の成形体。
  15. 【請求項15】 成形体の形状が、ローラ状であること
    を特徴とする請求項10〜14いずれか記載の成形体。
  16. 【請求項16】 成形体の形状が、ベルト状であること
    を特徴とする請求項9〜14いずれか記載の成形体。
  17. 【請求項17】 ベルト状成形体が、継ぎ目無しシーム
    レスベルトであることを特徴とする請求項16記載の成
    形体。
  18. 【請求項18】 電圧と体積抵抗値とが、以下に示す関
    係にあることを特徴とする請求項16又は17記載のベ
    ルト状成形体。 【数1】 −0.04≦(R1 −R2 )/(E2 −E1 )<1 [式中、E1 及びE2 は、ベルト状成形体の任意の2点
    間の印加電圧(V)で、50≦E1 <E2 ≦500を満
    たす。また、式中、R1 及びR2 は、それぞれ以下の関
    係を満たす値である。] 【数2】R1 =log r1 、R2 =log r2 [式中、r1 及びr2 は、それぞれ印加電圧及びE1
    びE2 のときのベルト状形成体の体積抵抗値(Ω・c
    m)である。]
  19. 【請求項19】 電子写真装置用中間転写装置部材とし
    て用いられることを特徴とする請求項9〜18いずれか
    記載の成形体。
  20. 【請求項20】 電子写真装置用帯電装置部材として用
    いられることを特徴とする請求項9〜18いずれか記載
    の成形体。
  21. 【請求項21】 電子写真装置用現像装置部材として用
    いられることを特徴とする請求項9〜18いずれか記載
    の成形体。
  22. 【請求項22】 電子写真装置用転写装置部材として用
    いられることを特徴とする請求項9〜18いずれか記載
    の成形体。
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