JP2000058733A - 樹脂封止型半導体装置およびそのリードフレーム - Google Patents

樹脂封止型半導体装置およびそのリードフレーム

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JP2000058733A JP10218418A JP21841898A JP2000058733A JP 2000058733 A JP2000058733 A JP 2000058733A JP 10218418 A JP10218418 A JP 10218418A JP 21841898 A JP21841898 A JP 21841898A JP 2000058733 A JP2000058733 A JP 2000058733A
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義治 高橋
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイバーの切断時におけるダム樹脂の切断線
を可及的に短くし、かつタイバーの切断後にパッケージ
に付着して残るダム樹脂の量を極度に低減した樹脂封止
型半導体装置とそれに使用されるリードフレームを提供
すること。 【解決手段】 半導体装置がリードフレーム1上におい
て樹脂封止され、タイバー4が切断される前の状態にお
いて、半導体装置の封止樹脂、すなわちパッケージ2の
端縁からタイバー4の内縁までの寸法を0.4mm以下
で0.2mm以上の範囲内とする形状のリードフレーム
1を使用して半導体装置を樹脂封止する。タイバー切断
用パンチ8が長寿命化され、リード3の曲げ成形時にダ
ム樹脂7が脱落しないので、リード形状不良品を発生さ
せない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂封止型半導体装
置およびそのリードフレームに関するものであり、更に
詳しくは、樹脂封止後の封止樹脂の端縁とタイバーとの
間の寸法を小とした樹脂封止型半導体装置およびそのリ
ードフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、外界からの保護を目的と
して、一般的にはトランスファーモールド法によって樹
脂封止されて製品化されている。図3は一例としての樹
脂封止用金型の下型のチェイス30と、そのキャビティ
ブロック41にセットされる一方のリードフレーム1と
を示す概略的な部分斜視図である。なお、リードフレー
ム1上の複数の半導体装置10は一点鎖線で囲い簡略化
して示している。すなわち、チェイス30は複数のポッ
ト32が一列にならぶセンターブロック31と、その両
側に配置されたキャビティブロック41からなり、キャ
ビティブロック41には各ポット32に対応する複数の
キャビティ42が設けられている。そして、キャビティ
ブロック41の表面には複数のパイロットピン49が設
けられており、半導体装置をボンディングしたリードフ
レーム1がその位置決め孔9をパイロットピン49に嵌
め込むことによって位置決めしてキャビティブロック4
1上にセットされ、半導体装置10がそれぞれキャビテ
ィ42内に収容される。そして、センターブロック31
のポット32に封止用の樹脂が投入されて上型が閉じら
れる。予熱されている金型の熱を受けて樹脂は溶融し、
図示しないプランジャーによって押圧されランナー33
を経由してキャビティ42内へ注入されることにより、
半導体装置10が樹脂封止される。
【0003】図4は樹脂封止が完了して金型から取り出
された一般的なリードフレーム1の部分斜視図であり、
QFP(クォッド・フラット・パッケージ)タイプの半
導体装置を封止した封止樹脂2(以降、パッケージ2と
称する)がその端縁から外側へ延びるリード3によって
リードフレーム1の枠に連結された状態を示す。
【0004】図5は図4における半導体装置が樹脂封止
されたパッケージ2の1個分を示す拡大斜視図である。
すなわち、パッケージ2は各端縁から延びるリード3に
よってリードフレーム1の枠に連結されており、リード
3はパッケージ2の端縁から若干離れた位置で直交する
タイバー4で連結されている。リード3のタイバー4か
らパッケージ2側の部分はインナーリード5、タイバー
4から外側の部分はアウターリード6と称される。そし
て、インナーリード5間においてパッケージ2の端縁と
タイバー4の内縁で囲われる部分には樹脂封止時に金型
の合わせ目から漏れる樹脂が固形化したダム樹脂7で埋
められている。この後、リードフレーム1はタイバー4
が切断され、アウターリード6の先端部が切断された
後、残るリード3が曲げ成形される。なお、リードフレ
ーム1は一般的には、インナーリード5とアウターリー
ド6とは同一の幅として製造されているものが多く、ま
た、パッケージ2の端縁からタイバー4の内縁までの寸
法は隣り合うインナーリード5間寸法と同等、またはそ
れ以上とされているものが多い。
【0005】図8は従来例の一例としてのリードフレー
ム21による樹脂封止型半導体装置のタイバー24を切
断する前のパッケージ2の端縁部を拡大して示す平面図
である。インナーリード25とアウターリード26の幅
寸法Aは同一の0.6mmとされており、隣り合うイン
ナーリード25の間の寸法、すなわち、ダム樹脂27の
幅となる寸法Bは0.8mmとされている。そして、パ
ッケージ2の端縁とタイバー24の内縁との間の寸法C
は1.2mmとされている。
【0006】リードフレーム21の種類によってインナ
ーリード25間の寸法Bやパッケージ2の端縁とタイバ
ー24の内縁との間の寸法Cが変わるとダム樹脂27の
量は変わる。寸法Cの比較的大きいものは、ダム樹脂2
7のみをあらかじめ専用パンチで抜き落としてから、タ
イバー24を切断することが多いが、寸法Cが小さくダ
ム樹脂27の面積が小さいものはダム樹脂27のみを抜
く専用パンチの適用に困難があるので、図8に示すよう
に、タイバー24を切断する時に、同時にダム樹脂27
を切断している。すなわち、タイバー24は外形を一点
鎖線で示すようなパンチ8で切断される。パンチ8とイ
ンナーリード25との間隔であり、パンチ8とアウター
リード26との間隔でもある寸法Dはパンチ8関連の部
品精度、組立精度や樹脂封止後のインナーリード25、
アウターリード26の熱収縮による位置ずれ等を考慮し
て0.05〜0.1mmに設定されるが、図8において
は寸法Dは0.1mmとして切断される場合を示してい
る。そして、図9は図8のタイバー24をパンチ8によ
って切断した後の平面図であるが、パッケージ2の端縁
およびインナーリード25の側縁にダム樹脂27が付着
して残る。
【0007】なお、タイバーの切断に関して、特開平6
−69395号公報の「樹脂封止型半導体装置とリード
フレーム」には、図10に示すように、インナーリード
55の幅をアウターリード56の幅よりも大にしたリー
ドフレーム51が開示されている。すなわち、インナー
リード55とアウターリード56との幅が同一である
と、タイバーの切断後にインナーリード55の側面にダ
ム樹脂が残り、次にリードをメッキする時に、その残っ
たダム樹脂にもメッキされる。そして、その後のリード
の成形、輸送等により、対向するインナーリード55の
側面に残っていたダム樹脂が脱落すると、それらのメッ
キが互いに接触して短絡するので、その短絡を防ぐべ
く、図10に示すように、アウターリード56よりも幅
の広いインナーリード55が樹脂封止後のダム樹脂57
と共に示されている。そして、図11は図10のタイバ
ー54を一点鎖線で示すように切断した後を示す図であ
り、インナーリード55の側面にダム樹脂57が残らな
いので電気的短絡を防ぐことができるとしてる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例としての図8に
示したようなリードフレーム21では、一点鎖線で示す
パンチ8によってタイバー24を切断すると、図9に示
すように、同時にダム樹脂27を切断線(p2 +q+p
2 )で切断することになるが、ダム樹脂27、すなわち
封止樹脂には一般的にはガラス繊維が充填材として添加
されているために、銅またはニッケル・鉄合金からなる
タイバー24のみを切断する場合と比較して、パンチ8
は切断線p2 に相当する部分の摩損が激しく、切断線p
2 が長い場合にはパンチ8の寿命が極めて短くなる。
【0009】また、図9に示したタイバー24の切断後
に残るダム樹脂27は、リード23の曲げ成形時に脱落
して、リード23の上や曲げダイの上へ落下し、曲げパ
ンチとリード23との間、リ−ド23と曲げダイとの間
に挟まれて押し潰され、それが原因となって曲げ成形さ
れたリード23の形状不良を招いており、その外観検査
に多大の工数を要している。なお、先行技術として挙げ
た特開平6−69395号公報によるリードフレームは
タイバー切断後にパッケージに付着して残るダム樹脂量
を低減させることを意図するものではない。
【0010】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、タイ
バーの切断時におけるダム樹脂の切断線の長さを可及的
に短くして、切断用のパンチを長寿命化し得る樹脂封止
型半導体装置およびそのリードフレームを提供すること
を課題とする。また、タイバーの切断後にインナーリー
ドおよびパッケージに付着して残るダム樹脂量を可及的
に少量とし、リードの曲げ成形時に脱落するダム樹脂に
よってリードの形状不良を招かない樹脂封止型半導体装
置およびそのリードフレームを提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1お
よび請求項2の構成よって解決されるが、その解決手段
を説明すれば、請求項1の発明による樹脂封止型半導体
装置は、樹脂封止後の、封止樹脂の端縁から外側へ延び
る複数のリードがその途中においてリ−ド直交するタイ
バーによって連結されており、隣り合うリ−ド間におい
て封止樹脂の端縁からタイバーの内縁までの間がダム樹
脂で埋められている状態において、封止樹脂の端縁から
タイバーの内縁までの寸法が0.4mm以下で0.2m
m以上の範囲内となる形状のリードフレームによって樹
脂封止されており、タイバーの切断時に同時に切断され
るダム樹脂の切断線を短かくし、タイバーの切断後に残
るダム樹脂が少量化されている。
【0012】このような樹脂封止型半導体装置は、タイ
バーの切断時に同時に切断されるダム樹脂の切断線が短
い分だけパンチの摩損が少くなりパンチを長寿命化させ
る。また、タイバーの切断時に主として封止樹脂の端縁
に残るダム樹脂は、その後のリードの曲げ成形時に脱落
せず、リード形状不良品を発生させない。
【0013】また、請求項2の発明によるリードフレー
ムは、樹脂封止後の、封止樹脂の端縁から外側へ延びる
複数のリードがその途中においてリードと直交するタイ
バーによって連結されており、隣り合うリ−ド間におい
て封止樹脂の端縁からタイバーの内縁までの間がダム樹
脂で埋められている状態において、封止樹脂の端縁から
タイバーの内縁までの寸法を0.4mm以下で0.2m
m以上の範囲内とする形状を有するものであり、タイバ
ーの切断時に同時に切断されるダム樹脂の切断線を短か
くし、かつタイバーの切断後に残るダム樹脂を少量化さ
せる。
【0014】このようなリードフレームは、タイバーの
切断時に同時に切断されるダム樹脂の切断線が短い分だ
けパンチの摩損を抑制し、パンチを長寿命化させる。ま
た、タイバーの切断時に主として封止樹脂の端縁に少量
残るダム樹脂は、その後のリードの曲げ成形時に脱落せ
ず、リード形状の不良品を発生させない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の樹脂封止型半導体装置
は、樹脂封止された半導体装置の端縁、すなわちパッケ
ージの端縁から外側へ延びる複数のリードが途中におい
てリ−ドと直交するタイバーによって連結されており、
隣り合うリ−ド間におけるパッケージの端縁からタイバ
ーの内縁までの間がダム樹脂で埋められている状態にお
いて、パッケージの端縁からタイバーの内縁までの寸法
を0.4mm以下で0.2mm以上の範囲内とする形状
のリードフレームによって樹脂封止される。このパッケ
ージの端縁からタイバーの内縁までの寸法の下限の0.
2mmは、半導体装置が樹脂封止される場合における各
種の公差に基づいて設定される値である。
【0016】図6は樹脂封止の完了した本発明における
代表例のリードフレーム1を使用して樹脂封止された樹
脂封止型半導体装置の部分平面図であり、従来例の図8
に対応する図である。半導体装置が樹脂封止されたパッ
ケージ2の端縁から外側へリード3が延びており、その
途中でリード3は直交するタイバー4で連結され、隣り
合うインナーリード5間においてパッケージ2の端縁か
らタイバー4までの間がダム樹脂7が埋められている。
そして、従来例と異なるところは、パッケージ2の端縁
からタイバー4の内縁までの寸法Cが0.4mm以下で
0.2mm以上の範囲内に入るリードフレーム1を使用
していることにある。
【0017】この場合において、インナーリード5上に
おけるパッケージ2の端縁位置、換言すれば、パッケー
ジ2の端縁からリード3を連結しているタイバー4の内
縁までの寸法Cを考えるに、図3に示したリードフレー
ム1の位置決め孔9には孔径の公差があり、パイロット
ピン49にはその外径の公差がある。また、図4におけ
る各パッケージ2は公差の範囲内でサイズが異なる。す
なわち、図6のパッケージ2の端縁からタイバー4の内
縁までの寸法Cはそれぞれの公差の和の範囲内で変動す
ることになる。そして、それらの公差は表1のように設
定されている。
【0018】
【表1】
【0019】すなわち、表1において、(+)側の絶対
値は|+0.05+0+0.05|=0.1(mm)、
(−)側の絶対値は|−0−0.02−0.05|=
0.07(mm)であるから、最大0.17mmの変動
があることになる。このほかに金型のセットずれを考慮
すると、パッケージ2の端縁からタイバー4の内縁まで
の寸法Cは少なくとも0.2mm以上であることを必要
とし、0.2mm未満ではタイバー4の切断時にパンチ
8がパッケージ2を損傷させる場合を生ずるようにな
る。すなわち、0.2mmは下限の寸法である。また、
上限の寸法はパンチ8の位置に余裕を持たせて、0.2
mmの2倍の0.4mmとすることが望ましい。
【0020】そして、図6に示すように、パンチ8があ
てがわれて、タイバー4が切断されるが、タイバー4の
切断後の平面図である図7を参照して、タイバー4の切
断時に同時に切断されるダム樹脂7の切断線(p+q+
p)は、従来例の場合と比較して、線分pが線分p2
りも大幅に短くなり、パンチ8を長寿命化させる。そし
て切断後には主としてパッケージ2の端縁に付着して少
量のダム樹脂7が残るが、その絶対量が少なくなってい
ることに加えて、パッケージ2の端縁に付着するダム樹
脂7はリード3の曲げ成形時に脱落しにくく、リード3
の成形不良を発生させない。なお、図6のQFPタイプ
の樹脂封止型半導体装置にあっては、リード3の幅寸法
Aは0.5〜1.0mm程度のもの、リード3間の間隔
Bは0.2〜1.0mmの程度のものが採用されている
が、本発明の樹脂封止型半導体装置およびそのリードフ
レームはこれらの寸法には関係なく適用される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の樹脂封止型半導体装置および
そのリードフレームを実施例により、図面を参照して、
具体的に説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の樹脂封止型半
導体装置11の樹脂封止が完了した直後の部分拡大平面
図であり、従来例の図8に対応する図である。すなわ
ち、半導体装置のパッケージ2の端縁から外側へリード
13(インナーリード15とアウターリード16)が延
びており、リード13がタイバー14で連結されている
構成は従来例の場合と同様であり、インナーリード15
とアウターリード16の幅寸法Aは同一の0.6mmと
され、隣り合うインナーリード15間の寸法、すなわ
ち、隣り合うアウターリード16間の寸法Bは0.8m
mとされている。実施例1の樹脂封止型半導体装置が従
来例と異なるところは、パッケージ2の端縁からタイバ
ー4の内縁までの寸法Cが0.2mmと極度に小さくさ
れていることにある。従って、パッケージ2のインナー
リード15間に漏出しタイバー14でせき止められたダ
ム樹脂17の量は極度に少量となっている。そして、一
点鎖線で示すようにパンチ8があてがわれてタイバー1
4が切断され、同時にダム樹脂17も切断される。
【0023】図2はタイバー14を切断した後の樹脂封
止型半導体装置11の平面図である。この時のダム樹脂
17のパンチ8による切断線(p1 +q+p1 )の内の
1の長さは0.1mmであり、従来例の場合のp2
0.6mmと比較して大幅に短縮され、従って、パンチ
8の摩耗が少なくなり、パンチ8の寿命が大幅に延長さ
れる。また、図2と、これに対応する従来例のタイバー
切断後の図8とを比較して明らかなように、実施例にお
けるダム樹脂17の残留量は従来例の場合におけるダム
樹脂27の残留量の17%以下となるほか、パッケージ
2の端縁に付着しているダム樹脂17はリード3の曲げ
成形時に脱落しにくく、リードの形状不良品を発生させ
ない。
【0024】本実施の形態の樹脂封止型半導体装置およ
びそのリードフレームは以上の様に構成され作用する
が、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の
技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0025】例えば本実施の形態においては、QFPタ
イプの樹脂封止型半導体装置10を例示したが、本発明
の樹脂封止型半導体装置およびそのリードフレームはこ
れ以外のタイプの樹脂封止型半導体装置、例えば、SO
P(スモール・アウトライン・パケージ)タイプやDI
P(デュアル・インライン・パケージ)タイプの樹脂封
止型半導体装置、およびそれらに使用されるリードフレ
ームにも適用される。
【0026】また本実施の形態においては、インナーリ
ード5とアウターリード6との幅が同一の0.6mmで
ある場合を例示したが、インナーリード5の幅がアウタ
ーリード6の幅よりも大である場合、例えば、インナー
リード5の幅が0.9mmであり、アウターリード6の
幅が0.6mmであるような場合、または逆に、インナ
ーリード5の幅が小である場合にも、本発明の樹脂封止
型半導体装置およびそのリードフレームは同様に適用さ
れる。
【0027】
【発明の効果】本発明の樹脂封止型半導体装置およびそ
のリードフレームは上述したような形態で実施され、以
下に述べるような効果を奏する。
【0028】本発明の請求項1の発明の樹脂封止型半導
体装置によれば、タイバー切断時におけるダム樹脂の切
断線が短く切断用のパンチが長寿命化され、タイバー切
断後に残るダム樹脂量が極小化され、リードの曲げ成形
時に脱落するダム樹脂によるリードの形状不良品の発生
が解消されるので、外観検査を不要にする。
【0029】また請求項2の発明のリードフレームによ
れば、半導体装置を固定し樹脂封止して得られる樹脂封
止型半導体装置のタイバー切断時における切断線を短く
して切断用パンチを長寿命化させ、タイバー切断後に残
るダム樹量を極小化させるので、リードの曲げ成形時に
脱落するダム樹脂によるリードの形状不良の発生を皆無
にし、外観検査を不要にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の樹脂封止型半導体装置のタイバーを
切断する前の部分平面図である。
【図2】同装置のタイバーを切断した後の部分平面図で
ある。
【図3】樹脂封止用金型(下型)のチェイスとリードフ
レームとの斜視図である。
【図4】樹脂封止後のリードフレームの部分斜視図であ
る。
【図5】同リードフレームの樹脂封止型半導体装置1個
分の拡大斜視図である。
【図6】本発明における代表的な樹脂封止型半導体装置
のタイバーを切断する前の部分平面図である。
【図7】同装置のタイバーを切断した後の部分平面図で
ある。
【図8】従来例の樹脂封止型半導体装置のタイバー切断
前の部分平面図である。
【図9】同装置のタイバー切断後の部分平面図である。
【図10】先行技術の樹脂封止型半導体装置のタイバー
切断前の部分平面図である。
【図11】同装置のタイバー切断後の部分平面図であ
る。
【符号の説明】
1、11……リードフレーム、2……パッケージ、3、
13……リード、4、14……タイバー、5、15……
インナーリード、6、16……アウターリード、7、1
7……ダム樹脂、8……パンチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームにボンディングされ樹脂
    封止された樹脂封止型半導体装置において、 樹脂封止後の、封止樹脂の端縁から外側へ延びる複数の
    リードがその途中において前記リードと直交するタイバ
    ーによって連結されており、隣り合う前記リード間の前
    記封止樹脂の端縁から前記タイバーの内縁までの間がダ
    ム樹脂で埋められている状態にある時に、 前記封止樹脂の端縁から前記タイバーの内縁までの寸法
    が0.4mm以下で0.2mm以上の範囲内に入る形状
    の前記リードフレームによって樹脂封止されており、 前記タイバーの切断時に同時に切断される前記ダム樹脂
    の切断線が短かくされ、かつ前記タイバーの切断後に残
    る前記ダム樹脂が少量化されていることを特徴とする樹
    脂封止型半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体装置をボンディングし樹脂封止す
    るためのリードフレームにおいて、 樹脂封止後の、封止樹脂の端縁から外側へ延びる複数の
    リードがその途中において前記リードと直交するタイバ
    ーによって連結されており、隣り合う前記リード間の前
    記封止樹脂の端縁から前記タイバーの内縁までの間がダ
    ム樹脂で埋められている状態にある時に、 前記封止樹脂の端縁から前記タイバーの内縁までの寸法
    を0.4mm以下で0.2mm以上の範囲内に入る形状
    を有しており、 前記タイバーの切断時に同時に切断される前記ダム樹脂
    の切断線を短かくし、かつ前記タイバーの切断後に残る
    前記ダム樹脂を少量化させることを特徴とするリードフ
    レーム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6853057B2 (en) * 2002-01-15 2005-02-08 Sharp Kabushiki Kaisha Lead frame for a plastic encapsulated semiconductor device
US8859338B2 (en) 2012-06-25 2014-10-14 Mitsubishi Electric Corporation Method of manufacturing a semiconductor device and semiconductor device

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US8859338B2 (en) 2012-06-25 2014-10-14 Mitsubishi Electric Corporation Method of manufacturing a semiconductor device and semiconductor device

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