JP2000058710A - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

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JP2000058710A
JP2000058710A JP23229398A JP23229398A JP2000058710A JP 2000058710 A JP2000058710 A JP 2000058710A JP 23229398 A JP23229398 A JP 23229398A JP 23229398 A JP23229398 A JP 23229398A JP 2000058710 A JP2000058710 A JP 2000058710A
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Japan
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solder
wiring board
printed wiring
solder resist
resin
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JP23229398A
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Naohiro Hirose
直宏 広瀬
Motoo Asai
元雄 浅井
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
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    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Landscapes

  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田パッドの接続信頼性を高め得るプリント
配線板を提供する。 【解決手段】 ソルダーレジスト層70の開口71を、
半田パッド75の周辺部に5μm重なり、且つ、重なり
の厚みを20μmになるように形成してあるため、半田
パッド75が層間樹脂絶縁層150から剥離することが
なくなり、接続信頼性が向上する。また、半田パッド7
5とソルダーレジスト層70とを密着させるため、下層
の層間樹脂絶縁層150にクラックが入り難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半田バンプを介
して集積回路チップを載置するためのパッケージ基板等
を形成するプリント配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11に従来技術に係るパッケージ基板
を構成するプリント配線板を示す。該プリント配線板2
10では、ICチップ290を実装するために、半田バ
ンプ276を形成し、これら半田バンプ276が互い融
着しないようにソルダーレジスト層270を設けてあ
る。
【0003】図12(A)は、図11のF部を拡大して
示している。また、図12(B)は、図12(A)中の
B矢視図、即ち、ソルダーレジスト層270の表面を示
している。図12(A)に示すようにソルダーレジスト
層270は、導体回路258の上に設けられると共に、
図12(B)に示すように開口部271が半田パッド2
75に重ならないように形成されている。該半田パッド
275に、ニッケルめっき層272、金めっき層274
を設け、更に半田ペースト等を印刷、リフローすること
で半田バンプ276Uが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の半田パッド275は、下層の層間樹脂絶縁層250
との密着性が低いため、剥離し易く、ICチップ290
との接続信頼性に欠けることがあった。更に、使用時に
熱収縮を繰り返すと、半田パッド275の壁面を起点と
して図12(A)中に示すようにクラックCが下層の層
間樹脂絶縁層250に生じ、該層間樹脂絶縁層250の
下側の導体回路358に断線を生ぜしめることがあっ
た。
【0005】かかる課題に対応するため、例えば、特開
平10−93235号にて、図12(C)に示すように
半田パッド275の側面にテーパを設け、ソルダーレジ
スト層270と接触させて、半田パッド275をソルダ
ーレジスト270で押さえる技術が提案されている。し
かし、当該技術では、ソルダーレジスト層270の厚さ
と半田パッド275の厚さが同一であるため、ソルダー
レジストが半田パッドを十分に押さえることができず、
冷熱サイクル時や吸湿時に、半田パッド275と下層の
層間樹脂絶縁層250との間で剥離が発生する。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、半田パッドの接続信
頼性を高め得るプリント配線板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のプリント配線板では、基板上に半導体部
品を搭載するための半田パッドと、該半田パッドが露出
する開口が設けられたソルダーレジスト層とが形成され
てなるプリント配線板において、前記ソルダーレジスト
層の開口を、前記半田パッド上に設けると共に前記開口
の周縁を構成するソルダーレジスト層を前記半田パッド
の周辺部に厚みをもって重なるように形成したことを技
術的特徴とする。
【0008】また、請求項2では、請求項1において、
前記ソルダーレジスト層の開口を半用パッドの周辺部に
3μm以上重なるように形成したことを技術的特徴とす
る。
【0009】請求項3では、請求項1において、前記ソ
ルダーレジスト層の半田パッドの周辺部における重なっ
た部分の厚さを10μm以上にしたことを技術的特徴と
する。
【0010】請求項4では、請求項1において、前記ソ
ルダーレジスト層の厚みを10〜50μmにしたことを
技術的特徴とする。
【0011】請求項5では、請求項1において、前記ソ
ルダーレジスト層の開口は直経250μm以下の円形伏
であることを技術的特徴とする。
【0012】請求項6では、請求項1において、前記ソ
ルダーレジスト層は、ノボラック型エポキシ樹脂もしく
はノボラック型エポキシアクリレートからなり、イミダ
ゾール硬化剤を硬化剤として含むことを特徴とする。
【0013】請求項1の発明では、開口の周縁を構成す
るソルダーレジスト層を半田パッドの周辺部に厚みをも
って重なるようにソルダーレジスト層の開口を形成して
あるため、特開平1−93235号と異なり、ソルダ−
レジスト層が半田パッドを上から押さえつけて、半田パ
ッドが下層の絶縁層から剥離することがなくなり、接続
信頼性が向上する。また、半田パッドとソルダーレジス
ト層とを密着させるため、下層の絶縁層(層間樹脂絶縁
層)にクラックが入り難くなる。
【0014】請求項2の発明では、半田パッドの周辺部
に3μm以上重なるようにソルダーレジスト層の開口を
形成するため、半田パッドを押さえ、冷熱サイクル時、
吸湿時の半田パッドの剥離、絶縁層のクラックを完全に
防止できる。
【0015】請求項3の発明では、ソルダーレジスト層
の半田パッドの周辺部における重なりの厚みを10μm
以上にしてあるため、半田パッドが下層の絶縁層から剥
離することがなくなり、接続信頼性が向上する。
【0016】請求項4の発明では、ソルダーレジスト層
の厚みを10〜50μmにしてある。10μm未満であ
ると半田の流れをせき止めるソルダーダムとして機能せ
ず、50μmを越えると開口を形成し難くなる上、半田
バンプを構成する半田体と接触し、半田体にクラックを
生じさせる原因となるからである。
【0017】請求項5の発明では、ソルダーレジスト層
の開口は、直径250μm以下の円形状である。半田パ
ッドの直径が小さい程、剥離が発生しやすく、直径25
0μm以下の開口を設けなければならない程小さな直径
の半田パッドを形成する場合に、効果が顕著である。
【0018】請求項6の発明では、ソルダーレジスト層
は、ノボラック型エポキシ樹脂もしくはノボラック型エ
ポキシ樹脂のアクリレートからなり、イミダゾール硬化
剤を硬化剤として含む。このような構成のソルダーレジ
スト層は、鉛のマイグレーション(鉛イオンがソルダー
レジスト層内を拡散する現象)が少ないという利点を持
つ。しかも、このソルダーレジスト層は、ノボラック型
エポキシ樹脂のアクリレートをイミダゾール硬化剤で硬
化した樹脂層であり、耐熱性、耐アルカリ性に優れ、は
んだが溶融する温度(200°C前後)でも劣化せず、
ニッケルめっき及び金めっきを行う際の強塩基性のめっ
き液で分解することもない。
【0019】なお、ソルダーレジスト層としては、種々
の樹脂を使用でき、例えば、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂のアクリレー
ト、ノボラック型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ
樹脂のアクリレートをアミン系硬化剤やイミダゾール硬
化剤などで硬化させた樹脂を使用できる。
【0020】一方、このようなソルダーレジスト層は、
剛直骨格を持つ樹脂で構成されるので剥離が生じること
がある。このため、補強層を設けることでソルダーレジ
スト層の剥離を防止することもできる。
【0021】ここで、上記ノボラック型エポキシ樹脂の
アクリレートとしては、フェノールノボラックやクレゾ
ールノボラックのグリシジルエーテルを、アクリル酸や
メタクリル酸などと反応させたエポキシ樹脂などを用い
ることができる。
【0022】上記イミダゾール硬化剤は、25℃で液状で
あることが望ましい。液状であれば均一混合できるから
である。このような液状イミダゾール硬化剤としては、
1-ベンジル−2-メチルイミダゾール(品名:1B2MZ )、
1-シアノエチル−2-エチル−4-メチルイミダゾール(品
名:2E4MZ-CN)、4-メチル−2-エチルイミダゾール(品
名:2E4MZ )を用いることができる。
【0023】このイミダゾール硬化剤の添加量は、上記
ソルダーレジスト組成物の総固形分に対して1〜10重量
%とすることが望ましい。この理由は、添加量がこの範
囲内にあれば均一混合がしやすいからである。
【0024】上記ソルダーレジストの硬化前組成物は、
溶媒としてグリコールエーテル系の溶剤を使用すること
が望ましい。このような組成物を用いたソルダーレジス
ト層は、遊離酸が発生せず、銅パッド表面を酸化させな
い。また、人体に対する有害性も少ない。
【0025】このようなグリコールエーテル系溶媒とし
ては、下記構造式のもの、特に望ましくは、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル(DMDG)およびトリエ
チレングリコールジメチルエーテル(DMTG)から選
ばれるいずれか少なくとも1種を用いる。これらの溶剤
は、30〜50℃程度の加温により反応開始剤であるベンゾ
フェノンやミヒラーケトンを完全に溶解させることがで
きるからである。 CH 3 O-(CH2 CH2 O) n −CH3 (n=1〜5) このグリコールエーテル系の溶媒は、ソルダーレジスト
組成物の全重量に対して10〜70wt%がよい。
【0026】以上説明したようなソルダーレジスト組成
物には、その他に、各種消泡剤やレベリング剤、耐熱性
や耐塩基性の改善と可撓性付与のために熱硬化性樹脂、
解像度改善のために感光性モノマーなどを添加すること
ができる。例えば、レベリング剤としてはアクリル酸エ
ステルの重合体からなるものがよい。また、開始剤とし
ては、チバガイギー製のイルガキュアI907、光増感
剤としては日本化薬製のDETX−Sがよい。さらに、
ソルダーレジスト組成物には、色素や顔料を添加しても
よい。配線パターンを隠蔽できるからである。この色素
としてはフタロシアニングリーンを用いることが望まし
い。
【0027】添加成分としての上記熱硬化性樹脂として
は、ビスフェノール型エポキシ樹脂を用いることができ
る。このビスフェノール型エポキシ樹脂には、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールF型エポキシ
樹脂があり、耐塩基性を重視する場合には前者が、低粘
度化が要求される場合(塗布性を重視する場合)には後
者がよい。
【0028】添加成分としての上記感光性モノマーとし
ては、多価アクリル系モノマーを用いることができる。
多価アクリル系モノマーは、解像度を向上させることが
できるからである。例えば、多価アクリル系モノマーと
して、日本化薬製のDPE−6A、共栄社化学製のR−
604を用いることができる。
【0029】また、これらのソルダーレジスト組成物
は、25℃で0.5〜10Pa・s、より望ましくは1
〜10Pa・sがよい。ロールコータで塗布しやすい粘
度だからである。
【0030】本発明では、上記絶縁層もしくは層間絶縁
層として無電解めっき用接着剤を用いることが望まし
い。この無電解めっき用接着剤は、硬化処理された酸あ
るいは酸化剤に可溶性の耐熱性樹脂粒子が、酸あるいは
酸化剤に難溶性の未硬化の耐熱性樹脂中に分散されてな
るものが最適である。酸、酸化剤で処理することによ
り、耐熱性樹脂粒子が溶解除去されて、表面に蛸つぼ状
のアンカーからなる粗化面を形成できる。
【0031】上記無電解めっき用接着剤において、特に
硬化処理された前記耐熱性樹脂粒子としては、平均粒
径が10μm以下の耐熱性樹脂粉末、平均粒径が2μm
以下の耐熱性樹脂粉末を凝集させた凝集粒子、平均粒
径が2〜10μmの耐熱性粉末樹脂粉末と平均粒径が2μ
m以下の耐熱性樹脂粉末との混合物、平均粒径が2〜
10μmの耐熱性樹脂粉末の表面に平均粒径が2μm以下
の耐熱性樹脂粉末または無機粉末のいずれか少なくとも
1種を付着させてなる疑似粒子、平均粒径が0.1〜
0.8μmの耐熱性粉末樹脂粉末と平均粒径が0.8μ
mを越え、2μm未満の耐熱性樹脂粉末との混合物、
平均粒径が0.1〜1.0μmの耐熱性粉末樹脂粉末を
用いることが望ましい。これらは、より複雑なアンカー
を形成できるからである。
【0032】粗化面の深さは、Rmax=0.01〜2
0μmがよい。密着性を確保するためである。特にセミ
アディティブ法では、0.1〜5μmがよい。密着性を
確保しつつ、無電解めっき膜を除去できるからである。
【0033】前記酸あるいは酸化剤に難溶牲の耐熱性樹
脂としては、「熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂からな
る樹脂複合体」又は「感光性樹脂および熱可塑性樹脂か
らなる樹脂複合体」からなることが望ましい。前者につ
いては耐熱性が高く、後者についてはバイアホール用の
開口をフォトリソグラフィーにより形成できるからであ
る。
【0034】前記熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂などを使用でき
る。また、感光化する場合は、メタクリル酸やアクリル
酸などと熱硬化基をアクリル化反応させる。特にエポキ
シ樹脂のアクリレートが最適である。エポキシ樹脂とし
ては、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック
型、などのノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタ
ジエン変成した脂環式エポキシ樹脂などを使用すること
ができる。
【0035】熱可塑性樹脂としては、ポリエーテルスル
フォン(PES)、ポリスルフォン(PSF)、ポリフ
ェニレンスルフォン(PPS)、ポリフェニレンサルフ
ァイド(PPES)、ポリフェニルエーテル(PP
E)、ポリエーテルイミド(PI)などを使用できる。
熱硬化性樹脂(感光性樹脂)と熱可塑性樹脂の混合割合
は、熱硬化性樹脂(感光性樹脂)/熱可塑性樹脂=95
/5〜50/50がよい。耐熱性を損なうことなく、高
い靭性値を確保できるからである。
【0036】前記耐熱性樹脂粒子の混合重量比は、耐熱
性樹脂マトリックスの固形分に対して5〜50重量%、
望ましくは10〜40重量%がよい。耐熱性樹脂粒子
は、アミノ樹脂(メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン
樹脂)、エポキシ樹脂などがよい。なお、接着剤は、組
成の異なる2層により構成してもよい。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るプリント配線板
及びその製造方法について図を参照して説明する。先
ず、本発明の第1実施例に係るプリント配線板10の構
成について、図7及び図8を参照して説明する。図7
は、半導体部品である集積回路チップ90搭載前のプリ
ント配線板(パッケージ基板)10の断面を示し、図8
は、集積回路チップ90を搭載した状態のプリント配線
板10の断面を示している。図8に示すように、プリン
ト配線板10の上面側には、集積回路チップ90が搭載
され、下面側は、ドータボード94へ接続されている。
【0038】図7を参照してプリント配線板の構成につ
いて詳細に説明する。該プリント配線板10では、多層
コア基板30の表面及び裏面にビルドアップ配線層80
A、80Bが形成されている。該ビルトアップ層80A
は、バイアホール60及び導体回路58の形成された層
間樹脂絶縁層50と、バイアホール160及び導体回路
158の形成された層間樹脂絶縁層150とからなる。
また、ビルドアップ配線層80Bは、バイアホール60
及び導体回路58の形成された層間樹脂絶縁層50と、
バイアホール160及び導体回路158の形成された層
間樹脂絶縁層150とからなる。
【0039】上面側には、集積回路チップ90のランド
92(図8参照)へ接続するための半田バンプ76Uが
配設されている。半田バンプ76Uはバイアホール16
0及びバイアホール60を介してスルーホール36へ接
続されている。一方、下面側には、ドーターボード(サ
ブボード)94のランド96(図8参照)に接続するた
めの半田バンプ76Dが配設されている。該半田バンプ
76Dは、バイアホール160及びバイアホール60を
介してスルーホール36へ接続されている。該半田バン
プ76U、76Dは、ソルダーレジスト70の開口71
内の導体回路158及びバイアホール160上に、ニッ
ケルめっき層72、金めっき層74が形成された半田パ
ッド75に半田体77が配設されてなる。
【0040】図8に示すようにプリント配線板10とI
Cチップ90との間には樹脂封止を行うアンダーフィル
88が配設されている。同様に、プリント配線板10と
マザーボード84との間にアンダーフィル88が配設さ
れている。
【0041】図7中にGにて示すソルダーレジスト層及
び半田パッドを拡大して図9(A)に示す。また、図9
(B)に図9(A)のH矢視図、即ち、ソルダーレジス
ト層70の表面を示す。本実施例のプリント配線板10
では、図9(B)に示すようにソルダーレジスト層70
の開口部71が、半田パッド75の周辺部に3μm以上
(実施例では5μm)重なるように形成してある。この
ため、該ソルダーレジストの70の重なりによって、半
田パッド75が押さえられ、半田パッド75が下層の層
間樹脂絶縁層150から剥離することがなくなり、IC
チップ90及びドータボード94との接続信頼性が向上
している。また、図9(A)に示すように半田パッド7
5とソルダーレジスト層70とが密着しているため、図
12(A)を参照して上述した従来技術のプリント配線
板と異なり、プリント配線板が熱収縮を繰り返しても下
層の層間樹脂絶縁層150にクラックが入り難くなって
いる。
【0042】なお、ソルダ−レジスト層70の開口部7
1は、図9(A)に示すようにテーパが設けられていて
もよく、図13(A)に示すように垂直な壁面を有して
いてもよい。また、図13(B)に示すようにソルダ−
レジスト層70が半田パッド75上でやや盛り上がった
形状にしてもよい。
【0043】また、本実施例のプリント配線板では、図
9(A)に示すようにソルダーレジスト層70の半田パ
ッド75の周辺部における重なりの厚みを10μm以上
(実施例では20μm)にしてあるため、該ソルダーレ
ジストの70の重なりによって、半田パッド75が押さ
えられ、半田パッド75が下層の層間樹脂絶縁層150
から剥離することがなくなり、接続信頼性が高められて
いる。
【0044】更に、本実施例のプリント配線板では、図
9(A)に示すようにソルダーレジスト層70の厚みを
40μmに設定してある。ここで、ソルダーレジスト層
70の厚みは、20〜50μmが好適である。これは、
20μm未満であるとリフローの際に半田の流れをせき
止めるソルダーダムとして機能せず、50μmを越える
と開口70を形成し難くなる上、半田バンプ76U、7
6Dを構成する半田体77と接触し、半田体77側へク
ラックを生じさせる原因となるからである。
【0045】引き続き、図7に示すプリント配線板を製
造する方法について一例を挙げて具体的に説明する。ま
ず、A.無電解めっき用接着剤、B.層間樹脂絶縁剤、
C.樹脂充填剤、D.ソルダーレジストの組成について
説明する。
【0046】A.無電解めっき用接着剤調製用の原料組
成物(上層用接着剤) 〔樹脂組成物〕クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬製、分子量2500)の25%アクリル化物を80wt
%の濃度でDMDGに溶解させた樹脂液を35重量部、感
光性モノマー(東亜合成製、アロニックスM315 )3.15
重量部、消泡剤(サンノプコ製、S−65)0.5 重量部、
NMP 3.6重量部を攪拌混合して得た。
【0047】〔樹脂組成物〕ポリエーテルスルフォン
(PES)12重量部、エポキシ樹脂粒子(三洋化成製、
ポリマーポール)の平均粒径 1.0μmのものを 7.2重量
部、平均粒径 0.5μmのものを3.09重量部、を混合した
後、さらにNMP30重量部を添加し、ビーズミルで攪拌
混合して得た。
【0048】〔硬化剤組成物〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)2重量部、光開始剤(チバガ
イギー製、イルガキュア I−907 )2重量部、光増感
剤(日本化薬製、DETX-S)0.2 重量部、NMP 1.5重量
部を攪拌混合して得た。
【0049】B.層間樹脂絶縁剤調製用の原料組成物
(下層用接着剤) 〔樹脂組成物〕クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(日本化薬製、分子量2500)の25%アクリル化物を80wt
%の濃度でDMDGに溶解させた樹脂液を35重量部、感
光性モノマー(東亜合成製、アロニックスM315 )4重
量部、消泡剤(サンノプコ製、S−65)0.5 重量部、N
MP 3.6重量部を攪拌混合して得た。
【0050】〔樹脂組成物〕ポリエーテルスルフォン
(PES)12重量部、エポキシ樹脂粒子(三洋化成製、
ポリマーポール)の平均粒径 0.5μmのものを 14.49重
量部、を混合した後、さらにNMP30重量部を添加し、
ビーズミルで攪拌混合して得た。
【0051】〔硬化剤組成物〕イミダゾール硬化剤
(四国化成製、2E4MZ-CN)2重量部、光開始剤(チバガ
イギー製、イルガキュア I−907 )2重量部、光増感
剤(日本化薬製、DETX-S)0.2 重量部、NMP1.5 重量
部を攪拌混合して得た。
【0052】C.樹脂充填剤調製用の原料組成物 〔樹脂組成物〕ビスフェノールF型エポキシモノマー
(油化シェル製、分子量310 、YL983U)100重量部、表
面にシランカップリング剤がコーティングされた平均粒
径 1.6μmのSiO2 球状粒子(アドマテック製、CRS 11
01−CE、ここで、最大粒子の大きさは後述する内層銅パ
ターンの厚み(15μm)以下とする) 170重量部、レベ
リング剤(サンノプコ製、ペレノールS4)1.5 重量部
を攪拌混合することにより、その混合物の粘度を23±1
℃で45,000〜49,000cps に調整して得た。 〔硬化剤組成物〕イミダゾール硬化剤(四国化成製、
2E4MZ-CN)6.5 重量部。
【0053】D.ソルダーレジスト組成物 DMDGに溶解させた60重量%のクレゾールノボラック
型エポキシ樹脂(日本化薬製)のエポキシ基50%をアク
リル化した感光性付与のオリゴマー(分子量4000)を 4
6.67g、メチルエチルケトンに溶解させた80重量%のビ
スフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル製、エピコ
ート1001)15.0g、イミダゾール硬化剤(四国化成製、
2E4MZ-CN)1.6 g、感光性モノマーである多価アクリル
モノマー(日本化薬製、R604 )3g、同じく多価アク
リルモノマー(共栄社化学製、DPE6A ) 1.5g、分散系
消泡剤(サンノプコ社製、S−65)0.71gを混合し、さ
らにこの混合物に対して光開始剤としてのベンゾフェノ
ン(関東化学製)を2g、光増感剤としてのミヒラーケ
トン(関東化学製)を 0.2g加えて、粘度を25℃で2.0P
a・sに調整したソルダーレジスト組成物を得た。な
お、粘度測定は、B型粘度計(東京計器、 DVL-B型)で
60rpmの場合はローターNo.4、6rpm の場合はローター
No.3によった。
【0054】引き続き、図1〜図7を参照してプリント
配線板10の製造方法を説明する。E.プリント配線板
の製造 (1) 厚さ1mmのガラスエポキシ樹脂またはBT(ビスマ
レイミドトリアジン)樹脂からなる基板30の両面に18
μmの銅箔32がラミネートされている銅張積層板30
Aを出発材料とした(図1(A)参照)。まず、この銅
張積層板30Aをドリル削孔し、無電解めっき処理を施
し、パターン状にエッチングすることにより、基板30
の両面に内層銅パターン34とスルーホール36を形成
した(図1(B))。
【0055】(2) 内層銅パターン34およびスルーホー
ル36を形成した基板30を水洗いし、乾燥した後、酸
化浴(黒化浴)として、NaOH(10g/l),NaClO
2 (40g/l),Na3 PO4 (6g/l)、還元浴とし
て、NaOH(10g/l),NaBH4 (6g/l)を用いた酸
化−還元処理により、内層銅パターン34およびスルー
ホール36の表面に粗化層38を設けた(図1(C)参
照)。
【0056】(3) Cの樹脂充填剤調製用の原料組成物を
混合混練して樹脂充填剤を得た。 (4) 前記(3) で得た樹脂充填剤40を、調製後24時間以
内に基板30の両面にロールコータを用いて塗布するこ
とにより、導体回路(内層銅パターン)34と導体回路
34との間、及び、スルーホール36内に充填し、70
℃,20分間で乾燥させ、他方の面についても同様にして
樹脂充填剤40を導体回路34間あるいはスルーホール
36内に充填し、70℃,20分間で加熱乾燥させた(図1
(D)参照)。
【0057】(5) 前記(4) の処理を終えた基板30の片
面を、#600 のベルト研磨紙(三共理化学製)を用いた
ベルトサンダー研磨により、内層銅パターン34の表面
やスルーホール36のランド36a表面に樹脂充填剤4
0が残らないように研磨し、次いで、前記ベルトサンダ
ー研磨による傷を取り除くためのバフ研磨を行った。こ
のような一連の研磨を基板の他方の面についても同様に
行った(図2(E)参照)。次いで、100 ℃で1時間、
120 ℃で3時間、 150℃で1時間、 180℃で7時間の加
熱処理を行って樹脂充填剤40を硬化した。
【0058】このようにして、スルーホール36等に充
填された樹脂充填剤40の表層部および内層導体回路3
4上面の粗化層38を除去して基板30両面を平滑化し
た上で、樹脂充填剤40と内層導体回路34の側面とが
粗化層38を介して強固に密着し、またスルーホール3
6の内壁面と樹脂充填剤40とが粗化層38を介して強
固に密着した配線基板を得た。即ち、この工程により、
樹脂充填剤40の表面と内層銅パターン34の表面が同
一平面となる。
【0059】(6) 導体回路34を形成した基板30にア
ルカリ脱脂してソフトエッチングして、次いで、塩化パ
ラジウウムと有機酸からなる触媒溶液で処理して、Pd
触媒を付与し、この触媒を活性化した後、硫酸銅3.2
×10-2mol/l、硫酸ニッケル3.9×10-3mo
l/l、錯化剤5.4×10-2mol/l、次亜りん酸
ナトリウム3.3×10-1mol/l、ホウ酸5.0×
10-1mol/l、界面活性剤(日信化学工業製、サー
フィール465)0.1g/l、PH=9からなる無電
解めっき液に浸積し、浸漬1分後に、4秒当たり1回に
割合で縦、および、横振動させて、導体回路34および
スルーホール36のランド36aの表面にCu−Ni−
Pからなる針状合金の被覆層と粗化層42を設けた(図
2(F)参照)。
【0060】さらに、ホウフっ化スズ0.1mol/
l、チオ尿素1.0mol/l、温度35℃、PH=
1.2の条件でCu−Sn置換反応させ、粗化層の表面
に厚さ0.3μmSn層(図示せず)を設けた。
【0061】(7) Bの層間樹脂絶縁剤調製用の原料組成
物を攪拌混合し、粘度1.5 Pa・sに調整して層間樹脂絶
縁剤(下層用)を得た。次いで、Aの無電解めっき用接
着剤調製用の原料組成物を攪拌混合し、粘度7Pa・sに
調整して無電解めっき用接着剤溶液(上層用)を得た。
【0062】(8) 前記(6) の基板の両面に、前記(7) で
得られた粘度 1.5Pa・sの層間樹脂絶縁剤(下層用)4
4を調製後24時間以内にロールコータで塗布し、水平状
態で20分間放置してから、60℃で30分の乾燥(プリベー
ク)を行い、次いで、前記(7)で得られた粘度7Pa・s
の感光性の接着剤溶液(上層用)46を調製後24時間以
内に塗布し、水平状態で20分間放置してから、60℃で30
分の乾燥(プリベーク)を行い、厚さ35μmの接着剤層
50αを形成した(図2(G)参照)。
【0063】(9) 前記(8) で接着剤層を形成した基板3
0の両面に、図2(H)に示すように85μmφの黒円5
1aが印刷されたフォトマスクフィルム51を密着さ
せ、超高圧水銀灯により 500mJ/cm2 で露光した。これ
をDMTG溶液でスプレー現像し、さらに、当該基板3
0を超高圧水銀灯により3000mJ/cm2 で露光し、100 ℃
で1時間、120 ℃で1時間、その後 150℃で3時間の加
熱処理(ポストベーク)をすることにより、フォトマス
クフィルムに相当する寸法精度に優れた85μmφの開口
(バイアホール形成用開口)48を有する厚さ35μmの
層間樹脂絶縁層(2層構造)50を形成した(図3
(I)参照)。なお、バイアホールとなる開口48に
は、スズめっき層(図示せず)を部分的に露出させた。
【0064】(10)開口48が形成された基板30を、ク
ロム酸に19分間浸漬し、層間樹脂絶縁層50の表面に存
在するエポキシ樹脂粒子を溶解除去することにより、当
該層間樹脂絶縁層50の表面を粗化し(図3(J)参
照)、その後、中和溶液(シプレイ社製)に浸漬してか
ら水洗いした。さらに、粗面化処理(粗化深さ6μm)
した該基板の表面に、パラジウム触媒(アトテック製)
を付与することにより、層間樹脂絶縁層50の表面およ
びバイアホール用開口48の内壁面に触媒核を付けた。
【0065】(11)以下に示す組成の無電解銅めっき水溶
液中に基板を浸漬して、粗面全体に厚さ0.6 μmの無電
解銅めっき膜52を形成した(図3(K))。 〔無電解めっき水溶液〕 EDTA 150 g/l 硫酸銅 20 g/l HCHO 30 ml/l NaOH 40 g/l α、α’−ビピリジル 80 mg/l PEG 0.1 g/l 〔無電解めっき条件〕70℃の液温度で30分
【0066】(12)前記(11)で形成した無電解銅めっき膜
52上に市販の感光性ドライフィルムを張り付け、マス
クを載置して、100 mJ/cm2 で露光、0.8 %炭酸ナトリ
ウムで現像処理し、厚さ15μmのめっきレジスト54を
設けた(図3(L)参照)。
【0067】(13)ついで、レジスト非形成部分に以下の
条件で電解銅めっきを施し、厚さ15μmの電解銅めっき
膜56を形成した(図4(M)参照)。 〔電解めっき水溶液〕 硫酸 180 g/l 硫酸銅 80 g/l 添加剤(アトテックジャパン製、カパラシドGL) 1 ml/l 〔電解めっき条件〕 電流密度 1A/dm2 時間 30分 温度 室温
【0068】(14)めっきレジスト54を5%KOHで剥
離除去した後、そのめっきレジスト下の無電解めっき膜
52を硫酸と過酸化水素の混合液でエッチング処理して
溶解除去し、無電解銅めっき膜52と電解銅めっき膜5
6からなる厚さ18μmの導体回路58及びバイアホール
60を形成した(図4(N))。
【0069】(15)(6) と同様の処理を行い、導体回路5
8及びバイアホール60の表面にCu-Ni-P からなる粗化
面62を形成し、さらにその表面にSn置換を行った(図
4(O)参照)。 (16)前記(7) 〜(15)の工程を繰り返すことにより、さら
に上層の層間樹脂絶縁層150を設けてから導体回路1
58及びバイアホール160を形成し、多層配線基板を
得た(図4(P)参照)。但し、該導体回路158及び
バイアホール160の表面に形成した粗化面62では、
Sn置換を行わなかった。
【0070】(17)前記(16)で得られた基板30両面に、
上記D.にて説明したソルダーレジスト組成物70αを
45μmの厚さで塗布した(図5(Q)参照)。次い
で、70℃で20分間、70℃で30分間の乾燥処理を行った
後、円パターン(マスクパターン)が描画された厚さ5
mmのフォトマスクフィルム(図示せず)を密着させて載
置し、1000mJ/cm2 の紫外線で露光し、DMTG現像処理し
た。そしてさらに、80℃で1時間、 100℃で1時間、 1
20℃で1時間、 150℃で3時間の条件で加熱処理し、は
んだパッド部分(バイアホールとそのランド部分を含
む)に開口(開口径 200μm)71を有するソルダーレ
ジスト層(厚み20μm)70を形成した(図5(R)参
照)。
【0071】(18)次に、塩化ニッケル2.31×10-1mol
/l、次亜リン酸ナトリウム2.8 ×10-1mol/l、ク
エン酸ナトリウム1.85×10-1mol/l、からなるpH
=4.5の無電解ニッケルめっき液に該基板30を20
分間浸漬して、開口部71に厚さ5μmのニッケルめっ
き層72を形成した。さらに、その基板を、シアン化金
カリウム4.1 ×10-2mol/l、塩化アンモニウム1.87
×10-1mol/l、クエン酸ナトリウム1.16×10-1mo
l/l、次亜リン酸ナトリウム1.7 ×10-1mol/lか
らなる無電解金めっき液に80℃の条件で7分20秒間浸
漬して、ニッケルめっき層上に厚さ0.03μmの金めっき
層74を形成することで、バイアホール160及び導体
回路158に半田パッド75を形成した(図6(S)参
照)。
【0072】(19)そして、ソルダーレジスト層70の開
口部71に、半田ペーストを印刷して200℃でリフロー
することにより、半田バンプ(半田体)76U、76D
を形成し、プリント配線板10を形成した(図6(T)
参照)。
【0073】このようなプリント配線板は、−52〜1
25°Cのヒートサイクル試験や、121°C、2atm
、相対湿度100%のプレッシャクッカテスト(press
urecooker test)においても、半田パッドとソルダーレ
ジスト層の剥離がなく、なた、絶縁層のクラックが発生
しない。これに対して、図12(C)に示すプリント配
線板では、半田パッドとソルダーレジストの境界部分の
絶縁層にクラックが発生し、また、半田パッドとソルダ
ーレジストとの間に、剥離が生じた。
【0074】引き続き、該プリント配線板10へのIC
チップの載置及び、ドータボード94への取り付けにつ
いて、図8を参照して説明する。完成したプリント配線
板10の半田バンプ76UにICチップ90の半田パッ
ド92が対応するように、ICチップ90を載置し、リ
フローを行うことで、ICチップ90の取り付けを行
う。その後、ICチップ90とプリント配線板10との
間に、アンダーフィル88となる封止樹脂を充填する。
同様に、リフローによりプリント配線板10の半田バン
プ76Dにドータボード94を取り付け、アンダーフィ
ル88となる封止樹脂を充填する。
【0075】図10は、本発明の第2実施例に係るプリ
ント配線板を示している。この第2実施例に係るプリン
ト配線板では、ソルダーレジスト層70の上に、補強層
98が形成されている。係る構成では、ソルダーレジス
ト層70の剥離が完全に防止され、半田パッド75が更
に強固に層間樹脂絶縁層150側に押さえられること
で、接続信頼性が高められている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、図1(B)、図1(C)、図1
(D)は、本発明の第1実施例に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図2】図2(E)、図2(F)、図2(G)、図2
(H)は、本発明の第1実施例に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図3】図3(I)、図3(J)、図3(K)、図3
(L)は、本発明の第1実施例に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図4】図4(M)、図4(N)、図4(O)、図4
(P)は、本発明の第1実施例に係るプリント配線板の
製造工程図である。
【図5】図5(Q)、図5(R)は、本発明の第1実施
例に係るプリント配線板の製造工程図である。
【図6】図6(S)、図6(T)は、本発明の第1実施
例に係るプリント配線板の製造工程図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るプリント配線板の断
面図である。
【図8】本発明の第1実施例に係るプリント配線板にI
Cチップを載置させた状態を示す断面図である。
【図9】図9(A)は、図7中のG部の拡大図であり、
図9(B)は、図9(A)のH矢視図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るプリント配線板の
断面図である。
【図11】従来技術に係るプリント配線板の断面図であ
る。
【図12】図12(A)は、図11中のF部の拡大図で
あり、図12(B)は、図12(A)のB矢視図であ
り、図12(C)は、従来技術のプリント配線板の断面
図である。
【図13】図13(A)及び図13(B)は、本発明に
係るプリント配線板のソルダーレジスト開口部の断面図
である。
【符号の説明】
30 コア基板 50 層間樹脂絶縁層 58 導体回路 60 バイアホール 70 ソルダーレジスト 71 開口 72 ニッケルめっき層 74 金めっき層 75 半田パッド 150 層間樹脂絶縁層 158 導体回路 160 バイアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E314 AA24 BB11 BB12 CC01 FF01 GG09 5E319 AA03 AB05 AC13 BB04 CC12 CC33 GG11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に半導体部品を搭載するための半
    田パッドと、該半田パッドが露出する開口が設けられた
    ソルダーレジスト層とが形成されてなるプリント配線板
    において、 前記ソルダーレジスト層の開口を、前記半田パッド上に
    設けると共に前記開口の周縁を構成するソルダーレジス
    ト層を前記半田パッドの周辺部に厚みをもって重なるよ
    うに形成したことを特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】 前記ソルダーレジスト層の開口を半用パ
    ッドの周辺部に3μm以上重なるように形成したことを
    特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 【請求項3】 前記ソルダーレジスト層の半田パッドの
    周辺部における重なった部分の厚さを10μm以上にし
    たことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  4. 【請求項4】 前記ソルダーレジスト層の厚みを10〜
    50μmにしたことを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ント配線板。
  5. 【請求項5】 前記ソルダーレジスト層の開口は直経2
    50μm以下の円形伏であることを特徴とする請求項1
    に記載のプリント配線板。
  6. 【請求項6】 前記ソルダーレジスト層は、ノボラック
    型エポキシ樹脂もしくはノボラック型エポキシアクリレ
    ートからなり、イミダゾール硬化剤を硬化剤として含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
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JP2007318179A (ja) * 2000-12-06 2007-12-06 Ibiden Co Ltd Icチップ実装用基板
JP2012212912A (ja) * 2012-06-20 2012-11-01 Princo Corp 多層基板の表面処理層の構造及びその製造方法

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