JP2000058544A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000058544A
JP2000058544A JP10220540A JP22054098A JP2000058544A JP 2000058544 A JP2000058544 A JP 2000058544A JP 10220540 A JP10220540 A JP 10220540A JP 22054098 A JP22054098 A JP 22054098A JP 2000058544 A JP2000058544 A JP 2000058544A
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film
insulating film
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Mitsuru Sekiguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱処理時における銅配線中の銅原子の絶縁膜
中への拡散を阻止することにより、配線間におけるリー
ク電流の発生を防止すると共に、銅配線と絶縁膜との密
着性を向上させて銅配線と絶縁膜との界面にボイドが発
生する事態を防止することにより、銅配線のエレクトロ
マイグレーション耐性を向上させる。 【解決手段】 半導体基板100上の第1の絶縁膜10
1にバリア膜103及び銅膜104からなる銅配線10
5を形成する。半導体基板100を低圧チャンバー内の
下部電極107の上に保持した後、低圧チャンバー内を
400℃程度の温度下に保持しつつ、半導体基板100
の表面にSiH4 ガス109を供給して、銅膜104の
表面に銅シリサイド層110を形成する。低圧チャンバ
ー内にSiH4 とNH3 との混合ガス111を導入する
と共に下部電極107に高周波電力を供給して、SiH
4 とNH3 との混合ガス111をプラズマ化し、該プラ
ズマにより銅シリサイド層110の上を含む絶縁膜10
1の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜112を
堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅配線を有する半
導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】0.18μm世代以降のLSIにおいて
は、トランジスタの高速化の進展に伴い、金属配線のC
R成分による遅延が無視できなくなったため、金属配線
として、従来のアルミニウム配線(比抵抗3μΩ・c
m)に代わって、より低抵抗である銅配線(比抵抗1.
7μΩ・cm)を用いる検討が進んでいる。
【0003】また、半導体素子の微細化に伴い、金属配
線に流れる電流の密度は世代毎に増加しているため、電
流印加時に配線材料が電子に押されて移動して金属配線
が断線してしまうエレクトロマイグレーションという現
象が問題になってくる。銅はアルミニウムに比べて融点
が高いため、原子の移動が起こり難いと考えられるの
で、エレクトロマイグレーション耐性も高いと期待され
ている。
【0004】ところが、銅はアルミニウムに比べて、エ
レクトロマイグレーション耐性が高いと期待されている
が、銅配線を線幅が0.3μm程度以下の微細な配線に
用いる場合には、エレクトロマイグレーション耐性が悪
化するという報告がなされている[Y.Igarashi et al,
VLSI Symp.,p.76,1996]。これは、銅配線と絶縁膜との
界面において銅原子の界面拡散が起こり、これに起因し
てエレクトロマイグレーション耐性が悪化すると考えら
れている。
【0005】そこで、銅配線と絶縁膜との安定性を向上
させるべく提案されている特開平9−321045号公
報に記載の半導体装置の製造方法について、図17
(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0006】まず、図17(a)に示すように、シリコ
ンよりなる半導体基板10の上に例えばシリコン酸化膜
からなる第1の絶縁膜11を堆積した後、該第1の絶縁
膜11に配線溝12を形成する。その後、配線溝12を
含む第1の絶縁膜11の上に、窒化チタン膜又は窒化タ
ンタル膜等からなるバリア膜13及び銅膜14を順次堆
積する。
【0007】次に、図17(b)に示すように、バリア
膜13及び銅膜14における第1の絶縁膜11の上に露
出している部分を例えばCMP法により除去して、配線
溝12の内部にバリア膜13及び銅膜14からなる銅配
線15を形成する。
【0008】次に、図17(c)に示すように、半導体
基板10を低圧チャンバー内で加熱しつつ、半導体基板
10の表面に希釈されたSiH4 ガス16を供給するこ
とにより、銅配線15を構成する銅膜14の表面にのみ
銅シリサイド層17を選択的に形成する。
【0009】次に、図17(d)に示すように、半導体
基板10の上にO2 ガス又はN2Oガス等の酸化性ガス
を供給して、銅配線15の上を含む第1の絶縁膜11の
上に例えばシリコン酸化膜からなる第2の絶縁膜18を
堆積する。
【0010】特開平9−321045号公報に記載の方
法は、銅配線の上にシリコン酸化膜からなる絶縁膜を堆
積する場合を前提とし、銅シリサイド層を形成すること
によりシリコン酸化膜の堆積時における銅配線の酸化を
防止し、これによって、銅配線と絶縁膜との安定性の向
上を図っている。
【0011】ところが、半導体素子形成時の400℃程
度の熱処理により、銅配線15を構成する銅原子がシリ
コン酸化膜からなる第2の絶縁膜18中に拡散するた
め、配線間にリーク電流が流れて配線同士がショートす
るという問題がある。
【0012】以下、この問題について、図18を参照し
ながら説明する。
【0013】図18において、20は半導体基板、21
は第1層のシリコン酸化膜、22は第1のバリア膜、2
3は第1の銅膜、24は第1のバリア膜22及び第1の
銅膜23からなる下層の銅配線、25は第1の銅膜23
の表面に形成された第1の銅シリサイド層、26は第2
層のシリコン酸化膜、27は第3層のシリコン酸化膜、
28は第2のバリア膜、29は第2の銅膜、30は第2
のバリア膜28及び第2の銅膜29からなる上層の銅配
線、31は第2の銅膜29の表面に形成された第2の銅
シリサイド層、32は第4層のシリコン酸化膜である。
【0014】図18に示す銅の多層配線構造によると、
半導体素子形成時の熱処理により下層の銅配線24を構
成する銅原子が、第2層のシリコン酸化膜26及び第3
層のシリコン酸化膜27からなる層間絶縁膜の内部に拡
散することにより、下層の銅配線24と上層の銅配線3
0との間にリーク電流が流れて、下層の銅配線24と上
層の銅配線30とがショートする恐れがある。
【0015】そこで、銅配線を構成する銅原子が層間絶
縁膜中に拡散する事態を防止するために、銅配線上の絶
縁膜として、従来のシリコン酸化膜に代えて、銅原子の
拡散を抑制する機能がより高いシリコン窒化膜を用いる
検討が進んでいる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シリコン窒
化膜からなる絶縁膜を用いると、エレクトロマイグレー
ション試験において、銅配線とシリコン窒化膜からなる
絶縁膜との界面においてボイドが発生し易いという新た
な問題が提起されている[佐藤ほか、第45回応用物理
学関係連合講演会 後援予稿集p.836,199
8]。銅配線とシリコン窒化膜との界面にボイドが発生
すると、銅配線と絶縁膜との界面の安定性が損なわれる
ため、銅配線における絶縁膜との界面においてエレクト
ロマイグレーション耐性が悪化するという新たな問題が
発生する。
【0017】前記に鑑み、本発明は、熱処理時における
銅配線中の銅原子の絶縁膜中への拡散を阻止することに
より、配線間におけるリーク電流の発生を防止すること
を第1の目的とし、銅配線と絶縁膜との密着性を向上さ
せて銅配線と絶縁膜との界面にボイドが発生する事態を
防止することにより、銅配線のエレクトロマイグレーシ
ョン耐性を向上させることを第2の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の半導
体装置の製造方法は、半導体基板上の第1の絶縁膜に配
線溝を形成した後、該配線溝を含む第1の絶縁膜上にバ
リア膜及び銅膜を順次堆積する工程と、バリア膜及び銅
膜における第1の絶縁膜の上に露出している部分を除去
して、配線溝に埋め込まれているバリア膜及び銅膜から
なる銅配線を形成する工程と、半導体基板上にシリコン
を含む第1の反応性ガスを供給して、銅配線を構成する
銅膜の上面に選択的に銅シリサイド層を形成する工程
と、半導体基板上に、第1の反応性ガスに窒素成分を含
むガスが添加されてなる第2の反応性ガス又は該第2の
反応性ガスからなるプラズマを供給して、銅シリサイド
層の上を含む第1の絶縁膜の上にシリコン窒化膜からな
る第2の絶縁膜を堆積する工程とを備えている。
【0019】第1の半導体装置の製造方法によると、銅
配線の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜が堆積
されているため、半導体素子形成時の熱処理により銅配
線中の銅原子が第2の絶縁膜中へ拡散することを抑制で
きる。また、銅配線を構成する銅膜とシリコン窒化膜か
らなる第2の絶縁膜との間に銅シリサイド層が介在して
いるため、銅配線と第2の絶縁膜との密着性が向上す
る。
【0020】また、第1の半導体装置の製造方法による
と、半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスを
供給して銅膜の上面に銅シリサイド層を形成した後、第
1の反応性ガスに窒素成分を含むガスが添加されてなる
第2の反応性ガスを供給して、第1の絶縁膜の上にシリ
コン窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積するため、従
来、半導体基板上にシリコン窒化膜を堆積する場合に行
なわれている、半導体基板上に窒素成分を含むガスを供
給した後に、シリコンを含む反応性ガスを供給する工程
に比べて、工程数の増加を招かない。
【0021】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝を形成した
後、該配線溝を含む第1の絶縁膜上にバリア膜及び銅膜
を順次堆積する工程と、バリア膜及び銅膜における第1
の絶縁膜の上に露出している部分を除去して、配線溝に
埋め込まれているバリア膜及び銅膜からなる銅配線を形
成する工程と、半導体基板上にシリコンを含む反応性ガ
スからなるプラズマを供給して、銅配線を構成する銅膜
の上面に選択的に銅シリサイド層を形成する工程と、銅
シリサイド層の上を含む第1の絶縁膜の上に第2の絶縁
膜を堆積する工程とを備えている。
【0022】第2の半導体装置の製造方法によると、銅
配線を構成する銅膜と第2の絶縁膜との間に銅シリサイ
ド層が介在しているため、銅配線と第2の絶縁膜との密
着性が向上する。
【0023】また、第2の半導体装置の製造方法による
と、半導体基板上にシリコンを含む反応性ガスからなる
プラズマを供給して銅膜の上面に銅シリサイド層を形成
するため、低温で銅シリサイド層を形成できると共に、
アモルファス状態の銅シリサイド層を形成することがで
きる。
【0024】本発明に係る第3の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝を形成した
後、該配線溝を含む第1の絶縁膜上にバリア膜及び銅膜
を順次堆積する工程と、バリア膜及び銅膜における第1
の絶縁膜の上に露出している部分を除去して、配線溝に
埋め込まれているバリア膜及び銅膜からなる銅配線を形
成する工程と、半導体基板上にシリコンを含む第1の反
応性ガスからなるプラズマを供給して、銅配線を構成す
る銅膜の上面に選択的に銅シリサイド層を形成する工程
と、半導体基板上に第1の反応性ガスに窒素成分を含む
ガスが添加されてなる第2の反応性ガスからなるプラズ
マを供給して、銅シリサイド層の上を含む第1の絶縁膜
の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積する
工程とを備えている。
【0025】第3の半導体装置の製造方法によると、銅
配線の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜が堆積
されているため、半導体素子形成時の熱処理により銅配
線中の銅原子が第2の絶縁膜中へ拡散することを抑制で
きる。また、銅配線を構成する銅膜とシリコン窒化膜か
らなる第2の絶縁膜との間に銅シリサイド層が介在して
いるため、銅配線と第2の絶縁膜との密着性が向上す
る。
【0026】また、第3の半導体装置の製造方法による
と、半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスか
らなるプラズマを供給して銅膜の上面に銅シリサイド層
を形成した後、第1の反応性ガスに窒素成分を含むガス
が添加されてなる第2の反応性ガスからなるプラズマを
供給して、第1の絶縁膜の上にシリコン窒化膜からなる
第2の絶縁膜を堆積するため、低温で銅シリサイド層を
形成できると共に、アモルファス状態の銅シリサイド層
を形成することができ、さらに、従来の方法に比べて工
程数の増加を招くことなくシリコン窒化膜からなる第2
の絶縁膜を堆積することができる。
【0027】本発明に係る第4の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1のバリア
膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工程と、第
1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパターニング
することにより、第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリ
ア膜からなる銅配線を形成する工程と、半導体基板上に
シリコンを含む第1の反応性ガスを供給して、銅配線を
構成する銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成する工程
と、半導体基板上に、第1の反応性ガスに窒素成分を含
むガスが添加されてなる第2の反応性ガス又は該第2の
反応性ガスからなるプラズマを供給して、銅配線の上及
び銅シリサイド層の表面を含む第1の絶縁膜の上にシリ
コン窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積する工程とを備
えている。
【0028】第4の半導体装置の製造方法によると、銅
配線の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜が堆積
されているため、半導体素子形成時の熱処理により銅配
線中の銅原子が第2の絶縁膜中へ拡散することを抑制で
きる。また、銅配線を構成する銅膜とシリコン窒化膜か
らなる第2の絶縁膜との間に銅シリサイド層が介在して
いるため、銅配線と第2の絶縁膜との密着性が向上す
る。
【0029】また、第4の半導体装置の製造方法による
と、半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスを
供給して銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成した後、
第1の反応性ガスに窒素成分を含むガスが添加されてな
る第2の反応性ガスを供給して、第1の絶縁膜の上にシ
リコン窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積するため、従
来の方法に比べて工程数の増加を招かない。
【0030】本発明に係る第5の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1のバリア
膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工程と、第
1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパターニング
することにより、第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリ
ア膜からなる銅配線を形成する工程と、半導体基板上に
シリコンを含む反応性ガスからなるプラズマを供給し
て、銅配線を構成する銅膜の両側面に銅シリサイド層を
形成する工程と、銅配線の上及び銅シリサイド層を含む
第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積する工程とを備
えている。
【0031】第5の半導体装置の製造方法によると、銅
配線を構成する銅膜と第2の絶縁膜との間に銅シリサイ
ド層が介在しているため、銅配線と第2の絶縁膜との密
着性が向上する。
【0032】また、第5の半導体装置の製造方法による
と、半導体基板上にシリコンを含む反応性ガスからなる
プラズマを供給して銅膜の両側面に銅シリサイド層を形
成するため、低温で銅シリサイド層を形成できると共
に、アモルファス状態の銅シリサイド層を形成すること
ができる。
【0033】本発明に係る第6の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1のバリア
膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工程と、第
1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパターニング
することにより、第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリ
ア膜からなる銅配線を形成する工程と、半導体基板上に
シリコンを含む第1の反応性ガスからなるプラズマを供
給して、銅配線を構成する銅膜の両側面に銅シリサイド
層を形成する工程と、半導体基板上に第1の反応性ガス
に窒素成分を含むガスが添加されてなる第2の反応性ガ
スからなるプラズマを供給して、銅配線の上及び銅シリ
サイド層の表面を含む第1の絶縁膜の上にシリコン窒化
膜からなる第2の絶縁膜を堆積する工程とを備えてい
る。
【0034】第6の半導体装置の製造方法によると、銅
配線の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜が堆積
されているため、半導体素子形成時の熱処理により銅配
線中の銅原子が第2の絶縁膜中へ拡散することを抑制で
きる。また、銅配線を構成する銅膜とシリコン窒化膜か
らなる第2の絶縁膜との間に銅シリサイド層が介在して
いるため、銅配線と第2の絶縁膜との密着性が向上す
る。
【0035】また、第6の半導体装置の製造方法による
と、半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスか
らなるプラズマを供給して銅膜の両側面に銅シリサイド
層を形成した後、第1の反応性ガスに窒素成分を含むガ
スが添加されてなる第2の反応性ガスからなるプラズマ
を供給して、第1の絶縁膜の上にシリコン窒化膜からな
る第2の絶縁膜を堆積するため、低温で銅シリサイド層
を形成できると共に、アモルファス状態の銅シリサイド
層を形成することができ、さらに、従来の方法に比べて
工程数の増加を招くことなくシリコン窒化膜からなる第
2の絶縁膜を堆積することができる。
【0036】第1、第3,第4又は第6の半導体装置の
製造方法において、第1の反応性ガスはSiH4 ガス、
Si26ガス又はSiH26ガスであることが好まし
い。
【0037】第2又は第5の半導体装置の製造方法にお
いて、反応性ガスはSiH4 ガス、Si26ガス又はS
iH26ガスであることが好ましい。
【0038】第2又は第5の半導体装置の製造方法にお
いて、反応性ガスには窒素成分又は酸素成分を含むガス
が添加されており、銅シリサイド層には窒素成分又は酸
素成分が含まれていることが好ましい。
【0039】第3又は第6の半導体装置の製造方法にお
いて、第1の反応性ガスには窒素成分又は酸素成分を含
むガスが添加されており、銅シリサイド層には窒素成分
又は酸素成分が含まれていることが好ましい。
【0040】第4〜第6の半導体装置の製造方法におい
て、パターニングされた第1のバリア膜の幅はパターニ
ングされた銅膜の幅よりも大きいことが好ましい。
【0041】本発明に係る第1の半導体装置は、半導体
基板上の第1の絶縁膜に形成された配線溝に埋め込まれ
たバリア膜及び銅膜からなる銅配線と、該銅配線を構成
する銅膜の上面に形成された銅シリサイド層と、該銅シ
リサイド層の上を含む第1の絶縁膜の上に形成された第
2の絶縁膜と、該第2の絶縁膜における銅配線の上側部
分に形成され、シリコンがリッチであるシリコンリッチ
領域とを備えている。
【0042】本発明に係る第2の半導体装置は、半導体
基板上の第1の絶縁膜に形成された配線溝に埋め込まれ
たバリア膜及び銅膜からなる銅配線と、該銅配線を構成
する銅膜の上面に形成された銅と銅以外の他の金属との
化合物層と、該化合物層の上を含む第1の絶縁膜の上に
形成された第2の絶縁膜と、該第2の絶縁膜における銅
配線の上側部分に形成され、他の金属がリッチである金
属リッチ領域とを備えている。
【0043】本発明に係る第3の半導体装置は、半導体
基板上の第1の絶縁膜の上に形成された、第1のバリア
膜、銅膜及び第2のバリア膜からなる銅配線と、該銅配
線を構成する銅膜の両側面に形成された銅シリサイド層
と、銅配線の上を含む第1の絶縁膜の上に形成された第
2の絶縁膜と、該第2の絶縁膜における銅配線の近傍部
に形成され、シリコンがリッチであるシリコンリッチ領
域とを備えている。
【0044】本発明に係る第4の半導体装置は、半導体
基板上の第1の絶縁膜の上に形成された、バリア膜及び
銅膜からなる銅配線と、該銅配線の上に形成され、銅配
線と同じパターン形状を有する第2の絶縁膜と、銅配線
を構成する銅膜の両側面に形成された銅シリサイド層
と、銅配線及び第2の絶縁膜の上を含む第1の絶縁膜の
上に形成された第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜におけ
る銅配線の両側部に形成され、シリコンがリッチである
シリコンリッチ領域とを備えている。
【0045】本発明に係る第5の半導体装置は、半導体
基板上の第1の絶縁膜の上に形成された、第1のバリア
膜、銅膜及び第2のバリア膜からなる銅配線と、該銅配
線を構成する銅膜の両側面に形成された銅と銅以外の他
の金属との化合物層と、銅配線の上を含む第1の絶縁膜
の上に形成された第2の絶縁膜と、該第2の絶縁膜にお
ける銅配線の近傍部に形成され、他の金属がリッチであ
る金属リッチ領域とを備えている。
【0046】本発明に係る第7の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝を形成した
後、該配線溝を含む第1の絶縁膜上にバリア膜及び銅膜
を順次堆積する工程と、バリア膜及び銅膜における第1
の絶縁膜の上に露出している部分を除去して、配線溝内
に埋め込まれているバリア膜及び銅膜からなる銅配線を
形成する工程と、該銅配線を構成する銅膜の上にシリコ
ン膜を堆積する工程と、該シリコン膜の上を含む第1の
絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、半導体基
板に対して熱処理を行なって、銅配線を構成する銅膜の
上面に銅シリサイド層を形成すると共に第2の絶縁膜に
おける銅配線の上側部分にシリコンがリッチであるシリ
コンリッチ領域を形成する工程とを備えている。
【0047】第7の半導体装置の製造方法によると、銅
配線を構成する銅膜の上にシリコン膜及び第2の絶縁膜
を順次堆積した後、半導体基板に対して熱処理を行なう
ので、銅配線を構成する銅膜の上面に銅シリサイド層を
形成することができると共に第2の絶縁膜における銅配
線の上側部分にシリコンリッチ領域を形成することがで
きる。
【0048】本発明に係る第8の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝を形成した
後、該配線溝を含む第1の絶縁膜上にバリア膜及び銅膜
を順次堆積する工程と、バリア膜及び銅膜における第1
の絶縁膜の上に露出している部分を除去して、配線溝内
に埋め込まれているバリア膜及び銅膜からなる銅配線を
形成する工程と、該銅配線を構成する銅膜の上に銅以外
の他の金属からなる金属膜を堆積する工程と、該金属膜
の上を含む第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積する
工程と、半導体基板に対して熱処理を行なって、銅配線
を構成する銅膜の上面に銅と他の金属との化合物層を形
成すると共に第2の絶縁膜における銅配線の上側部分に
他の金属がリッチである金属リッチ領域を形成する工程
とを備えている。
【0049】第8の半導体装置の製造方法によると、銅
配線を構成する銅膜の上に銅以外の他の金属からなる金
属膜及び第2の絶縁膜を順次堆積した後、半導体基板に
対して熱処理を行なうので、銅配線を構成する銅膜の上
面に銅と他の金属との化合物層を形成することができる
と共に第2の絶縁膜における銅配線の上側部分に金属リ
ッチ領域を形成することができる。
【0050】本発明に係る第9の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1のバリア
膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工程と、第
1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパターニング
することにより、第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリ
ア膜からなる銅配線を形成する工程と、該銅配線の表面
にシリコン膜を堆積する工程と、該シリコン膜の上を含
む第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積する工程と、
半導体基板に対して熱処理を行なって、銅配線を構成す
る銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成すると共に第2
の絶縁膜における銅配線の近傍部にシリコンがリッチで
あるシリコンリッチ領域を形成する工程とを備えてい
る。
【0051】第9の半導体装置の製造方法によると、銅
配線の表面にシリコン膜及び第2の絶縁膜を順次堆積し
た後、半導体基板に対して熱処理を行なうので、銅配線
を構成する銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成するこ
とができると共に第2の絶縁膜における銅配線の近傍部
にシリコンリッチ領域を形成することができる。
【0052】本発明に係る第10の半導体装置の製造方
法は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上にバリア膜、銅
膜及び第2の絶縁膜を順次堆積する工程と、バリア膜、
銅膜及び第2の絶縁膜をパターニングすることにより、
バリア膜及び銅膜からなる銅配線を形成する工程と、該
銅配線の両側面にシリコン膜を堆積する工程と、パター
ン化された第2の絶縁膜の上及びシリコン膜の表面を含
む第1の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を堆積する工程と、
半導体基板に対して熱処理を行なって、銅配線を構成す
る銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成すると共に第3
の絶縁膜における銅配線の両側部にシリコンがリッチで
あるシリコンリッチ領域を形成する工程とを備えてい
る。
【0053】第10の半導体装置の製造方法によると、
銅配線の両側面にシリコン膜を堆積した後、第2の絶縁
膜の上及びシリコン膜の表面に第3の絶縁膜を堆積し、
その後、半導体基板に対して熱処理を行なうので、銅配
線を構成する銅膜の両側面に銅シリサイドを形成するこ
とができると共に第3の絶縁膜における銅配線の両側部
にシリコンリッチ領域を形成することができる。
【0054】本発明に係る第11の半導体装置の製造方
法は、半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1のバリア
膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工程と、第
1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパターニング
することにより、第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリ
ア膜からなる銅配線を形成する工程と、該銅配線の表面
に銅以外の金属からなる金属膜を堆積する工程と、該金
属膜の上を含む第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積
する工程と、半導体基板に対して熱処理を行なって、銅
配線を構成する銅膜の両側面に銅と他の金属との化合物
層を形成すると共に第2の絶縁膜における銅配線の近傍
部に他の金属がリッチである金属リッチ領域を形成する
工程とを備えている。
【0055】第11の半導体装置の製造方法によると、
銅配線の表面に銅以外の他の金属からなる金属膜及び第
2の絶縁膜を順次堆積した後、半導体基板に対して熱処
理を行なうので、銅配線を構成する銅膜の両側面に銅と
他の金属との化合物層を形成することができると共に第
2の絶縁膜における銅配線の近傍部に金属リッチ領域を
形成することができる。
【0056】第7〜第11の半導体装置の製造方法にお
いて、半導体基板に対する熱処理の温度は400℃以上
であることが好ましい。
【0057】第7、第9及び第10の半導体装置の製造
方法において、シリコン膜を堆積する工程は、半導体基
板上にSiH4 ガス、Si26ガス又はSiH26ガス
からなる反応性ガスを供給する工程を含むことが好まし
い。
【0058】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法に
ついて、図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)を
参照しながら説明する。
【0059】まず、図1(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板100の上に例えばシリコン酸化膜
からなる第1の絶縁膜101を堆積した後、該第1の絶
縁膜101に配線溝102を形成する。その後、配線溝
102を含む第1の絶縁膜101の上に、窒化チタン膜
又は窒化タンタル膜等からなるバリア膜103及び銅膜
104を順次堆積する。バリア膜103は、銅膜104
中の銅原子が第1の絶縁膜101中へ拡散することを防
止する。
【0060】次に、図1(b)に示すように、バリア膜
103及び銅膜104における第1の絶縁膜101の上
に露出している部分を例えばCMP法により除去して、
配線溝102の内部にバリア膜103及び銅膜104か
らなる銅配線105を形成する。
【0061】次に、図2(a)に示すように、半導体基
板100を、高周波電力供給源106に接続されている
下部電極107を下部に有すると共に接地されている上
部電極108を上部に有する低圧チャンバー内の下部電
極107の上に保持する。その後、低圧チャンバー内を
例えば400℃程度の温度下に保持しつつ、半導体基板
100の表面に第1の反応性ガスとしての希釈されたS
iH4 ガス109を供給することにより、銅配線105
を構成する銅膜104の表面にのみ銅シリサイド層11
0を選択的に形成する。
【0062】次に、図2(b)に示すように、低圧チャ
ンバー内に第2の反応性ガスとしてのSiH4 とNH3
との混合ガス111を導入すると共に高周波電力供給源
106から下部電極107に高周波電力を供給して、S
iH4 とNH3 との混合ガス111をプラズマ化する。
このようにすると、SiH4 とNH3 との混合ガス11
1からなるプラズマにより、銅配線105の上を含む絶
縁膜101の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜
112が堆積される。
【0063】第1の実施形態によると、銅配線105の
上にシリコン窒化膜から第2の絶縁膜112が堆積され
ているため、半導体素子形成時の熱処理により銅配線1
05から第2の絶縁膜112中へ銅原子が拡散すること
を抑制できるので、配線間にリーク電流が発生すること
を防止できる。また、銅配線105と第2の絶縁膜11
2との間に銅シリサイド層110が介在しているため、
銅配線105と第2の絶縁膜112との密着性が向上し
て銅配線105と第2の絶縁膜112との界面にボイド
が発生することを防止できるので、銅配線105のエレ
クトロマイグレーション耐性を向上することができる。
【0064】また、第1の実施形態によると、低圧チャ
ンバー内に第1の反応性ガスとしてのSiH4 ガス10
9を導入して銅シリサイド層110を形成した後、第2
の反応性ガスとしてのSiH4 とNH3 との混合ガス1
11を導入してシリコン窒化膜112を堆積するので、
つまり、銅シリサイド層110を形成するためのSiH
4 ガス109にNH3 ガスを付加することにより、シリ
コン窒化膜からなる第2の絶縁膜112を堆積すること
ができる。従来、銅配線の上にシリコン窒化膜を堆積す
る場合には、反応性の低いNH3 ガスを導入しておいて
から、NH3 ガスに反応性の高いSiH4 ガスを付加し
ているが、第1の実施形態によると、従来に比べて導入
するガスの順序を入れ替えるだけで、つまりプロセスス
テップの増加を招くことなく、銅配線105と第2の絶
縁膜112との密着性を向上するための銅シリサイド層
110を形成することができると共に、銅配線105か
ら第2の絶縁膜112中へ銅原子が拡散することを抑制
するためのシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜112
を形成することができる。
【0065】(第1の実施形態の変形例)第1の実施形
態の変形例に係る半導体装置の製造方法は、図2(a)
に示した半導体基板100の表面に第1の反応性ガスと
しての希釈されたSiH4 ガス109を供給する工程
を、高周波電力供給源106から下部電極107に高周
波電力を供給しながら行なうものである。
【0066】このようにすると、導入されたSiH4
ス109がプラズマ化する。SiH4 ガス109からな
るプラズマ中においてはSi26 * 等の活性な反応種が
存在するので、銅膜104の表面部のシリサイド化を第
1の実施形態に比べて低い温度下において進行させるこ
とができる。また、SiH4 ガス109からなるプラズ
マ中のSiH3 +イオンを銅膜104の表面部に入射させ
ることによって、銅シリサイド層110を形成できるた
め、銅膜104の表面にアモルファス化した銅シリサイ
ド層110を形成することができる。従って、銅配線1
05と第2の絶縁膜112との密着性が向上して銅配線
105と第2の絶縁膜112との界面にボイドが発生す
ることを防止できると共に、アモルファス化した銅シリ
サイド層110においては、結晶状態の銅シリサイド層
における場合よりも銅原子が移動しにくくなるため、エ
レクトロマイグレーション耐性が一層向上する。
【0067】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)を参照しな
がら説明する。
【0068】まず、図3(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板200の上に例えばシリコン酸化膜
からなる第1の絶縁膜201を堆積した後、該第1の絶
縁膜201に配線溝202を形成する。その後、配線溝
202を含む第1の絶縁膜201の上に、窒化チタン膜
又は窒化タンタル膜等からなるバリア膜203及び銅膜
204を順次堆積する。
【0069】次に、図3(b)に示すように、バリア膜
203及び銅膜204における第1の絶縁膜201の上
に露出している部分を例えばCMP法により除去して、
配線溝202の内部にバリア膜203及び銅膜204か
らなる銅配線205を形成する。
【0070】次に、図4(a)に示すように、半導体基
板200を、高周波電力供給源206に接続されている
下部電極207を下部に有すると共に接地されている上
部電極208を上部に有する低圧チャンバー内の下部電
極207の上に保持する。その後、低圧チャンバー内を
例えば400℃程度の温度下に保持した状態で、低圧チ
ャンバー内に第1の反応性ガスとしてのSiH4 とN2
との混合ガス209を導入すると共に高周波電力供給源
206から下部電極207に高周波電力を供給して、S
iH4 とN2 との混合ガス209をプラズマ化する。こ
のようにすると、銅配線205を構成する銅膜204の
表面にのみ、アモルファス化した窒素含有銅シリサイド
層210が選択的に形成される。
【0071】次に、図4(b)に示すように、低圧チャ
ンバー内に第2の反応性ガスとしてのSiH4 とNH3
との混合ガス211を導入すると共に高周波電力供給源
206から下部電極207に高周波電力を供給して、S
iH4 とNH3 との混合ガス211をプラズマ化する。
このようにすると、SiH4 とNH3 との混合ガス21
1からなるプラズマにより、銅配線205の上を含む第
1の絶縁膜201の上にシリコン窒化膜からなる第2の
絶縁膜212を堆積する。
【0072】第2の実施形態によると、SiH3+イオン
のほかにN2+イオンが銅膜204の表面部に入射するの
で、銅膜204の表面にアモルファス化した窒素含有銅
シリサイド層210を形成することができ、アモルファ
ス化した窒素含有銅シリサイド層210に含まれる窒素
原子はシリコン原子と結合して銅原子の拡散を防止す
る。
【0073】従って、第2の実施形態によると、銅配線
205とシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜212と
の間にアモルファス化した窒素含有銅シリサイド層21
0が介在しているので、銅配線205における第2の絶
縁膜212との界面での銅原子のエレクトロマイグレー
ション現象をより確実に防止することができる。
【0074】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)を参照しな
がら説明する。
【0075】まず、図5(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板300の上に例えばシリコン酸化膜
からなる第1の絶縁膜301を堆積した後、該第1の絶
縁膜301の上に、窒化チタン膜又は窒化タンタル膜等
からなる第1のバリア膜302、銅膜303及び窒化チ
タン膜又は窒化タンタル膜等からなる第2のバリア膜3
04を順次堆積する。その後、第2のバリア膜304の
上にレジストパターン305を形成する。
【0076】次に、図5(b)に示すように、第1のバ
リア膜302、銅膜303及び第2のバリア膜304に
対してレジストパターン305をマスクとし、Cl2
ス又はN2 、SiCl4 及びNH3 の混合ガスからなる
エッチングガスを用いて反応性イオンエッチングを行な
って銅配線306を形成する。この場合、銅膜303の
幅寸法を第1のバリア膜302の幅寸法よりも、後に形
成する銅シリサイド層311(図6(a)を参照)の厚
さの2倍分だけ小さくしておく。
【0077】次に、図6(a)に示すように、半導体基
板300を、高周波電力供給源307に接続されている
下部電極308を下部に有すると共に接地されている上
部電極309を上部に有する低圧チャンバー内の下部電
極308の上に保持する。その後、低圧チャンバー内を
例えば400℃程度の温度下に保持した状態で、低圧チ
ャンバー内に第1の反応性ガスとしてのSiH4 ガス3
09を導入すると共に高周波電力供給源307から下部
電極308に高周波電力を供給する。このようにする
と、SiH4 ガス309からなるプラズマにより、銅膜
303の両側面に選択的に銅シリサイド層311が形成
される。この場合、SiH4 ガス309からなるプラズ
マ中においてはSi26 * 等の活性な反応種が存在する
ので、銅膜303の表面部のシリサイド化を低温で進行
させることができる。
【0078】次に、図6(b)に示すように、低圧チャ
ンバー内に第2の反応性ガスとしてのSiH4 とNH3
との混合ガス312を導入すると共に高周波電力供給源
307から下部電極308に高周波電力を供給して、S
iH4 とNH3 との混合ガス312をプラズマ化する。
このようにすると、SiH4 とNH3 との混合ガス31
2からなるプラズマにより、銅配線306の上を含む第
1の絶縁膜301の上にシリコン窒化膜からなる第2の
絶縁膜313が堆積される。この場合、銅膜303の幅
寸法を第1のバリア膜302の幅寸法よりも銅シリサイ
ド層311の厚さの2倍分だけ小さくしているため、第
1のバリア膜302と第2の絶縁膜313との間にボイ
ドが形成されないので、後工程でボイドに起因する不良
が発生する事態を防止できる。
【0079】第3の実施形態によると、第1の実施形態
に比べて低い温度下において且つSiH4 ガスからなる
プラズマ中のSiH3 +を銅膜303の表面部に入射させ
ることによって、銅シリサイド層311を形成できるた
め、銅膜303の表面にアモルファス化した銅シリサイ
ド層311を形成することができる。このため、銅配線
306における第2の絶縁膜313との界面での銅原子
のエレクトロマイグレーションによる移動をより一層確
実に抑制することができる。
【0080】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図7(a)〜(c)及び図8(a)、(b)を参照しな
がら説明する。
【0081】まず、図7(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板400の上に例えばシリコン酸化膜
からなる第1の絶縁膜401を堆積した後、該第1の絶
縁膜401に配線溝402を形成する。その後、配線溝
402を含む第1の絶縁膜401の上に、窒化チタン膜
又は窒化タンタル膜等からなるバリア膜403及び銅膜
404を順次堆積する。
【0082】次に、図7(b)に示すように、バリア膜
403及び銅膜404における第1の絶縁膜401の上
に露出している部分を例えばCMP法により除去して、
配線溝402の内部にバリア膜403及び銅膜404か
らなる銅配線405を形成する。
【0083】次に、図7(c)に示すように、半導体基
板400を例えば350℃の温度下に保持すると共に、
半導体基板400の表面にSiH4 ガス406を供給す
ることにより、銅配線405を構成する銅膜404の表
面にのみシリコン膜407を選択的に形成する。この場
合、シリコン膜407は絶縁性であるから、第1の絶縁
膜401の上にシリコン膜407が形成されても特に問
題は起きないが、問題が起きる場合には、第1の絶縁膜
401の上に形成されているシリコン膜407をCMP
法等により除去する。
【0084】次に、図8(a)に示すように、シリコン
膜407の上を含む第1の絶縁膜401の上に例えばシ
リコン窒化膜からなる第2の絶縁膜408を堆積する。
【0085】次に、半導体基板400に対して400℃
程度以上の温度の熱処理を行なう。このようにすると、
図8(b)に示すように、銅膜404の表面部がシリサ
イド化して銅膜404の表面に銅シリサイド層409が
形成されると共に、第2の絶縁膜408における銅配線
405の近傍部にシリコンが拡散してシリコンリッチな
領域408aが形成される。
【0086】第4の実施形態によると、第2の絶縁膜4
08における銅配線405の近傍部にシリコンリッチな
領域408aが形成されているため、銅シリサイド層4
09と第2の絶縁膜408との密着性が向上すると共
に、銅シリサイド層409中の銅原子のエレクトロマイ
グレーションによる移動が抑制されるので、銅配線40
5における第2の絶縁膜408との界面でのエレクトロ
マイグレーション現象を防止することができる。
【0087】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図9(a)〜(c)及び図10(a)、(b)を参照し
ながら説明する。
【0088】まず、図9(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板500の上に例えばシリコン酸化膜
からなる第1の絶縁膜501を堆積した後、該第1の絶
縁膜501に配線溝502を形成する。その後、配線溝
502を含む第1の絶縁膜501の上に、窒化チタン膜
又は窒化タンタル膜等からなるバリア膜503及び銅膜
504を順次堆積する。
【0089】次に、図9(b)に示すように、バリア膜
503及び銅膜504における第1の絶縁膜501の上
に露出している部分を例えばCMP法により除去して、
配線溝502の内部にバリア膜503及び銅膜504か
らなる銅配線505を形成する。
【0090】次に、図9(c)に示すように、半導体基
板500を例えば200℃の温度下に保持すると共に、
半導体基板500の表面にDMAH(ジメチルアルミニ
ウムハイドライド)ガス506を供給することにより、
銅配線505を構成する銅膜504の表面にのみアルミ
ニウム膜507を選択的に形成する。この場合、第1の
絶縁膜501の上にアルミニウム膜507が形成されて
いる場合には、第1の絶縁膜501の上に形成されてい
るアルミニウム膜507をCMP法等により除去する。
【0091】次に、図10(a)に示すように、アルミ
ニウム膜507の上を含む第1の絶縁膜501の上に例
えばシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜508を堆積
する。
【0092】次に、半導体基板500に対して400℃
程度以上の温度の熱処理を行なう。このようにすると、
図10(b)に示すように、銅膜504とアルミニウム
膜507とが反応して銅膜504の表面にAl2 Cuか
らなるCu−Al化合物層509が形成されると共に、
第2の絶縁膜508における銅配線505の近傍部にア
ルミニウムが拡散してアルミニウムリッチな領域508
aが形成される。
【0093】第5の実施形態によると、第2の絶縁膜5
08における銅配線505の近傍部にアルミニウムリッ
チな領域508aが形成されているため、Cu−Al化
合物層509と第2の絶縁膜508との密着性が向上す
ると共に、Cu−Al化合物層509中の銅原子のエレ
クトロマイグレーションによる移動が抑制されるので、
銅配線505における第2の絶縁膜508との界面での
エレクトロマイグレーション現象を防止することができ
る。
【0094】尚、第5の実施形態においては、半導体基
板500の表面にDMAHガス506を供給して銅膜5
04の表面にアルミニウム膜507を形成したが、これ
に代えて、半導体基板500の表面にSiH4とWF6
の混合ガスを供給して銅膜504の表面にタングステン
層を形成してもよい。このようにすると、半導体基板5
00に対する熱処理によって、Cu−Al化合物層50
9に代えて、CuとWとが相互に拡散したCu−W拡散
層が形成されるので、銅配線505における第2の絶縁
膜508との界面でのエレクトロマイグレーション現象
を防止することができる。
【0095】(第6の実施形態)以下、本発明の第6の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図11(a)〜(c)及び図12(a)、(b)を参照
しながら説明する。
【0096】まず、図11(a)に示すように、シリコ
ンからなる半導体基板600の上に例えばシリコン酸化
膜からなる第1の絶縁膜601を堆積した後、該第1の
絶縁膜601の上に、窒化チタン膜又は窒化タンタル膜
等からなる第1のバリア膜602、銅膜603及び窒化
チタン膜又は窒化タンタル膜等からなる第2のバリア膜
604を順次堆積する。その後、第2のバリア膜604
の上にレジストパターン605を形成する。
【0097】次に、図11(b)に示すように、第1の
バリア膜602、銅膜603及び第2のバリア膜604
に対してレジストパターン605をマスクとし、Cl2
ガス又はN2 、SiCl4 及びNH3 の混合ガスからな
るエッチングガスを用いて反応性イオンエッチングを行
なって銅配線606を形成する。
【0098】次に、図11(c)に示すように、半導体
基板600を350℃程度の温度下に保持した状態で、
半導体基板600の表面にSiH4 ガス607を供給す
ることにより、銅配線606の表面にシリコン膜608
を選択的に形成する。
【0099】次に、図12(a)に示すように、シリコ
ン膜608の上を含む第1の絶縁膜601の上に例えば
シリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜609を堆積す
る。
【0100】次に、半導体基板600に対して400℃
程度以上の温度の熱処理を行なう。このようにすると、
図12(b)に示すように、銅膜604の両側面に銅シ
リサイド層610が形成されると共に、第2の絶縁膜6
09における銅配線606の近傍部にシリコンが拡散し
てシリコンリッチな領域609aが形成される。
【0101】第6の実施形態によると、第2の絶縁膜6
09における銅配線606の近傍部にシリコンリッチな
領域609aが形成されているため、銅シリサイド層6
10と第2の絶縁膜609との密着性が向上すると共
に、銅シリサイド層610中の銅原子のエレクトロマイ
グレーションによる移動が抑制されるので、銅配線60
6における第2の絶縁膜609との界面でのエレクトロ
マイグレーション現象を防止することができる。
【0102】(第7の実施形態)以下、本発明の第7の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図13(a)〜(c)及び図14(a)、(b)を参照
しながら説明する。
【0103】まず、図13(a)に示すように、シリコ
ンからなる半導体基板700の上に例えばシリコン酸化
膜からなる第1の絶縁膜701を堆積した後、該第1の
絶縁膜701の上に、窒化チタン膜又は窒化タンタル膜
等からなるバリア膜702、銅膜703及びシリコン窒
化膜704を順次堆積する。その後、シリコン窒化膜7
04の上にレジストパターン705を形成する。
【0104】次に、図13(b)に示すように、バリア
膜702、銅膜703及びシリコン窒化膜704に対し
てレジストパターン705をマスクとしてドライエッチ
ングを行なって、バリア膜702及び銅膜703からな
る銅配線706を形成すると共に、銅配線706の上に
パターン化されたシリコン窒化膜704を形成する。
【0105】次に、図13(c)に示すように、半導体
基板700を350℃程度の温度下に保持した状態で、
半導体基板700の表面にSiH4 ガス707を供給す
ることにより、銅配線706の両側面にシリコン膜70
8を選択的に形成する。
【0106】次に、図14(a)に示すように、シリコ
ン窒化膜704及びシリコン膜708の上を含む第1の
絶縁膜701の上に例えばシリコン窒化膜からなる第2
の絶縁膜709を堆積する。
【0107】次に、半導体基板700に対して400℃
程度以上の温度の熱処理を行なう。このようにすると、
図14(b)に示すように、銅膜703の両側面に銅シ
リサイド層710が形成されると共に、第2の絶縁膜7
09における銅配線706の両側部近傍にシリコンが拡
散してシリコンリッチな領域709aが形成される。
【0108】第7の実施形態によると、第2の絶縁膜7
09における銅配線706の両側部近傍にシリコンリッ
チな領域709aが形成されているため、銅シリサイド
層710と第2の絶縁膜609との密着性が向上すると
共に、銅シリサイド層710中の銅原子のエレクトロマ
イグレーションによる移動が抑制されるので、銅配線7
06における第2の絶縁膜609との界面でのエレクト
ロマイグレーション現象を防止することができる。
【0109】また、第7の実施形態によると、シリコン
窒化膜704の上にはシリコン膜708が形成されてい
ないため、第6の実施形態に比べて銅配線706の高さ
を低減できるので、多層配線構造を形成する場合の加工
が容易になる。
【0110】(第8の実施形態)以下、本発明の第8の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図15(a)〜(c)及び図16(a)、(b)を参照
しながら説明する。
【0111】まず、図15(a)に示すように、シリコ
ンからなる半導体基板800の上に例えばシリコン酸化
膜からなる第1の絶縁膜801を堆積した後、該第1の
絶縁膜801の上に、窒化チタン膜又は窒化タンタル膜
等からなる第1のバリア膜802、銅膜803及び窒化
チタン膜又は窒化タンタル膜等からなる第2のバリア膜
804を順次堆積する。その後、第2のバリア膜804
の上にレジストパターン805を形成する。
【0112】次に、図15(b)に示すように、第1の
バリア膜802、銅膜803及び第2のバリア膜804
に対してレジストパターン805をマスクとし、Cl2
ガス又はN2 、SiCl4 及びNH3 の混合ガスからな
るエッチングガスを用いて反応性イオンエッチングを行
なって銅配線806を形成する。
【0113】次に、図15(c)に示すように、半導体
基板800を200℃程度の温度下に保持した状態で、
半導体基板800の表面にDMAHガス807を供給す
ることにより、銅配線806の表面にアルミニウム膜8
08を選択的に形成する。
【0114】次に、図16(a)に示すように、アルミ
ニウム膜808の上を含む第1の絶縁膜801の上に例
えばシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜809を堆積
する。
【0115】次に、半導体基板800に対して400℃
程度以上の温度の熱処理を行なう。このようにすると、
図16(b)に示すように、銅膜803とアルミニウム
膜808とが反応して銅膜803の両側面にAl2 Cu
からなるCu−Al化合物層810が形成されると共
に、第2の絶縁膜809における銅配線806の近傍部
にアルミニウムが拡散してアルミニウムリッチな領域8
09aが形成される。
【0116】第8の実施形態によると、第2の絶縁膜8
09における銅配線806の近傍部にアルミニウムリッ
チな領域809aが形成されているため、Cu−Al化
合物層810と第2の絶縁膜809との密着性が向上す
ると共に、Cu−Al化合物層810中の銅原子のエレ
クトロマイグレーションによる移動が抑制されるので、
銅配線806における第2の絶縁膜809との界面での
エレクトロマイグレーション現象を防止することができ
る。
【0117】尚、第8の実施形態においては、半導体基
板800の表面にDMAHガス807を供給して銅配線
806の表面にアルミニウム膜808を形成したが、こ
れに代えて、CVD法等により銅配線806の表面に例
えばタンタル膜を形成してもよい。この場合には、Cu
−Al化合物層810に代えて、CuとTaとが相互に
拡散したCu−Ta拡散層が形成されるので、銅配線8
06における第2の絶縁膜809との界面でのエレクト
ロマイグレーション現象を防止することができる。
【0118】また、第1の実施形態及びその変形例、第
2の実施形態並びに第3の実施形態においては、第1の
反応性ガスとしてSiH4 ガスを用いたが、これに代え
て、Si26ガス又はSiH26ガスを用いてもよい。
【0119】また、第4、第6及び第7の実施形態にお
いては、半導体基板の表面にSiH4 ガスを供給するこ
とにより銅配線の表面にシリコン膜を形成したが、これ
に代えて、半導体基板の表面にSi26ガス又はSiH
26ガスを供給してもよい。
【0120】また、第1〜第8の実施形態においては、
銅膜としては純銅又は銅合金を用いることができると共
に、配線溝を含む第1の絶縁膜の上への銅膜の堆積方法
としては、配線溝への充填が可能であれば、電解メッキ
法、スパッタリング法とリフロー法との組み合わせ、又
はイオンプレーティング法等を適宜用いることができ
る。
【0121】また、第1〜第8の実施形態においては、
バリア膜としては、Ti、V、Cr、Zr、Nb、M
o、Ta、Hf、W、これらの金属とSi、B、C若し
くはNとの化合物、又はこれらの金属を含有する合金等
を用いてもよい。
【0122】また、第1〜第6及び第8の実施形態にお
いては、第2の絶縁膜としてはシリコン窒化膜を用い、
また、第7の実施形態においては、第2及び第3の絶縁
膜としてはシリコン窒化膜を用いたが、これに代えて、
塗布膜、シリコン酸化膜又はCを含む誘電率の低いCV
D膜等を用いてもよい。
【0123】
【発明の効果】第1の半導体装置の製造方法によると、
半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスを供給
して銅配線を構成する銅膜の上面に銅シリサイド層を形
成した後、第1の反応性ガスに窒素成分を含むガスが添
加されてなる第2の反応性ガスを供給して銅シリサイド
層の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積す
るため、従来から行なわれている半導体基板上にシリコ
ン窒化膜を堆積する方法に比べて工程数の増加を招くこ
となく、半導体素子形成時の熱処理により銅配線中の銅
原子が第2の絶縁膜中へ拡散することを抑制できるの
で、配線間におけるリーク電流の発生を防止することが
できると共に、銅配線と第2の絶縁膜との密着性を向上
して銅配線と第2の絶縁膜との界面にボイドが発生する
ことを防止できるので、銅配線のエレクトロマイグレー
ション耐性を向上させることができる。
【0124】第2の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上にシリコンを含む反応性ガスからなるプラズ
マを供給して銅配線を構成する銅膜の上面に銅シリサイ
ド層を形成するため、低温で銅シリサイド層を形成でき
ると共に、結晶状態に比べて銅原子が移動しにくいアモ
ルファス状態の銅シリサイド層を形成できるので、銅配
線のエレクトロマイグレーション耐性を一層向上させる
ことができる。
【0125】第3の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスからなる
プラズマを供給して銅配線を構成する銅膜の上面に銅シ
リサイド層を形成した後、第1の反応性ガスに窒素成分
を含むガスが添加されてなる第2の反応性ガスからなる
プラズマを供給して、銅シリサイド層の上にシリコン窒
化膜からなる第2の絶縁膜を堆積するため、従来から行
なわれている半導体基板上にシリコン窒化膜を堆積する
方法に比べて工程数の増加を招くことなく、半導体素子
形成時の熱処理により銅配線中の銅原子が第2の絶縁膜
中へ拡散することを抑制できるので、配線間におけるリ
ーク電流の発生を防止することができると共に、銅配線
と第2の絶縁膜との密着性を向上して銅配線と第2の絶
縁膜との界面にボイドが発生することを防止できるの
で、銅配線のエレクトロマイグレーション耐性を向上さ
せることができる上に、銅膜の上面に、結晶状態に比べ
て銅原子が移動しにくいアモルファス状態の銅シリサイ
ド層を形成できるので、銅配線のエレクトロマイグレー
ション耐性を一層向上させることができる。
【0126】第4の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスを供給し
て銅配線を構成する銅膜の両側面に銅シリサイド層を形
成した後、第1の反応性ガスに窒素成分を含むガスが添
加されてなる第2の反応性ガスを供給して銅シリサイド
層の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積す
るため、従来から行なわれている半導体基板上にシリコ
ン窒化膜を堆積する方法に比べて工程数の増加を招くこ
となく、半導体素子形成時の熱処理により銅配線中の銅
原子が第2の絶縁膜中へ拡散することを抑制できるの
で、配線間におけるリーク電流の発生を防止することが
できると共に、銅配線と第2の絶縁膜との密着性を向上
して銅配線と第2の絶縁膜との界面にボイドが発生する
ことを防止できるので、銅配線のエレクトロマイグレー
ション耐性を向上させることができる。
【0127】第5の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上にシリコンを含む反応性ガスからなるプラズ
マを供給して銅配線を構成する銅膜の両側面に銅シリサ
イド層を形成するため、低温で銅シリサイド層を形成で
きると共に、結晶状態に比べて銅原子が移動しにくいア
モルファス状態の銅シリサイド層を形成できるので、銅
配線のエレクトロマイグレーション耐性を一層向上させ
ることができる。
【0128】第6の半導体装置の製造方法によると、半
導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスからなる
プラズマを供給して銅配線を構成する銅膜の両側面に銅
シリサイド層を形成した後、第1の反応性ガスに窒素成
分を含むガスが添加されてなる第2の反応性ガスからな
るプラズマを供給して、銅シリサイド層の上にシリコン
窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積するため、従来から
行なわれている半導体基板上にシリコン窒化膜を堆積す
る方法に比べて工程数の増加を招くことなく、半導体素
子形成時の熱処理により銅配線中の銅原子が第2の絶縁
膜中へ拡散することを抑制できるので、配線間における
リーク電流の発生を防止することができると共に、銅配
線と第2の絶縁膜との密着性を向上して銅配線と第2の
絶縁膜との界面にボイドが発生することを防止できるの
で、銅配線のエレクトロマイグレーション耐性を向上さ
せることができる上に、銅膜の両側面に、結晶状態に比
べて銅原子が移動しにくいアモルファス状態の銅シリサ
イド層を形成できるので、銅配線のエレクトロマイグレ
ーション耐性を一層向上させることができる。
【0129】第1、第3,第4又は第6の半導体装置の
製造方法において、第1の反応性ガスがSiH4 ガス、
Si26ガス又はSiH26ガスであると、銅膜の上面
又は両側面に銅シリサイド層を確実に形成することがで
きる。
【0130】第2又は第5の半導体装置の製造方法にお
いて、反応性ガスがSiH4 ガス、Si26ガス又はS
iH26ガスであると、銅膜の上面又は両側面に銅シリ
サイド層を確実に形成することができる。
【0131】第2又は第5の半導体装置の製造方法にお
いて、反応性ガスに窒素成分又は酸素成分を含むガスが
添加されており、銅シリサイド層に窒素成分又は酸素成
分が含まれていると、窒素成分又は酸素成分が含まれて
いる銅シリサイド層は銅原子の移動を阻止する機能が高
いので、銅配線のエレクトロマイグレーション耐性をよ
り一層確実に向上させることができる。
【0132】第3又は第6の半導体装置の製造方法にお
いて、第1の反応性ガスに窒素成分又は酸素成分を含む
ガスが添加されており、銅シリサイド層に窒素成分又は
酸素成分が含まれていると、窒素成分又は酸素成分が含
まれている銅シリサイド層は銅原子の移動を阻止する機
能が高いので、銅配線のエレクトロマイグレーション耐
性をより一層確実に向上させることができる。
【0133】第4〜第6の半導体装置の製造方法におい
て、パターニングされた第1のバリア膜の幅がパターニ
ングされた銅膜の幅よりも大きいと、銅膜の両側面に形
成される銅シリサイド層と第1のバリア膜との間に隙間
ができ難いため、銅配線と第2の絶縁膜との間にボイド
が形成される事態を防止できる。
【0134】第1の半導体装置によると、銅配線を構成
する銅膜と第2の絶縁膜との間に銅シリサイド層が介在
しているため、銅膜と第2の絶縁膜との密着性が向上し
て銅膜と第2の絶縁膜との界面にボイドが発生しにくく
なるので、銅配線のエレクトロマイグレーション耐性が
向上する。また、銅シリサイド層と第2の絶縁膜との間
にシリコンリッチ領域が介在しているため、銅シリサイ
ド層と第2の絶縁膜との密着性が向上すると共に、銅シ
リサイド層中の銅原子のエレクトロマイグレーションに
よる移動が抑制されるので、銅配線のエレクトロマイグ
レーション耐性が一層向上する。
【0135】第2の半導体装置によると、銅配線を構成
する銅膜と第2の絶縁膜との間に銅と銅以外の他の金属
との化合物層が介在しているため、銅膜と第2の絶縁膜
との密着性が向上して銅膜と第2の絶縁膜との界面にボ
イドが発生しにくくなるので、銅配線のエレクトロマイ
グレーション耐性が向上する。また、銅と銅以外の他の
金属との化合物層と第2の絶縁膜との間に金属リッチ領
域が介在しているため、銅と銅以外の他の金属との化合
物層と第2の絶縁膜との密着性が向上すると共に、銅と
銅以外の他の金属との化合物層中の銅原子のエレクトロ
マイグレーションによる移動が抑制されるので、銅配線
のエレクトロマイグレーション耐性が一層向上する。
【0136】第3の半導体装置によると、銅配線を構成
する銅膜と第2の絶縁膜との間に銅シリサイド層が介在
しているため、銅膜と第2の絶縁膜との密着性が向上し
て銅膜と第2の絶縁膜との界面にボイドが発生しにくく
なるので、銅配線のエレクトロマイグレーション耐性が
向上する。また、銅シリサイド層と第2の絶縁膜との間
にシリコンリッチ領域が介在しているため、銅シリサイ
ド層と第2の絶縁膜との密着性が向上すると共に、銅シ
リサイド層中の銅原子のエレクトロマイグレーションに
よる移動が抑制されるので、銅配線のエレクトロマイグ
レーション耐性が一層向上する。
【0137】第4の半導体装置によると、銅配線を構成
する銅膜と第3の絶縁膜との間に銅シリサイド層が介在
しているため、銅膜と第3の絶縁膜との密着性が向上し
て銅膜と第3の絶縁膜との界面にボイドが発生しにくく
なるので、銅配線のエレクトロマイグレーション耐性が
向上する。また、銅シリサイド層と第3の絶縁膜との間
にシリコンリッチ領域が介在しているため、銅シリサイ
ド層と第3の絶縁膜との密着性が向上すると共に、銅シ
リサイド層中の銅原子のエレクトロマイグレーションに
よる移動が抑制されるので、銅配線のエレクトロマイグ
レーション耐性が一層向上する。さらに、銅配線の上に
は第2の絶縁膜が存在しており、これに伴って、銅配線
の上にはシリコンリッチ領域が存在していないため、銅
配線の高さを低減できるので、多層配線構造を形成する
場合の加工が容易になる。
【0138】第5の半導体装置によると、銅配線を構成
する銅膜と第2の絶縁膜との間に銅と銅以外の他の金属
との化合物層が介在しているため、銅膜と第2の絶縁膜
との密着性が向上して銅膜と第2の絶縁膜との界面にボ
イドが発生しにくくなるので、銅配線のエレクトロマイ
グレーション耐性が向上する。また、銅と銅以外の他の
金属との化合物層と第2の絶縁膜との間に金属リッチ領
域が介在しているため、銅と銅以外の他の金属との化合
物層と第2の絶縁膜との密着性が向上すると共に、銅と
銅以外の他の金属との化合物層中の銅原子のエレクトロ
マイグレーションによる移動が抑制されるので、銅配線
のエレクトロマイグレーション耐性が一層向上する。
【0139】第7の半導体装置の製造方法によると、銅
配線を構成する銅膜の上面に銅シリサイド層を形成でき
ると共に第2の絶縁膜における銅配線の上側部分にシリ
コンリッチ領域を形成できるので、第1の半導体装置を
確実に製造することができる。
【0140】第8の半導体装置の製造方法によると、銅
配線を構成する銅膜の上面に銅と他の金属との化合物層
を形成できると共に第2の絶縁膜における銅配線の上側
部分に金属リッチ領域を形成できるので、第2の半導体
装置を確実に製造することができる。
【0141】第9の半導体装置の製造方法によると、銅
配線を構成する銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成で
きると共に第2の絶縁膜における銅配線の近傍部にシリ
コンリッチ領域を形成できるので、第3の半導体装置を
確実に製造することができる。
【0142】第10の半導体装置の製造方法によると、
銅配線を構成する銅膜の両側面に銅シリサイドを形成で
きると共に第3の絶縁膜における銅配線の両側部にシリ
コンリッチ領域を形成できるので、第4の半導体装置を
確実に製造することができる。
【0143】第11の半導体装置の製造方法によると、
銅配線を構成する銅膜の両側面に銅と他の金属との化合
物層を形成できると共に第2の絶縁膜における銅配線の
近傍部に金属リッチ領域を形成できるので、第5の半導
体装置を確実に製造することができる。
【0144】第7〜第11の半導体装置の製造方法にお
いて、半導体基板に対する熱処理の温度は400℃以上
であると、銅シリサイド層及びシリコンリッチ層、又は
銅と他の金属との化合物層及び金属リッチ層を確実に形
成することができる。
【0145】第7、第9及び第10の半導体装置の製造
方法において、シリコン膜を堆積する工程が、半導体基
板上にSiH4 ガス、Si26ガス又はSiH26ガス
からなる反応性ガスを供給する工程を含むと、銅膜の上
面又は両側面に銅シリサイド層を確実に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)、(b)は第1の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)、(b)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】(a)、(b)は第2の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)、(b)は第3の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】(a)、(b)は第3の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(c)は第4の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図8】(a)、(b)は第4の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は第5の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)、(b)は第5の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a)〜(c)は第6の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図12】(a)、(b)は第6の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図13】(a)〜(c)は第7の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図14】(a)、(b)は第7の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図15】(a)〜(c)は第8の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図16】(a)、(b)は第8の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図17】(a)〜(d)は従来の半導体装置の製造方
法の各工程を示す断面図である。
【図18】従来の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 第1の絶縁膜 12 配線溝 13 バリア膜 14 銅膜 15 銅配線 16 SiH4 ガス 17 銅シリサイド層 18 第2の絶縁膜 20 半導体基板 21 第1層のシリコン酸化膜 22 第1のバリア膜 23 第1の銅膜 24 下層の銅配線 25 第1の銅シリサイド層 26 第2層のシリコン酸化膜 27 第3層のシリコン酸化膜 28 第2のバリア膜 29 第2の銅膜 30 上層の銅配線 31 第2の銅シリサイド層 32 第4層のシリコン酸化膜 100 半導体基板 101 第1の絶縁膜 102 配線溝 103 バリア膜 104 銅膜 105 銅配線 106 高周波電力供給源 107 下部電極 108 上部電極 109 SiH4 ガス 110 銅シリサイド層 111 SiH4 とNH3 との混合ガス 112 第2の絶縁膜 200 半導体基板 201 第1の絶縁膜 202 配線溝 203 バリア膜 204 銅膜 205 銅配線 206 高周波電力供給源 207 下部電極 208 上部電極 209 SiH4 とN2 との混合ガス 210 窒素含有シリサイド層 211 SiH4 とNH3 との混合ガス 212 第2の絶縁膜 300 半導体基板 301 第1の絶縁膜 302 第1のバリア膜 303 銅膜 304 第2のバリア膜 305 レジストパターン 306 銅配線 307 高周波電力供給源 308 下部電極 309 上部電極 310 SiH4 ガス 311 銅シリサイド層 312 SiH4 とNH3 との混合ガス 313 第2の絶縁膜 400 半導体基板 401 第1の絶縁膜 402 配線溝 403 バリア膜 404 銅膜 405 銅配線 406 SiH4 ガス 407 シリコン膜 408 第2の絶縁膜 408a シリコンリッチな領域 409 銅シリサイド層 500 半導体基板 501 第1の絶縁膜 502 配線溝 503 バリア膜 504 銅膜 505 銅配線 506 DMAHガス 507 アルミニウム膜 508 第2の絶縁膜 508a アルミニウムリッチな領域 509 Cu−Al化合物層 600 半導体基板 601 第1の絶縁膜 602 第1のバリア膜 603 銅膜 604 第2のバリア膜 605 レジストパターン 606 銅配線 607 SiH4 ガス 608 シリコン膜 609 第2の絶縁膜 609a シリコンリッチな領域 610 銅シリサイド層 700 半導体基板 701 第1の絶縁膜 702 バリア膜 703 銅膜 704 シリコン窒化膜 705 レジストパターン 706 銅配線 707 SiH4 ガス 708 シリコン膜 709 第2の絶縁膜 709a シリコンリッチな領域 710 銅シリサイド層 800 半導体基板 801 第1の絶縁膜 802 第1のバリア膜 803 銅膜 804 第2のバリア膜 805 レジストパターン 806 銅配線 807 DMAHガス 808 アルミニウム膜 809 第2の絶縁膜 809a アルミニウムリッチな領域 810 Cu−Al化合物層

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝を
    形成した後、該配線溝を含む前記第1の絶縁膜上にバリ
    ア膜及び銅膜を順次堆積する工程と、 前記バリア膜及び銅膜における前記第1の絶縁膜の上に
    露出している部分を除去して、前記配線溝に埋め込まれ
    ている前記バリア膜及び銅膜からなる銅配線を形成する
    工程と、 前記半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスを
    供給して、前記銅配線を構成する前記銅膜の上面に選択
    的に銅シリサイド層を形成する工程と、 前記半導体基板上に、前記第1の反応性ガスに窒素成分
    を含むガスが添加されてなる第2の反応性ガス又は該第
    2の反応性ガスからなるプラズマを供給して、前記銅シ
    リサイド層の上を含む前記第1の絶縁膜の上にシリコン
    窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆積する工程とを備えて
    いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝を
    形成した後、該配線溝を含む前記第1の絶縁膜上にバリ
    ア膜及び銅膜を順次堆積する工程と、 前記バリア膜及び銅膜における前記第1の絶縁膜の上に
    露出している部分を除去して、前記配線溝に埋め込まれ
    ている前記バリア膜及び銅膜からなる銅配線を形成する
    工程と、 前記半導体基板上にシリコンを含む反応性ガスからなる
    プラズマを供給して、前記銅配線を構成する前記銅膜の
    上面に選択的に銅シリサイド層を形成する工程と、 前記銅シリサイド層の上を含む前記第1の絶縁膜の上に
    第2の絶縁膜を堆積する工程とを備えていることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝を
    形成した後、該配線溝を含む前記第1の絶縁膜上にバリ
    ア膜及び銅膜を順次堆積する工程と、 前記バリア膜及び銅膜における前記第1の絶縁膜の上に
    露出している部分を除去して、前記配線溝に埋め込まれ
    ている前記バリア膜及び銅膜からなる銅配線を形成する
    工程と、 前記半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスか
    らなるプラズマを供給して、前記銅配線を構成する前記
    銅膜の上面に選択的に銅シリサイド層を形成する工程
    と、 前記半導体基板上に前記第1の反応性ガスに窒素成分を
    含むガスが添加されてなる第2の反応性ガスからなるプ
    ラズマを供給して、前記銅シリサイド層の上を含む前記
    第1の絶縁膜の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁
    膜を堆積する工程とを備えていることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1
    のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工
    程と、 前記第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパター
    ニングすることにより、前記第1のバリア膜、銅膜及び
    第2のバリア膜からなる銅配線を形成する工程と、 前記半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスを
    供給して、前記銅配線を構成する前記銅膜の両側面に銅
    シリサイド層を形成する工程と、 前記半導体基板上に、前記第1の反応性ガスに窒素成分
    を含むガスが添加されてなる第2の反応性ガス又は該第
    2の反応性ガスからなるプラズマを供給して、前記銅配
    線の上及び前記銅シリサイド層の表面を含む前記第1の
    絶縁膜の上にシリコン窒化膜からなる第2の絶縁膜を堆
    積する工程とを備えていることを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1
    のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工
    程と、 前記第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパター
    ニングすることにより、前記第1のバリア膜、銅膜及び
    第2のバリア膜からなる銅配線を形成する工程と、 前記半導体基板上にシリコンを含む反応性ガスからなる
    プラズマを供給して、前記銅配線を構成する前記銅膜の
    両側面に銅シリサイド層を形成する工程と、 前記銅配線の上及び前記銅シリサイド層の表面を含む前
    記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を堆積する工程とを
    備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第1
    のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する工
    程と、 前記第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパター
    ニングすることにより、前記第1のバリア膜、銅膜及び
    第2のバリア膜からなる銅配線を形成する工程と、 前記半導体基板上にシリコンを含む第1の反応性ガスか
    らなるプラズマを供給して、前記銅配線を構成する前記
    銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成する工程と、 前記半導体基板上に前記第1の反応性ガスに窒素成分を
    含むガスが添加されてなる第2の反応性ガスからなるプ
    ラズマを供給して、前記銅配線の上及び前記銅シリサイ
    ド層の表面を含む前記第1の絶縁膜の上にシリコン窒化
    膜からなる第2の絶縁膜を堆積する工程とを備えている
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の反応性ガスは、SiH4
    ス、Si26ガス又はSiH26ガスであることを特徴
    とする請求項1、3、4又は6に記載の半導体装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記反応性ガスは、SiH4 ガス、Si
    26ガス又はSiH26 ガスであることを特徴とする
    請求項2又は5に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記反応性ガスには窒素成分又は酸素成
    分を含むガスが添加されており、前記銅シリサイド層に
    は窒素成分又は酸素成分が含まれていることを特徴とす
    る請求項2又は5に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の反応性ガスには窒素成分又
    は酸素成分を含むガスが添加されており、前記銅シリサ
    イド層には窒素成分又は酸素成分が含まれていることを
    特徴とする請求項3又は6に記載の半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 パターニングされた前記第1のバリア
    膜の幅はパターニングされた前記銅膜の幅よりも大きい
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板上の第1の絶縁膜に形成さ
    れた配線溝に埋め込まれたバリア膜及び銅膜からなる銅
    配線と、 前記銅配線を構成する前記銅膜の上面に形成された銅シ
    リサイド層と、 前記銅シリサイド層の上を含む前記第1の絶縁膜の上に
    形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜における前記銅配線の上側部分に形成
    され、シリコンがリッチであるシリコンリッチ領域とを
    備えていることを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 半導体基板上の第1の絶縁膜に形成さ
    れた配線溝に埋め込まれたバリア膜及び銅膜からなる銅
    配線と、 前記銅配線を構成する前記銅膜の上面に形成された銅と
    銅以外の他の金属との化合物層と、 前記化合物層の上を含む前記第1の絶縁膜の上に形成さ
    れた第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜における前記銅配線の上側部分に形成
    され、前記他の金属がリッチである金属リッチ領域とを
    備えていることを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形
    成された、第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜か
    らなる銅配線と、 前記銅配線を構成する前記銅膜の両側面に形成された銅
    シリサイド層と、 前記銅配線の上を含む前記第1の絶縁膜の上に形成され
    た第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜における前記銅配線の近傍部に形成さ
    れ、シリコンがリッチであるシリコンリッチ領域とを備
    えていることを特徴とする半導体装置。
  15. 【請求項15】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形
    成された、バリア膜及び銅膜からなる銅配線と、 前記銅配線の上に形成され、前記銅配線と同じパターン
    形状を有する第2の絶縁膜と、 前記銅配線を構成する前記銅膜の両側面に形成された銅
    シリサイド層と、 前記銅配線及び前記第2の絶縁膜の上を含む前記第1の
    絶縁膜の上に形成された第3の絶縁膜と、 前記第3の絶縁膜における前記銅配線の両側部に形成さ
    れ、シリコンがリッチであるシリコンリッチ領域とを備
    えていることを特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に形
    成された、第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜か
    らなる銅配線と、 前記銅配線を構成する前記銅膜の両側面に形成された銅
    と銅以外の他の金属との化合物層と、 前記銅配線の上を含む前記第1の絶縁膜の上に形成され
    た第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜における前記銅配
    線の近傍部に形成され、前記他の金属がリッチである金
    属リッチ領域とを備えていることを特徴とする半導体装
    置。
  17. 【請求項17】 半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝
    を形成した後、該配線溝を含む前記第1の絶縁膜上にバ
    リア膜及び銅膜を順次堆積する工程と、 前記バリア膜及び銅膜における前記第1の絶縁膜の上に
    露出している部分を除去して、前記配線溝内に埋め込ま
    れている前記バリア膜及び銅膜からなる銅配線を形成す
    る工程と、 前記銅配線を構成する前記銅膜の上にシリコン膜を堆積
    する工程と、 前記シリコン膜の上を含む前記第1の絶縁膜の上に第2
    の絶縁膜を堆積する工程と、 前記半導体基板に対して熱処理を行なって、前記銅配線
    を構成する前記銅膜の上面に銅シリサイド層を形成する
    と共に前記第2の絶縁膜における前記銅配線の上側部分
    にシリコンがリッチであるシリコンリッチ領域を形成す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 半導体基板上の第1の絶縁膜に配線溝
    を形成した後、該配線溝を含む前記第1の絶縁膜上にバ
    リア膜及び銅膜を順次堆積する工程と、 前記バリア膜及び銅膜における前記第1の絶縁膜の上に
    露出している部分を除去して、前記配線溝内に埋め込ま
    れている前記バリア膜及び銅膜からなる銅配線を形成す
    る工程と、 前記銅配線を構成する前記銅膜の上に銅以外の他の金属
    からなる金属膜を堆積する工程と、 前記金属膜の上を含む前記第1の絶縁膜の上に第2の絶
    縁膜を堆積する工程と、 前記半導体基板に対して熱処理を行なって、前記銅配線
    を構成する前記銅膜の上面に銅と前記他の金属との化合
    物層を形成すると共に前記第2の絶縁膜における前記銅
    配線の上側部分に前記他の金属がリッチである金属リッ
    チ領域を形成する工程とを備えていることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第
    1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する
    工程と、 前記第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパター
    ニングすることにより、前記第1のバリア膜、銅膜及び
    第2のバリア膜からなる銅配線を形成する工程と、 前記銅配線の表面にシリコン膜を堆積する工程と、 前記シリコン膜の上を含む前記第1の絶縁膜の上に第2
    の絶縁膜を堆積する工程と、 前記半導体基板に対して熱処理を行なって、前記銅配線
    を構成する前記銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成す
    ると共に前記第2の絶縁膜における前記銅配線の近傍部
    にシリコンがリッチであるシリコンリッチ領域を形成す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上にバ
    リア膜、銅膜及び第2の絶縁膜を順次堆積する工程と、 前記バリア膜、銅膜及び第2の絶縁膜をパターニングす
    ることにより、前記バリア膜及び銅膜からなる銅配線を
    形成する工程と、 前記銅配線の両側面にシリコン膜を堆積する工程と、 パターン化された前記第2の絶縁膜の上及び前記シリコ
    ン膜の表面を含む前記第1の絶縁膜の上に第3の絶縁膜
    を堆積する工程と、 前記半導体基板に対して熱処理を行なって、前記銅配線
    を構成する前記銅膜の両側面に銅シリサイド層を形成す
    ると共に前記第3の絶縁膜における前記銅配線の両側部
    にシリコンがリッチであるシリコンリッチ領域を形成す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  21. 【請求項21】 半導体基板上の第1の絶縁膜の上に第
    1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜を順次堆積する
    工程と、 前記第1のバリア膜、銅膜及び第2のバリア膜をパター
    ニングすることにより、前記第1のバリア膜、銅膜及び
    第2のバリア膜からなる銅配線を形成する工程と、 前記銅配線の表面に銅以外の金属からなる金属膜を堆積
    する工程と、 前記金属膜の上を含む前記第1の絶縁膜の上に第2の絶
    縁膜を堆積する工程と、 前記半導体基板に対して熱処理を行なって、前記銅配線
    を構成する前記銅膜の両側面に銅と前記他の金属との化
    合物層を形成すると共に前記第2の絶縁膜における前記
    銅配線の近傍部に前記他の金属がリッチである金属リッ
    チ領域を形成する工程とを備えていることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記半導体基板に対する熱処理の温度
    は400℃以上であることを特徴とする請求項17〜2
    1のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記シリコン膜を堆積する工程は、前
    記半導体基板上にSiH4 ガス、Si26ガス又はSi
    26ガスからなる反応性ガスを供給する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項17、19又は20に記載の半導
    体装置の製造方法。
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