JP2000055639A - 光カード検査装置 - Google Patents

光カード検査装置

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JP2000055639A
JP2000055639A JP10222055A JP22205598A JP2000055639A JP 2000055639 A JP2000055639 A JP 2000055639A JP 10222055 A JP10222055 A JP 10222055A JP 22205598 A JP22205598 A JP 22205598A JP 2000055639 A JP2000055639 A JP 2000055639A
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Shigeo Hachiki
木 茂 男 蜂
Yoshihiro Azuma
義 洋 東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光カードに関し擬似欠陥の発生を抑えること
ができるとともに、欠陥検出を精度良く行なうこと。 【解決手段】 CCDカメラ2からの光カードの画像信
号のうち、第1領域からの画像信号はx微分処理フィル
タ23aで微分され、第2領域からの画像信号はy微分
処理フィルタ23bで微分される。x微分処理フィルタ
23aおよびy微分処理フィルタ23bからの信号は、
各々二値化処理部24a,24bに入力される。次に二
値化処理された信号に基づいてCPUにより光カードの
欠陥検出が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光カードを検査する
光カード検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、キャッシュカードやクレジットカ
ードのようなプラスチックカードの普及により、一人が
複数枚のカードを携帯するカード社会が形成されてい
る。従来のプラスチックカードは一般に磁気記録による
磁気カードが主流であったが、ディジタル技術の進歩に
より電子財布のようなICカードが注目を浴びつつあ
る。カードの普及は、個人の信用情報や健康履歴を各人
に保有させるという新しい要求を生み、より大容量のカ
ード形態の記録媒体が望まれている。
【0003】大容量のカードとして最も期待されている
光カードは、1枚当たり数メガバイトから数十メガバイ
トのデータ容量を持たせることが可能である。光カード
は原理的には光ディスクをカード形態にしたものであ
り、一般に読み出し専用のROM型光カードよりは追記
型のWORM型光カードが出回っている。光カードには
光カードの内容をリーダライタに認識させるためのプリ
レコードデータや、データの読み書きの際にピックアッ
プを追従させるためのトラックガイドがプリフォーマッ
トされている。光カードの種類によっては、光カードに
バーコードやフォーマットのタイプも同時にプリフォー
マットされる。光カードはISOやJISにより規格化
されており、上記の要求の高まりにしたがって今後普及
していくと考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで光カードの検
査は、これまで人による顕微鏡検査に頼ってきた。従来
の光カードやその原版の検査装置としては、例えば特開
昭63−281261号に、オートフォーカスのピック
アップのレーザー光を光カードに照射し反射光から検知
するものが開示されている。これは基本的に媒体の読み
取り装置の応用であり、実際の読み取り状況をよく反映
するが、それだけに全面検査には時間がかかる。また、
トラッキングの必要性から、全面検査であってもトラッ
ク部分しか検査できないという制約がある。これはトラ
ックガイドに欠陥があった場合は、その検査を行なうこ
とができず、トラッキング不良を生じ、検査不可能な箇
所が発生することを意味する。したがって、トラックガ
イドの検査結果は間接的にしか得られない。このため媒
体の信頼性検査としては不十分な結果を得る可能性が大
きい。
【0005】トラックガイド部分を含めた全面検査可能
な装置としては、特開平1−310485に示すものが
知られている。これはラインセンサと光源と光カードか
らなる光学系を利用し、斜入射で光カードから反射した
光をセンサで電気信号に変換し、信号処理するもので、
プリフォーマット部分を光学的にフィルタリングして異
物、傷、ピンホール等の欠陥を検知するものである。
【0006】しかしこの装置であっても、単純に微分処
理するだけではプリフォーマットデータのある部分とな
い部分でのみかけの反射率差により、やはり疑似欠陥を
検知してしまう。さらに十分な分解能を確保しようとす
ると、フォーマットによってはプリフォーマットデータ
の一部やバーコード、フォーマットタイプを示すロゴを
擬似欠陥としてしまい、正確な検査ができない。
【0007】また、このタイプの従来機は検査したい光
記録領域を確実に範囲指定するための事前走査が必要で
あるので、1枚の光カードの検査に二度のスキャンが必
要である。すなわち、矩形の光記録領域の例えば左上座
標と右下座標をオペレータがモニタ画面上でカーソルで
設定する事前走査が必要であり、検査時間は2倍以上必
要となり不経済なものである。
【0008】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、プリフォーマットを擬似欠陥とみなさない
ように画像処理を行なって顕微鏡検査と同様の結果を安
定して得ることができる光カード検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも表
面に第1領域と第2領域とを含む光記録層を有する光カ
ードを検査する光カード検査装置において、光カードを
載置してx方向およびy方向へ移動するxyテーブル
と、光カードの光記録層に光を投光する投光器と、光カ
ードの光記録層から反射する光を受光する受光器と、受
光器に接続され画像処理を行なって光カードの欠陥検出
を行なう画像処理とを備え、画像処理装置は第1領域か
らの画像信号をx方向に微分するx微分処理フィルタ
と、第2領域からの画像処理をy方向に微分するy微分
処理フィルタと、x微分処理フィルタおよびy微分処理
フィルタからの信号を各々二値化処理する二値化処理部
と、二値化した信号に基づいて欠陥を検出するCPUと
を有することを特徴とする光カード検査装置である。
【0010】本発明によれば、受光器を経た第1領域か
らの画像信号がx微分処理フィルタによりx方向に微分
され、第2領域からの画像信号がy微分処理フィルタに
よりy方向に微分される。次にx微分処理するフィルタ
とy微分処理フィルタからの信号が二値化処理部で二値
化化処理され、二値化処理部からの信号に基づいてCP
Uにより欠陥が処理される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明によ
る光カード検査装置について説明する。
【0012】図1に示すように、光カード検査装置はx
方向およびy方向に移動するxyテーブル10と、xy
テーブル10上に設けられ光カード5を載置するトレイ
8とを備えている。このうちトレイ8上には光カード5
を吸着するための吸着孔(図示せず)が設けられ、この
吸着孔は真空ポンプ9に接続されている。またトレイ8
には、光カード5を定位置に保持するガイド8aが設け
られている。光カード5は、その端縁40がガイド8a
に当接している。
【0013】図1に示すように、トレイ8上には光カー
ド5表面に光を投光する投光器1が設けられ、光カード
5表面から反射する光は受光器4により受光されるよう
になっている。このうち受光器4はCCDカメラ2と、
CCDカメラ2の光カード5側に設けられた集光レンズ
3とからなり、CCDカメラ2としては5000画素
(有効画素数4000)のラインセンサカメラが用いら
れる。
【0014】また、CCDカメラ2と集光レンズ3との
間に複数の接写リング(図示せず)を配置することによ
り、CCDカメラ2による分解能を変化させることがで
きる。この分解能にともなって1スキャンの幅が決定さ
れ、本実施の形態においては5μ分解能(5μ以上の欠
陥を検出する能力)をもたせるため、1スキャンの幅を
20mmとなっている。従って35mm幅の光記録面を
有する光カード5の場合、2スキャンを行なう必要があ
る。
【0015】また、CCDカメラ2には画像処理を行な
って光カード5の欠陥検出を行なう画像処理装置6が接
続され、画像処理装置6にはxyテーブル10の駆動制
御を行なうパーソナルコンピュータ7が接続されてい
る。このパーソナルコンピュータ7はさらに検査条件の
設定、検査の実行、画像処理結果の統計処理、欠陥サイ
ズと欠陥位置情報のマップ表示、ロットごとの歩留り計
算などの機能も有している。
【0016】次に図3により、画像処理装置6について
述べる。画像処理装置6はCCDカメラ3からの画像信
号をA/D変換するA/D変換器20と、画像信号を蓄
積する画像メモリ21と、画像信号からノイズを除去す
るメディアンフィルタ22とを有している。また、メデ
ィアンフィルタ22には、後述のように鏡面部14から
の画像信号をx方向に微分するx微分処理フィルタ23
aと、光記録部13からの画像信号をy方向に微分する
y微分処理フィルタ23bとが並列に接続され、これら
x微分処理フィルタ23aとy微分処理フィルタ23b
には、信号を二値化処理する二値化処理部24a,24
bが各々接続されている。ここで、x方向とは光カード
5の長辺方向をいい、y方向とは光カード5の短辺方向
をいう(図2(a)参照)。また、二値化処理部24
a,24bには、画像メモリ21からの生画像上に欠陥
部分を表示するラベリングユニット26が接続されてい
る。
【0017】さらに、上記のA/D変換器20、画像メ
モリ21、メディアンフィルタ22、x微分処理フィル
タ23a、y微分処理フィルタ23b、二値化処理部2
4a,24bおよびラベリングユニット26は、各々C
PU25に接続されている。このCPU25は二値化処
理部24a,24bからの信号に基づいて欠陥を判定す
るとともに、判定結果を画像表示部49に出力するよう
になっている。
【0018】次に光カード5について、図2(a)
(b)(c)(d)により説明する。図2(a)(b)
(c)(d)に示すように、光カード5はカード基板1
1と、カード基板11上に設けられた光記録層12と、
光記録層12上に設けられた透明層50とを備えてい
る。光記録層12はさらに光記録部13と、光記録部1
3の上下部に配置された鏡面部14とを有している。こ
こで図2(d)は光カード5の断面を示す図である。
【0019】また、光記録部13は図2(a)に示すよ
うに、左右両端部に位置する加速領域13a,13a
と、中央部に位置する記録領域13cと、加速領域13
a,13aと記録領域13cとの間に位置するID用プ
リレコード領域13b,13bとからなっており、記録
領域13cと鏡面部14との間にはガードトラック13
dが配置されている。
【0020】また図2(b)に示すように記録領域13
aは、多数本のトラックガイド41と、トラックガイド
41間の情報入力用トラック42とからなり、トラック
ガイド41の幅は2.5μ、トラックガイド41のピッ
チは12μとなっている。さらに図2(c)に示すよう
に、ガードトラック13dは複数のトラックガイド44
と、トラックガイド44間のトラック46とからなり、
トラック46にはスペース47を間に挟んでライン46
が設けられている。
【0021】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まずXYテーブル10をX方
向に駆動しながら投光器1から光カード5の表面に光が
投光されると、光カード5からの反射光が受光レンズ3
を経てCCDカメラ2に入る。次にCCDカメラ2の1
ラインごとの画像信号は画像処理装置6のA/D変換器
20によってA/D変換され、画像メモリ21に蓄積さ
れる。次に画像メモリ21の画像信号は、メディアンフ
ィルタ22でそのノイズが除去される。
【0022】例えば記録領域13cのトラックガイド4
1は2.5μ幅を有しており、本実施の形態においては
上述のように5μの分解能を有しているので、2.5μ
幅のトラックガイド41を欠陥として検出することはな
い。しかしながら、場合によっては、2.5μ幅のトラ
ックガイド41を欠陥として検出することも考えられ、
このような擬似欠陥をノイズとしてメディアンフィルタ
22によって除去する。このようなメディアンフィルタ
22としては、図8(a)(b)に示す8×4のものが
好ましく、係数は図8(a)(b)に示すとおりであ
る。
【0023】次に光カード5のうち少なくとも鏡面部1
4とガードトラック13dを含む領域(以下、鏡面部領
域100)からの画像信号がx微分処理フィルタ23a
においてx方向に微分され、微分処理に基づく極大点が
求められる。同時に光記録部13であってガードトラッ
ク13dを含まない領域(以下、光記録部領域101)
からの画像信号がy微分処理フィルタ23bにおいてy
方向に微分され、微分処理に基づく極大点が求められ
る。すなわちx微分処理フィルタ23aおよびy微分処
理フィルタ23bからの信号は、二値化処理部24a,
24bにおいて各々処理され、この結果がCPU25に
送られて欠陥検出が行なわれる。
【0024】またCPU25によって検出された欠陥3
3はラベリングユニット26により画像メモリ21から
の生画像上に表示され、表示結果は画像表示部49に出
力される(図3参照)。
【0025】また、この間、パーソナルコンピュータ7
はxyテーブル10の駆動制御を行なうとともに、検査
条件の設定をCPU25に対して行なう。またパーソナ
ルコンピュータ7はCPU25からの検出結果を統計処
理するとともに、欠陥サイズと欠陥位置情報のマップ表
示およびロットでその歩留り計算等を行なう。
【0026】本実施の形態によれば、光カード5の光記
録層12を鏡面部領域100と光記録部領域101に分
け、鏡面部領域100からの画像信号はx方向に微分さ
れ、光記録部13からの画像信号はy方向に微分され
る。これにより図7に示すように、太線で示した鏡面部
14の境界部24を除いて、擬似欠陥を生じさせること
なく光カード5の全面を検査できる。また図2に示すガ
ードトラック13dのプリレコードデータは、フォーマ
ットによってはライン46とスペース47が6μピッチ
となるので、不安定ながら擬似欠陥として検知されるこ
とも考えられるが、鏡面部14とガードトラック13d
を含む鏡面部領域100と、ガードトラック13dを除
く光記録領域13、すなわち光記録部領域101に対
し、それぞれ別々のしきい値を設定することによりガー
ドトラック13dからの擬似欠陥を防止することができ
る。具体的には、鏡面部14側のしきい値を光記録領域
13のしきい値に対し200%(感度を半分)とするこ
とで擬似欠陥を発生せずに全面検査することができる。
【0027】また鏡面部14にプリフォーマットされる
ものとして、他にバーコード15やフォーマットのタイ
プ16があるが、これらも擬似欠陥として検知してしま
うため、CPU25において、バーコード15とタイプ
16の位置を指定してマスク処理しデータから除外して
いる。
【0028】なおID用プリレコードデータ部13b,
13bは、5μの分解能以下のため、画像化されたとき
には記録領域13cよりやや暗い領域となる。
【0029】次に比較例として、光カード5表面からの
反射光について、領域を区別することなくx方向の微分
とy方向の微分を行なう場合について述べる。この場合
は表示部12の光記録部13がID用プリレコード領域
13b,13bを有するため、x方向の微分によりID
用プリレコード領域13b,13bの両側に図4(a)
に示すような擬似欠陥30を発生してしまう。また同様
にプリフォーマットの有無による鏡面部14と光記録部
13とのみかけの反射率の差から、表示部12にy方向
の微分により図4(b)に示すような擬似欠陥31が発
生する。そこでx方向およびy方向の微分のANDをと
れば図5に示すように表示部12に生じる擬似欠陥32
は大幅に少なくなる。
【0030】しかしながら、図6に示すように真の欠陥
33は、図6に示すようにx方向に微分した領域34と
y方向に微分した領域35を合成した四隅の合成点36
のみとなり、欠陥検出が不安定となる。
【0031】これに対して本発明によれば、鏡面部領域
100からの画像信号をx方向に微分し、光記録部領域
101からの画像信号をy方向に微分するので、擬似欠
陥の発生を抑え、かつ欠陥検出を精度良く行なうことが
できる。この場合、光カード50のうちガイド8aに当
接する端縁40等も擬似欠陥として検出されることはな
い。
【0032】次に二値化処理部24a,24bにおいて
二値化されて検知された欠陥は生画像上でラベリングユ
ニット26によりラベリングされる。この際、パーソナ
ルコンピュータ7により設定された投影欠陥、密集欠陥
の基準に従ってCPU25において判定処理が行なわれ
る。
【0033】ここで投影欠陥とは光カード5が透明層を
表面に有するため、透明層に存在する欠陥33が斜入射
された光によって二つに投影されるもので、投影欠陥処
理はこれを大きさと座標から判断して一つと判定するも
のである。また密集欠陥とは、10μ程度の欠陥35が
例えば3600μm2 の領域内に集中して発生し、個々
としては小さいが全体として光カードのR/Wに悪影響
を与えるような欠陥である。この場合、この微小な欠陥
35が設定範囲内であるカウント数を越えると欠陥と判
定する。そして近傍欠陥とは主に画像処理上で二つ以上
に分割されている欠陥であっても設定されたパラメータ
以内ならば一つの欠陥として見なす処理を行なうもので
あり、欠陥サイズと個数に影響を与える。この他、欠陥
総面積も設定でき、これを越えた場合、個々の欠陥が小
さくてもやはり不良カードと判定する。これらの結果は
最終的に欠陥位置と大きさの情報としてCPU25から
パーソナルコンピュータ7へGPIB(general
purpose interface bus)を介
して転送され、統計処理およびマップ化される。
【0034】前述のとおり、できるだけ実際の欠陥サイ
ズに近く検知するため高分解能の光学系にすると、受光
器4の制約から1スキャンで全面を検査できない光カー
ド5がある。このためxyテーブル10を往復させるが
未検査部を生じないよう2回のスキャン間で重なり部分
を設け、CPU25はこの重なり部分のデータについて
結果が妥当になるようスキャン1回分のデータだけを用
いる。
【0035】また従来の光カード検査装置は検査領域を
決定するのに、事前にカードをスキャンさせてカーソル
により手入力で領域指定をしなければならなかった。こ
れは検査に必要な時間の二倍以上の時間がかかり、不経
済であった。これを自動化するため本発明では、図2に
示す光カード5の光記録部13の左右端縁を検知してい
る。具体的には、光記録部13が光カード5の左右端よ
り約0.8mm中に設けられていることを利用する。x
yテーブル10を移動させ、光カード5をスキャンし、
このとき光記録部13が受光器4の視野に入ると反射率
が高くなる。CPU25はCCDカメラ2の画素一列の
輝度の精算値をスキャン方向に順次比較し、積算値が急
激に変化した位置で、画素の位置データを基に最小自乗
直線を計算して生成する。これが光記録部13のエッジ
(境界)となる。
【0036】しかし、実際の光カード5では光記録部1
3の成膜治具のばらつきによりエッジの明瞭性が弱く、
エッジのぼけたものも混入する。こういった光カード5
ではエッジ検出の確度が低下してしまうことも考えられ
る。
【0037】これに対して本発明によれば、光カード5
をCCDカメラ2を用いてスキャンし、その副走査方向
のエッジ抽出処理することにより、トレイ8のエッジ、
光カード5のエッジ、そして本来必要とする光記録部1
3のエッジを検出することができる。常にこの3つのエ
ッジが検出されるのであれば3つ目のエッジを光記録部
13のエッジとして処理に使用すれば良いが、実際はそ
の他の2本エッジ(トレイ8および光カード5のエッ
ジ)は光カード5の種類、光源との関係で検出されない
場合がある。これらのエッジは光カード5の左右にある
ので最大6本のエッジとなり、どれが本来の光記録部1
3のエッジであるか判定できないことが多い。これを改
善するために、CPU25は検出された全てのエッジの
位置を記憶しておくとともに、あらかじめホストから入
力しておいた光記録部13の長さのデータをもとにこれ
らのエッジのうちから正しい光記録部13のエッジを検
出する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば光
カードの第1領域からの画像信号をx方向に微分処理
し、第2領域からの画像信号をy方向に微分処理したの
で、全領域に対してx方向微分およびy方向微分を行な
う場合に比較して擬似欠陥の発生を抑えることができ、
同時に欠陥検出を精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光カード検査装置の一実施の形態
を示す概略図。
【図2】光カードを示す図。
【図3】画像処理装置の機能を示す図。
【図4】比較例による擬似欠陥を示す図。
【図5】比較例による擬似欠陥を示す図。
【図6】比較例による欠陥の検出状態を示す図。
【図7】本発明による欠陥の検出状態を示す図。
【図8】メディアンフィルタを示す図。
【符号の説明】
1 投光器 2 CCDカメラ 3 集光レンズ 4 受光器 5 光カード 6 画像処理装置 7 パーソナルコンピュータ 8 トレイ 10 xyテーブル 11 カード基板 12 光記録層 13 光記録部 14 鏡面部 22 メディアンフィルタ 23a x微分処理フィルタ 23b y微分処理フィルタ 24a,24b 二値化処理部 25 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA12 AA18 BB18 BB25 BB26 CC03 DD06 FF04 FF41 HH12 JJ03 JJ26 LL04 MM03 PP12 QQ04 QQ13 QQ18 QQ24 QQ34 QQ41 SS04 SS13 UU05 2G051 AA73 AB02 CA04 CB01 CC07 DA07 EA08 EA11 EC05 ED01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1領域と第2領域とを含む光
    記録層を有する光カードを検査する光カード検査装置に
    おいて、 光カードを載置してx方向およびy方向へ移動するxy
    テーブルと、 光カードの光記録層に光を投光する投光器と、 光カードの光記録層から反射する光を受光する受光器
    と、 受光器に接続され画像処理を行なって光カードの欠陥検
    出を行なう画像処理とを備え、 画像処理装置は第1領域からの画像信号をx方向に微分
    するx微分処理フィルタと、第2領域からの画像処理を
    y方向に微分するy微分処理フィルタと、x微分処理フ
    ィルタおよびy微分処理フィルタからの信号を各々二値
    化処理する二値化処理部と、二値化した信号に基づいて
    欠陥を検出するCPUとを有することを特徴とする光カ
    ード検査装置。
  2. 【請求項2】x微分処理フィルタおよびy微分処理フィ
    ルタの前段に、画像信号から予め定められたノイズを除
    去するメディアンフィルタを設けたことを特徴とする請
    求項1記載の光カード検査装置。
  3. 【請求項3】画像処理装置のCPUは光カードの所定領
    域を予め指定し、この定められた領域からの信号をマス
    ク処理することを特徴とする請求項1記載の光カード検
    査装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100969052B1 (ko) 2004-03-03 2010-07-09 엘지전자 주식회사 라인 카메라의 획득 화상 개선장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100969052B1 (ko) 2004-03-03 2010-07-09 엘지전자 주식회사 라인 카메라의 획득 화상 개선장치

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