JP2000053080A - 小型滑走艇 - Google Patents

小型滑走艇

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JP2000053080A
JP2000053080A JP10224865A JP22486598A JP2000053080A JP 2000053080 A JP2000053080 A JP 2000053080A JP 10224865 A JP10224865 A JP 10224865A JP 22486598 A JP22486598 A JP 22486598A JP 2000053080 A JP2000053080 A JP 2000053080A
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oil
opening
oil tank
tank
seat
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Tomoyoshi Koyanagi
智義 小柳
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルタンクのオイル残量のチェックが容易
に行えるようにする。 【解決手段】 艇内の前部に配置した燃料タンク23の
前上部にオイルタンク25の少なくとも一部を支持し
て、このオイルタンク25の少なくとも一部を、艇体1
0の前上部に形成した開口部12aに臨ませて、この開
口部12aを覆う開閉可能な蓋体31を開いたときに、
この開口部12aからオイルタンク25のオイル残量を
チェックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型滑走艇に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、小型滑走艇、例えばジェット推進
艇は、艇内のエンジン室に収容したエンジンでジェット
推進機を駆動して艇体を推進するように構成されてい
る。また、艇体の上部のシート載置部に、エンジン室内
の点検用開口が形成され、このシート載置部には、上記
点検用開口を覆い可能な開閉式シートが載置されてい
る。
【0003】上記シートの前方位置には操舵ハンドルが
設けられると共に、艇体の前上部には物入れ用凹部が形
成されて、この物入れ用凹部の開口部を開閉するバウリ
ッドが設けられている。
【0004】ところで、上記エンジンが2サイクル型式
である場合には、エンジンに燃料(ガソリン)とは別に
オイルも供給する必要があり、このために艇体内(主に
はエンジン室内)にオイルタンクも収容されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記オ
イルタンクは燃料タンクの後上部に支持されていたか
ら、オイルタンクのオイル残量をチェックするときに
は、シートを取り外して点検用開口を開き、この点検用
開口から覗き込まなければならなかったので、オイル残
量のチェックが困難であるという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、オイルタンクのオイル残量のチェッ
クが容易に行える小型滑走艇を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、艇内の前部に燃料タンクが配置され、こ
の燃料タンクの前上部にオイルタンクの少なくとも一部
が支持されると共に、操舵ハンドルよりも前方に位置し
て上記艇体の前上部に、開閉可能な蓋体で覆われて艇内
に開口する開口部が形成されて、上記燃料タンクの前上
部に位置するオイルタンクの少なくとも一部が上記開口
部に臨まされていることを特徴とする小型滑走艇を提供
するものである。
【0008】本発明によれば、艇内の前部に配置した燃
料タンクの前上部にオイルタンクの少なくとも一部を支
持して、このオイルタンクの少なくとも一部を、艇体の
前上部に形成した開口部に臨ませて、この開口部を覆う
開閉可能な蓋体を開いたときに、この開口部からオイル
タンクのオイル残量を容易にチェックできるようにな
る。
【0009】請求項2のように、上記オイルタンクにオ
イルを注入するためのオイル注入口が上記開口部に臨ま
されている構成とすれば、この開口部を覆う開閉可能な
蓋体を開いたときに、この開口部からオイルタンクのオ
イル残量をチェックして、残量が少なければ、オイル注
入口から簡単にオイルをオイルタンクに注入できるよう
になる。
【0010】請求項3のように、上記オイルタンクが後
方に延在されて、この後方延在部に、オイルタンクから
オイルを吐出するためのオイル吐出口が設けられている
構成とすれば、このオイル吐出口から燃料タンクの後方
に配置されたエンジンの前部に設けられたオイルポンプ
までの経路が短くなるので、オイル吐出口とオイルポン
プとを連結する連結ホースが短くなって、連結ホースの
取り回しが容易になる。
【0011】請求項4のように、上記開口部には、有底
箱状の物入れが着脱可能に嵌め込まれている構成とする
と、常時は物入れに収納した物を開口部から出し入れで
きると共に、オイル残量のチェック時やオイル注入時に
は、物入れを開口部から取り外すだけで、開口部からオ
イル残量のチェックやオイルの注入が行えるようにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、小型滑走艇で
あるジェット推進艇は、艇体10が船体部材11とデッ
キ部材12とから構成されている。上記デッキ部材12
の上部には操舵ハンドル13が設けられ、この操舵ハン
ドル13の後方のデッキ部材12の上部には、このデッ
キ部材12から上方に立ち上げたシート台14が後方に
延在して設けられて、このシート台14の上面には後方
に長い2人掛け用の着脱式シート15が載置されてい
る。なお、シート15はヒンジ等による開閉式であって
も良い。また、デッキ部材12のシート台14の両側方
には、図9を参照すれば、デッキ部材12の両側から上
方へ突出させたブルワーク16との間に、搭乗者が両足
を乗せるためのステップ17がそれぞれ形成されてい
る。
【0014】上記艇体10の内部にはエンジン室20が
形成され、このエンジン室20のシート台14の下方位
置には、2サイクル型式の3気筒エンジン21が船体部
材11に対して搭載されると共に、このエンジン21の
前方位置には、左右の固定用ベルト24a,24b(図
3参照)で樹脂製若しくはアルミ合金製の燃料タンク2
3が船体部材11に対して固定されている。
【0015】上記艇体10の船体部材11の後下部に形
成されたポンプ室内にはジェット推進機27が配置さ
れ、このジェット推進機27は、エンジン21でインぺ
ラ軸が回転されることにより、船底の水吸引口11aか
ら水が吸引され、この水をジェット推進機27のノズル
27aから後方に噴射することにより艇体10が推進さ
れるようになる。また、上記操舵ハンドル13の操作で
ノズル27aを左右揺動させることにより艇体10が旋
回されようになる。
【0016】上記エンジン21のほぼ真上のシート台1
4の上面には、図9を参照すれば、エンジン室20内の
点検用開口14aが形成され、この点検用開口14a
は、装着時のシート15で覆われるようになる。
【0017】図2及び図3に示すように、上記燃料タン
ク23の右上部には燃料ホース23aが連結され、この
燃料ホース23aはデッキ部材12を貫通して、その注
入口23bは、操舵ハンドル13よりもやや前方のデッ
キ部材12の右舷側外面に臨まされて燃料用キャップで
閉じられている。上記燃料タンク23の燃料は燃料供給
ホース23cにより上記エンジン21に供給される。
【0018】上記燃料タンク23の前上部には後向きコ
字状の凹段部23dが形成され、この凹段部23dに、
後向きコ字状の樹脂製のオイルタンク25が嵌め合わさ
れて(図4(a)参照)、燃料タンク23に上記固定用
ベルト24a,24bで共締め固定されている。
【0019】上記オイルタンク25の上部には真上に立
ち上がった短寸のオイル注入管25aが連結され、この
オイル注入管25aの注入口25bはオイルキャップ2
5cで閉じられている。このオイルタンク25のオイル
はオイル供給ホース25dにより、エンジン21前部に
設けたオイルポンプを介して上記エンジン21に供給さ
れる。
【0020】上記艇体10の船首側のデッキ部材12の
上面には、艇内に開口する四角形状の開口部12aがあ
けられて、この開口部12aの内周縁には凹段部12b
が形成されている。この開口部12aは、上記燃料タン
ク23の前上部に固定されたオイルタンク25及びオイ
ルキャップ25cのほぼ真上に位置するように設定され
ている。
【0021】上記開口部12aには、有底四角箱状の物
入れ30が上方から着脱可能に嵌め込まれて、この物入
れ30の外周縁のフランジ部30aが上記凹段部12b
で係止保持されるようになる。
【0022】上記開口部12aは、図6及び図7に示す
ように、上記デッキ部材12の上面に前端部31aをヒ
ンジ金具32で開閉自在に取付けた流線型状のリッドハ
ッチ31で覆われるようになっている。
【0023】このリッドハッチ31の裏面には四角枠状
のパッキン33が取付けられて、リッドハッチ31で開
口部12aを閉じたときに、パッキン33が開口部12
aの外周縁に当接してリッドハッチ31と開口部12a
との間を水密にシールするようになる。
【0024】上記開口12aの内周縁の後側には、ロッ
ク爪36が前後揺動可能に支持されてばね部材37によ
りロック方向(前方)に付勢されて設けられ、上記リッ
ドハッチ31で開口部12aを閉じたときに、このリッ
ドハッチ31の後端部をロック爪36で係止することに
より、リッドハッチ31が閉じ位置に保持されるように
なる(図2の二点鎖線参照)。
【0025】また、ばね部材37のレバー部37aを持
ち上げ操作して、ロック爪36を反ロック方向(後方)
に揺動させると、ロック爪36によるリッドハッチ31
の係止が解除されて、リッドハッチ31を開くことがで
きる(図2の実線参照)。
【0026】上記リッドハッチ31の上面には、このリ
ッドハッチ31とほぼ同じ形状でわずかに外形状が小さ
い半透明合成樹脂(例えばアクリル)製のウインドバイ
ザー34が一定の隙間Sを隔てて配置され、このウイン
ドバイザー34は、その外周縁を複数本のねじ35によ
りリッドハッチ31に固定されている。
【0027】上記リッドハッチ31の後端部の上面に
は、上記シート15に着座した運転者から見えるように
スピードメータ38が取付けられ、このスピードメータ
38の上方は上記ウインドバイザー34のひさし状の後
端部34aで覆われている。これにより、スピードメー
タ38に海水等が直接かかるのが防止されると共に、ウ
インドバイザー34は半透明であるから、運転者はウイ
ンドバイザー34を透してスピードメータ38を支障な
く見ることができる。なお、ウインドバイザー34は透
明であっても良い。
【0028】上記のようなオイルタンク25の配置構造
であれば、エンジン21の前方位置に配置した燃料タン
ク23の前上部にオイルタンク25を固定し、このオイ
ルタンク25の真上にリッドハッチ31で開閉自在な開
口部12aをあけて、この開口部12aには、上方から
着脱可能に物入れ30を嵌め込むようにしているから、
この開口部12aを覆うリッドハッチ31を開いて、物
入れ30を開口部12aから上方へ抜き取ったときに、
この大きな開口部12aの真上からオイルタンク25の
オイル残量を容易にチェックできるようになる。
【0029】また、オイルタンク25にオイルを注入す
るためのオイル注入口25bとオイルキャップ25cと
が開口部12a内に臨んでいるから、この開口部12a
からオイルタンク25のオイル残量をチェックして、残
量が少なければ、オイルキャップ25cを外してオイル
注入口25bから簡単にオイルをオイルタンク25に注
入できるようになる。このとき、オイルタンク25の注
入残量を開口部12aから目視しながらオイル注入作業
ができやすくなって、オイルの入れすぎで注入口25b
からオイルがあふれ出すおそれがなくなる。
【0030】さらに、開口部12aは常時は物入れ30
で覆われていて、物入れ30内の物の出し入れでリッド
ハッチ31を開閉操作しても開口部12aは物入れ30
で閉じられたままであるから、注入口25bやキャップ
25c付近にホコリ等が付着しにくいので、注入作業時
にホコリ等が注入口25bからオイルタンク25内に入
るおそれなくなる。さらに、オイル注入口25bやキャ
ップ25cは外部に露出しないから、艇体10の外観デ
ザインに制約がなくなる。
【0031】上記オイルタンク25は、図4(a)に示
したように、後向きコ字状であったが、図4(b)に示
すように、このオイルタンク25の左右部分の少なくと
も一方(本例では左側)を燃料タンク23の後端部付近
まで後方に延在して、この後方延在部25eにオイル吐
出口を設けると、このオイル吐出口から燃料タンク23
の後方に配置されたエンジン21の前部に設けられたオ
イルポンプまでの経路が短くなるので、オイル吐出口と
オイルポンプとを連結する連結ホース25dが短くなっ
て、連結ホース25dの取り回しが容易になる。なお、
図4(c)に示すように、オイルタンク25をI字状に
形成して、このオイルタンク25の後方延在部25eの
オイル吐出口とオイルポンプとを連結ホース25dで連
結するようにしても良い。
【0032】一方、上記エンジン21の始動性を良くす
るために、キャブレータのスロットルバルブの上流にチ
ョークバルブを設けて、このチョークバルブを始動時に
チョークレバーの手操作で開くようになっているが、こ
のチョークレバーは、従来は上記デッキ部材12の外面
に設けられていた。
【0033】図5に示す実施形態では、上記操舵ハンド
ル13の右側のグリップ40Rの近傍にアクセルレバー
41が設けられ、左側のグリップ40Lの近傍に、エン
ジン21をストップさせるストップスイッチ42とキル
スイッチ44とが設けられている。このキルスイッチ4
4には、カールコード43の一端部のフォーク状部43
aが挟み込まれている。このキルスイッチ44は、カー
ルコード43の他端部のベルト部43bを運転者の手首
に巻き付けて、運転者が落水等してカールコード43が
引っ張られてフォーク状部43aが抜け外れたときにエ
ンジン21をストップさせるものである。
【0034】そして、図5(a)の実施形態では、左側
のグリップ40Lの各スイッチ42,44の内方位置の
下部に、左右揺動操作するチョークレバー46を設け
る。これにより、操舵ハンドル13の左右のグリップを
握る運転者の手元にチョークレバー46が位置するとと
もに、右手でアクセルレバー41を操作しながら左手で
チョークレバー46を操作できることになるので、操作
性が良好になる。また、図5(b)の実施形態では、右
側のグリップ40Rのアクセルレバー41の内方位置の
下部に、左右揺動操作するチョークレバー46を設け
る。この例では、カールコード43がチョークレバー4
6の左右揺動操作の邪魔にならないので、操作性がより
良好になる。
【0035】さらに、図5(c)の実施形態では、左側
のグリップ40Lの各スイッチ42,44の内方位置の
下部に、上下回動操作するチョークレバー46を設け
る。これにより、操舵ハンドル13の左端に設けたグリ
ップを握る運転者の手元にチョークレバー46が位置す
ることになるので、操作性が良好になる。また、図5
(d)の実施形態では、右側のグリップ40Rのアクセ
ルレバー41の内方位置の下部に、上下回動操作するチ
ョークレバー46を設ける。この例では、カールコード
43がチョークレバー46の上下回動操作の邪魔になら
ないので、操作性がより良好になる。
【0036】図1に戻って、上記シート台14の後上部
には、上記シート15の後部よりも後方へ円弧状に突出
するアシストグリップ50がボルト52により着脱自在
に設けらている。このアシストグリップ50は、図8に
も示すように、上記シート15の後部に着座した同乗者
が左右両下面の窪み50aを両手で握ることにより姿勢
の安定を図るためと、落水した者が船体後方あるいは船
体側方から手を掛けて再乗船しやすくするためのもので
ある。
【0037】図9及び図10に示すように、上記シート
15の後部両側には、基本外形ラインa(図9の二点鎖
線参照)よりも外側方へ三角翼状に膨出させた膨出部1
5aをそれぞれ形成している。なお、アシストグリップ
50もシート15の基本外形ラインaよりも外側方に張
り出しており、シート15の膨出部15aとアシストグ
リップ50とは前後方向に互いに連続している。
【0038】ここで、図9及び図10のA−A線に相当
する断面を図11(a)に示し、同じくB−B線に相当
する断面を図11(b)、C−C線に相当する断面を図
12(a)、D−D線に相当する断面を図12(b)、
E−E線に相当する断面を図13にそれぞれ示してい
る。なお、図13に示したように、シート15は、シー
ト表皮15bとシートクッション15cとシートボトム
15dとで構成されて、このシートボトム15dの下面
には、上記点検用開口14aの内周縁近傍の上面に当接
するシール材51が取付けられると共に、上記アシスト
グリップ50の下端部は、シート台14の外面凹段部1
4bに当て止めてボルト52により固定している。
【0039】上記アシストグリップ50は、B−B断面
線〔図11(b)〕とC−C断面線〔図12(a)〕と
の間に先端部50bが位置して、この先端部50bから
E−E断面線〔図13〕の付近までは斜め上向きに立ち
上がりながら外方に膨出して、E−E断面線〔図13〕
の付近からは内方に窄まりながらほぼ水平状態で後方に
延在している。
【0040】このアシストグリップ50の上部50c
は、先端部50bからD−D断面線〔図12(b)〕の
付近まではフラットな平面に形成されると共に、D−D
断面線〔図12(b)〕の付近から上記シート15の膨
出部15aのほぼ後端に対応するF位置(図9参照)ま
では内向きに傾いた傾斜面に形成されている。
【0041】このアシストグリップ50に対して、上記
シート15の膨出部15aは、B−B断面線〔図11
(b)〕の付近からD−D断面線〔図12(b)〕の付
近まではアシストグリップ50のフラットな上部50c
の上方を覆うと共に、D−D断面線〔図12(b)〕の
付近からF位置まではアシストグリップ50の傾斜した
上部50cを覆うようになる。
【0042】そして、このシート15の膨出部15aの
外面15fは、D−D断面線〔図12(b)〕の付近か
らF位置まではアシストグリップ50の外面50dの湾
曲形状に倣う、つまり、外面50dと外面15fとが互
いに連続する曲面となるように形成される。
【0043】上記のようにアシストグリップ50の形状
とシート15の後部形状を構成すれば、図9及び図10
からも明らかなように、シート15の膨出部15aがア
シストグリップ50の一部のようになって、アシストグ
リップ50が前後に長く形成されているように見えるの
で、アシストグリップ50とシート15との間の凹凸部
分が少なくなって外観デザイン面で優れると共に、シー
ト15の膨出部15aもアシストグリップ50の一部と
して利用できるので、落水した者が船体後方あるいは船
体側方から手を掛けて再乗船しやすくなる。
【0044】また、シート15の膨出部15aがアシス
トグリップ50の一部として利用できることから、アシ
ストグリップ50自体を小さくすることが可能となるの
で、艇体10の製造が容易になる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の小型滑走艇は、艇内の前部に配置した燃料タンクの
前上部にオイルタンクの少なくとも一部を支持して、こ
のオイルタンクの少なくとも一部を、艇体の前上部に形
成した開口部に臨ませて、この開口部を覆う開閉可能な
蓋体を開いたときに、この開口部からオイルタンクのオ
イル残量を容易にチェックできるようになる。
【0046】請求項2のように、オイルタンクのオイル
注入口を開口部に臨ませた構成とすれば、この開口部を
覆う開閉可能な蓋体を開いたときに、この開口部からオ
イルタンクのオイル残量をチェックして、残量が少なけ
れば、オイル注入口から簡単にオイルをオイルタンクに
注入できるようになる。
【0047】請求項3のように、オイルタンクの後方延
在部に、オイルタンクからオイルを吐出するためのオイ
ル吐出口を設ける構成とすれば、このオイル吐出口から
燃料タンクの後方に配置されたエンジンの前部に設けら
れたオイルポンプまでの経路が短くなるので、オイル吐
出口とオイルポンプとを連結する連結ホースが短くなっ
て、連結ホースの取り回しが容易になる。
【0048】請求項4のように、開口部に物入れを着脱
可能に嵌め込む構成とすると、常時は物入れに収納した
物を開口部から出し入れできると共に、オイル残量のチ
ェック時やオイル注入時には、物入れを開口部から取り
外すだけで、開口部からオイル残量のチェックやオイル
の注入が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の小型滑走艇の側面図である。
【図2】 小型滑走艇の船首部分の側面断面図であ
る。
【図3】 オイルタンクと燃料タンクの斜視図であ
る。
【図4】 (a)〜(c)は、それぞれオイルタンク
と燃料タンクの配置例を示す平面図である。
【図5】 (a)〜(d)は、それぞれチョークレバ
ーの配置例を示す操舵ハンドルの斜視図である。
【図6】 (a)はウインドバイザーとリッドハッチ
の組み付け斜視図、(b)はウインドバイザーとリッド
ハッチの分解斜視図である。
【図7】 ウインドバイザーとリッドハッチ及び関連
部品の分解斜視図である。
【図8】 (a)は小型滑走艇の後部側斜視図、
(b)は小型滑走艇の後面図である。
【図9】 小型滑走艇のアシストグリップ部分の平面
図である。
【図10】 図9の側面図である。
【図11】 (a)は図9及び図10のA−A線断面
図、(b)は図9及び図10のB−B線断面図である。
【図12】 (a)は図9及び図10のC−C線断面
図、(b)は図9及び図10のD−D線断面図である。
【図13】 図9及び図10のE−E線断面図である。
【符号の説明】
10 艇体 11 船体部材 12 デッキ部部材 12a 開口部 15 着脱式シート 23 燃料タンク 23d 凹段部 25 オイルタンク 25b オイル注入口 25d オイル供給ホース 30 物入れ 31 リッドハッチ(蓋体) 34 ウインドバイザー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 艇内の前部に燃料タンクが配置され、こ
    の燃料タンクの前上部にオイルタンクの少なくとも一部
    が支持されると共に、操舵ハンドルよりも前方に位置し
    て上記艇体の前上部に、開閉可能な蓋体で覆われて艇内
    に開口する開口部が形成されて、上記燃料タンクの前上
    部に位置するオイルタンクの少なくとも一部が上記開口
    部に臨まされていることを特徴とする小型滑走艇。
  2. 【請求項2】 上記オイルタンクにオイルを注入するた
    めのオイル注入口が上記開口部に臨まされている請求項
    1に記載の小型滑走艇。
  3. 【請求項3】 上記オイルタンクが後方に延在されて、
    この後方延在部に、オイルタンクからオイルを吐出する
    ためのオイル吐出口が設けられている請求項1又は請求
    項2に記載の小型滑走艇。
  4. 【請求項4】 上記開口部には、有底箱状の物入れが着
    脱可能に嵌め込まれている請求項1〜請求項3のいずれ
    かに記載の小型滑走艇。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261545A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Yamaha Marine Co Ltd 小型滑走艇
US11364985B2 (en) * 2019-12-25 2022-06-21 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Jet propelled boat

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