JP2000052938A - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2000052938A
JP2000052938A JP10221840A JP22184098A JP2000052938A JP 2000052938 A JP2000052938 A JP 2000052938A JP 10221840 A JP10221840 A JP 10221840A JP 22184098 A JP22184098 A JP 22184098A JP 2000052938 A JP2000052938 A JP 2000052938A
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pivot
wiper
frame
wiper device
crank arm
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JP10221840A
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English (en)
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Takahiro Suzuki
高広 鈴木
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量に構成することができるという両振
りタイプのワイパ装置の利点を損なうことなく、装置の
停止時に外力が作用しても容易には動くことがないワイ
パ装置を提供する。 【解決手段】 ワイパ装置10は、クランクアーム72
が一対のリンクロッド76、78によってそれぞれピボ
ットレバー24、26に連結された両振りタイプとなっ
ている。各リンクロッド76、78とクランクアーム7
2とは、ワイパ装置停止時において略一直線上に位置す
る配置関係に設定されている。このため、ピボットレバ
ー24、26及びリンクロッド76、78を介して外力
がクランクアーム72に伝達されても、この外力はクラ
ンクアーム72に対し直角方向には作用しない。したが
って、外力によってクランクアーム72が回転されるこ
とがなく、ワイパ装置10は外力によって容易には動か
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のウインド
シールドガラスを払拭するワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラスを払拭
するワイパ装置は、ピボットシャフトに取り付けられた
ワイパアームが、ピボットシャフトの回転により所定範
囲で往復回動することで、ウインドシールドガラス面の
雨滴等を払拭する。
【0003】ここで、このようなワイパ装置では、ピボ
ットシャフトは、ピボットホルダ部を有するワイパブラ
ケットによって回転可能に支持されている。ワイパブラ
ケットは、取付ボルトによって車体(例えば、ウインド
シールドガラス下方に配置されたカウルパネルやサスペ
ンションタワー)に固定されている。また、一対のワイ
パアーム&ブレードを備えた車両においては、ピボット
シャフトは車両幅方向両側にそれぞれ設けられており、
これらを支持するワイパブラケットも車体の車両幅方向
両側にそれぞれ固定されている。さらに、これら一対の
ワイパブラケットが、ワイパモータ等の支持基台として
のフレームと一体に構成された所謂フレーム一体式のワ
イパ装置がある(一例として、特開平9−175336
号公報)。
【0004】前記公報に示されたワイパ装置では、一対
のピボットホルダを互いに連結する支持パイプ(ストレ
ート・パイプフレーム)に、ブラケットを溶接固定し、
そのブラケットにワイパモータを取り付けて固定し、全
体としてモータ&リンクのアッセンブリを構成してい
る。しかしながら、前記ワイパ装置では、ワイパモータ
のクランクアームがリンクロッドによって一方のピボッ
トレバーに連結され、さらに、他方のピボットレバーは
一方のピボットレバーから別のリンクロッドによって連
結された構成となっているため、リンクロッドが長尺と
なる欠点がある。また、ワイパモータとリンクロッドと
を支持パイプのそれぞれ両側に配置しないとリンクロッ
ドが動作中に干渉してしまう可能性がある。一方、ワイ
パモータとリンクロッドとを支持パイプの片側に配置し
ようとすると、リンクロッドの干渉を防止するためにリ
ンクロッドの動的スペースを大きく設定する必要があ
り、装置が大型化する欠点があった。
【0005】そこで、このようなタイプのワイパ装置に
代えて、比較的小型で軽量に構成することができるワイ
パ装置として、ワイパモータのクランクアームが一対の
ピボットレバーのそれぞれに別々のリンクロッドによっ
て直接連結された所謂両振りタイプのワイパ装置が知ら
れている。この種のワイパ装置では、リンクロッドを短
く構成することができる。しかも、各リンクロッドはク
ランクアームからそれぞれ反対方向へ向けて各ピボット
レバーへ連結される構成であるため、互いのリンクロッ
ドが交差することがなく動的スペース(移動軌跡)も重
複しないので、ワイパモータ(クランクアーム)と各リ
ンクロッドとをフレームの片側に配置しても互いに干渉
することがない。したがって、装置を全体として比較的
小型軽量に構成することができる。
【0006】ところで、このような両振りタイプのワイ
パ装置において、装置の停止時に例えば雪溜まり等によ
ってワイパアームに外力が作用した場合であっても、装
置がその外力によって容易には動かないようにすること
が望ましい。この場合、ロック機構等の特別な部品や機
構を付加するのでは、装置が大型で重くなったりコスト
高になり、好ましい対策にはならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、小型軽量に構成することができるという両振りタ
イプのワイパ装置の利点を損なうこと無く、装置の停止
時に外力が作用しても容易には動くことがないワイパ装
置を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のワ
イパ装置は、車体側に固定されたピボットホルダに回動
自在に支持され先端にワイパアームが固定される一対の
ピボットシャフトと、前記一対のピボットシャフトにそ
れぞれ固定された一対のピボットレバーと、前記一対の
ピボットシャフト間に配置された駆動源と、前記駆動源
の回転軸に固定されたクランクアームと、前記クランク
アームと前記一対のピボットレバーとをそれぞれ連結し
前記駆動源の駆動力を前記ピボットシャフトに伝達する
一対のリンクロッドと、を備えたワイパ装置において、
前記駆動源の停止位置は、前記一方のリンクロッドと前
記一方のピボットレバーとの連結点と、前記他方のリン
クロッドと前記他方のピボットレバーとの連結点と、前
記クランクアームと前記一対のリンクロッドとの連結点
と、前記クランクアームの回転軸との位置関係が略一直
線上となる位置に設定されていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項1記載のワイパ装置では、クランク
アームがそれぞれ別々のリンクロッドによって一対のピ
ボットレバーにそれぞれ連結されている。さらに、一方
のリンクロッドと一方のピボットレバーとの連結点と、
他方のリンクロッドと他方のピボットレバーとの連結点
と、クランクアームと一対のリンクロッドとの連結点
と、クランクアームの回転軸との位置関係が略一直線上
となるように、駆動源の停止位置が設定されている。す
なわち、駆動源の停止位置は、一対のリンクロッドのそ
れぞれとクランクアームとが略一直線上となり、かつ一
対のリンクロッドが互いに略一直線上となる位置に設定
されている。
【0010】ここで、外力の作用によってワイパ装置が
動くためには(外力が作用しこれがリンクロッドを介し
てクランクアームに伝達されてクランクアームが回転さ
れるためには)、この外力はクランクアームに対し直角
方向に作用する必要がある。この点、請求項1記載のワ
イパ装置では、上記のような駆動源の停止位置配置、す
なわち各連結点の位置関係としているため、ワイパアー
ムに外力が加わりこれがピボットレバー及び各リンクロ
ッドを介してクランクアームに伝達されても、この外力
はクランクアームに対し直角方向には作用しない。した
がって、この外力によってはクランクアームが回転され
ることがなく、ワイパ装置は外力によって容易には動か
ない。
【0011】また、ロック機構等の特別な部品や機構を
付加するのではないため、装置が大型で重くなったりコ
スト高になることはない。
【0012】このように、請求項1記載のワイパ装置で
は、小型軽量に構成することができるという両振りタイ
プのワイパ装置の利点を損なうこと無く、装置の停止時
にワイパアームなどに外力が加わっても容易には動くこ
とがない。
【0013】請求項2に係る発明のワイパ装置は、請求
項1記載のワイパ装置において、一対の前記ピボットホ
ルダ間をフレームにて連結し、前記フレームの一側側に
前記駆動源を配置して前記フレームに固定すると共に前
記フレームの一側側に前記ピボットレバーを配置し、か
つ、前記両ピボットシャフトを結ぶ直線から前記一側側
への前記フレームのオフセット量を、前記各連結点の位
置関係が前記略一直線上に設定されるよう調節設定し
た、ことを特徴としている。
【0014】請求項2記載のワイパ装置では、フレーム
は両ピボットシャフトを結ぶ直線から一側へオフセット
されて設けられるので、駆動源(すなわち、クランクア
ーム及び回転軸)の実質的な位置も、両ピボットシャフ
トを結ぶ直線から一側へオフセットされる。したがっ
て、駆動源等の重量物をフレーム側へより近づけて配置
でき、重量物によるフレームへのモーメントを小さくで
きる。さらに、前記各連結点の位置関係が略一直線上に
設定されるように、このフレームのオフセット量を調節
設定している。すなわち、フレームのオフセット量を調
整(変更)することで、駆動源等の重量物をフレーム側
へより近づけて配置しながらも、前記各連結点を略一直
線上に位置させるようにしている。
【0015】したがって、駆動源の構成を何ら変更する
ことなく上記各連結点の位置関係を得ることができ、外
力によって容易には動かないワイパ装置を簡単な構成で
成立することができる。
【0016】請求項3に係る発明のワイパ装置は、請求
項2記載のワイパ装置において、前記フレームをストレ
ート状のパイプ材とし、前記フレームに内嵌して連結さ
れる連結部を前記一対のピボットホルダにそれぞれ設け
ると共に、前記フレームのオフセット量に対応して前記
連結部を前記一側側へ向けて延長して曲げ形成した、こ
とを特徴としている。
【0017】請求項3記載のワイパ装置では、一対のピ
ボットホルダにそれぞれ設けられた連結部がフレームに
内嵌して連結される。また、この連結部は、フレームの
オフセット量に対応して前記一側側へ向けて延長して曲
げ形成されている。すなわち、前記一側側へ延長して曲
げ形成された連結部によって、前述のフレームのオフセ
ット量を確保している。
【0018】したがって、ストレート状のパイプ材とさ
れるフレームに何ら曲げ加工を施すことなく、このフレ
ームを前記一側側へオフセットさせることができ(換言
すれば、ストレート状のパイプ状をそのままフレームと
して採用することができ)、上記オフセット量を高精度
に、しかもフレームは高強度とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
るワイパ装置10の全体構成が平面図にて示されてお
り、図2にはワイパ装置10の全体構成が正面図にて示
されている。また、図3にはこのワイパ装置10の主要
部の構成が分解斜視図にて示されている。
【0020】ワイパ装置10は、一対のピボットホルダ
12及びピボットホルダ14を備えている。ピボットホ
ルダ12とピボットホルダ14は左右対称形に形成され
ており、基本的構成は同じ構成である。ピボットホルダ
12には筒部16が設けられ、ピボットホルダ14には
筒部18が設けられている。これらの筒部16、18は
円筒形に形成されており、ピボットシャフト20、ピボ
ットシャフト22がそれぞれ挿通されこれを回転可能に
支持している。ピボットシャフト20、22の下端には
ピボットレバー24、26がそれぞれ固定されており、
ピボットレバー24、26の揺動によってピボットシャ
フト20、22が回動されるようになっている。また、
ピボットホルダ12、14の部材角部には、取付孔2
8、30がそれぞれ形成されている。これらの取付孔2
8、30に挿通された取付ボルトによって、ワイパ装置
10が車体に固定される構成である。
【0021】また、ピボットホルダ12、14には、取
付孔28、30と反対側の側壁部分に、連結シャフト3
2、34が設けられている。連結シャフト32、34
は、断面円形の中実シャフト(むく軸)とされており、
その先端部は後述する中空フレーム42に嵌合連結する
連結部36、連結部38とされている。これらの連結部
36、38は、両ピボットシャフト20、22を結ぶ直
線に対しピボットレバー24、26が延出する側へ向け
て延長されさらに互いのピボットホルダ側へ向けて曲げ
形成されており、後述する中空フレーム42のオフセッ
ト量を確保している。すなわち、両ピボットシャフト2
0、22を結ぶ直線に対するフレーム42のオフセット
量に対応して連結部36、38を前記一側へ向けて延長
して曲げ形成した構成となっている。
【0022】なお、これらの連結シャフト32、34を
断面円形の中実シャフトとするに限らず、断面円環状の
中空シャフトに形成する構成としてもよい。
【0023】連結部36、38には、図3に示す如く、
それぞれ凹部40が形成されている。このピボットホル
ダ12の連結部36とピボットホルダ14の連結部38
とが、中空フレーム42によって互いに連結されてい
る。
【0024】中空フレーム42は、ストレート状のパイ
プ材によって形成されており、その長手方向両端部は、
前記連結シャフト32、34の連結部36、38に対応
する連結部44、連結部46となっている。これらの連
結部44、46は、断面円環状に形成されており、連結
部44がピボットホルダ12の連結部36に嵌合し連結
部46がピボットホルダ14の連結部38に嵌合し、さ
らにこの状態で、前記凹部40に対応して各連結部4
4、46がそれぞれカシメられてそれぞれ連結部36、
38に連結固定された構成となっている。このように、
前述の如く曲げ形成された連結部36と連結部38との
間をストレート上の中空フレーム42によって連結する
ことにより、中空フレーム42は、両ピボットシャフト
20、22を結ぶ直線から一側へオフセットして設けら
れた構成となっており、さらに、この中空フレーム42
の一側に前述したピボットレバー24、26が位置する
(延出する)構成となっている。
【0025】また、中空フレーム42の長手方向中間部
には、取付部48が形成されている。図4に示す如く、
この取付部48は、非中空の断面コ字形に形成されてお
り、その上面は取付平座面50となっている。さらに、
取付部48には、後述する駆動源を固定するための一対
の取付孔52が形成されている。この取付孔52は、取
付部48(取付平座面50)の表裏両側に貫通してい
る。
【0026】中空フレーム42の取付部48の長手方向
両側には、徐変部54、徐変部56が設けられている。
ここで、図5(A)乃至図5(D)には、この徐変部5
4、56の詳細が図2のA−A線乃至D−D線に沿った
断面図にて示されている。各図にて示すように、徐変部
54、56は、取付部48からそれぞれ連結部44、4
6へ向けて前記非中空の断面コ字形から断面円環状に徐
々に中空変化して形成されている。
【0027】以上の構成の中空フレーム42(取付部4
8、徐変部54、56等)は、断面円環状の中空母材
(ストレートパイプ材)をプレス加工することによって
形成されており、特に、前述した徐変部54、56は、
取付部48を形成するプレス加工の際にこれと同時に形
成されている。さらに、前述した取付部48の一対の取
付孔52は、取付部48を形成するプレス加工工程と同
工程にて形成されている。
【0028】また、中空フレーム42の取付部48に
は、取付平座面50に駆動源としてのワイパモータ58
が取り付けられている。ワイパモータ58は、モータ部
58A及びギヤ部58Bが一体に設けられた構成となっ
ており、ギヤ部58Bのハウジング60の一側には一対
の取付足62が突出形成されている。この取付足62
が、中空フレーム42の取付部48の取付平座面50上
に載置され、ワイパモータ58が中空フレーム42の一
側(前述したピボットレバー24、26が延出する側)
に配置された状態でボルト64及びナット66によって
締結固定された構成となっている。
【0029】また、ワイパモータ58のハウジング60
には、その前面側(図1において紙面下方側、図2にお
いて紙面手前側)へ向けて位置決めピン68が突出形成
されており、図示を省略した車体側の位置決め孔に嵌入
することによって位置決め、かつ支持が成される。
【0030】以上の如くワイパ装置10は、一対のピボ
ットホルダ12、14が、ワイパモータ58の支持基台
としての中空フレーム42と一体に構成された所謂フレ
ーム一体式の構成となっている。
【0031】ワイパモータ58の出力軸70は、ハウジ
ング60の裏面側(図1において紙面裏面側、図2にお
いて紙面下方側)へ向けて突出しており、その先端には
クランクアーム72が取り付けられている。クランクア
ーム72の先端には、ボールジョイント74を介してリ
ンクロッド76及びリンクロッド78が連結されてい
る。一方のリンクロッド76は、ピボットホルダ12に
支持されたピボットシャフト20のピボットレバー24
にボールジョイント80を介して連結されており、ま
た、他方のリンクロッド78は、ピボットホルダ14に
支持されたピボットシャフト22のピボットレバー26
にボールジョイント82を介して連結されている。
【0032】このように、ワイパ装置10は、ワイパモ
ータ58のクランクアーム72が一対のピボットレバー
24、26のそれぞれに別々のリンクロッド76、78
によって直接連結された所謂両振りタイプとなってお
り、ワイパモータ58が作動しクランクアーム72が回
転することにより、リンクロッド76、78及びピボッ
トレバー24、26を介して駆動力が伝達されて、ピボ
ットシャフト20、22がそれぞれ回動する構成であ
る。
【0033】ここで、このワイパ装置10では、図6に
示す如く、ワイパモータ58の停止位置が、前述した一
方のリンクロッド76と一方のピボットレバー24との
連結点Aと、他方のリンクロッド78と他方のピボット
レバー26との連結点Cと、クランクアーム72と各リ
ンクロッド76、78との連結点Bと、クランクアーム
72の回転軸O(ワイパモータ58の出力軸70)との
位置関係が略一直線上となる位置に設定されている。な
お、本実施の形態においては、例えば、ワイパモータ5
8の停止状態において、一方のリンクロッド76とクラ
ンクアーム72とが同一直線上に位置し、かつ、一方の
リンクロッド76と他方のリンクロッド78とが略一直
線上となる位置に設定されている(なお、図6は理解を
容易にするために誇張して描写されている)。
【0034】さらにここで、このようにワイパモータ5
8の停止状態において前記各連結点の位置関係が略一直
線上となるように(前記位置関係に対応して)、前述し
た両ピボットシャフト20、22を結ぶ直線から一側へ
の中空フレーム42のオフセット量を設定した構成とな
っている。
【0035】以上の構成のワイパ装置10のピボットシ
ャフト20、22の先端には、それぞれワイパアーム&
ブレードX、Y(図7に概略的に図示)が取り付けら
れ、各ピボットシャフト20、22の回転によってワイ
パアーム&ブレードX、Yが所定範囲で往復回動するよ
うになっている。
【0036】次に本実施の形態の作用を説明する。
【0037】上記構成のワイパ装置10では、ピボット
シャフト20、22を回転可能に支持するピボットホル
ダ12、14が中空フレーム42によって互いに連結さ
れ、また、中空フレーム42の取付部48(取付平座面
50)にはワイパモータ58が直接固定され、クランク
アーム72はそれぞれに別々のリンクロッド76、78
によって各ピボットレバー24、26に直接連結された
所謂両振りタイプとなっており、全体としてアッセンブ
リ状態とされている。この状態で、ワイパモータ58の
ハウジング60に設けられた位置決めピン68が車体側
の位置決め孔に嵌入して位置決めされると共に、ピボッ
トホルダ12、14の取付孔28、30に挿通された取
付ボルトによってウインドシールドガラス下方の車体構
造部材に固定される。
【0038】さらに、ワイパモータ58が作動しクラン
クアーム72が回転することにより、リンクロッド7
6、78及びピボットレバー24、26を介して駆動力
が伝達されて、ピボットシャフト20、22がそれぞれ
回動して、ワイパアーム&ブレードX、Yが所定範囲で
往復回動してウインドシールドガラスの雨滴等を払拭す
る。
【0039】ここで、このワイパ装置10では、クラン
クアーム72がそれぞれに別々のリンクロッド76、7
8によって各ピボットレバー24、26にそれぞれ直接
連結された所謂両振りタイプとなっており、このような
タイプのワイパ装置10においては、装置の停止時に例
えば雪溜まり等によってワイパアームに外力が作用した
場合であっても、ワイパ装置10がその外力によって容
易には動かないようにすることが望ましい。
【0040】この場合、外力の作用によってワイパ装置
10が動くためには(外力が作用しこれがリンクロッド
76、78を介してクランクアーム72に伝達されてク
ランクアーム72が回転されるためには)、この外力は
クランクアーム72に対し直角方向に作用する必要があ
る。
【0041】この点、本実施の形態に係るワイパ装置1
0においては、ワイパモータ58の停止位置が、一方の
リンクロッド76と一方のピボットレバー24との連結
点Aと、他方のリンクロッド78と他方のピボットレバ
ー26との連結点Cと、クランクアーム72と各リンク
ロッド76、78との連結点Bと、クランクアーム72
の回転軸O(ワイパモータ58の出力軸70)との位置
関係が略一直線上となる位置に設定されている(なお、
図6は理解を容易にするために誇張して描写されてい
る)。詳細には、ワイパモータ58の停止状態におい
て、一方のリンクロッド76とクランクアーム72とが
同一直線上に位置し、かつ、一方のリンクロッド76と
他方のリンクロッド78とが略一直線上となる位置に設
定されている。
【0042】したがって、ワイパ装置10では、上記の
ようなワイパモータ58の停止位置配置、すなわち各連
結点の位置関係としているため、ワイパアームに外力を
加えこれがピボットレバー24、26及び各リンクロッ
ド76、78を介してクランクアーム72に伝達されて
も、この外力はクランクアーム72に対し直角方向には
ほとんど作用しない。したがって、この外力によっては
クランクアーム72が回転されず、ワイパ装置10は外
力によって容易には動かない。
【0043】以上の如き作用について、図6及び図7に
基づいて更に説明する。
【0044】図6図示状態がワイパ装置10の下反転位
置状態とする。このとき、連結点A、連結点B、連結点
Cが同一直線L上にあると(クランクアーム72の回転
軸Oが連結点Aと連結点Cを結ぶ直線上のO’位置にあ
り、連結点Bが連結点Aと連結点Cを結ぶ直線上のB’
位置にあると)、ワイパアーム&ブレードX、Yなどに
外力が加わってもこの外力はクランクアーム72に対し
直角方向には作用せず(外力作用方向がクランクアーム
72の回転不能方向となり)、ワイパ装置10は容易に
は動かないことが判る(この状態が理想配置である)。
【0045】しかし、上記のように連結点A、連結点
B、連結点Cを同一直線L上に配置しようとすると、ワ
イパモータ58を、両ピボットシャフト20、22を結
ぶ直線(仮想フレームK)からピボットレバー24、2
6の延出方向に大きく離れた位置に配置しなけばならな
い。そのため、仮想フレームKに直接ワイパモータ58
のような重量物を取り付ける場合には仮想フレームKへ
の取付け部位からワイパモータ58の重心までの距離が
遠くなり、その取付け部位にモーメントが働き、仮想フ
レームKの強度アップが必要となるだけでなく、この仮
想フレームKとの固定をより強固にする必要も生じてし
まう。したがって、前記モーメントを小さくするために
は、前記仮想フレームKとワイパモータ58とはできる
だけ接近配置されていることが望ましい。
【0046】そこで、本実施の形態に係るワイパ装置1
0のように、中空フレーム42を前記直線Lの側へオフ
セットさせると共に、ワイパモータ58を若干仮想フレ
ームKの側へ寄せた配置としている。
【0047】ここで、ワイパモータ58を仮想フレーム
Kの側へ寄せた配置とすると、ワイパアーム&ブレード
X、Yの下反転位置状態においてリンクロッド76(運
転席側)とクランクアーム72とリンクロッド78(助
手席側)とは一直線上には位置しない状態となる。そこ
で、ワイパアーム&ブレードX、Yの払拭動作が助手席
乗員よりも運転者に違和感を与えないようにするため、
図6に実線にて示すように、ワイパ装置10停止時の運
転席側のワイパアーム&ブレードXの下反転位置で、リ
ンクロッド76とクランクアーム72とが一直線上とな
るように配置する。
【0048】こうすることによって、運転席側のワイパ
アーム&ブレードXは、図7に示すように、運転席側払
拭範囲の最下点Bからワイパ払拭動作がスタートして、
クランクアーム72が180度回転したところの上反転
位置Dで反転し、再び最下点B(下反転位置)に戻ると
いった通常のワイパ払拭動作をする。なお、図7におけ
る符号B、D、E、Fは、図6におけるクランクアーム
72の回転位置に対応している。
【0049】これに対し、助手席側のワイパアーム&ブ
レードYは、クランクアーム72が前記最下点Bからス
タートすると、当初にはピボットレバー26がB点とE
点との間の変移量Hに相当する分だけ引かれて一旦E点
(助手席側ワイパアーム&ブレードYの払拭範囲の実質
的な最下点)まで引き戻され、さらに助手席側最下点E
にて反転しする。その後は、クランクアーム72がD点
に至るまで運転席側ワイパアーム&ブレードXと助手席
側ワイパアーム&ブレードYは共に順行する(下反転位
置から上反転位置へ向かって移動する)。
【0050】その後、クランクアーム72が上反転位置
Dに達した時点で運転席側ワイパアーム&ブレードXは
反転するが、助手席側ワイパアーム&ブレードYは、ク
ランクアーム72がF点に到達するまでは順行を続け
る。そして、クランクアーム72がF点を越える時点
で、助手席側ワイパアーム&ブレードYは反転し、前記
最下点B点まで移動する。
【0051】このように、助手席側ワイパアーム&ブレ
ードYは、上下反転位置付近において運転席側ワイパア
ーム&ブレードXの払拭方向に対し逆向きに移動する動
作が発生する。しかしながら、通常のワイパ装置では、
ワイパアーム&ブレードX、Yの上反転位置と下反転位
置付近では、クランクアーム72の単位回転角あたりの
ワイパアーム&ブレードX、Y(ピボットレバー24、
26)の回動角が最も小さいので、その位置においてク
ランクアーム72が0〜5度の範囲で動いても機械的ガ
タツキなどで吸収されワイパアーム&ブレードX、Yは
殆ど移動しない。
【0052】したがって、前記助手席側ワイパアーム&
ブレードYの逆向き動作は、∠BOE(=α+β)を0
〜5度の範囲とすることで実際には極僅かな微動反転と
なり、助手席搭乗者にも違和感は感じさせない程度とな
る。
【0053】以上の如く、本実施の形態に係るワイパ装
置10では、上記のようなワイパモータ58の停止位置
配置、すなわち各連結点が略一直線上となる位置関係と
しているため、ワイパアームに外力が加わりこれがピボ
ットレバー24、26及び各リンクロッド76、78を
介してクランクアーム72に伝達されても、この外力は
クランクアーム72に対し直角方向にはほとんど作用し
ない。したがって、この外力によってはクランクアーム
72が回転されず、ワイパ装置10は外力によって容易
には動かない構成となる。
【0054】またこの場合、このワイパ装置10では、
外力によって容易には動かなくするためのロック機構等
の特別な部品や機構を付加する構成ではないため、装置
が大型で重くなったりコスト高になることはない。
【0055】さらに、このワイパ装置10では、中空フ
レーム42は両ピボットシャフト20、22を結ぶ直線
から一側へオフセットして設けられており、この中空フ
レーム42に固定されたワイパモータ58も中空フレー
ム42の一側(ピボットレバー24、26が延出する
側)に位置されている。したがって、クランクアーム7
2及び出力軸70の実質的な位置も、両ピボットシャフ
ト20、22を結ぶ直線から一側へオフセットされてい
る。そしてこの中空フレーム42のオフセット量を、前
記各連結点の位置関係が略一直線上に設定されるように
設定している。すなわち、中空フレーム42のオフセッ
ト量を調整(変更)することで、前記各連結点を略一直
線上に位置させるようにしている。
【0056】したがって、ワイパモータ58の構成を何
ら変更することなく上記各連結点の位置関係を得ること
ができ、外力によって容易には動かないワイパ装置10
を簡単な構成で成立することができる。
【0057】またさらに、このワイパ装置10では、一
対のピボットホルダ12、14にそれぞれ設けられた連
結シャフト32、34の連結部36、38は、中空フレ
ーム42のオフセット量に対応して前記一側へ向けて延
長して曲げ形成されている。すなわち、前記一側へ延長
して曲げ形成された連結部36、38によって、前述の
中空フレーム42のオフセット量を確保している。
【0058】したがって、ストレート状のパイプ材とさ
れる中空フレーム42に何ら曲げ加工を施すことなく、
この中空フレーム42を前記一側へ実質的にオフセット
させることができるので(換言すれば、ストレート状の
パイプ状をそのまま中空フレーム42として採用するこ
とができ)、駆動源等の重量物をフレーム側へ接近配置
して上記モーメントを小さくし、高精度及び高強度とす
ることができる。
【0059】以上説明した如く、本実施の形態に係るワ
イパ装置10では、小型軽量に構成することができると
いう両振りタイプのワイパ装置の利点を損なうこと無
く、装置の停止時にワイパアームなどに外力が加わって
も容易には動くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るワイパ装置の全体構
成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るワイパ装置の全体構
成を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るワイパ装置の主要部
の構成を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るワイパ装置を構成す
る中空フレームの取付部の詳細を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るワイパ装置を構成す
る中空フレームの徐変部の詳細を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るワイパ装置を構成す
るリンク機構の各連結点の位置関係を示す概略的な構成
図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るワイパ装置のワイパ
アーム&ブレードの移動状態を示す概略的な正面図であ
る。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 12 ピボットホルダ 14 ピボットホルダ 20 ピボットシャフト 22 ピボットシャフト 24 ピボットレバー 26 ピボットレバー 32 連結シャフト 34 連結シャフト 36 連結部 38 連結部 42 中空フレーム 58 ワイパモータ(駆動源) 72 クランクアーム 76 リンクロッド 78 リンクロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されたピボットホルダに回
    動自在に支持され先端にワイパアームが固定される一対
    のピボットシャフトと、前記一対のピボットシャフトに
    それぞれ固定された一対のピボットレバーと、前記一対
    のピボットシャフト間に配置された駆動源と、前記駆動
    源の回転軸に固定されたクランクアームと、前記クラン
    クアームと前記一対のピボットレバーとをそれぞれ連結
    し前記駆動源の駆動力を前記ピボットシャフトに伝達す
    る一対のリンクロッドと、を備えたワイパ装置におい
    て、 前記駆動源の停止位置は、前記一方のリンクロッドと前
    記一方のピボットレバーとの連結点と、前記他方のリン
    クロッドと前記他方のピボットレバーとの連結点と、前
    記クランクアームと前記一対のリンクロッドとの連結点
    と、前記クランクアームの回転軸との位置関係が略一直
    線上となる位置に設定されていることを特徴とするワイ
    パ装置。
  2. 【請求項2】 一対の前記ピボットホルダ間をフレーム
    にて連結し、前記フレームの一側側に前記駆動源を配置
    して前記フレームに固定すると共に前記フレームの一側
    側に前記ピボットレバーを配置し、かつ、 前記両ピボットシャフトを結ぶ直線から前記一側側への
    前記フレームのオフセット量を、前記各連結点の位置関
    係が前記略一直線上に設定されるよう調節設定した、 ことを特徴とする請求項1記載のワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記フレームをストレート状のパイプ材
    とし、 前記フレームに内嵌して連結される連結部を前記一対の
    ピボットホルダにそれぞれ設けると共に、前記フレーム
    のオフセット量に対応して前記連結部を前記一側側へ向
    けて延長して曲げ形成した、 ことを特徴とする請求項2記載のワイパ装置。
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