JP2000049048A - チップ型固体電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

チップ型固体電解コンデンサおよびその製造方法

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JP2000049048A
JP2000049048A JP10217356A JP21735698A JP2000049048A JP 2000049048 A JP2000049048 A JP 2000049048A JP 10217356 A JP10217356 A JP 10217356A JP 21735698 A JP21735698 A JP 21735698A JP 2000049048 A JP2000049048 A JP 2000049048A
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anode
solid electrolytic
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capacitor element
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Kenichi Hitosugi
健一 一杉
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Elna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外形寸法がより小さくて、体積効率のよいチ
ップ型固体電解コンデンサを得る。 【解決手段】 コンデンサ素子12に陽極端子板23と
陰極端子板21を取り付け、陽極端子板23および陰極
端子板21を含めてコンデンサ素子12の周りに樹脂外
装体31を形成した後、その樹脂の一部を除去して、陽
極端子板23および陰極端子板21の各一部分231,
211を露出させ、次に、樹脂外装体31の両端面31
L,31Rにハンダメッキを施して陽極端子板23およ
び陰極端子板21の各一部分231,211に電気的に
接続されるハンダメッキよりなる電極引出リード23
A,21Aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ型固体電解コ
ンデンサおよびその製造方法に関し、さらに詳しく言え
ば、樹脂外装体内に占めるコンデンサ素子の体積効率が
良好で、より一層の小型化を可能にしたチップ型固体電
解コンデンサおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や携帯情報端末機器などに見ら
れるように、最近の電子機器においては、その小型化、
軽量化がめざましく、これに対応してそれに用いられる
電子部品にもさらなる小型化が求められている。
【0003】このため、コンデンサの分野でも、より小
さなチップ部品化が図られており、その一例として図5
に自動機により回路基板に対して表面実装を可能とした
チップ型固体電解コンデンサを示す。
【0004】これによると、このチップ型固体電解コン
デンサ50は、陽極棒51が植設された焼結ペレット5
0Aに陽極酸化被膜、固体電解質層52および陰極層5
3を順次形成してなるコンデンサ素子54を備えてい
る。
【0005】コンデンサ素子54には陽極リード55と
陰極リード57とが取り付けられている。実際の製造工
程に沿って説明すると、陽極リード55と陰極リード5
7は図示しないリードフレームにより提供され、コンデ
ンサ素子54はそのリードフレーム上に配置され、陽極
棒51に陽極リード55が溶接され、また、陰極層53
には導電性接着材56を介して陰極リード57が取り付
けられる。
【0006】そして、図示しない成形金型内において、
コンデンサ素子54の周りに樹脂外装体58が形成さ
れ、成形金型から取り出した後、陽極リード55および
陰極リード57がリードフレームから切り離され、その
各先端部が樹脂外装体58の側面から底面にかけてそれ
ぞれ蟹足状に折り曲げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、回路
基板59に対して表面実装が可能なチップ型固体電解コ
ンデンサ50が製造されるのであるが、この従来例で
は、陽極リード55および陰極リード57を樹脂外装体
58の両端面から引き出すようにしているため、図から
も分かるように、コンデンサ素子50Aに対して樹脂外
装体58のいわゆる嵩が大きく、体積効率が低いという
課題があった。
【0008】また、別の課題としては、陽極リード55
および陰極リード57の折り曲げ加工を必要とするた
め、その分、組立作業工数が増え生産性がよくない。そ
ればかりでなく、リード折り曲げ後のスプリングバック
により、しばしば端子浮きが発生するため、これに対す
るなんらかの対策を講ずる必要があるなどの問題があっ
た。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、その第1の目的は、樹脂外装体に対
するコンデンサ素子の体積効率を高めて、相対的に外形
寸法をより小型化することができるようにしたチップ型
固体電解コンデンサを提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、外形寸法の
小さなチップ型固体電解コンデンサを低コストにて製造
できるようにしたチップ型固体電解コンデンサの製造方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明は、一端面に陽極棒が植設された弁作用
金属粉末からなる焼結ペレットに陽極酸化皮膜、固体電
解質層および陰極層を順次形成してなるコンデンサ素子
を有するチップ型固体電解コンデンサにおいて、上記陽
極棒に対してそれと直交する平面に沿って取り付けられ
た陽極端子板と、上記コンデンサ素子の反陽極棒側の端
面に沿って取り付けられた陰極端子板と、上記陽極端子
板および上記陰極端子板の各一部分を除いて上記コンデ
ンサ素子の周りに形成された樹脂外装体とを備え、上記
樹脂外装体の両端面には、上記陽極端子板および上記陰
極端子板の各一部分と電気的に接続されたハンダメッキ
からなる電極引出リードがそれぞれ形成されていること
を特徴としている。
【0012】この場合において、上記陽極端子板は、そ
の一辺側に上記陽極棒に対してそれと直交する方向から
取り付け可能とするためのV字溝を有し、同V字溝の部
分で上記陽極棒に溶接して固定されていることが好まし
い。
【0013】また、上記陰極端子板は、導電性接着材を
介して上記コンデンサ素子の反陽極棒側の端面に固着さ
れていることが好ましい。
【0014】本発明において、上記各電極引出リードは
ハンダメッキよりなるため、折り曲げ加工などによるこ
となく、上記樹脂外装体の端面から回路基板と対向する
同樹脂外装体の底面にかけて簡単に形成することができ
る。また、この電極引出リードによれば、スプリングバ
ックも生じない。
【0015】上記第2の目的を達成するため、本発明
は、一端面に陽極棒が植設された弁作用金属粉末からな
る焼結ペレットに陽極酸化皮膜、固体電解質層および陰
極層を順次形成してなるコンデンサ素子を有するチップ
型固体電解コンデンサの製造方法において、上記コンデ
ンサ素子の上記陽極棒に対してそれと直交する平面に沿
って陽極端子板を取り付けるとともに、上記コンデンサ
素子の反陽極棒側の端面に沿って陰極端子板を取り付け
る第1工程と、上記陽極端子板および上記陰極端子板を
含めて上記コンデンサ素子の周りに樹脂外装体を形成す
る第2工程と、上記陽極端子板および上記陰極端子板の
各一部分を露出させるため、それらの各一部分に対応す
る部位の上記樹脂外装体を除去する第3工程と、上記樹
脂外装体の両端面にハンダメッキを施して上記陽極端子
板および上記陰極端子板の各一部分に電気的に接続され
るハンダメッキよりなる電極引出リードを形成する第4
工程とを備えていることを特徴としている。
【0016】上記第1工程において、上記陽極端子板お
よび上記陰極端子板は同一のリードフレームに対向的に
設けられ、それらの間隔が上記第2工程で形成される上
記樹脂外装体の端面間寸法よりも短くされていることが
好ましい。
【0017】上記第3工程において、上記樹脂外装体の
除去を化学的な薬品処理もしくはレーザー光の照射によ
り行なうことが好ましく、これによれば、コンデンサ素
子に余計な応力をかけることなく、樹脂外装体の一部分
を除去することができる。
【0018】また、上記第4工程おいて、上記各電極引
出リードを、上記樹脂外装体の端面から回路基板と対向
する同樹脂外装体の底面にかけて形成することが好まし
く、これによれば、折り曲げ加工などによることなく、
簡単に蟹足状のリードを得ることができる。
【0019】なお、樹脂外装体をモールド成形するにあ
たって、あらかじめ上記陽極端子板および上記陰極端子
板の各一部分を除いて上記コンデンサ素子の周りに樹脂
外装体を形成するようにしてもよく、このような態様も
本発明の特徴の一つである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に示されてい
る実施例に基づいてより詳しく説明する。
【0021】まず、図1の断面図により、この実施例の
チップ型固体電解コンデンサ10の構成を説明する。こ
のチップ型固体電解コンデンサ10は一方の端面に陽極
棒11が植設された例えば角柱状のコンデンサ素子12
を備えている。
【0022】コンデンサ素子12は弁作用金属粉末(例
えば、タンタル粉末)の焼結ペレット121を核として
おり、この焼結ペレット121には陽極酸化皮膜と、例
えば二酸化マンガンよりなる固体電解質層122、カー
ボン層131および銀層132が順次形成されている。
【0023】このように、コンデンサ素子12の表面に
は銀層132が現れているが、この銀層132とカーボ
ン層131とにより実質的な陰極層が形成されるため、
この陰極層を参照符号13にて示す。
【0024】コンデンサ素子12の反陽極棒11側の端
面には、例えば接着銀からなる導電性接着材14を介し
て陰極端子板21が同端面に沿って取り付けられてい
る。この実施例において、陰極端子板21には42アロ
イが用いられている。
【0025】陽極棒11には、PTFE(ポリテトラフ
ルオロエチレン)などの耐熱性合成樹脂からなるワッシ
ャ15が嵌合されている。このワッシャ15は固体電解
質層122を形成する際に、その固体電解質の這い上が
りを防止するために設けられている。
【0026】陽極棒11は例えばタンタル線からなり、
これには陽極端子板23が取り付けられている。この陽
極端子板23も42アロイからなり、その一辺には陽極
棒11に対してそれと直交する方向から取り付け可能と
するためのV字溝232が形成されている(詳しくは、
図3参照)。なお、この溝232は正確な意味でのV字
である必要はなく、例えばハの字状やU字状もしくは漏
斗状的なものであってもよい。
【0027】コンデンサ素子12の周りには、陰極端子
板21および陽極端子板23の各一部分を除いて樹脂外
装体31が形成されている。すなわち、樹脂外装体31
はその両端面(図1において、左側の端面31Lと右側
の端面31R)に陰極端子板21および陽極端子板23
の各一部分211,231が露出するように形成されて
いる。
【0028】樹脂外装体31の両端面31L,31Rに
はハンダメッキがそれぞれ施されており、このハンダメ
ッキにより陰極側電極引出リード21Aと、陽極側電極
引出リード23Aとが形成されている。なお、陰極側電
極引出リード21Aは陰極端子板21の一部分211の
箇所にて同陰極端子板21と電気的に接続され、また、
陽極側電極引出リード23Aは陽極端子板23の一部分
231の箇所にて同陽極端子板23に電気的に接続され
ている。
【0029】この実施例において、各電極引出リード2
1A,23Aは、樹脂外装体31の端面31L,31R
から各側面(上面、底面および左右の両側面)にかけて
形成されているが、表面実装タイプとするには、各電極
引出リード21A,23Aを樹脂外装体31の端面31
L,31Rから少なくとも同樹脂外装体31の回路基板
59(図5参照)と対向する底面にかけて設けられてい
ればよい。
【0030】このチップ型固体電解コンデンサ10によ
れば、樹脂外装体31を形成するにしても、先に説明し
た図5の従来例のように各電極リードをその端面から引
き出すような構造でないため、同樹脂外装体31の外形
寸法(同チップ型固体電解コンデンサ10の外形寸法)
を小さくすることができ、したがって相対的にコンデン
サ素子12の体積効率が高められる。
【0031】ここで、同一サイズのコンデンサ素子(縦
・横ともに0.68mmで、長さ0.72mm)を用い
て、本発明品と図5に示した形態の従来品とを作製した
ところ、本発明品の外形寸法は、縦・横ともに0.9m
mで、長さ1.4mmであった。これに対して、従来品
の外形寸法は、縦(高さ)2.0mm、横1.2mm、
長さ1.18mmであり、これを体積比に直すと、本発
明品:従来品=1:2.5となる。
【0032】次に、このチップ型固体電解コンデンサ1
0の製造工程を図2ないし図4を参照しながら説明す
る。なお、コンデンサ素子12の核となる焼結ペレット
121については、その一端面側に陽極棒11が植設さ
れた状態であらかじめ形成されており、その陽極棒11
の根元には固体電解質這い上がり防止用のワッシャ15
が嵌着されているものとする。
【0033】図2にはその焼結ペレット121が一つし
か示されていないが、実際にはまず、1ロット分とし
て、所定個数の焼結ペレット121を例えばSUS43
0からなる帯状のフープ材(支持板)40にその陽極棒
11を溶接して吊り下げる。
【0034】そして、その1ロット分の焼結ペレット1
21を水溶液中に浸漬して、それらの表面に陽極酸化皮
膜(誘電体皮膜)を電気化学的に形成する。次に、焼結
ペレット121を硝酸マンガン水溶液中に浸漬して硝酸
マンガンを含浸させ、引き上げて熱分解する工程を硝酸
マンガン濃度を高めながら数回繰り返して、焼結ペレッ
ト121に固体電解質層(二酸化マンガン層)122を
形成する。
【0035】しかる後、固体電解質層122上にカーボ
ン層131を形成して、その固体電解質層122の凹凸
を埋め、さらにその上に銀層132を形成して表面を陰
極層13としたコンデンサ素子12を得る。
【0036】そして、コンデンサ素子12をフープ材4
0から切り離して、図3に示すリードフレーム20を用
いての端子付け工程に入る。リードフレーム20は互い
に平行に延びる一対の帯状基板20A,20Bを有し、
その各々には陰極端子板21と陽極端子板23とが所定
の間隔をもって対向的に形成されている。
【0037】陰極端子板21は帯状基板20Aから、コ
ンデンサ素子12の陰極層側端面に平行となるようにほ
ぼL字状に折り曲げられている。また、陽極端子板23
は帯状基板20Bから、陽極棒11に対してそれと直交
するように同じくL字状に折り曲げられているが、その
上辺にはV字溝232が形成されている。なお、陰極端
子板21と陽極端子板23の間の間隔は、樹脂外装体3
1の両端面間の寸法より0〜0.4mm程度短く設定さ
れている。
【0038】コンデンサ素子12を陰極端子板21と陽
極端子板23の間にセットして、陰極層13側は導電性
接着材(例えば、接着銀)14にて陰極端子板21に接
続するとともに、陽極棒11側は陽極端子板23にレー
ザー溶接する。
【0039】次に、コンデンサ素子12をリードフレー
ム20に取り付けた状態で、図示しない成形金型内に入
れて図4に示すように、陰極端子板21および陽極端子
板23を含めてコンデンサ素子12の周りに樹脂外装体
31を形成する。
【0040】そして、成形金型から取り出して、サンド
ブラストにて樹脂外装体31のバリを落とし、製品型番
や定格などを捺印し、所定時間のエージングを行なった
後、樹脂外装体31の両端面31L,31Rの一部の樹
脂を薬品処理もしくはレーザー照射にて除去して、陰極
端子板21および陽極端子板23の各一部分211,2
31を露出させる。また、陰極端子板21および陽極端
子板23を樹脂外装体31の両端面31L,31Rの各
面に沿ったところから切断し、リードフレーム20から
切り離す。
【0041】次に、樹脂外装体31の両端面下処理31
L,31Rにハンダを付着させることのできる導電性ハ
ンダメッキを施して、図1に示されているように、陰極
側電極引出リード21Aと陽極側電極引出リード23A
を形成し、最終製品形態とする。
【0042】なお、上記実施例とは異なり、樹脂外装体
31をモールド成形するにあたって、陰極端子板21お
よび陽極端子板23の各一部分211,231には樹脂
が回り込まないような対策を講じて樹脂外装体31をモ
ールド成形してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のように各電極リードを樹脂外装体の端面から引き
出すような構造でないため、樹脂外装体の外形寸法を小
さくすることができ、したがって相対的にコンデンサ素
子の体積効率が高められる。
【0044】また、本発明の製造方法によれば、端子板
の折り曲げ加工が不要であるため、その分、組立作業工
数を少なくすることができ、チップ型固体電解コンデン
サの効率的な生産が行なえる。そればかりでなく、電極
引出リードがハンダメッキで形成されているため、端子
浮きの問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチップ型固体電解コンデンサの実
施例を示した断面図。
【図2】本発明によるチップ型固体電解コンデンサの製
造工程を示した説明図。
【図3】本発明によるチップ型固体電解コンデンサの製
造工程を示した説明図。
【図4】本発明によるチップ型固体電解コンデンサの製
造工程を示した説明図。
【図5】従来例を示した断面図。
【符号の説明】
10 チップ型固体電解コンデンサ 11 陽極棒 12 コンデンサ素子 121 焼結ペレット 122 固体電解質層 13 陰極層 131 カーボン層 132 銀層 14 導電性接着材 15 ワッシャ 20 リードフレーム 21 陰極端子板 211 陰極端子板の一部分(露出部分) 21A 陰極側電極引出リード 23 陽極端子板 231 陽極端子板の一部分(露出部分) 232 V字溝 23A 陽極側電極引出リード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月6日(1998.8.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】次に、樹脂外装体31の両端面31L,3
1Rにハンダを付着させることのできる導電性樹脂を形
成して乾燥させた後にハンダメッキを施して、図1に示
されているように、陰極側電極引出リード21Aと陽極
側電極引出リード23Aを形成し、最終製品形態とす
る。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面に陽極棒が植設された弁作用金属
    粉末からなる焼結ペレットに陽極酸化皮膜、固体電解質
    層および陰極層を順次形成してなるコンデンサ素子を有
    するチップ型固体電解コンデンサにおいて、 上記陽極棒に対してそれと直交する平面に沿って取り付
    けられた陽極端子板と、上記コンデンサ素子の反陽極棒
    側の端面に沿って取り付けられた陰極端子板と、上記陽
    極端子板および上記陰極端子板の各一部分を除いて上記
    コンデンサ素子の周りに形成された樹脂外装体とを備
    え、上記樹脂外装体の両端面には、上記陽極端子板およ
    び上記陰極端子板の各一部分と電気的に接続されたハン
    ダメッキからなる電極引出リードがそれぞれ形成されて
    いることを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 上記陽極端子板は、その一辺側に上記陽
    極棒に対してそれと直交する方向から取り付け可能とす
    るためのV字溝を有し、同V字溝の部分で上記陽極棒に
    溶接固定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    チップ型固体電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 上記陰極端子板は、導電性接着材を介し
    て上記コンデンサ素子の反陽極棒側の端面に固着されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のチップ型固体電
    解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 上記各電極引出リードは、上記樹脂外装
    体の端面から回路基板と対向する同樹脂外装体の底面に
    かけて形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    のチップ型固体電解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 一端面に陽極棒が植設された弁作用金属
    粉末からなる焼結ペレットに陽極酸化皮膜、固体電解質
    層および陰極層を順次形成してなるコンデンサ素子を有
    するチップ型固体電解コンデンサの製造方法において、 上記コンデンサ素子の上記陽極棒に対してそれと直交す
    る平面に沿って陽極端子板を取り付けるとともに、上記
    コンデンサ素子の反陽極棒側の端面に沿って陰極端子板
    を取り付ける第1工程と、上記陽極端子板および上記陰
    極端子板を含めて上記コンデンサ素子の周りに樹脂外装
    体を形成する第2工程と、上記陽極端子板および上記陰
    極端子板の各一部分を露出させるため、それらの各一部
    分に対応する部位の上記樹脂外装体を除去する第3工程
    と、上記樹脂外装体の両端面にハンダメッキを施して上
    記陽極端子板および上記陰極端子板の各一部分に電気的
    に接続されるハンダメッキよりなる電極引出リードを形
    成する第4工程とを備えていることを特徴とするチップ
    型固体電解コンデンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記第1工程において、上記陽極端子板
    および上記陰極端子板は同一のリードフレームに対向的
    に設けられ、それらの間隔が上記第2工程で形成される
    上記樹脂外装体の端面間寸法よりも短くされていること
    を特徴とする請求項5に記載のチップ型固体電解コンデ
    ンサの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記第3工程において、上記樹脂外装体
    の除去を化学的薬品処理もしくはレーザー光の照射によ
    り行なうことを特徴とする請求項5に記載のチップ型固
    体電解コンデンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記第4工程おいて、上記各電極引出リ
    ードを、上記樹脂外装体の端面から回路基板と対向する
    同樹脂外装体の底面にかけて形成することを特徴とする
    請求項5,6または7に記載のチップ型固体電解コンデ
    ンサの製造方法。
  9. 【請求項9】 一端面に陽極棒が植設された弁作用金属
    粉末からなる焼結ペレットに陽極酸化皮膜、固体電解質
    層および陰極層を順次形成してなるコンデンサ素子を有
    するチップ型固体電解コンデンサの製造方法において、 上記コンデンサ素子の上記陽極棒に対してそれと直交す
    る平面に沿って陽極端子板を取り付けるとともに、上記
    コンデンサ素子の反陽極棒側の端面に沿って陰極端子板
    を取り付ける第1工程と、上記陽極端子板および上記陰
    極端子板の各一部分を除いて上記コンデンサ素子の周り
    に樹脂外装体を形成する第2工程と、上記樹脂外装体の
    両端面にハンダメッキを施して上記陽極端子板および上
    記陰極端子板の各一部分に電気的に接続されるハンダメ
    ッキよりなる電極引出リードを形成する第3工程とを備
    えていることを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記第3工程において、各電極引出リ
    ードを、上記樹脂外装体の端面から回路基板と対向する
    同樹脂外装体の底面にかけて形成することを特徴とする
    請求項9に記載のチップ型固体電解コンデンサの製造方
    法。
JP10217356A 1998-07-31 1998-07-31 チップ型固体電解コンデンサおよびその製造方法 Withdrawn JP2000049048A (ja)

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