JP3229121B2 - 固体電解コンデンサの構造 - Google Patents
固体電解コンデンサの構造Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01G—CAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
- H01G9/00—Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
- H01G9/15—Solid electrolytic capacitors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンタル固体電解コン
デンサ又はアルミ固体電解コンデンサ等の固体電解コン
デンサにおいて、その構造の改良に関するものである。
デンサ又はアルミ固体電解コンデンサ等の固体電解コン
デンサにおいて、その構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固体電解コンデンサに
は、例えば、特開昭60−220922号公報に記載さ
れ、且つ、図7に示すように構成した固体電解コンデン
サAと、例えば、特開平2−105513号公報等に記
載され、且つ、図8に示すように構成した安全ヒューズ
付き固体電解コンデンサBとがある。
は、例えば、特開昭60−220922号公報に記載さ
れ、且つ、図7に示すように構成した固体電解コンデン
サAと、例えば、特開平2−105513号公報等に記
載され、且つ、図8に示すように構成した安全ヒューズ
付き固体電解コンデンサBとがある。
【0003】すなわち、前者の固体電解コンデンサA
は、チップ片1aと、このチップ片1aにおける一端面
1a′から突出した陽極棒1bと、前記チップ片1aの
表面のうちその一端面1a′を除く部分に形成した陰極
膜1cとから成るコンデンサ素子1を、左右一対のリー
ド端子2,3の間に、当該コンデンサ素子1における陽
極棒1bを一方のリード端子2に対して固着する一方、
当該コンデンサ素子1のチップ片1aにおける陰極膜1
cを他方のリード端子3に対して直接的に接続するよう
にして配設したのち、これらの全体を、合成樹脂製モー
ルド部等のパッケージ部4にてパッケージした構造であ
る。
は、チップ片1aと、このチップ片1aにおける一端面
1a′から突出した陽極棒1bと、前記チップ片1aの
表面のうちその一端面1a′を除く部分に形成した陰極
膜1cとから成るコンデンサ素子1を、左右一対のリー
ド端子2,3の間に、当該コンデンサ素子1における陽
極棒1bを一方のリード端子2に対して固着する一方、
当該コンデンサ素子1のチップ片1aにおける陰極膜1
cを他方のリード端子3に対して直接的に接続するよう
にして配設したのち、これらの全体を、合成樹脂製モー
ルド部等のパッケージ部4にてパッケージした構造であ
る。
【0004】また、後者の安全ヒューズ付き固体電解コ
ンデンサBは、同様に構成したコンデンサ素子1を、左
右一対のリード端子2,3′の間に、当該コンデンサ素
子1における陽極棒1bに一方のリード端子2に対して
固着する一方、前記コンデンサ素子1のチップ片1aに
おける陰極膜1cの上面と他方のリード端子3′の上面
との間を、過電流又は温度の上昇によって溶断するよう
にした半田ワイヤ等の安全ヒューズ線5にて接続したの
ち、これらの全体を、合成樹脂製モールド部等のパッケ
ージ部6にてパッケージした構造である。
ンデンサBは、同様に構成したコンデンサ素子1を、左
右一対のリード端子2,3′の間に、当該コンデンサ素
子1における陽極棒1bに一方のリード端子2に対して
固着する一方、前記コンデンサ素子1のチップ片1aに
おける陰極膜1cの上面と他方のリード端子3′の上面
との間を、過電流又は温度の上昇によって溶断するよう
にした半田ワイヤ等の安全ヒューズ線5にて接続したの
ち、これらの全体を、合成樹脂製モールド部等のパッケ
ージ部6にてパッケージした構造である。
【0005】なお、これらの固体電解コンデンサA,B
において、各リード端子2,3,3′は、パッケージ部
4,6の下面側に折り曲げることによって、プリント基
板等に対して半田付けにて実装するように、面実装型に
構成されている。
において、各リード端子2,3,3′は、パッケージ部
4,6の下面側に折り曲げることによって、プリント基
板等に対して半田付けにて実装するように、面実装型に
構成されている。
【0006】そして、これら固体電解コンデンサA,B
に使用されるコンデンサ素子1の製造に際しては、先
づ、タンタル等の金属粉末を多孔質のチップ片1aに、
当該チップ片1aにおける一端面1a′から陽極棒1b
が突出するように固め成形したのち焼結し、この多孔質
のチップ片1aを、図9に示すように、りん酸水溶液等
の化成液Cに、当該チップ片1aにおける一端面1a′
が液面より適宜深さHだけ沈むように浸漬し、この状態
で陽極棒1bと化成液Cとの間に直流電流を印加すると
言う陽極酸化処理を行うことにより、チップ片1aにお
ける各金属粉末の表面に、五酸化タンタル等の誘電体膜
Dを形成すると共に、陽極棒1bの付け根における外周
面にも、五酸化タンタル等の誘電体膜D′を適宜長さH
の部分にわたって形成する。
に使用されるコンデンサ素子1の製造に際しては、先
づ、タンタル等の金属粉末を多孔質のチップ片1aに、
当該チップ片1aにおける一端面1a′から陽極棒1b
が突出するように固め成形したのち焼結し、この多孔質
のチップ片1aを、図9に示すように、りん酸水溶液等
の化成液Cに、当該チップ片1aにおける一端面1a′
が液面より適宜深さHだけ沈むように浸漬し、この状態
で陽極棒1bと化成液Cとの間に直流電流を印加すると
言う陽極酸化処理を行うことにより、チップ片1aにお
ける各金属粉末の表面に、五酸化タンタル等の誘電体膜
Dを形成すると共に、陽極棒1bの付け根における外周
面にも、五酸化タンタル等の誘電体膜D′を適宜長さH
の部分にわたって形成する。
【0007】次いで、前記チップ片1aを、図10に示
すように、硝酸マンガン水溶液Eに対して浸漬して、硝
酸マンガン水溶液Eをチップ片1aの内部まで浸透した
のち引き揚げて焼成することを複数回にわたって繰り返
すことで、前記五酸化タンタル等の誘電体膜Dの表面
に、二酸化マンガン等の固体電解質層Fを形成し、更
に、前記チップ片1aの表面のうちその一端面1a′を
除く部分に対して、グラファイト膜を介して銀又はニッ
ケル等の金属製の陰極膜1cを形成すると言う方法が採
用されている。
すように、硝酸マンガン水溶液Eに対して浸漬して、硝
酸マンガン水溶液Eをチップ片1aの内部まで浸透した
のち引き揚げて焼成することを複数回にわたって繰り返
すことで、前記五酸化タンタル等の誘電体膜Dの表面
に、二酸化マンガン等の固体電解質層Fを形成し、更
に、前記チップ片1aの表面のうちその一端面1a′を
除く部分に対して、グラファイト膜を介して銀又はニッ
ケル等の金属製の陰極膜1cを形成すると言う方法が採
用されている。
【0008】ところで、このコンデンサ素子1の製造工
程において、二酸化マンガン等の固体電解質層Fを形成
するとき、硝酸マンガン水溶液Eが、陽極棒1bの付け
根部に形成した五酸化タンタル等の誘電体膜D′を越え
て、その上方にまで染み上がり、この部分にも二酸化マ
ンガン等の固体電解質層Fが形成されることにより、こ
の二酸化マンガン等の固体電解質層Fと前記陽極棒1b
とが電気的に短絡して、不良品が発生することになる。
程において、二酸化マンガン等の固体電解質層Fを形成
するとき、硝酸マンガン水溶液Eが、陽極棒1bの付け
根部に形成した五酸化タンタル等の誘電体膜D′を越え
て、その上方にまで染み上がり、この部分にも二酸化マ
ンガン等の固体電解質層Fが形成されることにより、こ
の二酸化マンガン等の固体電解質層Fと前記陽極棒1b
とが電気的に短絡して、不良品が発生することになる。
【0009】そこで、従来は、前記五酸化タンタル等の
誘電体膜を形成する工程が完了すると、陽極棒1bの付
け根部に対して、図11に示すように、シリコン樹脂等
の合成樹脂Gを塗布するか、或いは、図12に示すよう
に、陽極棒1bの付け根部に、シリコン樹脂等の合成樹
脂製のリング体Jを固着することによって、二酸化マン
ガン等の固体電解質層Fを形成するときにおける硝酸マ
ンガン水溶液Eの染み上がりによる不良品の発生を低減
するようにしている。
誘電体膜を形成する工程が完了すると、陽極棒1bの付
け根部に対して、図11に示すように、シリコン樹脂等
の合成樹脂Gを塗布するか、或いは、図12に示すよう
に、陽極棒1bの付け根部に、シリコン樹脂等の合成樹
脂製のリング体Jを固着することによって、二酸化マン
ガン等の固体電解質層Fを形成するときにおける硝酸マ
ンガン水溶液Eの染み上がりによる不良品の発生を低減
するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記のように
して製造したコンデンサ素子1を使用して、図7又は図
8に示す固体電解コンデンサA,Bを組み立てるに際し
ては、一方のリード端子2を、チップ片1aにおける一
端面1a′から、前記陽極棒1bの当該一端面1a′に
対する付け根部に設けられている前記合成樹脂G又はリ
ング体Jの高さ寸法T′,T″の分だけ余分に離すよう
にしなければならず、換言すると、一方のリード端子2
とチップ片1aにおける一端面1a′との間の隙間寸法
W′を、陽極棒1bの付け根部に対して前記合成樹脂G
又はリング体Jを設ける分だけ大きくしなければなら
ず、この隙間寸法W′が、固体電解コンデンサにおける
全体の長さ寸法L′に加算されることになる。
して製造したコンデンサ素子1を使用して、図7又は図
8に示す固体電解コンデンサA,Bを組み立てるに際し
ては、一方のリード端子2を、チップ片1aにおける一
端面1a′から、前記陽極棒1bの当該一端面1a′に
対する付け根部に設けられている前記合成樹脂G又はリ
ング体Jの高さ寸法T′,T″の分だけ余分に離すよう
にしなければならず、換言すると、一方のリード端子2
とチップ片1aにおける一端面1a′との間の隙間寸法
W′を、陽極棒1bの付け根部に対して前記合成樹脂G
又はリング体Jを設ける分だけ大きくしなければなら
ず、この隙間寸法W′が、固体電解コンデンサにおける
全体の長さ寸法L′に加算されることになる。
【0011】従って、固体電解コンデンサAにおける長
さ寸法L′が予め決められているときには、コンデンサ
素子1におけるチップ片1aの長さ、つまり、その体積
を、前記合成樹脂G又はリング体Jを設ける分だけ小さ
くしなければならないから、固体電解コンデンサにおけ
る容量の減少を招来することになり、また、固体電解コ
ンデンサにおける容量が予め決められているときには、
固体電解コンデンサAにおける長さ寸法L′を、前記合
成樹脂G又はリング体Jを設ける分だけ大きくしなけれ
ばならないから、固体電解コンデンサにおける大型化及
び重量の増加を招来することになると言う問題があっ
た。
さ寸法L′が予め決められているときには、コンデンサ
素子1におけるチップ片1aの長さ、つまり、その体積
を、前記合成樹脂G又はリング体Jを設ける分だけ小さ
くしなければならないから、固体電解コンデンサにおけ
る容量の減少を招来することになり、また、固体電解コ
ンデンサにおける容量が予め決められているときには、
固体電解コンデンサAにおける長さ寸法L′を、前記合
成樹脂G又はリング体Jを設ける分だけ大きくしなけれ
ばならないから、固体電解コンデンサにおける大型化及
び重量の増加を招来することになると言う問題があっ
た。
【0012】特に、前記図8に示す安全ヒューズ付き固
体電解コンデンサBの場合においては、他方のリード端
子3′と、コンデンサ素子1におけるチップ片1aとの
間にも、当該他方のリード3′端子がチップ片1aにお
ける陰極膜1cに対して接触することがないようにする
ために相当の隙間寸法S′をあけなければならず、この
隙間寸法S′が、全体の長さ寸法L″に加算されるか
ら、この分だけ、容量の減少、又は大型化及び重量の増
加を招来するのである。
体電解コンデンサBの場合においては、他方のリード端
子3′と、コンデンサ素子1におけるチップ片1aとの
間にも、当該他方のリード3′端子がチップ片1aにお
ける陰極膜1cに対して接触することがないようにする
ために相当の隙間寸法S′をあけなければならず、この
隙間寸法S′が、全体の長さ寸法L″に加算されるか
ら、この分だけ、容量の減少、又は大型化及び重量の増
加を招来するのである。
【0013】本発明は、これらの問題を解消した固体電
解コンデンサの構造を提供することを技術的課題とする
ものである。
解コンデンサの構造を提供することを技術的課題とする
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「金属粉末を多孔質に固めたチップ片
と、このチップ片の一端面から突出する陽極棒とから成
るコンデンサ素子を、左右一対のリード端子間に配設
し、このコンデンサ素子における陽極棒を一方の陽極側
リード端子に固着し、チップ片の陰極膜を他方の陰極側
リード端子に電気的に接続して成る固体電解コンデンサ
において、前記コンデンサ素子のチップ片における一端
面に、凹所を、当該凹所内から前記陽極棒が突出するよ
うに設け、この凹所内に、合成樹脂を前記陽極棒の付け
根部を囲うように充填する一方、前記コンデンサ素子の
チップ片における一端面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜
に、前記陽極側リード端子の先端を接当する。」と言う
構成にした。
るため本発明は、「金属粉末を多孔質に固めたチップ片
と、このチップ片の一端面から突出する陽極棒とから成
るコンデンサ素子を、左右一対のリード端子間に配設
し、このコンデンサ素子における陽極棒を一方の陽極側
リード端子に固着し、チップ片の陰極膜を他方の陰極側
リード端子に電気的に接続して成る固体電解コンデンサ
において、前記コンデンサ素子のチップ片における一端
面に、凹所を、当該凹所内から前記陽極棒が突出するよ
うに設け、この凹所内に、合成樹脂を前記陽極棒の付け
根部を囲うように充填する一方、前記コンデンサ素子の
チップ片における一端面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜
に、前記陽極側リード端子の先端を接当する。」と言う
構成にした。
【0015】
【作 用】このように、コンデンサ素子のチップ片に
おける一端面に、凹所を、当該凹所内から陽極棒が突出
するように設け、この凹所内に、合成樹脂を前記陽極棒
を囲うように充填すると言う構成にすると、前記コンデ
ンサ素子におけるチップ片に、陽極酸化にて五酸化タン
タル等の誘電体膜を形成したのち硝酸マンガン水溶液へ
の浸漬及び引き揚げにて二酸化マンガン等の固体電解質
層を形成するとき、この二酸化マンガン等の固体電解質
層と、陽極棒との間に電気的な短絡現象が発生すること
を、前記凹所内に充填した合成樹脂によって、確実に防
止できるのである。
おける一端面に、凹所を、当該凹所内から陽極棒が突出
するように設け、この凹所内に、合成樹脂を前記陽極棒
を囲うように充填すると言う構成にすると、前記コンデ
ンサ素子におけるチップ片に、陽極酸化にて五酸化タン
タル等の誘電体膜を形成したのち硝酸マンガン水溶液へ
の浸漬及び引き揚げにて二酸化マンガン等の固体電解質
層を形成するとき、この二酸化マンガン等の固体電解質
層と、陽極棒との間に電気的な短絡現象が発生すること
を、前記凹所内に充填した合成樹脂によって、確実に防
止できるのである。
【0016】一方、前記合成樹脂を、チップ片における
一端面に設けた凹所内に充填したことにより、合成樹脂
におけるチップ片の一端面からの突出高さを、低くする
ことができるか、この合成樹脂をチップ片における一端
面より突出しないようにすることができる。
一端面に設けた凹所内に充填したことにより、合成樹脂
におけるチップ片の一端面からの突出高さを、低くする
ことができるか、この合成樹脂をチップ片における一端
面より突出しないようにすることができる。
【0017】これに加えて、前記コンデンサ素子のチッ
プ片における一端面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜に、
陽極側リード端子の先端を接当したことにより、陽極棒
に固着する前記陽極側リード端子を、チップ片における
一端面に対して、従来の場合よりも近付けることができ
るのである。
プ片における一端面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜に、
陽極側リード端子の先端を接当したことにより、陽極棒
に固着する前記陽極側リード端子を、チップ片における
一端面に対して、従来の場合よりも近付けることができ
るのである。
【0018】すなわち、陽極側リード端子と、コンデン
サ素子のチップ片における一端面との間の隙間寸法を、
コンデンサ素子の製造に際しての不良品発生を増大する
ことなく、従来の場合よりも大幅に短縮できるのであ
る。
サ素子のチップ片における一端面との間の隙間寸法を、
コンデンサ素子の製造に際しての不良品発生を増大する
ことなく、従来の場合よりも大幅に短縮できるのであ
る。
【0019】
【発明の効果】従って、本発明によると、固体電解コン
デンサにおける長さ寸法が予め決められている場合に
は、コンデンサ素子のチップ片の長さを、その一端面と
陽極側リード端子との間の隙間寸法を短縮できる分だけ
長くすることができるから、固体電解コンデンサの容量
を増大することができるのであり、また、固体電解コン
デンサにおける容量が予め決められている場合には、全
体の長さ寸法を、コンデンサ素子のチップ片における一
端面と陽極側リード端子との間の隙間寸法を短縮できる
分だけ短くできるから、固体電解コンデンサの小型・軽
量化を達成できるのである。
デンサにおける長さ寸法が予め決められている場合に
は、コンデンサ素子のチップ片の長さを、その一端面と
陽極側リード端子との間の隙間寸法を短縮できる分だけ
長くすることができるから、固体電解コンデンサの容量
を増大することができるのであり、また、固体電解コン
デンサにおける容量が予め決められている場合には、全
体の長さ寸法を、コンデンサ素子のチップ片における一
端面と陽極側リード端子との間の隙間寸法を短縮できる
分だけ短くできるから、固体電解コンデンサの小型・軽
量化を達成できるのである。
【0020】また、「請求項2」に記載したように構成
することにより、コンデンサ素子のチップ片における陰
極膜と、陰極側リード端子との間を安全ヒューズ線にて
接続することによって、安全ヒューズ付き固体電解コン
デンサにする場合において、陽極側リード端子をチップ
片の一端面に形成した絶縁膜に接触するまで近付ける こ
とができることに加えて、前記陰極側リード端子を、チ
ップ片の他端面に形成した絶縁膜に接触するまで近付け
ることができるから、安全ヒューズ付き固体電解コンデ
ンサにおける大容量化、又は小型・軽量化を図ることが
できる効果を有する。
することにより、コンデンサ素子のチップ片における陰
極膜と、陰極側リード端子との間を安全ヒューズ線にて
接続することによって、安全ヒューズ付き固体電解コン
デンサにする場合において、陽極側リード端子をチップ
片の一端面に形成した絶縁膜に接触するまで近付ける こ
とができることに加えて、前記陰極側リード端子を、チ
ップ片の他端面に形成した絶縁膜に接触するまで近付け
ることができるから、安全ヒューズ付き固体電解コンデ
ンサにおける大容量化、又は小型・軽量化を図ることが
できる効果を有する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面について説明
する。
する。
【0022】図1は、第1の実施例を示す。
【0023】この図において符号11は、コンデンサ素
子を示し、このコンデンサ素子11は、タンタル等の金
属粉末を多孔質に固め焼結したチップ片11aと、その
一端面11a′から突出した陽極棒11bとから成り、
前記チップ片11aにおける表面のうち前記一端面11
a′を除く部分には、陰極膜11cが形成されている。
子を示し、このコンデンサ素子11は、タンタル等の金
属粉末を多孔質に固め焼結したチップ片11aと、その
一端面11a′から突出した陽極棒11bとから成り、
前記チップ片11aにおける表面のうち前記一端面11
a′を除く部分には、陰極膜11cが形成されている。
【0024】前記コンデンサ素子11は、左右一対の金
属板製リード端子12,13の間に、当該コンデンサ素
子11における陽極棒11bを一方の陽極側リード端子
12に対して固着する一方、当該コンデンサ素子11の
チップ片11aにおける陰極膜11cに他方の陰極側リ
ード端子13を直接的に接続するようにして配設されて
いる。
属板製リード端子12,13の間に、当該コンデンサ素
子11における陽極棒11bを一方の陽極側リード端子
12に対して固着する一方、当該コンデンサ素子11の
チップ片11aにおける陰極膜11cに他方の陰極側リ
ード端子13を直接的に接続するようにして配設されて
いる。
【0025】更に、これらの全体は、合成樹脂製のモー
ルド部14によってパッケージされ、且つ、前記両リー
ド端子12,13は、前記モールド部14の下面側に折
り曲げられている。
ルド部14によってパッケージされ、且つ、前記両リー
ド端子12,13は、前記モールド部14の下面側に折
り曲げられている。
【0026】そして、前記コンデンサ素子11のチップ
片11aにおける一端面11a′に、凹所18を、当該
凹所18内から前記陽極棒11bが突出するように設
け、この凹所18内に、シリコン樹脂又はエポキシ樹脂
等の合成樹脂19を、前記陽極棒11bの付け根部を囲
うように充填する。
片11aにおける一端面11a′に、凹所18を、当該
凹所18内から前記陽極棒11bが突出するように設
け、この凹所18内に、シリコン樹脂又はエポキシ樹脂
等の合成樹脂19を、前記陽極棒11bの付け根部を囲
うように充填する。
【0027】すなわち、金属粉末を、図2及び図3に示
すように、チップ片11aに、当該チップ片11aにお
ける一端面11a′から陽極棒11bが突出するように
固め形成するとき、当該チップ片11aにおける一端面
11a′に、凹所18を同時に凹み形成したのち焼結す
る。
すように、チップ片11aに、当該チップ片11aにお
ける一端面11a′から陽極棒11bが突出するように
固め形成するとき、当該チップ片11aにおける一端面
11a′に、凹所18を同時に凹み形成したのち焼結す
る。
【0028】次いで、前記チップ片11aにおける凹所
18内に、図4に示すように、合成樹脂19を液体の状
態で、前記陽極棒11bの付け根部を囲うように充填し
たのち乾燥・硬化する。このチップ片11aを、従来と
同様に、りん酸水溶液に浸漬した状態で陽極酸化処理を
行うことによって、各金属粉末の表面に、五酸化タンタ
ル等の誘電体膜を形成する。
18内に、図4に示すように、合成樹脂19を液体の状
態で、前記陽極棒11bの付け根部を囲うように充填し
たのち乾燥・硬化する。このチップ片11aを、従来と
同様に、りん酸水溶液に浸漬した状態で陽極酸化処理を
行うことによって、各金属粉末の表面に、五酸化タンタ
ル等の誘電体膜を形成する。
【0029】そして、硝酸マンガン水溶液に対して浸漬
したのち引き揚げて焼成することを複数回にわたって繰
り返すことで、前記五酸化タンタル等の誘電体膜の表面
に、二酸化マンガン等の固体電解質層を形成し、更に、
前記チップ片11aの表面のうちその一端面11a′を
除く部分に対して、グラファィト膜を介して銀又はニッ
ケル等の金属製の陰極膜11cを形成することによっ
て、図5に示すようなコンデンサ素子11にするのであ
る。
したのち引き揚げて焼成することを複数回にわたって繰
り返すことで、前記五酸化タンタル等の誘電体膜の表面
に、二酸化マンガン等の固体電解質層を形成し、更に、
前記チップ片11aの表面のうちその一端面11a′を
除く部分に対して、グラファィト膜を介して銀又はニッ
ケル等の金属製の陰極膜11cを形成することによっ
て、図5に示すようなコンデンサ素子11にするのであ
る。
【0030】しかも、このコンデンサ素子11における
チップ片11aの一端面11a′には、フッ素樹脂等の
シリコン樹脂等の合成樹脂フィルムを張設するか、シリ
コン樹脂又はエポキシ樹脂等の合成樹脂を塗布したのち
乾燥・硬化することによって、絶縁膜20を形成して、
この絶縁膜20に、前記陽極側リード端子12の先端が
接当するように構成する。
チップ片11aの一端面11a′には、フッ素樹脂等の
シリコン樹脂等の合成樹脂フィルムを張設するか、シリ
コン樹脂又はエポキシ樹脂等の合成樹脂を塗布したのち
乾燥・硬化することによって、絶縁膜20を形成して、
この絶縁膜20に、前記陽極側リード端子12の先端が
接当するように構成する。
【0031】このように、コンデンサ素子11のチップ
片11aにおける一端面11a′に、凹所18を、当該
凹所18内から陽極棒11bが突出するように設け、こ
の凹所18内に、合成樹脂19を陽極棒11bの付け根
部を囲うように充填することで、前記コンデンサ素子1
1におけるチップ片11aに、陽極酸化にて五酸化タン
タル等の誘電体膜を形成したのち硝酸マンガン水溶液へ
の浸漬及び引き揚げにて二酸化マンガン等の固体電解質
層を形成するとき、この二酸化マンガン等の固体電解質
層と、陽極棒11bとの間に電気的な短絡現象が発生し
て、不良品になることを、前記凹所18内に充填した合
成樹脂19によって、確実に防止できるのである。
片11aにおける一端面11a′に、凹所18を、当該
凹所18内から陽極棒11bが突出するように設け、こ
の凹所18内に、合成樹脂19を陽極棒11bの付け根
部を囲うように充填することで、前記コンデンサ素子1
1におけるチップ片11aに、陽極酸化にて五酸化タン
タル等の誘電体膜を形成したのち硝酸マンガン水溶液へ
の浸漬及び引き揚げにて二酸化マンガン等の固体電解質
層を形成するとき、この二酸化マンガン等の固体電解質
層と、陽極棒11bとの間に電気的な短絡現象が発生し
て、不良品になることを、前記凹所18内に充填した合
成樹脂19によって、確実に防止できるのである。
【0032】一方、前記合成樹脂19を、チップ片11
aにおける一端面11a′に設けた凹所18内に充填し
たことにより、この合成樹脂19におけるチップ片11
aの一端面11a′からの突出高さを、低くすることが
できるか、この合成樹脂19をチップ片11aにおける
一端面11a′より突出しないようにすることができ
る。
aにおける一端面11a′に設けた凹所18内に充填し
たことにより、この合成樹脂19におけるチップ片11
aの一端面11a′からの突出高さを、低くすることが
できるか、この合成樹脂19をチップ片11aにおける
一端面11a′より突出しないようにすることができ
る。
【0033】これに加えて、前記コンデンサ素子11の
チップ片11aにおける一端面11a′に絶縁膜20を
形成し、この絶縁膜20に、陽極側リード端子12の先
端を接当したことにより、陽極棒11bに固着する一方
の陽極側リード端子12を、チップ片11aにおける一
端面11a′に対して、従来の場合よりも近付けること
ができるから、一方のリード端子12と、コンデンサ素
子11のチップ片11aにおける一端面11a′との間
の隙間寸法Wを、コンデンサ素子11の製造に際しての
不良品発生を増大することなく、前記絶縁膜20の厚さ
だけにすることができて、従来の場合よりも大幅に短縮
できるのである。
チップ片11aにおける一端面11a′に絶縁膜20を
形成し、この絶縁膜20に、陽極側リード端子12の先
端を接当したことにより、陽極棒11bに固着する一方
の陽極側リード端子12を、チップ片11aにおける一
端面11a′に対して、従来の場合よりも近付けること
ができるから、一方のリード端子12と、コンデンサ素
子11のチップ片11aにおける一端面11a′との間
の隙間寸法Wを、コンデンサ素子11の製造に際しての
不良品発生を増大することなく、前記絶縁膜20の厚さ
だけにすることができて、従来の場合よりも大幅に短縮
できるのである。
【0034】その結果、固体電解コンデンサにおける長
さ寸法Lが予め決められている場合には、コンデンサ素
子11のチップ片11aにおける長さを、その一端面1
1a′と一方のリード端子12との間の隙間寸法Wを短
縮できる分だけ長くすることができるから、固体電解コ
ンデンサの容量を増大することができるのである。
さ寸法Lが予め決められている場合には、コンデンサ素
子11のチップ片11aにおける長さを、その一端面1
1a′と一方のリード端子12との間の隙間寸法Wを短
縮できる分だけ長くすることができるから、固体電解コ
ンデンサの容量を増大することができるのである。
【0035】また、固体電解コンデンサにおける容量が
予め決められている場合には、全体の長さ寸法Lを、コ
ンデンサ素子11のチップ片11aにおける一端面11
a′と一方のリード端子12との間の隙間寸法Wを短縮
できる分だけ短くできるから、固体電解コンデンサの小
型・軽量化を達成できるのである。
予め決められている場合には、全体の長さ寸法Lを、コ
ンデンサ素子11のチップ片11aにおける一端面11
a′と一方のリード端子12との間の隙間寸法Wを短縮
できる分だけ短くできるから、固体電解コンデンサの小
型・軽量化を達成できるのである。
【0036】次に、図6に示す第2の実施例は、コンデ
ンサ素子11のチップ片11aにおける陰極膜11cの
上面と、他方の陰極側リード端子13′の上面との間
を、半田ワイヤ等の安全ヒューズ線15にて接続するこ
とによって、安全ヒューズ付き固体電解コンデンサにし
た場合である。
ンサ素子11のチップ片11aにおける陰極膜11cの
上面と、他方の陰極側リード端子13′の上面との間
を、半田ワイヤ等の安全ヒューズ線15にて接続するこ
とによって、安全ヒューズ付き固体電解コンデンサにし
た場合である。
【0037】この第2の実施例の場合には、チップ片1
1aにおける両端面11a′,11a″のうち陽極棒1
1bが突出する一端面11a′と、この一端面11a′
と反対側の他端面11a″との両方に、フッ素樹脂等の
シリコン樹脂等の合成樹脂フィルムを張設するか、シリ
コン樹脂又はエポキシ樹脂等の合成樹脂を塗布したのち
乾燥・硬化することによって、絶縁膜20,21を各々
形成し、この両絶縁膜20,21の各々に、前記一方の
陽極側シード端子12と、他方の陰極側リード端子1
3′の先端を接触したものである。
1aにおける両端面11a′,11a″のうち陽極棒1
1bが突出する一端面11a′と、この一端面11a′
と反対側の他端面11a″との両方に、フッ素樹脂等の
シリコン樹脂等の合成樹脂フィルムを張設するか、シリ
コン樹脂又はエポキシ樹脂等の合成樹脂を塗布したのち
乾燥・硬化することによって、絶縁膜20,21を各々
形成し、この両絶縁膜20,21の各々に、前記一方の
陽極側シード端子12と、他方の陰極側リード端子1
3′の先端を接触したものである。
【0038】これにより、一方の陽極側リード端子12
とチップ片11aの一端面11a′との間、及び他方の
陰極側リード端子13とチップ片11aにおける他端面
11a″との間を、前記絶縁膜20,21の厚さだけに
することができるから、安全ヒューズ付き固体電解コン
デンサにおける更なる大容量化、又は更なる小型・軽量
化を図ることができるのである。
とチップ片11aの一端面11a′との間、及び他方の
陰極側リード端子13とチップ片11aにおける他端面
11a″との間を、前記絶縁膜20,21の厚さだけに
することができるから、安全ヒューズ付き固体電解コン
デンサにおける更なる大容量化、又は更なる小型・軽量
化を図ることができるのである。
【図1】本発明における第1の実施例による固体電解コ
ンデンサの縦断正面図である。
ンデンサの縦断正面図である。
【図2】コンデンサ素子のチップ片の斜視図である。
【図3】図2のIII −III 視断面図である。
【図4】前記コンデンサ素子のチップ片における凹所内
に合成樹脂を充填した状態の断面図である。
に合成樹脂を充填した状態の断面図である。
【図5】前記コンデンサ素子のチップ片に陰極膜を形成
した状態の断面図である。
した状態の断面図である。
【図6】本発明における第2の実施例による固体電解コ
ンデンサの縦断正面図である。
ンデンサの縦断正面図である。
【図7】 従来における固体電解コンデンサの縦断正面図
である 。
である 。
【図8】
従来における安全ヒューズ付き固体電解コンデ
ンサの縦断正面図である。
ンサの縦断正面図である。
【図9】
コンデンサ素子におけるチップ片に誘電体膜を
形成している状態を示す図である。
形成している状態を示す図である。
【図10】
コンデンサ素子におけるチップ片に誘電体膜
に次いで固体電解質層を形成している状態を示す図であ
る。
に次いで固体電解質層を形成している状態を示す図であ
る。
【図11】 従来におけるコンデンサ素子を示す正面図で
ある 。
ある 。
【図12】
従来における別のコンデンサ素子を示す正面
図である。
図である。
11 コンデンサ素子 11a チップ片 11a′ チップ片の一端面 11a″ チップ片の他端面 11b 陽極棒 11c 陰極膜 12 一方の陽極側リード端子 13,13′ 他方の陰極側リード端子 14 モールド部 15 安全ヒューズ線 18 凹所 19 合成樹脂 20,21 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/012 H01G 9/12
Claims (2)
- 【請求項1】金属粉末を多孔質に固めたチップ片と、こ
のチップ片の一端面から突出する陽極棒とから成るコン
デンサ素子を、左右一対のリード端子間に配設し、この
コンデンサ素子における陽極棒を一方の陽極側リード端
子に固着し、チップ片の陰極膜を他方の陰極側リード端
子に電気的に接続して成る固体電解コンデンサにおい
て、 前記コンデンサ素子のチップ片における一端面に、凹所
を、当該凹所内から前記陽極棒が突出するように設け、
この凹所内に、合成樹脂を前記陽極棒の付け根部を囲う
ように充填する一方、前記コンデンサ素子のチップ片に
おける一端面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜に、前記陽
極側リード端子の先端を接当したことを特徴とする固体
電解コンデンサの構造。 - 【請求項2】金属粉末を多孔質に固めたチップ片と、こ
のチップ片の一端面から突出する陽極棒とから成るコン
デンサ素子を、左右一対のリード端子間に配設し、この
コンデンサ素子における陽極棒を一方の陽極側リード端
子に固着する一方、他方の陰極側リード端子の上面と、
前記チップ片の上面における陰極膜との間を、安全ヒュ
ーズ線を介して電気的に接続して成る固体電解コンデン
サにおいて、 前記コンデンサ素子のチップ片における一端面に、凹所
を、当該凹所内から前記陽極棒が突出するように設け、
この凹所内に、合成樹脂を前記陽極棒の付け根部を囲う
ように充填する一方、前記コンデンサ素子のチップ片に
おける両端面のうち陽極棒が突出する一端面に絶縁膜を
形成して、この前記陽極側リード端子の先端を接当し、
更に、前記チップ片における両端面のうち陽極棒が突出
する一端面と反対側の他端面に絶縁膜を形成して、この
絶縁膜に、前記陰極側リード端子の先端を接当したこと
を特徴とする固体電解コンデンサの構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11507494A JP3229121B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 固体電解コンデンサの構造 |
GB9510782A GB2289987B (en) | 1994-05-27 | 1995-05-26 | Solid state electrolytic capacitor |
US08/452,436 US5629830A (en) | 1994-05-27 | 1995-05-26 | Solid state electrolytic capacitor having a concave |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07320983A JPH07320983A (ja) | 1995-12-08 |
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ID=14653538
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---|---|
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GB (1) | GB2289987B (ja) |
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JP4160223B2 (ja) * | 1999-12-14 | 2008-10-01 | ローム株式会社 | 固体電解コンデンサ |
JP2003068576A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-07 | Rohm Co Ltd | 面実装型固体電解コンデンサの構造及びその製造方法 |
US6785124B2 (en) | 2002-05-20 | 2004-08-31 | Rohm Co., Ltd. | Capacitor element for solid electrolytic capacitor, process of making the same and solid electrolytic capacitor utilizing the capacitor element |
US6845004B2 (en) * | 2003-02-12 | 2005-01-18 | Kemet Electronics Corporation | Protecting resin-encapsulated components |
JP4566593B2 (ja) * | 2003-04-14 | 2010-10-20 | 昭和電工株式会社 | 焼結体電極及びその焼結体電極を用いた固体電解コンデンサ |
EP1665301B1 (en) * | 2003-09-26 | 2018-12-12 | Showa Denko K.K. | Production method of a capacitor |
JP2005166832A (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-23 | Rohm Co Ltd | 固体電解コンデンサ |
JP4126021B2 (ja) * | 2004-02-05 | 2008-07-30 | ローム株式会社 | 固体電解コンデンサ |
WO2005083729A1 (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-09 | Rohm Co., Ltd. | 固体電解コンデンサ |
JP2006165415A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Rohm Co Ltd | 固体電解コンデンサ |
JP4693469B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2011-06-01 | ローム株式会社 | 面実装型固体電解コンデンサ |
US8717777B2 (en) * | 2005-11-17 | 2014-05-06 | Avx Corporation | Electrolytic capacitor with a thin film fuse |
US7532457B2 (en) * | 2007-01-15 | 2009-05-12 | Avx Corporation | Fused electrolytic capacitor assembly |
JP5020120B2 (ja) * | 2008-02-21 | 2012-09-05 | 三洋電機株式会社 | 固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
JP2010251716A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-11-04 | Rohm Co Ltd | 固体電解コンデンサおよびその製造方法 |
US8619410B2 (en) | 2010-06-23 | 2013-12-31 | Avx Corporation | Solid electrolytic capacitor for use in high voltage applications |
US8512422B2 (en) | 2010-06-23 | 2013-08-20 | Avx Corporation | Solid electrolytic capacitor containing an improved manganese oxide electrolyte |
WO2014086837A1 (en) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Bp Exploration Operating Company Limited | Apparatus and method for radiographic inspection of underwater objects |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845171B2 (ja) * | 1976-01-30 | 1983-10-07 | 日本電気株式会社 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
US5390074A (en) * | 1991-09-30 | 1995-02-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Chip-type solid electrolytic capacitor and method of manufacturing the same |
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1994
- 1994-05-27 JP JP11507494A patent/JP3229121B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1995
- 1995-05-26 GB GB9510782A patent/GB2289987B/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-05-26 US US08/452,436 patent/US5629830A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2289987A (en) | 1995-12-06 |
US5629830A (en) | 1997-05-13 |
GB2289987B (en) | 1998-02-04 |
JPH07320983A (ja) | 1995-12-08 |
GB9510782D0 (en) | 1995-07-19 |
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