JP2000046417A - ヒートポンプ式温水床暖房装置 - Google Patents
ヒートポンプ式温水床暖房装置Info
- Publication number
- JP2000046417A JP2000046417A JP21761998A JP21761998A JP2000046417A JP 2000046417 A JP2000046417 A JP 2000046417A JP 21761998 A JP21761998 A JP 21761998A JP 21761998 A JP21761998 A JP 21761998A JP 2000046417 A JP2000046417 A JP 2000046417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor heating
- hot water
- compressor
- temperature
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 床暖房パネルを循環する温水の温度を安定さ
せて、圧縮機の発停の回数を低減でき、効率の高いヒー
トポンプ式温水床暖房装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機１,温水熱交換器１１,電動膨張弁
４Ｂおよび蒸発器３を環状に接続する。上記温水熱交換
器１１を介して循環ポンプ１３により温水が床暖房パネ
ル１２を循環する。上記床暖房パネル１２と温水熱交換
器１１との間に床暖房パネル１２の下流側に設けられた
温度センサ２０により戻り水温を検出し、その戻り水温
に基づいてサーモオンするとき、そのサーモオンから所
定時間の間、制御装置１４は、圧縮機１を最低周波数で
運転するようにインバータ１５の出力を制御する。
せて、圧縮機の発停の回数を低減でき、効率の高いヒー
トポンプ式温水床暖房装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機１,温水熱交換器１１,電動膨張弁
４Ｂおよび蒸発器３を環状に接続する。上記温水熱交換
器１１を介して循環ポンプ１３により温水が床暖房パネ
ル１２を循環する。上記床暖房パネル１２と温水熱交換
器１１との間に床暖房パネル１２の下流側に設けられた
温度センサ２０により戻り水温を検出し、その戻り水温
に基づいてサーモオンするとき、そのサーモオンから所
定時間の間、制御装置１４は、圧縮機１を最低周波数で
運転するようにインバータ１５の出力を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートポンプに
より加熱された温水が床暖房パネルを循環するヒートポ
ンプ式温水床暖房装置に関する。
より加熱された温水が床暖房パネルを循環するヒートポ
ンプ式温水床暖房装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ式温水床暖房装置と
しては、圧縮機,凝縮器としての温水熱交換器,電動膨張
弁および蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、上記温
水熱交換器を介して循環ポンプにより温水が循環する床
暖房パネルとを備えたものがある。上記ヒートポンプ式
温水床暖房装置は、ヒートポンプにより温水熱交換器で
温水を加熱し、その加熱された温水は、温水熱交換器を
介して循環ポンプにより床暖房パネルを循環する。
しては、圧縮機,凝縮器としての温水熱交換器,電動膨張
弁および蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、上記温
水熱交換器を介して循環ポンプにより温水が循環する床
暖房パネルとを備えたものがある。上記ヒートポンプ式
温水床暖房装置は、ヒートポンプにより温水熱交換器で
温水を加熱し、その加熱された温水は、温水熱交換器を
介して循環ポンプにより床暖房パネルを循環する。
【０００３】図２(A),(B)は従来のヒートポンプ式温水
床暖房装置の運転周波数および戻り水温の変化を示して
おり、戻り水温がサーモオンレベルよりも低くなると、
圧縮機を起動して運転する一方、戻り水温がサーモオフ
レベルよりも高くなると圧縮機を停止して、床暖房パネ
ルからの戻り水温が目標温度になるようにしている。
床暖房装置の運転周波数および戻り水温の変化を示して
おり、戻り水温がサーモオンレベルよりも低くなると、
圧縮機を起動して運転する一方、戻り水温がサーモオフ
レベルよりも高くなると圧縮機を停止して、床暖房パネ
ルからの戻り水温が目標温度になるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ヒート
ポンプ式温水床暖房装置では、図2(A),(B)に示すよう
に、温水が熱容量の大きい床暖房パネルを循環するの
で、サーモオフしたときに戻り水温が下がるのに時間が
かかり、次にサーモオンしたときにも戻り水温が上がる
のに時間がかかる。しかも、上記ヒートポンプ式温水床
暖房装置では、ＰＩＤ(比例・積分・微分)制御により圧
縮機の運転周波数を制御すると、サーモオン後の戻り水
温がすぐに上昇しないために運転周波数が高くなり過
ぎ、次にサーモオフしても戻り水温がすぐに下がらずに
上昇して、戻り水温のオーバーシュート(図２(B)のＡに
示す)が大きくなる。このため、温水の温度の制御性が
悪く、圧縮機が発停を繰り返すため、効率が悪くなると
いう問題がある。
ポンプ式温水床暖房装置では、図2(A),(B)に示すよう
に、温水が熱容量の大きい床暖房パネルを循環するの
で、サーモオフしたときに戻り水温が下がるのに時間が
かかり、次にサーモオンしたときにも戻り水温が上がる
のに時間がかかる。しかも、上記ヒートポンプ式温水床
暖房装置では、ＰＩＤ(比例・積分・微分)制御により圧
縮機の運転周波数を制御すると、サーモオン後の戻り水
温がすぐに上昇しないために運転周波数が高くなり過
ぎ、次にサーモオフしても戻り水温がすぐに下がらずに
上昇して、戻り水温のオーバーシュート(図２(B)のＡに
示す)が大きくなる。このため、温水の温度の制御性が
悪く、圧縮機が発停を繰り返すため、効率が悪くなると
いう問題がある。
【０００５】そこで、この発明の目的は、床暖房パネル
を循環する温水の温度を安定させて、圧縮機の発停の回
数を低減でき、効率の高いヒートポンプ式温水床暖房装
置を提供することにある。
を循環する温水の温度を安定させて、圧縮機の発停の回
数を低減でき、効率の高いヒートポンプ式温水床暖房装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１のヒートポンプ式温水床暖房装置は、圧縮
機,温水熱交換器,膨張手段および蒸発器が環状に接続さ
れた冷媒回路と、上記温水熱交換器を介して循環ポンプ
により温水が循環する床暖房パネルと、上記床暖房パネ
ルと上記温水熱交換器との間の上記床暖房パネルの上流
側または下流側に設けられ、上記床暖房パネルに流れる
温水の温度を検出する温度センサと、上記圧縮機のモー
タを駆動するインバータと、上記温度センサにより検出
された温水の温度に基づいて、上記圧縮機を起動して運
転するとき、上記圧縮機の起動から所定時間の間、上記
圧縮機を所定の低周波数で運転するように上記インバー
タの出力を制御するインバータ出力制御部を備えたこと
を特徴としている。
め、請求項１のヒートポンプ式温水床暖房装置は、圧縮
機,温水熱交換器,膨張手段および蒸発器が環状に接続さ
れた冷媒回路と、上記温水熱交換器を介して循環ポンプ
により温水が循環する床暖房パネルと、上記床暖房パネ
ルと上記温水熱交換器との間の上記床暖房パネルの上流
側または下流側に設けられ、上記床暖房パネルに流れる
温水の温度を検出する温度センサと、上記圧縮機のモー
タを駆動するインバータと、上記温度センサにより検出
された温水の温度に基づいて、上記圧縮機を起動して運
転するとき、上記圧縮機の起動から所定時間の間、上記
圧縮機を所定の低周波数で運転するように上記インバー
タの出力を制御するインバータ出力制御部を備えたこと
を特徴としている。
【０００７】上記請求項１のヒートポンプ式温水床暖房
装置によれば、上記圧縮機から吐出された冷媒は、上記
温水熱交換器で水と熱交換されて凝縮し、凝縮された冷
媒は、膨張手段により膨張し、さらに上記蒸発器で蒸発
して室外等の熱源から吸熱した後、圧縮機に戻る。こう
して温水熱交換器で加熱された温水は、上記循環ポンプ
により温水熱交換器を介して床暖房パネルを循環し、床
暖房パネルが暖められて床暖房が行われる。そして、上
記床暖房パネルの上流側または下流側に設けられた温度
センサにより床暖房パネルに流れる温水の温度を検出し
て、その温水の温度に基づいてサーモオン(温水の温度
が所定の下限温度以下になって運転)となり圧縮機を起
動して運転するとき、上記インバータ出力制御部は、圧
縮機を起動から所定時間の間、圧縮機を所定の低周波数
で運転するようにインバータの出力を制御する。そうす
ることによって、温水の温度がすぐに上昇しないからと
いって、運転能力を所定時間内は上げないので、温水の
温度の上昇が遅れても、温水の温度が緩やかに上昇する
ためにすぐにサーモオフ(温水の温度が所定の上限温度
に達して停止)となり圧縮機を停止するということがな
い。したがって、上記床暖房パネルを循環する温水の温
度を安定させて、圧縮機の発停の回数を低減でき、効率
を向上できる。
装置によれば、上記圧縮機から吐出された冷媒は、上記
温水熱交換器で水と熱交換されて凝縮し、凝縮された冷
媒は、膨張手段により膨張し、さらに上記蒸発器で蒸発
して室外等の熱源から吸熱した後、圧縮機に戻る。こう
して温水熱交換器で加熱された温水は、上記循環ポンプ
により温水熱交換器を介して床暖房パネルを循環し、床
暖房パネルが暖められて床暖房が行われる。そして、上
記床暖房パネルの上流側または下流側に設けられた温度
センサにより床暖房パネルに流れる温水の温度を検出し
て、その温水の温度に基づいてサーモオン(温水の温度
が所定の下限温度以下になって運転)となり圧縮機を起
動して運転するとき、上記インバータ出力制御部は、圧
縮機を起動から所定時間の間、圧縮機を所定の低周波数
で運転するようにインバータの出力を制御する。そうす
ることによって、温水の温度がすぐに上昇しないからと
いって、運転能力を所定時間内は上げないので、温水の
温度の上昇が遅れても、温水の温度が緩やかに上昇する
ためにすぐにサーモオフ(温水の温度が所定の上限温度
に達して停止)となり圧縮機を停止するということがな
い。したがって、上記床暖房パネルを循環する温水の温
度を安定させて、圧縮機の発停の回数を低減でき、効率
を向上できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、この発明のヒートポンプ式
温水床暖房装置を図示の実施の形態により詳細に説明す
る。
温水床暖房装置を図示の実施の形態により詳細に説明す
る。
【０００９】図１はこの発明の実施の一形態のヒートポ
ンプ式温水床暖房装置の概略構成図であり、１は圧縮
機、２は上記圧縮機１の吐出側に一端が接続された四路
弁、３は上記四路弁２の他端に一端が接続された室外熱
交換器、４Ａは上記室外熱交換器３の他端に一端が接続
された膨張手段としての電動膨張弁、５は上記電動膨張
弁４Ａの他端に接続された室内熱交換器、６は上記室内
熱交換器５の他端に四路弁２を介して一端が接続され、
他端が上記圧縮機１４に接続されたアキュムレータであ
る。上記室外熱交換器３の近傍に室外ファン２１を配置
すると共に、室内熱交換器５の近傍に室内ファン２２を
配置している。
ンプ式温水床暖房装置の概略構成図であり、１は圧縮
機、２は上記圧縮機１の吐出側に一端が接続された四路
弁、３は上記四路弁２の他端に一端が接続された室外熱
交換器、４Ａは上記室外熱交換器３の他端に一端が接続
された膨張手段としての電動膨張弁、５は上記電動膨張
弁４Ａの他端に接続された室内熱交換器、６は上記室内
熱交換器５の他端に四路弁２を介して一端が接続され、
他端が上記圧縮機１４に接続されたアキュムレータであ
る。上記室外熱交換器３の近傍に室外ファン２１を配置
すると共に、室内熱交換器５の近傍に室内ファン２２を
配置している。
【００１０】また、上記ヒートポンプ式温水床暖房装置
は、上記室外熱交換器３の他端に一端が接続された膨張
手段としての電動膨張弁４Ａと、上記電動膨張弁４Ａの
他端に冷媒管１１aの一端が接続され、その冷媒管１１a
の他端が四路弁２,アキュムレータ６を介して圧縮機１
の吸込側に接続された温水熱交換器１１と、上記温水熱
交換器１１の温水管１１bの一端が一端に接続された床
暖房パネル１２と、上記床暖房パネル１２の他端に一端
が接続され、他端が上記温水熱交換器１１の温水管１１
bの他端に接続された循環ポンプ１３とを備えている。
上記床暖房パネル１２の下流側に床暖房パネル１２から
温水熱交換器１１に戻る温水の温度(以下、戻り水温と
いう)を検出する温度センサ２０を配置している。さら
に、上記ヒートポンプ式温水床暖房装置は、温度センサ
２０からの戻り水温を表す信号と入力装置(リモートコ
ントローラ)１６からの信号とを受けて、圧縮機１,電動
膨張弁４Ａ,４Ｂなどを制御するインバータ出力制御部
を含む制御装置１４と、上記制御装置１４からの制御信
号を受けて、圧縮機１のモータを駆動するインバータ１
５とを備えている。
は、上記室外熱交換器３の他端に一端が接続された膨張
手段としての電動膨張弁４Ａと、上記電動膨張弁４Ａの
他端に冷媒管１１aの一端が接続され、その冷媒管１１a
の他端が四路弁２,アキュムレータ６を介して圧縮機１
の吸込側に接続された温水熱交換器１１と、上記温水熱
交換器１１の温水管１１bの一端が一端に接続された床
暖房パネル１２と、上記床暖房パネル１２の他端に一端
が接続され、他端が上記温水熱交換器１１の温水管１１
bの他端に接続された循環ポンプ１３とを備えている。
上記床暖房パネル１２の下流側に床暖房パネル１２から
温水熱交換器１１に戻る温水の温度(以下、戻り水温と
いう)を検出する温度センサ２０を配置している。さら
に、上記ヒートポンプ式温水床暖房装置は、温度センサ
２０からの戻り水温を表す信号と入力装置(リモートコ
ントローラ)１６からの信号とを受けて、圧縮機１,電動
膨張弁４Ａ,４Ｂなどを制御するインバータ出力制御部
を含む制御装置１４と、上記制御装置１４からの制御信
号を受けて、圧縮機１のモータを駆動するインバータ１
５とを備えている。
【００１１】上記構成のヒートポンプ式温水床暖房装置
において、四路弁２を実線の切換位置に切り換えて、圧
縮機１を運転すると、圧縮機１から吐出された冷媒は、
室内熱交換器５で凝縮して放熱し、電動膨張弁４Ａで膨
張した後、室外熱交換器３で蒸発して室外の熱源から吸
熱した後、アキュムレータ６を介して圧縮機１の吸入側
に戻り、暖房運転が行われる。一方、上記圧縮機１から
吐出された冷媒は、温水熱交換器１１で水と熱交換され
て凝縮し、電動膨張弁４Ｂで膨張した後、室外熱交換器
３で蒸発した後、アキュムレータ６を介して圧縮機１の
吸入側に戻る。このようにして、上記室内熱交換器５に
より室内を暖房すると共に、温水熱交換器１１で加熱さ
れた温水は、循環ポンプ１３により温水熱交換器１１を
介して床暖房パネル１２を循環することによって、床暖
房パネル１２が暖められる。このとき、上記制御装置１
４は、温度センサ２０により検出された戻り水温が目標
温度になるようにインバータ１５の出力を制御する。す
なわち、上記目標温度よりも所定温度だけ高いサーモオ
フレベルと目標温度よりも所定温度だけ低いサーモオン
レベルを設定し、温度センサ２０により検出された戻り
水温がサーモオンレベルよりも低いとき、圧縮機１を起
動して運転する一方、上記戻り水温がサーモオフレベル
よりも高いとき、圧縮機１を停止するのである。
において、四路弁２を実線の切換位置に切り換えて、圧
縮機１を運転すると、圧縮機１から吐出された冷媒は、
室内熱交換器５で凝縮して放熱し、電動膨張弁４Ａで膨
張した後、室外熱交換器３で蒸発して室外の熱源から吸
熱した後、アキュムレータ６を介して圧縮機１の吸入側
に戻り、暖房運転が行われる。一方、上記圧縮機１から
吐出された冷媒は、温水熱交換器１１で水と熱交換され
て凝縮し、電動膨張弁４Ｂで膨張した後、室外熱交換器
３で蒸発した後、アキュムレータ６を介して圧縮機１の
吸入側に戻る。このようにして、上記室内熱交換器５に
より室内を暖房すると共に、温水熱交換器１１で加熱さ
れた温水は、循環ポンプ１３により温水熱交換器１１を
介して床暖房パネル１２を循環することによって、床暖
房パネル１２が暖められる。このとき、上記制御装置１
４は、温度センサ２０により検出された戻り水温が目標
温度になるようにインバータ１５の出力を制御する。す
なわち、上記目標温度よりも所定温度だけ高いサーモオ
フレベルと目標温度よりも所定温度だけ低いサーモオン
レベルを設定し、温度センサ２０により検出された戻り
水温がサーモオンレベルよりも低いとき、圧縮機１を起
動して運転する一方、上記戻り水温がサーモオフレベル
よりも高いとき、圧縮機１を停止するのである。
【００１２】そして、サーモオン時、上記制御装置１４
は、図２(C)に示すように、サーモオンから所定時間ｔ
の間、圧縮機１を最低周波数で運転するようにインバー
タ１５の出力を制御する。そうすると、図２(D)に示す
ように、温度センサ２０により検出された戻り水温は、
サーモオン後もしばらく下がって戻り水温と目標温度と
の温度差△Ｄが大きくなるが、時間の経過とともに徐々
に戻り水温が上昇し始める。このとき、サーモオンから
所定時間ｔの間は運転能力を上げないので、戻り水温が
緩やかに上昇するためにすぐにサーモオフしない。つま
り、戻り水温が緩やかに上昇するので、大きなオーバー
シュート(図２(B)のＡに示す)にはならず、このヒート
ポンプ式温水床暖房装置におけるオーバーシュートは、
図２(D)のＢに示すように小さくなり、サーモオフレベ
ルを越えないのである。そして、上記所定時間ｔが経過
した後は、制御装置１４は、圧縮機１の運転周波数を所
定の制御方法(例えばＰＩＤ制御)により制御する。な
お、上記所定時間ｔにおいて、圧縮機１を最低周波数で
なく所定の低周波数で運転してもよいし、所定の範囲内
の低周波数で運転してもよい。
は、図２(C)に示すように、サーモオンから所定時間ｔ
の間、圧縮機１を最低周波数で運転するようにインバー
タ１５の出力を制御する。そうすると、図２(D)に示す
ように、温度センサ２０により検出された戻り水温は、
サーモオン後もしばらく下がって戻り水温と目標温度と
の温度差△Ｄが大きくなるが、時間の経過とともに徐々
に戻り水温が上昇し始める。このとき、サーモオンから
所定時間ｔの間は運転能力を上げないので、戻り水温が
緩やかに上昇するためにすぐにサーモオフしない。つま
り、戻り水温が緩やかに上昇するので、大きなオーバー
シュート(図２(B)のＡに示す)にはならず、このヒート
ポンプ式温水床暖房装置におけるオーバーシュートは、
図２(D)のＢに示すように小さくなり、サーモオフレベ
ルを越えないのである。そして、上記所定時間ｔが経過
した後は、制御装置１４は、圧縮機１の運転周波数を所
定の制御方法(例えばＰＩＤ制御)により制御する。な
お、上記所定時間ｔにおいて、圧縮機１を最低周波数で
なく所定の低周波数で運転してもよいし、所定の範囲内
の低周波数で運転してもよい。
【００１３】このように、サーモオンから所定時間ｔの
間、圧縮機１を最低周波数で運転するようにインバータ
１５の出力を制御装置１４により制御することによっ
て、床暖房パネル１２の温水の温度を安定させて、圧縮
機１の発停の回数を低減して効率を向上でき、省エネル
ギー効果の高いヒートポンプ式温水床暖房装置を実現す
ることができる。
間、圧縮機１を最低周波数で運転するようにインバータ
１５の出力を制御装置１４により制御することによっ
て、床暖房パネル１２の温水の温度を安定させて、圧縮
機１の発停の回数を低減して効率を向上でき、省エネル
ギー効果の高いヒートポンプ式温水床暖房装置を実現す
ることができる。
【００１４】上記実施の形態では、室内熱交換器５と温
水熱交換器１１を備えて、室内暖房と床暖房とを行うヒ
ートポンプ式温水床暖房装置について説明したが、温水
熱交換器を備えて、床暖房のみを行うヒートポンプ式温
水床暖房装置にこの発明を適用してもよい。
水熱交換器１１を備えて、室内暖房と床暖房とを行うヒ
ートポンプ式温水床暖房装置について説明したが、温水
熱交換器を備えて、床暖房のみを行うヒートポンプ式温
水床暖房装置にこの発明を適用してもよい。
【００１５】また、上記実施の形態では、床暖房パネル
２１の下流側に、床暖房パネル２１から温水熱交換器１
１に戻る温水の温度を検出する温度センサ２０を配置し
たが、床暖房パネルの上流側に温度センサを配置したヒ
ートポンプ式温水床暖房装置にこの発明を適用してもよ
い。
２１の下流側に、床暖房パネル２１から温水熱交換器１
１に戻る温水の温度を検出する温度センサ２０を配置し
たが、床暖房パネルの上流側に温度センサを配置したヒ
ートポンプ式温水床暖房装置にこの発明を適用してもよ
い。
【００１６】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項１の発
明のヒートポンプ式温水床暖房装置は、圧縮機から吐出
された冷媒は温水熱交換器で水と熱交換して凝縮し、凝
縮された冷媒を膨張手段により膨張し、さらに膨張した
冷媒は蒸発器で蒸発して室外等の熱源から吸熱した後、
圧縮機に戻ると共に、温水熱交換器で加熱された温水を
循環ポンプにより温水熱交換器を介して床暖房パネルを
循環させて、床暖房パネルを暖め、上記床暖房パネルの
上流側または下流側に設けられた温度センサにより検出
された床暖房パネルに流れる温水の温度に基づいて、圧
縮機を起動して運転するとき、インバータ出力制御部
は、圧縮機を起動から所定時間の間、圧縮機を所定の低
周波数で運転するようにインバータの出力を制御するも
のである。
明のヒートポンプ式温水床暖房装置は、圧縮機から吐出
された冷媒は温水熱交換器で水と熱交換して凝縮し、凝
縮された冷媒を膨張手段により膨張し、さらに膨張した
冷媒は蒸発器で蒸発して室外等の熱源から吸熱した後、
圧縮機に戻ると共に、温水熱交換器で加熱された温水を
循環ポンプにより温水熱交換器を介して床暖房パネルを
循環させて、床暖房パネルを暖め、上記床暖房パネルの
上流側または下流側に設けられた温度センサにより検出
された床暖房パネルに流れる温水の温度に基づいて、圧
縮機を起動して運転するとき、インバータ出力制御部
は、圧縮機を起動から所定時間の間、圧縮機を所定の低
周波数で運転するようにインバータの出力を制御するも
のである。
【００１７】したがって、請求項１の発明のヒートポン
プ式温水床暖房装置によれば、上記圧縮機の起動後の所
定時間内は運転能力を上げないで最低にするので、温水
の温度が緩やかに上昇し、すぐにサーモオフするという
ことがないから、上記床暖房パネルを循環する温水の温
度を安定させて、圧縮機の発停の回数を低減でき、効率
を向上することができる。したがって、省エネルギー効
果の高いヒートポンプ式温水床暖房装置を提供すること
ができる。
プ式温水床暖房装置によれば、上記圧縮機の起動後の所
定時間内は運転能力を上げないで最低にするので、温水
の温度が緩やかに上昇し、すぐにサーモオフするという
ことがないから、上記床暖房パネルを循環する温水の温
度を安定させて、圧縮機の発停の回数を低減でき、効率
を向上することができる。したがって、省エネルギー効
果の高いヒートポンプ式温水床暖房装置を提供すること
ができる。
【図１】 図１はこの発明の実施の一形態のヒートポン
プ式温水床暖房装置の概略構成図である。
プ式温水床暖房装置の概略構成図である。
【図２】 図２(A),(B)は従来のヒートポンプ式温水床
暖房装置の運転周波数および戻り水温の変化を示す図で
あり、図2(C),(D)はこの発明のヒートポンプ式温水床暖
房装置の運転周波数および戻り水温の変化を示す図であ
る。
暖房装置の運転周波数および戻り水温の変化を示す図で
あり、図2(C),(D)はこの発明のヒートポンプ式温水床暖
房装置の運転周波数および戻り水温の変化を示す図であ
る。
１…圧縮機、２…四路弁、３…室外熱交換器、４Ａ,４
Ｂ…電動膨張弁、５…室内熱交換器、６…アキュムレー
タ、１１…温水熱交換器、１２…床暖房パネル、１３…
循環ポンプ、１４…制御装置、１５…インバータ、１６
…入力装置、２０…温度センサ、２１…室外ファン、２
２…室内ファン。
Ｂ…電動膨張弁、５…室内熱交換器、６…アキュムレー
タ、１１…温水熱交換器、１２…床暖房パネル、１３…
循環ポンプ、１４…制御装置、１５…インバータ、１６
…入力装置、２０…温度センサ、２１…室外ファン、２
２…室内ファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3L073 AA07 AA12 CC03 DD08 DE05 DF07 3L092 AA02 AA14 DA06 EA15 EA18 FA05
Claims (1)
- 【請求項１】 圧縮機(１),温水熱交換器(１１),膨張手
段(４Ｂ)および蒸発器(３)が環状に接続された冷媒回路
と、 上記温水熱交換器(１１)を介して循環ポンプ(１３)によ
り温水が循環する床暖房パネル(１２)と、 上記床暖房パネル(１２)と上記温水熱交換器(１１)との
間の上記床暖房パネル(１２)の上流側または下流側に設
けられ、上記床暖房パネル(１２)に流れる温水の温度を
検出する温度センサ(２０)と、 上記圧縮機(１)のモータを駆動するインバータ(１５)
と、 上記温度センサ(２０)により検出された温水の温度に基
づいて、上記圧縮機(１)を起動して運転するとき、上記
圧縮機(１)の起動から所定時間の間、上記圧縮機(１)を
所定の低周波数で運転するように上記インバータ(１５)
の出力を制御するインバータ出力制御部(１４)を備えた
ことを特徴とするヒートポンプ式温水床暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21761998A JP2000046417A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | ヒートポンプ式温水床暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21761998A JP2000046417A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | ヒートポンプ式温水床暖房装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000046417A true JP2000046417A (ja) | 2000-02-18 |
Family
ID=16707140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21761998A Pending JP2000046417A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | ヒートポンプ式温水床暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000046417A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1707886A2 (en) | 2005-03-24 | 2006-10-04 | Hitachi Home & Life Solutions, Inc., | Heat-pump type heating apparatus |
| JP2006349270A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Ishimoto Kenchiku Jimusho:Kk | 水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機 |
| JP2007009680A (ja) * | 2005-05-30 | 2007-01-18 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートポンプ式融雪空調装置 |
| CN100472138C (zh) * | 2003-03-14 | 2009-03-25 | 日立空调·家用电器株式会社 | 热泵式热水供给采暖机 |
| WO2010098071A1 (ja) | 2009-02-24 | 2010-09-02 | ダイキン工業株式会社 | ヒートポンプシステム |
| EP2402685A1 (en) * | 2009-02-24 | 2012-01-04 | Daikin Industries, Ltd. | Heat pump system |
| WO2013142760A1 (en) * | 2012-03-22 | 2013-09-26 | Climate Master, Inc. | Integrated heat pump and water heating circuit |
| CN104315623A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-01-28 | 陈万仁 | 冷媒相变地板供暖顶板制冷*** |
| US9383126B2 (en) | 2011-12-21 | 2016-07-05 | Nortek Global HVAC, LLC | Refrigerant charge management in a heat pump water heater |
| JP5973076B2 (ja) * | 2013-08-23 | 2016-08-23 | 東芝キヤリア株式会社 | 温水型暖房装置 |
| US10753661B2 (en) | 2014-09-26 | 2020-08-25 | Waterfurnace International, Inc. | Air conditioning system with vapor injection compressor |
| US10866002B2 (en) | 2016-11-09 | 2020-12-15 | Climate Master, Inc. | Hybrid heat pump with improved dehumidification |
| US10871314B2 (en) | 2016-07-08 | 2020-12-22 | Climate Master, Inc. | Heat pump and water heater |
| US11506430B2 (en) | 2019-07-15 | 2022-11-22 | Climate Master, Inc. | Air conditioning system with capacity control and controlled hot water generation |
| US11592215B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-02-28 | Waterfurnace International, Inc. | Integrated demand water heating using a capacity modulated heat pump with desuperheater |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP21761998A patent/JP2000046417A/ja active Pending
Cited By (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100472138C (zh) * | 2003-03-14 | 2009-03-25 | 日立空调·家用电器株式会社 | 热泵式热水供给采暖机 |
| EP1707886A2 (en) | 2005-03-24 | 2006-10-04 | Hitachi Home & Life Solutions, Inc., | Heat-pump type heating apparatus |
| JP4634337B2 (ja) * | 2005-05-30 | 2011-02-16 | 三菱電機株式会社 | ヒートポンプ式融雪空調装置 |
| JP2007009680A (ja) * | 2005-05-30 | 2007-01-18 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートポンプ式融雪空調装置 |
| JP2006349270A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Ishimoto Kenchiku Jimusho:Kk | 水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機 |
| JP4520370B2 (ja) * | 2005-06-16 | 2010-08-04 | 株式会社石本建築事務所 | 水熱源ヒートポンプ式輻射パネル用空調機 |
| EP2402682A4 (en) * | 2009-02-24 | 2015-02-11 | Daikin Ind Ltd | HEAT PUMP SYSTEM |
| US9810466B2 (en) | 2009-02-24 | 2017-11-07 | Daikin Industries, Ltd. | Heat pump system |
| EP2402682A1 (en) * | 2009-02-24 | 2012-01-04 | Daikin Industries, Ltd. | Heat pump system |
| US8650897B2 (en) | 2009-02-24 | 2014-02-18 | Daikin Industries, Ltd. | Heat pump system |
| EP2402685A1 (en) * | 2009-02-24 | 2012-01-04 | Daikin Industries, Ltd. | Heat pump system |
| WO2010098071A1 (ja) | 2009-02-24 | 2010-09-02 | ダイキン工業株式会社 | ヒートポンプシステム |
| EP2402685A4 (en) * | 2009-02-24 | 2015-02-18 | Daikin Ind Ltd | HEAT PUMP SYSTEM |
| US9383126B2 (en) | 2011-12-21 | 2016-07-05 | Nortek Global HVAC, LLC | Refrigerant charge management in a heat pump water heater |
| WO2013142760A1 (en) * | 2012-03-22 | 2013-09-26 | Climate Master, Inc. | Integrated heat pump and water heating circuit |
| JP5973076B2 (ja) * | 2013-08-23 | 2016-08-23 | 東芝キヤリア株式会社 | 温水型暖房装置 |
| US10753661B2 (en) | 2014-09-26 | 2020-08-25 | Waterfurnace International, Inc. | Air conditioning system with vapor injection compressor |
| US11480372B2 (en) | 2014-09-26 | 2022-10-25 | Waterfurnace International Inc. | Air conditioning system with vapor injection compressor |
| US11927377B2 (en) | 2014-09-26 | 2024-03-12 | Waterfurnace International, Inc. | Air conditioning system with vapor injection compressor |
| CN104315623A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-01-28 | 陈万仁 | 冷媒相变地板供暖顶板制冷*** |
| US10871314B2 (en) | 2016-07-08 | 2020-12-22 | Climate Master, Inc. | Heat pump and water heater |
| US11448430B2 (en) | 2016-07-08 | 2022-09-20 | Climate Master, Inc. | Heat pump and water heater |
| US10866002B2 (en) | 2016-11-09 | 2020-12-15 | Climate Master, Inc. | Hybrid heat pump with improved dehumidification |
| US11435095B2 (en) | 2016-11-09 | 2022-09-06 | Climate Master, Inc. | Hybrid heat pump with improved dehumidification |
| US11592215B2 (en) | 2018-08-29 | 2023-02-28 | Waterfurnace International, Inc. | Integrated demand water heating using a capacity modulated heat pump with desuperheater |
| US11953239B2 (en) | 2018-08-29 | 2024-04-09 | Waterfurnace International, Inc. | Integrated demand water heating using a capacity modulated heat pump with desuperheater |
| US11506430B2 (en) | 2019-07-15 | 2022-11-22 | Climate Master, Inc. | Air conditioning system with capacity control and controlled hot water generation |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000046417A (ja) | ヒートポンプ式温水床暖房装置 | |
| US5044425A (en) | Air conditioner having a refrigerant heater | |
| CN109716035B (zh) | 用于空气调节和热水供给的*** | |
| KR20190016261A (ko) | 히트펌프 및 그 제어방법 | |
| JP2010025517A (ja) | ヒートポンプ式給湯機 | |
| JP3206245B2 (ja) | 空気調和機 | |
| WO2017138133A1 (ja) | 温冷水空調システム | |
| JP3518353B2 (ja) | ヒートポンプ式暖房装置 | |
| EP3995752B1 (en) | Hot water supply system | |
| JP3578078B2 (ja) | ヒートポンプ式空調システム | |
| JP2004205071A (ja) | 空気調和機 | |
| JP3789620B2 (ja) | 空気調和装置 | |
| JP3636261B2 (ja) | 温水床暖房システムの制御装置 | |
| JPH0359358A (ja) | 空気調和機 | |
| JP2557656B2 (ja) | 冷凍装置の能力制御方法 | |
| KR100234094B1 (ko) | 공조기기 및 그 제어방법 | |
| JP3128519B2 (ja) | 複合温水暖房システムの温度制御装置 | |
| JPH09273762A (ja) | 床暖房システムの制御装置 | |
| JP2000171102A (ja) | 貯湯式の給湯熱源装置 | |
| JP2878727B2 (ja) | 空気調和機 | |
| KR100300581B1 (ko) | 냉난방사이클의 제어방법 | |
| JP3401873B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
| JP2919316B2 (ja) | 床暖房システムの制御装置 | |
| JP2003097813A (ja) | 床暖房システム | |
| JP3483183B2 (ja) | 複合温水暖房システムの温度制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040114 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040330 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040914 |