JP2000043414A - 相変化型光記録媒体 - Google Patents

相変化型光記録媒体

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JP2000043414A
JP2000043414A JP10216006A JP21600698A JP2000043414A JP 2000043414 A JP2000043414 A JP 2000043414A JP 10216006 A JP10216006 A JP 10216006A JP 21600698 A JP21600698 A JP 21600698A JP 2000043414 A JP2000043414 A JP 2000043414A
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JP10216006A
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Ikuo Matsumoto
郁夫 松本
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録マークのリーディングエッジとトレーリ
ングエッジの両者のジッターの増加を偏りなく抑え、優
れた繰り返しオーバーライト特性を有する相変化型光記
録媒体を得る。 【解決手段】 記録層にSb−Te−Ge合金を用い
る。このSb−Te−Ge合金の組成を、組成(モル
%)を表わす三角座標グラフ上の、直線A−A(第1の
直線)、直線B−B(第2の直線)、直線C−C(第3
の直線)及び直線E−E(第4の直線)に囲まれたた矩
形領域に含まれる組成点群のうちの一つの値に選んでい
る。この矩形領域内の組成は、記録層膜厚を含む膜構成
との関連において規定されている。さらに記録層の組成
をレーザ波長と記録速度との関連において規定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光を用いて情報を記
録再生する光情報記録媒体に関し、特に相変化型光記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光情報記録媒体は、より高速でより大容
量の記録をすることが常に求められている。このため、
例えば、高密度化のためには、ランド・グルーブ記録や
マークエッジ記録などの手法が提案されている。相変化
型光記録媒体は、光照射、主にレーザー光の照射によっ
て生じた物質の非晶質状態と結晶状態の間の可逆的な構
造変化(相変化)を、情報の記録に利用した記録媒体で
ある。また、この相変化型光記録媒体は、記録した情報
を高速で消去、記録するために一旦記録した情報を消去
しながら、その上に別の情報を記録(オーバライト:Ov
er write)することが可能であるという特徴を有する。
しかしながら、消去・記録の繰り返しにおいては、安定
動作が必要不可欠である。また、この消去・記録の繰り
返し回数は、可能な限り多い回数が要求される。
【0003】相変化型光記録媒体は書換え可能型光ディ
スクとして多くの研究がなされており、代表的なディス
ク構成は、ポリカーボネートの透明基板、ZnS・Si
2の第1透明誘電体膜(第1保護層)、Ge−Sb−
Te合金の記録層、ZnS・SiO2の第2透明誘電体
膜(第2保護層)、Al合金の反射層、紫外線硬化型の
有機樹脂塗布層(樹脂保護層)の積層構成である。
【0004】薄膜を加熱昇温し溶融急冷や加熱昇温し徐
冷する手段を用いる相変化型光記録媒体の記録繰り返し
特性を向上する手段として、GeTeとSb2Te3の相分離を抑
制する組成の検討(特開昭63−228433号公報)
や、機械的損傷を防ぐ手段の検討(特開平7−3070
36号公報)などがある。これらの技術により、相変化
型光記録媒体の繰り返しオーバーライト特性は向上して
きた。しかし、近年のたとえばトラック幅0.8μm以
下、最小記録マークサイズ0.5μm以下というような
高密度記録の書換え可能型ディスクにおいては、記録方
式がマークエッジ記録であることより、繰り返し記録
(オーバライト)によるマークエッジの劣化が信号品質
に及ぼす悪影響の程度が大きくなってきている。また、
ドライブ側のシステムマージンも低下していることか
ら、繰り返しオーバーライト特性の評価対象とされてき
ているC/N比(信号振幅対ノイズ比)や平均ジッター
では十分ではなく、劣化原因の異なるマーク前縁(リー
ディングエッヂ)とマーク後縁(トレーリングエッヂ)
を独立してそのジッターを評価し改善することが重要に
なってきている。すなわち、両者の二乗平均ジッターで
はシステムマージンがとれるように見えても、前縁(リ
ーディングエッヂ)・後縁(トレーリングエッヂ)のジ
ッターのいずれかがシステムマージンを割るような悪化
をしているケースがあり、両者が共に同じ傾向を示し、
かつ二乗平均がオーバーライト10万パスで 実用的な
劣化をしない相変化型光記録媒体が求められている。
【0005】相変化型光記録媒体は、前述のように薄膜
を加熱昇温し溶融急冷や加熱昇温し徐冷する手段を用い
るため、記録するドライブの線速度やレーザーのスポッ
トサイズの違いによるマークの加熱時間や温度の変化に
非常に敏感である。これらの条件の差異に対応してマー
ク前縁(リーディングエッヂ)・後縁(トレーリングエ
ッヂ)のジッターの劣化を抑制することは、従来技術で
は不十分であった。
【0006】たとえば、前述の特開昭63−22843
3号公報にあるように記録層組成を限定しても、記録層
膜厚や第2保護膜などの厚みによりマーク前縁(リーデ
ィングエッヂ)・後縁(トレーリングエッヂ)のジッタ
ーは独立に大きく変化し前述の目的を達成するには不十
分であり、また、記録するドライブの線速度やレーザー
のスポットサイズの変化への対応は、同様に不十分であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マークエッジ記録を前
提にする高密度相変化型光記録媒体においては、記録に
用いるレーザ光のパワーを所定のパルス波形によってコ
ントロールするいわゆる「ライトストラテジー」でマー
クエッジ歪みを抑えようとの試みがなされてはいる。し
かしこのライトストラテジーは、繰り返しオーバーライ
トによる媒体側の変化を抑制するものではない。マーク
エッジ歪みとしては、前述の加熱の繰り返しによる機械
的損傷や記録層組成の偏析による劣化の前に結晶粒サイ
ズの変化や溶融の繰り返しによる原子配列の変化などに
起因するマーク前縁(リーディングエッヂ)や後縁(ト
レーリングエッヂ)の劣化が問題となる。
【0008】このような事情に鑑み、本発明は、繰り返
しオーバーライトによるマーク前縁(リーディングエッ
ヂ)や後縁(トレーリングエッヂ)のジッターの劣化の
ない優れた相変化型光記録媒体を提供することを目的と
する。
【0009】本発明の他の目的は、リーディングエッジ
またはトレーリングエッジのいずれかが先にオーバーラ
イトの繰り返しにおいて悪化し始めることの無い相変化
型光記録媒体を提供することである。
【0010】本発明のさらに他の目的は、繰り返し耐久
性の良好な高密度相変化型光記録媒体を提供することで
ある。
【0011】特に、本発明の目的は、記録層に用いる合
金の組成を、相変化型光記録媒体を構成する各層の構
造、各層の膜厚との関連において、最適化することであ
る。
【0012】本発明のさらに他の目的は、記録層に用い
る合金の組成をマーク加熱時間を考慮して最適化し、繰
り返しオーバーライトによるマーク前縁(リーディング
エッヂ)や後縁(トレーリングエッヂ)のジッターの劣
化のない優れた相変化型光記録媒体を提供することであ
る。具体的には、記録するドライブの線速度やレーザー
のスポットサイズを考慮して、記録層に用いる合金の組
成を最適化することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、多くの実験と検討を重ね、相変化型光記録媒体を構
成する各層の構造との関連において、記録層に用いるS
b−Te−Ge合金の組成(モル%)を最適化した。す
なわち、本発明の第1の特徴は、透明基板と、この透明
基板の上部に配置された第1保護層と、この第1保護層
の上部に配置された膜厚20乃至35nmのSb−Te
−Ge合金からなり、レーザ光によりマークが記録され
る記録層と、この記録層の上部に配置された膜厚16乃
至23nmの第2保護層と、この第2保護層の上部に配
置された膜厚100乃至250nmの反射層とから少な
くとも構成された相変化型光記録媒体であって、記録層
に用いるSb−Te−Ge合金の組成(モル%)を上記
各層の膜厚との関連において、以下のように設定してい
ることである。すなわち、本発明の第1の特徴に係るS
b−Te−Ge合金は、その組成(モル%)を表わす三
角座標グラフにおいて、点Sb22.8Ge21.5Te55.7と点Sb
26.0Ge20.5Te53.5を通る第1の直線と、点Sb22.0Ge22.7
Te55.3と点Sb26.0Ge21.5Te52.5を通る第2の直線と、点
Sb26.2Ge20.0Te53 .8と点Sb23.0Ge24.0Te53.0を通る第3
の直線と、点Sb20.0Ge25.0Te55.0と点Sb24 .0Ge20.0Te
56.0を通る第4の直線とによって囲まれた矩形領域内の
組成となるように設定している。
【0014】Sb−Te−Ge合金の組成は、この合金
の結晶化速度に密接に関連している。そして、相変化型
光記録媒体を構成する各層の構造、各層の膜厚は、記録
層の溶融温度や冷却速度に大きく関わるので、合金の組
成との関連において決定する必要があるからである。例
えば、第2保護層を厚くするとヒートシンクの役割の反
射層に対する熱伝導能が劣化し、冷却速度が低下する。
逆に第2保護層を薄くすれば記録層の冷却速度が速すぎ
て記録感度が低下するので、合金の組成との関連に最適
な第2保護層の厚さを選ぶ必要がある。他の各層につい
ても同様である。つまり、記録層に用いるSb−Te−
Ge合金の組成を一定の範囲内に選べば、相変化型光記
録媒体を構成する各層の構造、各層の膜厚は、それによ
り最適な値が決定される。逆に、相変化型光記録媒体を
構成する各層の構造、各層の膜厚が定まれば、Sb−T
e−Ge合金の組成はある範囲内の値しか取り得ないこ
とになる。
【0015】本発明の第1の特徴によれば、記録層に用
いるSb−Te−Ge合金の組成が、相変化型光記録媒
体を構成する各層の構造、各層の膜厚との関連におい
て、最適化されているので、繰り返しオーバーライトに
よるマーク前縁(リーディングエッヂ)や後縁(トレー
リングエッヂ)のジッターの劣化のない優れた相変化型
光記録媒体を提供することができる。
【0016】本発明の第2の特徴は、透明基板と、この
透明基板の上部に配置された第1保護層と、この第1保
護層の上部に配置された、三角座標グラフにおいて点Sb
22.8Ge21.5Te56.7と点Sb26.0Ge20.5Te53.5を通る第1の
直線と、点Sb22.0Ge22.7Te55 .3と点Sb26.0Ge21.5Te52.5
を通る第2の直線とに挟まれた領域の組成(モル%)を
有するSb−Te−Ge合金からなる記録層と、この記
録層の上部に配置された第2保護層と、この第2保護層
の上部に配置された反射層とから少なくとも構成された
相変化型光記録媒体であって、記録層に用いるSb−T
e−Ge合金の組成が、記録層にマークを形成するため
のレーザ光による加熱時間を考慮して、以下のように設
定されていることである。即ち、このレーザー光の波長
をλ(nm)、レーザー光が透過する対物レンズの開口率を
NA、レーザー光による記録線速度をL(m/s)とした
時、本発明の第2の特徴に係るSb−Te−Ge合金の
組成は: (i)(λ/NA)/L<180の場合は、点Sb26.2Ge20.0Te
53.8と点Sb23.0 Ge24. 0Te53.0を通る第3の直線と、
点Sb24.5Ge20.0Te55.5と点Sb20.0 Ge25.5Te54.5を通
る第5の直線とに挟まれた領域の値; (ii)(λ/NA)/L>180の場合は、点Sb20.0Ge25.0Te
55.0と点Sb24.0 Ge20.0Te56.0を通る第4の直線と、点
Sb25.5Ge20。0Te54.5と点Sb22.3 Ge24.0Te53.7を通る
第6の直線とに挟まれた値, に設定されている。
【0017】第1の特徴で述べたように、Sb−Te−
Ge合金の組成は、この合金の結晶化速度に密接に関連
している。そして、相変化型光記録媒体を構成する各層
の構造、各層の膜厚が、記録層の溶融温度や冷却速度に
関わると同時に、マークを形成するためのレーザ光の加
熱時間や、レーザー光の波長λ(nm)、レーザー光による
記録線速度L(m/s)も記録層の溶融温度や冷却速度に密
接に関連している。また、レーザー光のスポットサイズ
や、レーザー光が透過する対物レンズの開口率NAも記
録層の溶融温度や冷却速度に関連している。このため、
結晶化速度の遅い組成領域で早い(マーク加熱時間の短
い)記録を行えばマークの前縁(リーディングエッヂ)
に結晶化不良の影響は少ないが、後縁(トレーリングエ
ッヂ)において結晶化不良によるジッター悪化が現れ
る。逆に結晶化速度の速い組成領域で遅い記録を行えば
結晶化が進行しやすく、特にマーク前縁(リーディング
エッヂ)のジッターが悪化する。そこで、上記のよう
に、(λ/NA)/Lの値の大小に応じてSb−Te−Ge
合金の組成を選ぶことにより、繰り返しオーバーライト
によるマーク前縁(リーディングエッヂ)や後縁(トレ
ーリングエッヂ)のジッターの劣化のない優れた相変化
型光記録媒体を提供することができる。
【0018】上記の第1及び第2の特徴において、記録
層には、情報に応じて異なる長さのマークが記録され、
レーザ光を所定のパルス幅を有したパルスの少なくとも
1以上の組み合わせとなるように制御し、形成されるマ
ークの長さをパルスの組み合わせによって決定するよう
なライトストラテジーを用いることが好ましい。例え
ば、最も短かなマークは単一のパルスで書き込み、長い
マークは、その長さに応じたパルスの数を選べばよい。
具体的には、レーザ光は、最大パワー(ピークパワー)
である記録用パワーと、これよりも小さいバイアスパワ
ー(消去用パワー)と、さらに小さいリードパワー(読
み出し用パワー)の3値の出力を有する3種のパルスを
含む複数のパルスで構成して、書き込みには記録用パワ
ーのパルスを複数組み合わせて、所望の長さのマークを
記録層に形成すればよい。記録用パワーのパルス幅は、
2種以上用意して、適宜組み合わせても良い。このよう
なライトストラテジーを採用することにより、オーバラ
イトの繰り返し動作をより多数回にわたって安定に行う
ことができる相変化型光記録媒体が提供できる。
【0019】なお、上記の第1及び第2の特徴におい
て、記録層にSb−Te−Ge合金以外の元素が若干含
まれていても、Sb−Te−Ge合金の組成が上記の値
であればかまわない。即ち、記録層が実質的に本発明の
Sb−Te−Ge合金としての特性を奏する限り、第
4、第5の元素等他の元素が記録層に含まれていてもか
まわない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
相変化型光記録媒体の断面を示す模式図である。図1に
示すように、本発明の実施の形態に係る相変化型光記録
媒体は、透明基板11の上に、第1保護層12が形成さ
れている。さらに第1保護層12の上には、記録層1
3,第2保護層14,反射層15が順に堆積され、最上
層には紫外線硬化型樹脂保護層16が形成されている。
【0021】ここで透明基板11には、DVD−RAM
(2.6GB)用の0.6mm厚基板を用いている。この
透明基板11はポリカーボネート製で、トラックピッチ
は0.74μmであり、ランド・グルーブの両方に記録
するようになっている。第1保護層は、非晶質状態の透
明誘電体膜が好ましい。たとえば、非晶質のZnS−S
iO2膜(ZnS:SiO2=80:20モル%)を用い
ればよい。膜厚は90nm乃至100nmが好ましく、
たとえば95nmとすればよい。第2保護層も非晶質状
態の透明誘電体膜、たとえば非晶質のZnS−SiO2
(ZnS:SiO2=80:20モル%)を用いればよ
い。膜厚は16nm乃至23nmが好ましく、たとえば
16nm程度でよい。反射層15は、AlCr合金膜
(Al:Cr=97:3モル%)を用いればよい。膜厚
は100nm乃至250nmが好ましく、たとえば25
0nmとすればよい。紫外線硬化型樹脂保護層は膜厚
は、2μm程度でよい。
【0022】記録層13は、Sb,Te及びGeの3元
素からなる合金であるが、その厚さは20nm乃至35
nmが好ましい。そして本発明の実施の形態において
は、このSb−Te−Ge合金の組成が図2および3に
示すような矩形で示される一定の組成領域に含まれる組
成点群のうちから選ばれた組成を有する。
【0023】図2はSb−Te−Ge合金系の全体を示
す三角座標グラフであり、本発明の対象とする組成領域
は、黒塗りをした3角形の領域に属している。図2に
は、GeTeとSb2Te3を結ぶ化合物ラインを示している。図
3は、図2において黒塗りをした3角形の領域を拡大
し、本発明のSb−Te−Ge合金として、好ましい領
域を示す部分三角座標グラフである。すなわち、本発明
の実施の形態においては、記録層を構成するSb,T
e,Geの三元素の組成(モル%)は、図3に示す部分
三角座標グラフにおいて、直線A−A(第1の直線)、
直線B−B(第2の直線)、直線C−C(第3の直線)
及び直線E−E(第4の直線)に囲まれた矩形領域に含
まれる組成点群のうちの一つに選ばれている。ここで: (a)直線A−A(第1の直線)は、Sb22.8Ge21.5Te
55.7である点イとSb26.0Ge20.5Te53.5である点ロを通る
直線であり; (b)直線B−B(第2の直線)は、Sb22.0Ge22.7Te
55.3である点ハとSb26.0Ge21.5Te52.5である点ニを通る
直線であり; (c)直線C−C(第3の直線)は、Sb26.2Ge20.0Te
53.8である点チとSb23.0Ge24.0Te53.0である点トを直線
であり; (d)直線E−E(第4の直線)は、Sb20.0Ge25.0Te
55.0である点ホとSb24.0Ge20.0Te56.0である点ヘを通る
直線である。
【0024】図3の斜線でハッチングした矩形領域の内
部に位置する組成のSb−Te−Ge合金を選ぶことに
より繰り返しオーバーライトによるマーク前縁(リーデ
ィングエッヂ)や後縁(トレーリングエッヂ)のジッタ
ー傾向に差が少なく劣化のない優れた相変化型光記録媒
体を提供することができる。これは、図2に示すように
GeTeとSb2Te3を結ぶ化合物ラインの結晶化速度がもっと
も速く、離れるに従って結晶化速度が遅くなることに起
因している。すなわち、図1に示した膜構成における各
膜厚は、記録層13の溶融温度や冷却速度に大きく関わ
り、例えば、第2保護層14を厚くするとヒートシンク
の役割の反射層15に対する熱伝導能が劣化し、冷却速
度が低下する。逆に第2保護層14を薄くすれば記録層
13の冷却速度が速すぎて記録感度が低下するという現
象をもたらす。マーク加熱時間を結晶化温度以上の保持
時間と定義すると、記録層13の冷却速度が速すぎると
結晶化温度保持時間としては短くなる。つまり、本発明
の実施の形態においては各層の膜厚との関連において、
最適なSb−Te−Ge合金の組成を選定しているので
ある。したがって、図3の斜線でハッチングした矩形領
域の内部に位置する組成のSb−Te−Ge合金を用い
た場合には、記録層の膜厚は20〜35nmが好まし
く、22〜28nmが特に好ましい。20nmより薄い
時は十分な記録特性が得られず、35nmより厚い時は
記録感度が不足したり記録層が流動しやすく繰り返し耐
久性が低くなる。
【0025】同様に図3の斜線でハッチングした矩形領
域の内部に位置する組成のSb−Te−Ge合金を記録
層13の材料として選定した場合には、第1保護層12
の膜厚は90〜100nm、第2保護層14の膜厚は1
6〜22nmであることが要求されるのである。第1保
護層12が90nmより薄い時は、記録層13に与えら
れた熱が透明基板11にもダメージを及ぼすので好まし
くない。一方、第1保護層12の膜厚が100nmより
厚い時は膜厚の効果で光学特性が変化するので、記録層
13の記録特性が悪化する。第2保護層14が16nm
より薄い時は、記録層13に与えられた熱が反射層15
を介して逃げやすく記録感度が不足し、22nmより厚
い時は、記録層13に与えられた熱が外部に放出されず
記録層13が劣化しやすくなる。反射層の膜厚として、
150〜350nmが好ましいのは、150nmより薄
い時は耐腐蝕性が悪くなり、350nmより厚い時は記
録感度が悪くなるからである。
【0026】結晶化速度の遅い組成領域で早い(マーク
加熱時間の短い)記録を行えばマークの前縁(リーディ
ングエッヂ)に影響は少ないが後縁(トレーリングエッ
ヂ)において結晶化不良によるジッター悪化が現れ、逆
に結晶化速度の速い組成領域で遅い記録を行えば結晶化
が進行しやすく特にマーク前縁(リーディングエッヂ)
のジッターが悪化する。したがって相変化型媒体に用い
る記録層13の組成は、記録の線速度やレーザー波長に
独立では存在し得ず、両者の関係を前提に規定すること
で初めて意味を持つことは明らかである。
【0027】このことを図4及び図5を用いて、具体的
に示す。図4及び図5は、図3と同様なSb30モル
%,Te60モル%,Ge30モル%を頂点とする部分
三角座標グラフである。まず、記録層にマークを記録す
るためのレーザー光の波長(記録レーザー波長)をλ
(nm)、このレーザー光が透過する対物レンズの開口
率をNA、このレーザー光による記録線速度をL(m/
s)として、 T=(λ/NA)/L ……(1) を定義する。そして、このように定義したTが180よ
り大きいか小さいかにより場合を分けて最適なSb−T
e−Ge合金の組成領域を説明する。即ち、 (i)T<180の場合は、図4に示すように、直線A−
A(第1の直線)および直線B−B(第2の直線)に挟
まれ、さらに直線C−C(第3の直線)とSb24 .5Ge20.0
Te55.5である点ヌとSb20.0Ge25.5Te54.5である点リとを
通る直線F−F(第5の直線)に挟まれた領域αを記録
層に用いるSb−Te−Ge合金の組成とすることが好
ましい。
【0028】(ii)一方、T>180の場合は、図5に示
すように、直線A−A(第1の直線)および直線B−B
(第2の直線)に挟まれ、さらにSb25.5Ge20.0Te54.5
ある点ヲとSb22.3Ge24.0Te53.7である点ルを通る直線D
−D(第6の直線)と直線E−E(第4の直線)に挟ま
れた領域βを記録層に用いるSb−Te−Ge合金の組
成とすることが好ましい。
【0029】このようにTの値との関係で組成を選ぶこ
とにより、繰り返しオーバーライトによるマーク前縁
(リーディングエッヂ)や後縁(トレーリングエッヂ)
のジッター傾向に差が少なく劣化のない優れた相変化型
光記録媒体を提供できる。
【0030】(実施例)次に図6に示すように直線A−
A、B−B、C−C、E−Eに囲まれた矩形領域中の実
施例としての試料#1乃至#5と、この矩形領域外の比
較例としての試料#11,#12,#13について記録
・再生・消去を行い、前縁(リーディングエッジ:L
E)ジッターおよび後縁(トレーリングエッジ:TE)
のジッターを測定した。ここで、図6は、Sb28モル
%,Te59モル%,Ge27モル%を頂点とする部分
三角座標グラフである。
【0031】記録層は透明基板上に基板を自公転させな
がらマグネトロンスパッタリングによって形成した。記
録層13の厚みは23nmである。
【0032】すなわち試料番号#1乃至#5および#1
1乃至#13の相変化型光記録媒体を光ディスクドライ
ブ装置にかけて、T>が180の設定では線速度が6m
/sになるように、T<180の設定では線速度が8m
/sとなるように回転数を設定した。NAは0.6,波
長が650nmの半導体レーザーを用い、図7に示すよ
うなライトストラテジー(レーザパワーのコントロール
波形)を用いて測定した。
【0033】図7(a)は、図7(c)のライトストラ
テジーで書き込まれたマークを示す。図7(b)は書き
込み波形(記録波形)であり、τ=34nsとして、パ
ルス幅11τ、5τ、3τの3つの書き込みパルスが示
されている。このパルス幅11τ、5τ、3τの3つの
書き込みパルスに対応して、図7(a)に示す、長さの
異なる3つのマークが形成される。図7(c)はライト
ストラテジー、即ち、図7(b)の書き込み波形を実現
するための、具体的なレーザ光のパワーの時間変化を示
す。図7(c)に示すように、レーザ光は、最大パワー
(ピークパワー)である記録用パワーと、これよりも小
さいバイアスパワー(消去用パワー)と、さらに小さい
リードパワー(読み出し用パワー)の3値の出力を有す
る3種のパルスで構成されている。そして、図7(a)
に示すような長さの異なるそれぞれのマークの形成を、
図7(c)に示すようなパルス列の組み合わせ(マルチ
パルス)を用いている。
【0034】以下に示す実施例及び比較例の測定におい
ては、ピークパワー(記録用パワー)、バイアスパワー
(消去用パワー)をそれぞれ最適パワーに設定して、ラ
ンダム信号のオーバーライトを10万回繰り返し、リー
ドパワー(読み出し用パワー)を1mWとした。そし
て、10万回までの繰り返しにおける前縁(LE)及び
後縁(TE)ジッターを測定した。評価した半径は約2
5mmであり、最内周データゾーンの任意のグルーブの
1トラックを使用した。
【0035】具体的には、図1に示すように、透明基板
11及び第1保護層12を介して、記録層13にマルチ
パルスのレーザビームを照射した。すなわち、レンズ等
を介して絞り込まれた最大出力(記録用パワー)のレー
ザビームを所定のパルス数照射し、記録層13を融点以
上に昇温させ一旦溶融する(約500〜600℃)。図
7に示すように、マークの長さに応じて、マルチパルス
のパルス数を変える。続いてレーザビームのパワーをオ
フにし、記録層を急冷し、非晶質状態としてマークを形
成する。
【0036】一方記録の最後の方では、図7(c)に示
すように、弱い消去用パワー(バイアスパワー)のレー
ザビームを照射し、融点より低い温度に昇温し、非晶質
のマークを結晶化させている。読み出しは、さらに低い
リードパワー(読み出し用パワー)のレーザビームで行
う。
【0037】図8には、10万回までの繰り返し回数
(オーバーライト回数)による前縁ジッター(LE)お
よび後縁ジッター(TE)の良否を○、△、×で示し
た。この図8には、各試料の記録層の組成(モル%)お
よび相変化型光記録媒体を構成している各膜の厚みも示
した。さらに、図8には試料#1,#3,#5の記録
層、第1,第2保護層の膜厚を変えたサンプル(比較
例)#14,#15,#16についての結果も示した。
図8に示す、各層の膜厚はスパッタ時間を変えることに
より調整した。
【0038】この○、△、×の判定は以下のようにして
行った。すなわち、ランダム信号のオーバーライトによ
るマーク前縁・後縁のジッターの繰り返し回数に対する
経過を、図9に示すように、前縁(LE)、後縁(T
E)とその二乗平均のジッターを示す3本のグラフの変
化として記録した。そして、図9(a)のごとく前縁ジ
ッター(LE)が後縁ジッター(TE)に比べ10万回
までの経緯の中で最大5%以上の差異を生じる場合はL
Eに×を示した。また、同様に、図9(b)のごとく後
縁ジッター(TE)が前縁ジッター(LE)に対し悪化
する場合にはTEに×を記した。図10(a)のごとく
LE,TE共に同じ傾向を示し、かつ10万回後のジッ
ターが二乗平均で13%以下であるものにを記した。ま
た、LE,TEの傾向にわずかな違いを認められるもの
の、10万回後のジッターが二乗平均で13%未満であ
るものは△と記した。また、LE,TEの差が、10万
回までの経過の中で最大で5%を越えない場合も△とし
た。ジッターは2値化後の信号を横河電機製TA320
Aを用いてクロック・トウ・データ(Clock to Data )
で測定した。すなわち、クロックパルスのLE、TEと
データパルスのLE、TEとの差を求めてパルス位置の
変動を調べた。
【0039】再び、図8に示した表の説明に戻る。図8
に示すように記録層組成が領域αにある試料番号#1か
ら#3の実施例においては、T=181の場合にはL
E,TE共に良好な結果を示している。一方、T=13
5の場合には試料番号#1,#2の実施例が結晶化時間
の不足からマーク後縁におけるジッターがやや悪化して
いるのが分かる。図10(a)に示した試料番号#3の
実施例のT=181の場合のオーバーライト繰り返し特
性に明らかなように、記録層の組成が領域αにあればL
E,TEが同様の傾向を示し、かつ、10万回オーバー
ライト後においても各ジッターが13%未満に収まって
いることがわかる。記録層組成が領域βにある試料番号
#4,#5の実施例ではT=181の場合には、結晶化
が進みやすいため、例えば5τ(=5×34ns)以上
の最初のクーリングパルスによる結晶化等が原因でLE
側のジッターがやや悪化している。T=135において
は、LE,TE共に非常に良好な結果を示した。
【0040】領域αおよび領域βにおいて本発明の膜厚
構成では、LE,TEのジッター傾向の差の少ない良好
なオーバーライトを示すことが分かる。このように、T
の値によって組成領域を設定すると、さらに、LE,T
Eのジッター差の少ない優れた結果が得られる。
【0041】これに対して、本発明の領域αおよびβか
らはずれた試料番号#11の比較例ではT=181の場
合、LE,TE共に悪化している。結晶化速度は試料番
号#5の実施例に比較して低下するが、固相における結
晶化速度の低下が急激なことが原因であると思われる。
試料番号#12の比較例では、T=181及びT=13
5のいずれの場合もLEが悪化した。ここで図9(a)
は、試料番号#12の比較例のT=135の場合のオー
バーライト繰り返し特性を示している。TEジッターに
殆ど変化はないがLEジッターのみオーバーライト回数
が増えるに従って増大していることがわかる。結果とし
て二乗平均ジッターが10万回オーバーライト後に13
%を越えている。図9(b)に示す試料番号#13の比
較例では、いずれのTの場合にも結晶化不足による消去
率悪化が原因でTEが劣化した。TEジッターのみ増加
傾向にあることが明らかである。
【0042】試料番号#1,#3,#5の実施例と同一
の記録層の組成を有する試料番号#14,#15,#1
6比較例に関しては、以下のようなことがわかる。試料
番号#14の比較例は、徐冷的に過ぎ、TEジッターの
劣化が比較的早くオーバーライトの繰り返しの早い時期
にジッターが悪化する結果となった。試料番号#15の
比較例は#3の実施例と同一組成で、膜厚構成には図8
に示す膜厚である。#15の試料は記録層厚が薄すぎる
ために十分な記録特性が得らず、また、図10(b)に
示すようにLE,TEの両者共にオーバーライトの繰り
返しの早い時期にジッターが悪化する結果となった。こ
こで図10(b)は、#15の比較例のT=135の場
合のオーバーライト繰り返し特性を示している。試料番
号#16の比較例は#5の実施例と同一の記録層の組成
で、膜厚構成は図8に示すように成膜した。試料番号#
16の比較例は反射層膜厚が厚く、急冷構造に過ぎて記
録感度が悪く、また、結晶化温度保持時間の不足による
と思われるLEの悪化が見られた。
【0043】以上の検討結果より、記録線速度とレーザ
ー波長と関連を有する本発明の組成範囲にある相変化記
録層と、この記録層を含む本発明の膜構成からなる、相
変化型光記録媒体は、記録・消去(オーバライト)の繰
り返しにおいて、マーク前縁と後縁のジッターの傾向に
差異がないことが明らかになった。また、10万回の繰
り返しにおいてもジッタの増加が見られず、特に優れた
耐久性を示すことが明らかになった。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、マーク前縁(リーディ
ングエッヂ)と後縁(トレーリングエッヂ)のジッター
傾向に差異がない相変化型光記録媒体が提供できる。
【0045】本発明によれば、マーク前縁(リーディン
グエッヂ)または後縁(トレーリングエッヂ)のいずれ
かが、先にオーバーライトの繰り返しにおいて悪化し始
めることの無い相変化型光記録媒体を提供することがで
きる。
【0046】また、本発明によれば、オーバライトの繰
り返し動作をより多数回にわたって安定に行うことがで
きる相変化型光記録媒体が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る相変化型光記録媒体
の模式的な断面図である。
【図2】Sb−Te−Ge合金系の組成を示す三角座標
グラフである。
【図3】本発明の実施の形態に係る記録層に用いるSb
−Te−Ge合金系の組成領域を拡大して示す部分三角
座標グラフである。
【図4】記録線速度が大きい場合の記録層に用いる最適
なSb−Te−Ge合金系の組成領域を示す部分三角座
標グラフである。
【図5】記録線速度が小さい場合の記録層に用いる最適
なSb−Te−Ge合金系の組成領域を示す部分三角座
標グラフである。
【図6】各試料の記録層の領域と、本発明の組成領域と
の関係を示す部分三角座標グラフである。
【図7】マルチパルスによるライトストラテジーを説明
する図である。
【図8】図6に示した各試料の記録層の組成および各膜
厚の詳細と、この各試料について、それぞれ10万回ま
でのランダム信号のオーバーライトを行った場合の前縁
(LE)および後縁(TE)ジッターの測定結果を示す
一覧表である。
【図9】図9(a)は試料番号#12の比較例の、図9
(b)は試料番号#13の比較例の10万回までのラン
ダム信号のオーバーライトを行った場合のジッターの測
定結果を示す図である。
【図10】図10(a)は試料番号#3の実施例の、図
10(b)は試料番号#15の比較例の10万回までの
ランダム信号のオーバーライトを行った場合のジッター
の測定結果を示す図である
【符号の説明】
11 透明基板 12 第1保護層 13 記録層 14 第2保護層 15 反射層 16 紫外線硬化型樹脂保護層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と、 該透明基板の上部に配置された第1保護層と、 該第1保護層の上部に配置された膜厚20乃至35nm
    のSb−Te−Ge合金からなり、レーザ光によりマー
    クが記録される記録層と、 該記録層の上部に配置された膜厚16乃至23nmの第
    2保護層と、 該第2保護層の上部に配置された膜厚100乃至250
    nmの反射層とから少なくとも構成され、 前記Sb−Te−Ge合金は、その組成(モル%)を表
    わす三角座標グラフにおいて、点Sb22.8Ge21.5Te55.7
    点Sb26.0Ge20.5Te53.5を通る第1の直線と、点Sb22.0Ge
    22.7Te55.3と点Sb26.0Ge21.5Te52.5を通る第2の直線
    と、点Sb26.2Ge20 .0Te53.8と点Sb23.0Ge24.0Te53.0を通
    る第3の直線と、点Sb20.0Ge25.0Te55.0と点Sb24.0Ge
    20.0Te56.0を通る第4の直線とによって囲まれた矩形領
    域内の組成を有することを特徴とする相変化型光記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 透明基板と、 該透明基板の上部に配置された第1保護層と、 該第1保護層の上部に配置された、三角座標グラフにお
    いて点Sb22.8Ge21.5Te56.7と点Sb26.0Ge20.5Te53.5を通
    る第1の直線と、点Sb22.0Ge22.7Te55.3と点Sb26.0Ge
    21.5Te52.5を通る第2の直線とに挟まれた領域の組成
    (モル%)を有するSb−Te−Ge合金からなる記録
    層と、 該記録層の上部に配置された第2保護層と、 該第2保護層の上部に配置された反射層とから少なくと
    も構成され、 さらに、前記記録層にマークを記録するためのレーザー
    光の波長をλ(nm)、該レーザー光が透過する対物レンズ
    の開口率をNA、前記レーザー光による記録線速度をL
    (m/s)とした時、前記Sb−Te−Ge合金の組成は、
    (λ/NA)/L<180の場合は、点Sb26.2Ge20.0Te53.8と点
    Sb23.0Ge24.0Te53.0を通る第3の直線と、点Sb24.5Ge
    20.0Te55.5と点Sb20.0Ge25.5Te54.5を通る第5の直線と
    に挟まれた領域の値であり、(λ/NA)/L>180の場合
    は、点Sb20.0Ge25.0Te55.0と点Sb24.0Ge20.0Te56.0を通
    る第4の直線と、点Sb25.5Ge20.0Te54.5と点Sb22.3Ge
    24.0Te53.7を通る第6の直線とに挟まれた値であること
    を特徴とする相変化型光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記記録層には、情報に応じて異なる長
    さのマークが記録され、前記レーザ光を所定のパルス幅
    を有したパルスの少なくとも1以上の組み合わせとなる
    ように制御し、前記マークの長さを該パルスの組み合わ
    せによって決定することを特徴とする請求項1又は2記
    載の相変化型光記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511267A (ja) * 1999-10-04 2003-03-25 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ GeSbTe記録層を有する光学記録媒体
KR101124887B1 (ko) * 2009-01-09 2012-03-27 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 Ge-Sb-Te계 막의 성막 방법 및 기억 매체
US9543513B2 (en) 2014-12-23 2017-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Variable resistance material layers and variable resistance memory devices including the same

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KR101124887B1 (ko) * 2009-01-09 2012-03-27 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 Ge-Sb-Te계 막의 성막 방법 및 기억 매체
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