JP2000043018A - コンクリ−ト構造体の貫通孔成形用装置及びコンクリート構造体の貫通孔製造方法 - Google Patents

コンクリ−ト構造体の貫通孔成形用装置及びコンクリート構造体の貫通孔製造方法

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JP2000043018A
JP2000043018A JP10212674A JP21267498A JP2000043018A JP 2000043018 A JP2000043018 A JP 2000043018A JP 10212674 A JP10212674 A JP 10212674A JP 21267498 A JP21267498 A JP 21267498A JP 2000043018 A JP2000043018 A JP 2000043018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貫通孔を有する長スパンのコンクリート構造体
を製造する際に型枠の開口に両端部が保持される貫通孔
成形用装置において、第1の課題は装置の軽量化・縮小
化で装置の搬入・架設・抜去・保管等の取扱いを著しく
容易にすること、第2の課題は長スパンに渡る孔の形成
体の変形防止と、第3の課題は型枠の開口からのコンク
リート材料の吐露漏れ防止を図ることとしている。 【解決手段】装置1は、孔の形成体としてチューブ体3
に外装される孔の所定形状をした筒状体2と、孔の形成
体の変形防止用補強体として流体の入出により膨縮可能
にした可撓性のチューブ体3とで構成され、チューブ体
3又は筒状体2が型枠の開口に保持されることを特徴と
するコンクリート構造体の貫通孔成形用装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貫通孔を有するコンク
リート構造体を製造する際に所定間隔を隔てて対向する
一対の型枠の開口に両端部が保持される貫通孔成形用装
置及びそれを用いた貫通孔製造方法で、特に、長スパン
のプレキャストセグメント工法に有用である。
【0002】
【従来技術】貫通孔の長さが1m以下の程度のものは、
スパイラルシース管のみを両型枠開口に保持して貫通孔
が成形されることが多い。貫通孔の長さが略1mを超え
るものは、剛性補強体として鋼製、硬質塩ビ製等の剛性
パイプに貫通孔の形成体としてのシース管を外装したも
のが両型枠開口に保持される装置が知られている。この
装置では、コンクリート材料の固化後に該パイプを抜去
し該開口からはみ出しているシース管の各々切断・除去
の仕上作業が行われる。この仕上作業は上記1m以下の
貫通孔製造でも同様に行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置は以
下の問題を有している。スパイラルシース管のみの使用
は、コンクリート打設の圧力、重量により成形される貫
通孔の変形あるいは長さ方向の曲りが容易に発生する。
これを防止するためシース管に挿入される剛性パイプ
は、長スパンの貫通孔の場合に重くなりコンクリート打
設現場の人手による取扱い、保管が容易でない。また、
貫通孔の開口からはみ出したシース管の切断・除去・そ
の端面の研磨等の仕上作業が避けられない。更に、シー
ス管内周面と剛性パイプ外周面の間に余剰の隙間がある
ためコンクリート打設の圧力、重量により、シース管の
外周面に落込み、凹み等の変形を起こし易いし、あるい
は、剛性パイプが型枠に保持されているのでシース管が
型枠開口の径方向に位置ずれを起こし易のと、該パイプ
の抜去しが困難になり易い。これにより、シース管に適
合するパイプの外径の選択が容易でなくコンクリート打
設の事前試行が必要となる場合もある。
【0004】更に、シース管を型枠開口に挿入すること
を容易にするため、シース管の外径が型枠開口の口径よ
り小さいためその隙間からコンクリート材料の吐露漏れ
は避けられない。特に、長スパンのプレキャストセグメ
ント工法の場合、製造された該セグメントが吐露漏れに
より貫通孔の開口部付近の強度不足強いては機能への影
響が懸念される。また、吐露漏れしたコンクリートの剥
離等の仕上作業が必須となる。
【0005】本発明は、これら問題に鑑みなされたもの
で、コンクリート構造体の貫通孔成形用装置及びそれを
用いた貫通孔製造方法を提供するもので、第1の課題は
装置の軽量化・縮小化で装置の搬入・架設・抜去し・保
管等の取扱いを著しく容易にすること、第2の課題は長
スパンに渡る貫通孔の形成体の変形防止を図ること、第
3の課題は型枠の開口からのコンクリート材料の吐露漏
れがないこととしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、貫通孔を有するコンクリート構造体
を製造する際に用いられる貫通孔成形用装置において、
該装置は、流体の入出により膨縮可能にした柔軟性のチ
ューブ体と、該チューブ体に外装し前記孔の形成体とし
て所定形状をした可撓性の筒状体とで構成されており、
該装置の両端部が所定間隔を隔てて対向する一対の型枠
の開口に各々保持される場合に、該両端部の少なくとも
一方の端部が該筒状体であることを特徴とする手段を有
している。このことより、該装置のチューブ体が流体の
入出で径方向の膨縮及び長さ方向の折畳みが可能とな
り、チューブ体が軽量化・縮小化しその搬入・架設・保
持・抜去し・保管の取扱いが著しく容易になる。更に、
所定形状をした筒状体の内周面の略全長に加圧膨張した
チューブ体が密着するため、該チューブ体が剛性の補強
体としての機能を持つことになり前記孔の形成体の変形
及び位置ずれ防止となる。
【0007】請求項2記載の発明は、貫通孔を有するコ
ンクリート構造体を製造する際に用いられる貫通孔成形
用装置において、該装置は、流体の入出により膨縮可能
にした柔軟性のチューブ体と、該チューブ体に外装し前
記孔の形成体として所定形状をした可撓性の筒状体とで
構成されており、該装置の両端部が所定間隔を隔てて対
向する一対の型枠の開口に各々保持される場合に、該両
端部が該チューブ体であり、該装置の該筒状体の両開口
が前記型枠開口間の内側に各々位置していることを特徴
とする手段を有している。このことより、両型枠の開口
に保持される装置の端部が加圧膨張した柔軟なチューブ
体のため、該開口からのコンクリート材料の吐露漏れが
なくなる。更に、筒状体の全長が型枠内に埋設されるた
めコンクリート構造体の開口部仕上作業は不要となる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求
項2において、チューブ体がゴム製ホースであることを
特徴とする手段を有する。このことより、所定形状をし
た筒状体の内周面に密着するチューブ体に流体加圧され
たゴム弾性が付加するため、該チューブ体が剛性の補強
体としての機能をより強化することになる。更に、該チ
ューブ体がゴム弾性による膨張容易性のため筒状体の口
径に合うチューブ体の選択は容易となる。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3において、筒状体がスパイラルシース管であること
を特徴とする手段を有する。このことより、筒状体が薄
肉・軽量・安価で入手が容易なプレキャスト用スパイラ
ルシース管で可撓性もあるため取扱い易く、型枠内の形
状保持性及びシース管とチューブ体との剥離性も良くな
り、チューブ体の挿入・抜去しが容易となる。このこと
で、長スパンのプレキャストセグメント工法によるコン
クリート構造体に100〜150個前後の貫通孔を成形
する場合でも確実にチューブ体の繰返し再使用回数が増
加しコンクリート打設作業の効率が向上する。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4において、型枠開口間の内側に位置する筒状体の開
口の内径が前記型枠開口の内径より小であることを特徴
とする手段を有する。このことより、筒状体の開口から
型枠開口までは膨張したチューブ体が貫通孔を成形する
ことになり、貫通孔が開口方向に漸次拡径する。これに
より、隣合うコンクリート構造体の貫通孔の開口部が各
々大きいため、該開口部の間に生じる段差によるPC鋼
線、ケーブル線等の挿通性不良の防止となる。更に、上
記既設のコンクリート構造体の開口部にチューブ体の一
端部を挿入して新たに型枠を隣接することができるた
め、作業用隙間のない所で貫通孔を有するコンクリート
構造体の製造が可能となる。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載の装置を用いたコンクリート構造体の貫通孔製
造方法において、該装置の両端部を所定の前記型枠開口
に架設し、流体の注入で該チューブ体を加圧膨張し該筒
状体の内周面に密着させることで該装置を形成する工程
と、前記型枠内にコンクリート材料を注入し固化するま
で該装置を保持した後、該流体の排出で該チューブ体を
収縮し抜去ることで該筒状体を前記孔の形成体とする工
程とからなることで、前記孔の形成体の変形を防止する
ことを特徴とする手段を有する。このようにすれば、請
求項1乃至請求項5記載の発明と同じく上述の課題を解
決することができる。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項2乃至請求
項5記載の装置を用いたコンクリート構造体の貫通孔製
造方法において、該装置の両端部を所定の前記型枠開口
に架設し、流体の注入で該チューブ体を加圧膨張し該筒
状体及び前記型枠開口の各々内周面に密着させることで
該装置を形成する工程と、前記型枠内にコンクリート材
料を注入し固化するまで該装置を保持した後、該流体の
排出で該チューブ体を収縮し抜去ることで該筒状体を前
記孔の形成体とする工程とからなることで、該装置と前
記型枠開口との隙間からのコンクリート材料の吐露漏れ
を防止することを特徴とする手段を有している。このよ
うにすれば、請求項2乃至請求項5記載の発明と同じく
上述の課題を解決することができる。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項7におい
て、請求項5記載の装置を用いて、貫通孔が開口方向に
漸次拡径していることを特徴とする手段を有する。この
ようにすれば、請求項5記載の発明と同じく上述の課題
を解決することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】チューブ体は、厚み4〜10mmの
ゴム製あるいは柔軟な樹脂製で、膨縮できるものであれ
ば良い。使用する加圧力によっては補強繊維がスパイラ
ル状に内装されたゴム製ホースが特に有効である。該チ
ューブ体の両端部に加圧密封できるための金具が各々付
き、一端側の金具に給排気バルブの付いたパイプ、他端
側の金具に密閉栓を備えている。また、密閉栓に替えて
ホース継手金具とすることができる。該パイプにバルブ
の他に必要に応じ圧力計あるいは調整弁を備えても良
い。
【0015】筒状体は、可撓性の鋼板、アルミ製、硬質
段ボールあるいは硬質樹脂製等でいずれも厚み0.3〜
5mmの薄肉のもので、その形状は製造される貫通孔の3
角形、方形、円形あるいは楕円形等の所要形状をしてお
り、該形状の強度はチューブ体の挿入が容易にできる程
度に該形状を維持できるもので良い。筒状体は成形され
た貫通孔から取除いても良いが、好ましくは、薄肉・軽
量・安価で可撓性もあり形状保持が良く容易に入手で
き、孔の周壁にも使用できるプレキャスト用スパイラル
シース管が有効である。
【0016】特に、筒状体の長さは、該筒状体の両開口
の位置が両型枠の開口間の内側に各々位置する長さのも
であれば良い。好ましくは、該位置が該型枠開口より各
々50〜100mm程度の所にあると、貫通孔の直進性確
保のために良い。
【0017】更に、筒状体の両開口の位置が両型枠の開
口より各々50〜100mm程度で、且つ、該筒状体の口
径が該型枠開口の口径より10〜20mm程度小にすると
貫通孔が開口方向に漸次拡径することが容易にできる。
【0018】両型枠間が長スパンの場合は、複数の筒状
体を直列にすることにより、また、必要によりチューブ
体も同様にホース金具継手を用いて直列に繋ぐことによ
り、装置の長尺化が容易に可能となる。
【0019】貫通孔を有するコンクリート構造体を製造
する際に、前記孔の形成体となる筒状体の変形を防止す
る手段の装置を形成する工程は、チューブ体に外装した
筒状体で構成される装置の両端部が所定間隔を隔てて対
向する一対の型枠の開口に各々保持される場合に、少な
くとも一端部が該筒状体になるように前記型枠開口に架
設後、流体の注入で該チューブ体を加圧膨張し該筒状体
の略全長の内周面に密着させる。他端の型枠開口に該装
置の該チューブ体が保持される場合にはその開口の内周
面に該チューブ体が加圧膨張し密着する。これにより装
置を両型枠開口に形成することになる。次に、前記孔の
形成体とする工程は、型枠内にコンクリート材料の注入
・固化を行う。必要ならば圧力計あるいは調整弁により
装置の形状を保持しコンクリートの固化後、該流体を排
出しチューブ体を縮径・抜去ることによる。
【0020】特に、型枠の開口からのコンクリート材料
の吐露漏れを防止する手段、貫通孔が開口の方向に漸次
拡径する手段及び貫通孔開口部の仕上作業を不要とする
手段は、筒状体の両開口が前記型枠開口間の内側に各々
位置する上述の該筒状体をチューブ体に外装し、該チュ
ーブ体を両型枠開口に架設し、該チューブ体を加圧膨張
し該型枠開口及び該筒状体の各々内周面に密着させて、
チューブ体を両型枠開口に保持することによる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、貫通孔が開口方向に漸次拡径したコンクリ
ート構造体の製造で、筒状体2を外装したチューブ体3
が一対の両型枠の開口41、42に保持された貫通孔成
形用装置1の長さ方向上半分断面図を含む側面図が示さ
れている。開口41、42の口径は90mmφである。図
2は、チューブ体3に外装した筒状体2が開口42に保
持され、対向する開口41にチューブ体3が保持された
場合の貫通孔成形用装置1の長さ方向上半分断面図を含
む側面図が示されている。図3は、チューブ体3の長さ
方向上半分の断面図。図4は、方形の筒状体2に円筒状
のチューブ体3が膨張拡径した貫通孔成形用装置1の径
方向断面図。図5は、プレキャストセグメント工法によ
る幅33m、長さ5mのコンクリート構造体6の用途を説
明するための正面図。PC鋼線、ケーブル線等が挿入さ
れる貫通孔で90mmφの開口5が十数箇所例示されてい
る。
【0022】図1の筒状体2は、厚み0.3mm、口径8
0mmφ、長さ4.9mのプレキャスト用スパイラルシー
ス管である。
【0023】図3のチューブ体3は、厚み6mm、外径6
8mmφ、長さ6.25mで両端に金具31,32が付い
たゴム製ホースで、補強繊維34がスパイラル状に2層
内装され設計耐圧7.0kg/cm2で、加圧2.0kg/cm2
のとき外径が92mmφとすることができる。チューブ体
3は図6の如く、折畳むことができる。金具31は給排
気バルブ(図示せず)の付いたパイプ33を備え、金具
32は密閉栓(図示せず)を備える。
【0024】図1による貫通孔製造方法の装置1を形成
する工程は、筒状体2の両開口が両型枠開口41、42
間の内側に各々位置するようにチューブ体3に外装さ
れ、チューブ体3を両型枠開口41,42に架設する。
次に、パイプ33を通して加圧空気2kg/cm2を注入し
チューブ体3を加圧膨張して両型枠開口41,42及び
筒状体2の各々内周面に密着させて、チューブ体3を両
型枠開口41、42に保持することにより装置1とな
る。
【0025】前記孔の形成体とする工程は、型枠4の内
側にコンクリート材料を注入し固化後、該空気を排出し
チューブ体3を収縮・抜去することにより筒状体2は前
記孔の形成体となる。
【0026】上記実施例の方法による筒状体2の変形防
止効果は、全長200mmの筒状体2を外装したチューブ
体3に空気加圧を2.0kg/cm2行い、該筒状体の全長
を圧縮試験機で径方向に204kg/cm2まで徐々に加圧
した後除圧し、該チューブ体を抜去した後の筒状体2の
口径に変形が目視されなかった。
【0027】
【発明の作用及び効果】以上、本発明を詳細に説明した
ように、特に長スパンのコンクリート構造体で多数の貫
通孔を成形する装置及びその貫通孔製造方法は、チュー
ブ体が軽量かつ折り畳むことができるため取扱いが格段
に容易となる。更に、加圧膨張した可撓性のチューブ体
が所定形状をした筒状体と一体化することで、剛性の補
強体として機能するため前記孔の形成体としての筒状体
の変形防止となる。特に、型枠の開口に保持されのが加
圧膨張したゴム製の弾性チューブ体のとき、コンクリー
ト材料の吐露漏れ防止効果と剛性の補強体として機能が
顕著となる。
【0028】更に、筒状体が薄肉・軽量・安価なプレキ
ャスト用スパイラルシース管は可撓性もあるので、その
取扱い易く、形状保持性及びチューブ体との剥離性も良
いため、チューブ体の挿入・抜去しが容易となりチュー
ブ体の耐久性も向上する。更に、前記孔の形成体として
筒状体の両開口の位置が両型枠開口間の各々内側に位置
するとき、貫通孔の両端開口部の仕上作業がなくなる。
更に、該筒状体の内径を両型枠開口の内径より小とする
装置により貫通孔を各々開口方向に漸次拡径することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のチューブ体が両型枠開口に保持され
た装置の長さ方向断面図を含む側面図。
【図2】筒状体が一方の型枠開口に保持され、対向する
型枠開口にチューブ体が保持された場合の装置の長さ方
向断面図を含む側面図。
【図3】本実施例のチューブ体の長さ方向上半分断面
図。
【図4】チューブ体に方形の筒状体を外装した場合の装
置の径方向断面図。
【図5】プレキャストセグメント工法によるコンクリー
ト構造体の用途を説明する正面図。
【図6】本実施例のチューブ体を折畳んで保管している
概要図。
【符号の説明】
1 装置 2 筒状体 3 チューブ体 31、32 チューブ体の両端末の金具 4 型枠 41、42 型枠の開口部 5 貫通孔の開口部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔を有するコンクリート構造体を製造
    する際に用いられる貫通孔成形用装置において、 該装置は、流体の入出により膨縮可能にした柔軟性のチ
    ューブ体と、該チューブ体に外装し前記孔の形成体とし
    て所定形状をした可撓性の筒状体とで構成されており、 該装置の両端部が所定間隔を隔てて対向する一対の型枠
    の開口に各々保持される場合に、該両端部の少なくとも
    一方の端部が該筒状体であることを特徴とするコンクリ
    ート構造体の貫通孔成形用装置。
  2. 【請求項2】貫通孔を有するコンクリート構造体を製造
    する際に用いられる貫通孔成形用装置において、 該装置は、流体の入出により膨縮可能にした柔軟性のチ
    ューブ体と、該チューブ体に外装し前記孔の形成体とし
    て所定形状をした可撓性の筒状体とで構成されており、 該装置の両端部が所定間隔を隔てて対向する一対の型枠
    の開口に各々保持される場合に、該両端部が該チューブ
    体であり、該装置の該筒状体の両開口が前記型枠開口間
    の内側に各々位置していることを特徴とするコンクリー
    ト構造体の貫通孔成形用装置。
  3. 【請求項3】請求項1乃至請求項2において、チューブ
    体がゴム製ホースであることを特徴とするコンクリート
    構造体の貫通孔成形用装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3において、筒状体が
    スパイラルシース管であることを特徴とするコンクリー
    ト構造体の貫通孔成形用装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4において、型枠開口
    間の内側に位置する筒状体の開口の内径が前記型枠開口
    の内径より小であることを特徴とするコンクリート構造
    体の貫通孔成形用装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5記載の装置を用いた
    コンクリート構造体の貫通孔製造方法において、 該装置の両端部を所定の前記型枠開口に架設し、流体の
    注入で該チューブ体を加圧膨張し該筒状体の内周面に密
    着させることで該装置を形成する工程と、 前記型枠内にコンクリート材料を注入し固化するまで該
    装置を保持した後、該流体の排出で該チューブ体を収縮
    し抜去ることで該筒状体を前記孔の形成体とする工程と
    からなることで、前記孔の形成体の変形を防止すること
    を特徴とするコンクリート構造体の貫通孔製造方法。
  7. 【請求項7】請求項2乃至請求項5記載の装置を用いた
    コンクリート構造体の貫通孔製造方法において、 該装置の両端部を所定の前記型枠開口に架設し、流体の
    注入で該チューブ体を加圧膨張し該筒状体及び前記型枠
    開口の各々内周面に密着させることで該装置を形成する
    工程と、 前記型枠内にコンクリート材料を注入し固化するまで該
    装置を保持した後、該流体の排出で該チューブ体を収縮
    し抜去ることで該筒状体を前記孔の形成体とする工程と
    からなることで、該装置と前記型枠開口との隙間からの
    コンクリート材料の吐露漏れを防止することを特徴とす
    るコンクリート構造体の貫通孔製造方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、請求項5記載の装置を
    用いて、貫通孔が開口方向に漸次拡径していることを特
    徴とするコンクリート構造体の貫通孔製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113858399A (zh) * 2021-10-08 2021-12-31 阜阳市晶宫工业科技有限公司 一种pc构建的加工装置

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