JP2000042326A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP2000042326A
JP2000042326A JP21936098A JP21936098A JP2000042326A JP 2000042326 A JP2000042326 A JP 2000042326A JP 21936098 A JP21936098 A JP 21936098A JP 21936098 A JP21936098 A JP 21936098A JP 2000042326 A JP2000042326 A JP 2000042326A
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filter
unit
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air
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JP21936098A
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Katsumi Iguchi
勝己 井口
Yoshihide Ito
芳英 伊藤
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の空気清浄装置では、プレフィルタを空気
清浄装置本体から取り外す際に、ゴミが装置本体の周囲
に落下する。 【解決手段】本空気清浄装置1では、吸込グリル11a
を形成するグリルケーシング11の裏面に、プレフィル
タ21と、集塵ユニット22とを保持して、グリルユニ
ット3を構成した。グリルユニット3と空気清浄装置本
体2とを連結機構4を介して回動可能且つ着脱自在に連
結する。グリルユニット3としてまとめて着脱して、装
置本体2から離れたところでプレフィルタ21を取り外
せば、装置本体2の周囲へのゴミの落下を防止できる。
プレフィルタ21を波形断面に形成して、メンテナンス
を要するまでの期間を、静電フィルタ26に対するもの
と同じとし、グリルユニット3の着脱の頻度を少なくし
た。 【効果】空気清浄装置本体の周囲での作業時間を短くで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空気中の塵埃を除去する空気
清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気清浄装置は、例えば、空気の流れに
沿ってプレフィルタと集塵ユニットとを有している。プ
レフィルタは、空気中の比較的に大きな塵埃を捕獲す
る。集塵ユニットでは、イオン化部で空気中の塵埃をイ
オン化して、イオン化された塵埃を静電フィルタで電気
的に捕獲するようにしている。静電フィルタやプレフィ
ルタは、通常、定期的にメンテナンスされる。メンテナ
ンスが必要となる期間は、プレフィルタに関しては2〜
4週間であり、集塵ユニットに関しては6〜8カ月であ
り、それぞれ異なっていた。このため、プレフィルタと
集塵ユニットとは、それぞれ別々に、空気清浄装置のケ
ーシングに着脱できるようにされている。
【0003】空気清浄装置のケーシングには、吸込グリ
ルが設けられており、その内奥にプレフィルタが配置さ
れている。また、さらにその奥に集塵ユニットが設けら
れている。プレフィルタを取り外すには、吸込グリルを
開いて、空気清浄装置の内部を開放し、内部に収容され
たプレフィルタをケーシングから取り外す。また、集塵
ユニットを取り外すには、プレフィルタを取り外した後
に、プレフィルタと別々に集塵ユニットをケーシングか
ら取り外すようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、集塵ユ
ニットとプレフィルタとの両者を別々に着脱するには、
手間がかかり、時間もかかる。さらに、プレフィルタを
取り外す際に、空気清浄装置の周囲にゴミが落下するこ
ともある。特に、食品工場等の清浄な場所に設置される
空気清浄装置にとっては好ましくない。
【0005】このため、メンテナンスの際に、ユーザが
不快感を感じることがあるので、空気清浄装置としての
メンテナンスの頻度を少なくしたいという要望もある。
そこで、本発明の第1の目的は、上述の技術的課題を解
決し、メンテナンス時に装置の周囲でのゴミの落下を防
止でき、且つ装置の周囲での作業時間を短くできる空気
清浄装置を提供することである。また、本発明の第2の
目的は、メンテナンスの頻度を少なくできる空気清浄装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の空気清浄装置は、吸込グリル
から流入する空気流中の塵埃を、プレフィルタおよび集
塵手段で捕獲する空気清浄装置において、上記吸込グリ
ルを形成し、上記プレフィルタおよび集塵手段を取り外
し可能に保持するグリルケーシングと、上記プレフィル
タと、集塵手段と含むグリルユニットを備え、このグリ
ルユニットは、空気清浄装置本体に着脱自在であること
を特徴とする。
【0007】この構成によれば、グリルユニットを装置
本体から取り外した後、装置本体から離れたところへ持
ち運び、グリルユニットからプレフィルタや集塵手段を
取り外して、洗浄や交換等を行えばよい。このように、
グリルユニットとしてまとめて扱えるので、着脱に手間
がかからず、装置本体の周囲で要する作業時間を短くで
きる。
【0008】プレフィルタを、装置本体から離れたとこ
ろで取り外せるので、装置本体の周囲に、プレフィルタ
からゴミが落下することを防止できる。ここで、グリル
ケーシングは、プレフィルタや集塵手段を直接に保持し
てもよいし、別部材を介して保持してもよい。また、集
塵手段としては、空気流中の塵埃を濾過して物理的に捕
獲する濾過フィルタや、イオン化された空気流中の塵埃
を静電吸着する静電フィルタや、イオン化された塵埃を
極板間の電場により一方の極板へ付勢して電気的に捕獲
する電気集塵部を例示できる。
【0009】請求項2記載の発明の空気清浄装置は、請
求項1記載の空気清浄装置において、上記プレフィルタ
および集塵手段に対するメンテナンスが必要となる期間
は、互いに等しいことを特徴とする。この構成によれ
ば、請求項1記載の発明の作用に加えて、上述の期間毎
にプレフィルタおよび集塵手段をともにメンテナンスす
るためにグリルユニットを一回着脱すれば済むので、グ
リルユニットの着脱の頻度を少なくできる。
【0010】請求項3記載の発明の空気清浄装置は、請
求項1または2に記載の空気清浄装置において、上記プ
レフィルタは、断面波形のシート状に形成されているこ
とを特徴とする。この構成によれば、請求項1または2
に記載の発明の作用に加えて、断面波形のシート状のプ
レフィルタは、平坦なプレフィルタに比べて、表面積を
大きくできるので、メンテナンスが必要となるまでの期
間を長くできる。
【0011】請求項4記載の発明の空気清浄装置は、請
求項1乃至3の何れかに記載の空気清浄装置において、
上記グリルケーシングの一端縁を空気清浄装置本体に回
動可能に連結する連結機構をさらに備え、この連結機構
は、グリルケーシングおよび空気清浄装置本体の何れか
一方に設けられる筒と、他方に設けられて上記筒に相対
回動可能に嵌められる軸とを含み、上記軸と筒とは、軸
方向に相対変位させることにより互いに着脱可能である
ことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、請求項1乃至3の何れ
かに記載の発明の作用に加えて、以下の作用を奏する。
すなわち、軸と筒とを互いに案内させながら、グリルユ
ニットを装置本体に対して回動させたり、軸方向に相対
変位させることで、着脱することができる。このよう
に、グリルユニットの回動を支持する軸と筒とを互いに
挿脱することで、グリルユニットの着脱を案内できるの
で、グリルユニットを容易に着脱できる。
【0013】請求項5記載の発明の空気清浄装置は、請
求項4記載の空気清浄装置において、上記軸は上下方向
に延びることを特徴とする。この構成によれば、請求項
4記載の発明の作用に加えて、グリルユニットを上下方
向に変位させて空気清浄装置本体に取り付けることがで
きる。このときに、グリルユニットの自重を利用できる
ので、装着の位置決めを確実にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の空気清浄装
置を添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の
一実施の形態の空気清浄装置の斜視図である。図2は、
図1の空気清浄装置の概略構成の側面断面図である。本
空気清浄装置1は、図1に示すように、上下に長くて奥
行き方向に薄い直方体状の外形を有している。この外形
の大部分は本体ケーシング10で区画され、また、外形
の前面の下部はグリルケーシング11により区画されて
いる。空気清浄装置1は、本体ケーシング10を含む空
気清浄装置本体2と、空気清浄装置本体2の前面に設け
られてグリルケーシング11を含むグリルユニット3と
を有している。
【0015】グリルユニット3は、上述のグリルケーシ
ング11と、比較的大きなごみや塵を除去するためのプ
レフィルタ21と、空気風路に沿う流れ(通気流)中の
塵埃粒子をイオン化部23でイオン化して集塵手段とし
ての静電フィルタ26で静電吸着する集塵ユニット22
とを備えている。グリルケーシング11には、吸込グリ
ル11aが形成されている。グリルケーシング11の裏
面11bに沿ってプレフィルタ21が、また、プレフィ
ルタ21の後方に集塵ユニット22が、互いに別々に取
り外し可能に保持されている。グリルケーシング11の
左側の一端縁11cは連結機構4を介して、空気清浄装
置本体2の左側の一端縁10cと、着脱自在に、且つ回
動自在に連結されている。
【0016】空気清浄装置本体2には、その前面に凹部
10aが形成されている。グリルユニット3は凹部10
aを開閉する扉としても機能する。グリルユニット3を
空気清浄装置本体2に対して回動して開くと、凹部10
aは開放されて、後述するようにメンテナンス用開口と
して機能する。また、グリルユニット3が所定の装着位
置に取り付けられた装着状態では、凹部10aにプレフ
ィルタ21と集塵ユニット22とが収容され、グリルケ
ーシング11の前面と本体ケーシング10の前面とが略
面一に配置されて、空気清浄装置1の内部に空気風路が
形成される。空気風路は、グリルケーシング11にある
吸込口16から、本体ケーシング10上面に形成された
吹出口17に至っている。
【0017】図2に示すように、空気清浄装置の内部に
は、空気風路に沿って上流側から、上述のプレフィルタ
21と、上述の集塵ユニット22と、紫外線を含む光の
照射を受けて空気風路を流れる空気中の汚染物質を浄化
する光触媒を担持した光触媒担持体27と、光触媒担持
体27へ光を照射する光源28と、所定の方向の通気流
を生成するシロッコファン等の送風ファン31とが設け
られている。送風ファン31、光源28および光触媒担
持体27は、空気清浄装置本体2に取り付けられてい
る。
【0018】送風ファン31がファンモータ32により
回転駆動されると、空気は上述の空気風路を流れる。す
なわち、吸込グリル11aから後方に向けて流入し、プ
レフィルタ21で比較的大きな塵埃が捕獲され、細かな
塵埃がイオン化部23で帯電されて静電フィルタ26で
捕獲され、臭い成分等の汚染物質が光触媒担持体27で
浄化される。その後、空気は上方へ流れて、送風ファン
31に吸い込まれ、吹出口17から吹き出される(図2
の矢印F参照)。
【0019】本発明では、上述のように、プレフィルタ
21と集塵ユニット22とを含むグリルユニット3を空
気清浄装置本体2に対して着脱自在に設けている。これ
により、プレフィルタ21と集塵ユニット22とのメン
テナンスの際に、空気清浄装置1の周囲での作業を短時
間で済ますことができる。以下、詳細に説明する。グリ
ルユニット3と空気清浄装置本体2とは、図1に示すよ
うに、左側の端縁10c,11c同士が上述の連結機構
4で連結され、右側の端縁10d,11d同士が雄ねじ
51と雌ねじ52とを含む締結機構で固定されている。
連結機構4および締結機構は、上下に2箇所に設けられ
ている。
【0020】連結機構4は、筒41と、この筒41に相
対回動可能に嵌められる軸42とを含んでいる。軸42
は空気清浄装置本体2に固定され、上下方向に延びてお
り、筒41はグリルケーシング11に固定されている。
連結機構4は、筒41と軸42とにより蝶番を構成し、
グリルケーシング11の一端縁11cを空気清浄装置本
体2の一端縁10cに回動可能に連結している。また、
軸42の上端は開放され、軸42と筒41とは、軸方向
に相対変位させることにより互いに着脱可能である。ま
た、軸42の下端に軸42よりも大径の段差が設けられ
ている。
【0021】この連結機構4により、軸42と筒41と
を互いに案内させながら、グリルユニット3を装置本体
2に対して回動させたり、軸方向に相対変位させること
で、着脱することができる。すなわち、グリルケーシン
グ11を空気清浄装置本体2に対して軸42に中心とし
て回動させてから、グリルケーシング11を上方に移動
させることで、互いにぶつからずに、グリルユニット3
を空気清浄装置本体2に対して取り外すことができる。
また、装着の際には、軸42の上端から筒41を嵌合し
て、筒41の下端面と段差とを当接させることで、軸4
2と筒41とを水平方向および上下方向に位置決めでき
る。このように軸42と筒41とを位置決めした状態
で、グリルユニット3を回動させることで、空気清浄装
置本体2の所定の装着位置に容易且つスムーズに案内す
ることができる。
【0022】なお、連結機構4は、上述の構成に限定さ
れず、例えば、筒41が空気清浄装置に固定され、軸4
2がグリルケーシング11に固定されてもよい。図3
は、グリルユニット3の断面平面図であり、左半分を図
示している。グリルケーシング11は、矩形の板状に形
成され、その中央に格子状の吸込グリル11aが形成さ
れている。吸込グリル11aでは、格子の間にある隙間
が吸込口16となる。グリルケーシング11は略左右対
照に構成されている。
【0023】グリルケーシング11の裏面11bには、
図1と図3に示すように、一対の第1の保持部材12
と、一対の第2の保持部材13と、第1の支持部材14
と、第2の支持部材15とが、吸込グリル11aを取り
囲むようにして設けられ、これらによりプレフィルタ2
1および集塵ユニット22を吸込グリル11aの真後ろ
に保持している。
【0024】第1の保持部材12および第2の保持部材
13は、上下に延びるチャンネル材であり、吸込グリル
11aの左右の外方に設けられている。第1の保持部材
12とグリルケーシング11の裏面11bとの間には、
第1の凹溝が区画され、この第1の凹溝は互いに対向
し、第1の凹溝にプレフィルタ21の左右にある係合舌
片21aが嵌め込まれている。また、第1の保持部材1
2の後面と、第2の保持部材13の前面との間には、第
2の凹溝が区画され、この第2の凹溝は互いに対向し、
第2の凹溝に集塵ユニット22の左右に設けられた係合
凸部20aが嵌め込まれている。また、第1の支持部材
14および第2の支持部材15は、吸込グリル11aの
下方に配置されている。第1の支持部材14はプレフィ
ルタ21の枠の下端を支持しており、第2の支持部材1
5は集塵ユニット22の下端を支持している。
【0025】プレフィルタ21は、グリルケーシング1
1に装着された状態では、集塵ユニット22とグリルケ
ーシング11との間に配置されている。プレフィルタ2
1は、断面波形のシート状に形成された繊維状部材を枠
に保持したものである。この枠の左右側面に上述の係合
舌片21aが形成されている。このように、プレフィル
タ21は、断面波形に形成されているので、メンテナン
スが必要となる期間を長くできる。
【0026】集塵ユニット22は、上述のイオン化部2
3と、静電フィルタ26とを有している。静電フィルタ
26は、シート状に形成され、イオン化部23のケーシ
ング20の後面に沿って取り付けられている。イオン化
部23は、通気流方向と直交する方向に延び且つ互いに
平行な複数の放電線としてのイオン化線24と、これら
のイオン化線24を挟んで対向配置された各一対の対向
極板25と、対向極板25およびイオン化線24を互い
に位置決めして固定するための枠体20とを備えてい
る。イオン化部23は、コロナ放電により生成するイオ
ンシャワーにより通気流中の塵埃粒子を帯電させる。な
お、対向極板25は接地されている。
【0027】枠体20は枠状に形成されている。枠体2
0の前面側部分に、イオン化線24と対向極板25とが
位置決めされて取り付けられており、イオン化部23が
構成されている。また、枠体20の左右側面に上述の係
合凸部20aが形成されている。枠体20の後面の上部
には、2個の鉤状の刺し爪20bが設けられており、静
電フィルタ26の上端の2箇所を係止している。また、
枠体20の後面の下端には、挟持部材20cが設けら
れ、この挟持部材20cと枠体20の後面との間に静電
フィルタ26の下端部が挟持されている。
【0028】静電フィルタ26は、例えば、目付50g
/m2 のポリオレフィン系の帯電性不織布を用いること
ができる。静電フィルタ26が、イオン化部23で帯電
された塵埃粒子を静電吸着する。次に、本空気清浄装置
1のメンテナンスを説明する。先ず、グリルユニット3
を空気清浄装置本体2から取り外す。すなわち、図1に
示すように、雄ねじ51を雌ねじ52から外し、グリル
ユニット3を連結機構4により回動させて、集塵ユニッ
ト22等を凹部10aから引き出す。この状態で、グリ
ルユニット3を上方に移動させると、連結機構4の軸4
2と筒41との嵌合が外れて、グリルユニット3は空気
清浄装置本体2から分離される。
【0029】グリルユニット3を装置本体2から取り外
した後、そのまま装置本体2から離れたところへ持ち運
ぶ。そして、グリルユニット3からプレフィルタ21や
静電フィルタ26を取り外して、洗浄や交換等のメンテ
ナンスを行う。例えば、グリルケーシング11から集塵
ユニット22をスライドさせて取り外し、同様に、プレ
フィルタ21を取り外す。プレフィルタ21は、そこに
付着した塵埃を払い落としたり、水洗される。静電フィ
ルタ26は新品のものと交換される。吸込グリル11a
を拭って清掃する。このようにメンテナンスした後、プ
レフィルタ21や集塵ユニット22をグリルケーシング
11に取り付け、このグリルユニット3を空気清浄装置
本体2へ装着することになる。
【0030】グリルユニット3の装着は、以下のように
行う。すなわち、グリルケーシング11を空気清浄装置
本体2の前面に対して略直交させた状態で、連結機構4
の軸42に筒41を上方から嵌め込む。次に、グリルユ
ニット3を回動して、凹部10aを閉じ、雄ねじ51を
雌ねじ52にねじ込み固定する。このとき、連結機構4
がグリルユニット3を装置本体2に対して案内できるの
で、グリルユニット3が装置本体2にぶつかることな
く、グリルユニット3を適正な位置にスムーズ且つ速や
かに装着できる。また、軸42と筒41の嵌合は、グリ
ルケーシング11の一端縁11cで済むので、こじたり
せず、容易に着脱できる。
【0031】本発明では、特に、プレフィルタ21と静
電フィルタ26とに対するメンテナンスを要するまでの
期間は互いに等しくされている。すなわち、プレフィル
タ21に対する期間T1が、従来相対的に短寿命のもの
から本実施の形態で長くされて、従来相対的に長寿命の
静電フィルタ26に対する期間T2と等しくされてい
る。それゆえ、図4(a)に示すT1=T2の本実施の
形態の場合には、両者をメンテナンス(図4にMと表記
した。)するのに、静電フィルタ26に対する期間T2
毎に、グリルユニット3を取り外すだけで済むのに対し
て、図4(b)に示すT1<T2の比較例の場合には、
それぞれをメンテナンスする毎にグリルユニット3を着
脱することとなり、本実施の形態ではグリルユニット3
を着脱する頻度を少なくすることができる。また、グリ
ルユニット3は、プレフィルタ21と静電フィルタ26
との両者を含むので、両者をともにメンテナンスするの
に好都合である。
【0032】また、光触媒担持体27や光源28は、通
常、上述の静電フィルタ26に対する期間よりも長い期
間でメンテナンスされる。メンテナンスの際には、グリ
ルユニット3を回動させて凹部10aを開いて、光触媒
担持体27を取り外し、さらにこの状態で、光源28を
メンテナンスすることができる。このように本実施の形
態によれば、プレフィルタ21と集塵ユニット22と含
むグリルユニット3が、空気清浄装置本体2に着脱自在
とされている。これにより、グリルユニット3としてま
とめて扱えるので、着脱に手間がかからず、装置本体2
の周囲で要する作業時間を短くできる。また、プレフィ
ルタ21や集塵ユニット22を、装置本体2から離れた
ところで、グリルユニット3から取り外せるので、装置
本体2の周囲に、プレフィルタ21からゴミが落下する
ことを防止できる。というのは、プレフィルタ21を直
接に保持する部材から取り外すときに、ゴミが落下する
からである。
【0033】また、プレフィルタ21および集塵ユニッ
ト22に対するメンテナンスが必要となる期間は互いに
等しくされているので、上述の期間毎にプレフィルタ2
1および集塵ユニット22をともにメンテナンスするた
めにグリルユニット3を一回着脱すれば済むので、グリ
ルユニット3の着脱の頻度を少なくできる。また、プレ
フィルタ21は、断面波形のシート状に形成されている
ので、平坦な従来のプレフィルタに比べて、表面積を大
きくできる結果、メンテナンスが必要となるまでの期間
を通常よりも長くできる。それゆえ、プレフィルタ21
に対する上述の期間を、通常長寿命の静電吸着方式の静
電フィルタ26に対するメンテナンスが必要となるまで
の期間と相等しくすることができる。
【0034】また、グリルユニット3の回動を支持する
軸42と筒41とを互いに挿脱することで、グリルユニ
ット3の着脱を案内できるので、グリルユニット3を容
易に着脱できる。しかも、軸42と筒41とは、簡素な
構造である。特に、連結機構4の軸42が上下方向に延
びているので、グリルユニット3を空気清浄装置本体2
に取り付けるときに、グリルユニット3の自重を利用で
きるので、装着の位置決めを確実にできる。
【0035】また、グリルユニット3では、プレフィル
タ21は、グリルケーシング11と集塵ユニット22と
の間にあり保護されるので、作業者が触れたりすること
を防止でき、プレフィルタ21からゴミが落下すること
をより一層確実に防止することができる。特に、プレフ
ィルタ21には、相対的に大きな塵埃が付着しており、
触れたりしたときに、塵埃が落下し易いことから好まし
い。
【0036】また、グリルケーシング11は、空気清浄
装置本体2のメンテナンス用開口の開閉扉を兼用してお
り、構造を簡素化できる。なお、上述の実施の形態で
は、グリルケーシング11は、プレフィルタ21を直接
に保持し、静電フィルタ26をイオン化部23の枠体2
0を介して保持している。このように、グリルケーシン
グ11は、プレフィルタ21や静電フィルタ26を直接
に保持してもよいし、別部材を介して間接的に保持して
もよい。
【0037】また、集塵ユニット22は、静電フィルタ
26に代えて、イオン化された塵埃を極板間の電場によ
り一方の極板へ付勢して電気的に捕獲する電気集塵部を
用いてもよいし、空気流中の塵埃を濾過作用により捕獲
する濾過式フィルタを利用してもよく、塵埃を捕獲する
集塵手段であればよい。また、空気清浄装置1の構成と
しては、例えば、光触媒担持体27や光源28を省略し
た構成も考えられる。また、エアコン等の空気調和装置
に組み込まれたものでもよい。空気清浄装置としては、
吸込グリル11aから流入する空気流中の塵埃を、プレ
フィルタ21および集塵手段で捕獲するものであればよ
い。
【0038】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、グリルユ
ニットとしてまとめて取り扱えるので、手間がかからず
短時間に着脱できる。しかも、プレフィルタや集塵手段
を装置本体から離れたところで外せるので、装置本体の
周囲にゴミが落下しない。請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、プレフィルタ
および集塵手段に対するメンテナンスが必要となるまで
の期間が互いに等しいので、グリルユニットの着脱の頻
度を少なくできる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2に記載の発明の効果に加えて、プレフィルタの、
メンテナンスが必要となるまでの期間を通常よりも長く
して、集塵手段に対するメンテナンスが必要となるまで
の期間と相等しくすることができる。請求項4記載の発
明によれば、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効
果に加えて、グリルユニットの回動を支持する軸と筒と
を互いに挿脱することで、グリルユニットの着脱を案内
できるので、グリルユニットを容易に着脱できる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加えて、連結機構の軸が上下方向に延
びているので、装着の際にグリルユニットの自重を利用
して位置決めを確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す空気清浄装置の分
解斜視図である。
【図2】図1の空気清浄装置の概略構成の側面断面図で
ある。
【図3】図1の空気清浄装置のグリルユニットの断面平
面図である。
【図4】図1のグリルユニットのメンテナンスを要する
期間の説明図であり、(a)に本実施の形態を、(b)
に比較例を示す。
【符号の説明】
1 空気清浄装置 2 空気清浄装置本体 3 グリルユニット 4 連結機構 10 本体ケーシング 10c 一端縁 11 グリルケーシング 11a 吸込グリル 11c 一端縁 21 プレフィルタ 26 静電フィルタ(集塵手段) 41 筒 42 軸 T1 プレフィルタに対するメンテナンスを要する期間 T2 静電フィルタに対するメンテナンスを要する期間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸込グリル(11a) から流入する空気流中の
    塵埃を、プレフィルタ(21)および集塵手段(26)で捕獲す
    る空気清浄装置(1) において、 上記吸込グリル(11a) を形成し、上記プレフィルタ(21)
    および集塵手段(26)を取り外し可能に保持するグリルケ
    ーシング(11)と、上記プレフィルタ(21)と、集塵手段(2
    6)と含むグリルユニット(3) を備え、 このグリルユニット(3) は、空気清浄装置本体(2) に着
    脱自在であることを特徴とする空気清浄装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気清浄装置(1) におい
    て、 上記プレフィルタ(21)および集塵手段(26)に対するメン
    テナンスが必要となる期間(T1,T2) は、互いに等しいこ
    とを特徴とする空気清浄装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の空気清浄装置
    (1) において、 上記プレフィルタ(21)は、断面波形のシート状に形成さ
    れていることを特徴とする空気清浄装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかに記載の空気清浄
    装置(1) において、 上記グリルケーシング(11)の一端縁(11c) を空気清浄装
    置本体(2) に回動可能に連結する連結機構(4) をさらに
    備え、 この連結機構(4) は、グリルケーシング(11)および空気
    清浄装置本体(2) の何れか一方(11)に設けられる筒(41)
    と、他方(2) に設けられて上記筒(41)に相対回動可能に
    嵌められる軸(42)とを含み、上記軸(42)と筒(41)とは、
    軸方向に相対変位させることにより互いに着脱可能であ
    ることを特徴とする空気清浄装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の空気清浄装置(1) におい
    て、 上記軸(42)は上下方向に延びることを特徴とする空気清
    浄装置。
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