JP3360582B2 - 空気清浄装置の集塵エレメント - Google Patents

空気清浄装置の集塵エレメント

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JP3360582B2 JP28229597A JP28229597A JP3360582B2 JP 3360582 B2 JP3360582 B2 JP 3360582B2 JP 28229597 A JP28229597 A JP 28229597A JP 28229597 A JP28229597 A JP 28229597A JP 3360582 B2 JP3360582 B2 JP 3360582B2
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    • B03C3/00Separating dispersed particles from gases or vapour, e.g. air, by electrostatic effect
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B03C3/12Plant or installations having external electricity supply dry type characterised by separation of ionising and collecting stations

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】空気清浄装置に関する。特
に、イオン化部と集塵部とを含む電気集塵式のものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気集塵式の空気清浄装置で
は、塵埃粒子を帯電させるための高電圧を印加されるイ
オン化線を含むイオン化部と、帯電された塵埃粒子を捕
獲する集塵部としての静電フィルタとを備えたものがあ
る。空気清浄装置内には、空気が流れる空気風路が形成
されている。空気風路内の流れがイオン化部から静電フ
ィルタを通過するようにして、各部は配置されている。
【0003】ところで、集塵部としての静電フィルタ
と、イオン化部とは、メンテナンスできるようにされて
いる。すなわち、イオン化部のケーシングと、静電フィ
ルタを支持するケーシングとはそれぞれ別体で形成さ
れ、また、イオン化部と静電フィルタとは、別々に装置
本体に着脱可能に取り付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イオン
化部と集塵部とがそれぞれ別々に装置本体に取り付けら
れると、メンテナンスする際に着脱の手間がかかって面
倒である。また、イオン化部と集塵部とを装置本体に別
々に装着できるようにすると、構造が複雑化して部品点
数も多くなるので、部品コストや組立コストがかかって
高価になっていた。しかも、イオン化部や静電フィルタ
のケーシングは、大型で高価である。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、静電フィルタを有し、メンテナンスし易く
且つ安価な空気清浄装置の集塵エレメントを提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明の空気清浄装置の集塵エレメ
ントは、空気清浄装置本体に着脱可能な集塵エレメント
であって、空気中の塵埃を帯電するイオン化部と、集塵
部としてのロールフィルタとを備え、イオン化部のケー
シングにロールフィルタを支持するカセット部を一体に
形成し、上記カセット部は、使用領域のロールフィルタ
におけるイオン化部に対向する側の面の反対側の面が露
出する状態支持し、使用領域のロールフィルタの少な
くとも四隅を係止するとともに一体形成された支え爪
有し、支え爪は、上記使用領域のロールフィルタを貫く
刺し爪を含むことを特徴とする。
【0007】この構成によれば、以下の作用を奏する。
すなわち、イオン化部と集塵部とを、集塵エレメントと
して一体的に扱えて便利である。例えば、メンテナンス
の際にイオン化部とロールフィルタとの空気清浄装置本
体からの着脱に手間がかからず便利である。また、ロー
ルフィルタはイオン化部のケーシングに支持されている
ので、ロールフィルタを支持するための部材をケーシン
グと別に設けずに済み、その結果、部品点数を削減で
き、安価にできる。特に、ロールフィルタを支持するた
めの部材は、大型で高価になる傾向にあるので、より好
ましい。
【0008】また、通常高剛性のケーシングがロールフ
ィルタを支持できるので、柔軟で扱い難いロールフィル
タであっても扱い易くすることができ、メンテナンスし
易い。さらに、使用領域のロールフィルタの一面を露出
させて支え爪によって係止しているので、使用領域の
ールフィルタを支持する構造を簡素化でき、より一層安
価にすることができる。しかも、支え爪とケーシングと
が一体に形成されたので、より一層安価にすることがで
きる。また、使用領域のロールフィルタを支持するに
は、支え爪で係止すればよく、メンテナンス時の手間も
かからない。請求項2にかかる発明の空気清浄装置の集
塵エレメントは、請求項1記載の空気清浄装置の集塵エ
レメントにおいて、上記イオン化部のケーシングの一の
面には、複数のイオン化線と、これらのイオン化線をそ
れぞれ挟んで対向配置された各一対の対向極板とが配置
され、ケーシングの他の面には、使用領域のロールフィ
ルタを支持するカセット部が設けられたことを特徴とす
る。
【0009】この構成によれば、請求項1記載の発明の
作用に加えて、以下の作用を奏する。すなわち、ケーシ
ングの一の面側からイオン化部を、また、他の面側から
ロールフィルタを、互いに邪魔することなくそれぞれを
メンテナンスできるので、より一層便利である。請求項
3にかかる発明の空気清浄装置の集塵エレメントは、請
求項1または2に記載の空気清浄装置の集塵エレメント
において、上記刺し爪は、ロールから繰り出された使用
領域のロールフィルタの先端部を貫くことを特徴とす
る。この発明によれば、刺し爪により使用領域のロール
フィルタを貫いて係止することができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を添付図面
を参照しつつ説明する。以下では、光触媒が汚染物質を
浄化する機能と、イオン化による塵埃除去機能とを有し
た空気清浄装置について説明するが、本発明は、イオン
化による塵埃除去機能だけを有した空気清浄装置に適用
しても構わない。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態の空気清浄
装置の分解斜視図である。空気清浄装置1は、内部に空
気風路を区画する箱状のハウジング10を備えている。
ハウジング10内に、以下の各部が、前方より空気風路
に沿って順に配置されている。すなわち、比較的大きな
ごみや塵を除去するためのプレフィルタ21と、空気風
路に沿う流れ(通気流)中の塵埃粒子をイオン化部22
でイオン化して集塵部としてのロールフィルタ23で吸
着する集塵エレメント24と、光触媒を保持するための
光触媒エレメント25と、光触媒エレメント25に紫外
線を照射して光触媒を励起させることによって汚染物質
を浄化させるための光源26と、所定の方向の通気流を
生成するためのシロッコファン等の送風ファン27とが
備えられている。
【0014】ハウジング10は、前面に吸込口11aを
有して空気風路の上流部分を区画する前ケース11と、
前ケース11の後方に設けられた後ケース12とを有し
ている。後ケース12は、空気風路の下流部分を区画し
ている。後ケース12の前面には、収容凹部12aが形
成されている。収容凹部12a内には、前方より順に、
集塵エレメント24、光触媒エレメント25、光源26
が着脱自在に取りつけられ、収容凹部12aの内奥部に
送風ファン27が取りつけられて、その後方に吹出口
(図示せず)が設けられている。
【0015】空気風路は、吸込口11aから、前ケース
11内、後ケース12内を前から後ろへ流れて吹出口に
至る風路である。図2は、図1の空気清浄装置の集塵エ
レメントと、光触媒エレメントと、光源との概略構成の
断面平面図である。集塵エレメント24は、イオン化部
22を構成する各部、すなわち、通気流方向と直交する
方向に延び且つ互いに平行な複数の放電線としてのイオ
ン化線33と、これらのイオン化線33を挟んで対向配
置された各一対の対向極板32aを含む対向極板部32
と、対向極板部32およびイオン化線33を互いに位置
決めして固定するためのケーシング31とを備えてい
る。イオン化部22は、コロナ放電により生成するイオ
ンシャワーにより通気流中の塵埃粒子を帯電させる。ま
た、集塵エレメント24のロールフィルタ23は静電フ
ィルタ23aを含んでおり、静電フィルタ23aが、イ
オン化部22で帯電された塵埃粒子を電気的に吸着する
ことができる。なお、対向極板部32は接地されてい
る。
【0016】光触媒エレメント25は、紫外線の照射を
受けて臭い成分等を分解する光触媒を、複数の通気孔5
1aを有するハニカム構造体で構成された光触媒担持体
51の表面または内部に担持している。光触媒は、光を
吸収してそのエネルギを反応物質に与えて化学反応をお
こさせる物質を意味し、具体的には、アナタース型の結
晶構造を有する酸化チタン(TiO2 )、酸化亜鉛(Z
nO)および酸化タングステン(WO3 )を例示でき
る。
【0017】光源26は、例えば、直管型の冷陰極型蛍
光ランプであり、複数が設けられている。この光源26
は、波長320〜420nmの光を発することができ、
人体への悪影響が無く、しかも、TiO2 、ZnO等の
光触媒を活性化させて効率よく汚染物質を浄化すること
ができる。この空気清浄装置1によれば、送風ファン2
7を運転すると、空気は、吸込口11aから吸い込ま
れ、上述の空気風路を流れる間に、プレフィルタ21で
比較的大きな塵埃が捕獲され、細かな塵埃がイオン化部
22で帯電されて静電フィルタ23aで捕獲され、臭い
成分等の汚染物質が光触媒エレメント25で浄化され
る。このようにして浄化された空気が、吹出口から吹き
出される。
【0018】以下、集塵エレメント24を詳細に説明す
る。集塵エレメント24の外形は、図1に示すように、
イオン化部22のケーシング31によって形成されてい
る。ケーシング31が、空気清浄装置本体としての後ケ
ース12の収容凹部12a内に着脱可能に取りつけられ
ている。この収容凹部12aは、その下部にあって断面
半円状に形成された第1部分12bと、第1部分12b
の上方にあって光触媒エレメント25が取りつけられて
いる第2部分12cとを有している。収容凹部12aの
第1部分12bに集塵エレメント24下部を嵌め込ん
で、第2部分12cに取りつけられた光触媒エレメント
25の前面と集塵エレメント24後面とが沿うようにし
て、集塵エレメント24が取りつけられている。
【0019】図3は、図1の空気清浄装置の集塵エレメ
ントの斜視図であり、ロールフィルタを取り外した状態
を後方から見たものである。図3と図2を参照する。集
塵エレメント24の前面部分は、イオン化部22を構成
する上述の各部を有している。また、集塵エレメント2
4の後面部分は、カセット部31aを有しており、この
カセット部31aにロールフィルタ23が装着されてい
る。また、集塵エレメント24の側面部には、着脱用の
把手31bが設けられている。
【0020】ロールフィルタ23は、帯電性不織布から
なる上述の静電フィルタ23aと、光触媒を担持するシ
ート状フィルタ23bとを含み、両フィルタを重ね合わ
せて接合して構成されている。静電フィルタ23aとし
ては、例えば、目付50g/m2 のポリオレフィン系の
帯電性不織布を用いることができる。また、ロールフィ
ルタ23は、カセット部31aに装着された状態では、
シート状のものが管状の巻芯23eの回りに巻き取られ
た部分であるロール23cと、このロール23cから繰
り出された使用領域のロールフィルタ部分23dとを含
んでいる。ロール23cは、カセット部31aのロール
収容部31cに収容されており、ロール23cから繰り
出された使用領域のロールフィルタ部分23dが、通気
流に対して直交するように配置されている。また、この
使用領域のロールフィルタ部分23dでは、静電フィル
タ23aがイオン化部22に面するようにして配置され
ている。
【0021】ケーシング31は、収容凹部12aに収容
された状態で正面視で矩形状であって、前後方向の厚み
の薄い略箱状に形成されている。ケーシング31は、上
縁部31fと、上縁部31fの左右両端から下垂する一
対の側縁部31gと、両側縁部31gの下部同士を接続
する下板部31hと、下板部31hおよび上縁部31f
を互いに接続する断面略T字状の複数の格子部31iと
を有している。これら各部は一体に樹脂材料で形成され
ている。
【0022】ケーシング31の前面側部分に、イオン化
線33と対向極板部32とが位置決めされて取り付けら
れており、イオン化部22が構成されている。すなわ
ち、対向極板部32は、矩形波断面の略波板状に形成さ
れており、この板面に立設された対向極板32aを含む
複数の凹条32bと、この凹条32bの底部(図2では
右側に位置している)にある多数の貫通孔32cとを有
している。凹条32bは隣接する格子部31iの間に配
置されている。また、凹条32b内にイオン化線33が
上下に延びて張設されている。貫通孔32cが上述した
空気風路の一部となり、イオン化線33の周囲を通気流
が通過することができる。
【0023】カセット部31aは、使用領域のロールフ
ィルタ部分23dを支持する使用領域保持部31dと、
ロール23cを保持するロール収容部31cとを有して
いる。これら各部は、ケーシング31によって構成され
ている。ロール収容部31cでは、ケーシング31の下
板部31hが、断面半円状に形成されて、ロール23c
を収容する凹部を区画している。この凹部は、後方に開
いており、後方から凹部内にロール23cを装着するこ
とができる。
【0024】また、ロール収容部31cには、ロールフ
ィルタ23のロール23c寄りの部分を案内するための
案内リブ31jが複数形成されている。また、ロール収
容部31cは、ロール23cの巻芯23eを着脱自在に
保持する巻芯保持部31mを有している。巻芯保持部3
1mは、両側縁部31gに形成されて後方に開放された
溝31nと、この溝31nの内奥部に形成されて巻芯2
3eを収容する収容部31pとを有している。
【0025】溝31nの入口は、内部よりも広く形成さ
れており、内部に巻芯23eを容易に入れることができ
る。収容部31pは、巻芯23eの直径に対応した大き
さに形成されている。また、収容部31pと溝31nと
の接続部、すなわち、収容部31pの入口は、巻芯23
eの直径よりも所定量狭くされており、これによって、
巻芯23eを係止できるので、収容部31pからの巻芯
23eの不用意な脱落を防止できる。従って、集塵エレ
メント24からのロールフィルタ23の不用意な脱落を
防止できるので、メンテナンスの際に集塵エレメント2
4を取り扱い易い。巻芯23eを収容部31p内に入れ
るには、側縁部31gを弾性変形させて、収容部31p
の入口を押し広げつつ入れることができる。巻芯23e
を、溝31nの後方の入口から溝31n内に入れると、
溝31nが巻芯23eを案内して、巻芯23eを収容部
31pに配置して保持することができる。また、集塵エ
レメント24が収容凹部12aに装着された状態では、
溝31nの入口は凹部12aの第1部分12bによって
塞がれるので、巻芯保持部31m内の巻芯23eが外部
に離脱することは防止されている。
【0026】また、案内リブ31jは、下板部31hの
後面に形成され、ロールフィルタ23をロール23cか
ら繰り出す際に、その使用領域のロールフィルタ部分2
3dを支持する使用領域保持部31dにスムーズに案内
することができる。使用領域保持部31dは、ケーシン
グ31の後面部、通気流の通る部分に設定されている。
使用領域保持部31dは、ケーシング31の上縁部31
fの後面、下板部31hの上端部、格子部31iの後
面、および対向極板部32の後面を含む各後面には、使
用領域のロールフィルタ部分23dの前面を沿わせるこ
とができる。また、ケーシング31の後面に、複数の支
え爪が設けられており、使用領域のロールフィルタ部分
23dの四隅を係止している。この状態で、ケーシング
31は、使用領域のロールフィルタ部分23dをイオン
化部22に対して反対側の面が露出する状態で支持して
いる。
【0027】支え爪は、使用領域のロールフィルタ部分
23dの四隅を係止している。支え爪は、使用領域のロ
ールフィルタ部分23dの上部の2箇所を係止する鉤部
の刺し爪31sと、使用領域のロールフィルタ部分23
dの下部の2箇所を係止する案内爪31tとを含んでい
る。ここで、支え爪は、ロールフィルタ23のより多く
の部分を係止してもよく、少なくとも四隅を係止できれ
ばよい。
【0028】案内爪31tは、巻芯保持部31mの近傍
にあり、ケーシング31の側縁部31gの後端部に、断
面L字形形状に一体に形成されている。案内爪31t
は、使用領域のロールフィルタ部分23dの端縁に沿う
部分と、この沿う部分の後端からロールフィルタ23に
沿ってロールフィルタ23内方に延びる部分とを有して
いる。案内爪31tは、一対が互いに対向するようにし
て設けられている。一対の案内爪31tは、使用領域の
ロールフィルタ部分23dのうち、巻芯23eに近い側
の両側部を保持すると共に、ロール23cからのロール
フィルタ23の引き出しを案内することができる。
【0029】刺し爪31sは、上方に折れ曲がった鉤状
に、ケーシング31の上縁部31fに一体に一対で形成
されている。一対の刺し爪31sは、ロールフィルタ2
3を貫いて係止することができる。この空気清浄装置1
では、以下のようにして集塵エレメント24をメンテナ
ンスすることができる。すなわち、図1に示すように、
前ケース11を取り外すと収容凹部12aが前方に開放
される。この状態で、ケーシング31を前上方に引っ張
り上げて、集塵エレメント24を取り外すことができ
る。また、逆の操作で装着することができる。このよう
に、集塵エレメント24として、イオン化部22および
ロールフィルタ23を一体的に扱え、同時に着脱するこ
とができて、手間がかからない。
【0030】取り外した集塵エレメント24では、その
前面側からイオン化部22を手入れすることができる。
また、ロールフィルタ23を集塵エレメント24の後面
側から手入れすることができる。ロールフィルタ23の
手入れとしては、例えば、汚れて使用済となった使用領
域のロールフィルタ部分23dを、ケーシング31から
取り外して、その部分を切り取る。次に、ロール23c
から未使用のロールフィルタ23を繰り出して、使用領
域のロールフィルタ部分23dとして、その四隅を刺し
爪31sおよび案内爪31tに係止して、ケーシング3
1に装着する(図3参照)。このように、ロールフィル
タ23は、交換頻度を抑制することができる。
【0031】また、ロールフィルタ23が使い果たされ
た場合には、ロールフィルタ23を交換する。すなわ
ち、使用済みとなった巻芯23eを巻芯保持部31mか
ら取出し、未使用のロールフィルタ23の巻芯23eを
溝31nに入れて、収容部31p内に保持し、ロール2
3cをロール収容部31cに装着する。そして、上述の
ようにして、使用領域のロールフィルタ部分23dを装
着すればよい。
【0032】このように、ロールフィルタ23を手入れ
する際に、イオン化部22の各部を取り外したりせずに
済み、イオン化部22とロールフィルタ23とのメンテ
ナンスを、互いに邪魔することなく行なうことができ
る。このように本実施の形態によれば、以下の効果を奏
する。すなわち、イオン化部22とロールフィルタ23
とを、集塵エレメント24として一体的に扱うことがで
きるので、メンテナンスの際の着脱に手間がかからず便
利である。
【0033】また、ロールフィルタ23を、通常高剛性
のケーシング31で支持できるので、扱い易くできて、
メンテナンスし易い。また、ロールフィルタ23を支え
爪で係止することで、支持できるので、手間がかからな
い。特に、刺し爪31sおよび案内爪31tによる係止
は、簡単にできる。
【0034】また、ケーシング31の前面にイオン化部
22が構成され、且つケーシング31の後面にロールフ
ィルタ23を支持するカセット部31aが設けられたこ
とによって、イオン化部22およびロールフィルタ23
を、互いに邪魔することなくメンテナンスできるので、
より一層便利である。この場合に集塵エレメント24
は、上述のものに限定されず、要は、ケーシング31の
一の面に、複数のイオン化線33と、これらのイオン化
線33をそれぞれ挟んで対向配置された各一対の対向極
板32aとが配置され、ケーシング31の他の面に、使
用領域のロールフィルタ部分23dを支持するカセット
部31aが設けられていればよい。
【0035】また、ロールフィルタ23はイオン化部2
2のケーシング31に支持されているので、ロールフィ
ルタ23を支持するための部材をケーシング31と別に
設けずに済み、その結果、部品点数を削減でき、安価に
できる。特に、ロールフィルタ23を支持するための部
材は、大型で高価になる傾向にあるので、より好まし
い。
【0036】また、カセット部31aは、ロールフィル
タ23の後面を露出させて支え爪によって係止している
ので、ロールフィルタ23を支持する構造を簡素化で
き、より一層安価にすることができる。しかも、支え爪
とケーシング31とが一体に形成されたので、より一層
安価にすることができる。また、イオン化部22とロー
ルフィルタ23との両者が一体化されているので、両者
を互いに接近させることができ、使用領域のロールフィ
ルタ部分23dの静電フィルタ23aと対向極板部32
の後面とを確実に当接することができる結果、静電フィ
ルタ23aを対向極板部32を介して確実に接地するこ
とができる。従って、静電フィルタ23aの集塵効率を
高く維持することができる。なお、静電フィルタを確実
に接地できない場合には、静電フィルタに電荷が溜ま
り、集塵効率の低下する虞がある。
【0037】特に、使用領域のロールフィルタ部分23
dを、ケーシング31等に沿わせることによって、たる
みなく容易にケーシング31の所定位置に装着すること
ができるので、静電フィルタ23aをより一層確実に接
地することができる。さらに、使用領域のロールフィル
タ部分23dを、接地させる対向極板部32に沿わせる
ことができるので、静電フィルタ23aをより一層確実
に接地することができる。それに加えて、図2に示すよ
うに、使用領域のロールフィルタ部分23dの一部に背
後から当接する部材52の先端部52aによって、静電
フィルタ23aをより一層確実に接地することができ
る。
【0038】なお、カセット部31aの構成は、上述の
ものに限定されない。要は、使用領域のロールフィルタ
部分23dを支持できればよいまた、上述の実施の形
態では、光触媒が汚染物質を浄化する機能とイオン化に
よる塵埃除去機能とを有した空気清浄装置について説明
したが、イオン化による塵埃除去機能だけを有した空気
清浄装置として構成する場合には、光源26、光触媒エ
レメント25、ロールフィルタ23のシート状のフィル
タ23b等を省略することができる。
【0039】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、以下の効
果を奏する。すなわち、イオン化部と集塵部とを、集塵
エレメントとして一体的に扱うことができるので、空気
清浄装置本体への着脱に手間がかからず、メンテナンス
の際に便利である。また、イオン化部のケーシングがロ
ールフィルタを支持しているので、ロールフィルタを支
持するための大型で高価な部材をケーシングと別に設け
ずに済む結果、集塵エレメントの部品点数を削減でき、
安価にできる。また、ロールフィルタを、通常高剛性の
ケーシングで支持できるので、扱い易くできて、メンテ
ナンスし易い。さらに、カセット部は、一面が露出した
状態の使用領域のロールフィルタの四隅を支え爪で係止
して、使用領域のロールフィルタを支持する構造を簡素
化でき、より一層安価にすることができる。しかも、支
え爪とケーシングとが一体に形成されたので、より一層
安価にすることができる。また、使用領域のロールフィ
ルタを支え爪で係止すれば、支持できるので、手間もか
からない。
【0041】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、ケーシングの一の面にイオン
化部が、また、他の面にカセット部が設けられたことに
よって、イオン化部およびロールフィルタを、互いに邪
魔することなくメンテナンスできるので、より一層便利
である。請求項3記載の発明によれば、刺し爪により使
用領域のロールフィルタを貫いて係止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の空気清浄装置の分解斜
視図である。
【図2】図1の空気清浄装置の集塵エレメントと、光触
媒エレメントと、光源との概略構成の断面平面図であ
る。
【図3】図1の空気清浄装置の集塵エレメントの斜視図
であり、ロールフィルタを取り外した状態を後方から見
たものである。
【符号の説明】
1 空気清浄装置 12 後ケース(空気清浄装置本体) 22 イオン化部 23 ロールフィルタ 23d 使用領域のロールフィルタ部分 24 集塵エレメント 31 ケーシング 31a カセット部 31d 使用領域保持部 31s 刺し爪(支え爪) 31t 案内爪(支え爪) 32a 対向極板 33 イオン化線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−70746(JP,U) ***国特許出願公開2310901(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 3/00 - 3/88

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気清浄装置本体(12)に着脱可能な集塵エ
    レメント(24)であって、 空気中の塵埃を帯電するイオン化部(22)と、 集塵部としてのロールフィルタ(23)とを備え、 イオン化部(22)のケーシング(31)にロールフィルタ(23)
    を支持するカセット部(31a) を一体に形成し、 上記カセット部(31a) は、使用領域のロールフィルタ(2
    3d) におけるイオン化部(22)に対向する側の面の反対側
    の面が露出する状態支持し、使用領域のロールフィル
    タ(23d) の少なくとも四隅を係止するとともに一体形成
    された支え爪(31s,31t) を有し、支え爪(31s,31t) は、
    上記使用領域のロールフィルタ(23d) を貫く刺し爪(31
    s) を含むことを特徴とする空気清浄装置の集塵エレメ
    ント。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気清浄装置の集塵エレメ
    ント(24)において、 上記イオン化部(22)のケーシング(31)の一の面には、複
    数のイオン化線(33)と、これらのイオン化線(33)をそ
    れぞれ挟んで対向配置された各一対の対向極板(32a) と
    が配置され、 ケーシング(31)の他の面には、使用領域のロールフィル
    タ(23d) を支持するカセット部(31d)が設けられたこ
    とを特徴とする空気清浄装置の集塵エレメント。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の空気清浄装置の
    集塵エレメント(24)において、 上記刺し爪(31s) は、ロール(23c) から繰り出された使
    用領域のロールフィルタ(23d) の先端部を貫くことを特
    徴とする空気清浄装置の集塵エレメント。
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