JP2000041714A - バンドおよびリスト装置 - Google Patents

バンドおよびリスト装置

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JP2000041714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドやバンドに取付けられる飾り部材によ
って、本体ケースの一部を覆うことにより、リスト装置
のデザインを、本体ケースとバンドとの一体感を高めた
ものにし、見栄えを良くする。 【解決手段】 リスト装置(例えば腕時計200)であ
る。本体ケース201と、この本体ケース201に取付
けられたバンド260,270(バンド260,270
は、例えばバンド本体210,220に飾り部材230
が取付けられたものである)を備える。このバンド26
0,270に形成された覆い部310,310,28
1,281(覆い部310,310,281,281
は、例えば飾り部材230に形成された覆い部310、
およびバンド本体210,220に形成された覆い部2
81,281である)を備える。本体ケース201の一
部が覆い部310,310,281,281によって覆
われている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計、コンパ
ス、水深計などに使用して有用なバンド、および、腕時
計、コンパス、水深計などのバンドを備え、手首に装着
されるリスト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】腕時計バンドとして、近年、多種の材質
の部材を組み合わせた複合材によるものが出回ってお
り、例えば、軟質合成樹脂とナイロン等の繊維を組み合
わせたもの、軟質合成樹脂と金属を組み合わせたもの等
がある。そして、軟質合成樹脂と金属との組み合わせの
場合、金属部品を成形型内にセットしたまま樹脂を充填
して成形するメタルインサート成形が一般的である。ま
た、軟質合成樹脂製のバンド本体に金属部品を両面接着
テープ等で固定した時計バンドもある。なお、最近で
は、色の異なる軟質合成樹脂を組み合わせた時計バンド
もあり、例えば、バンド本体に形成した穴部に下面から
飾り駒を圧入したり、また、ループ状の飾り部材にバン
ド本体を通し、そのループ状の飾り部材の突片部に設け
た爪を、バンド本体に形成した溝に挿入した構造のもの
がある。
【0003】また、従来、腕時計、コンパス、水深計な
どのバンドを備え、手首に装着されるリスト装置とし
て、バンドやバンドに取付けられる飾り部材によって、
本体ケースの一部を覆うことにより、本体ケースとバン
ドとの一体感を高めたデザインのものはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メタルインサ
ート成形の時計バンドの場合、金属部品を金型内に挟み
込み固定して成形するため、例えば、アルマイト等、金
属部に表面処理を施した金属を使用すると、その表面処
理層にクラックが入る等の不具合があった。また、軟質
合成樹脂製のバンド本体に金属部品を両面接着テープ等
で固定した時計バンドの場合、軟質合成樹脂として主に
用いられるウレタンは接着され難く、その上、時計バン
ドがひねられた際には、金属部品が簡単に剥がれ落ちて
しまう不具合もあった。そして、色の異なる軟質合成樹
脂を組み合わせた時計バンドの場合には、バンド本体の
穴部と飾り駒との間に隙間が生じたり、飾り駒が外れる
懸念もあり、また、溝から爪が抜けて飾り部材(特に、
その突片部)がバンド本体からめくれ上がったりする
等、見栄えが悪くなり、一体感が得られないものであっ
た。
【0005】本発明の課題は、軟質合成樹脂製のバンド
本体に金属製や軟質合成樹脂製の飾り部材を組み合わせ
るバンドにおいて、比較的簡易な構造でバンド本体に飾
り部材を確実に組み付けられ、金属製の飾り部材の場合
は、メタルインサート成形によらずに確実な組付状態に
保持し、また、軟質合成樹脂製の飾り部材の場合には、
隙間やめくれ上がりのない二色成形風のような一体感が
得られて、見栄えを良くすることである。また、バンド
やバンドに取付けられる飾り部材によって、本体ケース
の一部を覆うことにより、リスト装置のデザインを、本
体ケースとバンドとの一体感を高めたものにし、見栄え
を良くすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、バンド(1)であって、一対の
挿入部(例えば挿入孔23)が形成されるとともに、こ
の一対の挿入部間に渡ってバンド裏面側に開口する凹部
(24)を有するバンド本体(2)と、このバンド本体
に対し前記一対の挿入部にバンド表面側から挿入された
一対の挿入片(42)を有する飾り部材(4)と、前記
バンド本体の前記バンド裏面側から前記凹部において前
記飾り部材の前記一対の挿入片間に掛け渡された棒部材
(8)と、からなる構成、を特徴としている。例えば、
バンド本体の時計ケースに対する取付部近傍に飾り部材
が備えられる。バンド本体としては、例えば、軟質合成
樹脂製が挙げられる。飾り部材としては、例えば、金属
製が挙げられる。棒部材としては、例えば、バネ棒が挙
げられる。一対の挿入部としては、例えば、バンド幅方
向に離間するものが挙げられるが、その他でも例えば、
バンドの長手方向に離間するものなど、形成される位置
は適宜変更可能である。また、一対の挿入部はバンド表
裏に貫通する挿通孔でも良いし、貫通しない凹部でも良
い。
【0007】このように、請求項1記載の発明によれ
ば、バンド本体に形成された挿入部に、バンド表面側か
ら、飾り部材の一対の挿入片を挿入する一方、バンド本
体の一対の挿入孔間に渡ってバンド裏面側に開口する凹
部において一対の挿入片間に棒部材を掛け渡したバンド
であり、バンド本体に飾り部材の一対の挿入片を貫通し
て、その一対の挿入片間にバンド裏面側の凹部で棒部材
を掛け渡すだけなので、比較的簡易な構造をもって、バ
ンド本体に飾り部材を確実に組み付けできる。こうし
て、バンド本体と飾り部材とを、メタルインサート成形
によらずに確実な組付状態に保持でき、バンドとして見
栄えが良くなる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のバ
ンドであって、前記凹部(24)内に収納され、前記棒
部材(8)の周囲のうち、少なくとも一部を覆う覆い部
材(9)を備えた構成、を特徴としている。例えば、覆
い部材としては、硬質合成樹脂製が挙げられる。
【0009】このように、請求項2記載の発明によれ
ば、棒部材の周囲のうち、少なくとも一部を覆う覆い部
材を請求項1記載の凹部内に収納したバンドなので、バ
ンド裏面側の凹部内の棒部材の少なくとも一部を覆い部
材により隠せる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、バンド
(1)であって、バンド表裏方向に貫通する貫通部(2
6)を有するバンド本体(2)と、このバンド本体の前
記貫通部内に対しバンド表面側から挿入された飾り部材
(4)と、この飾り部材を保持するために、前記バンド
本体の前記貫通部内に対し前記バンド裏面側から挿入さ
れた保持部材(13)と、前記飾り部材と前記保持部材
とを、前記バンド本体に固定する固定部(例えば周縁挿
入溝22、方形の裏面側凹部27)と、を備えている構
成、を特徴としている。例えば、バンド本体の時計ケー
スに対する取付部近傍に飾り部材が備えられる。
【0011】このように、請求項3記載の発明によれ
ば、バンド本体に対し、そのバンド表裏方向に貫通する
貫通部に対しバンド表面側から飾り部材を挿入する一
方、その飾り部材の裏面側においてバンド本体の貫通部
に保持部材を挿入して、この保持部材と飾り部材とを、
バンド本体に固定部により固定したバンドであり、バン
ド本体の貫通部に表裏から各々挿入した飾り部材と保持
部材とを、貫通部の周囲においてバンド本体に固定する
だけなので、比較的簡易な構造をもって、バンド本体に
飾り部材を確実に組み付けできる。しかも、貫通部の周
囲においてバンド本体に飾り部材と保持部材とを固定し
たことにより、飾り部材のガタツキを防止できる。こう
して、バンド本体と飾り部材とを、メタルインサート成
形によらずに確実な組付状態に保持できる上、飾り部材
のガタツキを防止して、バンドとして見栄えが良くな
る。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載のバ
ンドであって、前記飾り部材(4)と前記保持部材(1
3)とを接合して一体化した構成、を特徴としている。
接合の手段としては、例えば、接着部材(例えば両面接
着部材等)による接着や、溶着(例えば超音波による溶
着等)が挙げられる。
【0013】このように、請求項4記載の発明によれ
ば、請求項3記載の飾り部材と保持部材とが接合により
一体化されたバンドなので、飾り部材と保持部材との間
に安定した接合力を確保でき、また、飾り部材と保持部
材が剛体同士であれば、例えば、軟質合成樹脂製のバン
ド本体の折り曲げやひねり等の力によっても飾り部材及
び保持部材の変形が少ない。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載のバ
ンドであって、前記保持部材(13)は、前記バンド本
体(2)の前記貫通部(26)に対し、バンド裏面側か
ら填め込まれる裏面側部材(14)と、前記バンド表面
側から填め込まれる表面側部材(15)とを備え、これ
ら裏面側部材と表面側部材とによって前記バンド本体の
一部を挟み込んだ状態で、これら裏面側部材と表面側部
材とを一体化した構成、を特徴としている。裏面側部材
と表面側部材は、例えば、接着や接合によって一体化さ
れる。
【0015】このように、請求項5記載の発明によれ
ば、請求項4記載の保持部材が、バンド本体の貫通部に
対し、バンド裏面側から填め込んだ裏面側部材と、バン
ド表面側から填め込んだ表面側部材とによってバンド本
体の一部を挟み込み、この状態で裏面側部材と表面側部
材とを一体化したので、バンド本体の折り曲げやひねり
等の力を飾り部材に伝わり難くして、飾り部材のより安
定した固定力を保持できる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項3記載のバ
ンドであって、前記バンド本体(2)は軟質合成樹脂か
ら形成されており、前記飾り部材(4)は金属または合
成樹脂から形成されている構成、を特徴としている。
【0017】請求項6記載の発明によれば、請求項3記
載のバンド本体が軟質合成樹脂から形成されており、請
求項3記載の飾り部材が金属または合成樹脂から形成さ
れているバンドなので、請求項3記載の発明のように、
比較的簡易な構造をもって、軟質合成樹脂製のバンド本
体に金属製または合成樹脂製の飾り部材を確実に組み付
けでき、飾り部材のガタツキを防止できる。
【0018】また、請求項7記載の発明は、バンド(3
1,61)であって、バンド表裏方向に貫通する貫通部
(323,623)を有するバンド本体(32,62)
と、このバンド本体の前記貫通部内に挿入され、一端部
が前記バンド本体の一端側で係合し、他端部が前記バン
ド本体の他端側で係合された飾り部材(34,64)
と、を備えた構成、を特徴としている。例えば、バンド
本体の時計ケースに対する取付部近傍に飾り部材が備え
られる。
【0019】このように、請求項7記載の発明によれ
ば、バンド本体のバンド表裏方向の貫通部内に挿入した
飾り部材が、一端部でバンド本体の一端側に係合し、他
端部でバンド本体の他端側に係合したバンドであり、バ
ンド本体の貫通穴に対し飾り部材を挿入して一端部と他
端部で係合するだけなので、比較的簡易な構造をもっ
て、バンド本体に飾り部材を確実に組み付けできる。こ
うして、バンド本体に飾り部材を備えながら、例えば、
隙間やめくれ上がりのない二色成形風のような一体感が
得られて、バンドとして見栄えが良くなる。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項7記載のバ
ンドであって、前記バンド本体(32)は前記貫通部
(323)とは別な位置に補助貫通部(326)を有
し、前記飾り部材(34)は他端側に係合部(348)
を有し、この係合部は前記補助貫通部と係合している構
成、を特徴としている。
【0021】このように、請求項8記載の発明によれ
ば、バンド本体の請求項7記載の貫通部とは別な位置の
補助貫通部において飾り部材の他端側の係合部を係合し
たバンドなので、飾り部材の隙間発生やめくれ上がりを
確実に防止できる。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項7記載のバ
ンド(61)であって、前記飾り部材(64)は他端側
に係合部(644)を有し、前記貫通部(623)のバ
ンド裏面側には係合凹部又は係合凸部(例えば係合凹部
624)が形成され、前記係合部は前記係合凹部又は係
合凸部に係合された構成、を特徴としている。
【0023】このように、請求項9記載の発明によれ
ば、バンド本体の請求項7記載の貫通部のバンド裏面側
に形成された係合凹部又は係合凸部に、飾り部材の他端
側の係合部を係合したバンドなので、バンド本体の貫通
部のバンド裏面側の係合凹部又は係合凸部において、貫
通部にバンド表面側から挿入した飾り部材の係合部を係
合して、飾り部材の隙間発生やめくれ上がりを確実に防
止できる。
【0024】請求項10記載の発明は、リスト装置(例
えば腕時計200)であって、本体ケース(201)
と、この本体ケースに取付けられるとともに覆い部(例
えば、飾り部材230に形成された覆い部310、およ
びバンド本体210,220に形成された覆い部28
1,281)が形成されたバンド(260,270:例
えばバンドはバンド本体210,220に飾り部材23
0,230が取付けられたものである)と、を備え、前
記本体ケースの一部が前記覆い部によって覆われている
こと、を特徴としている。
【0025】リスト装置としては、腕時計、コンパス、
水深計などのバンドを備え、手首に装着して用いる装置
をすべて含むものとする。本体ケースの裏側には、裏蓋
が取付けられていることがあるが、覆い部と本体ケース
の間に裏蓋が介在した状態で、覆い部が本体ケースを覆
うこととしても良い。
【0026】請求項10記載の発明によれば、本体ケー
スの一部が、バンドに形成された覆い部によって覆われ
ているので、バンドの本体ケースに対する取り付け部分
に生じる間隙を覆い部によって覆い隠すことができる。
従って、本体ケースとバンドとの繋ぎ目を意識させず、
本体ケースとバンドとの一体性が高いデザインのリスト
装置とすることができ、リスト装置の一体感を得ること
ができる。
【0027】請求項11記載の発明は、リスト装置(例
えば腕時計200)であって、本体ケース(201)
と、この本体ケースに取付けられたバンド本体(21
0,220)と、このバンド本体に取付けられるととも
に覆い部(310,310)が形成された飾り部材(2
30,230)と、を備えたバンドと、を備え、前記本
体ケースの一部が前記覆い部によって覆われているこ
と、を特徴としている。
【0028】請求項11記載の発明では請求項10記載
の発明と同様に、リスト装置としては、腕時計、コンパ
ス、水深計などのバンドを備え、手首に装着して用いる
装置をすべて含むものとする。また同様に、本体ケース
の裏側には、裏蓋が取付けられていることがあるが、覆
い部と本体ケースの間に裏蓋が介在した状態で、覆い部
が本体ケースを覆うこととしても良い。飾り部材とは、
例えば、バンド本体の胴回りに外挿されることでバンド
本体の周囲に取付けられる可撓性の材質により形成され
たものや、バンド本体の片面あるいは両面に対して、接
着・溶着等により固定されたものであっても良い。
【0029】請求項11記載の発明によれば、バンド本
体には飾り部材が取り付けられているため、飾り部材に
よりバンド本体を装飾することができるとともに、この
飾り部材に形成された覆い部が本体ケースの一部を覆っ
ているので、バンド本体の本体ケースに対する取り付け
部分に生じる間隙を覆い部によって覆い隠すことができ
る。従って、本体ケースとバンド本体との繋ぎ目を意識
させず、本体ケースとバンド本体との一体性が高いデザ
インのリスト装置とすることができる。よって、リスト
装置の一体感を得ることができる。
【0030】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明であって、前記飾り部材(230)は、前記バン
ド本体(210,220)に対してほぼ面一となってい
ること、を特徴としている。
【0031】飾り部材をバンド本体に対してほぼ面一と
するためには、飾り部材がバンド本体の胴回りに外挿さ
れることでバンド本体の周囲に取付けられる可撓性の材
質により形成されたものの場合には、バンド本体のう
ち、飾り部材が取り付けられる取付部を、飾り部材の厚
み分だけ、他の部分より薄く(細く)形成することが挙
げられる。また、飾り部材がバンド本体の片面あるいは
両面に対して、接着・溶着等により固定されたものの場
合に、飾り部材をバンド本体に対してほぼ面一とするた
めには、バンド本体のうち飾り部材が取り付けられる取
付部を、飾り部材の厚み分だけ他の部分より薄く形成す
るか、又は取付部を凹部とすることが挙げられる。
【0032】請求項12記載の発明によれば、前記飾り
部材は、前記バンド本体に対してほぼ面一となっている
ので、飾り部材のバンド本体に対する一体感を増すこと
ができる。また、飾り部材がバンド本体にフィットした
構造とすることができ、飾り部材のバンド本体からのめ
くれあがりを防止できる。
【0033】請求項13記載の発明は、請求項11又は
12記載のリスト装置であって、前記バンド本体(21
0,220)に形成された凸部(290,290)を、
前記飾り部材(230,230)に形成された凹部又は
孔部(例えば取付孔部300,300)に嵌入すること
で、前記飾り部材が前記バンド本体に対して位置決めさ
れていること、を特徴としている。
【0034】請求項13記載の発明によれば、バンド本
体に形成された凸部を飾り部材に形成された凹部又は孔
部に嵌入することで、飾り部材がバンド本体に対して位
置決めされているので、飾り部材のバンド本体に対する
ズレやガタツキを好適に防止することができる。
【0035】請求項14記載の発明は、請求項13記載
のリスト装置であって、前記バンド本体(210,22
0)に前記飾り部材(230,230)を取り付けた状
態での、前記バンド本体の前記凸部(290,290)
に対応する部分の撓み易さを、該部分の周辺の撓み易さ
と略同一に設定したこと、を特徴としている。
【0036】バンド本体に対して外挿することでバンド
本体に取付けられる飾り部材の場合、飾り部材を取り付
けやすいように、飾り部材はバンド本体に比べて、より
柔軟に撓ませることができる材質からなっている可能性
がある。この場合に、請求項13記載の要領で、飾り部
材をバンド本体に取付け、さらにこのとき飾り部材がバ
ンド本体に対してほぼ面一となるようにしても、凸部に
対応する部分は、飾り部材よりも堅い材質のバンド本体
の肉厚が厚いため、他の部分に比べて撓みにくくなる。
従って、バンド(バンド本体に飾り部材を取り付けたも
の)によりリスト装置を手首に装着したときの装着感に
違和感が生じる可能性がある。バンドによるリスト装置
の、より快適な装着感を得るためには、凸部に対応する
部分の撓み易さを、該部分の周辺の撓み易さと略同一す
る必要がある。凸部に対応する部分の撓み易さを、該部
分の周辺の撓み易さと略同一するためには、例えば、バ
ンド本体の凸部の裏側に凹部を設けて、凸部に対応する
部分のバンド本体の肉厚を薄く設定することが挙げられ
る。
【0037】請求項14記載の発明によれば、バンド本
体に飾り部材を取り付けた状態での、バンド本体の凸部
に対応する部分の撓み易さを、該部分の周辺の撓み易さ
と略同一に設定したので、違和感なくバンドによりリス
ト装置を手首に装着することができ、バンドによるリス
ト装置の装着感を快適なものにすることができる。
【0038】請求項15記載の発明は、請求項11、1
2、13又は14記載のリスト装置であって、前記バン
ド本体(210,220)と前記飾り部材(230,2
30)との色が異なること、を特徴としている。
【0039】請求項15記載の発明によれば、バンド本
体と、飾り部材との色が異なるので、バンド本体と飾り
部材とが2色成型されたようなデザインとすることがで
きる。
【0040】請求項16記載の発明は、請求項10から
15のいずれかに記載のリスト装置であって、前記覆い
部(310,310)が、該覆い部の周囲の部分と、ほ
ぼ面一となっていること、を特徴としている。
【0041】請求項16記載の発明によれば、覆い部
が、覆い部の周囲の部分とほぼ面一となっているので、
覆い部と、覆い部の周囲の部分との境界を意識させない
デザインとすることができる。従って、バンド又はバン
ド本体と本体ケースとの一体性を、より高めることがで
き、リスト装置の、より高い一体感を得ることができ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るバンドの実
施の各形態例を図1から図26に基づいて説明する。
【0043】<第1の実施の形態例>先ず、図1は本発
明を適用した一例としての時計バンドの半体を示す平面
図で、図2はその半体と組み合わされる他の半体を示し
た平面図である。即ち、図1に示す時計バンドの半体1
Aは、軟質合成樹脂製のバンド本体2がナイロン等の繊
維3を囲んで一体成形してなるものであり、バンド本体
2の図示しない時計ケースに対する取付ボス2aを備え
る幅広の取付部2bの表面に金属製で板状の飾り部材4
が組み付けられている。そして、バンド本体2の取付部
2bと反対側の端部には、留め具5aを有するバックル
5が取り付けられて、バンド本体2の中間bにはループ
6が装着されている。
【0044】また、図2に示す時計バンドの半体1B
は、図1の半体1Aと組み合わせて使用されるもので、
同様に、軟質合成樹脂製のバンド本体2が繊維3を囲ん
で一体成形してなり、バンド本体2の取付ボス2aを備
える幅広の取付部2bの表面に金属製で板状の飾り部材
4が組み付けられている。なお、バンド本体2により囲
まれた繊維3には、多数の止め穴7,7,7,…が形成
されている。
【0045】次に、バンド本体2に対する金属製で板状
の飾り部材4の組付方について説明するが、以下では、
前述した半体1A及び半体1Bの何れも時計バンド1と
する。図3は本発明を適用した第1の実施の形態例を示
すもので、図1及び図2の矢印A−A線に沿って拡大し
て示した断面図であり、図4はその構造部の部品を分解
して示した斜視図である。また、図5は棒部材(バネ
棒)の内部構造を示した中央断面図である。これらの図
3から図5において、前述と同様に、1は時計バンド、
2は軟質合成樹脂製のバンド本体、2bは時計ケース側
への取付部、4は金属製で板状の飾り部材であって、2
1は表面側凹部、22は周縁挿入溝、23は一対の挿入
孔、24は裏面側凹部、25は隔壁部、41は周縁部、
42は一対の挿入片、43は***、8は棒部材、8aは
突部、8bは円筒部、8cは圧縮コイルバネ、9は覆い
部材、9aは貫通部である。
【0046】即ち、この実施の形態例では、軟質合成樹
脂製のバンド本体2の時計ケース側への取付部2bの近
傍において、図示のように、横長の略方形をなす表面側
凹部21と、この表面側凹部21の周囲の周縁挿入溝2
2と、この周縁挿入溝22のバンド幅方向に離間してバ
ンド表裏方向に貫通する一対の挿入孔(挿入部)23,
23と、横に細長い裏面側凹部24とを形成している。
なお、表面側凹部21と裏面側凹部24との間には隔壁
部25が存在している。そして、金属製で板状の飾り部
材4は、バンド本体2の表面側凹部21に丁度納まるよ
う横長の略方形をなすもので、その全周の下方に折り曲
げた周縁部41と、この周縁部41の左右から下方に突
出する一対の挿入片42,42とを有している。なお、
挿入片42には、***43が形成されている。
【0047】さらに、突部8a,8aを円筒部8bの両
端部に組み付けて、円筒部8b内に両端部の突部8a,
8aを常時突出方向に付勢する圧縮コイルバネ8cを内
蔵したバネ棒による棒部材8が用意されるとともに、こ
の棒部材8を挿入する貫通部9aを有する角柱状の覆い
部材9が用意される。ここで、バネ棒による棒部材8
は、飾り部材4の一対の挿入片42,42の両***4
3,43に突部8a,8aがそれぞれ挿入されるもので
ある。また、覆い部材9は、硬質合成樹脂製のもので、
バンド本体2の横に細長い裏面側凹部24に丁度納まる
角柱状をなしている。
【0048】以上の部品は、図4に矢印を付して示した
ように、バンド本体2に対し飾り部材4を表面側から、
周縁挿入溝22に周縁部41を挿入するとともに、挿入
孔23,23に挿入片42,42をそれぞれ挿入して、
表面側凹部21に飾り部材4の板面部を重ねる。そし
て、同じく図4に矢印を付して示したように、角柱状の
覆い部材9の貫通部9aに挿入したバネ棒による棒部材
8の両端部の突部8a,8aを、バンド本体2に対し裏
面側凹部24において、飾り部材4の挿入片42,42
の***43,43にそれぞれ挿入する。この時、バンド
本体2の横に細長い裏面側凹部24に角柱状の覆い部材
9が丁度納まる。
【0049】以上の通り、軟質合成樹脂製のバンド本体
2に対し金属製の飾り部材4を、従来のようなメタルイ
ンサート成形によることなく、バネ棒による棒部材8で
組み付けたことにより、金属製の飾り部材4をその表面
処理への影響なくバンド本体2に確実に組み込める。従
って、金属製の飾り部材4として、デザイン上の自由度
を高められる。また、棒部材(バネ棒)8を角柱状の覆
い部材9で覆って、この角柱状の覆い部材9をバンド本
体2の裏面側凹部24に収納したことにより、バンド裏
面側から棒部材8が見え難く、例えば、棒部材(バネ
棒)8が腐食したとしても、外観上、目立たないものと
なっている。
【0050】<変形例>図6は棒部材8及び覆い部材9
の変形例を示した斜視図であり、この変形例では、図示
のように、硬質合成樹脂製の覆い部材9をその中心に金
属製のバネ棒による棒部材8を埋設した一体成形(メタ
ルインサート成形)により角柱状に形成したものであ
る。このように、金属製の棒部材(バネ棒)8を硬質合
成樹脂製の覆い部材9にインサート成形したものを用い
ても良い。
【0051】なお、上記の第1の実施の形態例、および
その変形例では、一対の挿入部としてバンドを表裏に貫
通する一対の挿入孔23,23を例示したが、一対の挿
入部はバンドに形成された一対の凹部であってもよい。
また、一対の挿入部(挿入孔23,23)がバンドの幅
方向に離間して形成されたこととしたが、例えば、一対
の挿入部がバンドの長手方向に離間して形成されるな
ど、一対の挿入部の互いの位置関係は適宜変更可能であ
る。
【0052】<第2の実施の形態例>図7は本発明を適
用した第2の実施の形態例を示すもので、図1及び図2
の矢印A−A線に沿って拡大して示した断面図であり、
図8はその構造部の部品を分解して示した斜視図であ
る。これらの図7及び図8において、前述した第1の実
施の形態例と同様に、1は時計バンド、2は軟質合成樹
脂製のバンド本体、2bは時計ケース側への取付部、2
1は表面側凹部、22は周縁挿入溝、23は一対の挿入
孔、24は裏面側凹部、25は隔壁部、4は金属製で板
状の飾り部材、41は周縁部、42は一対の挿入片、4
3は***、8は棒部材、8aは突部であって、10は覆
い部材、10aは端部屈曲片、10bは係合部(切欠リ
ング状部)である。
【0053】この第2の実施の形態例は、主に覆い部材
10の構成について、第1の実施の形態例と相違するも
のであるため、以下では、相違点に絞って説明する。即
ち、覆い部材10は、図示のように、横に細長い板状の
もので、その両端部の端部屈曲片10a,10aと、中
間部の係合部である側面視C形状をなす左右一対の切欠
リング状部10b,10bと、を一体形成してなる軟質
合成樹脂製のものである。なお、この細長い板状の覆い
部材10の両端部の端部屈曲片10a,10a間の長さ
は、バネ棒による棒部材8の両端部の突部8a,8aを
含む長さよりも長く設定されている。また、バンド本体
2の裏面側凹部24については、図示のように、第1の
実施の形態例(図3参照)よりも横に長いものとなって
いる。
【0054】以上のような覆い部材10を用いる場合
は、先ず、バネ棒による棒部材8の両端部の突部8a,
8aを、バンド本体2の裏面側凹部24において、飾り
部材4の挿入片42,42の***43,43にそれぞれ
挿入する。その後、バンド本体2の裏面側凹部24にお
いて、図8に矢印を付して示したように、細長い板状の
覆い部材10の左右一対の切欠リング状部10b,10
bを、バネ棒による棒部材8の周囲にそれぞれ填め付け
る。これにより、裏面側凹部24に細長い板状の覆い部
材10が両端部の端部屈曲片10a,10aごと丁度納
まる。
【0055】<第3の実施の形態例>図9は本発明を適
用した第3の実施の形態例を示すもので、図1及び図2
の矢印A−A線に沿って拡大して示した断面図であり、
図10はその構造部の部品を分解して示した斜視図であ
る。これらの図9及び図10において、前述した第1の
実施の形態例と同様に、1は時計バンド、2は軟質合成
樹脂製のバンド本体、2bは時計ケース側への取付部、
21は表面側凹部、22は周縁挿入溝、23は一対の挿
入孔、24は裏面側凹部、25は隔壁部、4は金属製で
板状の飾り部材、41は周縁部、42は一対の挿入片、
43は***、8は棒部材、8aは突部であって、11は
覆い部材、11aはスリットである。
【0056】この第2の実施の形態例は、主に覆い部材
11の構成について、第1の実施の形態例と相違するも
のであるため、以下では、相違点に絞って説明する。即
ち、覆い部材11は、図示のように、横に細長い円筒状
のもので、その長さ方向に沿ってスリット10aが形成
された軟質合成樹脂製のものである。
【0057】このような覆い部材11を用いる場合は、
前述した第2の実施の形態例と同様に、先ず、バネ棒に
よる棒部材8の両端部の突部8a,8aを、バンド本体
2の裏面側凹部24において、飾り部材4の挿入片4
2,42の***43,43にそれぞれ挿入する。その
後、バンド本体2の裏面側凹部24において、図10に
矢印を付して示したように、細長い円筒状の覆い部材1
1をそのスリット10aの部分で押して開くことによ
り、バネ棒による棒部材8の周囲に填め付ける。これに
より、裏面側凹部24に細長い円筒状の覆い部材11が
丁度納まる。
【0058】<第4の実施の形態例>図11は本発明を
適用した第4の実施の形態例を示すもので、図1及び図
2の矢印A−A線に沿って拡大して示した断面図であ
り、図12はその構造部の部品を分解して示した斜視図
である。これらの図11及び図12において、前述した
第1の実施の形態例と同様に、1は時計バンド、2は軟
質合成樹脂製のバンド本体、2bは時計ケース側への取
付部、21は表面側凹部、22は周縁挿入溝、4は金属
製で板状の飾り部材、41は周縁部であって、12は両
面接着テープ、13は保持部材、13aはフランジ部、
26は貫通部、27は裏面側凹部である。
【0059】この第4の実施の形態例では、図示のよう
に、バンド本体2(取付部2b)に、表面側凹部21及
びその周縁挿入溝22に加えて、その表面側凹部21に
おいてバンド表裏方向に貫通する方形の貫通部26と、
バンド裏面側において貫通部26を囲む方形の裏面側凹
部27とを形成している。なお、第1から第3の実施の
形態例のような挿入孔23、横に細長い裏面側凹部24
及び隔壁部25は設けていない。また、棒部材8及び覆
い部材9,10,11も使用しない。また、飾り部材4
は、周縁部41に挿入片42を有していない。
【0060】そして、バンド本体2の表面側凹部21の
底面に対応する大きさの両面接着テープ12と、バンド
本体2の貫通部26に対応する大きさでブロック状をな
す保持部材13とが用意される。この保持部材13は、
硬質合成樹脂製のもので、貫通部26に対応するブロッ
ク状部の下部周囲に、方形の裏面側凹部27に対応する
形状のフランジ部13aを有している。
【0061】以上のような部品は、先ず、飾り部材4の
板面部下面に両面接着テープ12を貼り付けておいてか
ら、図12に矢印を付して示したように、バンド本体2
に対し飾り部材4を表面側から、周縁挿入溝22に周縁
部41を挿入して、表面側凹部21に飾り部材4の板面
部を重ねる。この時、貫通部26の周囲において、両面
接着テープ12の周縁部が表面側凹部21の底面に貼り
付く。そして、ブロック状の保持部材13を、同じく図
12に矢印を付して示したように、バンド本体2の裏面
側から、その貫通部26にブロック状部を填め込むと同
時に、裏面側凹部27にフランジ部13aを填め込む。
この時、保持部材13のブロック状部の上面が両面接着
テープ12に貼り付く。
【0062】以上の通り、軟質合成樹脂製のバンド本体
2に対し金属製の飾り部材4を、両面接着テープ12を
介し硬質合成樹脂製の保持部材13と接着して組み付け
たことにより、金属製の飾り部材4との間に安定した接
着力を確保できる。また、互いに接着される飾り部材4
と保持部材13とが、金属と硬質合成樹脂による剛体同
士であり、バンド本体2の折り曲げやひねり等の力に対
しても変形が少なくて有利である。
【0063】<変形例>図13は図11の構造部の変形
例(1)を示した断面図であり、この変形例では、図示
のように、硬質合成樹脂製の保持部材13を裏面側部材
14と表面側部材15との上下二分割体により構成した
ものである。即ち、裏面側部材14は、貫通部26の略
下半部に対応する形状部の下部周囲に、方形の裏面側凹
部27に対応する形状のフランジ部14aを有してい
る。また、表面側部材15は、貫通部26の略上半部に
対応する形状部の周囲に、表面側凹部21における周縁
挿入溝22と貫通部26との間に形成した内方挿入溝2
8に対応する下方に突出した形状の周縁部15aを有し
ている。
【0064】以上の部品において、先ず、飾り部材4の
板面部下面に両面接着テープ12を介して保持部材13
の表面側部材15を貼り付けておく。そして、この表面
側部材15が下部に一体に備えられた飾り部材4をバン
ド本体2に対し表面側から、貫通部26に表面側部材1
5を填め込むと同時に、その周縁部15aを内方挿入溝
28に、さらに、その外側の周縁挿入溝22に飾り部材
4の周縁部41をそれぞれ挿入する。また、バンド本体
2の裏面側から、その貫通部26に保持部材13の裏面
側部材14を填め込むと同時に、そのフランジ部14a
を裏面側凹部27に填め込む。その後、保持部材13を
なす裏面側部材14及び表面側部材15の互いの密着面
を超音波溶着により接合して固定する。
【0065】こうすれば、硬質合成樹脂製の保持部材1
3を構成する分割体による裏面側部材14と表面側部材
15とで、貫通部26の周囲において、バンド本体2を
挟み込むことができ、バンド本体2の折り曲げやひねり
等の力が金属製の飾り部材4に伝わり難くなるため、飾
り部材4のより安定した固定力を保持できる。
【0066】図14は図11の構造部の変形例(1)を
示した断面図であり、この変形例では、図示のように、
貫通穴26において、ともに硬質合成樹脂製の飾り部材
104と保持部材114とを溶着により一体化したもの
である。即ち、飾り部材104は、表面側凹部21に対
応する形状部の下面に、貫通部26の略上半部に対応す
る形状部を一体に有するとともに、このような貫通部2
6の略上半部に対応する形状部の外周に離間して、表面
側凹部21における挿入溝29に対応する下方に突出し
た形状の挿入部141を有している。また、保持部材1
14は、貫通部26の略下半部に対応する形状部の下部
周囲に、裏面側凹部27に対応する形状のフランジ部1
14aを有している。
【0067】以上の部品において、バンド本体2に対し
表面側から、飾り部材104を貫通部26に填め込むと
同時に、その挿入部141を挿入溝29に挿入する。ま
た、バンド本体2の裏面側から、その貫通部26に保持
部材114を填め込むと同時に、そのフランジ部114
aを裏面側凹部27に填め込む。その後、飾り部材10
4と保持部材114の互いの密着面を超音波溶着により
接合して固定する。
【0068】こうすれば、ともに硬質合成樹脂製の飾り
部材104と保持部材114とで、貫通部26の周囲に
おいて、バンド本体2を挟み込むことができ、飾り部材
104と保持部材114とを一体化して、飾り部材10
4の安定した固定力を保持でき、バンド本体2の折り曲
げやひねり等の力に対し強くできる。
【0069】<第5の実施の形態例>図15は本発明を
適用した第5の実施の形態例を示すもので、時計バンド
の半体の時計ケースに対する取付部を拡大して示した平
面図であり、図16はその部分の中央縦断側面図であ
る。そして、図17はバンド本体と飾り部材とを分解し
て組付方を示した斜視図である。これらの図15から図
17において、31は時計バンド、32は軟質合成樹脂
製のバンド本体、32aは時計ケースに対する取付ボ
ス、32bは時計ケース側への取付部、32cは取付ボ
ス32aのねじ棒通し穴、321は首部、322は凹段
面、323は貫通部、324は裏面側凹部、325は表
面側連続部、326は補助貫通部、327は表面側凹
部、328は係合片、34は軟質合成樹脂製の飾り部
材、341はループ状部、342は表面部、343は挿
入部、344は裏面側薄肉部、345は表面側凹部、3
46は延長部(先端挿入部)、347は表面側フランジ
部、348は係合溝である。
【0070】この実施の形態例では、図示のように、時
計バンド31を構成する軟質合成樹脂製のバンド本体3
2は、図示しない時計ケース側への幅広の取付部32b
において、ねじ棒通し穴32cを有する端部の取付ボス
32aの近傍を幅が細くて肉厚が薄くなった首部321
と、この首部321から表面に連続する凹段面322
と、この凹段面322に連続してバンド表裏方向に貫通
する貫通部323とを形成している。バンド本体32に
は、さらに、貫通部323に連続する裏面側凹部324
と、この裏面側凹部324の存在による表面側連続部3
25と、裏面側凹部324に連続してバンド表裏方向に
貫通する補助貫通部326とを形成している。この補助
貫通部326は、表面側凹部327の内方に開口してお
り、この表面側凹部327において、表面側連続部32
5と対向する部分が係合片328となっている。
【0071】そして、軟質合成樹脂製の飾り部材34が
用意され、この軟質合成樹脂製の飾り部材34は、バン
ド本体32の首部321が挿入されるループ状部341
と、このループ状部341から連続する表面部342
と、この表面部342から裏面側に連続する挿入部34
3とを形成している。この挿入部343は、バンド本体
32の貫通部323に対応する形状のものである。さら
に、飾り部材34には、挿入部343に連続する裏面側
薄肉部344と、この裏面側薄肉部344の存在による
表面側凹部345と、裏面側薄肉部344から表面側に
連続する延長部である先端挿入部346とを形成してい
る。この先端挿入部346は、バンド本体32の表面側
凹部327に対応する表面側フランジ部347と、バン
ド本体32の係合片328に対応する係合溝348とを
有している。
【0072】以上の部品は、バンド本体32の首部32
1を飾り部材34のループ状部341に挿入してから、
図17に矢印を付して示したように、飾り部材34の先
端挿入部346を、バンド本体32に対し表面側から貫
通部323に挿入した後、裏面側から補助貫通部326
に挿入する。そして、この補助貫通部326において、
その係合片328に係合溝348を填め合わせる。以上
により、軟質合成樹脂製のバンド本体32に対する軟質
合成樹脂製の飾り部材34の組み付けが完了する。この
組付完了状態で、図示のように、貫通部323に挿入部
343が丁度納まるとともに、補助貫通部326上の表
面側凹部327に表面側フランジ部347が丁度納まっ
ている。
【0073】以上の通り、軟質合成樹脂製のバンド本体
32に対し軟質合成樹脂製の飾り部材34を圧入方式を
もって組み付けたことにより、バンド本体32と飾り部
材34を異なる材料調色として、簡易に二色成形風の軟
質合成樹脂製時計バンド31が得られる。また、飾り部
材34の挿入部343をバンド本体32に対し表面側か
ら貫通部323に挿入するだけでなく、先端挿入部34
6を裏面側から挿入する補助貫通部326において、そ
の係合片328に係合溝348を填め合わせたことによ
り、飾り部材34の隙間発生並びにめくれ上がりの防止
が図られる。
【0074】<第6の実施の形態例>図18は本発明を
適用した第6の実施の形態例を示すもので、時計バンド
の半体の時計ケースに対する取付部を拡大して示した平
面図であり、図19はその部分の中央縦断側面図であ
る。そして、図20はバンド本体と飾り部材とを分解し
て組付方を示した斜視図である。これらの図18から図
20において、61は時計バンド、62は軟質合成樹脂
製のバンド本体、62aは時計ケースに対する取付ボ
ス、62bは時計ケース側への取付部、62cは取付ボ
ス62aのねじ棒通し穴、621は首部、622は表面
側凹部、623は貫通部、624は裏面側係合凹部、6
4は軟質合成樹脂製の飾り部材、641はループ状部、
642は表面側突出部、643は挿入部、644は係合
片である。
【0075】この実施の形態例では、図示のように、時
計バンド61を構成する軟質合成樹脂製のバンド本体6
2は、図示しない時計ケース側への幅広の取付部62b
において、ねじ棒通し穴62cを有する端部の取付ボス
62aの近傍を幅が細くて肉厚が薄くなった首部621
と、この首部621から連続する中央の表面側凹部62
2と、この表面側凹部622に連続してバンド表裏方向
に貫通する貫通部623とを形成している。バンド本体
62には、さらに、貫通部62に連続して裏面側係合凹
部624を形成している。
【0076】そして、軟質合成樹脂製の飾り部材64
は、バンド本体62の首部621が挿入されるループ状
部641と、このループ状部641から連続する中央の
表面側突出部642と、この表面側突出部642から裏
面側に連続する挿入部643とを形成している。なお、
表面側突出部642は、バンド本体62の表面側凹部6
22と対応する形状のものである。また、挿入部643
は、バンド本体62の貫通部623に対応する形状のも
のである。さらに、飾り部材64は、その挿入部642
の先端に、バンド本体62の裏面側係合凹部624に対
応する係合片644を有している。
【0077】以上の部品は、バンド本体62の首部62
1を飾り部材64のループ状部641に挿入してから、
図20に矢印を付して示したように、飾り部材64の挿
入部643を、バンド本体62に対し表面側から貫通部
623に挿入すると同時に、その裏面側係合凹部624
に挿入部643先端の係合片644を填め合わせる。以
上により、軟質合成樹脂製のバンド本体62に対する軟
質合成樹脂製の飾り部材64の組み付けが完了する。こ
の組付完了状態で、図示のように、貫通部623に挿入
部643が丁度納まるとともに、貫通部623上の表面
側凹部622に表面側突出部642が丁度納まってい
る。
【0078】以上の通り、軟質合成樹脂製のバンド本体
62に対し軟質合成樹脂製の飾り部材64を圧入方式を
もって組み付けたことにより、前述した第5の実施の形
態例と同様に、バンド本体62と飾り部材64を異なる
材料調色として、簡易に二色成形風の軟質合成樹脂製時
計バンド61が得られる。また、飾り部材64の挿入部
643をバンド本体62に対し表面側から貫通部623
に挿入して、その裏面側係合凹部624に挿入部643
先端の係合片644を填め合わせたことにより、前述し
た第5の実施の形態例と同様に、飾り部材64の隙間発
生並びにめくれ上がりの防止が図られる。
【0079】ところで、以上の第5及び第6の実施の形
態例では、バンド本体32,62と飾り部材34,64
を異なる材料調色として、簡易に二色成形風の軟質合成
樹脂製時計バンド31,61を得るものとしたが、バン
ド本体と飾り部材の材料硬度を変えても良い。このよう
に、バンド本体と飾り部材の材料硬度を変えることによ
り、軟質合成樹脂製の時計バンドとして、腕への装着感
向上、補強強度アップが得られる。
【0080】なお、以上の実施の各形態例においては、
繊維を囲んで一体成形した軟質合成樹脂製のバンド本体
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、単
なる軟質合成樹脂製のバンド本体であっても良い。ま
た、各部品のデザイン等も任意であり、その他、具体的
な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿
論である。
【0081】
【発明の実施の形態】<第7の実施の形態例>以下に、
本発明に係る第7の実施の形態例を図21から図26に
基づいて説明する。図21は本発明を適用した一例とし
ての腕時計を示す正面図、図22は図21の矢印B−B
線に沿った断面図、図23は本体ケースに取付けられる
バンド本体を示す図であり、このうち(A)は平面図、
(B)は裏側の平面図、(C)は(A)の矢印c方向か
ら見た図、(D)は(A)の矢印D−D線に沿って拡大
した断面図、(E)は(A)の要部拡大図である。図2
4は飾り部材を示す図であり、このうち(A)は平面
図、(B)は(A)の矢印G−G線に沿った断面図、
(C)は(A)を斜め下側から見上げた斜視図、(D)
は裏側の平面図(一部省略)、(E)は(B)の矢印H
方向から見た図、(F)は(B)の矢印I方向から見た
図である。図25は本体ケースに取付けられる他のバン
ド本体を示す図であり、このうち(A)は平面図、
(B)は裏側の平面図、(C)は(A)の矢印E方向か
ら見た拡大図、(D)は(A)の矢印F−F線に沿って
拡大した断面図である。図26はバンド本体への飾り部
材の取付けを示す斜視図である。
【0082】先ず、図21および図22に基づいて、腕
時計200の概略構成について説明する。図21および
図22に示されるように、腕時計200の本体ケース2
01の上部には開口部205が形成されており、この開
口部205には時計ガラス206が固定されている。時
計ガラス206および開口部205を介して腕時計20
0の正面から視認可能な位置に、時刻等の情報を表示す
る表示部250が設けられている。本体ケース201の
上面には、本体ケース201を正面側からの衝撃から保
護するベゼル204が取付けられている。また、本体ケ
ース201の裏側には、Oリング242を介して裏蓋2
07が取付けられ、本体ケース201の内部に収納され
た内部機器類(図示省略)が保護されている。
【0083】これら内部機器類には、表示部250に表
示される情報を表示する液晶表示装置、液晶表示装置に
表示される情報の情報処理等を行う回路基板、液晶表示
装置のバックライトとして機能する発光パネル、これら
および他の内部機器類に電力を供給する電池等が含まれ
る。
【0084】本体ケース201の上面には、発光パネル
の発光等の各種操作を行うための押しボタン203,2
03が設けられている。これら、押しボタン203,2
03は、スイッチ部材202,202を介して本体ケー
ス201に対して取付けられている。図22に示される
ように、これら押しボタン203,203の裏面側には
それぞれスイッチ部材202,202の一端が埋設され
ており、これらスイッチ部材202,202の他端側
は、本体ケース201を貫通して本体ケース201の内
周側に臨んだ状態となっている。押しボタン203,2
03を押圧操作すると、スイッチ部材202,202の
周囲に配設されたコイルスプリング等(図示省略)の弾
性力に抗して押しボタン203,203が沈み込み、ス
イッチ部材202,202の他端側が本体ケース201
の内部に設けられた図示しないスイッチ機構に作用し
て、所定の電気的信号が発生するようになっている。逆
に、押しボタン203,203への押圧力を解除する
と、コイルスプリングの弾性力により押しボタン20
3,203が元の位置に復帰する。さらに、本体ケース
201の側部は、押圧操作により時刻の設定等の各種操
作を行うための押しボタン251,251,…が、押し
ボタン203,203と同様の機構により設けられてい
る。
【0085】本体ケース201の一端にはバンド取付部
208が形成されており、このバンド取付部208に
は、本発明に係るバンド260が取付けられている。ま
た、本体ケース201の他端にはバンド取付部209が
形成されており、このバンド取付部209には、本発明
に係るバンド270が取付けられている。ここで、バン
ド260は、バンド本体210に本発明に係る飾り部材
230を取り付けたものであり、バンド270はバンド
本体220に飾り部材230を取り付けたものである。
腕時計200は、以上のように概略構成されている。
【0086】本実施の形態例は、バンド260,270
(バンド本体210,220、又は、バンド本体21
0,220および飾り部材230,230)により、本
体ケース201の一部を覆うことにより、本体ケース2
01とバンド260,270との一体感を高め、腕時計
200のデザインを一体性のあるものにすることを主な
目的とするものである。
【0087】以下に、本発明に係る主要な構成要素の詳
細な構造について説明する。先ず、本体ケース201の
バンド取付部208の上部には、突出部201aが形成
されている。この突出部201aは、バンド260を本
体ケース210に取り付けた状態では、バンド本体21
0の後述する取付ボス211と、飾り部材230の後述
する覆い部310とにより挟持されるとともに、腕時計
200の正面側からの外観では、覆い部310により覆
われた状態となる部分である。一方、本体ケース201
のバンド取付部209の上部には、突出部201aと同
様の突出部201bが形成されている。
【0088】次ぎに、バンド本体210は、例えば、軟
質合成樹脂等の可撓性の材質からなっており、図23に
示されるように、バンド本体210の一端側にはバンド
本体210を本体ケース201に取付けるための取付ボ
ス211が形成されている。取付ボス211には、取付
ボス211を側方から貫通する取付孔212が形成され
ている。この取付孔212に、バネ棒213(図22参
照)を挿通して、本体ケース201にバンド本体210
を取付けることができるようになっている。また、取付
ボス211の下側には、本体ケース201側に突出する
覆い部281が形成されている。バンド本体210を本
体ケース201に取り付けた状態では、この覆い部28
1が本体ケース201の裏側に取付けられた裏蓋207
の一部を介して、本体ケース201の一部を下側から覆
うようになっている。
【0089】さらに、バンド本体210には、取付ボス
211に隣接して、バンド本体210に飾り部材230
を取付けるための取付部214が形成されている。この
取付部214は、後に詳述する飾り部材230の肉厚の
分だけバンド本体210の他の部分よりも薄く、かつ、
細く設定されている。これは、取付部214に飾り部材
230を外挿したときに、飾り部材230がバンド本体
210,220に対してほぼ面一となるようにするため
である。この取付部214の表側には、飾り部材230
をバンド本体210に対して位置決めするための凸部2
90が形成されている。一方、この凸部290に対応す
る取付部214の裏側には、凹部295が形成されてお
り、凸部290が形成された部分の取付部214の厚み
が他の部分と比べて厚くならないように設定されてい
る。
【0090】また、バンド本体210の取付部214の
表面側の、バンド本体210の長手方向における両端に
は、それぞれ段付部215,216,216が形成され
ている。取付部214の裏面側の、前記長手方向におけ
る両端には、それぞれ段付部217,218が形成され
ている。また、取付部214の側部には、段付部215
および段付部217を連続的にする段付部219,21
9が形成されている。これら段付部215,216,2
16,217,218,219は、バンド本体210に
取付けられた飾り部材230をバンド本体210に対し
て位置決めして、飾り部材230のバンド本体210の
長手方向におけるズレやガタツキを防止するためのもの
である。
【0091】バンド本体210の長手方向に沿っては、
バンド本体210を表裏に貫通する止め穴400,40
0,…がそれぞれ位置を違えて形成されている。これら
止め穴400,400,…は、後に詳述するバンド本体
220に取付けられた後述するバックル5の止め具5a
を挿入するためのものである。
【0092】図25に示されるように、バンド本体22
0は、バンド本体210と同様に軟質合成樹脂等の可撓
性の材質からなっており、バンド本体220には、バン
ド本体210と同様に取付ボス211および取付部21
4が形成されている。これら取付ボス211および取付
部214の構成要素はバンド本体210のものと同一で
あるので、同一の符号を付し、その説明を省略する。バ
ンド本体220は、その他の部分でバンド本体210と
異なっており、バンド本体210の一端側には、例えば
図1に示されるような止め具5aを有するバックル5を
取付けるための取付部221が形成されている。この取
付部221には取付孔222が形成され、この取付孔2
22に対して、バックル5が取付けられている(取り付
けた状態の図示は省略)。また、バンド本体220に
は、図1に示されるようなループ6が外挿されている。
【0093】次ぎに、飾り部材230は、軟質合成樹脂
等の可撓性の材質からなっている。また、飾り部材23
0は、弾性変形させつつ本体ケース210,220に対
して外挿して取付けるものであるため、本体ケース21
0,220よりも容易に柔軟に撓ませることができるも
のであることが望ましい。さらに、飾り部材230は、
バンド本体210,220と、色違いであることが望ま
しい。
【0094】図24に示されるように、飾り部材230
には本発明に係る覆い部310が形成されている。この
覆い部310は、飾り部材230をバンド本体210,
220に取り付けた状態で、バンド本体210,220
を本体ケース201に対して取り付けたときに、本体ケ
ース201に形成された突出部201a,201bを覆
うものである。
【0095】また、飾り部材230には、飾り部材23
0をバンド本体210,220の取付部214に外挿し
て取付けるための取付孔231が形成されている。飾り
部材230の表面側には、バンド本体210,220の
取付部214の凸部290が嵌入されることで、飾り部
材230をバンド本体210,220に対して位置決め
するための取付孔部(孔部)300が形成されている。
ここで、凸部290を取付孔部300に嵌入した状態で
は、飾り部材230の表面側の取付孔部300の周囲の
部分と、凸部290の上面が、ほぼ面一となるように設
定されている。
【0096】飾り部材230をバンド本体210,22
0の取付部214に取り付けたときに、バンド本体21
0,220の長手方向における端面となる部分のうち、
端面235はバンド本体210,220の取付部214
の段付部215に当接するようになっている。同様に、
端面236,236は段付部216,216と当接し、
端面237は段付部217と当接し、端面238は段付
部218と当接し、端面239は段付部219と当接す
るようになっている。ただし、ここで、各端面235,
236,236,237,238,239と、段付部2
15,216,216,217,218,219とが当
接すると表現したが、実際は、わずかな間隙(遊び)が
生じていてもよい。
【0097】また、飾り部材230をバンド本体21
0,220の取付部214に取り付けたときには、飾り
部材230がバンド本体210,220に対してほぼ面
一となるように、飾り部材230の肉厚が設定されてい
る。よって、取付部214に飾り部材230を外挿した
ときに、飾り部材230がバンド本体210,220に
対してほぼ面一となるようになっている。このように、
飾り部材230は、バンド本体210,220の取付部
214に対して、フィットした状態で取付けることがで
きるようになっている。
【0098】このような飾り部材230の、上記のよう
なバンド本体210への取付けは、以下のようにして行
う。図26に示されるように、バンド本体210の一端
側から同図の矢印の方向に飾り部材230の取付孔23
1を外挿し、飾り部材230を弾性変形させながらバン
ド本体210の凸部290を飾り部材230の取付孔部
300に嵌入させる。これにより、凸部290と取付孔
部300との嵌合によって飾り部材230がバンド本体
210に対して位置決めされる。
【0099】また、この状態では、飾り部材230の端
面235はバンド本体210,220の取付部214の
段付部215に当接し、端面236,236は段付部2
16,216に当接し、端面237は段付部217に当
接し、端面238は段付部218に当接し、端面239
は段付部219と当接する。従って、これら端面23
5,236,236,237,238,239と、段付
部215,216,216,217,218,219と
の当接によっても、飾り部材230がバンド本体210
に対して位置決めされる。
【0100】さらに、バンド本体210の取付部214
が、飾り部材230の肉厚の分だけ薄く、かつ、細く設
定されており、しかも、飾り部材230の表面側の取付
孔部300の周囲の部分と、バンド本体210の凸部2
90の上面とが、ほぼ面一となるように設定されている
ので、飾り部材230がバンド本体210に対してほぼ
面一となる。
【0101】バンド本体220に対する飾り部材230
の取付も同様であり、同様に飾り部材230がバンド本
体220に対して位置決めされ、同様に飾り部材230
がバンド本体220に対してほぼ面一となる。
【0102】次ぎに、バンド本体210,220(バン
ド260,270)の本体ケース201に対する取付け
について説明する。先ず、上記のように飾り部材230
が取付けられたバンド本体210の取付ボス211の取
付孔212にバネ棒213を挿通し、このバネ棒213
を支点としてバンド本体210が回動自在な状態で、バ
ンド本体210(バンド260)を本体ケース201の
バンド取付部208に取付ける。この状態において、本
体ケース201の突出部201aは飾り部材230の覆
い部310により覆われるとともに、本体ケース201
の裏側に取付けられた裏蓋207の端部を介して、本体
ケース201の一部がバンド本体の取付ボス211の下
側に形成された覆い部281により覆われる。
【0103】バンド本体220(バンド270)の本体
ケース201のバンド取付部209に対する取付けも同
様であり、バンド本体220をバンド取付部209に取
り付けた状態において本体ケース201の突出部201
bが飾り部材230の覆い部310により覆われるとと
もに、本体ケース201の裏側に取付けられた裏蓋20
7の端部が、バンド本体の取付ボス211の下側に形成
された覆い部281により覆われる。
【0104】従って、バンド本体210,220(バン
ド260,270)の本体ケース201に対する取り付
け部分に生じる間隙を飾り部材230の覆い部310、
および、バンド本体210,220の取付ボス211の
下側に形成された覆い部281,281によって覆い隠
すことができる。
【0105】また、バンド本体210,220(バンド
260,270)を本体ケース201に対して取り付け
た状態においては、図2に示されるように、飾り部材2
30,230の覆い部310,310、および、バンド
本体210,220の覆い部281,281が、これら
覆い部310,310,281,281の周囲の部分と
ほぼ面一となる。
【0106】以上のような構成の第7の実施の形態例に
よれば、バンド本体210,220(バンド260,2
70)の本体ケースに対する取り付け部分に生じる間隙
を飾り部材230の覆い部310、および、バンド本体
210,220の取付ボス211の下側に形成された覆
い部281,281によって覆い隠すことができる。よ
って、本体ケース201とバンド260,270との繋
ぎ目を意識させず、本体ケース201とバンド260,
270との一体性が高いデザインの腕時計200(リス
ト装置)とすることができ、腕時計200の一体感を得
ることができる。さらに、バンド本体210,220に
は飾り部材230,230が取り付けられているため、
飾り部材230,230によりバンド本体210,22
0を装飾することができる。
【0107】また、バンド本体210,220の取付部
214が、飾り部材230,230の肉厚の分だけ薄
く、かつ、細く設定されており、しかも、飾り部材23
0,230の表面側の取付孔部300,300の周囲の
部分と、バンド本体210,220の凸部290,29
0の上面が、ほぼ面一となるように設定されていること
により、飾り部材230,230がバンド本体210.
220に対してほぼ面一となっている。よって、飾り部
材230,230のバンド本体に対する一体感を増すこ
とができ、腕時計200を、より一体性の高いデザイン
とすることができるとともに、飾り部材230,230
をバンド本体210,220に対してフィットさせるこ
とができ、飾り部材230,230のバンド本体21
0,220に対するめくれを防止することができる。
【0108】さらに、飾り部材230,230に形成さ
れた取付孔部(孔部)300に、バンド本体210,2
20の取付部214,214に形成された凸部290,
290を嵌入させることで、飾り部材230,230が
バンド本体210,220に対して位置決めされている
ので、飾り部材230,230のバンド本体210,2
20に対するズレやガタツキを好適に防止することがで
きる。
【0109】加えて、バンド本体210,220の取付
部214,214の凸部290に対応する部分の裏側に
は、凹部295,295が形成されており、凸部29
0,290が形成された部分の取付部214,214の
厚みが他の部分と比べて極端に厚くならないように設定
されているので、バンド本体210,220に飾り部材
230,230を取り付けた状態での、バンド本体21
0,220の凸部290,290に対応する部分の撓み
易さを、該部分の周辺の撓み易さと略同一にできる。従
って、違和感なくバンド260,270により腕時計2
00を手首に装着することができ、バンド260,27
0による腕時計200の装着感を快適なものにすること
ができる。
【0110】また、バンド本体210,220と飾り部
材230,230との色を異なるものとすることによっ
て、バンド本体210,220と飾り部材230,23
0とが2色成型されたようなデザインとすることができ
る。
【0111】さらに、飾り部230,230の覆い部3
10,310、およびバンド本体210,220の取付
ボス211,211の覆い部281,281が、これら
各覆い部310,310,281,281の周囲の部分
と、ほぼ面一となっているので、覆い部310,31
0,281,281と、覆い部310,310,28
1,281の周囲の部分との境界を意識させないデザイ
ンとすることができる。従って、バンド本体210,2
20(バンド260,270)と本体ケース201との
一体性を、より高めることができ、腕時計200の、よ
り高い一体感を得ることができる。
【0112】なお、上記の第7の実施の形態例では、リ
スト装置として、腕時計を例示して説明したが、リスト
装置としては、その他でも、コンパス、水深計などのバ
ンドを備え、手首に装着して用いる装置であればよい。
また、バンド本体210,220に飾り部材230,2
30を取付ける例を示したが、飾り部材は必ずしも必要
ではなく、飾り部材を用いない場合には、バンド本体に
覆い部を形成し、この覆い部により本体ケースの一部を
覆う構成とすればよい。さらに、本体ケース201に突
出部201a,201bを形成し、これら突出部201
a,201bをバンド本体210,220の取付ボス2
11,211と飾り部材230,230の覆い部31
0,310との間に介在させることとしたが、これら突
出部201a,201bは必ずしも必要なものではな
い。また、バンド本体210,220の凸部290を飾
り部材230の取付孔部300に嵌入させるタイプとし
たが、飾り部材230に凹部を形成して、この凹部に嵌
入させても良い。加えて、飾り部材230,230を、
バンド本体210,220の胴回りに対して外挿するこ
とにより、飾り部材230,230をバンド本体21
0,220に取付ける例を示したが、飾り部材として
は、バンド本体に対して接着、あるいは溶着等により取
付けるものとしても良い。この場合、飾り部材およびバ
ンド本体の具体的な形状は適宜変更するものとする。ま
た、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0113】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るバンドによれば、バンド本体に飾り部材の一対の挿入
片を貫通して、その一対の挿入片間にバンド裏面側の凹
部で棒部材を掛け渡したため、比較的簡易な構造をもっ
て、バンド本体に飾り部材を確実に組み付けることがで
きる。こうして、バンド本体と飾り部材とを、メタルイ
ンサート成形によらずに確実な組付状態に保持すること
ができ、従って、バンドとして見栄えを良くすることが
できる。
【0114】請求項2記載の発明に係るバンドによれ
ば、請求項1記載の発明により得られる効果に加えて、
バンド裏面側の凹部内の棒部材の少なくとも一部を覆い
部材により隠すことができるといった利点が得られる。
【0115】また、請求項3記載の発明に係るバンドに
よれば、バンド本体の貫通部に対し表裏から各々挿入し
た飾り部材と保持部材とを、バンド本体に固定したた
め、比較的簡易な構造をもって、バンド本体に飾り部材
を確実に組み付けることができる。しかも、貫通部の周
囲においてバンド本体に飾り部材と保持部材とを固定し
たことによって、飾り部材のガタツキを防止することが
できる。こうして、バンド本体と飾り部材とを、メタル
インサート成形によらずに確実な組付状態に保持するこ
とができる上、飾り部材のガタツキを防止することがで
き、従って、バンドとして見栄えを良くすることができ
る。
【0116】請求項4記載の発明に係るバンドによれ
ば、請求項3記載の発明により得られる効果に加えて、
飾り部材と保持部材とを接合して一体化するため、飾り
部材と保持部材との間に安定した接合力を確保すること
ができ、また、飾り部材と保持部材が剛体同士であれ
ば、例えば、軟質合成樹脂製のバンド本体の折り曲げや
ひねり等の力によっても飾り部材及び保持部材の変形が
少ないといった利点が得られる。
【0117】請求項5記載の発明に係るバンドによれ
ば、請求項4記載の発明により得られる効果に加えて、
保持部材の裏面側部材と表面側部材とによりバンド本体
を挟み込んだため、バンド本体の折り曲げやひねり等の
力を飾り部材に伝わり難くして、飾り部材のより安定し
た固定力を保持することができるといった利点が得られ
る。
【0118】請求項6記載の発明に係るバンドによれ
ば、請求項3記載の発明のように、比較的簡易な構造を
もって、軟質合成樹脂製のバンド本体に金属製または合
成樹脂製の飾り部材を確実に組み付けすることができ、
飾り部材のガタツキを防止することができる。
【0119】また、請求項7記載の発明に係るバンドに
よれば、バンド本体の貫通穴に対し飾り部材を挿入して
一端部と他端部で係合したため、比較的簡易な構造をも
って、バンド本体に飾り部材を確実に組み付けることが
できる。こうして、バンド本体に飾り部材を備えなが
ら、例えば、隙間やめくれ上がりのない二色成形風のよ
うな一体感を得ることができ、従って、バンドとして見
栄えを良くすることができる。
【0120】請求項8記載の発明に係るバンドによれ
ば、請求項7記載の発明により得られる効果に加えて、
バンド本体の貫通部とは別な位置の補助貫通部において
飾り部材の他端側の係合部を係合したため、飾り部材の
隙間発生やめくれ上がりを確実に防止することができる
といった利点が得られる。
【0121】請求項9記載の発明に係るバンドによれ
ば、請求項7記載の発明により得られる効果に加えて、
バンド本体の貫通部のバンド裏面側の係合凹部又は係合
凸部において、貫通部にバンド表面側から挿入した飾り
部材の係合部を係合したため、飾り部材の隙間発生やめ
くれ上がりを確実に防止することができるといった利点
が得られる。
【0122】請求項10記載の発明に係るリスト装置に
よれば、本体ケースの一部が、バンドに形成された覆い
部によって覆われているので、本体ケースとバンドとの
繋ぎ目を意識させず、本体ケースとバンドとの一体性が
高いデザインのリスト装置とすることができ、リスト装
置の一体感を得ることができる。
【0123】請求項11記載の発明に係るリスト装置に
よれば、バンド本体には飾り部材が取り付けられている
ため、飾り部材によりバンド本体を装飾することができ
るとともに、この飾り部材に形成された覆い部が本体ケ
ースの一部を覆っているので、本体ケースとバンド本体
との繋ぎ目を意識させず、本体ケースとバンド本体との
一体性が高いデザインのリスト装置とすることができ
る。よって、リスト装置の一体感を得ることができる。
【0124】請求項12記載の発明に係るリスト装置に
よれば、前記飾り部材は、前記バンド本体に対してほぼ
面一となっているので、飾り部材のバンド本体に対する
一体感を増すことができる。
【0125】請求項13記載の発明に係るリスト装置に
よれば、バンド本体に形成された凸部を飾り部材に形成
された凹部又は孔部に嵌入することで、飾り部材がバン
ド本体に対して位置決めされているので、飾り部材のバ
ンド本体に対するズレやガタツキを好適に防止すること
ができる。
【0126】請求項14記載の発明に係るリスト装置に
よれば、バンド本体に飾り部材を取り付けた状態での、
バンド本体の凸部に対応する部分の撓み易さを、該部分
の周辺の撓み易さと略同一に設定したので、バンドによ
るリスト装置の装着感を快適なものにすることができ
る。
【0127】請求項15記載の発明に係るリスト装置に
よれば、バンド本体と飾り部材との色が異なるので、バ
ンド本体と飾り部材とが2色成型されたようなデザイン
とすることができる。
【0128】請求項16記載の発明に係るリスト装置に
よれば、覆い部が、覆い部の周囲の部分とほぼ面一とな
っているので、覆い部と、覆い部の周囲の部分との境界
を意識させないデザインとすることができる。従って、
バンド又はバンド本体と本体ケースとの一体性を、より
高めることができ、リスト装置の、より高い一体感を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての時計バンドの半
体を示す平面図である。
【図2】図1の時計バンドの半体と組み合わされる他の
半体を示した平面図である。
【図3】本発明を適用した第1の実施の形態例を示すも
ので、図1及び図2の矢印A−A線に沿って拡大して示
した断面図である。
【図4】図3の構造部の部品を分解して示した斜視図で
ある。
【図5】棒部材(バネ棒)の内部構造を示した中央断面
図である。
【図6】棒部材及び覆い部材の変形例を示した斜視図で
ある。
【図7】本発明を適用した第2の実施の形態例を示すも
ので、図1及び図2の矢印A−A線に沿って拡大して示
した断面図である。
【図8】図7の構造部の部品を分解して示した斜視図で
ある。
【図9】本発明を適用した第3の実施の形態例を示すも
ので、図1及び図2の矢印A−A線に沿って拡大して示
した断面図である。
【図10】図9の構造部の部品を分解して示した斜視図
である。
【図11】本発明を適用した第4の実施の形態例を示す
もので、図1及び図2の矢印A−A線に沿って拡大して
示した断面図である。
【図12】図11の構造部の部品を分解して示した斜視
図である。
【図13】図11の構造部の変形例(1)を示した断面
図である。
【図14】図11の構造部の変形例(1)を示した断面
図である。
【図15】本発明を適用した第5の実施の形態例を示す
もので、時計バンドの半体の時計ケースに対する取付部
を拡大して示した平面図である。
【図16】図15の部分の中央縦断側面図である。
【図17】バンド本体と飾り部材とを分解して組付方を
示した斜視図である。
【図18】本発明を適用した第6の実施の形態例を示す
もので、時計バンドの半体の時計ケースに対する取付部
を拡大して示した平面図である。
【図19】図18の部分の中央縦断側面図である。
【図20】バンド本体と飾り部材とを分解して組付方を
示した斜視図である。
【図21】本発明を適用した一例としての腕時計を示す
正面図である。
【図22】図21の矢印B−B線に沿った断面図であ
る。
【図23】本体ケースに取付けられるバンド本体を示す
図であり、このうち(A)は平面図、(B)は裏側の平
面図、(C)は(A)の矢印c方向から見た図、(D)
は(A)の矢印D−D線に沿って拡大した断面図、
(E)は(A)の要部拡大図である。
【図24】飾り部材を示す図であり、このうち(A)は
平面図、(B)は(A)の矢印G−G線に沿った断面
図、(C)は(A)を斜め下側から見上げた斜視図、
(D)は裏側の平面図(一部省略)、(E)は(B)の
矢印H方向から見た図、(F)は(B)の矢印I方向か
ら見た図である。
【図25】本体ケースに取付けられる他のバンド本体を
示す図であり、このうち(A)は平面図、(B)は裏側
の平面図、(C)は(A)の矢印E方向から見た拡大
図、(D)は(A)の矢印F−F線に沿って拡大した断
面図である。
【図26】バンド本体への飾り部材の取付けを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 バンド 2 軟質合成樹脂製のバンド本体 2a 時計ケース側への取付部 21 表面側凹部 22 周縁挿入溝 23 一対の挿入部(一対の挿入孔) 24 細長い裏面側凹部 25 隔壁部 26 貫通部 27 方形の裏面側凹部 28 内方挿入溝 29 挿入溝 4 金属製の飾り部材 41 周縁部 42 一対の挿入片 43 *** 8 棒部材 8a 突部 9 覆い部材 9a 貫通部 10 覆い部材 10a 端部屈曲片 10b 係合部(切欠リング状部) 11 覆い部材 11a スリット 12 両面接着テープ 13 保持部材 13a フランジ部 14 裏面側部材 14a フランジ部 15 表面側部材 15a 周縁部 104 硬質合成樹脂製の飾り部材 141 挿入部 114 硬質合成樹脂製の保持部材 114a フランジ部 31 バンド 32 軟質合成樹脂製のバンド本体 32b 時計ケース側への取付部 321 首部 322 凹段面 323 貫通部 324 裏面側凹部 325 表面側連続部 326 補助貫通部 327 表面側凹部 328 係合片 34 軟質合成樹脂製の飾り部材 341 ループ状部 342 表面部 343 挿入部 344 裏面側薄肉部 345 表面側凹部 346 延長部(先端挿入部) 347 表面側フランジ部 348 係合溝 61 バンド 62 軟質合成樹脂製のバンド本体 62b 時計ケース側への取付部 621 首部 622 表面側凹部 623 貫通部 624 裏面側係合凹部 64 軟質合成樹脂製の飾り部材 641 ループ状部 642 表面側突出部 643 挿入部 644 係合片 200 リスト装置(腕時計) 201 本体ケース 207 裏蓋 210 バンド本体 220 バンド本体 230 飾り部材 231 取付孔 260 バンド 270 バンド 281 覆い部 290 凸部 295 凹部 300 孔部(取付孔部) 310 覆い部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 昌秋 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 井口 元 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の挿入部が離間して形成されるととも
    に、この一対の挿入部間に渡ってバンド裏面側に開口す
    る凹部を有するバンド本体と、 このバンド本体に対し前記一対の挿入部にバンド表面側
    から挿入された一対の挿入片を有する飾り部材と、 前記バンド本体の前記バンド裏面側から前記凹部におい
    て前記飾り部材の前記一対の挿入片間に掛け渡された棒
    部材と、 を備えたこと、を特徴とするバンド。
  2. 【請求項2】前記凹部内に収納され、前記棒部材の周囲
    のうち、少なくとも一部を覆う覆い部材を備えたこと、
    を特徴とする請求項1記載のバンド。
  3. 【請求項3】バンド表裏方向に貫通する貫通部を有する
    バンド本体と、 このバンド本体の前記貫通部内に対しバンド表面側から
    挿入された飾り部材と、 この飾り部材を保持するために、前記バンド本体の前記
    貫通部に対し前記バンド裏面側から挿入された保持部材
    と、 前記飾り部材と前記保持部材とを、前記バンド本体に固
    定する固定部と、 を備えていること、を特徴とするバンド。
  4. 【請求項4】前記飾り部材と前記保持部材とを接合して
    一体化したこと、を特徴とする請求項3記載のバンド。
  5. 【請求項5】前記保持部材は、前記バンド本体の前記貫
    通部に対し、バンド裏面側から填め込まれる裏面側部材
    と、前記バンド表面側から填め込まれる表面側部材とを
    備え、 これら裏面側部材と表面側部材とによって前記バンド本
    体の一部を挟み込んだ状態で、これら裏面側部材と表面
    側部材とを一体化したこと、を特徴とする請求項4記載
    のバンド。
  6. 【請求項6】前記バンド本体は軟質合成樹脂から形成さ
    れており、前記飾り部材は金属または合成樹脂から形成
    されていること、を特徴とする請求項3記載のバンド。
  7. 【請求項7】バンド表裏方向に貫通する貫通部を有する
    バンド本体と、 このバンド本体の前記貫通部内に挿入され、一端部が前
    記バンド本体の一端側で係合し、他端部が前記バンド本
    体の他端側で係合された飾り部材と、 を備えたこと、 を特徴とするバンド。
  8. 【請求項8】前記バンド本体は前記貫通部とは別な位置
    に補助貫通部を有し、 前記飾り部材は他端側に係合部を有し、 この係合部は前記補助貫通部と係合していること、を特
    徴とする請求項7記載のバンド。
  9. 【請求項9】前記飾り部材は他端側に係合部を有し、 前記貫通部のバンド裏面側には係合凹部又は係合凸部が
    形成され、 前記係合部は前記係合凹部又は係合凸部に係合されたこ
    と、を特徴とする請求項7記載のバンド。
  10. 【請求項10】本体ケースと、 この本体ケースに取付けられるとともに覆い部が形成さ
    れたバンドと、 を備え、 前記本体ケースの一部が前記覆い部によって覆われてい
    ること、を特徴とするリスト装置。
  11. 【請求項11】本体ケースと、 この本体ケースに取付けられたバンド本体と、このバン
    ド本体に取付けられるとともに覆い部が形成された飾り
    部材と、を有するバンドと、 を備え、 前記本体ケースの一部が前記覆い部によって覆われてい
    ること、を特徴とするリスト装置。
  12. 【請求項12】前記飾り部材は、前記バンド本体に対し
    てほぼ面一となっていること、を特徴とする請求項11
    記載のリスト装置。
  13. 【請求項13】前記バンド本体に形成された凸部を、前
    記飾り部材に形成された凹部又は孔部に嵌入すること
    で、前記飾り部材が前記バンド本体に対して位置決めさ
    れていること、を特徴とする請求項11又は12記載の
    リスト装置。
  14. 【請求項14】前記バンド本体に前記飾り部材を取り付
    けた状態での、前記バンド本体の前記凸部に対応する部
    分の撓み易さを、該部分の周辺の撓み易さと略同一に設
    定したこと、を特徴とする請求項13記載のリスト装
    置。
  15. 【請求項15】前記バンド本体と前記飾り部材との色が
    異なること、を特徴とする請求項11、12、13又は
    14記載のリスト装置。
  16. 【請求項16】前記覆い部が、該覆い部の周囲の部分
    と、ほぼ面一となっていること、を特徴とする請求項1
    0から請求項15のいずれかに記載のリスト装置。
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